JPH0938017A - 洗浄機に適用される弾性パッキン - Google Patents

洗浄機に適用される弾性パッキン

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JPH0938017A
JPH0938017A JP19552595A JP19552595A JPH0938017A JP H0938017 A JPH0938017 A JP H0938017A JP 19552595 A JP19552595 A JP 19552595A JP 19552595 A JP19552595 A JP 19552595A JP H0938017 A JPH0938017 A JP H0938017A
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Mitsuru Osanawa
充 長縄
Hideaki Matsunaga
英昭 松永
Masaru Noro
勝 野呂
Tetsuo Sakane
鐵男 坂根
Takenari Yuki
武成 結城
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/42Details
    • A47L15/4251Details of the casing
    • A47L15/4257Details of the loading door
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】器具洗浄機には貯水槽23が備えられてい
る。貯水槽23は、ドア側縁部24がドアの一辺に対向する
ように、備えられている。縁部24には弾性パッキン25が
装着される。弾性パッキン25は、ドアと貯水槽23との間
をシールするためのもので、縁部24の形状に応じた形状
のものである。すなわち、縁部24のうち、直線縁部40に
は直線パッキン42が取付けられる。直線パッキン42の両
端に嵌合可能な湾曲パッキン43は、湾曲縁部41の内壁の
形状に沿う形状である。 【効果】貯水槽の縁部の形状に応じた弾性パッキンを装
着することができるので、ドアと貯水槽との間の隙間を
確実にシールすることができる。そのため、水洩れを確
実に防止できる。しかも、大きさが異なる貯水槽に適用
する場合には、成形済の直線縁部の長さを変えるだけで
よい。したがって、専用の弾性パッキンをわざわざ成形
する必要はない。そのため、コストダウンを図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食器を洗浄する
ための食器洗浄機や、試験管,ビーカ,フラスコ等の実
験器具を洗浄するための器具洗浄機等の洗浄機に用いら
れ、ドアと貯水槽との隙間から洗浄等に用いられる洗浄
水等が機外に洩れないように、上記隙間をシールするた
めの弾性パッキンに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
から、食器を洗浄するための食器洗浄機や、試験管,ビ
ーカ,フラスコ等の実験器具を洗浄するための器具洗浄
機等の洗浄機が用いられている。このうち、器具洗浄機
には、洗浄室およびこの洗浄室を開閉するためのドアが
備えられている。洗浄室内には、回転式のノズルが設け
られている。ノズルには、複数の噴射口が形成されてい
る。洗浄室内にはまた、貯水槽が設けられている。具体
的には、貯水槽は、縁部の一辺が上記ドアの一辺と対向
するように、設けられている。
【0003】実験器具を洗浄する場合、まず、実験器具
を専用のラックに載置し、実験器具が載置されたラック
を上記洗浄室内にセットする。その後、洗浄開始を指示
すると、貯水槽に洗浄水が溜められ、この溜められた洗
浄水がノズルに供給される。その結果、ノズルから洗浄
水が実験器具に向けて噴射される。このとき、ノズルは
回転する。これにより、実験器具を洗浄される。
【0004】ところで、洗浄時には、上述のように、ノ
ズルが回転しながら洗浄水等が噴射されているので、洗
浄室内は洗浄水等が飛び散っている。したがって、洗浄
水等を機外に洩らさないように、ドアと本体との隙間に
は、通常、弾性パッキンが嵌められている。このうち、
ドアの取付箇所に対応する隙間をシールすべき弾性パッ
キンは、ドアの取付箇所に対向する貯水槽の縁部(以下
「ドア側縁部」という)に装着されている。
【0005】ドア側縁部は、貯水槽がプレス加工によっ
て製造されるため、直線状の縁部とその両側に延びる湾
曲状の縁部とで構成される。一方、弾性パッキンはゴム
等で構成されたもので、通常、貯水槽の大きさ(幅)に
合わせて製造される。この場合、もしも長い直線状のも
のを製造し、それをドア側縁部に装着すると、ドア側縁
部の湾曲縁部において、弾性パッキンと貯水槽との間に
隙間ができ、うまくシールすることができない。したが
って、シール性向上のためには、貯水槽の大きさに合わ
せた専用の弾性パッキンを成形する必要があった。その
ため、コストアップにつながるという不具合があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、ドアと貯水槽との間を確実にシールで
き、かつコストダウンを図ることができる弾性パッキン
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の弾性パッキンは、洗浄室と、この洗浄
室を開閉するためのドアと、上記洗浄室内に設けられた
貯水槽とを有し、上記貯水槽は、上記ドアの一辺と対向
する直線状の縁部およびその両側に延びる湾曲縁部とを
備えるものである洗浄機に適用され、上記ドアと上記貯
水槽の上記各縁部との間からの水洩れを防止するための
弾性パッキンであって、断面形状が一定で直線状に長く
成形され、上記直線状縁部に装着可能な直線パッキン
と、直線パッキンの両端にそれぞれ結合可能で、かつ上
記湾曲縁部の内壁に沿う形状の湾曲パッキンとを含むこ
とを特徴とする。
【0008】この構成では、貯水槽の直線縁部には、そ
の形状に応じた直線パッキンを装着できる。この直線パ
ッキンの両端には、湾曲縁部の内壁に沿う形状に成形さ
れた湾曲パッキンを結合できる。このように、この構成
によれば、貯水槽の縁部にその形状に応じた弾性パッキ
ンを装着できるので、ドアと貯水槽の各縁部との間を確
実にシールすることができる。しかも、成形済の直線パ
ッキンの長さを変えるだけで、弾性パッキンを貯水槽の
大きさに合わせることができるので、専用の弾性パッキ
ンをわざわざ成形する必要はない。
【0009】また、請求項2記載の弾性パッキンは、上
記請求項1記載の弾性パッキンであって、上記直線パッ
キンは、上記直線状縁部の内側に位置し、上記ドアの閉
鎖時に、上記ドアの一辺が押し当てられるパッキン本体
を有し、このパッキン本体は、直線方向に伸び、かつ中
に空洞を有するものであることを特徴とする。この構成
では、直線パッキンは、直線状縁部の内側に位置し、ド
アの閉鎖時にドアの一辺が押し当てられるパッキン本体
を有している。パッキン本体は、中空構造にされてい
る。したがって、中実構造のものに比べて大きな弾性力
が持たされている。そのため、ドアの閉鎖時における衝
撃力を吸収することができるとともに、ドアと貯水槽と
の間を確実にシールすることができる。
【0010】また、請求項3記載の弾性パッキンは、上
記請求項1記載の弾性パッキンであって、上記直線パッ
キンは、上記直線状縁部の内側に位置し、上記ドアの閉
鎖時に、上記ドアの一辺が押し当てられるパッキン本体
を有し、このパッキン本体には、直線状縁部、ドアおよ
びパッキン本体で形成される水溜まり空間に溜まる水を
上記貯水槽に導くための通水孔が形成されていることを
特徴とする。
【0011】この構成によれば、直線状縁部、ドアおよ
びパッキン本体で形成される水溜まり空間に溜まる水を
貯水槽に導くための通水孔がパッキン本体に形成されて
いるので、上記空間から機外に水が漏れることはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の弾性パッキンが適用された一実施形態の器具洗浄
機の外観構成を示す斜視図である。この器具洗浄機は、
試験管,ビーカおよびフラスコ等の実験器具を洗浄する
ためのものであって、キャビネット1によってその外観
形状が形成されている。キャビネット1の前面上部に
は、ドア2が取付けられている。ドア2は、後述する洗
浄室を開閉するためのものである。
【0013】ドア2の上部には、ドア2を開放する際に
操作するためのラッチ3が備えられている。ラッチ3
は、開放していたドア2を閉鎖する際には、止め具とし
て機能する。また、ラッチ3は、ドア2の開閉を検知す
るドアスイッチとしても機能する。ドア2の中央部左側
には、表示パネル4が備えられている。表示パネル4に
は、種々の表示器が配置されている。表示パネル4の右
側には、操作パネル5が備えられている。操作パネル5
には、操作信号を入力するための種々の操作キーが備え
られている。さらに、操作パネル5の右側には、電源ス
イッチSWが備えられている。これら表示パネル4、操
作パネル5および電源スイッチSWは、ドア2の内部に
埋め込まれている。詳細については後述する。
【0014】ドア2の下部には、器具洗浄機の内部の様
子を外から観察することができる透明なガラス窓6が備
えられている。キャビネット1の前面下部には、開閉可
能なサービスハッチ7が取付けられている。サービスハ
ッチ7は、サービスマン等が器具洗浄機のメンテナンス
や修理を行う際に開成するためのものである。
【0015】キャビネット1の右側側面には、漏電ブレ
ーカ8および純水加圧装置専用電源9が備えられてい
る。純水加圧装置専用電源9は、純水加圧装置を動作さ
せるのに必要な電源である。純水加圧装置は、純水です
すぎを実行する際に純水タンクから純水を汲み出すため
の純水ポンプを含むものである。図2はドア2の内部構
成を示す正面図、図3はドア2の横断面図である。ドア
2の外観形状は、ドア外板2aおよびドア内板2bで構
成される。ドア内板2bには、電装パネル2cが取付け
られている。電装パネル2cには、表示パネル4、操作
パネル5および電源スイッチSWを含む電装部品2dが
実装されている。
【0016】このように、この実施形態では、電装部品
2dはドア2に埋め込まれている。したがって、ドア2
には出張り部分はない。そのため、見た目が非常に良
い。ガラス窓6を除く電装パネル2cとドア内板2bと
の間には、断熱材2eが介在されている。断熱材2e
は、洗浄室内において洗浄に用いられる洗浄水の高温か
ら主に電装部品2dを守るためのもので、たとえば発泡
ポリエチレン等で構成される。また、電装パネル2cと
断熱材2eとの間には空気層2fが形成されている。空
気層2fは、断熱材2eで吸収された熱をさらに放散さ
せるためのものである。これにより、電装部品2dを熱
から確実に守ることができる。なお、2gは、電装部品
2dと循環手段等の制御対象手段(図示せず)との間を
電気的に接続するためのリード線である。
【0017】ドア内板2bの下方からは、突出部2hが
突出している。突出部2hは、後述するように、ドア2
の閉鎖時に後述する貯水槽内に進入するものである。突
出部2hとドア外板2aとの間には、L字型の補強金具
2iが取付けられている。補強金具2iの上方には、蒸
気用パッキン2jが設けられている。蒸気用パッキン2
jは、洗浄室内で発生した蒸気がドア2の内部に侵入す
るのを防止するためのもので、たとえば発泡ポリエチレ
ンから構成されている。
【0018】図4は、ドア2、および右側面の一部を切
欠いた状態の器具洗浄機を示す概略斜視図である。この
実施形態の器具洗浄機の内部には、洗浄室20が設けら
れている。キャビネット1の前面上部には収容口21が
形成されている。収容口21は、上記洗浄室20内に洗
浄すべき実験器具を収容するためのものである。ドア2
は、収容口21の下縁部21aを支点として、開閉可能
に取付けられている。具体的には、ドア2は、キャビネ
ット1とドア2との間を接続するドア支持部22によっ
て、キャビネット1に取付けられている。
【0019】洗浄室20の下方には、貯水槽23が備え
られている。具体的には、貯水槽23は、貯水槽23の
上周縁部のうち正面側の上周縁部24が収容口21の下
縁部21aに対向するように、備えられている。以下で
は、貯水槽24の正面側の上周縁部24を「ドア側縁部
24」という。貯水槽23は、実験器具を洗浄する際に
使用される洗浄水を溜めるためのものである。
【0020】ドア側縁部24には、弾性パッキン25が
装着されている。弾性パッキン25は、後述するよう
に、洗浄室20内において噴射される洗浄水等が機外に
洩れないように、シール部材として機能するものであ
る。すなわち、ドア2が図示の開放状態から閉鎖状態に
された場合、ドア2の突出部2hが上記弾性パッキン2
5に押しつけられる。
【0021】上記洗浄室20内には、上段ラックURお
よび下段ラックDRをセットできる。各ラックUR,D
Rは、洗浄すべき実験器具を載置するためのものであ
る。各ラックUR,DRは、後述するように、載置され
た実験器具に向かって外から洗浄水等を噴射させるた
め、網状容器として構成されている。実験器具を上段ラ
ックURまたは下段ラックDRに載置する場合、実験器
具は洗浄したい部分が下方に向くように載置する。これ
は、後述するように、上段ラックURまたは下段ラック
DRの下方から上方に向かって洗浄水が噴射されるから
である。
【0022】洗浄室20の上部左内壁には、上段ラック
URを洗浄室20にセットするための上段ラック保持部
26aが取付けられている。また、図示していないが、
この上段ラック保持部26aに対向する右内壁にも同様
の上段ラック保持部が取付けられている。洗浄室20の
下部左内壁には、下段ラックDRを洗浄室20にセット
するための下段ラック保持部27aが取付けられてい
る。また、図示していないが、この下段ラック保持部2
7aに対向する右内壁にも同様の下段ラック保持部が取
付けられている。
【0023】ユーザは、実験器具を洗浄する際、実験器
具を上段ラックURまたは下段ラックDRに載置し、当
該上段ラックURまたは下段ラックDRをそれぞれ上段
ラック保持部26a、または下段ラック保持部27aに
セットする。上段ラックURの下部には、上ノズル28
が所定の取付部材で回転自在に取付けられている。上ノ
ズル28は、主に上段ラックURに載置されている実験
器具に洗浄水を噴射するためのものである。上ノズル2
8の上面には、上段噴射口28aが複数配列されてい
る。また、上ノズル28には、上方に向かう給水軸29
が取付けられている。給水軸29は、上段ラックURを
洗浄室20にセットする際、洗浄室20の上壁に取付け
られている供給口30に当接するようにされている。供
給口30は図示しない供給管に接続されている。供給管
には、上記貯水槽23に溜められた洗浄水が所定の循環
手段(図示せず)によって供給可能にされている。
【0024】この構成によれば、洗浄時、貯水槽23に
は、予め定める規定水位まで洗浄水が溜められる。その
後、貯水槽23に溜められている洗浄水が循環手段によ
って供給管に供給される。このとき、上段ラックURが
上段ラック保持部26aにセットされていると、洗浄水
は給水軸29を介して上ノズル28に導かれ、上段噴射
口28aから上方に向かって噴射される。その結果、上
段ラックURに載置されている実験器具に洗浄水が噴射
される。これにより、上段ラックURに載置されている
実験器具を洗浄できる。
【0025】なお、洗浄行程に含まれる各行程のうちオ
ーバーフローすすぎ行程が開始すると、貯水槽23に
は、予め定めるオーバーフロー開始水位まで洗浄水が溜
められる。オーバーフローすすぎ行程は、実験器具から
洗い流された汚れを機外に排出しながら、実験器具をす
すぐための行程である。具体的には、オーバーフローす
すぎ行程では、洗浄水を適宜給水しながら、貯水槽23
に溜められた洗浄水のうち、予め定めるオーバーフロー
排水水位以上の洗浄水を適宜排水して、実験器具がすす
がれる。
【0026】上ノズル28は、回転方向Aに沿って回転
するように、上段ラックURに回転自在に取付けられて
いる。この構成によれば、上ノズル28は、上段噴射口
28aから洗浄水が噴射されている場合、上ノズル28
に供給される洗浄水の水圧によって、回転方向Aに沿っ
て回転する。より詳述すると、上ノズル28の左側先端
部分の手前側の側面、および上ノズル28の右側先端部
分の向こう側の側面には、それぞれ、回転用噴射口(図
示せず)が形成されている。上ノズル28に洗浄水が供
給されている場合、この洗浄水は回転用噴射口から噴射
される。その結果、上ノズル28に回転方向Aに沿う回
転力が加えられる。これにより、上段ラックURに載置
されている実験器具に洗浄水を万遍なく噴射することが
できる。
【0027】上ノズル28にはまた、その下面にも噴射
口(図示せず)が複数配列されている。この噴射口は、
下段ラックDRに載置されている実験器具の主に外側を
洗浄するためのものである。洗浄室20の下部には、下
ノズル31が備えられている。下ノズル31は、下段ラ
ックDRに載置されている実験器具に洗浄水を噴射する
ためのものである。下ノズル31の上面には、下段噴射
口31aが複数配列されている。下ノズル31から噴射
すべき洗浄水は、供給管(図示せず)から供給される。
供給管には、上記貯水槽23に溜められている洗浄水が
所定の循環手段(図示せず)によって供給可能にされて
いる。
【0028】この構成によれば、洗浄時、上述と同様
に、貯水槽23に規定水位まで洗浄水が溜められ、この
洗浄水が循環手段によって供給管に供給される。その結
果、洗浄水は下段噴射口31aから上方に向かって噴射
される。このとき、下段ラック保持部27aに下段ラッ
クDRがセットされていれば、当該下段ラックDRに載
置されている実験器具に洗浄水を噴射することができ
る。
【0029】なお、オーバフローすすぎ行程の場合に
は、上述と同様に、オーバーフロー開始水位まで溜めら
れた洗浄水が供給管に供給され、下ノズル31に供給さ
れ、実験器具がすすがれる。下ノズル31は、回転方向
Bに沿って回転するように、洗浄室20の下方に備えら
れた貯水槽27に回転自在に支持されている。この構成
において、下ノズル31は、下段噴射口31aから洗浄
水が噴射されている場合、下ノズル31に供給される洗
浄水の水圧によって、回転方向Bに沿って回転する。よ
り詳述すると、下ノズル31の左側先端部分の手前側の
側面、および下ノズル31の右側先端部分の向こう側の
側面には、それぞれ、回転用噴射口(図示せず)が形成
されている。下ノズル31に洗浄水が供給されている場
合、この洗浄水は回転用噴射口から噴射される。その結
果、下ノズル31に回転方向Bに沿う回転力が加えられ
る。このとき、下段ラック保持部27aに下段ラックD
Rがセットされていれば、当該下段ラックDRに載置さ
れている実験器具に洗浄水を万遍なく噴射することがで
きる。
【0030】図5(a) は、貯水槽23のドア側縁部24
に弾性パッキン25が装着されている状態を示す図、図
5(b) は貯水槽23と弾性パッキン25との構成を具体
的に説明するための分解斜視図である。貯水槽23は、
プレス加工によって製造される。したがって、図5(a)
,(b)に示すように、貯水槽23のコーナー部は湾曲し
ている。そのため、貯水槽23のドア側縁部24は、直
線縁部40、およびこの直線縁部40の両端に延びる2
つの湾曲縁部41で構成される。
【0031】弾性パッキン25は、図5(b) に示すよう
に、直線パッキン42、および2つの湾曲パッキン43
を含むものである。直線パッキン42は、把持部42a
および直線パッキン本体42bを含むものである。直線
パッキン42は、たとえば押出成形技術によって、把持
部42aおよび直線パッキン本体42bが一体となるよ
うに、断面形状が一定の直線状に成形されて製造され
る。したがって、直線パッキン42の長さ方向の長さは
自由に変更可能である。そのため、種々の大きさの貯水
槽23に対して直線パッキン42を提供する際、当該直
線パッキン42を簡単に製造できる。
【0032】把持部42aは、貯水槽23の直線縁部4
0を把持するためのものである。この構成により、直線
パッキン42を直線縁部40に装着できる。直線パッキ
ン本体42bは、ドア閉鎖時にドア2の突出部2h(図
3参照)を、その中央部分が押さえつけられた状態で、
保持するためのものである。すなわち、直線パッキン4
2のシール部材としての機能の中心的役割を果たすもの
である。直線パッキン本体42bには、長さ方向に沿っ
て、貫通孔44が形成されている。すなわち、直線パッ
キン本体42bは中空構造とされている。この構成によ
り、直線パッキン本体42bには、中実構造にする場合
に比べて大きな弾性力が持たされている。
【0033】直線パッキン本体42bには、金具挿入部
45が形成されている。金具挿入部45は、後述するよ
うに、押さえ金具を挿入するためのものである。湾曲パ
ッキン43は、嵌合部43aおよび湾曲パッキン本体4
3bを含むもので、たとえば直圧成形技術によって嵌合
部43aおよび湾曲パッキン本体43bを一体成形して
製造されるものである。嵌合部43aは、直線パッキン
42に形成されている貫通孔44に嵌合可能な形状であ
る。湾曲パッキン本体43bは、その一部が湾曲縁部4
1の内壁に沿う形状とされている。湾曲パッキン本体4
3bは、嵌合部43aが貫通孔44に嵌合されている場
合、ドア閉鎖時にドア2の突出部2hをその端部が押さ
えつけられた状態で保持するためのものである。
【0034】図6は、弾性パッキン25、および弾性パ
ッキン25とドア2との関係を具体的に説明するための
図である。弾性パッキン25が貯水槽23のドア側縁部
24に装着されている場合、直線パッキン本体42bの
金具挿入部45には、押さえ金具46が挿入されてい
る。押さえ金具46は、貯水槽23の底に固定されてい
る。この構成により、弾性パッキン25を確実に固定で
きる。
【0035】弾性パッキン25が貯水槽23のドア側縁
部24に装着されている場合に、ドア2が実線で示す開
放状態から二点鎖線で示す閉鎖状態にされると、ドア2
の突出部2hは直線パッキン本体42b、および図示し
ていないが湾曲パッキン本体43bに受け止められる。
一方、ドア2の突出部2hの大部分を受け止める直線パ
ッキン本体42bは、上述のように、中空構造なので、
中実構造に比べて大きな弾性力が持たされている。した
がって、ドア2の閉鎖時における直線パッキン本体42
bに作用する衝撃力を吸収することができる。また、ド
ア2の閉鎖時には、ドア2の突出部2hは押さえつけら
れた状態で直線パッキン本体42bに保持される。
【0036】直線パッキン本体42には、通水孔50が
形成されている。通水孔50は、水溜まり空間51に溜
まった洗浄水等を白抜き矢印に沿って貯水槽23内に案
内するためのものである。通水孔50は、図6におい
て、直線パッキン本体42bの上面と側面とを連続的に
切欠いて形成されている。ドア閉鎖時、貯水槽23に
は、貯水槽23の内側壁に装着された直線パッキン42
の把持部42a、ドア2の突出部2h、および直線パッ
キン本体42bによって、水溜まり空間51が形成され
る。水溜まり空間51は、機外につながっている。水溜
まり空間51には、通常、洗浄時に洗浄水が溜まる。す
なわち、洗浄時では、上ノズル28および下ノズル31
にそれぞれ形成された上段噴射口28aおよび下段噴射
口31aから洗浄水が噴射されている。しかも、上ノズ
ル28および下ノズル31は回転している。したがっ
て、洗浄室20および貯水槽23内では、洗浄水は常に
大きく飛び散っている。その結果、洗浄水は水溜まり空
間51に溜まる。一方、水溜まり空間51に洗浄水が溜
まったまま放置した場合には、上記洗浄水が機外に洩れ
るおそれがある。
【0037】そこで、直線パッキン本体42bに上記通
水孔50を形成することによって、水溜まり空間51に
溜まった洗浄水を貯水槽23内に戻すことにしている。
なお、上記通水孔50は、図7および図8に示すよう
に、所定間隔ごとに、直線パッキン本体42bに複数形
成されている。なお、図7は、貯水槽23のドア側縁部
24に弾性パッキン25を装着した状態であって、把持
部42aおよび直線パッキン本体42bの一部を切欠い
た状態を示す平面図である。また、図8は、図7におけ
るA−O−O′−A断面図である。
【0038】また、上記通水孔50の貯水槽23側に相
当する吐出側は、少なくとも上述したオーバーフロー水
位よりも高い位置になるように形成する必要がある。す
なわち、通水孔50の吐出側がオーバーフロー排水水位
以下の高さに形成されていれば、オーバーフローすすぎ
行程時において、水溜まり空間51に溜まった洗浄水を
貯水槽23内に戻すことができないからである。
【0039】以上のように、この実施形態の弾性パッキ
ン25は、貯水槽23のドア側縁部24の形状に応じ
て、直線パッキン42、およびこの直線パッキン42に
嵌合可能な2つの湾曲パッキン43を含むものである。
したがって、貯水槽23のドア側縁部24の形状に応じ
て弾性パッキン25を装着することができる。しかも、
ドア2の突出部2hは弾性パッキン25に押さえつけら
れた状態で保持される。したがって、シール部材として
の機能を十分に果たすことができる。そのため、キャビ
ネット1とドア2との間から洗浄水が洩れることはな
い。
【0040】しかも、直線パッキン42は、その長さを
変えるだけで、種々の大きさの貯水槽23に合わせるこ
とができる。したがって、貯水槽23に合わせた専用の
弾性パッキン25をわざわざ成形して製造する必要はな
い。そのため、コストダウンを図ることができる。ま
た、弾性パッキン25の装着は、直線パッキン42の両
端に湾曲パッキン43を嵌合し、当該弾性パッキン25
を貯水槽23のドア側縁部24に装着する、という簡単
な作業で実現できる。
【0041】この実施の形態の説明は以上のとおりであ
るが、この発明は上述の実施の形態に限定されるもので
はない。たとえば上記実施形態では、通水孔50は、直
線パッキン本体42bの上面から側面に至る連続した部
分を切欠いて一定間隔ごとに複数形成されているが、た
とえば図9に示すように、直線パッキン本体42bの上
面に長さ方向(図では紙面に対して垂直方向)に沿って
長い孔を形成し、かつ直線パッキン本体42bの側面に
長さ方向に沿って長い孔を形成し、これら各孔を直線パ
ッキン本体42bの内部で結合して通水孔50としても
よい。
【0042】また、上記実施形態では、直線パッキン本
体42bは、押出成形技術によって製造され、かつ中空
構造にされているが、たとえば圧力成形技術によって製
造し、かつ中実構造としてもよい。この場合、たとえば
図10に示すように、直線パッキン本体42bの内部を
貫通する孔を通水孔50としてもよい。その他特許請求
の範囲に記載された範囲内で種々の設計変更を施すこと
は可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のようにこの発明の弾性パッキンに
よれば、貯水槽の縁部にその形状に応じた弾性パッキン
を装着することができるので、ドアと貯水槽の各縁部と
の間を確実にシールすることができる。したがって、洗
浄水が機外に洩れることはない。しかも、成形済の直線
パッキンの長さを変えるだけで、弾性パッキンを貯水槽
の大きさに合わせることができるので、専用の弾性パッ
キンをわざわざ成形する必要はない。そのため、コスト
ダウンを図ることができる。
【0044】また、請求項2記載の弾性パッキンによれ
ば、ドア閉鎖時にドアの一辺が押し当てられるパッキン
本体は中空構造にされているので、中実構造の場合に比
べて、ドア閉鎖時における衝撃力を良好に吸収すること
ができるとともに、ドアと貯水槽との隙間を確実にシー
ルすることができる。また、請求項3記載の弾性パッキ
ンによれば、パッキン本体には、水溜まり空間に溜まる
水を貯水槽内に導くための通水孔が形成されているの
で、水が機外に洩れることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の弾性パッキンが適用された一実施形
態の器具洗浄機の外観構成を示す斜視図である。
【図2】上記器具洗浄機に備えられているドアの内部構
成を示す正面図である。
【図3】上記ドアの横断面図である。
【図4】上記ドア、および右側面の一部を切欠いた状態
の器具洗浄機を示す概略斜視図である。
【図5】図5(a) は、上記器具洗浄機に備えられている
貯水槽のドア側縁部に弾性パッキンが装着されている状
態を示す図、図5(b) は、貯水槽と弾性パッキンとの構
成を具体的に説明するための分解斜視図である。
【図6】弾性パッキン、および弾性パッキンとドアとの
関係を具体的に説明するための図である。
【図7】貯水槽のドア側縁部に弾性パッキンを装着した
状態であって、直線パッキン本体の一部を切欠いた状態
を示す図である。
【図8】上記図7のA−O−O′−A断面図である。
【図9】直線パッキン本体に形成されている通水孔の他
の構成を説明するための図である。
【図10】同じく、直線パッキン本体に形成されている
通水孔の他の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
2 ドア 2h 突出部 20 洗浄室 23 貯水槽 24 ドア側縁部 25 弾性パッキン 40 直線縁部 41 湾曲縁部 42 直線パッキン 43 湾曲パッキン 44 貫通孔 50 通水孔 51 水溜まり空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂根 鐵男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 結城 武成 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄室と、この洗浄室を開閉するためのド
    アと、上記洗浄室内に設けられた貯水槽とを有し、上記
    貯水槽は、上記ドアの一辺と対向する直線状の縁部およ
    びその両側に延びる湾曲縁部とを備えるものである洗浄
    機に適用され、上記ドアと上記貯水槽の上記各縁部との
    間からの水洩れを防止するための弾性パッキンであっ
    て、 断面形状が一定で直線状に長く成形され、上記直線状縁
    部に装着可能な直線パッキンと、 直線パッキンの両端にそれぞれ結合可能で、かつ上記湾
    曲縁部の内壁に沿う形状の湾曲パッキンとを含むことを
    特徴とする弾性パッキン。
  2. 【請求項2】上記直線パッキンは、上記直線状縁部の内
    側に位置し、上記ドアの閉鎖時に、上記ドアの一辺が押
    し当てられるパッキン本体を有し、このパッキン本体
    は、直線方向に伸び、かつ中に空洞を有するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の弾性パッキン。
  3. 【請求項3】上記直線パッキンは、上記直線状縁部の内
    側に位置し、上記ドアの閉鎖時に、上記ドアの一辺が押
    し当てられるパッキン本体を有し、このパッキン本体に
    は、直線状縁部、ドアおよびパッキン本体で形成される
    水溜まり空間に溜まる水を上記貯水槽に導くための通水
    孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の弾
    性パッキン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101287531B1 (ko) * 2007-01-30 2013-07-18 삼성전자주식회사 식기세척기

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