JPH09192151A - 脚線矯正具 - Google Patents

脚線矯正具

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JPH09192151A
JPH09192151A JP644496A JP644496A JPH09192151A JP H09192151 A JPH09192151 A JP H09192151A JP 644496 A JP644496 A JP 644496A JP 644496 A JP644496 A JP 644496A JP H09192151 A JPH09192151 A JP H09192151A
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JP
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pressure plate
leg
screw shaft
groove
main body
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JP644496A
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English (en)
Inventor
Katsumi Nakano
中野勝美
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 余暇時間などを利用してO脚など変形した脚
部を矯正できる簡便な矯正具を提供する。 【構成】 合成樹脂などを凹字形に成形して溝部12を
有する器具本体1とし、その器具本体1に所要数のクラ
ンプ2を装備する。器具本体1の側壁13にはその長手
方向に向けて案内溝15を形成し、他方の側壁14の内
側にはクッション16を固設する。案内溝15にはナッ
ト23を摺動自在に取り付け、そのナット23にねじ軸
21を螺入する。そのねじ軸21の一端には圧力板22
を揺動自在に取り付け、ねじ軸21を通じて圧力板22
を軸線方向に進退できるようにする。そして、器具本体
1の溝部12に人体脚部を収容して、ねじ軸21の操作
で圧力板22を脚部の部位に圧着させてO脚など変形し
た脚部を矯正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、O脚やX脚など脚部の
変形を矯正するための脚線矯正具に関し、特に就寝時や
入浴時などの時間を利用して、使用者自ら容易に治療を
行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】脚部の変形例として、O脚(内反膝)や
X脚(外反膝)が知られている。このうち、O脚は大腿
部を主として湾曲しているものと、膝を頂点として湾曲
しているもの、また下腿が湾曲しているものとがある
が、中でも膝を頂点として湾曲しているものが代表的と
されている。O脚もX脚も原因は第一にくる病である
が、その他にも骨軟化症、先天性梅毒、滲出性体質など
が症患原因とされている。
【0003】そう云った脚部の変形は、恰好が醜いばか
りでなく、歩行障害を来したり疼痛を訴えることがあ
り、初期のうちから適正な矯正が必要とされる。そこ
で、従来では徒手矯正、副木固定、マッサージなどを主
たる矯正手段としてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
手法も他人の援助を必要として適時に処置を施せないこ
とが多い。特に、徒手矯正やマッサージでは専門的な技
術を必要とし通院を余儀なくされるから、時間的や費用
的な点で負担が大きく途中で治療を断念してしまうこと
が大半である。
【0005】一方、副木を固定する方法によれば、通院
の必要があることなどに加えて処置が煩わしいなどの欠
点があり、一度取り外してしまうと再装着が困難であり
実用的でない。
【0006】なお、その他にも脚部に矯正ベルトを巻き
付けるなど種々の矯正方法が知られているが、何れも上
述の欠点を解消できるものでなく、充分な効果は得られ
ていない。
【0007】そこで、本発明は患者自らが余暇時間など
を利用して治療できる簡便な脚線矯正具を提供すること
を主たる目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、脚部を収容可能な溝部を形成した器具本体
と、この器具本体に装備されるクランプで成り、このう
ちクランプは前記器具本体の側壁を貫通するねじ軸と該
ねじ軸の一端に揺動自在に取り付けた圧力板とを備えて
前記圧力板を前記溝部に収容した脚部の部位に圧着でき
るようにしたことを特徴とする脚線矯正具を提供するも
のである。
【0009】特に、より好適な態様として、脚部を収容
可能な溝部を形成した一対の器具本体と、この器具本体
にそれぞれ装備されるクランプで成り、前記器具本体は
対向する側壁の一方にそれぞれその長手方向に向けて案
内溝を形成するとともに他方の側壁の内側にそれぞれク
ッションを設けて該クッション側の側壁が向き合う状態
で着脱自在に連結され、また前記クランプは前記案内溝
に摺動自在に取り付けたナットに螺入されるねじ軸と該
ねじ軸の一端に揺動自在に取り付けた圧力板とを備えて
前記案内溝に沿って可動とされ所要の位置で前記圧力板
を前記溝部に収容した脚部の部位に圧着できるようにし
たことを特徴とする脚線矯正具を提供するものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、器具本体の溝部に脚部を収容
してねじ軸を締め付け側に回すと、ねじ軸を通じて圧力
板が脚部の方向に進行してその内面が脚部の部位に圧着
するようになる。このとき、圧力板は脚部の形状に合わ
せて揺動し、脚部の部位に適正に密着するようになる。
【0011】特に、請求項2の発明によれば、クランプ
を所要の位置に移動させることができ、しかも加圧時に
は脚部の逆側がクッションにて支持されるから刺激が少
なく苦痛を訴えることはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一例を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係わる脚
線矯正具を示した斜視図である。
【0013】図中、1は全長30cm、高さ15cm、
幅20cmで凹字形の断面をもつ溝状の器具本体であ
り、この器具本体1は合成樹脂を射出成形するなどして
形成されるか、あるいは鋼板をプレス加工することなど
にて形成される。12は器具本体1に形成される溝部で
あり、この溝部12にはO脚など変形した脚部を収容で
きるようにしてある。なお、器具本体1の肉厚としては
合成樹脂の場合で強度的に5〜10mm程度が好まし
く、鋼板では2mm以上とすることが望ましい。但し、
その他の材質としてアルミニウムなども利用でき、特に
アルミニウムでは合成樹脂と同じく全体を軽量化するこ
とができ、且つ耐食性に優れるので実用的である。
【0014】13,14は互いに対向して溝部12を形
成している側壁であり、このうち一方の側壁13にはそ
の長手方向に向けて案内溝15を形成し、他方の側壁1
4の内側にはシリコーンゴムなどで成るクッション16
を接着剤などにて固設している。ここで、器具本体1は
図示するように2つ備えて互いに側壁14,14が向き
合う状態で着脱自在に連結されるようにしている。その
連結手段として、例えば図示するように側壁14,14
に貫通孔17,・・・を穿ち、その貫通孔17を通じて
ボルト18とナット19を締結するようにしている。な
お、その他の手段として、側壁14,14にそれぞれ図
示せぬ磁石を異極が対向する状態で固設し、その磁石の
吸着作用で連結する方法、また一方の器具本体1にL字
形のフックを固設して当該フックで他方の器具本体1の
側壁14を挟持する方法などもある。
【0015】一方、図1において、2は器具本体1に装
備したクランプである。このクランプ2は器具本体1の
側壁13を貫通するねじ軸21と、このねじ軸21の一
端に揺動自在に取り付けた圧力板22とを備え、送りね
じとしてのねじ軸21にて圧力板22を軸線方向に進退
できるようにしてある。
【0016】特に、ねじ軸21は案内溝15に取り付け
たナット23に螺入された状態で側壁13の案内溝15
を貫通し、そして溝部12に導入された一端に圧力板2
2が取り付けられ、外部に突出する他端にはハンドル2
4を固定している。そして、そのハンドル24を回すこ
とにより、ねじ軸21を通じて圧力板22が軸線方向に
進退し、その圧力板22にて溝部12に収容された脚部
を圧着できるようになっている。
【0017】なお、図には器具本体1にそれぞれクラン
プ2を2つずつ装備した状態を示しているが、その装備
数は一つでも構わないし、三つ以上としてもよい。
【0018】次に、図2は器具本体を連結した状態を示
す。この図で明らかなように、器具本体1,1はクッシ
ョン16側の側壁14,14が向き合う状態で並列に連
結される。このような連結状態ではコンパクトになり持
ち運びが容易であり、しかも2つの器具本体1が一体と
なるから保管時などに片側が紛失することもない。ま
た、分離した状態では使用時に両脚が固定されず身動き
が自由となり使い勝手がよい。
【0019】次に、図3は図2におけるA−A線断面を
拡大して示した断面図である。この図に示すように、ナ
ット23は鍔部23aと軸部23bを有して軸部23b
が案内溝15に嵌合されるようになっている。特に、軸
部23bは四角形状などとして回転が規制されるように
している。鍔部23aは案内溝15の側縁に係合して軸
部23bの先端にはナット23の離脱を防止する防脱片
25を固定している。
【0020】そして、鍔部23aと防脱片25とで案内
溝15の側縁を挟み込んだ状態でナット23を案内溝1
5に沿って摺動可能に取り付けている。このため、クラ
ンプ2は案内溝15に沿って可動であり、脚部の大きさ
や脚部の変形状態に合わせてクランプ2を移動し、所要
の位置にて圧力板22を脚部の部位に圧着させることが
できる。
【0021】ここで、圧力板22は外側に弧状に湾曲し
ており、その内側にはゴム板などで成るパッド26を固
着し、外側には支持部22aを形成している。
【0022】図4はクランプ2の一部を拡大して示した
断面図である。この図に示すように、圧力板22の支持
部22aは中空状であって、その端面の一部に円形の開
口部Rが形成してある。一方、ねじ軸21の先端には環
状溝21aを形成し、その環状溝21aに支持部22a
における開口部Rの周縁を係合することにより、ねじ軸
21に対して圧力板22を揺動自在としている。
【0023】このため、脚部の加圧時に脚部の形状に合
わせて圧力板22が揺動し、その内面が脚部の部位に密
着することとなる。なお、圧力板22を揺動自在にする
手段として、ねじ軸21の先端に鋼球を固着する一方、
支持部22aをその鋼球と摺接する球状孔として形成し
た球面対偶とすることもできる。
【0024】次に、本発明に係わる脚線矯正具の使用例
を図5に示す。特に、図5では下腿が湾曲している脚部
の矯正に用いた状態を例示している。図中、Lは脚部で
あり、この脚部Lは器具本体1の溝部12に収容され
る。特に、湾曲した側をクランプ2側に向けて収容し、
その状態でクランプ2を所要の位置に移動してハンドル
24を締め付け側に回すのであり、これにより圧力板2
2が脚部Lの部位に圧着して脚部Lが加圧されることと
なる。このとき、圧力板22は脚部Lの形状に合わせて
揺動するから脚部Lを適正に加圧できるし、脚部Lの逆
側はクッション16にて支持されて器具本体1に直接接
触しないから刺激がなく苦痛を訴えることはない。
【0025】なお、脚部において、大腿部が湾曲してい
る場合には当該部分に器具本体1を装着し、また膝を頂
点として湾曲している場合には膝の部分が溝部12の中
心となるような状態で脚部Lを収容すればよい。
【0026】以上、本発明の好適な一例を図面に基づい
て説明したが、器具本体の形態として、断面半円状とし
たり筒状としたりすることもできる。特に、筒状とした
ときには上部側を開閉蓋として形成し、溝部に対する脚
部の収容を容易に行えるようにすることが望ましい。ま
た、器具本体は上述のように2つ備えると両脚を同時に
治療でき好ましいが、一つだけの構成としても構わな
い。
【0027】また、クランプ2の取り付け方法として、
器具本体1の側壁13に図示せぬ所要数のねじ孔を開口
し、そのねじ孔に対してねじ軸21を螺入するような方
法もある。
【0028】更に、上述の説明ではクッション16を接
着剤などにて固設するものとしているが、これをクラン
プ2のように位置調整できるようにすると効果的であ
る。ただ、クッション16は加圧時において器具本体1
に対する脚部の接触を防止するものであるから、器具本
体1の両側に固設することで充分であろう。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、器具本体の溝部に脚部を収容してクランプにて加
圧できるようにしているから、一日に数分好ましくは数
時間、器具本体を脚部に装着して加圧することによりO
脚など変形した脚部を徐々に矯正することができる。特
に、ねじ軸を通じて圧力板を脚部に圧着できるようにし
た構造であるから簡便であって脚部に対する装着が容易
であり、入浴時や就寝時などの時間を利用して使用者自
ら手軽に治療を施すことができ、更に使用時には圧力板
が脚部の形状に合わせて揺動するから、圧力板を脚部に
適正に密着させて加圧することができる。
【0030】特に、請求項2の発明によれば、器具本体
を2つ備えていることから両脚を同時に治療でき、しか
も一対の器具本体を着脱自在としているから保管時など
には連結して片方の紛失を防止でき、分離すれば使用時
において両脚が固定されず身動きが自由となって便利で
ある。また、クランプの逆側の側壁にクッションを設け
ているから加圧時において脚部に対する刺激を緩和でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる脚線矯正具の一例を示す斜視分
解図
【図2】器具本体を連結した状態を示す平面図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】クランプの一部を拡大して示した断面図
【図5】脚線矯正具の使用例を示した正面図
【符号の説明】
1 器具本体 12 溝部 13,14 側壁 15 案内溝 16 クッション 17 貫通孔 18 ボルト 19 ナット 2 クランプ 21 ねじ軸 22 圧力板 23 ナット 24 ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部を収容可能な溝部を形成した器具本
    体と、この器具本体に装備されるクランプで成り、この
    うちクランプは前記器具本体の側壁を貫通するねじ軸と
    該ねじ軸の一端に揺動自在に取り付けた圧力板とを備え
    て前記圧力板を前記溝部に収容した脚部の部位に圧着で
    きるようにしたことを特徴とする脚線矯正具。
  2. 【請求項2】 脚部を収容可能な溝部を形成した一対の
    器具本体と、この器具本体にそれぞれ装備されるクラン
    プで成り、前記器具本体は対向する側壁の一方にそれぞ
    れその長手方向に向けて案内溝を形成するとともに他方
    の側壁の内側にそれぞれクッションを設けて該クッショ
    ン側の側壁が向き合う状態で着脱自在に連結され、また
    前記クランプは前記案内溝に摺動自在に取り付けたナッ
    トに螺入されるねじ軸と該ねじ軸の一端に揺動自在に取
    り付けた圧力板とを備えて前記案内溝に沿って可動とさ
    れ所要の位置で前記圧力板を前記溝部に収容した脚部の
    部位に圧着できるようにしたことを特徴とする脚線矯正
    具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733398B1 (ko) * 2005-07-12 2007-07-03 박준일 다리 교정기구
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323