JPH0941020A - 転炉操業方法 - Google Patents

転炉操業方法

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JPH0941020A
JPH0941020A JP21650595A JP21650595A JPH0941020A JP H0941020 A JPH0941020 A JP H0941020A JP 21650595 A JP21650595 A JP 21650595A JP 21650595 A JP21650595 A JP 21650595A JP H0941020 A JPH0941020 A JP H0941020A
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JP
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nozzle
blowing
lance
blowing lance
tip
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JP21650595A
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English (en)
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Takachika Imamura
尚近 今村
Kazuhiro Horii
和弘 堀井
Makoto Kikuchi
真 菊池
Masanori Kumakura
政宣 熊倉
Koichi Endo
公一 遠藤
Tsukasa Kashiwabara
司 柏原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冶金特性および酸素噴流による炉
内壁耐火物へ悪影響を及ぼさず、ノズル寿命を低下させ
ることなく、高送酸速度吹錬実施時に吹錬中発生するス
ピッティングおよびダストを低減することができる転炉
操業方法を提供する。 【構成】 上吹きランスを有する転炉操業において、該
上吹きランス先端部中心の周囲に配設した複数のガス噴
射ノズルから斜下向きのコーン状に噴射したガス噴流に
よる鋼浴面へこみ深さLと静止鋼浴面深さL0 の比L/
0 を0.2〜0.50に維持し、鋼浴面でのガス噴流
接触面をその中心からも遠い点から炉壁の耐火物までの
距離I〔mm〕と鋼浴面部の炉内半径R〔mm〕との関
係がI≧R/6となる領域に位置させ、しかも、上吹き
ランス先端から鋼浴面までの高さhを2000〜450
0mm、上吹きランス先端に設けた前記複数のガス噴射
ノズルの傾斜角θをθ≧16°として吹錬することを特
徴とする転炉操業方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上吹きランスを有
する転炉の操業方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼浴面上方からの酸素吹きを行う転炉に
おいて、吹錬中に発生するダストは鉄歩留りの悪化を招
くだけではなく、排ガス煙道へのダスト堆積による設備
損傷あるいは能力低下、その堆積ダスト落下による噴煙
発生等の環境悪化を招く。さらに、転炉生産性向上のた
め高送酸速度吹錬による吹錬高速化を図るに際しては、
このダスト発生量が増加することにより、前述のトラブ
ルを招くため実現するのは困難視されていた。このた
め、転炉操業時のダスト・スピッティング発生量低減に
対しては従来から種々の手法が提案されている。
【0003】例えば、特開平2−111809号公報で
は、上吹き酸素の動圧により浴面に生成するへこみ(キ
ャビティー)の深さと、キャビティー直径の比を2以上
にすることで、ダスト発生量を低下させる方法が開示さ
れている。この方法は、極端なハードブローによりキャ
ビティー形状を狭く、かつ深くするものであるが、スプ
ラッシュについての効果は見られるものの、ダストにつ
いての顕著な低減効果は明確ではない。
【0004】また、特開平2−156012号公報で
は、ダスト発生量を低下させるため、ランス高さを上昇
させ、かつ上吹きガスに不活性ガスを混合させる方法が
開示されている。この方法では、上吹きランスから噴出
されるガスの広がりが、ランスの上昇に伴い炉内壁に近
づくことおよび、ランスの上昇に伴い二次燃焼率が上が
り着熱効率が低下することにより、炉内壁耐火物の溶損
が激しくなり、また不活性ガス使用量が多いためにコス
ト的に不利となる。さらに、ノズル傾斜角を大きくとっ
たランスの設計指針として、特開昭58−16013号
公報に示されている手法があるが、これは炉体振動を防
止することを目的としたものであり、底吹きガスの鋼浴
面における浮上領域の外側に、上吹きランス各ノズルか
らの酸素ガス噴流を吹きつけるものである。従って、ス
ピッティング・ダスト低減に対する適合条件定量化に対
する知見は全くない。
【0005】同様に、特開昭60−165313号公報
では、各ノズルからの噴流の鋼浴面でキャビティーのオ
ーバーラップ率が、0.2以下になるようにノズル傾斜
角を大きく定め、キャビティーの重なりを小さくするこ
とにより、スピッティングを低減させる方法が開示され
ている。この方法ではスピッティングは低減するもの
の、ダスト低減効果については明示されていない。ま
た、ノズル傾斜角を単に大きくすることのみのため、単
なるソフトブロー化となってしまい冶金特性に悪影響を
及ぼすこと、および発生するCOガスの二次燃焼が大き
くなること、さらに、上吹きランスから噴出されるガス
の広がりが、ノズル傾斜角の広角化に伴い炉内壁に近づ
くことにより、炉内壁耐火物の溶損が激しくなる等の問
題が発生する。
【0006】また、特開平6−57320号公報では、
各々3孔以上の傾斜角度の異なる2種類のノズルを円周
方向に交互に配置し、これらのノズルから噴出されるガ
スジェットによって形成される浴面キャビティーの重な
り面積率を30%以下にすることにより、スピッティン
グを低減させる方法が開示されている。この方法も、特
開昭60−165313号公報同様スピッティング低減
が目的であり、ダスト低減効果については明示されてい
ない。また、傾斜角度の異なる2種類のノズルのうち一
方を広角化するため、炉内壁耐火物の溶損が激しくなる
という問題が生じる。さらに、ノズル先端中央への粒鉄
付着によるノズル寿命低減を防止するため、中央部へ小
径の中心孔を装備しているが、キャビティーの重なり低
減効果を享受するため、6孔以上の多孔化が望ましいと
しているが、多孔化に伴うノズル先端冷却構造複雑化に
よる冷却効率の低下を招き、ノズル寿命を低減させてし
まう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の転炉
操業における上記の諸問題を解決することを課題として
なされたものであり、その目的は、冶金特性および酸素
噴流による炉内壁耐火物へ悪影響を及ぼさず、ノズル寿
命を低下させることなく、高送酸速度吹錬実施時に吹錬
中発生するスピッティングおよびダストを低減すること
ができる転炉操業方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めの本発明の要旨は下記の通りである。上吹きランスを
有する転炉操業において、該上吹ランス先端部中心の周
囲に配設した複数のガス噴射ノズルから斜下向きのコー
ン状に噴射したガス噴流による鋼浴面へこみ深さLと静
止鋼浴面深さL0 の比L/L0 を0.2〜0.50に維
持し、鋼浴面でのガス噴流接触面をその中心からも遠い
点から炉壁の耐火物までの距離I[mm]と鋼浴面部の
炉内半径R[mm]との関係がI≧R/6となる領域に
位置させ、しかも、上吹ランス先端から鋼浴面までの高
さhを2000〜4500mm、上吹ランス先端に設け
た前記複数のガス噴射ノズルの傾斜角θをθ≧16°と
して吹錬すること、また、ガス噴射ノズルの傾斜角上限
をθ=25°としたこと、また、上吹きランス先端の中
心部にガス噴射ノズルの開口面積の30%以下の開口面
積を有する小口径ノズルを配置したこと、また、上吹き
ランス先端部中心の周囲に配設するガス噴射ノズル数を
3〜6個とした転炉操業方法にある。
【0009】ここで、図1に示すように本発明に用いる
鋼浴面へこみ深さL[mm]、鋼浴面でのガス噴流接触
面における最もランス中心軸から遠い点から耐火までの
距離I[mm]の求め方について説明する。Lについて
は既知である下記(1)式を用いた。 L=Lh・exp(−0.78h/Lh) ・・・(1) ただし、 Lh=63.0((k・FO2 )/(n・d))2/3 d :ノズル径[mm] h :ランス先端から鋼浴面までの距離[mm] FO2 :送酸速度[Nm3 /hr] k :補正項 (k=1)
【0010】次に、Iについてであるが、図2に模式的
に示したIを式に表すと、 I=−h・tan(θ+α)+XC ・cosθ・tan(θ+α) −XC ・sinθ−D+R ・・・(2) ただし、 h :ランス先端から鋼浴面までの距離[mm] θ :ノズル傾斜角[°] α :ノズル吐出後の噴流の広がり角[°] D :ランス中心軸からノズル出口最外周までの距離
[mm] R :炉内半径[mm] XC :ガスジェットのハードコア長さ[mm] の式で求めることができる。(2)式中、αは通常12
°前後とされている。また、(2)式中XC で示したガ
スジェットのハードコア長さは、一般的に下記(3)式
で算出できる。 XC =(4.12・P0 −1.86)・d ・・・(3) ただし、 P0 :酸素ノズル前圧力(絶対圧力)[kgf/cm
2 ] d :ノズル径[mm] (3)式におけるP0 はノズル径および送酸速度によっ
て支配され、
【0011】
【数1】
【0012】ただし、 FO2 :送酸速度[Nm3 /hr] n :ノズル孔数 d :ノズル径[mm] ε :流量係数 (通常0.8〜0.9) の式で表される。
【0013】
【作用】本発明はノズル傾斜角を大きくとり、火点を分
散させることで火点温度を低減することにより、酸化ヒ
ュームダストの発生を低減し、およびランス−湯面間距
離hを小さくすることによるスピッティング低減を図る
ため、ランスノズル形状および上吹き送酸パターンの適
正化を行うものである。ノズル傾斜角を大きくとり、キ
ャビティーの重なりを小さくすることにより、上吹きの
ソフトブロー化を図りスピッティング量を低減させる技
術は既知であるが、本発明者らは、ノズル傾斜角を大き
くとり、火点を分散させることで火点内発熱量を低下さ
せ、火点の温度を低減させ、酸化ヒュームダストの発生
を低減させる手法に着目したものである。
【0014】図3にFeにおける温度と蒸気圧の関係を
示す。この図から、温度を低減させることでFeの蒸気
圧を低減させることができることがわかる。従って、火
点温度を低減することによって蒸発による酸化ヒューム
ダストを大幅に低減せしめるものである。また、ランス
先端から鋼浴面までの距離hがスピッティングに及ぼす
影響を明らかにするため、水モデル実験を行った。水モ
デルとしては実転炉を1/10に縮小したものを用い
た。ランスノズル形状はノズル径φ7.4mm、ノズル
傾斜角12°とした。
【0015】図4に送酸速度とスピッティング量の関係
を示す。hの影響は図中△と□の比較で理解できる。同
一送酸速度で比較すると、hが小さい方がスピッティン
グ量が少ない。ただし、同一送酸速度でhを小さくした
場合、ハードブローとなるため、実操業適用を考慮する
と、冶金特性を従来操業程度に維持するため、L/L0
を従来操業と同程度にする必要がある。従って、図4中
の等L/L0 点で比較すると、スピッティング低減効果
はあるものの、必然的に送酸速度を低下せざるを得ず、
生産性低下を招く。これを回避することおよび前述の火
点温度低減を目的とし、ランスノズル径φ8.74m
m、ノズル傾斜角16°のランスノズルを用い、hを小
さくした場合のスピッティング量を●で示す。等L/L
0 点で比較すると、スピッティング低減効果を享受しつ
つ、送酸速度を低下させる必要性がないことがわかる。
【0016】ここで、ノズル形状の決定方法について述
べる。前述(2)式のIは、h,θ,n,d,FO2
Lは、h,n,d,FO2 をパラメーターとする関数で
あり、これらを操業条件、設備制約を満足し、かつダス
ト低減効果を享受可能な適正値にする必要がある。ま
ず、送酸速度FO2 については排ガス発生量による設備
制約からの上限値が定められる。ノズル孔数nについて
は、4孔が最適であるが、5孔以上としても良い。ただ
し、多孔化はノズル先端冷却構造複雑化による冷却効率
低下を招き、ノズル寿命低下を引き起こすため、この場
合は冷却水量増加等の冷却効率改善をしてやれば良い。
【0017】従来のノズル傾斜角では、各ノズル孔から
噴出されるガス噴流が鋼浴面に接触する前に全て合体
し、一つの円状の火点を形成してしまうため、それを避
けるためにθ≧16°とする。ただし、耐火物損耗防止
のためのIを確保するには、θが大きすぎると、ランス
先端〜湯面間距離を確保不可能となる。炉形状により左
右されるが上限は25°程度である。FO2 ,n,θを
決定すると、IおよびLは共にhとdの関数となる。ノ
ズル傾斜角は広角化のままでは、炉内壁耐火物へ悪影響
を与えてしまうので、耐火物への悪影響防止のため、ガ
ス噴流の広がりを指標化するIを従来並みのI≧R/6
に維持するようhを小さくする。
【0018】また、これにより、ハードブローとなるこ
とから、従来並みの冶金特性を維持した操業が不可能と
なるため、冶金特性の指標にL/L0 を用い、吹錬中の
L/L0 を従来操業と同程度の0.2〜0.50に維持
するようd、すなわちノズル開孔面積を大きくする。こ
のようにして、hとdを適正化する。ただし、hは、小
さすぎるとノズル先端への受熱量および地金付着量が増
大し、ノズル寿命低下を招き、大きすぎると二次燃焼率
が増大し、耐火物への溶損が激しくなるため、これらの
問題を発生させない範囲に限定する。また、dはランス
本体の設備制約により、可能な径の上限があることを考
慮しておくとよい。
【0019】以上のような要領でノズル形状および上吹
き送酸パターンを決定できる。なお、操業制約あるいは
設備制約により、ノズル角、ノズル径、ランス先端から
鋼浴面までの距離、送酸速度が前述の手順で決定できな
い場合があるが、その場合は制約のあるものから決定し
てもよい。さらに、キャビティー形成に影響を及ぼさな
い程度の小口径ノズルを設けることで、広角化によるノ
ズル先端面への受熱量増加によるノズル寿命低下および
スピッティングによる地金付着を防止できる。
【0020】
【実施例】実施例は340t上底吹き転炉を用い、上吹
きランス1より酸素ガスを供給し、上底吹き吹錬と上吹
きのみの吹錬を実施した。上底吹き吹錬時の底吹きガス
は酸素と希釈ガスの混合ガスを用いた。吹錬に使用した
溶銑はその成分・温度・量がダスト発生量に与える影響
を防止するため、本発明例、比較例共に同様なものとし
た。具体的には〔C〕=4.5〜4.6%,〔Si〕=
0.35〜0.40%,〔P〕=0.080〜0.09
0%,〔S〕=0.015〜0.018%、溶銑温度=
1350〜1380℃、裝入鉄総計に占める溶銑配合率
=85〜88%である。また、ノズル2および送酸パタ
ーン以外で吹錬へ及ぼす影響を排除するため、溶製鋼種
は同一とし、従って、吹止目標〔C〕および温度はそれ
ぞれ同一とした。
【0021】上吹きランス1は4孔ノズルとし、ノズル
径d、ノズル傾斜角θ、上吹き送酸パターン(送酸速
度、ランス先端から鋼浴面までの距離)を変化させた。
ノズル形状は、前述の要領に従い決定し、本発明例とし
て、ノズル傾斜角(θ=16°および25°)でランス
先端中心に小径ノズルdを有するランスを用いた。比較
例としては、ノズル傾斜角12°のものを用いた。上吹
き送酸パターンは冶金特性維持のためL/L0 を従来操
業と同程度の0.2〜0.50に維持するものとし、本
発明例ノズル2を用いた高送酸速度操業も行った。
【0022】ダスト発生量については、吹錬中連続的に
集塵水中ダスト濃度を測定し、吹錬時間当たりの平均発
生速度で評価した。また、同時に発生ダストの成分調査
を行い、ヒュームダストの識別を行った。スピッティン
グ量については、目視による炉口監視を行った。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1に上底吹きの例を示し、表2に上吹き
のみの例を示した。まず、表1の上底吹き操業について
であるが、比較例3と本発明例1,2を比較する。本発
明例については送酸速度を上昇させている。ノズル傾斜
角広角化およびランス先端から鋼浴面までの距離hを、
2000〜4500mmの範囲内で低減すると、火点温
度の低下により、ヒュームダストが低減し、かつスピッ
ティング量が若干減少している。この場合、ノズル寿命
および炉壁耐火物損耗ともに変化はなかった。次に、表
2の上吹き操業についてであるが、比較例5と本発明例
4を比較すると、上底吹き操業と同様、ノズル傾斜角広
角化およびランス先端から鋼浴面までの距離h低減によ
り、火点温度は低下し、ヒュームダストが低減する。こ
の場合もスピッティング、ノズル寿命および炉壁耐火物
損耗は全て変化しなかった。
【0026】
【発明の効果】本発明を用いることにより、上吹きラン
スを有する転炉吹錬時に発生するダストを大幅に低減さ
せることが可能となり、排ガス煙道堆積ダスト落下によ
る噴煙発生なく操業可能となった。また、吹錬中高送酸
速度時においても発生するダスト量が低減し、高送酸速
度操業が実現可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における転炉を記号の定義と共に模式的
に示した図
【図2】本発明におけるランス先端〜湯面間距離hおよ
び鋼浴面でのガス噴流接触面における最もランス中心軸
から遠い点から耐火物までの距離Iを示す図
【図3】Feにおける温度と蒸気圧の関係を示す図
【図4】水モデル実験における送酸速度とスピッティン
グ量の関係を示したもので、ランス先端〜湯面間距離h
およびノズル形状の影響を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊倉 政宣 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 遠藤 公一 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 柏原 司 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上吹きランスを有する転炉操業におい
    て、該上吹ランス先端部中心の周囲に配設した複数のガ
    ス噴射ノズルから斜下向きのコーン状に噴射したガス噴
    流による鋼浴面へこみ深さLと静止鋼浴面深さL0 の比
    L/L0 を0.2〜0.50に維持し、鋼浴面でのガス
    噴流接触面をその中心からも遠い点から炉壁の耐火物ま
    での距離I[mm]と鋼浴面部の炉内半径R[mm]と
    の関係がI≧R/6となる領域に位置させ、しかも、上
    吹ランス先端から鋼浴面までの高さhを2000〜45
    00mm、上吹ランス先端に設けた前記複数のガス噴射
    ノズルの傾斜角θをθ≧16°として吹錬することを特
    徴とする転炉操業方法。
  2. 【請求項2】 ガス噴射ノズルの傾斜角上限をθ=25
    °としたことを特徴とする請求項1記載の転炉操業方
    法。
  3. 【請求項3】 上吹きランス先端の中心部にガス噴射ノ
    ズルの開口面積の30%以下の開口面積を有する小口径
    ノズルを配置したことを特徴とする請求項1または2に
    記載の転炉操業方法。
  4. 【請求項4】 上吹きランス先端部中心の周囲に配設す
    るガス噴射ノズル数を3〜6個としたことを特徴とする
    請求項1ないし3記載の転炉操業方法。
JP21650595A 1995-08-03 1995-08-03 転炉操業方法 Pending JPH0941020A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163658A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 溶融金属精錬用上吹きランス
JP2013049890A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Jfe Steel Corp 転炉吹錬方法
JP2015108165A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 Jfeスチール株式会社 溶融金属の精錬方法及び精錬設備

Cited By (3)

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JP2013049890A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Jfe Steel Corp 転炉吹錬方法
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