JPH0938077A - 頭部固定具 - Google Patents

頭部固定具

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JPH0938077A
JPH0938077A JP7193896A JP19389695A JPH0938077A JP H0938077 A JPH0938077 A JP H0938077A JP 7193896 A JP7193896 A JP 7193896A JP 19389695 A JP19389695 A JP 19389695A JP H0938077 A JPH0938077 A JP H0938077A
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headrest
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Hiroshi Inoue
啓史 井上
Hiroshi Mitsumata
広嗣 三俣
Kazunari Tachibana
一成 橘
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人差を吸収し、どのような大きさの頭部で
も確実に固定できるようにする。 【解決手段】 断面形状が半円形のヘッドレスト1の内
側両側部に側頭部押圧板3、4を設け、それの両端に設
けたファスナ5a、5bをヘッドレスト1に設けたファ
スナ1a、1bに係合させて固定ベルト5をヘッドレス
ト1に結合させた際に、前記側頭部押圧板3、4で頭部
Hの側頭部を挟み付けて頭部を確実に固定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRI装置等の診
断装置により被検体の頭部を撮影する際に用いる頭部固
定具に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置、X線CT装置等の診断装置
で被検体(通常人体)の頭部の撮影を行なう場合、ブレ
のない診断に有効な良質な画像を得るためには、撮影
中、人体の頭部が動かないように固定する必要があり、
そのために頭部固定具が使用されている。頭部固定具
は、図11に示すように断面形状が円弧状またはU字状
のヘッドレスト11と固定ベルト12とで構成されてお
り、ヘッドレスト11に載置された人体の頭部Hを固定
ベルト12によりヘッドレスト11に固定するようにし
ている。なお、固定ベルト12のヘッドレスト11への
係合は、固定ベルト12の両端部に設けられたマジック
ファスナ(登録商標)等の着脱自在なファスナ12a、
12bをヘッドレスト11に設けられたファスナ11
a、11bとを結合させることにより行なわれる。ま
た、13は後頭部を支承するクッションである。
【0003】上記構成の頭部固定具において、ヘッドレ
スト11の断面形状が人体頭部Hの断面形状ならびに大
きさと一致しておれば、頭部Hを固定ベルト12により
ヘッドレスト11に動かないように固定できる。しかし
ながら、頭部Hの形状、大きさは大人と小人とで大きく
異なり、また、個人差も大きいことから、万人の頭の固
定に使用できるようにヘッドレスト11の断面形状が設
定されている。したがって、図9に示すようにヘッドレ
スト11の内側と頭側部との間に隙間ができ、頭部Hの
左右動を許与することから、この隙間、すなわち、ヘッ
ドレスト11の内側と頭側部との間にクッション14を
介在させることにより、頭部Hの左右動を防いで頭部H
が動かないように固定するようにしている。なお、固定
ベルト12に大きな張力を加えてヘッドレスト11に係
合させれば、隙間に介在させるクッション14を用いな
くても頭部Hを左右動しないように固定できるが、被検
体に多大の苦痛を与えることになり、実用に供しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ヘッドレストの内側と
側頭部の間の隙間にクッション14を介在させて頭部を
固定する頭部固定具では、次の問題がある。頭の大きさ
には個人差があるので、それを吸収し、確実に固定する
ためには、種々の厚さのクッションを用意しておく必要
があり、また、適合する厚さのクッションを選択する必
要があることから、頭部の固定操作が面倒であり、且
つ、時間を要するという問題がある。また、クッション
は、一般に表面が粗面、ないし、摩擦係数が大きいの
で、それをヘッドレストの内側と頭側部との隙間に挿入
する際には、側頭部の皮膚をクッションでこすることに
なり、しかも、適合する厚さのクッションが選択される
まで挿脱操作が繰り返えし行なわれることから、被検体
に不快感を与えるという問題がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、被検体の個
人差に関係なく、頭部を確実に、しかも、被検体に不快
感を与えることなく固定できるようにした頭部固定具を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、本発明の頭部固定具は、ヘッドレスト
の内側両側部に可動部材を設け、この可動部材に固定ベ
ルトでもって側頭部を挟み付ける付勢力が与えられるよ
うにしたことを特徴としている。この構成によれば、ヘ
ッドレストの内側両側部に設けられた可動部材は、ヘッ
ドレストに係合された固定ベルトにより、付勢力が与え
られ、被検体の側頭部を両側から挟み付ける。そのため
に、ヘッドレストに載置された被検体の頭部が、前頭部
は固定ベルトで、側頭部は可動部材で押し付けられて、
前頭部、後頭部、両側頭部の4点で支持されるので、頭
部を確実に固定できる。また、可動部材は、側頭部に当
接するまで移動するので、個人差に関係なく、被検体の
頭部を固定できると共に、可動部材は、側頭部を挟み付
ける方向の移動であるので、側頭部の皮膚をこすりつけ
ることがなく、被検体に不快感ならびに苦痛を与えな
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を示す図面を参照して説明する。図1は、本発明の一
実施例の構成を示す正面図で、1は断面形状が半円形状
のヘッドレスト、2はヘッドレスト1の内側に設けられ
た断面形状が円弧状のクッションで、その両端部の外面
に矩形の側頭部押圧板3、4が固定されており、この押
圧板3、4の上端部は図示のようにヘッドレスト1より
突出している。5は固定ベルトで両端部にファスナ5
a、5bが取り付けられており、このファスナ5a、5
bは、ヘッドレスト1の外周面に固定されたファスナ1
a、1bと着脱自在に結合される。なお、この実施例に
おける側頭部押圧板3、4は、本発明における可動部材
に相当する。なお、側頭部押圧板3、4のクッション2
への固定は、接着剤で接着してもよく、また、ファスナ
で着脱可能に固定してもよい。ただし、ファスナを用い
れば取り付け位置が調整できる。つぎに、図2により固
定操作手順を説明する。
【0008】被検体の頭部Hをヘッドレスト1の内側の
クッション2上に載置し、固定ベルト5のファスナ5a
とヘッドレスト1のファスナ1aとを結合し、固定ベル
ト5を右方に引っ張ると図2(a) に示すように点線で示
す状態にあった側頭部押圧板3の下端Pが、ヘッドレス
ト1の内側壁に当接し、その当接点Pを支点として時計
方向に実線で示す位置に傾動してクッション2を介して
側頭部に当接する。つぎに、側頭部押圧板4を図中の位
置に傾動させた状態で、固定ベルト5のファスナ5bを
ヘッドレスト1のファスナ1bに結合させると側頭部押
圧板4がクッション2を介して側頭部に当接し、両側頭
部押圧板3、4が、図2(b) に示すように左右側頭部を
両側より挟み付ける。それにより、前頭部(額)は固定
ベルト5で、左右側頭部は側頭部押圧板3、4で押えら
れる。
【0009】したがって、頭部Hは、前頭部、左右側頭
部、後頭部の4点で支持され、ヘッドレスト1に確実に
固定される。この固定操作時、側頭部押圧板3、4は、
側頭部に挟み付ける方向、換言すれば、ほぼ水平方向の
移動であるので、皮膚をこすりつけることもなく、ま
た、側頭部押圧板3、4による挟み付け力は固定ベルト
5で与えられ、且つ、てこ作用で発生するものであるこ
とから、固定ベルト5に大きな張力をかけることなくて
も左右側頭部を固定でき、且つ、被検体に不快感ない
し、苦痛を与えることがない。図3は、被検体の頭部H
が側頭部押圧板3、4と固定ベルト5でヘッドレスト1
に固定された頭部固定具の使用状態を示す側面図であ
る。
【0010】図4、図5、図6、図7、図8は他の実施
の形態を示す図で、図4は側頭部押圧板3、4をU字状
薄板6の両端に接着剤等で固定したもので、図1のヘッ
ドレスト1とクッション2との間に挿入されて使用され
る。図5は、側頭部押圧板3、4に段部3″、4″を形
成し、ヘッドレスト1とクッション2の間に挿入し、段
部3′、4′が図示のようにヘッドレスト1の上端部に
係止されるようにしたものである。図6は、図1と同様
の構成で側頭部押圧板3A、4Aの上端を外側に折り曲
げL字状に形成したもので、このようにすれば、固定ベ
ルト5による押圧力が側頭部押圧板3A、4Aに有効に
作用し、側頭部がしっかり押し付けられると共に、固定
ベルト5により前頭部もしっかり押し付けられ、頭部の
固定がより確実に行な得る。
【0011】図7は、図1におけるクッション2を後頭
部を支持するクッション2Aと側頭部に当接する押えク
ッション2Bに分けたもので、取り扱い上からは、押え
クッション2Bはファスナ、接着剤等で側頭部押圧板
3、4に固定一体化しておくのが有利である。図8は、
弾性体を湾曲させて一体構造の側頭部押圧板7とし、開
放端を外方に折り曲げたもので、このようにすれば、頭
部全体が側頭部押圧板7で包み込まれて固定されること
になり、被検体に優しい固定が可能となる。図9(a)
は、弾性材よりなる一枚の板をU字状に形成し、両端部
の内側にクッション2Bを取り付けると共に、両脚部に
穴8′あけて曲させて一体構造の側頭部押圧板8とし、
開放端を外方に折り曲げたもので側頭部押圧板8とした
ものである。このようにすれば、側頭部押圧板が一枚板
であるので、位置決めが容易となる。また、図9(b)
で明らかなように固定ベルト5でヘッドレスト1に頭部
Hを固定すると、穴8′の部分で屈曲し、このヘッドレ
スト1に当接する屈曲部を支点として側頭部押圧板8の
両端部が傾動して側頭部を挟み付けるので、より確実に
頭部Hを固定することかができる。
【0012】図10(a)は、図8と実質的に同一構成
で、側頭部押圧板7に穴7′を形成したもので、この穴
7′の作用ならびに形成する位置は、図9(a)の穴
8′と同じであり、頭部Hを確実に固定することかがで
きる。なお、穴8′、穴7′は、固定ベルト5で頭部H
を固定した際に、側頭部押圧板8、7の両端部が側頭部
を効果的に挟み付ける位置に形成する。また、図9
(b)、図10(b)において、一点鎖線の左側は固定
前の側頭部押圧板8、7の状態を示し、一点鎖線の右側
は固定ベルト5による固定後の側頭部押圧板8、7の状
態を示す。なお、上記の実施例では、ヘッドレストと側
頭部押圧板とが別体であったが、側頭部押圧板をヘッド
レストにヒンジ等で回動自在に取り付けることも可能で
ある。この場合、コイルバネ等で側頭部押圧板が常時図
1に示す直立位置を保つように付勢しておけば、取り扱
い上有利である。
【0013】
【効果】本発明による頭部固定具によれば、被検体の頭
部を個人差に関係なく、どのような大きさの頭部でも有
効、且つ、確実に固定することができる。また、固定時
に頭部の皮膚をこすりつけることがないので被検体に不
快感や、苦痛を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す正面図であ
る。
【図2】作用説明図である。
【図3】使用状態を示す側面図である。
【図4】第2の実施の形態を示す図である。
【図5】第3の実施の形態を示す図である。
【図6】第4の実施の形態を示す図である。
【図7】第5の実施の形態を示す図である。
【図8】第6の実施の形態を示す図である。
【図9】第7の実施の形態を示す図である。
【図10】第8の実施の形態を示す図である。
【図11】従来の頭部固定具の構成を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1…ヘッドレスト 2、2A、2B…クッション 3、4、3A、4A、7、8…側頭部押圧板(可動部
材) 5…固定ベルト 1a、1b、5a、5b…ファスナ 6…薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の頭部を断面形状が円弧状または
    U字状のヘッドレストに固定ベルトで固定する頭部固定
    具であって、前記ヘッドレストの内側両側部に可動部材
    を設け、この可動部材が前記ベルトにより、前記ヘッド
    レストに支持された被検体の側頭部を挟み付ける付勢力
    が与えられるものであることを特徴とする頭部固定具。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054514A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc クッションおよびx線ct装置
CN100428915C (zh) * 2006-06-21 2008-10-29 重庆医科大学 头颈部减影ct成像检查的辅助装置
CN103892867A (zh) * 2014-03-05 2014-07-02 莱芜钢铁集团有限公司医院 一种ct检查专用头托
CN104519753A (zh) * 2012-08-08 2015-04-15 日清奥利友集团株式会社 低蛋白质米的制造方法及使用了低蛋白质米的食品
CN108078582A (zh) * 2017-10-30 2018-05-29 江苏赛诺格兰医疗科技有限公司 一种u形头枕
JPWO2021124612A1 (ja) * 2019-12-16 2021-06-24

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