JP4383676B2 - 関節装着具 - Google Patents
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Description
本発明は、関節疾患を抱える患者が、肘又は膝関節に治療装置や診断装置を装着し、治療・診断するための装着具に関する。更に詳細には、肘又は膝を固定させるための装着具であり、治療や診断用装置等を関節部分に取り付け、治療効果を確実に発揮させるための関節装着具に関するものである。
背景技術
肘や膝の疾病には、変形性関節症や離断性骨軟骨炎などをはじめとして、様々な関節疾患が存在する。かかる関節疾病の治療方法は、今日未だ確立していないが、超音波治療や磁気治療、電気治療など種々の治療装置を用いた治療方法が試みらている。
このような装置を用いた治療は、一般に数日間から数ヶ月間といった長期間にわたって行なわれ、治療効果を発揮する為には1日当たり数分から数時間の間、患部に対して同じ位置、同じ角度で治療装置を当てることが必要とされている。また患部に装置を当てる際には、安静状態とされる、関節を直角に曲げた状態で固定することを要求される場合もある。
関節用の装着具の一例を挙げると、特開平7−255762号公報には骨関節症の膝用装具が記載されている。これはヒンジ部分に復元力を持たせた弾性体を用いた装着具で、上脚と下脚を固定して指関節にかかる荷重を減少させる装着具である。しかし、かかる装着具は、治療装置を取付けて膝関節部分を治療することを想定して作られておらず、仮にこのような装着具に超音波治療機の超音波照射ヘッド等の治療装置を取付けた場合、上脚と下脚のみを固定する装着方法では、関節が自由に動き、治療装置の装着位置を正確に決めることができない。装着具の取り付けと取り外しを繰り返した場合、必ずしも装着具が同じ位置に取り付けることはできない。このため、このような装着具は、治療装置等を取り付けて関節部を治療する為に使用するのは好ましくない。
従来は、肘関節や膝関節に対して超音波照射装置等の照射部を当てる際には、患部である肘や膝を診療台の上に置き、医師や患者自らが手で超音波照射部を持って患部に当てる方法が一般的に行われていた。しかし、かかる治療方法は治療時間が長く、患者に対して負担がかかるだけでなく、治療期間も数ヶ月に及ぶ場合が有り、装置を常に患部の同じ位置に当てることは困難である。よって治療部位の変動により、治療効果が減少し、さらには治療効果が全く得られなくなる可能性さえ示唆された。
この他にも、治療装置等を肘や膝にベルト等で巻き付ける方法が、医療現場では用いられている。しかし、かかる方法では、安静状態である肘や膝を直角に固定することが困難であり、腕等を過度に圧迫し疾病を悪化させてしまう恐れもある。更に手で持って操作する場合と同様に、繰り返し使用時に装置を常に患部の同じ位置に取付けることは困難である。
発明の開示
本発明は、関節部位に対する治療装置の装脱着を繰り返したとしても、治療部位に対する治療装置の装着位置や向きにずれが生じない関節用装着具であり、さらには、肘や膝を過度に締め付けることなく、安静状態である関節を直角状態に曲げた状態に固定することができる装着具である。
本発明者は、かかる課題について鋭意検討した結果、以下の関節装着具を見出した。
即ち本発明は、四肢の上肢及び/又は下肢で固定すると共に、四肢関節を直角に曲げた状態で固定する関節角度固定部、及び治療装置により治療を行うための治療装置設置部を備えた関節装着具であり、該治療装置設置部が治療装置の治療方向が該四肢関節の関節腔に対してなされるように設けられていることを特徴とする関節装着具を提供するものである。
また本発明は、かかる関節装着具において、該関節角度固定部が、下肢部に取付け固定される遠位固定部、該遠位固定部から下肢の外側に沿って伸び、関節付近の上肢背面部に接するL字状固定部を備えることを特徴とする関節装着具を提供するものである。
また本発明は、かかる関節装着具において、該関節角度固定部が、下肢部に該関節装着具を固定する為の遠位固定部、該遠位固定部から下肢の外側に沿って伸び、関節付近の上肢背面部に接するL字状固定部を備え、該L字状固定部のL字先端から該治療装置設置部が該L字状固定部の反対の側に平行に設置されていることを特徴とする関節装着具を提供するものである。特に、該治療装置設置部が該L字状固定部部のL字先端、該遠位固定部の各々とベルトで接続され、該治療装置設置部の位置が並進移動可能となるように設けられていることを特徴とする関節装着具を提供するものである。
また本発明は、かかる関節装着具において、該関節角度固定部が、関節付近の上肢に取り付け固定される近位固定部と、関節付近の下肢に取り付け固定される遠位固定部と、該近位固定部と該遠位固定部の取付角度を固定する角度固定手段を備え、関節を所定角度で固定できるようにしたことを特徴とする関節装着具を提供するものである。
特に本発明は、かかる関節装着具において、曲げられた関節を支持する関節支持部を備え、該関節支持部がその支持面に関節の関節頭が挿入される位置決め用の凹部を有すること、該角度固定手段が該近位固定部と該遠位固定部との開き角度を固定する手段であることを特徴とする装着具を提供するものである。そして該近位固定部と該遠位固定部は、所定長の断面がU字状の内面を有するU字部材からなり、該角度固定手段が所定長の連結部材からなり、一端で取付角度自在に変化させるためのヒンジを有し、ヒンジの1辺には該近位固定部が連結され、他辺には該遠位固定部が連結された機構を備えた関節装着具を提供するものである。
更に本発明は、かかる治療装置設置部が、治療装置が並進移動及び回転させることにより取付位置及び角度を変化させることができる手段であることを特徴し、該治療装置設置部は、その治療装置が関節の側部に位置するようにセットする関節装着具を提供するものである。
本発明の関節装着具を適用する治療としては、特に超音波治療装置を使用する関節部治療装置を挙げることができる。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、超音波照射や電気・磁気治療など医療機器を使用した関節治療において、治療部位を一定位置に規定する為、関節を略直角に曲げた状態で固定し、関節腔に向けて機器治療を行う為の関節装着具である。関節位置を略直角状態に固定する為、関節に繋がる腕部又は脚部の近位(上肢)及び/又は遠位(下肢)に取り付け固定される固定部を備え、関節を所定角度で固定し、治療機器の設置部を、かかる固定部及び関節屈曲点を軸に関節腔位置に向けて治療できるようににしたことを特徴とする関節装着具である。
具体的な態様例としては、肘関節に適用する場合、かかる関節角度固定部が所定長の断面がU字状の内面を有するU字部材からなり、下肢側に固定する遠位固定部、及びそこから腕の関節方向に伸びるL字状の内面を有し、L字先端部を上腕背面に接するように固定することにより、肘関節を直角の状態に固定することが出来る。
また、本発明は、関節の角度を固定した上で、治療装置等のヘッド部を取り付けるヘッド取付手段を備えた関節装着具を提供するものであり、かかる治療装置設置部が、四肢の軸方向に並進移動可能であり、関節腔方向に治療装置が取付けられる。
かかる関節腔方向への治療とは、膝関節の場合、関節を直角に曲げた状態で固定すると膝蓋骨が上肢側にせり上がるため、その正面下方及び左右側面方向に対して治療することをいい、治療装置設置部もかかる方向、即ち下肢の関節側末端部正面及び左右側面に位置するように設置される。また、肘関節の場合は、関節を直角に固定し関節の左右側面方向及び肘関節頭部背面上腕の関節末端側から治療するように治療装置設置部を設ける。特にかかる治療装置設置部はその治療装置取付面が関節の側部に位置することで、取付位置が安定すると共に、骨に当たらず常に関節腔に向けて治療を行うことが出来る。
治療装置の治療装置設置部への取り付け方法は、装置形状や種類等によって自由に設計変更することが出来、ネジ溝を設けてネジ止めする方法や、単に押込み式で固定する方法、治療装置と取付部の両者にストッパーを設けて係合させ固定する方法などを用いることが出来る。
四肢(遠位)固定部の形状は腕部に取付けるためU字状であり、U字状内面の曲率半径は使用する人の腕の太さによって変更することが出来、通常25mm〜65mm、特に35〜45mmが好ましい。また横幅、即ち腕の軸方向の幅は40mm〜100mmが好ましい。かかる固定部の材質は、U字部分が腕に密着するようにプラスチックなど弾力性のある素材を用い、皮膚に対する刺激性のないものを使用するのが好ましい。
関節固定角度を更に精密に規定する為には、関節角度固定部が、関節付近の上肢に取り付け固定される近位固定部と、関節付近の下肢に取り付け固定される遠位固定部を備え、該近位固定部と該遠位固定部の取付角度を固定する角度固定手段を合せ持つ関節装着具が好ましい。
そして関節位置を更に規定する為に、曲げられた関節を支持するため関節支持部を備え、該関節支持部がその支持面に関節の関節頭が挿入される位置決め用の凹部を有することが好ましい。大きさは特に限定されるものではないが、10〜100mmで関節部の曲節部周辺を覆うことが好ましい。
そして遠位固定部またかかる関節支持部に治療装置等の治療ヘッド部分を取付けることができるように、ヘッド取付用のベルトで繋がれた治療装置設置部が備わっている。
かかる態様例の場合、該角度固定手段が該近位固定部と該遠位固定部との開き角度を直角以外に可変に対応することが出来、関節位置の個人差に伴う微調整を行うことが可能である。
以下、本発明を図面を用いて詳しく説明する。実施例では、特に肘用の装着具を用いが、肘に限定されるものではなく、膝を含む関節部位一般に適用することが出来るものである。
本発明の関節装着具の好適な実施例を図1に、かかる関節装着具を肘に装着した図を図2に、更に治療用ヘッドを装着した場合の治療状態を示す模式図を図3に示す。
かかる関節装着具は、装着具を腕の前腕部で固定する為のU字状の形状を有する遠位固定部2、一方の側面から伸びるL字状固定部7、治療装置設置部19、取付ベルト10、固定ベルト12の5つの部分から構成される。
かかる遠位固定部2は、肘を所定角度で曲げた状態で前腕に取付けるための取付手段を有するものである。遠位固定部2の一方の面から伸びるL字状固定部7が前腕に沿って関節方向に伸び、L字部分が関節の上腕部背面に接するように遠位固定部を固定ベルト12で固定する。かかる装着具で固定することで、肘関節は90度の角度で固定され、例え腕を動かし、手首を回しても肘の位置、角度変化せず関節位置を固定することが出来る。本実施例では遠位固定部2とL字状固定部7を一体成形し、前腕から関節部までを覆うようにし、熱可塑性プラスチックの加工品を用いた。遠位固定部2のU字型部分の曲率半径は40mm、横幅、即ち腕の軸方向の幅は80mmである。固定ベルト12は固定部2のU字状部分に取付けられ、取付け取外しがし易いように固定ベルト12には、幅30mmのマジックテープTMを用いた。
また治療装置取付ベルト10は、一端をL字状固定部のL字先端部に繋がれており、反対側を治療装置設置部に繋がれており、関節から治療装置までの距離を一定にするものである。従って、使用前に使用者の腕、関節の形状に合せて長さを調整する。本実施例では取付と取り外しが容易となるように治療装置設置部19のベルト10には、幅40mmのマジックテープTMを採用した。治療装置設置部19は超音波治療器の超音波照射ヘッドなど治療装置を取付けるためのものであり、本実施例では硬質樹脂に40mmの穴を空けた材料を用いた。
本発明の関節装着具の好適な別の態様例を図4〜図7に示す。かかる関節装着具は、肘関節や膝関節を曲げたときのかどを支持する関節支持部と、腕部又は脚部の近位部(上肢)と遠位部(下肢)を固定する近位固定部、遠位固定部を有し、両固定部の開き角度を調節する角度固定部を有することを特徴とする装着具である。特にかかる関節支持部は、硬質な部材に関節部に合わせた凹部を設けるか、又は、穴を空け、そこに関節部分をはめ込むことで関節と装着具との相対位置関係を保つ構造を有する。そして治療装置や診断装置のヘッドを肘に取り付けるための、ジョイント部を有し、取り付けた機器が並進移動と回転による角度調節が可能である。
かかる肘関節装着具は近位固定部1、遠位固定部2、関節支持部3、ヒンジ4、ジョイント部5、角度固定部6の6部分に分けられる。
かかる近位固定部1と遠位固定部2は、それぞれ上腕と前腕に取り付けるための固定手段であり、かかる肘用装着具ではベルト11、ベルト12を使用して固定する。マジックテープTM等のように腕を確実に固定することができる手段であればよい。
また近位固定部1、遠位固定部2は、ともにプラスチックのU字状断面を有する加工品を用いた。このプラスチックには、肌触りを良くするため布を付け、快適性を向上させることも可能である。
近位固定部1と遠位固定部2は、ヒンジ4によって繋がれている。このヒンジがあることにより、取り付け時は腕を伸ばして通し、固定時は腕を所定角度に曲げることができる。さらに近位固定部1には、関節支持部3が蝶番13を用いて取り付けられている。この蝶番13により、腕を伸ばすときは取付手段14を外して、関節支持部を開くことにより装着と脱着を容易にする構造となっている。かかる蝶番も、かかる例に限定されるものではなく、テープ等による取付でも実現できる。またかかる実施例では取付手段にマジックテープTMを用いたが、粘着テープで貼り付けることや、フックのようなもので取り付けることも可能である。
関節支持部3には、プラスチックに関節孔17を空けた部材が用いられている。ここに肘頭をはめ込むことによって、肘を固定し、位置を決定するものである。実施例では、関節支持部3には、プラスチックに孔を空けているが、材料はこれらに限定されるものではない。関節支持部3に、肌触りを良くするため布を付け、快適性の向上させることも可能である。
さらに、ヒンジの近位側に角度固定手段6を回転ピン15により取り付けた。この角度固定手段6は、回転ピンを中心として自由に回転することが可能となる。所定の角度に固定する必要があるときは、前腕側の角度調整ピン16にヒンジ固定ベルトの先端を止めることにより、肘の関節を所定角度に拘束することができる。本実施例では、角度固定手段6にベルトを用いて直角の固定を行ったが、ベルト以外にも、ヒンジの回転を止める手段であればこれに限定されない。
また、本実施例では、ヒンジ4に、アルミニウム製の1点を中心として回転するヒンジを用いているが、曲がる手段を有するもの、もしくは、近位固定部1と遠位固定部2の距離を一定にすることができるものであればこれに限定されない。
ジョイント部5には、治療装置の照射部位等のヘッド部分を取付けるためのヘッド取付部19がある。さらに、ヘッド取付部には回転軸18が連結しており、この軸回りに回転させることができる。この機構により、患部に対し適切な角度から装置のヘッド部を当てることができる。さらにジョイント部5は、並進移動用のジョイント固定ネジ20にによって固定されており、ジョイント固定ネジ20を動かすことによりジョイント部の並進移動を可能とした。この機構により、装置を患部に対して適切な位置に配置することができる。
かかる実施例では、治療装置として超音波照射による関節部位治療装置に適用することが出来る。かかる装置は超音波照射により関節部位の修復を促進する装置であり超音波照射用のトランスデューサを含む円筒形の治療ヘッド部分と別の制御本体とから構成され、本発明の関節用装着具のヘッド取付け部はかかる治療ヘッド部分を取付けることが可能な形状になっている。
本発明の関節用装着具を適用することができる治療装置は、かかる超音波治療装置に限らず、磁気治療器や電気治療器など関節部分にヘッド部を当てる装置であれば適用することが出来る。
発明の効果
本発明によれば、肘や膝に対する治療装置等の取り付けを提供することができる。また、取り付けた装置の位置は、装脱着しても同じ位置にくることが可能である。すなはち、治療装置に限定されず、肘や膝に対してものを取り付ける際に幅広く使用することができる。また、関節用装着具単独でも関節部分の固定装置として利用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の実施例である関節装着具の斜視図である。
図2は、図1の関節装着具の肘関節に装着した状態を示す図である。
図3は、図1の関節装着具及び治療装置を肘関節に装着した状態を示す図である。
図4は、本発明の実施例である関節用装着具の右側面図である。
図5は、本発明の実施例である関節用装着具の左側面図である。
図6は、本発明の実施例である関節用装着具の正面図である。
図7は、本発明の実施例である関節用装着具の背面図である。
図中の符号は、それぞれ以下のことを表わす。
1 近位固定部
2 遠位固定部
3 関節支持部
4 ヒンジ
5 ジョイント部
6 角度固定手段
7 L字状固定部
10 ベルト
11 ベルト
12 ベルト
13 蝶番
14 取付手段
15 回転ピン
16 角度調整ピン
17 関節孔
18 回転軸
19 治療装置ヘッド取付部
20 ジョイント固定ネジ
22 超音波治療装置
Claims (11)
- 四肢の上肢及び/又は下肢で固定すると共に四肢関節を直角に曲げた状態で固定する関節角度固定部、及び治療装置により治療を行う為の超音波治療装置設置部を備えた関節装着具であり、超音波治療装置の治療方向が該四肢関節の関節腔方向になるように該超音波治療装置設置部が設けられている関節装着具。
- 該関節装着具において、該関節角度固定部が、下肢部に取付け固定される遠位固定部、該遠位固定部から下肢に沿って伸び、関節付近の上肢背面部に接するL字状固定部を備えることを特徴とする請求項1記載の関節装着具。
- 該関節装着具において、該関節角度固定部が、下肢部に該関節装着具を固定する為の遠位固定部、該遠位固定部から下肢の外側に沿って伸び、関節付近の上肢背面部に接するL字状固定部を備え、該超音波治療装置設置部が、該L字状固定部の下肢の外側に沿って伸びる部分に対して平行に設置されていることを特徴とする請求項1記載の関節装着具。
- 該関節装着具において、該超音波治療装置設置部が該L字状固定部の上肢背面部に接する部分の先端及び該遠位固定部とベルトで接続され、該超音波治療装置設置部の位置が該L字状固定部の下肢の外側に沿って伸びる部分に対して並進移動可能となるように設けられていることを特徴とする請求項3記載の関節装着具。
- 四肢の上肢及び下肢で固定すると共に四肢関節を所定の角度で固定する関節角度固定部、及び治療装置により治療を行う為の超音波治療装置設置部を備えた関節装着具であり、超音波治療装置の治療方向が該四肢関節の関節腔方向になるように該超音波治療装置設置部が設けられ、該関節角度固定部が、関節付近の上肢に取り付け固定される近位固定部と、関節付近の下肢に取り付け固定される遠位固定部と、該近位固定部と該遠位固定部の取付角度を固定する角度固定手段を備えたことを特徴とする関節装着具。
- 該関節装着具において、曲げられた関節を支持する関節支持部を備え、該関節支持部が、その支持面に関節の関節頭が挿入される位置決め用の凹部を有する請求項5記載の関節装着具。
- 該角度固定手段が、該近位固定部と該遠位固定部との開き角度を固定する手段である請求項5又は6に記載の関節装着具。
- 該近位固定部と該遠位固定部は、所定長の断面がU字状の内面を有するU字部材からなり、該角度固定手段が所定長の連結部材からなる請求項5〜7のいずれか1項に記載の関節装着具。
- 一端で取付角度自在に変化させるためのヒンジを有し、ヒンジの1辺には該近位固定部が連結され、他辺には該遠位固定部が連結された機構を備えた請求項8記載の関節装着具。
- 該超音波治療装置設置部が、該超音波治療装置を並進移動及び回転させることにより該超音波治療装置の取付位置及び角度を変化させることができる手段であることを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項に記載の関節装着具。
- 該超音波治療装置設置部は、その該超音波治療装置が関節の側部に位置するようにセットする請求項10記載の関節装着具。
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2000
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