JPH0942173A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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Publication number
JPH0942173A
JPH0942173A JP21132495A JP21132495A JPH0942173A JP H0942173 A JPH0942173 A JP H0942173A JP 21132495 A JP21132495 A JP 21132495A JP 21132495 A JP21132495 A JP 21132495A JP H0942173 A JPH0942173 A JP H0942173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
strainer
frame
gas
housing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21132495A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuhei Tanigaki
龍平 谷垣
Tetsuo Shigeoka
哲夫 重岡
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP21132495A priority Critical patent/JPH0942173A/ja
Publication of JPH0942173A publication Critical patent/JPH0942173A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定スクロール1と旋回スクロール2とを互
いに噛み合わせることによって圧縮室24を限界してなる
スクロール型圧縮機構C及びこれを回転シヤフトを介し
て駆動する電動モータMをハウジング4内に収容設置
し、旋回スクロール2をハウジング4内に固定されたフ
レーム5によって支持するとともにハウジング4内の電
動モータ側空間48に吸入された吸入ガスをフレーム5に
穿設されたガス通路54を通して圧縮室24に吸い込ませる
ようにしたスクロール型圧縮機において、吸入ガス中に
含まれる異物が固定スクロール1と旋回スクロール2と
の噛合面に噛み込んでスクロール型圧縮機構Cの性能を
低下させるのを防止する。 【解決手段】 フレーム5のガス通路54にストレーナ60
を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機等に組み
込まれるスクロール型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図2
に示されている。図2において、4はハウジングで、カ
ップ状右ハウジング49と、フレーム5と、カップ状左ハ
ウジング43とからなり、これらはボルト56によって互い
に締結されている。右ハウジング49の内部には電動モー
タMが配設され、左ハウジング43の内部にはスクロール
型圧縮機構Cがそれぞれ配設されている。
【0003】電動モータMとスクロール型圧縮機構Cは
回転シヤフト3を介して互いに連動連結されている。回
転シヤフト3の右端はサブベアリング51を介して右ハウ
ジング49に軸承され、左端はメインベアリング52を介し
てフレーム5に軸承されている。
【0004】電動モータMはロータMa とステータMb
とからなり、ロータMa は回転シヤフト3に固定され、
ステータMb は右ハウジング49に圧入することによって
固定されている。
【0005】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1、旋回スクロール2、旋回スクロール2の自転を阻止
するオルダムリンク6等からなる。
【0006】固定スクロール1は端板11とその内面に立
設されたうず巻状ラップ12とを備え、この端板11の外周
面を左ハウジング43の内周面に密接させることによって
端板11の左側には吐出室46が形成され、右側には吸入室
47が限界されている。
【0007】また、端板11の中央には吐出ポート13が穿
設され、この吐出ポート13は吐出弁17によって開閉され
るようになっている。そして、この端板11の外面から左
方に突出する突起15にボルト57を螺入することによって
固定スクロール1は左ハウジング43に締結されている。
【0008】旋回スクロール2は端板21とこの内面に立
設されたうず巻状ラップ22とを備え、この端板21の外面
に立設されたボス23内にはドライブブッシュ32が旋回軸
受34を介して回転自在に嵌装されている。このドライブ
ブッシュ32に穿設されたスライド溝33内には回転シヤフ
ト3の左端に偏心して突設された偏心駆動ピン31がスラ
イド可能に嵌合されている。
【0009】そして、旋回スクロール2はフレーム5に
よって支持され、その端板21とフレーム5との間にはオ
ルダムリンク6が介装されている。そして、端板21の外
面はスラストベアリング53を介してフレーム5の左端面
と摺接するようになっている。
【0010】固定スクロール1と旋回スクロール2とを
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、180 度だけ角度を
ずらせて噛合させることによって複数個の密閉空間24が
形成されている。
【0011】電動モータMを駆動すると、回転シヤフト
3、偏心駆動ピン31、ドライブブッシュ32、旋回軸受3
4、ボス23等からなる旋回駆動機構を介して旋回スクロ
ール2が駆動され、旋回スクロール2はオルダムリンク
6によって自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌道
上を公転旋回運動する。
【0012】すると、ミスト状の潤滑油を含む低温の冷
媒ガスが吸入口44を経て低圧室48に入り、このガスはス
テータMb の外周に設けられた通路58及びステータMb
とロータMa との間隙59を通る過程で電動モータMを冷
却した後、フレーム5に穿設されたガス通路54、吸入室
47を経て密閉空間24内に吸い込まれる。
【0013】そして、旋回スクロール2の公転旋回運動
により密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮され
ながら中央部に至り、吐出ポート13から吐出弁17を押し
開いて吐出室46内へ吐出され、ここから吐出口45を経て
外部に流出する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のスクロール
型圧縮機の運転時、これから吐出された冷媒ガスが空気
調和機の冷媒回路内を循環する過程でアルミ粉、銅粉、
砂等の異物を伴ってハウジング4内に戻って来る。そし
て、この冷媒ガスがスクロール型圧縮機構Cの圧縮室24
内に吸入されると、この冷媒ガス中に含まれる異物が固
定スクロール1と旋回スクロール2との噛合面に噛み込
んでこれら噛合面を損傷するおそれがあった。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、固定スクロールと旋回スクロールを互いに噛み
合わせることによって圧縮室を限界してなるスクロール
圧縮機構及びこれを回転シヤフトを介して駆動する電動
モータをハウジング内に収容設置し、上記旋回スクロー
ルを上記ハウジング内に固定されたフレームによって支
持するとともに上記ハウジング内の電動モータ側空間に
吸入された吸入ガスを上記フレームに穿設されたガス通
路を通して上記圧縮室に吸い込ませるようにしたスクロ
ール型圧縮機において、上記フレームのガス通路にスト
レーナを設置したことを特徴とするスクロール型圧縮機
にある。
【0016】他の特徴とするところは、上記ストレーナ
を上記フレームのガス通路に収容設置したことにある。
【0017】更に他の特徴とするところは、上記ストレ
ーナのメッシュを80〜100 としたことにある。
【0018】しかして、スクロール型圧縮機の運転時、
ハウジング内の電動モータ側空間に吸入された吸入ガス
はフレームに穿設されたガス通路及びこれに設置された
ストレーナを流過してスクロール圧縮機構の圧縮室に吸
入される。吸入ガスがストレーナを流過する過程で吸入
ガス中に含まれる異物がストレーナによって捕捉除去さ
れる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態が図1に示さ
れ、(A) は部分的縦断面図、(B) は(A) のB部拡大図で
ある。図1(A) 、(B) に示されるように、フレーム5に
穿設されたガス通路54内にはストレーナ60が低圧室48側
から圧入することによって収容設置されている。
【0020】ストレーナ60のメッシュを80〜100 とすれ
ば、吸入ガス中に含まれるアルミ粉、銅粉、砂等を効果
的に捕捉除去しうる。他の構成は図2に示す従来のもの
と同様であり、対応する部材に同じ符号を付してその説
明を省略する。
【0021】しかして、スクロール型圧縮機の運転時、
吸入口44からハウジング4内の電動モータM側空間48に
吸入された吸入ガスはフレーム5に穿設されたガス通路
54に設置されたストレーナ60を流過する過程で吸入ガス
中に含まれる異物がストレーナ60によって捕捉除去され
る。
【0022】従って、ストレーナ60を流過した吸入ガス
がスクロール圧縮機構Cの圧縮室24に吸入されて圧縮さ
れるので、異物が固定スクロール1と旋回スクロール2
との噛合面に噛み込むことはない。
【0023】
【発明の効果】本発明においては、フレームのガス通路
にストレーナを設置したため、吸入ガスがストレーナを
流過する過程で吸入ガス中に含まれる異物がストレーナ
によって捕捉除去される。
【0024】従って、ストレーナを流過した吸入ガスが
スクロール圧縮機構の圧縮室に吸入されて圧縮されるの
で、固定スクロールと旋回スクロールの噛合面に異物が
噛み込むことはない。かくして、異物の噛み込みに基づ
くスクロール圧縮機構の性能低下を未然に防止できる。
【0025】上記ストレーナを上記フレームのガス通路
に収容設置すれば、構造が簡単で安価となり、しかも、
ストレーナの設置スペースを要しない。
【0026】上記ストレーナのメッシュを80〜100 とす
れば、アルミ粉、銅粉、砂等の異物を効果的に捕捉して
除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示し、(A) は部分的縦断面
図、(B) は(A) のB部拡大図である。
【図2】従来のスクロール型圧縮機の縦断面図である。
【符号の説明】
C スクロール型圧縮機構 1 固定スクロール 11 端板 2 旋回スクロール 24 圧縮室 M 電動モータ 3 回転シャフト 4 ハウジング 5 フレーム 54 ガス通路 60 ストレーナ 48 電動モータ側空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定スクロールと旋回スクロールを互い
    に噛み合わせることによって圧縮室を限界してなるスク
    ロール圧縮機構及びこれを回転シヤフトを介して駆動す
    る電動モータをハウジング内に収容設置し、上記旋回ス
    クロールを上記ハウジング内に固定されたフレームによ
    って支持するとともに上記ハウジング内の電動モータ側
    空間に吸入された吸入ガスを上記フレームに穿設された
    ガス通路を通して上記圧縮室に吸い込ませるようにした
    スクロール型圧縮機において、 上記フレームのガス通路にストレーナを設置したことを
    特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】上記ストレーナを上記フレームのガス通路
    に収容設置したことを特徴とする請求項1記載のスクロ
    ール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 上記ストレーナのメッシュを80〜100 と
    したことを特徴とする請求項1又は2記載のスクロール
    型圧縮機。
JP21132495A 1995-07-28 1995-07-28 スクロール型圧縮機 Withdrawn JPH0942173A (ja)

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JP21132495A JPH0942173A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 スクロール型圧縮機

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JPH0942173A true JPH0942173A (ja) 1997-02-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112780564A (zh) * 2020-12-31 2021-05-11 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 净化结构及压缩机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112780564A (zh) * 2020-12-31 2021-05-11 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 净化结构及压缩机
CN112780564B (zh) * 2020-12-31 2022-12-09 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 净化结构及压缩机

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