JPH0871052A - Mri用の体幹部固定装置 - Google Patents

Mri用の体幹部固定装置

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JPH0871052A
JPH0871052A JP6214571A JP21457194A JPH0871052A JP H0871052 A JPH0871052 A JP H0871052A JP 6214571 A JP6214571 A JP 6214571A JP 21457194 A JP21457194 A JP 21457194A JP H0871052 A JPH0871052 A JP H0871052A
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JP
Japan
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guide plates
pressing member
plates
patient
adjusting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP6214571A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Maehara
康延 前原
Eiji Nagumo
映治 南雲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYORITSU IRYO DENKI KK
NIKKO FUAINZU KOGYO KK
Original Assignee
KYORITSU IRYO DENKI KK
NIKKO FUAINZU KOGYO KK
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Publication date
Application filed by KYORITSU IRYO DENKI KK, NIKKO FUAINZU KOGYO KK filed Critical KYORITSU IRYO DENKI KK
Priority to JP6214571A priority Critical patent/JPH0871052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MRI撮影において、ゴーストのアーチファ
クトが発生しないように、患者を所定の押圧力で押圧支
持する体幹部固定装置を提供することを目的とする。 【構成】 台板上にガイド板を介して位置調整ができる
押さえ部材を設け、該押さえ部材は全体的に円弧状又は
アーチ状を呈し、その内側にスポンジ又は発泡ウレタン
等の弾性材を取り付けた構成にしたことにより、患者に
苦痛を与えることなく、しかも胸部又は腹部に不規則な
体動が生じない程度の押圧力をもって押さえることによ
り、MRI撮影時に位置情報のずれが減少し、ゴースト
のアーチファクトの発生が抑制され、画質改善がなされ
て鮮明な画像が得られるようにした体幹部固定装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腹部又は胸部等の断層
写真を撮影する際に使用されるMRI用の体幹部固定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の撮影においては、患者
が動かないように、撮影用の寝台の両側に取り付けたベ
ルト又はネット等を用いて、患者を部分的に固定する手
段が採られている。
【0003】MRIは、核磁気共鳴信号に、強度が空間
的に変化する磁場と高周波パルスを作用させることによ
り、位置情報を位相・周波数にエンコードし、核磁気共
鳴パラメータの空間分布を求め、画像として表示する方
法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】患者をベルト又はネッ
トで固定した場合に、緩く締め付けると無制限ではない
が、全体的な動きが自由であるため、部分的な動きが生
ずる。また、逆に強く締め付けると全体的な動きは制限
されるが、圧迫感が強くなり必然的に大きく呼吸するよ
うになって、胸部及び腹部に呼吸に伴う動きが生ずるよ
うになる。
【0005】このような部分的な動きが生ずると、位置
情報のずれが生じ、所謂ゴーストと呼ばれるアーチファ
クトが発生する。このゴースト、即ちアーチファクト
は、位相エンコード方向に現れ、非常に規則性を持って
いるものもあれば、全く判読不能なものもあり、画像を
著しく劣化させると言う問題点を有している。
【0006】また、実際に画像を劣化させるアーチファ
クトとしては、血流、拍動、髄液の流れ、呼吸等によっ
て生ずるが、これらは規則正しい動きであるので、これ
らの動きに対応させた除去用のパルスシーケンスと勾配
磁場の組み合わせ等によってアーチファクトの発生を除
去している。
【0007】しかしながら、強い圧迫感を受けた呼吸の
乱れによる胸部及び腹部の動きは補正しきれず、全体と
して円弧状のアーチファクトが現れ、画像の劣化は補正
できないのが実情である。
【0008】従って、従来例においては、部分的な動き
又は圧迫感による胸部及び腹部の動きで生ずるアーチク
ラフトの防止に解決しなければならない課題を有してい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、略長方形状を呈する台
板の両側面に位置調整手段を有するガイド板を起立状態
に対峙させて設け、該ガイド板間に位置調整手段を備え
た制動板を両端に有し、且つ円弧状又はアーチ状を呈す
る押さえ部材を着脱自在に配設したことを特徴とするM
RI用の体幹部固定装置を提供するものであり、押さえ
部材が樹脂板と所定厚さの弾性材とで構成され;その弾
性材がスポンジ又は発泡ウレタンで形成されているこ
と;及び弾性材と同質材料で形成された補助部材を含む
ものである。
【0010】
【作用】位置調整ができる押さえ部材により、患者に苦
痛を与えることなく、しかも胸部又は腹部に不規則な体
動が生じない程度の押圧力をもって押さえることによ
り、MRI撮影時に位置情報のずれが減少し、ゴースト
のアーチファクトの発生が抑制され、画質改善がなされ
て鮮明な画像が得られる。
【0011】
【実施例】次に本発明を図示の実施例により更に詳しく
説明すると、1はエポキシ樹脂等のプラスチックで形成
された長方形状の台板であり、該台板1は、例えば寝台
の上に載置して使用されるものであり、台板1の所定位
置、例えば中間部からわずかに一方の端部に片寄った位
置の両側面に同質材料で形成されたガイド板2,3が起
立状態に且つ対峙して形成されている。
【0012】これらガイド板2,3には、高さ方向に沿
って位置調整手段となる溝部4,5が夫々設けられてい
る。この位置調整手段、即ち溝部は、ガイド板2,3の
頂部から所定長さに渡って形成されている。
【0013】6は円弧状又はアーチ状の押さえ部材であ
り、該押さえ部材6はエポキシ樹脂等のプラスチック板
で形成した円弧状又はアーチ状板材7と、その内側に取
り付けられた弾性材8とから構成されている。この場合
に使用される弾性材8としては、例えば所定厚さのスポ
ンジ又は発泡ウレタン等であり、これらを直接又は適宜
の生地で包んだ状態で取り付けられ、接触状態が所定の
弾性をもってソフトタッチになるようにしてある。
【0014】そして、押さえ部材6は前記対峙するガイ
ド部材2,3間に着脱自在に配設されるものであり、そ
の両端、即ちアーチ状板材7の両端部に前記ガイド板
2,3と対応する制動板9,10が一体的に連設されて
いる。
【0015】これら制動板9,10にも、高さ方向に沿
って位置調整手段となる溝孔11,12が夫々設けら
れ、これらの位置調整手段は、前記ガイド板2,3に設
けられた位置調整手段である溝部4,5に略対応するも
のであり、例えば所定の長さに渡って形成したものであ
る。
【0016】前記制動板9,10の連設に当たって、ア
ーチ状板材7と別体の材料が使用される場合には、図示
したように、例えば断面デルター状の連結部材13.1
4を利用し、使用状態において前記ガイド板2,3と略
平行になるように起立状態に取り付けられる。勿論、ア
ーチ状板材7を延長して形成する場合には、ガイド板
2,3と平行になるように、その延長した部分を折り曲
げて起立させるようにすれば良い。
【0017】前記制動板9,10に設けられた各溝孔1
1,12には、図2に示したように、ヘッドを有するネ
ジ部15と、該ネジ部15に螺着させた締め付け用のナ
ット部16とからなる係止手段が遊嵌状態に設けられて
いる。従って、係止手段は、実質的に押さえ部材6側に
設けられていることになる。
【0018】このように構成された本発明の体幹部固定
装置は、MRI撮影時に寝台の上に載置して使用され
る。この場合に、ナット部16を緩めた状態で、台板1
から押さえ部材6を取り外し、台板1上に患者を寝か
せ、患者の胸部又は腹部がガイド板2,3間に位置する
ようにセットしてから、押さえ部材6をガイド板2,3
間に装着させる。
【0019】この時に、制動板9,10が、ガイド板
2,3の内側に嵌り、溝孔11,12に設けてある係止
手段のネジ部15の中間部が、夫々対応するガイド板
2,3側の溝部4,5に対して頂部側から嵌って係合
し、ナット部16がガイド板2,3の外側に位置するよ
うにし、該ナット部16を手で簡単に回動操作できるよ
うにしてある。
【0020】セットされた押さえ部材6は、患者の胸部
又は腹部に適度の押圧力をもって接するように調整して
から、ナット部16を回して係止手段を締め付けること
により、制動板9,10とガイド板2,3とが固定さ
れ、押さえ部材6が患者に対して調整された適度な押圧
状態で維持される。
【0021】この適度な押圧状態と言うのは、患者に強
い圧迫感を与えず、且つ呼吸しても胸部及び腹部の表面
がほとんど変動しない程度であり、押さえ部材6の弾性
材8によって全面的に且つソフトに押圧することによっ
て維持できる。
【0022】尚、患者における多少の体格差について
は、弾性材8によって吸収できるが、大人と小児等のよ
うな大きな体格差等を考慮した時に、押さえ部材6の一
定の円弧状又はアーチ状の大きさでは、体格に合わない
状態が生ずる。
【0023】このような場合には、図3に示した、対を
なす補助部材8a,8bが使用される。この補助部材は
前記弾性材8と同様な材料で形成され、押さえ部材6の
湾曲に略対応するものである。そして、この補助部材8
a,8bを患者の胸部又は腹部と押さえ部材6との間に
挟んで、前記同様の操作を行うことにより、押さえ部材
6が適度の押圧力をもって患者に当接し、押圧状態が維
持されるのである。
【0024】いづれにしても、押さえ部材6によって患
者に苦痛を与えない程度で、且つ表面の動きが抑制され
るように、胸部及び腹部を押圧して維持させるので、M
RI撮影を行なっても、不規則な体動が抑制されること
から位置情報のずれが減少し、その画像にゴーストのア
ーチファクトがほとんど見られなくなり、大幅な画質の
改善が図られ、鮮明な画像を得ることができる。勿論、
補正用のパルスシーケンスと勾配磁場の組み合わせを併
用するものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るMR
I用の体幹部固定装置は、略長方形状を呈する台板の両
側面に位置調整手段を有するガイド板を起立状態に対峙
させて設け、該ガイド板間に位置調整手段を備えた制動
板を両端に有し、且つ円弧状又はアーチ状を呈する押さ
え部材を着脱自在に配設した構成としたことにより、前
記押さえ部材を患者の胸部又は腹部に対して所定の押圧
力でセットでき、それによって不規則な体動が抑制さ
れ、MRI撮影時に位置情報のずれが減少し、ゴースト
のアーチファクトの発生も減少して、画質改善がなされ
て鮮明な画像が得られるという優れた効果を奏する。
【0026】また、押さえ部材が樹脂板と弾性体とで形
成されていることにより、円弧状又はアーチ状に簡単に
形成できると共に、電磁波の透過の妨げにならず、画像
の品質を低下させないと言う優れた効果を奏する。
【0027】更に、押さえ部材の内側に取り付けられた
弾性材がスポンジ又は発泡ウレタンで形成されているこ
と、及び弾性材と同質材料で形成された補助部材を含む
ことにより、患者の胸部又は腹部に対する当接がソフト
タッチで苦痛を与えず、且つ所定の押圧力が付与される
ので、不規則な体動を抑制できると言う優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るMRI用の体幹部固定装置全体を
示す斜視図である。
【図2】同装置における押さえ部材の要部のみを拡大し
て示した斜視図である。
【図3】同装置に使用される補助部材を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 台板 2,3 ガイド板 4,5 溝部 6 押さえ部材 7 円弧状又はアーチ状板材 8 弾性材 8a,8b 補助部材 9,10 制動板 11,12 溝孔 13,14 連結部材 15 ネジ部 16 ナット部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略長方形状を呈する台板の両側面に位置
    調整手段を有するガイド板を起立状態に対峙させて設
    け、該ガイド板間に位置調整手段を備えた制動板を両端
    に有し、且つ円弧状又はアーチ状を呈する押さえ部材を
    着脱自在に配設したことを特徴とするMRI用の体幹部
    固定装置。
  2. 【請求項2】 押さえ部材が樹脂板と弾性材とで形成さ
    れている請求項1に記載のMRI用の体幹部固定装置。
  3. 【請求項3】 弾性材がスポンジ又は発泡ウレタンで形
    成されている請求項2に記載のMRI用の体幹部固定装
    置。
  4. 【請求項4】 弾性材と同質材料で形成された補助部材
    を含む請求項1に記載のMRI用体幹部固定装置。
JP6214571A 1994-09-08 1994-09-08 Mri用の体幹部固定装置 Pending JPH0871052A (ja)

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JP6214571A JPH0871052A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 Mri用の体幹部固定装置

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JP6214571A Pending JPH0871052A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 Mri用の体幹部固定装置

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JP (1) JPH0871052A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106651A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 固定具および被検体支持システム
JP2013063294A (ja) * 2007-02-06 2013-04-11 Toshiba Corp Mri装置およびmri撮像方法
JP2013150851A (ja) * 2013-04-03 2013-08-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 固定具、被検体支持システム及びmri装置

Cited By (3)

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JP2009106651A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 固定具および被検体支持システム
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