JPH094491A - 内燃機関の吸気流制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気流制御装置

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JPH094491A
JPH094491A JP7155933A JP15593395A JPH094491A JP H094491 A JPH094491 A JP H094491A JP 7155933 A JP7155933 A JP 7155933A JP 15593395 A JP15593395 A JP 15593395A JP H094491 A JPH094491 A JP H094491A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関始動時に未燃HCの排出を抑制しつつ機
関回転数を滑らかに上昇させる。 【構成】 吸気枝管5内に負圧ダイアフラム式駆動装置
21により駆動される吸気流制御弁9を配置する。機関
クランキング時は吸気流制御弁9を閉弁状態に保持し、
機関回転数が予め定められた回転数、例えば400r.p.
m を越えたときに吸気流制御弁9の開弁信号を負圧ダイ
アフラム式駆動装置21に与える。開弁信号を与えた
後、吸気流制御弁9の開弁遅れ期間中、アイドリング速
度制御弁13の開口面積を増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気流制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】機関が始動されてから機関が停止される
までの機関運転中において機関から排出される未燃HC
のうちの大部分は機関始動時に排出され、従って機関運
転中の未燃HCの排出量を低減するには機関始動時にお
ける未燃HCの排出量を低減させることが必要となる。
ところが、通常内燃機関ではスロットル弁の下流にサー
ジタンクのような大容積部が設けられており、その結果
機関クランキング時にはスロットル弁下流はほぼ大気圧
に維持される。云い換えると機関クランキング時には高
負荷運転時と同じように多量の空気が機関シリンダ内に
供給される状態となっている。従って機関クランキング
時にはこの多量の空気に見合った多量の燃料が供給され
るために多量の未燃HCが発生することになる。この場
合、機関クランキング時に機関シリンダ内に供給される
吸入空気量を減少させることができればそれに伴なって
燃料の供給量も低減することができ、斯くして未燃HC
の排出量を低減できることになる。
【0003】一方、機関クランキング時に機関シリンダ
内に供給される吸入空気量を減少させるようにした内燃
機関が公知である(実開昭1−119874号公報参
照)。この内燃機関ではスロットル弁下流の吸気通路内
に吸気流制御弁を配置すると共に吸気流制御弁を負圧ダ
イアフラム式駆動装置により駆動し、機関クランキング
時には負圧ダイアフラム式駆動装置により吸気流制御弁
を閉弁状態に保持すると共に機関回転数が上昇を開始し
て予め定められた回転数を越えたときに負圧ダイアフラ
ム式駆動装置に吸気流制御弁の開弁信号を与えて吸気流
制御弁を開弁させるようにしている。この内燃機関では
機関クランキング時に吸気流制御弁を閉弁状態に保持す
ることによって機関シリンダ内に供給される吸入空気量
が減少せしめられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような負
圧ダイアフラム式駆動装置には作動遅れがあり、吸気流
制御弁の開弁信号が与えられてから吸気流制御弁が実際
に開弁するまでには一定の遅れ期間が存在する。その結
果、吸気流制御弁が閉弁状態に保持されている遅れ期間
中は機関シリンダ内に供給される吸入空気量が抑制され
るために機関回転数がさほど上昇せず、吸気流制御弁が
開弁したときに初めて機関回転数が目標回転数まで上昇
する。即ち、機関始動時に機関回転数が段階的に上昇す
るために良好な始動フィーリングが得られないという問
題がある。
【0005】また、機関始動時における目標回転数は良
好な燃焼が得られる下限回転数近くに設定されているの
で吸気流制御弁の開弁遅れによって機関回転数が目標回
転数まで達しない間は燃焼が不安定となり、その結果未
燃HCの排出量が増大するばかりでなく、いずれかの気
筒で失火が生じれば極めて多量の未燃HCが排出される
という問題を生ずる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、スロットル弁下流の吸気通路内に
吸気流制御弁を配置すると共に吸気流制御弁を駆動装置
により駆動し、機関クランキング時には駆動装置により
吸気流制御弁が閉弁状態に保持されると共に機関回転数
が上昇を開始して予め定められた回転数を越えたときに
駆動装置に吸気流制御弁の開弁信号が与えられ、このと
き吸気流制御弁は駆動装置の作動遅れに基く遅れ期間を
経過した後に閉弁状態から開弁せしめられる内燃機関の
吸気流制御装置において、吸気流制御弁の開弁信号が駆
動装置に与えられたときに吸気流制御弁下流の吸気通路
又は吸気流制御弁上流の吸気通路内に供給される空気の
流通路の面積を増大させる流通路面積増大手段を具備し
ている。
【0007】
【作用】吸気流制御弁の開弁信号が駆動装置に与えられ
ると吸気流制御弁下流の吸気通路又は吸気流制御弁上流
の吸気通路内に供給される空気の流通路の面積が増大せ
しめられ、斯くして機関回転数が目標回転数まで滑らか
に上昇する。
【0008】
【実施例】図1を参照すると、1は機関本体、2はピス
トン、3は吸気弁、4は吸気ポートを夫々示す。各気筒
の吸気ポート4は夫々対応する吸気枝管5を介してサー
ジタンク6に連結され、各吸気枝管5には対応する吸気
ポート4内に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁7が取付
けられる。この燃料噴射弁7のノズル口の側方にはアシ
ストエア供給口8が配置されており、このアシストエア
供給口8から噴射燃料に向けて噴出するアシストエアに
よって燃料の微粒化が促進される。燃料噴射弁7のノズ
ル口およびアシストエア供給口8よりも上流の吸気枝管
5内には吸気流制御弁9が配置される。一方、サージタ
ンク6は吸気ダクト10を介してエアクリーナ(図示せ
ず)に連結され、この吸気ダクト10内にはスロットル
弁11が配置される。
【0009】スロットル弁11上流の吸気ダクト10か
らはバイパス通路12が分岐され、このバイパス通路1
2はアイドリング速度制御弁13を介して一方では、ス
ロットル弁11下流の吸気ダクト10内に連通するバイ
パス通路14へ、他方ではアシストエア供給口8に連通
するアシストエア通路15に連結される。アイドリング
速度制御弁13はバイパス通路12とアシストエア通路
15との連通面積、即ちアシストエア通路15の開口面
積Aを制御する第1弁体16aと、バイパス通路12と
バイパス通路14との連通面積、即ちバイパス通路14
の開口面積Sを制御する第2弁体16bからなるロータ
リ弁16を具備する。このロータリ弁16の弁軸の端部
には永久磁石17が取付けられ、永久磁石17の両側に
は電磁コイル18が配置される。
【0010】これら電磁コイル18にはパルス電流が供
給され、パルス電流の発生周期に対するパルス電流発生
時間の割合、即ちパルス電流のデューティー比が制御さ
れる。図2はパルス電流のデューティー比DUTYと、
アシストエア通路15の開口面積Aおよびバイパス通路
14の開口面積Sとの関係を示している。なお、図2に
おいて破線はアシストエア通路15の開口面積Aを示し
ており、実線はアシストエア通路15の開口面積Aとバ
イパス通路14の開口面積Sとの和を示している。従っ
て図2よりデューティー比DUTYが小さいときにはア
シストエア通路15の開口面積Aのみがデューティー比
DUTYの増大と共に増大し、デューティー比DUTY
が大きくなるとアシストエア通路15の開口面積Aが一
定に維持され、バイパス通路14の開口面積Sがデュー
ティー比DUTYの増大と共に増大することがわかる。
【0011】図1に示されるように吸気流制御弁9の弁
軸に取付けられたアーム19の先端部はロッド20を介
して負圧ダイアフラム式駆動装置21に連結される。こ
の負圧ダイアフラム式駆動装置21はロッド22を介し
て互いに接続された一対のダイアフラム23,24を具
備する。ダイアフラム23の負圧室25は大気に連通可
能な切換弁26および吸気枝管5内に向けてのみ流通可
能な逆止弁27を介して吸気枝管5内に接続され、ダイ
アフラム24の負圧室28は大気に連通可能な切換弁2
9を介して負圧タンク30に接続される。負圧タンク3
0は吸気ダクト10内に向けてのみ流通可能な逆止弁3
1を介して吸気ダクト10内に連結されており、従って
負圧タンク30内はスロットル弁11下流の吸気ダクト
10内に発生する最大負圧に維持される。
【0012】各切換弁26,29によって各負圧室2
5,28が大気に開放されているときには図1に示され
るように吸気流制御弁9は閉弁状態にある。図1に示さ
れる実施例ではこのとき吸気流制御弁9の周縁部には若
干の空気流通間隙が形成されており、従って吸気流制御
弁9が閉弁状態にあっても吸気流制御弁9の周囲を通っ
て吸入空気が若干流れている。切換弁26の切換作用に
よって負圧室25が吸気枝管5内に接続されると負圧室
25内に負圧が発生する。このときロッド22によって
ロッド20が下方に引張られ、このとき吸気流制御弁9
は半開状態となる。一方、切換弁29の切換作用によっ
て負圧室25が負圧タンク30内に連結されるとロッド
20が更に下方に引張られ、このとき吸気流制御弁9は
全開する。
【0013】電子制御ユニット40はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス41によって相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセ
ッサ)44、入力ポート45および出力ポート46を具
備する。入力ポート45には機関冷却水温を検出するた
めの温度センサ47がAD変換器48を介して接続さ
れ、更に入力ポート45には機関回転数を検出するため
の回転数センサ49が接続されている。また、図には示
さないが入力ポート45には吸入空気量を検出するため
のエアフローメータ、或いはサージタンク6内の絶対圧
を検出するための圧力センサが接続される。一方出力ポ
ート46は対応する駆動回路50を介して電磁コイル1
8および切換弁26,29に接続される。
【0014】図3は機関始動時におけるデューティー比
DUTYの制御等を示している。図3を参照するとイグ
ニッションスイッチがオンにされると電磁コイル18に
供給されるパルス電流のデューティー比DUTYが始動
時デューティー比DOPSとされる。この始動時デュー
ティー比DOPSは噴射燃料の微粒化をしうる最小のア
シストエア量が得られるように例えば機関冷却水温に基
づいて定められる。また、このときには負圧ダイアフラ
ム装置21の各負圧室25,28は大気に開放されてお
り、従って吸気流制御弁9は閉弁状態にある。
【0015】次いでクランキングが開始される。このと
きにもデューティー比DUTYは始動時デューティー比
DOPSとされ、吸気流制御弁9は閉弁状態に保持され
る。クランキングが開始されるとアシストエア供給口8
からは少量の空気が供給され、またこのとき吸気枝管5
からの吸入空気の流入は吸気流制御弁9によって抑制さ
れている。従ってこのとき吸気弁3が開弁すると吸気ポ
ート4内には大きな負圧が発生し、機関シリンダ内に供
給される吸入空気量は少量となる。従ってこのときには
少量の吸入空気量に見合った量の燃料が燃料噴射弁7か
ら噴射されるので噴射燃料量は少量となる。また、この
とき吸気ポート4内には大きな負圧が発生するために噴
射燃料の気化が促進され、更にアシストエア供給口8か
ら供給されるアシストエアによって噴射燃料の微粒化が
促進される。斯くして未燃HCの排出量が大巾に低減せ
しめられる。
【0016】次いで機関回転数Nが予め定められた回転
数、例えば400r.p.m を越えると吸気流制御弁9の開
弁信号が負圧ダイアフラム式駆動装置21に与えられ、
負圧室25を吸気枝管5内に接続すべく切換弁26の切
換作用が行われる。負圧室25が吸気枝管5内に接続さ
れると吸気流制御弁9は半開せしめられるが負圧ダイア
フラム式駆動装置21には作動遅れがあり、従って図3
に示されるように開弁信号が与えられてから或る遅れ期
間Δtを経過した後に吸気流制御弁9は実際に半開状態
となる。
【0017】一方、図3に示されるように吸気流制御弁
9の開弁信号が負圧ダイアフラム式駆動装置21に与え
られると同時にデューティー比DUTYが目標デューテ
ィー比DOPよりもΔDOPだけ大きな値まで急激に上
昇せしめられ、それによって図2に示される開口面積
(S+A)が増大せしめられる。ここで、目標デューテ
ィー比DOPは機関が始動した後に機関回転数を良好な
燃焼の得られる下限回転数、即ち目標回転数に維持しう
るデューティー比DUTYであり、この目標デューティ
ー比DOPは例えば機関冷却水温の関数の形で予めRO
M42内に記憶されている。
【0018】一方、ΔDOPは吸気流制御弁9が半開し
ないために不足する空気量を補なうために必要なデュー
ティー比DUTYの補正量であり、このデューティー比
DUTYの補正量ΔDOPは予め実験により求められて
いる。図3に示されるようにこのデューティー比補正量
ΔDOPは吸気流制御弁9の開き遅れ期間Δtの間、目
標デューティー比DOPに加算され、それによって吸気
流制御弁9上流および下流の吸気通路、又は吸気流制御
弁9上流の吸気通路に供給される空気の流通路の面積が
増大せしめられる。次いで吸気流制御弁9が実際に開弁
するとそれに伴なってデューティー比補正量ΔDOPは
零まで減少せしめられる。このように図1に示される実
施例では吸気流制御弁9の開弁信号が負圧ダイアフラム
式駆動装置21に与えられたときに吸気流制御弁9が半
開しないために不足する空気量がデューティー比DUT
Yと補正量ΔDOPだけ増大させることによって補われ
る。従って吸気流制御弁9が閉弁状態に保持されていた
としても機関回転数Nは滑らかに目標回転数まで上昇す
る。その結果、良好な始動フィーリングが得られ、しか
も失火が生ずることがないので未燃HCの排出量を最小
限に抑えることができる。
【0019】吸気流制御弁9の開弁遅れ期間Δtは実験
から求めることができ、従って図1に示される実施例で
は開弁信号が出されてから実験により求められた開弁遅
れ期間Δtが経過するまで目標デューティー比DOPに
補正量ΔDOPが加算される。また、吸気流制御弁9が
閉弁状態から半開状態となるまでの開度変化、即ち吸入
空気量変化も予め実験により求められており、吸気流制
御弁9が閉弁状態から半開状態になる間に吸入空気量の
変動を生じさせない補正量ΔDOPの変化パターンも予
め実験により求められている。この実験により求められ
た補正量ΔDOPの変化パターンは予めROM42内に
記憶されており、吸気流制御弁9の開弁遅れ期間Δtが
経過したときにこのROM42内に記憶された変化パタ
ーンに従って補正量ΔDOPが零まで減少せしめられ
る。
【0020】なお、機関始動直後、即ち吸気流制御弁9
の開弁遅れ期間Δt中は燃焼状態が吸入空気量の影響を
大きく受けるので機関始動直後は吸入空気量をできるだ
け緻密に制御することが好ましい。ところで機関始動直
後は機関回転数が高いほど一気筒当りに供給される吸入
空気量が減少する。従って機関始動直後には図4(A)
に示されるように機関回転数が高くなるにつれて補正量
ΔDOPを大きくすることが好ましいと云える。また、
機関始動直後における機関冷却水温が高いほど潤滑油の
粘度が低下するために各部の摩擦抵抗は低くなり、従っ
て機関冷却水温が高いほど機関始動直後における機関回
転数が高くなる。従って図4(B)に示されるように機
関冷却水温が高くなるにつれて補正量ΔDOPを大きく
することもできる。
【0021】機関始動後においては吸入空気量に応じ切
換弁29が制御されて吸入空気量が多いときには吸気流
制御弁9は全開せしめられ、吸入空気量が少ないときに
は吸気流制御弁9が半開状態に保持される。吸気流制御
弁9が半開状態のときには吸入空気は吸気流制御弁9に
より案内されて吸気枝管5の上部内壁面に沿って高速度
で流通せしめられ、それによって噴射燃料の微粒化が促
進される。
【0022】図5は機関の始動制御ルーチンを示してお
り、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行さ
れる。図5を参照するとまず初めにステップ100にお
いて機関回転数Nが予め定められた回転数、例えば40
0r.p.m よりも高くなったか否かが判別される。N≦4
00r.p.m のときにはステップ109に進んで始動時デ
ューティー比DOPSが求められ、この始動時デューテ
ィー比DOPSがデューティー比DUTYとされる。こ
れに対してN>400r.p.m になるとステップ101に
進んで吸気流制御弁9の開弁信号が発生したか否かが判
別され、開弁信号が発生していないときにはステップ1
02に進んで開弁信号が発生せしめられる。次いでステ
ップ103に進む。一旦開弁信号が発生せしめられると
次の処理サイクルからはステップ101からステップ1
03にジャンプする。
【0023】ステップ103では目標デューティー比D
OPが算出される。次いでステップ104ではtに割込
み時間間隔t0 を加算することによって開弁信号が発生
せしめられたときからの経過時間tが算出される。次い
でステップ105ではこの経過時間tが吸気流制御弁9
の開弁遅れ期間Δt(図3)を越えたか否かが判別され
る。t≦Δtのときにはステップ106に進んで補正量
ΔDOPが算出され、次いで目標デューティー比DOP
に補正量ΔDOPを加算することによってデューティー
比DUTYが算出される。これに対してt>Δtになる
とステップ108に進んでROM42内に記憶された変
化パターンに従って吸入空気量が変動しないように補正
量ΔDOPが零まで減少せしめられる。
【0024】図6から図8に別の実施例を示す。この実
施例では図6に示されるようにスロットル弁11が例え
ばDCモータからなるアクチュエータ32により駆動さ
れ、通常はアクセルペダルの踏込み量に応じアクチュエ
ータ32が駆動されてスロットル弁11が回動制御され
る。この実施例ではこのアクチュエータ32を利用して
吸気流制御弁9の開弁遅れ期間Δt中、スロットル弁1
1が開弁せしめられ、それによって吸気流制御弁9上流
の吸気通路内に供給される空気の流通路の面積が増大せ
しめられる。即ち、図7に示されるようにこの実施例で
は吸気流制御弁9の開弁信号が発生するとデューティー
比DUTYが始動時デューティー比DOPSから目標デ
ューティー比DOPまで急激に上昇せしめられ、同時に
スロットル弁11が全閉状態から角度θだけ開弁せしめ
られる。この角度θは吸気流制御弁9が半開しないため
に不足する空気量を補なうために必要な開度であり、こ
の開度θは予め実験により求められている。
【0025】図8は機関の始動制御ルーチンを示してお
り、このルーチンは一定時間毎の割込みによって実行さ
れる。図8を参照するとまず初めにステップ200にお
いて機関回転数Nが予め定められた回転数、例えば40
0r.p.m よりも高くなったか否かが判別される。N≦4
00r.p.m のときにはステップ210に進んで始動時デ
ューティー比DOPSが求められ、この始動時デューテ
ィー比DOPSがデューティー比DUTYとされる。こ
れに対してN>400r.p.m になるとステップ201に
進んで吸気流制御弁9の開弁信号が発生したか否かが判
別され、開弁信号が発生していないときにはステップ2
02に進んで開弁信号が発生せしめられる。次いでステ
ップ203に進む。一旦開弁信号が発生せしめられると
次の処理サイクルからはステップ201からステップ2
03にジャンプする。
【0026】ステップ203では目標デューティー比D
OPが算出され、次いでステップ204ではこの目標デ
ューティー比DOPがデューティー比DUTYとされ
る。次いでステップ205ではtに割込み時間間隔t0
を加算することによって開弁信号が発生せしめられたと
きからの経過時間tが算出される。次いでステップ20
6ではこの経過時間tが吸気流制御弁9の開弁遅れ期間
Δt(図7)を越えたか否かが判別される。t≦Δtの
ときにはステップ207に進んで開弁すべきスロットル
弁11の開度θが算出され、次いでステップ208にお
いてスロットル弁11の開弁処理が行われる。これに対
してt>Δtになるとステップ209に進んでROM4
2内に記憶された変化パターンに従って吸入空気量が変
動しないようにスロットル開度θが零まで減少せしめら
れる。
【0027】
【発明の効果】機関始動時に未燃HCの排出を抑制しつ
つ機関回転数を滑らかに上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】アイドリング速度制御弁の開口面積を示す図で
ある。
【図3】機関始動時における吸気流制御弁の開度等を示
すタイムチャートである。
【図4】補正量ΔDOPを示す図である。
【図5】機関の始動を制御するためのフローチャートで
ある。
【図6】内燃機関の別の実施例を示す全体図である。
【図7】機関始動時における吸気流制御弁の開度等を示
すタイムチャートである。
【図8】機関の始動を制御するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
5…吸気枝管 6…サージタンク 7…燃料噴射弁 9…吸気流制御弁 11…スロットル弁 12,14…バイパス通路 13…アイドリング速度制御弁 15…アシストエア通路 21…負圧ダイアフラム式駆動装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/00 310 F02M 69/00 310E 350W

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁下流の吸気通路内に吸気流
    制御弁を配置すると共に該吸気流制御弁を駆動装置によ
    り駆動し、機関クランキング時には該駆動装置により吸
    気流制御弁が閉弁状態に保持されると共に機関回転数が
    上昇を開始して予め定められた回転数を越えたときに該
    駆動装置に吸気流制御弁の開弁信号が与えられ、このと
    き吸気流制御弁は駆動装置の作動遅れに基く遅れ期間を
    経過した後に閉弁状態から開弁せしめられる内燃機関の
    吸気流制御装置において、上記吸気流制御弁の開弁信号
    が駆動装置に与えられたときに吸気流制御弁下流の吸気
    通路又は吸気流制御弁上流の吸気通路内に供給される空
    気の流通路の面積を増大させる流通路面積増大手段を具
    備した内燃機関の吸気流制御装置。
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