JPH0943298A - コネクタの検査方法およびコネクタ検査具 - Google Patents

コネクタの検査方法およびコネクタ検査具

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JPH0943298A
JPH0943298A JP7197689A JP19768995A JPH0943298A JP H0943298 A JPH0943298 A JP H0943298A JP 7197689 A JP7197689 A JP 7197689A JP 19768995 A JP19768995 A JP 19768995A JP H0943298 A JPH0943298 A JP H0943298A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの端子収容室に端子金具を挿入、係
止すると同時にその挿入係止状態の良否の検査を個別的
に行えるようにする。 【解決手段】 端子金具挿入前のコネクタハウジング2
2をコネクタ検査具Aの検査室7に挿入して、検査ピン
8の可動ピン9を端子収容室の前端部内に位置させる。
端子金具の挿入により、可動ピンをバネ11に抗して固
定ピン10に向けて後退させ、端子金具の係止位置で可
動ピンが固定ピンと接触して検査用電気回路18が通電
し、もって端子金具Cの完全挿入を確認する。次に、端
子金具の開放により、前記バネにより可動ピンが端子金
具の係止部(28)と可撓係止片24の係止突起24a
間のクリアランスD分だけ端子金具側に移動するから、
可動ピンが固定ピンから離れて検査用電気回路が遮断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ワイヤハ
ーネス等の接続に用いられる電気コネクタの検査方法お
よびコネクタ検査具に関し、端子金具を端子収容室に収
容係止するコネクタ組立と同時にその挿入状態の良否を
検査、判定し得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図14において、コネクタのハウジング
aには複数の端子収容室bが形成されると共に、各端子
収容室bには片持ちの可撓係止片cが設けられ、後方か
ら挿入された端子金具dを該可撓係止片cにより係止す
る。端子金具dの挿入時において、端子金具dの先端部
が可撓係止片cの係止突起c1 に当接することにより、
可撓係止片cを可撓変位許容空間e内に変位させ(図1
4(B))、係止孔d1が係止突起c1 と一致した状態
において可撓係止片cが復元して端子金具dを係止して
いる(図14(C))。
【0003】図15において、fは検査具であり、ハウ
ジングaの各端子収容室bに対応した筒状の検査用端子
gが設置され、検査用端子g内において導通ピンhが摺
動自在に設けられると共に、コイルバネiにより前方へ
突出している。また、検査具fには、ハウジングa内に
おける端子金具dの不完全挿入を検知するための不完全
挿入検知アームjが突設されている。
【0004】被検査ハウジングaを検査具f上にセット
した状態において(図15)、不完全挿入検知アームj
が可撓変位許容空間e内に進入し、完全に挿入、係止さ
れている下側の端子金具dが導通ピンhを後退させつつ
これと圧接するので、導通チェッカーkにより良の判定
を得、可撓係止片cに係止されていない端子金具dは導
通ピンhと接触しないので、導通チェッカーkにより否
の判定を得る。
【0005】図16の状態においては、上側の端子金具
dが可撓係止片cを変位させた状態の不完全挿入状態に
あり、この状態のハウジングaを検査具f上にセットし
ようとしても、不完全挿入検知アームjが可撓変位許容
空間eを塞いでいる上側の可撓係止片cの端面に衝合す
るのでセット不能となり、これによって端子金具dの不
完全挿入を検知することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、端
子金具dが可撓係止片cを変位させた状態の不完全挿入
状態にあると、不完全挿入検知アームjが可撓変位許容
空間e内に進入不可能となるので、電極全部の端子金具
dの検査が不能となり、個別的な判定が出来なくなる欠
点がある。また、上記の判定方法では、端子金具の挿入
状態の良否判定をコネクタ組立後に行っている。従っ
て、例えば図17のように、幹線部mと端部にコネクタ
a′を装着した複数の分岐線部n,n′…とから成るワ
イヤハーネスwを形成し、外周をテープoで集束,保護
した状態で一部の端子金具に不良品が発見された場合、
そのワイヤハーネスwの全体が不合格となり、当該不良
端子金具を含むコネクタa′、およびその分岐線部nを
そっくり取り替えなければならず、多大の時間と労力を
要するという欠点がある。
【0007】本発明は上記した点に着目し、コネクタハ
ウジングの端子収容室に端子金具を挿入,係止するコネ
クタの組立と同時に各検査ピンまたは一対のバネスイッ
チが対応する端子金具の不完全挿入を個別的に判定する
と共に、誤検出がなく信頼性の高い判定結果が得られる
ようにしたコネクタの検査方法およびコネクタ検査具を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明においては、請求項1に記載のように、コネ
クタハウジングの端子収容室の後方から電線端末に接続
された端子金具を挿入し、該収容室内に設けた可撓係止
片を端子金具との接触により可撓変位許容空間側へ変位
させつつ端子金具を進入させ、端子金具の係止部が該可
撓係止片の係止突起に達したときに可撓係止片が弾性復
帰して該係止突起が係止部に係合することにより、端子
金具を係止する、コネクタハウジングへの端子金具の挿
着に際し、端子金具挿入前のコネクタハウジングをコネ
クタ検査具の検査室に挿入して、該検査室において検査
ピンの可動ピンを前記端子収容室の前端部内に位置せし
め、端子金具の端子収容室への挿入により、前記可動ピ
ンをバネに抗して固定ピンに向けて後退させ、端子金具
の前記係止位置において前記可動ピンが固定ピンと接触
して検査用電気回路が通電し、もって端子金具の完全挿
入を確認し、ついで、完全挿入された端子金具の開放に
より、前記バネにより前記可動ピンが前記係止部と係止
突起間のクリアランス分だけ端子金具側に移動し、もっ
て可動ピンが固定ピンから離れて検査用電気回路が遮断
する構成を採用した。もう一つの方法は、請求項2に記
載のように、端子金具挿入前のコネクタハウジングをコ
ネクタ検査具の検査室に挿入して、該検査室において一
対のバネスイッチを前記端子収容室の可撓変位許容空間
内に位置せしめ、端子金具を端子収容室へ挿入して、前
記可撓係止片の可撓変位許容空間側への変位により前記
一対のバネスイッチが閉じて検査用電気回路が通電し、
もって端子金具の挿入を確認し、ついで、端子金具をさ
らに挿入して前記係止位置において可撓係止片を弾性復
帰させ、もって前記一対のバネスイッチが開いて検査用
電気回路が遮断する構成である。
【0009】また、請求項1の方法に使用するコネクタ
検査具は、請求項3に記載のように、コネクタハウジン
グ内の端子収容室に係止突起を有する可撓係止片を備
え、該端子収容室に挿入された端子金具の係止部に前記
係止突起が係合して端子金具を係止して成るコネクタの
検査具であって、被検査コネクタを受入れる検査室を備
えると共に、該検査室内には検査用電気回路と接続され
る複数の検査ピンを備え、該検査ピンは、該検査用電気
回路の一端と接続される固定ピンと、該固定ピンからバ
ネにより前方に付勢され、かつ該検査用電気回路の他端
に接続される可動ピンとを有し、該検査室に挿着された
被検査コネクタハウジングの端子収容室に端子金具を挿
入係止する検査時において、前記可動ピンが完全挿入さ
れた端子金具に押されて前記バネに抗して後退し、前記
固定ピンと接触することにより前記検査用電気回路が通
電し、端子金具の開放時に前記バネにより可動ピンが固
定ピンから離れると共に端子金具を後退させ、前記検査
用電気回路が遮断される構成を採用した。
【0010】さらに、請求項2の方法に使用するコネク
タ検査具は、請求項4に記載のように、コネクタハウジ
ング内の端子収容室に係止突起を有する可撓係止片と該
可撓係止片に対する可撓許容空間とを備え、該端子収容
室に挿入された端子金具の係止部に前記係止突起が係合
して端子金具を係止して成るコネクタの検査具であっ
て、被検査コネクタを受入れる検査室を備えると共に、
該検査室内には検査用電気回路と接続される少なくとも
一対のバネスイッチを備え、該一対のバネスイッチは前
記端子収容室における可撓変位許容空間に進退可能なサ
イズに形成され、前記検査室に挿着された被検査コネク
タハウジングの端子収容室に端子金具を挿入係止する検
査時において、前記可撓係止片が挿入された端子金具に
押されて前記可撓変位許容空間側に変位して前記一対の
バネスイッチが閉じることにより前記検査用電気回路が
通電し、端子金具の完全挿入時に前記可撓係止片が弾性
復帰して一対のバネスイッチが開くことにより前記検査
用電気回路が遮断される構成である。
【0011】請求項1,3の発明によれば、端子金具が
端子収容室内の正規位置に挿入されると、そこで係止さ
れると同時に検査用電気回路が通電して例えばランプが
点灯する。そして、挿入動作を止めて端子金具を開放す
ると、該回路が遮断してランプが消えるから、端子金具
の完全挿入と係止を確認することができる。不完全挿入
の場合には、ランプが点灯しないから、異常(不完全挿
入)を検知することができる。また、端子金具が一旦正
規位置に挿入されてランプが点灯しても、前記可撓係止
片または係止部の損傷により係止されないときは、前記
バネで付勢された可動ピンによって端子金具が端子収容
室後方から押し出されるから、異常を知ることができ
る。なお、端子金具と電線との圧着不良や導通不良の検
査は、前記検査ピンと別の検査用電気回路とを用いてや
ればよい。
【0012】また、請求項2,4の発明によれば、端子
金具が端子収容室内の正規位置に挿入される過程で一対
のバネスイッチが閉じて検査用電気回路が通電して例え
ばランプが点灯する。そして、完全挿入によって可撓係
止片が弾性復帰すると、該回路が遮断してランプが消え
るから、端子金具の完全挿入と係止を確認することがで
きる。不完全挿入の場合には、ランプが点灯したままで
消えないから、異常を検知することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を図面を参照して説明する。図1乃至図5において、
コネクタ検査具Aは箱形の基台1における天井板2の一
側に取付口3を設けて検査器本体4を着脱可能に装着
し、他側に後述する検査用電気回路18のチェックラン
プ19を設けて構成されている。検査器本体4は、合成
樹脂製の絶縁ハウジング5の一方にフード6を設け、該
フード内に被検査コネクタBに対する検査室7を形成し
て成り、絶縁ハウジング5内には、コネクタBのハウジ
ング22内の複数の端子収容室23に対応して複数の検
査ピン8が設けられ、検査ピン8内において可動ピン9
が固定ピン10に対して同軸方向に摺動自在に設けられ
ると共に、コイルバネ11により前方の検査室7内に突
出して設けられている。
【0014】検査ピン8は、図4の拡大断面図に示され
るように、可動ピン9、固定ピン10およびコイルバネ
11を収容保持する管体12を備えている。この管体1
2は導電性の金属管製であり、前半の厚肉管部12a,
後半の薄肉管部12bおよび該厚肉管部12aの先端に
連成したストップリング12cから構成されている。
【0015】管体12において、後半の薄肉管部12b
の内部中央に管体12と同様に導電性金属から成るカラ
ー13がかしめその他の手段で固定されており、該カラ
ー13とストップリング12c間において可動ピン9が
摺動自在に装着されている。即ち、可動ピン9の後端に
は鍔部9aを介して細径のピン脚9bが突設されてお
り、該鍔部9aは厚肉管部12a内に摺動自在に嵌挿さ
れて、可動ピン9がストップリング12cの孔12dか
ら前記検査室7内に突出している。また、可動ピン9は
ピン脚9bに巻装されたコイルバネ11により前方に付
勢され、鍔部9aがストップリング12cの内面に衝合
した状態でピン脚9bの後端部がカラー13の前端部の
軸孔13aに支持されている。
【0016】一方、固定ピン10の前端には鍔部10a
を介して細径のピン腕10bが突設されている。このピ
ン腕10bの前半部はカラー13の後半の孔13b内に
位置して、その前端面10cはピン脚9bの後端面9c
と所定間隔をおいて対向している。また、ピン腕10b
の後半部と鍔部10aを備えた固定ピン10の前半部は
合成樹脂、セラミックなどの絶縁体から成るスペーサ1
4により管体12に対して絶縁固定され、固定ピン10
の後半部は管体12の後端から突出している。
【0017】この検査ピン8はその前半部がハウジング
5内のピン収容孔15に収容固定され、該ピン収容孔1
5の前端に設けた小径の孔15aから可動ピン9が検査
室7内に進退自在に突出しており、ハウジング5の後端
から突出した各検査ピン8の管体12は短絡板16によ
り相互に接続されている。また、ハウジング5は外周に
係止突起17aを有する可撓性のロックアーム17を備
え、前記取付口3内の図示しない係止部と係止突起17
aとの係合によりロック、固定されるように構成される
と共に、フード6の検査室7内には被検査コネクタBに
対する一対のガイド片7a,7aが設けられている。
【0018】図6は上記検査ピン8を備えたコネクタ検
査具Aの一部を簡略化して示した断面図である。電池2
0に対してチェックランプ19、短絡板16(図3参
照)および各検査ピン8の固定ピン10をリード線21
で直列に接続することにより検査用電気回路18を構成
している。
【0019】次に、図6ないし図9を参照して検査具A
によるコネクタの検査について説明する。最初に、図6
のように、コネクタ検査具Aの検査室7に端子金具挿入
前のコネクタBをセットする。即ち、図7のように、ハ
ウジング22の前端縁が検査室7の奥壁に達する迄押し
込む。次いで、図7の下側の端子収容室23のように、
電線26の端末の端子金具Cを自動または手動により押
し込み完全に挿入すると、電気接触部C1 の前端が可動
ピン9と衝合してこれをコイルバネ11に抗して後退さ
せ、該可動ピン9と固定ピン10が接触するに及んで検
査用電気回路18が通電し、チェックランプ19が点灯
する。一方、上側の端子収容室23において、可撓係止
片24が可撓変位許容空間25側に撓んでおり、端子金
具Cは半挿入状態である。可動ピン9と固定ピン10は
コイルバネ11により離れているので通電しない。
【0020】図8は端子金具Cの完全挿入後の状態を示
す。端子金具Cは、その基板27に設けた係止部として
の係止孔28に前記端子収容室23における可撓係止片
24の係止突起24aが係合して係止されている(図9
参照)。また、可動ピン9はコイルバネ11により端子
金具C側に押され、固定ピン10と離れているから、検
査用電気回路18は遮断され、チェックランプ19は消
灯する。
【0021】図9(A),(B)は端子金具C、可撓係
止片24および検査ピン8の相互関係を示す詳細図であ
る。(A)は前記端子収容室23内において端子金具C
が矢線X方向に最も押し込まれた状態を示す。可動ピン
9が端子金具Cの電気接触部C1 との衝合により押され
て固定ピン10と接触し、前記検査用電気回路18が通
電し、チェックランプ19が点灯する。このとき、可撓
係止片24の係止突起24aと端子金具Cの係止孔28
との間にはクリアランスDが存在する。このクリアラン
スDは、端子金具Cの挿入により可撓係止片24が一旦
可撓変位許容空間25(図6参照)側に撓み、係止孔2
8が係止突起24aに達した際に可撓係止片24が弾性
復帰するときのオーバーラップ分に相当する。
【0022】(B)はチェックランプ19の点灯後、即
ち端子金具Cの完全挿入確認後、端子金具Cを押し込む
手を離す等の開放状態を示す。可動ピン9はコイルバネ
11により端子金具C側に押され、該端子金具Cは上記
クリアランスDに相当する長さだけ後退する。実際的に
は、係止孔28の前縁28aが係止突起24aの前端面
24bに衝合する迄後退する。その結果、可動ピン9は
固定ピン10から上記クリアランスD分だけ離れ、検査
用電気回路18は遮断される。以上は、端子収容室23
における可撓係止片24の係止突起24aと係合する端
子金具Cの係止部を係止孔28とした例について説明し
たが、図(A)に符号28′で示されるように、電気接
触部C1 の肩部に係合させて係止する構造の場合にも、
同様に適用できる。
【0023】以上のように、ハウジング22の端子収容
室23に対して端子金具Cを挿入しながら、完全挿入を
チェックランプ19の点灯によって確認し、その消灯に
よって端子金具Cの係止状態が確認されるから、コネク
タBの組立あるいはワイヤハーネスの組立と同時に端子
金具Cの挿入状態の良否を知ることができる。
【0024】図10ないし図13は本発明の他の実施例
を示し、完全挿入された端子金具Cと接触する検査ピン
8に代えて前記端子収容室23における可撓変位許容空
間25に進入する一対のバネスイッチ30,31を設け
たものである。図10において、コネクタ検査具A′に
おける検査器本体4′は、図1の場合と同様に基台1の
取付口3に対して着脱自在である。検査器本体4′の絶
縁ハウジング5′は前方に検査室7′を構成するフード
6′を有し、また内部の隔壁29にはコネクタBの各端
子収容室23に対応して対をなすバネスイッチ30,3
1の基端部が絶縁固定されている。各対のバネスイッチ
30,31は、端子収容室23における内壁23aと可
撓係止片24との間の可撓変位許容空間25と対向して
配置され、かつ該空間25に進入可能なサイズに形成さ
れている。
【0025】検査用電気回路18′は、電池20に対し
て各バネスイッチ30,31およびチェックランプ19
をリード線21′により直列に接続して構成される。即
ち、電池20の(+)側はチェックランプ19の一端に
接続され、該ランプ19の他端は各バネスイッチ30の
基端側に並列に接続され、(−)側は各バネスイッチ3
1の基端に並列に接続されている。
【0026】次に、図11ないし図13を参照して検査
具A′によるコネクタの検査について説明する。最初
に、図11の如くに検査器本体4′の検査室7′に端子
金具未挿入のコネクタBをセットする。すると、図12
の下側の端子収容室23の如くに、バネスイッチ30,
31は各端子収容室23における可撓変位許容空間25
内に進入する。
【0027】図12の上側の端子収容室23において、
端子金具Cは挿入途中にあり、その電気接触部C1 が可
撓係止片24を可撓変位許容空間25側に撓ませ、これ
によりバネスイッチ30,31が閉じて、検査用電気回
路18′が通電し、チェックランプ19が点灯する。こ
のチェックランプ19の点灯は完全挿入寸前まで続行す
る。
【0028】図13は上側の端子収容室23における端
子金具Cの完全挿入、係止状態を示し、チェックランプ
19が消灯している。端子金具Cが完全に挿入されて、
前述の如く可撓係止片24が弾性復帰して端子金具Cが
係止されている。即ち、上記完全挿入寸前の状態からさ
らに端子金具Cが進入して可撓係止片24が弾性復帰す
ることにより該係止片24による押圧が解除されるか
ら、バネスイッチ30,31が開き、検査用電気回路1
8′は遮断されて、チェックランプ19が消灯する。な
お、端子金具Cの挿入を途中で止めると、チェックラン
プ19が消灯しないから、不完全挿入を未然に防止する
ことができる。
【0029】以上のように、検査具A′によれば、端子
金具Cのハウジング22に対する挿入作業をチェックラ
ンプ19の点灯により確認し、消灯によりその完全挿
入,係止を確認することができ、検査具Aの場合と同様
にコネクタの組立とコネクタ検査を同時に行うことがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各検査ピンまたはバネスイッチにより端子金具が完全挿
入または完全挿入寸前状態にあることを検知して検査用
電気回路が通電し、完全挿入後は該回路が遮断すること
によって対応する該端子金具の不完全挿入を個別的に検
知することが可能であり、検査能率を大巾に向上するこ
とができる。また、検査ピンが無理に可撓変位許容空間
に押しこまれて誤検出をしたり、可撓係止片又は端子金
具が損傷するのを未然に防止し、信頼性の高い判定を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ検査具の斜視図である。
【図2】同上の検査器本体4の平面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】図3の検査ピンの詳細を示す拡大縦断面図であ
る。
【図5】図1のコネクタ検査具に被検査コネクタを挿着
した状態の斜視図である。
【図6】図1のコネクタ検査具によるコネクタの検査工
程の説明図である。
【図7】図6の次の検査工程の説明図である。
【図8】図7の次の検査工程の説明図である。
【図9】(A),(B)はそれぞれコネクタ検査具の作
用説明図である。
【図10】本発明の他の実施例を示すコネクタ検査具と
対応するコネクタの要部の断面図である。
【図11】図10のコネクタ検査具によるコネクタの検
査工程の説明図である。
【図12】図11の次の検査工程の説明図である。
【図13】図12の次の検査工程の説明図である。
【図14】(A)〜(C)はそれぞれ従来のコネクタハ
ウジングにおける端子金具の係止過程の説明図である。
【図15】従来のコネクタ検査具によるコネクタの検査
方法を示す一部断面図である。
【図16】図15のコネクタ検査具によるコネクタの検
査方法の不適合例を示す一部断面図である。
【図17】ワイヤハーネスの一般的形態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
A,A′ 検査具 B コネクタ C 端子金具 4,4′ 検査器本体 8 検査ピン 9 可動ピン 10 固定ピン 11 コイルバネ 12 管体 18,18′ 検査用電気回路 22 ハウジング 23 端子収容室 24 可撓係止片 24a 係止突起 25 可撓変位許容空間 28 (係止部としての)係止孔 30,31 バネスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの端子収容室の後方
    から電線端末に接続された端子金具を挿入し、該収容室
    内に設けた可撓係止片を端子金具との接触により可撓変
    位許容空間側へ変位させつつ端子金具を進入させ、端子
    金具の係止部が該可撓係止片の係止突起に達したときに
    可撓係止片が弾性復帰して該係止突起が係止部に係合す
    ることにより、端子金具を係止する、コネクタハウジン
    グへの端子金具の挿着に際し、 端子金具挿入前のコネクタハウジングをコネクタ検査具
    の検査室に挿入して、該検査室において検査ピンの可動
    ピンを前記端子収容室の前端部内に位置せしめ、 端子金具の端子収容室への挿入により、前記可動ピンを
    バネに抗して固定ピンに向けて後退させ、端子金具の前
    記係止位置において前記可動ピンが固定ピンと接触して
    検査用電気回路が通電し、もって端子金具の完全挿入を
    確認し、 ついで、完全挿入された端子金具の開放により、前記バ
    ネにより前記可動ピンが前記係止部と係止突起間のクリ
    アランス分だけ端子金具側に移動し、もって可動ピンが
    固定ピンから離れて検査用電気回路が遮断する、ことを
    特徴とするコネクタの検査方法。
  2. 【請求項2】 コネクタハウジングの端子収容室の後方
    から電線端末に接続された端子金具を挿入し、該収容室
    内に設けた可撓係止片を端子金具との接触により可撓変
    位許容空間側へ変位させつつ端子金具を進入させ、端子
    金具の係止部が該可撓係止片の係止突起に達したときに
    可撓係止片が弾性復帰して該係止突起が係止部に係合す
    ることにより、端子金具を係止する、コネクタハウジン
    グへの端子金具の挿着に際し、 端子金具挿入前のコネクタハウジングをコネクタ検査具
    の検査室に挿入して、該検査室において一対のバネスイ
    ッチを前記端子収容室の可撓変位許容空間内に位置せし
    め、 端子金具を端子収容室へ挿入して、前記可撓係止片の可
    撓変位許容空間側への変位により前記一対のバネスイッ
    チが閉じて検査用電気回路が通電し、もって端子金具の
    挿入を確認し、 ついで、端子金具をさらに挿入して前記係止位置におい
    て可撓係止片を弾性復帰させ、もって前記一対のバネス
    イッチが開いて検査用電気回路が遮断する、ことを特徴
    とするコネクタの検査方法。
  3. 【請求項3】 コネクタハウジング内の端子収容室に係
    止突起を有する可撓係止片を備え、該端子収容室に挿入
    された端子金具の係止部に前記係止突起が係合して端子
    金具を係止して成るコネクタの検査具であって、 被検査コネクタを受入れる検査室を備えると共に、該検
    査室内には検査用電気回路と接続される複数の検査ピン
    を備え、 該検査ピンは、該検査用電気回路の一端と接続される固
    定ピンと、該固定ピンからバネにより前方に付勢され、
    かつ該検査用電気回路の他端に接続される可動ピンとを
    有し、 該検査室に挿着された被検査コネクタハウジングの端子
    収容室に端子金具を挿入係止する検査時において、前記
    可動ピンが完全挿入された端子金具に押されて前記バネ
    に抗して後退し、前記固定ピンと接触することにより前
    記検査用電気回路が通電し、端子金具の開放時に前記バ
    ネにより可動ピンが固定ピンから離れると共に端子金具
    を後退させ、前記検査用電気回路が遮断される構造とし
    たことを特徴とするコネクタ検査具。
  4. 【請求項4】 コネクタハウジング内の端子収容室に係
    止突起を有する可撓係止片と該可撓係止片に対する可撓
    許容空間とを備え、該端子収容室に挿入された端子金具
    の係止部に前記係止突起が係合して端子金具を係止して
    成るコネクタの検査具であって、 被検査コネクタを受入れる検査室を備えると共に、該検
    査室内には検査用電気回路と接続される少なくとも一対
    のバネスイッチを備え、 該一対のバネスイッチは前記端子収容室における可撓変
    位許容空間に進退可能なサイズに形成され、 前記検査室に挿着された被検査コネクタハウジングの端
    子収容室に端子金具を挿入係止する検査時において、前
    記可撓係止片が挿入された端子金具に押されて前記可撓
    変位許容空間側に変位して前記一対のバネスイッチが閉
    じることにより前記検査用電気回路が通電し、端子金具
    の完全挿入時に前記可撓係止片が弾性復帰して一対のバ
    ネスイッチが開くことにより前記検査用電気回路が遮断
    される構造としたことを特徴とするコネクタ検査具。
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