JPH0944912A - ディスク原盤製造装置 - Google Patents
ディスク原盤製造装置Info
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- JPH0944912A JPH0944912A JP19220695A JP19220695A JPH0944912A JP H0944912 A JPH0944912 A JP H0944912A JP 19220695 A JP19220695 A JP 19220695A JP 19220695 A JP19220695 A JP 19220695A JP H0944912 A JPH0944912 A JP H0944912A
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- Japan
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- glass substrate
- light
- developer
- development
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被露光領域を直接モニタして信号特性を高精
度に制御し生産性を向上させることができるディスク原
盤製造装置を提供する。 【解決手段】 回転中心部が中空状態であるとともに、
レジストを塗布し露光後のガラス基板1を外周部にて支
持する回転機構部2と、上記回転機構部2に回転力を与
える回転モータ3と、上記回転機構部2の外周部に載置
されたガラス基板1上へ現像液を供給する際に供給位置
を制御するノズル回動モータ4と、上記ノズル回動モー
タ4から供給される現像液によるディスク原盤の現像の
進行状態をモニタするモニタ光源であるレーザ光発生部
5と、上記レーザ光発生部5からの出射光が上記ガラス
基板1の被露光領域を通過した透過光を検出する光ディ
テクタ6と、上記光ディテクタ6からの出力信号に応じ
て上記回転モータ3及び上記ノズル回動モータ4の動作
を制御する制御部7とを備え、上記レーザ光発生部5と
上記光ディテクタ6とは、一体的に構成されるものであ
る。
度に制御し生産性を向上させることができるディスク原
盤製造装置を提供する。 【解決手段】 回転中心部が中空状態であるとともに、
レジストを塗布し露光後のガラス基板1を外周部にて支
持する回転機構部2と、上記回転機構部2に回転力を与
える回転モータ3と、上記回転機構部2の外周部に載置
されたガラス基板1上へ現像液を供給する際に供給位置
を制御するノズル回動モータ4と、上記ノズル回動モー
タ4から供給される現像液によるディスク原盤の現像の
進行状態をモニタするモニタ光源であるレーザ光発生部
5と、上記レーザ光発生部5からの出射光が上記ガラス
基板1の被露光領域を通過した透過光を検出する光ディ
テクタ6と、上記光ディテクタ6からの出力信号に応じ
て上記回転モータ3及び上記ノズル回動モータ4の動作
を制御する制御部7とを備え、上記レーザ光発生部5と
上記光ディテクタ6とは、一体的に構成されるものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク原盤を製
造する現像工程に用いて好適なディスク原盤製造装置に
関する。
造する現像工程に用いて好適なディスク原盤製造装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】先ず、ディスク原盤の具体例としての光
ディスク原盤は、製造する光ディスクのマスタリング工
程で使用されているガラス原盤であり、この光ディスク
に記録する情報に応じた溝いわゆるグルーブを有するも
のである。
ディスク原盤は、製造する光ディスクのマスタリング工
程で使用されているガラス原盤であり、この光ディスク
に記録する情報に応じた溝いわゆるグルーブを有するも
のである。
【0003】この光ディスク原盤の製造において、支持
台としてのガラス基板に対して予めフォトレジスト(以
下単にレジストという)を塗布し、生成されるレジスト
層に対してグルーブを設けたい位置に応じて露光してお
く。
台としてのガラス基板に対して予めフォトレジスト(以
下単にレジストという)を塗布し、生成されるレジスト
層に対してグルーブを設けたい位置に応じて露光してお
く。
【0004】この露光後、図10に示すように、このガ
ラス基板を、現像機を構成する現像チェンバ122に設
けられた回転テーブル137上に載置しておく。この載
置されたガラス基板110bは、上記回転テーブルを回
転駆動するテーブル回転用モータ125の回転が伝導さ
れ、これに応じて回転する。同時に、上記現像機は、現
像液をガラス基板110b上に供給する。この現像処理
において、被露光領域である信号記録領域Sが現像さ
れ、ガラス基板110b上のレジスト110aに、光デ
ィスクの特徴の一つであるグルーブあるいはピットが現
れてくる。
ラス基板を、現像機を構成する現像チェンバ122に設
けられた回転テーブル137上に載置しておく。この載
置されたガラス基板110bは、上記回転テーブルを回
転駆動するテーブル回転用モータ125の回転が伝導さ
れ、これに応じて回転する。同時に、上記現像機は、現
像液をガラス基板110b上に供給する。この現像処理
において、被露光領域である信号記録領域Sが現像さ
れ、ガラス基板110b上のレジスト110aに、光デ
ィスクの特徴の一つであるグルーブあるいはピットが現
れてくる。
【0005】また、光ディスク原盤は、予め定められた
グルーブあるいはピットの幅や深さに従ったフォーマッ
トで製造される必要がある。ところが、この現像処理時
に現れるグルーブあるいはピットは、現像時間に応じて
幅や深さが変化して形成されるため、このフォーマット
に応じたグルーブあるいはピットを形成するように現像
されているか否かを現像処理を行いながら、モニタする
必要がある。
グルーブあるいはピットの幅や深さに従ったフォーマッ
トで製造される必要がある。ところが、この現像処理時
に現れるグルーブあるいはピットは、現像時間に応じて
幅や深さが変化して形成されるため、このフォーマット
に応じたグルーブあるいはピットを形成するように現像
されているか否かを現像処理を行いながら、モニタする
必要がある。
【0006】そこで、現像の進行状況を監視するモニタ
を、図11に示すように、例えばモニタ用光源であるヘ
リウム−ネオン(He−Ne)レーザチューブ114
を、ガラス基板110bのレジスト110aの塗布され
ていない側から上記信号記録領域Sに照射して、レジス
ト110aの表面にて回折し得られる回折光をフォトデ
ィテクタ等の検出部で検出して行うことができる。
を、図11に示すように、例えばモニタ用光源であるヘ
リウム−ネオン(He−Ne)レーザチューブ114
を、ガラス基板110bのレジスト110aの塗布され
ていない側から上記信号記録領域Sに照射して、レジス
ト110aの表面にて回折し得られる回折光をフォトデ
ィテクタ等の検出部で検出して行うことができる。
【0007】この方法では、照射されたレーザがレジス
ト110aの表面に形成されるグルーブあるいはピット
によって0次の回折光、1次の回折光、2次の回折光、
・・・と0次の回折光から高次の回折光として現れる
が、1次の回折光/0次の回折光がグルーブの深さに依
存して変化し、2次の回折光/1次の回折光がグルーブ
の幅に依存して変化するを利用している。
ト110aの表面に形成されるグルーブあるいはピット
によって0次の回折光、1次の回折光、2次の回折光、
・・・と0次の回折光から高次の回折光として現れる
が、1次の回折光/0次の回折光がグルーブの深さに依
存して変化し、2次の回折光/1次の回折光がグルーブ
の幅に依存して変化するを利用している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10にお
いて、現像するガラス基板110bが例えば3.5イン
チ、2.5インチ等の小さな光ディスク原盤である場合
など、この光ディスク原盤の信号記録領域Sは、図10
や図12に示すようにガラス基板110b上の回転テー
ブル137が占める領域Scの内側に存在することがあ
る。
いて、現像するガラス基板110bが例えば3.5イン
チ、2.5インチ等の小さな光ディスク原盤である場合
など、この光ディスク原盤の信号記録領域Sは、図10
や図12に示すようにガラス基板110b上の回転テー
ブル137が占める領域Scの内側に存在することがあ
る。
【0009】そこで、このような小径の光ディスク原盤
における現像度合いをモニタしようとすると、図10に
示した上記現像機において、回転テーブル137が上記
信号記録領域Sの下方部に配置されることになるため、
He−Neレーザチューブ114からのモニタ用のレー
ザ光を信号記録領域Sに直接当てることが不可能である
ため、信号記録領域Sの現像状態をモニタすることがで
きない。また、回転テーブル137を透過性の材質を用
いて生成しても、回転テーブル137の全体を一様の吸
光係数で構成することが困難であるため、上記モニタ用
レーザ光を信号記録領域Sに当てることにより現像状態
を正確にモニタすることは困難である。
における現像度合いをモニタしようとすると、図10に
示した上記現像機において、回転テーブル137が上記
信号記録領域Sの下方部に配置されることになるため、
He−Neレーザチューブ114からのモニタ用のレー
ザ光を信号記録領域Sに直接当てることが不可能である
ため、信号記録領域Sの現像状態をモニタすることがで
きない。また、回転テーブル137を透過性の材質を用
いて生成しても、回転テーブル137の全体を一様の吸
光係数で構成することが困難であるため、上記モニタ用
レーザ光を信号記録領域Sに当てることにより現像状態
を正確にモニタすることは困難である。
【0010】また、図12に示すように、光ディスク原
盤としては不要な領域である信号記録領域Sの外周側に
同心円状にモニタ用信号領域SM を設けて、図10に示
すように、このモニタ用信号領域SM にHe−Neレー
ザチューブ114からのモニタ用レーザ光を直接当て
て、現像状態のモニタを行うことが可能である。
盤としては不要な領域である信号記録領域Sの外周側に
同心円状にモニタ用信号領域SM を設けて、図10に示
すように、このモニタ用信号領域SM にHe−Neレー
ザチューブ114からのモニタ用レーザ光を直接当て
て、現像状態のモニタを行うことが可能である。
【0011】ところが、光ディスク原盤として利用する
信号記録領域Sと、その外周側に設けられたモニタ用信
号領域SM とで生じる回転半径の違いによって、一定の
角速度で回転テーブル137を回転させても内周側と外
周側とにおける周方向の回転移動量が異なってしまう。
このため、信号記録領域Sとモニタ用信号領域SM に一
定の光量の露光用のレーザ光を照射しても、単位長さあ
たり照射されるレーザパワーに違いが生じてしまう。こ
のような露光時におけるレーザパワーに違いは、現像時
に同じ現像処理を行っても上記信号記録領域Sと上記現
像モニタ用信号領域SM とがそれぞれ異なる現像過程を
経ることになる。従って、上記現像モニタ用信号領域S
M をモニタしても、上記信号記録領域Sを正確にモニタ
したことにはならない。
信号記録領域Sと、その外周側に設けられたモニタ用信
号領域SM とで生じる回転半径の違いによって、一定の
角速度で回転テーブル137を回転させても内周側と外
周側とにおける周方向の回転移動量が異なってしまう。
このため、信号記録領域Sとモニタ用信号領域SM に一
定の光量の露光用のレーザ光を照射しても、単位長さあ
たり照射されるレーザパワーに違いが生じてしまう。こ
のような露光時におけるレーザパワーに違いは、現像時
に同じ現像処理を行っても上記信号記録領域Sと上記現
像モニタ用信号領域SM とがそれぞれ異なる現像過程を
経ることになる。従って、上記現像モニタ用信号領域S
M をモニタしても、上記信号記録領域Sを正確にモニタ
したことにはならない。
【0012】さらに、この光ディスク原盤の信号記録領
域S以外の領域に現像モニタ用信号領域SM を設けるこ
とになるため、この領域を形成するための露光を行わな
ければならないので、この露光処理及びこれに伴う現像
処理等に時間を要してしまい、生産性が低下してしま
う。
域S以外の領域に現像モニタ用信号領域SM を設けるこ
とになるため、この領域を形成するための露光を行わな
ければならないので、この露光処理及びこれに伴う現像
処理等に時間を要してしまい、生産性が低下してしま
う。
【0013】また、上述したような回折光を用いて現像
状態をモニタする方法の他に、レジストが塗布された面
側から例えばレーザ光を照射し、このレーザ光の戻り光
で現像の度合いを検出する方法が提案されているが、こ
の方法では、入射光に対する戻り光の光量が約3%〜5
%と小さいため、検出結果としてこの戻り光から電圧を
得るために光電変換した際に、ノイズがのって高精度に
現像状態をモニタすることができない。
状態をモニタする方法の他に、レジストが塗布された面
側から例えばレーザ光を照射し、このレーザ光の戻り光
で現像の度合いを検出する方法が提案されているが、こ
の方法では、入射光に対する戻り光の光量が約3%〜5
%と小さいため、検出結果としてこの戻り光から電圧を
得るために光電変換した際に、ノイズがのって高精度に
現像状態をモニタすることができない。
【0014】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、ディスク原盤を製造する際
に表面の現像状態をより正確に検出できるとともに、デ
ィスク原盤の生産性を向上させることができるディスク
原盤製造装置の提供を目的とする。
鑑みてなされたものであり、ディスク原盤を製造する際
に表面の現像状態をより正確に検出できるとともに、デ
ィスク原盤の生産性を向上させることができるディスク
原盤製造装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク原盤製
造装置は、上述の問題を解決するために、レジストが塗
布されたガラス基板を露光させた後、このガラス基板を
載置し回転させながら現像して、ディスク原盤を製造す
るディスク原盤製造装置において、回転中心部が中空状
態であるとともに、露光後のガラス基板を外周部にて支
持する回転機構部と、上記回転機構部に回転力を与える
回転駆動手段と、上記回転機構部の外周部に載置された
ガラス基板上へ現像液を供給する際に供給位置を制御す
る現像液供給位置制御手段と、上記現像液供給位置制御
手段から供給される現像液によるディスク原盤の現像の
進行状態をモニタするモニタ光源と、前記モニタ光源か
らの出射光が上記ガラス基板の被露光領域を通過した透
過光を検出する光検出手段と、前記光検出手段からの出
力信号に応じて上記回転駆動手段及び上記現像調整手段
の動作を制御する制御手段とを備え、上記モニタ光源と
上記光検出手段とは、一体的に構成されるものである。
造装置は、上述の問題を解決するために、レジストが塗
布されたガラス基板を露光させた後、このガラス基板を
載置し回転させながら現像して、ディスク原盤を製造す
るディスク原盤製造装置において、回転中心部が中空状
態であるとともに、露光後のガラス基板を外周部にて支
持する回転機構部と、上記回転機構部に回転力を与える
回転駆動手段と、上記回転機構部の外周部に載置された
ガラス基板上へ現像液を供給する際に供給位置を制御す
る現像液供給位置制御手段と、上記現像液供給位置制御
手段から供給される現像液によるディスク原盤の現像の
進行状態をモニタするモニタ光源と、前記モニタ光源か
らの出射光が上記ガラス基板の被露光領域を通過した透
過光を検出する光検出手段と、前記光検出手段からの出
力信号に応じて上記回転駆動手段及び上記現像調整手段
の動作を制御する制御手段とを備え、上記モニタ光源と
上記光検出手段とは、一体的に構成されるものである。
【0016】また、上記光検出手段は、上記ガラス基板
からの透過光の低次回折光から高次回折光までをそれぞ
れ独立に検出することが挙げられる。
からの透過光の低次回折光から高次回折光までをそれぞ
れ独立に検出することが挙げられる。
【0017】また、上記ディスク原盤製造装置によれ
ば、レジストが塗布された後露光されたガラス基板を回
転機構部の外周部に載置して、回転駆動手段にて上記回
転機構部を回転させると、上記ガラス基板も上記回転機
構部と連動して回転する。また、この回転動作を行いな
がら、現像液を上記ガラス基板上に供給して現像させ
る。なお、この現像液のガラス基板上での供給位置は、
現像液供給位置制御手段にて制御される。現像が終了し
たところで、モニタ光源から、例えばレーザ光をガラス
基板に現像した側とは反対方向から出射させ、上記ガラ
ス基板からの透過光である回折光を光検出手段にて検出
する。また、上記モニタ光源は、上記ガラス基板の径方
向にスライド可能に設けられており、上記光検出手段の
検出結果に基づいて、このスライド動作が制御される。
さらに、上記モニタ光源と上記光検出手段とは一体的に
構成されていて、上記光検出手段も、上記モニタ光源の
スライド動作と連動している。
ば、レジストが塗布された後露光されたガラス基板を回
転機構部の外周部に載置して、回転駆動手段にて上記回
転機構部を回転させると、上記ガラス基板も上記回転機
構部と連動して回転する。また、この回転動作を行いな
がら、現像液を上記ガラス基板上に供給して現像させ
る。なお、この現像液のガラス基板上での供給位置は、
現像液供給位置制御手段にて制御される。現像が終了し
たところで、モニタ光源から、例えばレーザ光をガラス
基板に現像した側とは反対方向から出射させ、上記ガラ
ス基板からの透過光である回折光を光検出手段にて検出
する。また、上記モニタ光源は、上記ガラス基板の径方
向にスライド可能に設けられており、上記光検出手段の
検出結果に基づいて、このスライド動作が制御される。
さらに、上記モニタ光源と上記光検出手段とは一体的に
構成されていて、上記光検出手段も、上記モニタ光源の
スライド動作と連動している。
【0018】また、上記透過光の零次回折光から高次回
折光まで、それぞれ独立に検出することで、例えば各高
次回折光の光量と零次回折光の光量との比を取ること
で、現像中のガラス基板、すなわち製造中のディスク原
盤のトラックピッチの大きさに応じた現像状態が直接検
出される。
折光まで、それぞれ独立に検出することで、例えば各高
次回折光の光量と零次回折光の光量との比を取ること
で、現像中のガラス基板、すなわち製造中のディスク原
盤のトラックピッチの大きさに応じた現像状態が直接検
出される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスク原盤
製造装置の具体例について、図面を参照しながら説明す
る。
製造装置の具体例について、図面を参照しながら説明す
る。
【0020】上記ディスク原盤製造装置は、図1に示す
ように、回転中心部が中空状態であるとともに、露光後
のガラス基板1を外周部にて支持する回転機構部2と、
上記回転機構部2に回転力を与える回転モータ3と、上
記回転機構部2の外周部に載置されたガラス基板1上へ
現像液を供給する際に供給位置を制御するノズル回動モ
ータ4と、上記現像液供給位置制御手段から供給される
現像液によるディスク原盤の現像の進行状態をモニタす
るモニタ光源であるレーザ光発生部5と、上記モニタ光
源からの出射光が上記ガラス基板1の被露光領域を通過
した透過光を検出する光ディテクタ6と、上記光検出手
段からの出力信号に応じて上記回転駆動手段及び上記現
像液供給位置制御手段の動作を制御する制御部7とを備
え、上記レーザ光発生部5と上記光ディテクタ6とは、
一体的に構成されるものである。
ように、回転中心部が中空状態であるとともに、露光後
のガラス基板1を外周部にて支持する回転機構部2と、
上記回転機構部2に回転力を与える回転モータ3と、上
記回転機構部2の外周部に載置されたガラス基板1上へ
現像液を供給する際に供給位置を制御するノズル回動モ
ータ4と、上記現像液供給位置制御手段から供給される
現像液によるディスク原盤の現像の進行状態をモニタす
るモニタ光源であるレーザ光発生部5と、上記モニタ光
源からの出射光が上記ガラス基板1の被露光領域を通過
した透過光を検出する光ディテクタ6と、上記光検出手
段からの出力信号に応じて上記回転駆動手段及び上記現
像液供給位置制御手段の動作を制御する制御部7とを備
え、上記レーザ光発生部5と上記光ディテクタ6とは、
一体的に構成されるものである。
【0021】また、上記光ディテクタ6は、上記ガラス
基板からの透過光の低次回折光から高次回折光までをそ
れぞれ独立に検出することが挙げられる。
基板からの透過光の低次回折光から高次回折光までをそ
れぞれ独立に検出することが挙げられる。
【0022】上記ディスク原盤製造装置において、ガラ
ス基板1は、レジストを塗布させた後露光したものであ
る。この露光後のガラス基板1を現像することで、ディ
スク原盤が作成される。例えば、上記ガラス基板のサイ
ズとして、直径300mmで厚さ10mmのものが使用
される。
ス基板1は、レジストを塗布させた後露光したものであ
る。この露光後のガラス基板1を現像することで、ディ
スク原盤が作成される。例えば、上記ガラス基板のサイ
ズとして、直径300mmで厚さ10mmのものが使用
される。
【0023】回転機構部2は、中空で略円筒形状を有す
るものであり、上面の外周上に配設される環状の載置台
部37、38にて上記ガラス基板1の外周縁を支持して
いる。ここで、上記ガラス基板1が上記載置台部37、
38に載置されると、載置台部37、38と上記ガラス
基板1の外周縁との間に隙間が生じるが、図示されない
減圧系統を設けて、この減圧系統にて減圧させること
で、上記ガラス基板1を固定させることができる。
るものであり、上面の外周上に配設される環状の載置台
部37、38にて上記ガラス基板1の外周縁を支持して
いる。ここで、上記ガラス基板1が上記載置台部37、
38に載置されると、載置台部37、38と上記ガラス
基板1の外周縁との間に隙間が生じるが、図示されない
減圧系統を設けて、この減圧系統にて減圧させること
で、上記ガラス基板1を固定させることができる。
【0024】また、上記ガラス基板1を固定するのに、
図2に示すように、回転機構部62の載置台部65の側
方部分に固定爪63をあてカム部66にて固定し、この
固定爪63を爪留めピン64にて留めてもよい。
図2に示すように、回転機構部62の載置台部65の側
方部分に固定爪63をあてカム部66にて固定し、この
固定爪63を爪留めピン64にて留めてもよい。
【0025】さらに、上記回転機構部2の回転動作が円
滑に行われるように回転ベアリングホルダ27を設け、
この回転ベアリングホルダ27と回転機構部2との隙間
に、ベアリング23、24、25、26が配設される。
また、回転機構部2の下方部には、後述の回転ベルト2
2を支持するめの回転ベルト支持部39が配設される。
滑に行われるように回転ベアリングホルダ27を設け、
この回転ベアリングホルダ27と回転機構部2との隙間
に、ベアリング23、24、25、26が配設される。
また、回転機構部2の下方部には、後述の回転ベルト2
2を支持するめの回転ベルト支持部39が配設される。
【0026】また、回転モータ3は、モータプーソ21
を回転させこの回転動作を上記回転ベルト22に伝え
て、さらに上記回転機構部2に回転力を与えるものであ
る。なお、回転モータ3の回転動作は、後述する制御部
7からの制御信号に基づいて制御される。
を回転させこの回転動作を上記回転ベルト22に伝え
て、さらに上記回転機構部2に回転力を与えるものであ
る。なお、回転モータ3の回転動作は、後述する制御部
7からの制御信号に基づいて制御される。
【0027】また、上記回転機構部2の側方方向にコー
タハウス部34が配設され、このコータハウス部34
は、後述する現像液、純水の飛散を防止し排出口40よ
り回収するものである。さらに、上記コータハウス部3
4は上記窒素ガスを強制排気させるように、図示されな
い減圧系統を設けて、この減圧系統をパンチングメタル
を介して設けられた排気口42に接続し、窒素ガス排気
時にこの減圧系統を動作させている。
タハウス部34が配設され、このコータハウス部34
は、後述する現像液、純水の飛散を防止し排出口40よ
り回収するものである。さらに、上記コータハウス部3
4は上記窒素ガスを強制排気させるように、図示されな
い減圧系統を設けて、この減圧系統をパンチングメタル
を介して設けられた排気口42に接続し、窒素ガス排気
時にこの減圧系統を動作させている。
【0028】現像液タンク部11は、現像液が注入され
た現像液タンクと、この現像液タンクから現像液を取り
出すための現像液バルブとを備えた部分である。なお、
この現像液バルブの開閉動作は後述する制御部7からの
制御信号に基づいて制御される。
た現像液タンクと、この現像液タンクから現像液を取り
出すための現像液バルブとを備えた部分である。なお、
この現像液バルブの開閉動作は後述する制御部7からの
制御信号に基づいて制御される。
【0029】また、ノズル回動モータ4は、回転動作を
回転軸カップリング13を介して回動機構部12に伝導
する。回動機構部12の回動動作を円滑に行わせるため
に、回動機構部12の側面と回動ガイド14との隙間
に、ベアリング15、16、17、18が配設される。
回転軸カップリング13を介して回動機構部12に伝導
する。回動機構部12の回動動作を円滑に行わせるため
に、回動機構部12の側面と回動ガイド14との隙間
に、ベアリング15、16、17、18が配設される。
【0030】現像液アーム19は、先端部にノズルを備
えるとともに、アーム固定部材41にて上記回動機構部
12の上面に固定されており、上記回動機構部12の回
動動作に連動して、図3に示すように、ガラス基板1の
上面を外周から中心まで移動する。また、この回動動作
における上記現像液アーム19の先端部分の軌跡は仮想
線で示される。なお、現像液アーム19は、現像液不使
用時において、上記ガラス基板1から離れた所定の位置
(以下、単に待機位置という)にて待機する。
えるとともに、アーム固定部材41にて上記回動機構部
12の上面に固定されており、上記回動機構部12の回
動動作に連動して、図3に示すように、ガラス基板1の
上面を外周から中心まで移動する。また、この回動動作
における上記現像液アーム19の先端部分の軌跡は仮想
線で示される。なお、現像液アーム19は、現像液不使
用時において、上記ガラス基板1から離れた所定の位置
(以下、単に待機位置という)にて待機する。
【0031】また、図3に示すように、現像液アーム1
9と同様に、窒素アーム71及び純水アーム72、ま
た、図示されないが窒素アーム回動モータと窒素バル
ブ、純水アーム回動モータ及び純水バルブが配設され
る。ここで、窒素アーム71は上記窒素アーム回動モー
タにて駆動し、純水アーム72は上記純水アーム回動モ
ータにて駆動し、各アームはガラス基板1上で外周から
中心までの範囲で回動する。また、現像液アーム19か
ら噴射される現像液の量は、上記現像液タンク部11に
配設される現像液バルブの開閉動作にて制御され、上記
窒素アーム71から噴射される窒素ガスの量は、上記窒
素バルブの開閉動作にて制御され、上記純水アーム72
から噴射される純水の量は、上記純水バルブの開閉動作
にて制御される。さらに、各バルブの開閉動作は、制御
部7からの制御信号に基づいて制御される。
9と同様に、窒素アーム71及び純水アーム72、ま
た、図示されないが窒素アーム回動モータと窒素バル
ブ、純水アーム回動モータ及び純水バルブが配設され
る。ここで、窒素アーム71は上記窒素アーム回動モー
タにて駆動し、純水アーム72は上記純水アーム回動モ
ータにて駆動し、各アームはガラス基板1上で外周から
中心までの範囲で回動する。また、現像液アーム19か
ら噴射される現像液の量は、上記現像液タンク部11に
配設される現像液バルブの開閉動作にて制御され、上記
窒素アーム71から噴射される窒素ガスの量は、上記窒
素バルブの開閉動作にて制御され、上記純水アーム72
から噴射される純水の量は、上記純水バルブの開閉動作
にて制御される。さらに、各バルブの開閉動作は、制御
部7からの制御信号に基づいて制御される。
【0032】次に、図1のディテクタアーム36につい
て説明する。
て説明する。
【0033】上記ディテクタアーム36は、レーザ光発
生部5と、レーザ光反射用プリズム35と、光ディテク
タ6とを備えている。
生部5と、レーザ光反射用プリズム35と、光ディテク
タ6とを備えている。
【0034】また、ディテクタアーム36を矢印sに示
した方向にスライド自在に支持するために、ディテクタ
アーム36の下方部にスライドガイド32、33が設け
られ、さらにスライドガイド32、33に対向するよう
にスライドガイド溝31aが設けられている。
した方向にスライド自在に支持するために、ディテクタ
アーム36の下方部にスライドガイド32、33が設け
られ、さらにスライドガイド32、33に対向するよう
にスライドガイド溝31aが設けられている。
【0035】ここで、上記レーザ光発生部5は、例えば
ヘリウム−ネオン(He−Ne)レーザ光を発生するも
のである。このHe−Neレーザ光は、ガラス基板1の
裏面すなわちレジストを塗布させた面の反対の面から入
射し、このガラス基板を透過して、現像された部分にで
きる溝で回折する。この回折光を検出することで、ガラ
ス基板の現像がどの程度が進んでいるのかをモニタする
ことができる。
ヘリウム−ネオン(He−Ne)レーザ光を発生するも
のである。このHe−Neレーザ光は、ガラス基板1の
裏面すなわちレジストを塗布させた面の反対の面から入
射し、このガラス基板を透過して、現像された部分にで
きる溝で回折する。この回折光を検出することで、ガラ
ス基板の現像がどの程度が進んでいるのかをモニタする
ことができる。
【0036】また、上記レーザ光反射用プリズム35
は、レーザ光発生部5から発射されるレーザ光の光路上
に配設される。なお、上記レーザ光は、このレーザ光反
射用プリズム35により光路が90°曲げられて、ガラ
ス基板1に対して垂直に入射する。
は、レーザ光発生部5から発射されるレーザ光の光路上
に配設される。なお、上記レーザ光は、このレーザ光反
射用プリズム35により光路が90°曲げられて、ガラ
ス基板1に対して垂直に入射する。
【0037】また、光ディテクタ6は、図4に示すよう
に、0次回折光検出部51と1次回折光検出部52と、
2次−1回折光検出部53と、2次−2回折光検出部5
4とから構成され、各検出部にて回折光を検出するもの
である。
に、0次回折光検出部51と1次回折光検出部52と、
2次−1回折光検出部53と、2次−2回折光検出部5
4とから構成され、各検出部にて回折光を検出するもの
である。
【0038】また、各検出部は、対応する回折光が垂直
に入射されるように配置される。なお、各回折光は、レ
ンズにて集光してから検出される。これにより、ディス
ク原盤に散布された現像液や水等の液面での回折や、デ
ィスク原盤の偏心により生じる虞がある回折光の射出角
がゆらぎが補正される。
に入射されるように配置される。なお、各回折光は、レ
ンズにて集光してから検出される。これにより、ディス
ク原盤に散布された現像液や水等の液面での回折や、デ
ィスク原盤の偏心により生じる虞がある回折光の射出角
がゆらぎが補正される。
【0039】ここで、0次回折光は非回折光であり、レ
ーザ光発生部5から出射された光路上でレンズ55aに
より集光された状態で0次回折光検出部51にて検出さ
れる。
ーザ光発生部5から出射された光路上でレンズ55aに
より集光された状態で0次回折光検出部51にて検出さ
れる。
【0040】1次回折光は、グルーブあるいはピットの
幅や深さに比例して光量が増加することが知られてお
り、1次回折光の光路上でレンズ55にて集光された状
態で1次回折光検出部52にて検出される。なお、1次
回折光検出部52は、異なるトラックピッチに対応する
ために他の回折光と比較し大口径となるため、他の検出
部よりも大きくなっている。
幅や深さに比例して光量が増加することが知られてお
り、1次回折光の光路上でレンズ55にて集光された状
態で1次回折光検出部52にて検出される。なお、1次
回折光検出部52は、異なるトラックピッチに対応する
ために他の回折光と比較し大口径となるため、他の検出
部よりも大きくなっている。
【0041】2次−1回折光は、トラックピッチが1.
6μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55cにて集光された状態で2次−
1回折光検出部53にて検出される。
6μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55cにて集光された状態で2次−
1回折光検出部53にて検出される。
【0042】2次−2回折光は、トラックピッチが1.
4μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55dにて集光された状態で2次−
2回折光検出部54にて検出される。
4μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55dにて集光された状態で2次−
2回折光検出部54にて検出される。
【0043】ここで、0次回折光の光量をI0 、1次回
折光の光量をI1 、2次−1回折光の光量をI2-1 、2
次−2回折光の光量をI2-2 とすると、光量I1 、I
2-1 、I2-2 はグルーブの幅や深さに比例する。
折光の光量をI1 、2次−1回折光の光量をI2-1 、2
次−2回折光の光量をI2-2 とすると、光量I1 、I
2-1 、I2-2 はグルーブの幅や深さに比例する。
【0044】ここで、図5に示すように、ガラス基板1
上に形成されるグルーブの幅をW、グルーブの深さを
D、グルーブ間の間隔をPとする。図6は、グルーブ幅
Wを変化させてI1 /I0 とグルーブ深さDとの関係を
示したグラフである。また、図7は、グルーブ幅Wの異
なるモデル1及びモデル2の各場合において、I2 /I
1 とグルーブ深さDとの関係を示したグラフである。
上に形成されるグルーブの幅をW、グルーブの深さを
D、グルーブ間の間隔をPとする。図6は、グルーブ幅
Wを変化させてI1 /I0 とグルーブ深さDとの関係を
示したグラフである。また、図7は、グルーブ幅Wの異
なるモデル1及びモデル2の各場合において、I2 /I
1 とグルーブ深さDとの関係を示したグラフである。
【0045】ここで、モデル1は現像過程の進行が深さ
及び幅方向とも均一に進行していく系をモデル化したも
のであり、また、モデル2は実際の現像過程に近づけた
系、すなわち現像進行幅はレーザ光の露光幅で規制され
るため、現像進行幅が所定の幅まで広がった後グルーブ
深さ方向のみが変化する系をモデル化したものである。
及び幅方向とも均一に進行していく系をモデル化したも
のであり、また、モデル2は実際の現像過程に近づけた
系、すなわち現像進行幅はレーザ光の露光幅で規制され
るため、現像進行幅が所定の幅まで広がった後グルーブ
深さ方向のみが変化する系をモデル化したものである。
【0046】I1 /I0 は、図6に示すように、グルー
ブ幅WがW1 、W2 、W3 、W4 、W5 のどの値をとっ
ても、グルーブの深さDに比例する。
ブ幅WがW1 、W2 、W3 、W4 、W5 のどの値をとっ
ても、グルーブの深さDに比例する。
【0047】また、I2-1 /I1 、I2-2 /I1 とグル
ーブ幅との関係を示す曲線は、図7に示すように、グル
ーブの幅に依存して変化する。
ーブ幅との関係を示す曲線は、図7に示すように、グル
ーブの幅に依存して変化する。
【0048】また、上記光ディテクタ6は、検出した回
折光の光量I0 、I1 、I2-1 、I2-2 から電圧V0 、
V1 、V2-1 、V2-2 を発生し、発生した電圧を制御部
7に出力する。
折光の光量I0 、I1 、I2-1 、I2-2 から電圧V0 、
V1 、V2-1 、V2-2 を発生し、発生した電圧を制御部
7に出力する。
【0049】ここで、上記ディテクタアーム36によれ
ば、レーザ光発生部5と光ディテクタ6とレーザ光反射
用プリズム35とは上述のように一体的に構成されてい
るため、現像状態に応じて制御部7から送られる制御信
号に基づいて、このディテクタアーム36が上記ガラス
基板1の外周から中心に向かって径方向に沿って移動す
ると、上記レーザ光発生部5、上記光ディテクタ6及び
上記レーザ光反射用プリズム35がこれに合わせて移動
する。
ば、レーザ光発生部5と光ディテクタ6とレーザ光反射
用プリズム35とは上述のように一体的に構成されてい
るため、現像状態に応じて制御部7から送られる制御信
号に基づいて、このディテクタアーム36が上記ガラス
基板1の外周から中心に向かって径方向に沿って移動す
ると、上記レーザ光発生部5、上記光ディテクタ6及び
上記レーザ光反射用プリズム35がこれに合わせて移動
する。
【0050】すなわち、上記レーザ光発生部5が移動し
て、上記ガラス基板1に対するレーザ光の入射位置が移
動しても、上記光ディテクタ6もレーザ光発生部5と連
動しているため、上記回折光を正確に検出することがで
きる。
て、上記ガラス基板1に対するレーザ光の入射位置が移
動しても、上記光ディテクタ6もレーザ光発生部5と連
動しているため、上記回折光を正確に検出することがで
きる。
【0051】制御部7は、上記ガラス基板1の現像状態
を、上記光ディテクタ6から出力される電圧に基づいて
判断する。ここで、現像状態の判断の機構を図5を用い
て説明する。
を、上記光ディテクタ6から出力される電圧に基づいて
判断する。ここで、現像状態の判断の機構を図5を用い
て説明する。
【0052】図8において、レーザ光lは、ガラス基板
1に入射後回折して、0次回折光l 0 、1次回折光l
1 、2次−1回折光l2ー1 及び2次−2回折光l2-2 と
なる。また、上記0次回折光l0 は、光ディテクタ6の
0次回折光検出部51にて検出され、この光量I0 に基
づいて得られた電圧V0 がコンパレータ73に送られ
る。他の回折光についても同様に、1次回折光l1 は1
次回折光検出部52で、2次−1回折光l2-1 は2次−
1回折光検出部53で、また、2次−2回折光l2-2 は
2次−2回折光検出部54で、それぞれ検出され、各光
量I1 、I2-1 、I2- 2 は電圧に変換され、この変換さ
れた電圧V1 、V2-1 、V2-2 がコンパレータ73に送
られる。
1に入射後回折して、0次回折光l 0 、1次回折光l
1 、2次−1回折光l2ー1 及び2次−2回折光l2-2 と
なる。また、上記0次回折光l0 は、光ディテクタ6の
0次回折光検出部51にて検出され、この光量I0 に基
づいて得られた電圧V0 がコンパレータ73に送られ
る。他の回折光についても同様に、1次回折光l1 は1
次回折光検出部52で、2次−1回折光l2-1 は2次−
1回折光検出部53で、また、2次−2回折光l2-2 は
2次−2回折光検出部54で、それぞれ検出され、各光
量I1 、I2-1 、I2- 2 は電圧に変換され、この変換さ
れた電圧V1 、V2-1 、V2-2 がコンパレータ73に送
られる。
【0053】コンパレータ73は、電圧V0 と電圧V1
との比(V1 /V0 )と、電圧V1と電圧V2-1 との比
(V2-1 /V1 )と、電圧V1 とV2-2 との比(V2-2
/V1 )を算出する。
との比(V1 /V0 )と、電圧V1と電圧V2-1 との比
(V2-1 /V1 )と、電圧V1 とV2-2 との比(V2-2
/V1 )を算出する。
【0054】また、設定部74から現像が終了したこと
を示す所定のV1 /V0 と、V2-1/V1 )と、V2-2
/V1 と(以下、単に終了レベルという)が送られ、こ
の終了レベルと、V1 /V0 、V2-1 /V1 及びV2-2
/V1 (以下、単に検出レベルという)との比較を行
う。ここで、上記検出レベルが、上記終了レベルと一致
するか越えた場合、現像終了を示す制御信号を表示部7
5及び信号出力端子76に出力する。また、表示部75
は、上記制御信号に基づいて現像状態を表示する。例え
ば、現像中であれば現像中である旨の表示が、また、現
像終了であれば現像終了を表す旨の表示がなされる。
を示す所定のV1 /V0 と、V2-1/V1 )と、V2-2
/V1 と(以下、単に終了レベルという)が送られ、こ
の終了レベルと、V1 /V0 、V2-1 /V1 及びV2-2
/V1 (以下、単に検出レベルという)との比較を行
う。ここで、上記検出レベルが、上記終了レベルと一致
するか越えた場合、現像終了を示す制御信号を表示部7
5及び信号出力端子76に出力する。また、表示部75
は、上記制御信号に基づいて現像状態を表示する。例え
ば、現像中であれば現像中である旨の表示が、また、現
像終了であれば現像終了を表す旨の表示がなされる。
【0055】また、図8によれば、上記制御部7は、例
えば上記現像停止を示すといった現像状態に基づいた制
御信号を各部分に送り、この制御信号に応じて回転モー
タ3の回転動作と、ノズル回動モータ4、上記窒素アー
ム回動モータ及び上記純水アーム回動モータの回転動作
と、現像液タンク部11の現像液バルブ、上記窒素バル
ブ及び上記純水バルブの開閉動作と、ディテクタアーム
36の上記ガラス基板1の径方向への移動動作を制御す
る。
えば上記現像停止を示すといった現像状態に基づいた制
御信号を各部分に送り、この制御信号に応じて回転モー
タ3の回転動作と、ノズル回動モータ4、上記窒素アー
ム回動モータ及び上記純水アーム回動モータの回転動作
と、現像液タンク部11の現像液バルブ、上記窒素バル
ブ及び上記純水バルブの開閉動作と、ディテクタアーム
36の上記ガラス基板1の径方向への移動動作を制御す
る。
【0056】ここで、上記制御部7が出力する制御信号
と、この制御信号に基づいてなされる図3に示した上記
現像液アーム19、窒素アーム71及び純水アーム72
の動作とを図9のフローチャートを用いて説明する。
と、この制御信号に基づいてなされる図3に示した上記
現像液アーム19、窒素アーム71及び純水アーム72
の動作とを図9のフローチャートを用いて説明する。
【0057】ステップS0では、予めレジストを塗布さ
せてから露光したガラス基板が回転機構部2の所定の位
置に固定され、ステップS1に進んで動作ボタンが操作
され、上記制御部7の動作は開始する。
せてから露光したガラス基板が回転機構部2の所定の位
置に固定され、ステップS1に進んで動作ボタンが操作
され、上記制御部7の動作は開始する。
【0058】ステップS2では、上記回転モータ3に対
して、低速で回転するように指示する制御信号が出力さ
れ、これに応じてガラス基板1を載置した回転機構部2
は低速回転を開始する。
して、低速で回転するように指示する制御信号が出力さ
れ、これに応じてガラス基板1を載置した回転機構部2
は低速回転を開始する。
【0059】ステップS3では、上記純水アーム回動モ
ータに対して動作開始を指示する制御信号が出力され、
純水アーム72の先端は移動し、上記ガラス基板の中心
の上部に位置する。ステップS4では、上記純水バルブ
に対して所定の時間バルブを開くように指示する制御信
号が出力されて、これに応じて上記ガラス基板1上に純
水が噴射され、ガラス基板1の表面が洗浄される。
ータに対して動作開始を指示する制御信号が出力され、
純水アーム72の先端は移動し、上記ガラス基板の中心
の上部に位置する。ステップS4では、上記純水バルブ
に対して所定の時間バルブを開くように指示する制御信
号が出力されて、これに応じて上記ガラス基板1上に純
水が噴射され、ガラス基板1の表面が洗浄される。
【0060】ステップS5では、ノズル回動モータ4に
対して動作開始を指示する制御信号が出力され、上記現
像液アーム19は移動し、上記ガラス基板1の中心の上
部に位置する。ステップS6では、上記現像液タンク部
11の現像液バルブの開閉を制御する制御信号をこの現
像液バルブに送る。
対して動作開始を指示する制御信号が出力され、上記現
像液アーム19は移動し、上記ガラス基板1の中心の上
部に位置する。ステップS6では、上記現像液タンク部
11の現像液バルブの開閉を制御する制御信号をこの現
像液バルブに送る。
【0061】このステップS6において、上記光ディテ
クタ6から送られる電圧に基づいて得られる検出レベル
と予め設定されている終了レベルとを比較し、この比較
結果から上記現像状態が判断される。すなわち、上記検
出レベルと上記終了レベルとが一致するまでは現像が終
了していないと判断し、上記現像液タンク部11の現像
液バルブを開くように指示する制御信号を出力し、ま
た、上記検出レベルと上記終了レベルとが一致し越える
と現像が終了したと判断し、上記現像液タンク部11の
現像液バルブを閉めるように指示する制御信号を出力す
る。
クタ6から送られる電圧に基づいて得られる検出レベル
と予め設定されている終了レベルとを比較し、この比較
結果から上記現像状態が判断される。すなわち、上記検
出レベルと上記終了レベルとが一致するまでは現像が終
了していないと判断し、上記現像液タンク部11の現像
液バルブを開くように指示する制御信号を出力し、ま
た、上記検出レベルと上記終了レベルとが一致し越える
と現像が終了したと判断し、上記現像液タンク部11の
現像液バルブを閉めるように指示する制御信号を出力す
る。
【0062】現像が終了後、ステップS7に進んで、上
記純水バルブに対して所定の時間バルブを開くように指
示する制御信号が出力され、上記ガラス基板1上に純水
が噴射される。なお、ここでは上記ガラス基板1上に残
留する現像液を洗い落とす、いわゆるリンス処理が行わ
れる。
記純水バルブに対して所定の時間バルブを開くように指
示する制御信号が出力され、上記ガラス基板1上に純水
が噴射される。なお、ここでは上記ガラス基板1上に残
留する現像液を洗い落とす、いわゆるリンス処理が行わ
れる。
【0063】ステップS8では、上記窒素アーム回動モ
ータに対して動作開始を指示する制御信号が出力され、
上記窒素アーム71は移動し、上記ガラス基板1の中心
の上部に位置する。ステップS9では、上記窒素バルブ
に対して所定の時間バルブを開くように指示する制御信
号が出力されるとともに、回転モータ3に対して高速で
回転するように指示する制御信号が出力され、これに応
じて上記ガラス基板1を載置した回転機構部2は低速回
転から高速回転に回転速度を切り換え、このガラス基板
1上に窒素ガスが噴射され、上記ガラス基板1が乾燥さ
れる。
ータに対して動作開始を指示する制御信号が出力され、
上記窒素アーム71は移動し、上記ガラス基板1の中心
の上部に位置する。ステップS9では、上記窒素バルブ
に対して所定の時間バルブを開くように指示する制御信
号が出力されるとともに、回転モータ3に対して高速で
回転するように指示する制御信号が出力され、これに応
じて上記ガラス基板1を載置した回転機構部2は低速回
転から高速回転に回転速度を切り換え、このガラス基板
1上に窒素ガスが噴射され、上記ガラス基板1が乾燥さ
れる。
【0064】上記ガラス基板乾燥後、ステップS10に
進んで、上記回転機構部2に対して動作停止を指示する
制御信号が出力されるとともに、上記ノズル回動モー
タ、上記窒素アーム回動モータ及び上記純水アーム回動
モータに対して、各アームを待機位置に戻すように回転
するように指示する制御信号が出力され、上記ガラス基
板1の回転は停止するとともに、全アームが待機位置に
移動し、ステップS11に進んで、上記ガラス基板の現
像動作は終了する。
進んで、上記回転機構部2に対して動作停止を指示する
制御信号が出力されるとともに、上記ノズル回動モー
タ、上記窒素アーム回動モータ及び上記純水アーム回動
モータに対して、各アームを待機位置に戻すように回転
するように指示する制御信号が出力され、上記ガラス基
板1の回転は停止するとともに、全アームが待機位置に
移動し、ステップS11に進んで、上記ガラス基板の現
像動作は終了する。
【0065】上記ディスク原盤製造装置によれば、レジ
ストが塗布された後露光されたガラス基板1を回転機構
部2の外周部に載置して、回転モータ3にて上記回転機
構部2を回転させると、上記ガラス基板も上記回転機構
部2と連動して回転する。また、この回転動作を行いな
がら、現像液タンク部11から現像液アーム19にて現
像液を上記ガラス基板に供給して現像させる。
ストが塗布された後露光されたガラス基板1を回転機構
部2の外周部に載置して、回転モータ3にて上記回転機
構部2を回転させると、上記ガラス基板も上記回転機構
部2と連動して回転する。また、この回転動作を行いな
がら、現像液タンク部11から現像液アーム19にて現
像液を上記ガラス基板に供給して現像させる。
【0066】また、この現像液のガラス基板1の上での
供給位置は、ノズル回動モータ4にて制御される。この
現像動作の進行状況は、レーザ光発生部5から、例えば
He−Neレーザ光をガラス基板1に対して、現像して
いる側とは反対方向から出射させ、上記ガラス基板1に
て透過して現像した結果現れてくるグルーブにて回折し
た回折光を光ディテクタ6にて検出することでモニタで
きる。
供給位置は、ノズル回動モータ4にて制御される。この
現像動作の進行状況は、レーザ光発生部5から、例えば
He−Neレーザ光をガラス基板1に対して、現像して
いる側とは反対方向から出射させ、上記ガラス基板1に
て透過して現像した結果現れてくるグルーブにて回折し
た回折光を光ディテクタ6にて検出することでモニタで
きる。
【0067】このため、ディスク原盤のピットエリアの
現像状態を直接モニタすることが可能になり、ディスク
の小型化及び高密度化に対応するとともに高精度なディ
スク原盤の製造が可能になる。
現像状態を直接モニタすることが可能になり、ディスク
の小型化及び高密度化に対応するとともに高精度なディ
スク原盤の製造が可能になる。
【0068】上記回折光として0次回折光、1次回折
光、2次−1回折光、2次−2回折光をそれぞれ独立に
検出することで、トラックピッチの大きさに応じて、グ
ルーブやピットの現像状態がモニタされるだけではな
く、小トラックピッチ化に対応したディスク原盤を製造
することができる。
光、2次−1回折光、2次−2回折光をそれぞれ独立に
検出することで、トラックピッチの大きさに応じて、グ
ルーブやピットの現像状態がモニタされるだけではな
く、小トラックピッチ化に対応したディスク原盤を製造
することができる。
【0069】また、上記レーザ光発生部5は、ディテク
タアーム36により上記ガラス基板1の径方向にスライ
ド可能に設けられており、上記光ディテクタ6の検出結
果に基づいて、このスライド動作が制御される。さら
に、上記レーザ光発生部5と上記光ディテクタ6とはデ
ィテクタアーム36にて一体的に構成されていて、上記
光ディテクタ6も、上記レーザ光発生部5のスライド動
作と連動している。従って、上記検出結果に応じて、レ
ーザ光発生部5と光ディテクタ6とは連動するため、よ
り正確な現像状態の検出が可能であるため、高精度なデ
ィスク原盤の製造が可能になる。
タアーム36により上記ガラス基板1の径方向にスライ
ド可能に設けられており、上記光ディテクタ6の検出結
果に基づいて、このスライド動作が制御される。さら
に、上記レーザ光発生部5と上記光ディテクタ6とはデ
ィテクタアーム36にて一体的に構成されていて、上記
光ディテクタ6も、上記レーザ光発生部5のスライド動
作と連動している。従って、上記検出結果に応じて、レ
ーザ光発生部5と光ディテクタ6とは連動するため、よ
り正確な現像状態の検出が可能であるため、高精度なデ
ィスク原盤の製造が可能になる。
【0070】なお、本実施例において、ガラス基板1の
サイズとして、直径300mmで厚さ10mmのものを
例に挙げたが、これに限定されることはなく、レーザ光
発生部5でモニタする範囲を変えることで、直径64m
mのディスク、直径90mmのディスク、直径130m
mのディスク等他のサイズのディスク原盤を作成するデ
ィスク原盤製造装置することもできる。
サイズとして、直径300mmで厚さ10mmのものを
例に挙げたが、これに限定されることはなく、レーザ光
発生部5でモニタする範囲を変えることで、直径64m
mのディスク、直径90mmのディスク、直径130m
mのディスク等他のサイズのディスク原盤を作成するデ
ィスク原盤製造装置することもできる。
【0071】また、本実施例において、レーザ光発生部
5から出射させるレーザ光としてHe−Neレーザ光を
用いた例を挙げたが、これに限定されることはなく、他
のレーザ光を用いても本発明と同様の効果を得ることが
できる。また、このレーザ光発生部5によるレーザ光出
射方向をガラス基板1の面に対して水平方向としレーザ
光反射用プリズム35を用いて、該ガラス基板1に対し
て垂直にレーザ光を入射させる例を挙げたが、こちらも
これに限定されることはなく、レーザ光の出射方向を初
めから上記ガラス基板1に対して垂直な方向とし、直接
入射させてもよい。
5から出射させるレーザ光としてHe−Neレーザ光を
用いた例を挙げたが、これに限定されることはなく、他
のレーザ光を用いても本発明と同様の効果を得ることが
できる。また、このレーザ光発生部5によるレーザ光出
射方向をガラス基板1の面に対して水平方向としレーザ
光反射用プリズム35を用いて、該ガラス基板1に対し
て垂直にレーザ光を入射させる例を挙げたが、こちらも
これに限定されることはなく、レーザ光の出射方向を初
めから上記ガラス基板1に対して垂直な方向とし、直接
入射させてもよい。
【0072】また、本実施例において、現像液アーム1
9、窒素アーム71及び純水アーム72は、一旦先端部
分がガラス基板1の中心の上部に位置すると、ガラス基
板1の現像が終了しないと待機位置に戻らないものとし
たが、これに限定されることはなく、現像液、窒素ある
いは純水が上記ガラス基板1上に噴射された直後に噴射
動作を行ったアームを待機位置に戻すように制御部7か
ら制御信号を出力させてもよい。
9、窒素アーム71及び純水アーム72は、一旦先端部
分がガラス基板1の中心の上部に位置すると、ガラス基
板1の現像が終了しないと待機位置に戻らないものとし
たが、これに限定されることはなく、現像液、窒素ある
いは純水が上記ガラス基板1上に噴射された直後に噴射
動作を行ったアームを待機位置に戻すように制御部7か
ら制御信号を出力させてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
原盤製造装置によれば、レジストが塗布された後露光さ
れたガラス基板を回転させながら、現像液を吹き付けて
行う現像の様子を、モニタ光源からの光をレジストが塗
布された面とは反対の面より外周から中心まで照射し、
これらの回折光を光検出手段にて検出することで、従来
において不可能であったガラス基板の中心部分の現像状
態を直接モニタすることが可能になるため、信号記録領
域とは直接関係のないモニタ用の信号領域を形成する必
要がなくなり生産性が向上する。また、上記モニタ光源
と上記光検出手段とを一体的に構成することで、上記現
像状態がより正確にモニタすることができる。従って、
より小型で高精度であるとともに、ディスクのピットの
高密度化に対応するディスク原盤を製造することが可能
になる。
原盤製造装置によれば、レジストが塗布された後露光さ
れたガラス基板を回転させながら、現像液を吹き付けて
行う現像の様子を、モニタ光源からの光をレジストが塗
布された面とは反対の面より外周から中心まで照射し、
これらの回折光を光検出手段にて検出することで、従来
において不可能であったガラス基板の中心部分の現像状
態を直接モニタすることが可能になるため、信号記録領
域とは直接関係のないモニタ用の信号領域を形成する必
要がなくなり生産性が向上する。また、上記モニタ光源
と上記光検出手段とを一体的に構成することで、上記現
像状態がより正確にモニタすることができる。従って、
より小型で高精度であるとともに、ディスクのピットの
高密度化に対応するディスク原盤を製造することが可能
になる。
【0074】また、上記光検出手段にて、上記透過光の
低次回折光から高次回折光までそれぞれ独立に検出する
ことで、トラックピッチが小さくてもピット部分の現像
状態を直接検出することができるため、ディスクのピッ
トの高密度化に対応するディスク原盤を製造することが
可能になる。
低次回折光から高次回折光までそれぞれ独立に検出する
ことで、トラックピッチが小さくてもピット部分の現像
状態を直接検出することができるため、ディスクのピッ
トの高密度化に対応するディスク原盤を製造することが
可能になる。
【図1】本発明に係るディスク原盤製造装置の具体的な
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図2】上記ディスク原盤製造装置で、ガラス基板を載
置台部上に固定する他の例を示す図である。
置台部上に固定する他の例を示す図である。
【図3】上記ディスク原盤製造装置を構成する回転機構
部の近傍の平面図である。
部の近傍の平面図である。
【図4】上記ディスク原盤製造装置を構成する光ディテ
クタの具体的な構成を示す図である。
クタの具体的な構成を示す図である。
【図5】上記ディスク原盤製造装置にに現像されるガラ
ス原盤の断面図である。
ス原盤の断面図である。
【図6】光量比I1 /I0 とグルーブ深さDとの関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図7】光量比I2 /I1 とグルーブ深さDとの関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図8】上記ディスク原盤製造装置における現像状態の
判断機構を説明するためのブロック図である。
判断機構を説明するためのブロック図である。
【図9】上記ディスク原盤製造装置におけるガラス基板
の現像動作を説明するためのフローチャートである。
の現像動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】従来のディスク原盤製造装置の概略的な構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図11】ディスク原盤製造装置において現像の度合い
をモニタする際の原理を説明するための模式図である。
をモニタする際の原理を説明するための模式図である。
【図12】従来のディスク原盤製造装置にてガラス基板
がカッティングされる領域を説明するディスク原盤の平
面図である。
がカッティングされる領域を説明するディスク原盤の平
面図である。
1 ガラス基板 2 回転機構部 3 回転モータ 4 ノズル回動モータ 5 レーザ光発生部 6 光ディテクタ 7 制御部 36 ディテクタアーム 51 0次回折光検出部 52 1次回折光検出部 53 2次−1回折光検出部 54 2次−2回折光検出部
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】この方法では、照射されたレーザがレジス
ト110aの表面に形成されるグルーブあるいはピット
によって0次の回折光、1次の回折光、2次の回折光、
・・・と0次の回折光から高次の回折光として現れる
が、1次の回折光/0次の回折光がグルーブの深さに依
存して変化し、2次の回折光/1次の回折光がグルーブ
の幅に依存して変化するのを利用している。
ト110aの表面に形成されるグルーブあるいはピット
によって0次の回折光、1次の回折光、2次の回折光、
・・・と0次の回折光から高次の回折光として現れる
が、1次の回折光/0次の回折光がグルーブの深さに依
存して変化し、2次の回折光/1次の回折光がグルーブ
の幅に依存して変化するのを利用している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ところが、光ディスク原盤として利用する
信号記録領域Sと、その外周側に設けられたモニタ用信
号領域SM とで生じる回転半径の違いによって、一定の
角速度で回転テーブル137を回転させても内周側と外
周側とにおける周方向の回転移動量が異なってしまう。
このため、信号記録領域Sとモニタ用信号領域SM に一
定の光量の露光用のレーザ光を照射しても、単位長さあ
たり照射されるレーザパワーに違いが生じてしまう。こ
のような露光時におけるレーザパワーの違いは、現像時
に同じ現像処理を行っても上記信号記録領域Sと上記現
像モニタ用信号領域SM とがそれぞれ異なる現像過程を
経ることになる。従って、上記現像モニタ用信号領域S
M をモニタしても、上記信号記録領域Sを正確にモニタ
したことにはならない。
信号記録領域Sと、その外周側に設けられたモニタ用信
号領域SM とで生じる回転半径の違いによって、一定の
角速度で回転テーブル137を回転させても内周側と外
周側とにおける周方向の回転移動量が異なってしまう。
このため、信号記録領域Sとモニタ用信号領域SM に一
定の光量の露光用のレーザ光を照射しても、単位長さあ
たり照射されるレーザパワーに違いが生じてしまう。こ
のような露光時におけるレーザパワーの違いは、現像時
に同じ現像処理を行っても上記信号記録領域Sと上記現
像モニタ用信号領域SM とがそれぞれ異なる現像過程を
経ることになる。従って、上記現像モニタ用信号領域S
M をモニタしても、上記信号記録領域Sを正確にモニタ
したことにはならない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】回転機構部2は、中空で略円筒形状を有す
るものであり、上面の外周上に配設される環状の載置台
部37にて上記ガラス基板1の外周縁を支持している。
ここで、上記ガラス基板1が上記載置台部37に載置さ
れると、載置台部37と上記ガラス基板1の外周縁との
間に隙間が生じるが、図示されない減圧系統を設けて、
この減圧系統にて減圧させることで、上記ガラス基板1
を固定させることができる。
るものであり、上面の外周上に配設される環状の載置台
部37にて上記ガラス基板1の外周縁を支持している。
ここで、上記ガラス基板1が上記載置台部37に載置さ
れると、載置台部37と上記ガラス基板1の外周縁との
間に隙間が生じるが、図示されない減圧系統を設けて、
この減圧系統にて減圧させることで、上記ガラス基板1
を固定させることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】さらに、上記回転機構部2の回転動作が円
滑に行われるように回転ベアリングホルダ27を設け、
この回転ベアリングホルダ27と回転機構部2との隙間
に、ベアリング23、24が配設される。また、回転機
構部2の下方部には、後述の回転ベルト22を支持する
めの回転ベルト支持部39が配設される。
滑に行われるように回転ベアリングホルダ27を設け、
この回転ベアリングホルダ27と回転機構部2との隙間
に、ベアリング23、24が配設される。また、回転機
構部2の下方部には、後述の回転ベルト22を支持する
めの回転ベルト支持部39が配設される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、回転モータ3は、モータプーリ21
を回転させこの回転動作を上記回転ベルト22に伝え
て、さらに上記回転機構部2に回転力を与えるものであ
る。なお、回転モータ3の回転動作は、後述する制御部
7からの制御信号に基づいて制御される。
を回転させこの回転動作を上記回転ベルト22に伝え
て、さらに上記回転機構部2に回転力を与えるものであ
る。なお、回転モータ3の回転動作は、後述する制御部
7からの制御信号に基づいて制御される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、上記回転機構部2の側方方向にコー
タハウス部34が配設され、このコータハウス部34
は、後述する現像液、純水の飛散を防止し排出口40よ
り回収するものである。さらに、上記コータハウス部3
4は後述する窒素ガスを強制排気させるように、図示さ
れない減圧系統を設けて、この減圧系統をパンチングメ
タルを介して設けられた排気口42に接続し、窒素ガス
噴射時にこの減圧系統を動作させている。
タハウス部34が配設され、このコータハウス部34
は、後述する現像液、純水の飛散を防止し排出口40よ
り回収するものである。さらに、上記コータハウス部3
4は後述する窒素ガスを強制排気させるように、図示さ
れない減圧系統を設けて、この減圧系統をパンチングメ
タルを介して設けられた排気口42に接続し、窒素ガス
噴射時にこの減圧系統を動作させている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、ノズル回動モータ4は、回転動作を
回転軸カップリング13を介して回動機構部12に伝導
する。回動機構部12の回動動作を円滑に行わせるため
に、回動機構部12の側面と回動ガイド14との隙間
に、ベアリング15、16が配設される。
回転軸カップリング13を介して回動機構部12に伝導
する。回動機構部12の回動動作を円滑に行わせるため
に、回動機構部12の側面と回動ガイド14との隙間
に、ベアリング15、16が配設される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】現像液アーム19は、先端部にノズルを備
えるとともに、アーム固定部材41にて上記回動機構部
12の上面に固定されており、上記回動機構部12の回
動動作に連動して、図3(a)に示すように、ガラス基
板1の上面を外周から中心まで移動する。また、この回
動動作における上記現像液アーム19の先端部分の軌跡
は仮想線で示される。なお、現像液アーム19は、現像
液不使用時において、上記ガラス基板1から離れた所定
の位置(以下、単に待機位置という)にて待機する。な
お、上記現像液アーム19は、先端部にノズルを備える
ものに限定されず、図3(b)又は図3(c)に示すよ
うなシャワー形式を採用したものであってもよい。こ
の、図3(b)に示す現像液アーム19aでは、ガラス
基板1の外周側から内周側に対応する位置に、複数の噴
射口19cが穿設されている。また、図3(c)に示す
現像液アーム19bでは、ガラス基板1の外周側から内
周側に対応する位置に、スリット19dが設けられてい
る。したがって、現像液アーム19a、19bでは、ガ
ラス基板1に対して現像液を略均一に噴射することがで
きる。
えるとともに、アーム固定部材41にて上記回動機構部
12の上面に固定されており、上記回動機構部12の回
動動作に連動して、図3(a)に示すように、ガラス基
板1の上面を外周から中心まで移動する。また、この回
動動作における上記現像液アーム19の先端部分の軌跡
は仮想線で示される。なお、現像液アーム19は、現像
液不使用時において、上記ガラス基板1から離れた所定
の位置(以下、単に待機位置という)にて待機する。な
お、上記現像液アーム19は、先端部にノズルを備える
ものに限定されず、図3(b)又は図3(c)に示すよ
うなシャワー形式を採用したものであってもよい。こ
の、図3(b)に示す現像液アーム19aでは、ガラス
基板1の外周側から内周側に対応する位置に、複数の噴
射口19cが穿設されている。また、図3(c)に示す
現像液アーム19bでは、ガラス基板1の外周側から内
周側に対応する位置に、スリット19dが設けられてい
る。したがって、現像液アーム19a、19bでは、ガ
ラス基板1に対して現像液を略均一に噴射することがで
きる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、図3(a)に示すように、現像液ア
ーム19と同様に、窒素アーム71及び純水アーム7
2、また、図示されないが窒素アーム回動モータと窒素
バルブ、純水アーム回動モータ及び純水バルブが配設さ
れる。ここで、窒素アーム71は上記窒素アーム回動モ
ータにて駆動し、純水アーム72は上記純水アーム回動
モータにて駆動し、各アームはガラス基板1上で外周か
ら中心までの範囲で回動する。また、現像液アーム19
から噴射される現像液の量は、上記現像液タンク部11
に配設される現像液バルブの開閉動作にて制御され、上
記窒素アーム71から噴射される窒素ガスの量は、上記
窒素バルブの開閉動作にて制御され、上記純水アーム7
2から噴射される純水の量は、上記純水バルブの開閉動
作にて制御される。さらに、各バルブの開閉動作は、制
御部7からの制御信号に基づいて制御される。なお、上
記窒素アーム71及び上記純水アーム72は、先端部に
ノズルを備えるものに限定されず、図3(b)に示す現
像液アーム19a又は図3(c)に示す現像液アーム1
9bと同様に、シャワー形式を採用したものであっても
よい。これにより、窒素ガス及び純水は、現像液と同様
に、ガラス基板1に対して略均一に噴射される。
ーム19と同様に、窒素アーム71及び純水アーム7
2、また、図示されないが窒素アーム回動モータと窒素
バルブ、純水アーム回動モータ及び純水バルブが配設さ
れる。ここで、窒素アーム71は上記窒素アーム回動モ
ータにて駆動し、純水アーム72は上記純水アーム回動
モータにて駆動し、各アームはガラス基板1上で外周か
ら中心までの範囲で回動する。また、現像液アーム19
から噴射される現像液の量は、上記現像液タンク部11
に配設される現像液バルブの開閉動作にて制御され、上
記窒素アーム71から噴射される窒素ガスの量は、上記
窒素バルブの開閉動作にて制御され、上記純水アーム7
2から噴射される純水の量は、上記純水バルブの開閉動
作にて制御される。さらに、各バルブの開閉動作は、制
御部7からの制御信号に基づいて制御される。なお、上
記窒素アーム71及び上記純水アーム72は、先端部に
ノズルを備えるものに限定されず、図3(b)に示す現
像液アーム19a又は図3(c)に示す現像液アーム1
9bと同様に、シャワー形式を採用したものであっても
よい。これにより、窒素ガス及び純水は、現像液と同様
に、ガラス基板1に対して略均一に噴射される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、各検出部は、対応する回折光が垂直
に入射されるように配置される。なお、各回折光は、レ
ンズにて集光してから検出される。これにより、ディス
ク原盤に散布された現像液や水等の液面での回折や、デ
ィスク原盤の偏心により生じる虞がある回折光の射出角
のゆらぎが補正される。
に入射されるように配置される。なお、各回折光は、レ
ンズにて集光してから検出される。これにより、ディス
ク原盤に散布された現像液や水等の液面での回折や、デ
ィスク原盤の偏心により生じる虞がある回折光の射出角
のゆらぎが補正される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】2次−1回折光は、トラックピッチが1.
5μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55cにて集光された状態で2次−
1回折光検出部53にて検出される。
5μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55cにて集光された状態で2次−
1回折光検出部53にて検出される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】2次−2回折光は、トラックピッチが1.
2μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55dにて集光された状態で2次−
2回折光検出部54にて検出される。
2μmであるディスク原盤からの2次回折光に対応する
ものであり、レンズ55dにて集光された状態で2次−
2回折光検出部54にて検出される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】ここで、0次回折光の光量をI0 、1次回
折光の光量をI1 、2次−1回折光の光量をI2-1 、2
次−2回折光の光量をI2-2 とすると、光量I1 、I
2-1 、I2-2 はグルーブの幅や深さに応じて変化する。
折光の光量をI1 、2次−1回折光の光量をI2-1 、2
次−2回折光の光量をI2-2 とすると、光量I1 、I
2-1 、I2-2 はグルーブの幅や深さに応じて変化する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】I1 /I0 は、図6に示すように、グルー
ブ幅WがW1 、W2 、W3 、W4 、W5 のどの値をとっ
ても、グルーブの深さDに依存して変化する。
ブ幅WがW1 、W2 、W3 、W4 、W5 のどの値をとっ
ても、グルーブの深さDに依存して変化する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また、上記光ディテクタ6は、検出した回
折光の光量I0 、I1 、I2-1 、I 2-2 から電圧V0 、
V1 、V2-1 、V2-2 を発生し、発生した電圧を制御部
7に出力する。なお、このディスク基板1におけるトラ
ックピッチでは、3次以上の回折光が発生しない。
折光の光量I0 、I1 、I2-1 、I 2-2 から電圧V0 、
V1 、V2-1 、V2-2 を発生し、発生した電圧を制御部
7に出力する。なお、このディスク基板1におけるトラ
ックピッチでは、3次以上の回折光が発生しない。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】制御部7は、上記ガラス基板1の現像状態
を、上記光ディテクタ6から出力される電圧に基づいて
判断する。ここで、現像状態の判断の機構を図8を用い
て説明する。
を、上記光ディテクタ6から出力される電圧に基づいて
判断する。ここで、現像状態の判断の機構を図8を用い
て説明する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】このステップS6において、上記光ディテ
クタ6から送られる電圧に基づいて得られる検出レベル
と予め設定されている終了レベルとを比較し、この比較
結果から上記現像状態が判断される。すなわち、上記検
出レベルと上記終了レベルとが一致するまでは現像が終
了していないと判断し、上記現像液タンク部11の現像
液バルブを開くように指示する制御信号を出力し、ま
た、上記検出レベルと上記終了レベルとが一致し又は越
えると現像が終了したと判断し、上記現像液タンク部1
1の現像液バルブを閉めるように指示する制御信号を出
力する。
クタ6から送られる電圧に基づいて得られる検出レベル
と予め設定されている終了レベルとを比較し、この比較
結果から上記現像状態が判断される。すなわち、上記検
出レベルと上記終了レベルとが一致するまでは現像が終
了していないと判断し、上記現像液タンク部11の現像
液バルブを開くように指示する制御信号を出力し、ま
た、上記検出レベルと上記終了レベルとが一致し又は越
えると現像が終了したと判断し、上記現像液タンク部1
1の現像液バルブを閉めるように指示する制御信号を出
力する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】また、上記レーザ光発生部5は、ディテク
タアーム36により上記ガラス基板1の径方向にスライ
ド可能に設けられており、上記光ディテクタ6の検出結
果に基づいて、このスライド動作が制御される。さら
に、上記レーザ光発生部5と上記光ディテクタ6とはデ
ィテクタアーム36にて一体的に構成されていて、上記
光ディテクタ6も、上記レーザ光発生部5のスライド動
作と連動している。従って、上記検出結果に応じて、レ
ーザ光発生部5と光ディテクタ6とは連動するため、よ
り正確な現像状態の検出が可能であるため、高精度なデ
ィスク原盤の製造が可能になる。さらに、上記レーザ光
発光部5は、検出位置を容易に変えることができるた
め、現像状態の測定を広範囲に亘って行う測定装置とし
ても使用可能である。
タアーム36により上記ガラス基板1の径方向にスライ
ド可能に設けられており、上記光ディテクタ6の検出結
果に基づいて、このスライド動作が制御される。さら
に、上記レーザ光発生部5と上記光ディテクタ6とはデ
ィテクタアーム36にて一体的に構成されていて、上記
光ディテクタ6も、上記レーザ光発生部5のスライド動
作と連動している。従って、上記検出結果に応じて、レ
ーザ光発生部5と光ディテクタ6とは連動するため、よ
り正確な現像状態の検出が可能であるため、高精度なデ
ィスク原盤の製造が可能になる。さらに、上記レーザ光
発光部5は、検出位置を容易に変えることができるた
め、現像状態の測定を広範囲に亘って行う測定装置とし
ても使用可能である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】上記ディスク原盤製造装置を構成する回転機構
部の近傍の平面図及び現像液アームの断面図である。
部の近傍の平面図及び現像液アームの断面図である。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】光量比I2 /I1 とグルーブ幅Wとの関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 佳久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 石川 義広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 本宿 欣巳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 学 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 レジストが塗布されたガラス基板を露光
させた後、このガラス基板を載置し回転させながら現像
して、ディスク原盤を製造するディスク原盤製造装置に
おいて、 回転中心部が中空状態であるとともに、露光後のガラス
基板を外周部にて支持する回転機構部と、 上記回転機構部に回転力を与える回転駆動手段と、 上記回転機構部の外周部に載置されたガラス基板上へ現
像液を供給する際に供給位置を制御する現像液供給位置
制御手段と、 上記現像液供給位置制御手段から供給される現像液によ
るディスク原盤の現像の進行状態をモニタするモニタ光
源と、 上記モニタ光源からの出射光が上記ガラス基板の被露光
領域を通過した透過光を検出する光検出手段と、 上記光検出手段からの出力信号に応じて上記回転駆動手
段及び上記現像調整手段の動作を制御する制御手段とを
備え、 上記モニタ光源と上記光検出手段とは、一体的に構成さ
れることを特徴とするディスク原盤製造装置。 - 【請求項2】 上記光検出手段は、上記ガラス基板から
の透過光の低次回折光から高次回折光までをそれぞれ独
立に検出することを特徴とする請求項1記載のディスク
原盤製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19220695A JPH0944912A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | ディスク原盤製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19220695A JPH0944912A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | ディスク原盤製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0944912A true JPH0944912A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16287435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19220695A Withdrawn JPH0944912A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | ディスク原盤製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0944912A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6025118A (en) * | 1998-05-12 | 2000-02-15 | Sony Corporation | Glassmastering photoresist read after write method and system |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP19220695A patent/JPH0944912A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6025118A (en) * | 1998-05-12 | 2000-02-15 | Sony Corporation | Glassmastering photoresist read after write method and system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |