JPH0939683A - ロッカパネル用モール - Google Patents

ロッカパネル用モール

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JPH0939683A
JPH0939683A JP19461895A JP19461895A JPH0939683A JP H0939683 A JPH0939683 A JP H0939683A JP 19461895 A JP19461895 A JP 19461895A JP 19461895 A JP19461895 A JP 19461895A JP H0939683 A JPH0939683 A JP H0939683A
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卓二 永田
Tetsuyoshi Ichioka
徹美 市岡
Hiroshi Mukai
浩 向井
Masao Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ等によるロッカパネルの傷付き及びチ
ッピング音による騒音を防止し、かつ、そのためのコス
トを低減する。 【解決手段】 ロッカパネル11の下面11aを覆う形
状の軟質樹脂材料からなる基部21と、基部21をロッ
カパネル11に接合する両面接着テープ23と、基部2
1内部に設けられ、走行時に基部21に発生する騒音を
吸収または遮断する防音空間21aを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロッカパネルの下面
に装着されるロッカパネル用モールに関するものであ
り、特に、自動車走行時に路面から飛来する砂利等のチ
ップによるロッカパネルの傷を防止し、かつ、チップの
衝突に伴い発生する騒音を防止するモールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は自動車のドアパネル及びロッカパ
ネルを示す側面図である。
【0003】図7に示すように、ロッカパネル11は、
ドアパネル13の下方でボディの一部を構成している
が、自動車の走行時に、車輪が跳ね上げた砂利等のチッ
プ等が、ロッカパネル11の下面11aに衝突すること
がある。この場合、チップ等によりロッカパネル11が
傷付き、その後の錆等の原因となる。
【0004】よって、従来は、図8または図9に示す技
術により対処している。図8は従来のロッカパネル用ガ
ーニッシュを示す断面図である。図9は従来のロッカパ
ネル用塗膜を示す断面図である。
【0005】図8の技術では、ロッカパネル11の下面
11a及び外側面11bに、樹脂製の装飾部品を兼用す
るガーニッシュ101を組付けて外部から被覆し、チッ
プ等からロッカパネル11を保護すると共に、ロッカパ
ネル11に独特の意匠性を付与している。また、図9の
技術は、ロッカパネル11の下面11a及び外側面11
bをチッピング塗膜111により被覆し、チップ等から
ロッカパネル11を保護している。なお、図9のチッピ
ング塗膜111は、意匠的効果は考慮していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術は、上記の
ように構成されているから、図8の技術では、装飾的効
果を考慮して製造する必要があり、その製造に手間がか
かり、製造コストが上昇する。また、ロッカパネル11
の下面11aのみならず外側面11bをも覆うため、全
体の寸法が大きくなり、製造のための金型が大型化し
て、やはり、製造コストの上昇につながってしまう。ま
た、図9の技術では、チップ等の衝突音(チッピング
音)が、ロッカパネル11からドアパネル13等を介し
て車内に伝達され、乗員に不快な騒音となって現れるこ
とがある。
【0007】特に、近年は、受動安全性向上等の観点か
ら、ボディ全体の剛性を高めるべく、ロッカパネル11
の断面積を増加することが行われている。よって、ロッ
カパネル11の下面11aの面積も大きくなり、ロッカ
パネル11に衝突するチップ等の量もこれに合わせて増
加して、騒音が増大する可能性がある。
【0008】そこで、本発明は、チップ等によるロッカ
パネルの傷付き及びチッピング音による騒音を防止し、
かつ、そのためのコストを低減したロッカパネル用モー
ルの提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ロッカパネル用モールは、ロッカパネルの下面を覆う形
状の軟質樹脂材料からなる基部と、前記基部をロッカパ
ネルに接合する接合手段と、前記基部に作用的に接続さ
れ、走行時に前記基部に発生する騒音を吸収または遮断
する防音手段とを具備する。
【0010】請求項2の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記接合手段を、前
記基部からロッカパネルへ伝達される騒音を吸収または
遮断する防音材料からなる接着テープより構成したもの
である。
【0011】請求項3の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記防音手段を、前
記基部の内部に設けられ、基部に発生する騒音を吸収ま
たは遮断する防音空間より構成したものである。
【0012】請求項4の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項2または3の発明において、更に、前記
基部とロッカパネル下面との間に、前記基部からロッカ
パネルへ伝達される騒音を吸収または遮断する外部防音
空間を設けたものである。
【0013】請求項5の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記防音手段を、前
記基部の内部に一体的に埋設され、基部に発生する騒音
を吸収または遮断する防音材料より構成したものであ
る。
【0014】請求項6の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記防音手段を、前
記基部とロッカパネル下面との間に配置され、前記基部
からロッカパネルへ伝達される騒音を吸収または遮断す
る外部防音空間より構成したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】図1は本発明の第一の実施形態のロッカパ
ネル用モールを示す断面図である。図2は本発明の第一
の実施形態のロッカパネル用モールを示す斜視図であ
る。
【0017】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0018】図1及び図2において、本実施形態のロッ
カパネル用モールは、ロッカパネル11の下面11aを
覆う略平板形状の軟質樹脂材料からなる基部21と、前
記基部21をロッカパネル11に接合する接合手段とし
ての両面接着テープ23からなる。前記基部21の外観
は、図2に示すように、ロッカパネル11と略同一長さ
で、かつ、ロッカパネル11の下面11aと略同一幅の
長尺板状をなしている。また、本実施形態の基部21は
中空状をなし、その内部には、走行時に前記基部21に
発生する騒音を吸収乃至遮断する防音手段としての防音
空間21aが、長さ方向に連続して形成されている。特
に、図示の例では、防音空間21aは、基部21の断面
形状に対応する断面形状の偏平長尺状をなしている。な
お、基部21の両端は閉塞されている。一方、前記両面
接着テープ23は、前記基部21からロッカパネル11
へ伝達される騒音を吸収乃至遮断自在な防音乃至遮音材
料からなる。更に、前記基部21とロッカパネル11と
は、両面接着テープ23により離隔され、基部21上面
とロッカパネル11の下面11aとの間に薄肉の外部防
音空間25が形成されている。この外部防音空間25
は、前記防音空間21aと同様、走行時に前記基部21
に発生する騒音を吸収乃至遮断する防音手段として機能
する。なお、図示の例では、両面接着テープ23は、基
部21の上面の幅方向両端に沿って、それぞれ接着され
ている。なお、両面接着テープ23を基部21の上面の
外周の全長に沿って接着してもよく、この場合、外部防
音空間25を閉塞空間とすることができる。
【0019】かかる構成の基部21は、所定の軟質樹脂
材料、例えば、軟質ポリ塩化ビニル(PVC)等を押出
成形することにより製造される。即ち、押出成形機(図
示略)の押出ヘッドの押出口を図1に示す断面形状とす
ると共に、押出口に防音空間21aと対応する断面形状
のコアを配置し、その押出口から所定の軟質樹脂材料を
押出して冷却固化した後、その押出した樹脂材料を所定
長さに切断する。この切断後の樹脂材料は、その長さ方
向両端面を図1に示す断面形状とし、開放端としてい
る。そして、その開放両端をホットインジェクションに
より端末成形処理して閉塞することにより、図2の外観
形状のロッカパネル用モールを得ることができる。ま
た、上記のように構成された本実施形態のロッカパネル
用モールをロッカパネル11に組付けるには、両面接着
テープ23の一方の接着面を基部21の上端面の外周縁
部の全長に沿って接着し、その後、基部21をロッカパ
ネル11の所定位置に位置決めして、両面接着テープ2
3の他方の接着面をロッカパネル11の下面11aに接
着する。これにより、ロッカパネル用モールが、図1に
示すように、ロッカパネル11の下面11aを覆う定位
置に組付けられる。
【0020】こうしてロッカパネル11の下面11aに
組付けたロッカパネル用モールは、基部21がロッカパ
ネル11の下面11aを被覆して、走行時に飛来する砂
利等のチップ等から保護する。よって、チップ等による
ロッカパネル11への傷付きを防止して、ロッカパネル
11への錆の発生等を防止することができる。また、基
部21内の防音空間21aが、チップ等の衝突により基
部21に生じるチッピング音を吸収乃至遮断する。その
結果、チッピング音による騒音が車内に伝達されること
はなく、車内の乗員に不快感を与えることはない。更
に、前記防音空間21aと同様、防音乃至遮音手段とし
て機能する両面接着テープ23並びに外部防音空間25
により、防音空間21aが吸収乃至遮断しきれず、基部
21からロッカパネル11に伝達される騒音を吸収乃至
遮断することができる。その結果、チッピング音による
騒音が車内に伝達されることを一層確実に防止して、車
内環境をより快適に維持することができる。
【0021】このように、上記実施形態のロッカパネル
用モールは、ロッカパネル11の下面11aを覆う形状
の軟質樹脂材料からなる基部21と、前記基部21をロ
ッカパネル11に接合すると共に、前記基部21からロ
ッカパネルへ伝達される騒音を吸収または遮断する防音
材料からなる接合手段としての両面接着テープ23と、
前記基部21の内部に設けられ、走行時に前記基部21
に発生する騒音を吸収または遮断する防音手段としての
防音空間21aと、ロッカパネル11の下面11aと基
部21の上面との間に配置され、両面接着テープ23の
厚さ分の体積を有する外部防音空間25とを備えたもの
である。
【0022】したがって、上記実施形態は、基部21に
よりロッカパネル11の下面11aを保護して、その傷
付きを防止し、ロッカパネル11への錆の発生等を防止
すると共に、基部21に生じるチッピング音を防音空間
21aにより吸収乃至遮断して、チッピング音による騒
音を防止することができる。更に、両面接着テープ23
並びに外部防音空間25によっても、チップ等による騒
音を吸収乃至遮断して、チッピング音による騒音を一層
確実に防止することができる。その結果、ロッカパネル
11の下面11aのみを覆うだけの形状の基部21によ
り、チップ等によるロッカパネルの傷付き及びチッピン
グ音による騒音を防止することができ、製造コストを低
減して製品コストを低減することができる。特に、基部
21は意匠部として乗員等に通常視認されることはな
く、その見栄えを考慮する必要がないため、その分、よ
りコストを低減することができる。
【0023】次に、本発明による別の実施形態を以下に
説明する。なお、各実施形態においては上記第一の実施
形態との相違点のみを説明し、上記第一の実施形態と同
一の構成については図面に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0024】図3は本発明の第二の実施形態のロッカパ
ネル用モールを示す断面図である。図4は本発明の第二
の実施形態のロッカパネル用モールを示す斜視図であ
る。
【0025】本実施形態のロッカパネル用モールは、第
一の実施形態のロッカパネル用モールと同様、ロッカパ
ネル11の下面11aを覆う軟質樹脂材料からなる基部
31と、前記基部31をロッカパネル11に接合する接
合手段としての両面接着テープ23からなる。前記基部
31は、図4に示すように、ロッカパネル11の下面1
1aと略同一長さで、かつ、略同一幅の長尺平板状の平
板部31aと、平板部31aの外周縁から上方に突出す
るフランジ状の接合部よりなる。また、前記基部31
は、断面凹状の中実状をなし、その内部には第一実施形
態のような防音空間21aは設けられない。一方、基部
31の平板部31a及び接合部31bにより囲まれる空
間によって、その長さ方向に延びる凹状部が形成され、
その凹状部により、走行時に前記基部31に発生する騒
音を吸収乃至遮断する防音手段としての外部防音空間3
3が構成されている。図示の例では、防音空間33は、
基部31の凹部形状に対応する断面形状の偏平長尺状を
なしている。なお、基部31の両端は前記接合部31b
により閉塞されている。また、前記両面接着テープ23
は、第一の実施形態のものと同様のものとされる一方、
基部31の接合部31bの周方向全体に沿って連続して
接着されている。
【0026】本実施形態の基部31は、押出成形機(図
示略)の押出ヘッドの押出口を図3に示す断面形状と
し、その押出口から所定の軟質樹脂材料を押出して冷却
固化した後、その押出した樹脂材料を所定長さに切断す
る。この切断後の樹脂材料は、長さ方向両端に接合部3
1bとなるフランジを有さず、その両端面を図3に示す
断面形状の開放端としている。そして、その開放両端を
ホットインジェクションにより接合部31bとなるフラ
ンジを形成するよう端末成形処理して閉塞することによ
り、図4の外観形状のロッカパネル用モールを得ること
ができる。また、上記のように構成された本実施形態の
ロッカパネル用モールをロッカパネル11に組付けるに
は、両面接着テープ23の一方の接着面を基部31の接
合部31bの周方向に沿って接着し、その後、基部31
をロッカパネル11の所定位置に位置決めし、他方の接
着面をロッカパネル11の下面11aに接着する。これ
により、ロッカパネル用モールが、図3に示すように、
ロッカパネル11の下面11aを覆う定位置に組付けら
れる。このとき、基部31の凹状部とロッカパネル11
の下面11aとの間には、外部防音空間33が閉塞状態
で配置される。
【0027】こうしてロッカパネル11の下面11aに
組付けたロッカパネル用モールは、第一の実施形態と同
様、基部31によりロッカパネル11を保護して、傷付
き、または、錆の発生等を防止することができる。ま
た、基部31とロッカパネル11との間に位置する外部
防音空間33が、チップ等の衝突により基部31に生じ
るチッピング音を吸収乃至遮断して、チッピング音によ
る騒音が車内に伝達されるのを防止することができる。
更に、第一の実施形態と同様、両面接着テープ23によ
り、チッピング音による騒音が車内に伝達されることを
一層確実に防止することができる。特に、本実施形態
は、基部31を中実状としたため、押出成形機の押出口
の構成が簡単となり、製造装置のコストを低減して、製
品コストを低減することができる。
【0028】このように、上記実施形態のロッカパネル
用モールは、平板部31a及び接合部31bよりロッカ
パネル11の下面11aを覆う形状の軟質樹脂材料から
なる基部31と、前記基部31をロッカパネル11に接
合すると共に、前記基部31からロッカパネル11へ伝
達される騒音を吸収または遮断する防音材料からなる接
合手段としての両面接着テープ23と、前記基部31の
平板部31a及び接合部31bにより囲まれる凹状部か
らなり、走行時に前記基部31に発生する騒音を吸収ま
たは遮断する防音手段としての外部防音空間33とを具
備したものである。
【0029】したがって、上記実施形態は、基部31の
特に平板部31aによりロッカパネル11の下面11a
を保護して、その傷付き、錆の発生等を防止すると共
に、外部防音空間33により基部31に生じるチッピン
グ音による騒音を防止することができる。更に、両面接
着テープ23によっても、チップ等による騒音を防止す
ることができる。その結果、ロッカパネル11の下面1
1aのみを覆うだけの形状の基部31により、チップ等
によるロッカパネルの傷付き及びチッピング音による騒
音を防止することができ、製造コストを低減して製品コ
ストを低減することができる。特に、基部31は意匠部
として乗員等に通常視認されることはなく、その見栄え
を考慮する必要がないため、その分、よりコストを低減
することができる。
【0030】なお、本実施形態の基部31は、第一の実
施形態のように、長さ方向両端の接合部31bを省略し
て開放端とし、両面接着テープ23を幅方向両端に位置
する一対の接合部にそれぞれ接着してもよい。こうする
と、端末成形が不要となり、コストをより一層低減する
ことができる。
【0031】図5は本発明の第三の実施形態のロッカパ
ネル用モールを示す断面図である。図5に示すように、
本実施形態のロッカパネル用モールは、防音手段とし
て、第一の実施形態のロッカパネル用モールの防音空間
21aに代えて、防音材料41を一体的に充填乃至埋設
した点において第一の実施形態と異なるものであり、そ
の他の構成は同一である。この防音材料41としては、
前記基部21の内部に一体的に充填され、基部21に発
生する騒音を吸収または遮断する発泡樹脂材料を挙げる
ことができ、例えば、ウレタンフォームまたはポリエチ
レンフォーム等がある。
【0032】かかる防音材料41を充填した基部21
は、所定の軟質樹脂材料及び発泡樹脂材料を二色押出成
形またはサンドイッチ成形することにより製造される。
例えば、二色押出成形により製造する場合、押出成形機
(図示略)の押出ヘッドの押出口を図1に示す断面形状
とし、その押出口から所定の軟質樹脂材料を押出すと共
に、その軟質樹脂材料中に発泡樹脂材料を同時押出し、
それらを冷却固化した後、その押出した樹脂材料を所定
長さに切断する。これにより、図5の外観形状のロッカ
パネル用モールを得ることができる。なお、切断後の樹
脂材料の長さ方向両端面は、図5に示す最終製品の端末
形状となるため、第一の実施形態のように、両端の端末
成形処理は不要である。また、上記のように構成された
本実施形態のロッカパネル用モールは、第一の実施形態
と同様にしてロッカパネル11に組付けられる。
【0033】こうしてロッカパネル11の下面11aに
組付けたロッカパネル用モールは、基部21がロッカパ
ネル11の下面11aをチップ等から保護して、傷付き
または錆の発生等を防止することができる。また、基部
21内の防音材料41が、チップ等の衝突により基部2
1に生じるチッピング音を吸収乃至遮断する。その結
果、チッピング音による騒音が車内に伝達されることは
なく、車内の乗員に不快感を与えることはない。更に、
両面接着テープ23並びに外部防音空間25によって
も、騒音を防止することができる。
【0034】このように、上記実施形態のロッカパネル
用モールは、ロッカパネル11の下面11aを覆う形状
の軟質樹脂材料からなる基部21と、前記基部21をロ
ッカパネル11に接合すると共に、前記基部21からロ
ッカパネルへ伝達される騒音を吸収または遮断する防音
材料からなる接合手段としての両面接着テープ23と、
前記基部21の内部に一体的に充填され、走行時に前記
基部21に発生する騒音を吸収または遮断する防音手段
としての発泡樹脂材料からなる防音材料41と、ロッカ
パネル11の下面11aと基部21の上面との間に配置
され、両面接着テープ23の厚さ分の体積を有する外部
防音空間25とを備えたものである。
【0035】したがって、上記実施形態は、基部21に
よりロッカパネル11の下面11aを保護して、傷付
き、錆の発生等を防止すると共に、防音材料41により
基部21に生じるチッピング音に伴う騒音を防止するこ
とができる。更に、両面接着テープ23並びに外部防音
空間25によっても、チッピング音による騒音を防止す
ることができる。その結果、ロッカパネル11の下面1
1aのみを覆うだけの形状の基部21により、チップ等
によるロッカパネルの傷付き及びチッピング音による騒
音を防止することができ、製造コストを低減して製品コ
ストを低減することができる。特に、基部21は意匠部
として乗員等に通常視認されることはなく、その見栄え
を考慮する必要がないため、その分、よりコストを低減
することができる。
【0036】図6は本発明の第四の実施形態のロッカパ
ネル用モールを示す断面図である。
【0037】図6に示すように、本実施形態のロッカパ
ネル用モールは、第一の実施形態のロッカパネル用モー
ルと全体構成は同様であり、以下の構成を付加した点に
おいて第一の実施形態と異なるものである。即ち、基部
21の幅方向一端(車内I側)には長手方向に延びる位
置決め部51が、幅方向他端(車外O側)には同じく長
手方向に延びるシールリップ53が、それぞれ、一体成
形されている。前記位置決め部51は、上下方向に垂立
する平板状をなし、ロッカパネル用モールの組付け時
に、ロッカパネル11の下縁フランジ部の外側面11c
に対向配置されるようになっている。また、位置決め部
51のロッカパネル11のフランジ部外側面11cとの
対向面及び下面11aとの対向面には、それぞれ、両面
接着テープ23の一方の面が接着されている。一方、シ
ールリップ53は、基部21から上方に延び、ロッカパ
ネル用モールの組付け時に、その先端をロッカパネル1
1の下面11aに弾接するようになっている。更に、基
部21のシールリップ53より若干車内側には、接着部
55が上方に若干突出して一体成形されている。接着部
55の上面は基部21の長手方向に延びる平坦面とさ
れ、その平坦面に両面接着テープ23の一方の面が接着
されている。前記基部21の上面、位置決め部51の上
端及び接着部55により囲まれる部分には、第一の実施
形態の外部防音空間25より体積の大きい外部防音空間
57が形成されている。
【0038】かかる位置決め部51等を有する基部21
は、第一の実施形態と同様にして、所定の軟質樹脂材料
を押出成形することにより製造される。即ち、押出成形
機(図示略)の押出ヘッドの押出口を図6に示す断面形
状とすると共に、押出口に防音空間と対応する断面形状
のコアを配置し、その押出口から所定の軟質樹脂材料を
押出して冷却固化した後、その押出した樹脂材料を所定
長さに切断する。この切断後の樹脂材料は、その長さ方
向両端面を図6に示す断面形状の開放端としているた
め、その開放両端をホットインジェクションにより端末
成形処理して閉塞することにより、本実施形態のロッカ
パネル用モールを得ることができる。また、上記のよう
に構成された本実施形態のロッカパネル用モールをロッ
カパネル11に組付けるには、両面接着テープ23の一
方の接着面を位置決め部51の左側面及び上端面並びに
接着部55の平坦面にそれぞれ接着する。その後、位置
決め部51をロッカパネル11の下面11a及びフラン
ジ部外側面11cに対向及び当接させ、基部21を位置
決め部51を介してロッカパネルの所定位置に位置決め
し、各両面接着テープ23の他方の接着面をロッカパネ
ル11のフランジ部外側面11c及び下面11aにそれ
ぞれ接着する。これにより、ロッカパネル用モールが図
1に示すように、ロッカパネル11の下面11aを覆う
定位置に組付けられる。このとき、シールリップ53の
先端部がロッカパネル11の下面11aの車外O側端部
に弾接して、所定のシール効果を発揮すると共に、ロッ
カパネル11の下面11aを外部から遮蔽乃至隠蔽す
る。また、基部21とロッカパネル11の下面11aと
の間には、第一の実施形態の外部防音空間25より大き
な体積の外部防音空間57が形成される。
【0039】こうしてロッカパネル11の下面に組付け
たロッカパネル用モールは、基部21によりロッカパネ
ル11の下面11aをチップ等から保護して、傷付きま
たは錆の発生等を防止することができる。また、基部2
1内の防音空間21aにより、チッピング音による騒音
が車内を防止することができる。更に、両面接着テープ
23並びに外部防音空間57によっても、チッピング音
による騒音を防止することができる。なお、本実施形態
の外部防音空間57は、位置決め部51及び接着部55
の基部21からの突出高さの分、その体積を第一の実施
形態の外部防音空間25より大きくすることができ、そ
の防音効果が一層向上する。加えて、ロッカパネル11
への組付け時には、位置決め部51を介して容易に定位
置に位置決めすることができ、作業性が向上する。ま
た、シールリップ53によりロッカパネル11の下面1
1aを外部から隠蔽して、見栄えを向上することができ
る。
【0040】このように、上記実施形態のロッカパネル
用モールは、ロッカパネル11の下面11aを覆う形状
の軟質樹脂材料からなる基部21と、前記基部21をロ
ッカパネル11に接合すると共に、前記基部21からロ
ッカパネルへ伝達される騒音を吸収または遮断する防音
材料からなる接合手段としての両面接着テープ23と、
前記基部21の内部に設けられ、走行時に前記基部21
に発生する騒音を吸収または遮断する防音手段としての
防音空間21aと、基部21の幅方向一端に一体成形さ
れる位置決め部51と、基部21の幅方向他端に一体成
形されるシールリップ53と、基部21のシールリップ
53より内側に一体成形される接着部55と、ロッカパ
ネル11の下面11aと基部21の上面との間に配置さ
れ、位置決め部51及び接着部55並びに両面接着テー
プ23の高さ分の体積を有する外部防音空間57とを備
えたものである。
【0041】したがって、上記実施形態は、基部21に
よりロッカパネル11の下面11aを保護して、傷付
き、錆の発生等を防止すると共に、基部21に生じるチ
ッピング音による騒音を防音空間21aにより防止する
ことができる。更に、両面接着テープ23並びに外部防
音空間57によっても、チップ等による騒音を防止する
ことができる。その結果、ロッカパネル11の下面11
aのみを覆うだけの形状の基部21により、チップ等に
よるロッカパネルの傷付き及びチッピング音による騒音
を防止することができ、製造コストを低減して製品コス
トを低減することができる。特に、基部21は意匠部と
して乗員等に通常視認されることはなく、その見栄えを
考慮する必要がないため、その分、よりコストを低減す
ることができる。加えて、本実施形態では、位置決め部
51により組付け作業性を向上することができる。ま
た、通常は視認されることはないものの、乗員等が姿勢
を低くした場合等に視認される可能性のある基部21の
車外O側端部をシールリップ53により隠蔽して、その
見栄えを向上することができる。
【0042】ところで、上記各実施形態の基部21,3
1は、ロッカパネル11の下面11aのみ覆う長尺板状
に形成されているが、本発明を実施する場合には、これ
に限定されるものではなく、少なくともと、ロッカパネ
ル11の下面11aの傷付き等を防止し、かつ、チッピ
ング音による騒音を防止すべく機能するものであればよ
い。例えば、基部の長さ及び幅は、ロッカパネル11の
下面11a全体を被覆する寸法とすることが好ましい
が、必要に応じ、その一部を覆う寸法としてもよい。ま
た、図8に示す従来例のガーニッシュにおいて、ロッカ
パネル11の下面11aと対向する平板部分の代わり
に、上記各実施形態のロッカパネル用モールを一体成形
してもよい。この場合、全体のコストは上昇するもの
の、従来例にはないチッピング音による騒音の防止効果
を得ることができる。
【0043】また、上記各実施形態では、接合手段とし
て両面接着テープ23を使用したが、基部21,31を
ロッカパネルに接合可能な限りにおいて、これを接着剤
とする等、他の接合手段を使用してもよい。
【0044】そして、上記第一及び第四の実施形態で
は、防音空間21a内にハニカムコア状の吸音構造また
は他の公知の吸音構造を付設してもよい。同様に、外部
防音空間25,57内に公知の吸音構造を付設してもよ
い。更に、チップ等によるロッカパネル11の傷付きを
防止できる限りにおいて、基部21,31自体を防音材
料により形成してもよい。なお、本発明における防音手
段とは、吸音構造並びに遮音構造を含む意味である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明にかかる
ロッカパネル用モールは、ロッカパネルの下面を覆う形
状の軟質樹脂材料からなる基部と、前記基部をロッカパ
ネルに接合する接合手段と、前記基部に作用的に接続さ
れ、走行時に前記基部に発生する騒音を吸収または遮断
する防音手段とを具備する。したがって、基部がロッカ
パネルの下面を保護してチップ等による傷付き等を防止
し、かつ、防音手段がチッピング音による騒音を防止す
る。ここで、基部はロッカパネルの下面を覆う形状であ
ればよい。その結果、意匠性を無視することができ、か
つ、小型化することができることから、その製造コスト
ひいては製品コストを低減することができる。
【0046】請求項2の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記接合手段を、前
記基部からロッカパネルへ伝達される騒音を吸収または
遮断する防音材料からなる接着テープより構成したもの
である。その結果、基部からロッカパネルへ伝達される
可能性のある騒音を接着テープにより防止することがで
き、車内への騒音の伝達を一層効果的に防止することが
できる。
【0047】請求項3の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記防音手段を、前
記基部の内部に設けられ、基部に発生する騒音を吸収ま
たは遮断する防音空間より構成したものである。その結
果、防音空間という単純な構成により請求項1の効果を
達成することができ、全体のコストをより低減すること
ができる。
【0048】請求項4の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項2または3の発明において、更に、前記
基部とロッカパネル下面との間に、前記基部からロッカ
パネルへ伝達される騒音を吸収または遮断する外部防音
空間を設けたものである。その結果、基部からロッカパ
ネルへ伝達される可能性のある騒音を外部防音空間によ
っても防止することができ、車内への騒音の伝達を一層
効果的に防止することができる。
【0049】請求項5の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記防音手段を、前
記基部の内部に一体的に埋設され、基部に発生する騒音
を吸収または遮断する防音材料より構成したものであ
る。その結果、防音材料の埋設という単純な構成により
請求項1の効果を達成することができ、全体のコストを
低減することができる。
【0050】請求項6の発明にかかるロッカパネル用モ
ールは、請求項1の発明において、前記防音手段を、前
記基部とロッカパネル下面との間に配置され、前記基部
からロッカパネルへ伝達される騒音を吸収または遮断す
る外部防音空間より構成したものである。その結果、防
音空間を外部に設けるという単純な構成により請求項1
の効果を達成することができ、基部内部の構成は騒音防
止の点で無視できるため、全体のコストをより一層低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一の実施形態のロッカパネ
ル用モールを示す断面図である。
【図2】 図2は本発明の第一の実施形態のロッカパネ
ル用モールを示す斜視図である。
【図3】 図3は本発明の第二の実施形態のロッカパネ
ル用モールを示す断面図である。
【図4】 図4は本発明の第二の実施形態のロッカパネ
ル用モールを示す斜視図である。
【図5】 図5は本発明の第三の実施形態のロッカパネ
ル用モールを示す断面図である。
【図6】 図6は本発明の第四の実施形態のロッカパネ
ル用モールを示す断面図である。
【図7】 図7は自動車のドアパネル及びロッカパネル
を示す側面図である。
【図8】 図8は従来のロッカパネル用ガーニッシュを
示す断面図である。
【図9】 図9は従来のロッカパネル用塗膜を示す断面
図である。
【符号の説明】
11 ロッカパネル 11a ロッカパネルの下面 21 基部 21a 防音空間(防音手段) 23 両面接着テープ(接合手段) 25 外部防音空間 31 基部 33 外部防音空間(防音手段) 41 防音材料(防音手段) 57 外部防音空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 浩 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小林 政男 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカパネルの下面を覆う形状の軟質樹
    脂材料からなる基部と、 前記基部をロッカパネルに接合する接合手段と、 前記基部に作用的に接続され、走行時に前記基部に発生
    する騒音を吸収または遮断する防音手段とを具備するこ
    とを特徴とするロッカパネル用モール。
  2. 【請求項2】 前記接合手段は、前記基部からロッカパ
    ネルへ伝達される騒音を吸収または遮断する防音材料か
    らなる接着テープである請求項1に記載のロッカパネル
    用モール。
  3. 【請求項3】 前記防音手段は、前記基部の内部に設け
    られ、基部に発生する騒音を吸収または遮断する防音空
    間からなる請求項1に記載のロッカパネル用モール。
  4. 【請求項4】 更に、前記基部とロッカパネル下面との
    間に、前記基部からロッカパネルへ伝達される騒音を吸
    収または遮断する外部防音空間を設けた請求項2または
    3に記載のロッカパネル用モール。
  5. 【請求項5】 前記防音手段は、前記基部の内部に一体
    的に設けられ、基部に発生する騒音を吸収または遮断す
    る防音材料からなる請求項1に記載のロッカパネル用モ
    ール。
  6. 【請求項6】 前記防音手段は、前記基部とロッカパネ
    ル下面との間に配置され、前記基部からロッカパネルへ
    伝達される騒音を吸収または遮断する外部防音空間から
    なる請求項1に記載のロッカパネル用モール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005262912A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Katayama Kogyo Co Ltd 自動車用ストーンガード
JP2020152254A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 トヨタ自動車株式会社 ロッカ外装部構造

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JP2005262912A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Katayama Kogyo Co Ltd 自動車用ストーンガード
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