JP2003064755A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

衛生洗浄装置

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JP2003064755A JP2001254284A JP2001254284A JP2003064755A JP 2003064755 A JP2003064755 A JP 2003064755A JP 2001254284 A JP2001254284 A JP 2001254284A JP 2001254284 A JP2001254284 A JP 2001254284A JP 2003064755 A JP2003064755 A JP 2003064755A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生洗浄装置のケーシング内に設けたコント
ローラ,温風ユニット等の機能部と、熱交換ユニット等
からなる機能部との間を区画し、湿気が、コントローラ
等の機能部を収容した部位に浸入するのを防ぐようにし
た。 【解決手段】 ケーシング3内に温風を生成する温風ユ
ニット5を下段に、上段には臭気を脱臭処理する脱臭ユ
ニット6を前記温風ユニット5の上部に配置し、前記温
風・脱臭のユニット5,6の温水を噴出する洗浄ノズル
2と隣接する側面に、カバー体4を前記ケーシング3に
被着したとき、洗浄ノズル2と温風・脱臭の各ユニット
5,6との間を上下方向に区画する防湿壁30〜32を
形成し、この防湿壁30〜32により温風・脱臭ユニッ
ト5,6側に、湿気を含む空気の浸入を防ぐようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器本体の後背部
に取付けられて、人体の局部に温水を噴出させて洗浄す
るようにした衛生洗浄装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、用便後の局部を洗浄する機能
を備えた衛生洗浄装置においては、前記局部洗浄用の温
水を噴出するための洗浄ノズル、温水を生成させてこれ
を貯湯する温水タンク,洗浄後の局部を温風にて乾燥さ
せる温風装置,トイレ内の臭気を脱臭処理する脱臭装
置,前記温水や温風の温度とか温水の噴出を制御するた
めの制御装置等種々の機能部をケーシングに収容設置
し、このケーシングに便座,便蓋を取付けた後、前記ケ
ーシングを便器本体に取付けることができるように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記衛生洗浄
装置においては、ケーシングに対して温水タンクをはじ
め、温風装置,脱臭装置,制御装置を構成する電子部品
を実装した基板類等各種の機能部が、ほぼ平面的に配置
されていることが多いため、ケーシング自体が大型化す
るという問題があった。
【0004】また、温水を噴出させて局部を洗浄してい
るときに生じる湯気がケーシング内に浸入したり、ある
いは、温水タンクの内,外の温度差によって結露が生じ
たりすると、前記ケーシング内は相当な湿気状態下に晒
されるため、制御装置を構成する電子部分が湿気により
劣化損傷し、誤動作したり、短絡等により機能停止、漏
電事故等を誘発するという問題があった。
【0005】更に、トイレ内の臭気を脱臭する脱臭装置
においては、温風装置においても同様であるが、ともに
剛体のダクト(樹脂製)に電動送風機を取付ける構造と
なっているので、電動送風機の駆動により振動が発生
し、その振動がダクト,ケーシングに伝播して騒音を発
生していたので、トイレ内という限られたスペース内に
おいて、前記騒音は非常に大きなものとなり、使用者に
とって不快感を与えたり苦痛を誘発する大きな要因とな
っていた。
【0006】本発明は、前記の種々な問題に鑑み、制御
装置の電子部品が存在する部位には湿気が浸入するのを
抑制するとともに、各種機能部のケーシングに対する設
置を効率的に行うことにより、ケーシングの小形化を実
現し、しかも、電動送風機の駆動に伴う騒音の発生も効
果的に軽減可能とした、衛生洗浄装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
便器本体の上面背後部に取付けられ、人体の局部を温水
にて洗浄する洗浄機能部、洗浄した局部を温風にて乾燥
する乾燥機能部、便器本体内の臭気を脱臭する脱臭機能
部等をケーシングに収容して構成した衛生洗浄装置にお
いて、前記洗浄機能部の側方に乾燥機能部若しくは脱臭
機能部を配置し、前記乾燥機能部若しくは脱臭機能部の
側面に前記洗浄機能部とを区画する防湿壁を形成したこ
とを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の衛
生洗浄装置において、前記ケーシングに、前記乾燥機能
部を下段に配置し、上段には脱臭機能部を前記乾燥機能
部の上部に配置し、前記防湿壁を、カバー体を前記ケー
シングに被着したとき、前記洗浄機能部の洗浄ノズルと
前記乾燥・脱臭の各機能部との間を区画するようにした
ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1,2記載
の衛生洗浄装置において、前記脱臭機能部は、乾燥機能
部下部のケーシングに開口した空気の吸気口と連通して
乾燥機能部にその温風排出ダクトと区画して形成した吸
気ダクトと、便座側方の袖部に開口した脱臭空気の排気
口と連通し、かつ、前記吸気ダクトとは脱臭装置を介挿
して連通する排気ダクトとを具備して乾燥機能部の上部
に取付けるようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の衛
生洗浄装置において、前記乾燥機能部は、前記脱臭機能
部の吸気ダクトと併設する温風排出ダクトを備え、この
温風排出ダクトの前面下部に、洗浄ノズルの先端等を洗
浄する洗浄水の給水チューブと、バキュームブレーカー
からの溢流水を便器本体に流下する排水チューブとを、
脱落不能に配管支持する係合支持手段を具備して形成し
たことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3記載の衛
生洗浄装置において、前記脱臭機能部に具備した脱臭装
置は、脱臭部材を収容したゴム等弾力性に富む部材から
なる収容容器を、一方の開口端を吸気ダクトに嵌合し、
他方の開口端を排気ダクトに着脱自在に支着して取付け
るようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項3または5
記載の衛生洗浄装置において、前記脱臭機能部の吸気ダ
クトの上端には、電気配線を前記吸気ダクトの壁面に沿
って単独、あるいは、束ねた状態で係脱自在に掛止する
掛止手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項4記載の衛
生洗浄装置において、前記乾燥機能部の温風排出ダクト
の後背部上端には、コントローラを構成する電子回路部
品とともにプリント基板に実装したサージ吸収器の保護
壁を一対所定の間隔を空けて形成したことを特徴とす
る。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7記載の衛
生洗浄装置において、前記一対の保護壁間に、コントロ
ーラから延出する電気配線を介挿し、前記保護壁間にお
いて電気配線を束ねた状態で整列配線させたことを特徴
とする。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項3記載の衛
生洗浄装置において、前記脱臭機能部の排気ダクトに
は、排気口と連通する便座袖部の開口部と気密に結合す
る結合壁を形成したことを特徴とする。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項3記載の
衛生洗浄装置において、ケーシングに開口されて前記脱
臭機能部の吸気ダクトと連通する空気の吸気口は、必要
に応じてフィルタあるいは閉鎖板を取外し自在に具備し
たことを特徴とする。
【0017】本発明の衛生洗浄装置によれば、乾燥機能
部の温風排出ダクトの上に脱臭機能部の吸気ダクトを乗
載し、前記各ダクトの洗浄ノズル側に隣接する側面に、
カバー体をケーシングに被着したとき、前記洗浄ノズル
と温風・脱臭機能部との間を区画する防湿壁を形成した
ので、衛生洗浄装置の使用中、例えば、洗浄ノズルから
噴出する温水により局部洗浄を行っているときに、温水
の噴出により発生する湯気が、洗浄ノズルの側方の隙間
からケーシング内に浸入した場合とか、温水タンクの表
面にその内・外の温度差により結露が生じた場合等、ケ
ーシング内の湿度が上昇した際、前記防湿壁の存在によ
り、温風・脱臭機能部側に温水や温風温度及び温水の噴
出量等を制御するために配置したコントローラ側に、貯
湯タンク側の湿気が浸入するのを良好に抑制することが
できるため、コントローラの電子部品が湿気によって劣
化損傷し、制御機能が誤動作したり、動作不能となる等
の問題を良好に回避することができる。
【0018】本発明は、乾燥機能部上に脱臭機能部を乗
載し、この脱臭機能部の吸気ダクトを乾燥機能部内の温
風排出ダクトの側方の空所を利用して設け、一方、排気
ダクトは前記吸気ダクトとの間に脱臭部材を収容した脱
臭装置を介してケーシング側方の便座袖部後部の空所内
と連通するように構成したので、脱臭機能部は乾燥機能
部の上部空間を有効利用してケーシングに収容すること
ができるので、衛生洗浄装置の要部を構成するコントロ
ーラ,乾燥機能部,洗浄ノズル等各機能部をケーシング
内に効率よく配置でき、これによりケーシングのコンパ
クト化を良好に図ることができる。
【0019】本発明は、乾燥機能部の温風排出ダクト前
面側の上部に、バルブユニットに付設したバキュームブ
レーカーに一方端を止着して先端を開放した排水チュー
ブと、バルブユニットの電磁弁に一方端を止着し、他方
端を洗浄ノズルの先端を遊嵌する環状の支持体に連結し
て、前記洗浄ノズルの先端からその胴体部を洗浄する洗
浄水の給水チューブとをそれぞれ平行に、かつ、揺動不
能に配管支持するための係合支持手段が形成されている
ので、前記排水チューブ,給水チューブは、前記係合支
持手段にて温風排出ダクト上に整然と係止保持すること
が可能となり、この結果、ケーシング内において、排
水,給水の各チューブは他の給水関連のチューブと混交
して配管されることなく、しかも、配管スペースを特別
に必要とせず、温風排出ダクト上の空スペースを有効利
用して平行に、かつ、揺動不能に配管できるので、ケー
シング内のデットスペースの有効利用が図れるととも
に、ほぼ直線に近い状態での支持配管により、洗浄水の
排水、供給が円滑に行い得、洗浄水の流通により排水チ
ューブが揺動して、例えば、排水される洗浄水がケーシ
ング内の所要の排水場所以外で排水されるという問題を
確実に防ぐことができる。
【0020】本発明は、脱臭機能部を、吸気ダクトと排
気ダクトとの間に脱臭部材をゴム等弾力性に優れた容器
に収容して設けた脱臭装置を各ダクトと連通可能に挿設
して構成したので、温風,脱臭の各ユニットを駆動した
ときに生じる電動機の振動を良好に吸収緩和させて、騒
音の発生を抑制することが可能となり、衛生洗浄装置の
使用者は脱臭機能部の駆動によって生じる騒音に不快感
を感じることなく、快適に用足し等が行い得、利便であ
る。
【0021】本発明は、脱臭機能部の吸気ダクトの上端
に、吸気ダクトの壁面に沿って電気配線を係脱自在に係
止する係止手段が形成されているので、コントローラと
各機能部とを電気的に接続する配線を、単独あるいは束
ねて係止支持することができるため、配線作業が迅速・
容易に、かつ、配線を嵩張らないように脱臭機能部の上
部空間を有効利用して配線することが可能となり至便で
ある。
【0022】本発明は、コントローラに実装したサージ
吸収器に、その定格を超えるような異常電圧が連続的、
あるいは、瞬間的、間欠的に印加されると、サージ吸収
器を構成するバリスタ素子が急激に過熱し、サージ吸収
器がその外装材とともに破裂し、サージ吸収器を構成す
るバリスタ素子の破片や、前記バリスタ素子をコーティ
ングしている外装材の破片が高温状態下でサージ吸収器
の周囲に飛散した場合、前記保護壁にて受け止め、サー
ジ吸収器の周囲に配置されている可燃性の部材(例え
ば、電気配線の被覆)に付着して損傷させるという問題
を良好に回避することができ、これにより、サージ吸収
器の破損に伴う弊害を安全に解消することができる。
【0023】本発明は、前記サージ吸収器の破損に伴う
弊害を回避するために形成した一対の保護壁間の空間を
利用して電気配線を介装させることができるため、電気
配線の一部を乾燥機能部の温風排出ダクト後背部の空所
を有効利用して整列配線することが可能となり、これに
より、電気配線の散乱を防ぎ配線作業を円滑に行うこと
ができる。
【0024】本発明は、脱臭機能部の排気ダクトを、排
気口と連通する便座袖部の開口部に気密に結合する結合
壁を形成して前記開口部に気密状態で結合させるように
構成したので、脱臭空気の排気が確実にでき、かつ、脱
臭した空気が湿気を含んでいたとしても、排気ダクトか
ら漏出してケーシング内に浸入することは全くなく、脱
臭した湿気を含む空気のケーシング内部への浸入による
結露等の弊害を良好に回避することができる。
【0025】本発明は、乾燥機能部の温風排出口付近に
位置するケーシングの裏面に脱臭機能部の吸気ダクトと
連通する空気の吸気口が開口されており、衛生洗浄装置
に脱臭機能部を具備させる場合は、前記空気の吸気口に
フィルタを取付けて塵埃の侵入を阻止し、逆に、脱臭機
能部を必要としない場合は、空気の吸気口を閉鎖板にて
閉鎖することにより、ケーシング内に塵埃が侵入するの
を良好に防ぐように構成したので、ケーシングは、脱臭
機能部の有・無にかかわらず、共通仕様での製造が可能
となるため、ケーシングの設計及び製造コストを良好に
低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図22より説明する。本発明の実施例で示す衛生洗浄
装置1は、図示しない便座を具備した状態で便器本体
(図示せず)の後背部にベースプレートを介して設置さ
れ、水道等の給水源から供給される洗浄水を所定温度に
加熱し温水として貯湯し、必要時温水を洗浄ノズル2よ
り人体の局部に噴出させて局部洗浄を行うものである。
【0027】そして、前記衛生洗浄装置1は、図1,6
に示すように、外装を形成するケーシング3とカバー体
4とを備えており、前記ケーシング3には、前記洗浄ノ
ズル2をほぼ中心としてその片側(図1の左側)には、
乾燥機能部としての温風ユニット5,脱臭機能部として
の脱臭ユニット6,コントローラ7,バルブユニット8
等各種の機能部がコンパクトに収容設置されており、も
う一方の片側には貯湯タンク9を主体とする熱交換ユニ
ット10が収容設置されている。
【0028】また、前記洗浄ノズル2は、専用の駆動手
段を具備して待機位置と、お尻,ビデ用の2つの洗浄位
置(図1の手前側)とに向って進退するようにケーシン
グ3に取付けられており、使用に際しては、ケーシング
3の袖部3aに具備される図示しない操作部を操作する
ことによって、貯湯タンク9の温水が供給され、洗浄ノ
ズル2の先端上部に穿孔した図示しない噴出口より温水
を噴出させてお尻、あるいは、ビデ洗浄を行うものであ
る。
【0029】次に、温風ユニット5の構成について説明
する。前記温風ユニット5は図1,3,6,20に示す
ように、熱交換ユニット10の反対側に洗浄ノズル2を
挟んでケーシング3に前記洗浄ノズル2に近接して取付
けられている。この温風ユニット5は図1,6に示すよ
うに、その前部(ケーシング3の前部側,図6の左側)
をカバー体4の傾斜面と合致するようにケーシング3側
に向って下向きに傾斜させた傾斜面11aを有し、前記
前部の傾斜面11a側からケーシング3の後部側に向う
中央部は、前記傾斜面11aの頂部を平坦に形成して平
坦面11bを備えた温風排出ダクト11と、この温風排
出ダクト11の平坦面11b後端(図6,9参照)に取
付けた電動送風機12と、この電動送風機12の図示し
ない排風側に設けたヒータ(図示せず)を具備して構成
されている。
【0030】そして、前記温風ユニット5の温風排出ダ
クト11は、図3に示すように、上部平坦面11bのほ
ぼ半分以上にわたり空気が流通する開口部13が開口さ
れており、また、傾斜面11a側に位置するケーシング
3の前部側には、図20に示すように、前記ケーシング
3の前部側に位置する底面に開口した空気の吸気口14
が前記開口部13と連通可能に開口されている。
【0031】更に、前記温風排出ダクト11には、図2
0に示すように、その内部空間を区画壁11cにて区画
し、この区画壁11cにて電動送風機12とヒータとに
よって生成した温風を排出する排風路(図示せず)を形
成し、この排風路を流通する温風は、図1に示すケーシ
ング3の前面側に開口した温風排出口15より使用者の
局部に向けて排出される。一方、前記区画壁11cに区
画された温風排出ダクト11内の前記排風路を除く空間
は、吸気口14,開口部13と連通し、便器本体内の臭
気を脱臭ユニット6に送出する通路となっている。16
は温風排出口15に取付けた開閉板で、温風排出時温風
の風圧によって開放され、温風の排風停止による風圧の
解消により自動落下して温風排出口15を閉鎖するよう
に取付けられている。
【0032】次に温風ユニット5の平坦面11bに載置
される脱臭ユニット6について説明する。前記脱臭ユニ
ット6は、臭気を吸引し後述する脱臭部材により臭気を
脱臭して排気する空気の吸引・排気を行うための電動吸
引,排気手段(例えば、電動機にシロッコファンを取付
けた送風機を指すもので、以下脱臭送風機という)17
を取付けた吸気ダクト18と、脱臭部材を収容した脱臭
装置23を取付けた排気ダクト19とによって構成され
ている。
【0033】最初に、吸気ダクト18は、図4,16〜
19に示すように、L字形に成形加工した吸気壁体20
と、吸気壁体20の水平部aに開口(図示せず)されて
前記温風ユニット5の平坦面11bに開口した開口部1
3と連通する開口を被覆して前記吸気壁体20に、内部
を空洞化して一体的に成形された直角三角形の被覆函体
21(図19参照)と、更に、図16〜18に示すよう
に、前記吸気壁体20の垂直部bを挟んで被覆函体21
の反対側に取付けた前記脱臭送風機17とからなり、こ
の脱臭送風機17の駆動により吸収される便器本体内の
脱臭は、ケーシング3に設けた吸気口14から区画壁1
1cにて区画された温風ユニット5内の空所(通路)を
通って前記開口部13より被覆函体21内の空間を経
て、図4に示すように前記被覆函体21の側方に開口し
た排風口21aより次に説明する排気ダクト19内に送
出するように構成されている。
【0034】つづいて、前述した排気ダクト19は、図
5,12,13,19に示すように、吸気ダクト18か
ら送出された臭気を脱臭する脱臭部材18a(図14参
照)と、この脱臭部材18aを収容したゴム等弾力性,
緩衝性に優れた部材にて形成した収容容器22からなる
脱臭装置23と、前記脱臭装置23の収容容器22の片
側を吸気ダクト18側に延設して吸気ダクト18の排風
口21aをその外側から嵌着するように形成した筒形の
導入筒24と、図5,10に示すように、前記導入筒2
4の反対側において収容容器22にほぼ半分程挿着して
なる内部を空洞化した平面形状がL字形をなすダクト函
25とによって構成されている。
【0035】前記ダクト函25は、吸気ダクト18の吸
気壁体20,被覆函体21とともに、合成樹脂によって
所定形状に成形加工することにより設けられている。脱
臭ユニット6は、前記吸気ダクト18の排風口21a外
側に、排気ダクト19の脱臭部材を収容したゴムとか弾
力性に優れた部材からなる収容容器22の導入筒24を
嵌着することに構成されており、前記吸気,排気の各ダ
クト18,19は、図2,4,5に示すように、それぞ
れの支持部cをケーシング3,温風ユニット5に突設し
た所定の取付部dに止ねじを用いて螺着することにより
ケーシング3に固定支持されている。なお、温風ユニッ
ト5も図2,6に示すように、脱臭ユニット6と同様
に、ケーシング3に突設した取付部dに止ねじを用いて
止着されている。
【0036】また、収容容器22とダクト函25との固
定は、図5,14に示すように、収容容器22の周面に
設けた係止突起26を、ダクト函25の前記係止突起2
6と対応する位置に穿孔した係止孔27に係止させるこ
とにより、即ち、収容容器22を図14に示すように、
ダクト函25内に挿入し、係止突起26が係止孔27の
位置に対応すると、弾力性に富む係止突起26はダクト
函25の開口端に押圧されて少し撓み、係止孔27と合
致すると、弾性力により原状回復し、係止突起26が係
止孔27に掛止されることにより、収容容器22をダク
ト函25に抜脱不能に取付ける。脱臭部材18aの交換
等に当っては、係止突起26を脱臭部材18aに押圧し
て、突起26と係止孔27との掛止めを解くことによ
り、収容容器22はダクト函25から簡単に取外すこと
ができる。
【0037】更に、前記ダクト函25は、図1,3,1
0に示すように、収容容器22を挿着していない空函部
25a,ケーシング3に併設した図示しない操作部を取
付けるための袖部3aの後背部側(図3の左上方部)に
形成した凹陥部28の上部開口端に乗載し、その支持部
cをケーシング3の取付部dに止ねじを用いて止着する
ことにより、吸気ダクト18側と一体となしてケーシン
グ3に固定保持される。
【0038】なお、図10に示す29は、ケーシング3
の袖部3aの後背部に設けたダクト函25,空函部25
aを載置する凹陥部28下部の底面に複数条にわたり穿
設した排気口で、脱臭装置23にて脱臭した空気をケー
シング3外に排出する。また、前記ダクト函25の空函
部25aと袖部3aの凹陥部28との結合は、図11に
示すように、ダクト函25の空函部25a下端縁25a
1 が、凹陥部28上端縁28aにおいてその内側に係合
する係合突壁25a2 を設けてほぼ気密状態で嵌合支持
されているので、便器本体から吸引された臭気を含む空
気が、脱臭後においても湿気を含んでいた場合、前記結
合部の存在により、湿気はケーシング3内に侵入せず、
排気口29からケーシング3外に排出させることができ
るため、湿気を含む空気がケーシング3内に浸入するこ
とによって生じる弊害(結露の発生)を良好に解消する
ことができる。
【0039】次に図1,3,6に示す30,31は、温
風ユニット5,脱臭ユニット6の洗浄ノズル2側に位置
する端部に形成した第1,第2の防湿壁で、第1の防湿
壁30は温風ユニット5の温風排出ダクト11の前記洗
浄ノズル2側の端面において、傾斜面11aから平坦面
11bにかけて上方に突出させて形成されており、ま
た、第2の防湿壁31は脱臭ユニット6の吸気ダクト1
8の洗浄ノズル2と近接する端面において、吸気ダクト
18を構成する吸気壁体20の水平部aから垂直部bに
かけて形成されており、更に、前記吸気壁体20の垂直
部b端縁には、図1,4,6に示すように、洗浄ノズル
2と近接する位置において、前記吸気壁体20とコント
ローラ7との間に生じる空間を仕切るようにして第3の
防湿壁32が、吸気壁体20と一体的に形成されてい
る。
【0040】前記第1〜第3の防湿壁30〜32を形成
して、カバー体4をケーシング3に被せると、図1,
6,7に示すように、第1〜3の防湿壁30〜32の各
頂部は、それぞれカバー体4の前部側に存在する傾斜面
と相対応して近接し、あたかもケーシング3内を、洗浄
ノズル2を挟んで熱交換ユニット10を収容する部位
と、温風,脱臭ユニット5,6やコントローラ7を収容
する部位とを区画するように設けられている。
【0041】前記のように、ケーシング3内をその長手
方向において2分するように区画する防湿壁30〜32
を形成することにより、例えば、洗浄ノズル2から温水
を噴出して局部洗浄を行っている場合に生じる湯気等の
湿気が、ケーシング3の洗浄ノズル2近辺に開口してい
る排水路33(図2参照)からケーシング3内に浸入し
たとしても、前記第1〜3の防湿壁30〜32が存在す
ることによって、前記湿気が温風ユニット5,脱臭ユニ
ット6側に浸入し、これら部位に併存しているコントロ
ーラ7に悪影響を与えることを良好に抑制することが可
能となる。
【0042】しかも、ケーシング3の前部側(図1のケ
ーシング3の手前側)裏面に開口した空気の吸気口14
から前記湿気が浸入した場合においても、温風ユニット
5は区画壁11cによって温風排出ダクト11内が外部
と連通しない(温風排出口15は温風排出時以外は常時
開閉板16にて閉鎖されている)ように構成されてい
る。
【0043】このため、前記湿気は、吸気ダクト18と
連通する温風ユニット5の開口部13を通り、排気ダク
ト19を経てケーシング3の袖部3aに設けた排気口2
9から外部に排出されるため、湿気自体は、吸・排気ダ
クト18,19とケーシング3とに形成される空所(臭
気が通る空所)に浸入するものの、コントローラ7が存
在する部位等、各機能部が存在するケーシング3内に浸
入することはないため、湿気による弊害を良好に回避す
ることができる。即ち、図10,11に示すように、ケ
ーシング3袖部3aの凹陥部28上端に、ダクト函25
の空函部25a下端縁25a1 を乗載し、かつ、下端縁
25a1 に突設した係合突壁25a2 にて前記乗載部を
気密に封止しているため、排気ダクト19内から排出さ
れる脱臭空気がケーシング3内に浸入するのを確実に防
ぎ、湿気を含む空気がケーシング3内に浸入することに
よって生じる弊害を良好に回避することができる。
【0044】更に、熱交換ユニット10の貯湯タンク9
の表面に、貯湯タンク9の内,外温度差等によって結露
が生じた場合においても、前記結露によってケーシング
3内の温度が高くなった際、湿気を含む空気が温風ユニ
ット5側に流入しようとするのを前記防湿壁30〜32
により良好に防ぐことができる。
【0045】つづいて、脱臭ユニット6においては、脱
臭部材を収容した収容容器22が、ゴム等弾力性,緩衝
性に優れた部材にて形成されているため、脱臭ユニット
6や温風ユニット5を駆動させたとき、これらユニット
5,6の駆動手段を起動させると、各ユニット5,6を
構成するダクト部材は、大半が硬質の合成樹脂により形
成されて剛体化している。
【0046】このため、前記駆動手段を駆動させると、
駆動手段の振動がダクト部材に伝播し、騒音が発生す
る。この騒音は温風,脱臭の各ユニット5,6は内部が
空洞化している関係上、ダクト部材に振動が伝播する
と、振動によって生じる騒音が空洞内で共鳴し、騒音を
更に拡大することになり、使用者に騒音による不快感を
助長させることになる。
【0047】しかし、本発明においては、脱臭ユニット
6の吸気ダクト18と排気ダクト19との間に脱臭装置
23を介在させ、かつ、脱臭装置23の収容容器22自
体が、ゴム等弾力性,緩衝性に優れた材料で形成されて
いるため、前記振動によって生じる騒音は脱臭部材18
aを収容する容器22が緩衝材の役目を果すことによ
り、良好に吸収緩和することができる。また、脱臭ユニ
ット6の駆動中に流通する空気によって生ずる騒音は、
前記収容容器22が緩衝性のある部材で形成されている
ことと、脱臭部材18a内を通過することによって、吸
収・減音化されることができるので、即ち、脱臭装置2
3は、吸気,排気ダクト18,19のクッション材の役
目を果たしているため、脱臭ユニット6の駆動手段の駆
動やダクト内を流通する空気によって発生する騒音は良
好に抑制され、騒音により使用者に不快感を与えるとい
う問題を緩和することができる。
【0048】次に、脱臭ユニット6の吸気壁体20に
は、図2に示すように、コントローラ7と熱交換ユニッ
ト10に設けた電気関係部品とを接続するための電気配
線を整列させ、かつ、これを束ねた状態で掛止めする掛
止手段が形成されており、前記掛止手段は、図4に示す
ように、電気配線34を係合保持するための係合溝3
5,係止フック36,36aとによって構成されてい
る。
【0049】この結果、前記電気配線34は、図2に示
すように、係合溝35,係止フック36,36aに掛止
されることにより、吸気壁体20の上端と平行に束ねた
状態で掛止配線されて、熱交換ユニット10に設けた所
要電気関係部品に結線することができる。また、コント
ローラ7とケーシング3の袖部3aに取付けられる操作
部(図示せず)を電気的に接続する電気配線34aにつ
いても、前記電気配線34と同様に、結束した状態で整
列配線されている。
【0050】即ち、図2,5に示すように、脱臭ユニッ
ト6の排気ダクト19を構成するダクト函25の上面に
は、電気配線34aを整列させる案内片37,37a
と、前記電気配線34aを例えば、1列状態で押圧保持
する押圧バンド38と、押圧バンド38を係止するバン
ド止具39とが設けられている。
【0051】そして、電気配線34を配線する場合は、
例えば、一方を図示しない操作部に接続した電気配線3
4をコントローラ7の所定の接続位置に接続する場合、
図2に示すように、操作部側から引出された電気配線3
4aを案内片37,37aに係止させた状態で、図15
(a)に示すように押圧バンド38に係止し、押圧バン
ド38の先端をバンド止具39に掛止すると、電気配線
34aは図2に示すように、1列状態に整列されてコン
トローラ7側に導くことができる。即ち、美れいに整列
させてコントローラ7の所定接続位置に接続するもので
ある。
【0052】なお、前記電気配線34,34aは、その
大部分が両端部に接続コネクタを取付け、所定の電気関
係部品と接続する場合は、接続コネクタ自体を所定の電
気関係部品の接続具(ソケット)に差し込むことによ
り、所定の電気関係部品と接続することができるように
設けられている。このため、電気配線34,34aは、
これまでのように1本づつ接続する場合と異なり、あら
かじめ、配線長さを設定して複数本を同時接続できるよ
うになっているので、前記案内片37,37aをはじ
め、押圧バンド38,係止フック36,36aを用いる
ことにより、前記したように、個々にバラバラに配線す
ることなく、整列させた状態で、迅速・確実に配線作業
を行うことができる。しかも、各電気配線34,34a
は、前記のように、排気ダクト19の上面とか、吸気壁
体20の上端面等、ケーシング3内の狭隘な空間を利用
して配線することができ、かつ、配線のための配線スペ
ースを特別に必要としないので、利便である。
【0053】つづいて、洗浄水を熱交換ユニット10お
よび洗浄ノズル2の洗浄位置に通水させるバルブユニッ
ト8について説明する。前記バルブユニット8は、図1
に示すように、熱交換ユニット10の貯湯タンク9に洗
浄水を供給する主水路を開閉する主電磁弁40と、洗浄
ノズル2の洗浄位置(胴体)に洗浄水を供給するバイパ
ス水路を開閉する補助電磁弁41と、更に、停水時に水
路内を大気圧とするためのバキュームブレーカー42と
を具備して構成されている。
【0054】前記バルブユニット8の主電磁弁40に
は、貯湯ユニット9との間において、貯湯タンク9に洗
浄水を供給するための通水チューブ(図示せず)が接続
されており、補助電磁弁41には、図1に示すように、
洗浄ノズル2の先端を囲繞するノズル支持体2aの図示
しない排水口から洗浄ノズル2に向けて洗浄水を噴出さ
せるための給水チューブ43が、前記ノズル支持体2a
との間において接続されている。また、バルブユニット
8のバキュームブレーカー42には、バルブユニット8
に通水される洗浄水の給水圧力が設定値以上となった場
合、給水圧力を低下させる目的で洗浄水の一部を排水さ
せるための排水チューブ44が接続されており、この排
水チューブ44の先端(排水端)は、図2に示すよう
に、ケーシング3に設けた温風ユニット5側の排水路3
3に開放している。
【0055】そして、前記給水チューブ43と排水チュ
ーブ44は、図2,9に示すように、温風ユニット5の
温風排出ダクト11傾斜面11aの下部側において形成
した、前記両チューブ43,44を温風ユニット5に平
行に挟持して配設する長片,短片の各挟持片e,f間、
および長片側の挟持片eに設けたチューブ係止用の係合
凹部gに、係合支持された状態で揺動不能に挟持されて
いる。
【0056】前記給水,排水の各チューブ43,44
は、各挟持片e,f間に揺動不能に挟持されているの
で、洗浄水の通水に際し水圧等の変化により揺動するこ
とがないため、洗浄水を良好に洗浄ノズル2の所定個所
に噴射することができる。また、不用な洗浄水は確実に
排水路33に排水でき、ケーシング3内を水浸しにする
ことは全くない。
【0057】図8,9において、46,46aは保護壁
を示し、コントローラ7を構成する電子回路部品を、商
用電源を介して印加される雷サージ電圧等の異常電圧
(過電圧)から保護するための手段として、前記コント
ローラ7の電子回路部品を実装したプリント基板47に
取付けたサージ吸収器48が、異常電圧の印加によって
破壊(破裂)現象が生じた場合、高温化しているサージ
吸収器48の外装材の破片が周辺に配線されている電気
配線等可燃性の部材に付着したりすると、電気配線の場
合被覆が溶けてショートし、熱交換ユニット10や温風
ユニット5等所要機能部の機能が損なわれるのを防ぐた
めに設けられている。
【0058】前記保護壁46,46aは、温風ユニット
5の平坦面11b後背部(図3,9参照)に所定の間隔
を空けて一対形成されており、この保護壁46,46a
間の空所46bには、コントローラ7と熱交換ユニット
7の各電気関係部品とを接続する電気配線34bが適宜
束ねた状態で介挿保持されている。
【0059】このように、保護壁46,46aを図8に
示すように、サージ吸収器48に対向して形成すること
により、前記サージ吸収器48が異常電圧の印加によっ
て万一破損したとしても、前記一対の保護壁46,46
aの存在により、高温化した破片が電気配線等の可燃物
に飛散するのを受止め、サージ吸収器48が可燃物に付
着することによって生じる弊害を確実に回避することを
可能とした。
【0060】また、電気配線34bは一対の保護壁4
6,46a間の空所46bを利用して配線することがで
きるので、配線スペースを特別に必要とせず、しかも、
保護壁46,46a自体も温風ユニット5の平坦面11
bの空所を利用して設けることにより、サージ吸収器4
8と対応させてサージ吸収器48の異常状況に即応で
き、この結果、可燃物に対する損傷を良好に阻止するこ
とはもとより、狭隘なスペースの有効利用が図れ、各機
能部のコンパクト化と効率的な配置を可能とした。
【0061】図22に示す50は、ケーシング3の温風
排出口15下側に開口した空気の吸気口14を閉鎖する
閉鎖板で、衛生洗浄装置1において例えば、脱臭ユニッ
ト6を具備させない場合は、吸気口14は不用となるた
め吸気口14を閉鎖して塵埃等がケーシング3内に侵入
するのを防ぐものである。
【0062】一方、脱臭ユニット6を併設する場合は、
前記吸気口14に図21に示すようにフィルタ51を装
着し、前記同様塵埃の侵入を抑えるようにしている。こ
のように、吸気口14にフィルタ51あるいは閉鎖板5
0を取付けるということは、衛生洗浄装置1自体種々の
機能を持たせたものを数種類製造する場合、それぞれ機
能部が異なる毎に衛生洗浄装置1を個々に設計し製造す
ることは非常に不経済である。
【0063】このため、本発明においては、衛生洗浄装
置1において、その機能を最低限果すことができるとい
う基本的な機能部を共通化して設計し、付属的な機能を
付加する場合は、あらかじめ、付加する機能部を設置す
るスペースを事前に準備しておくことにより、衛生洗浄
装置1は基本的な機能部を備えたものをあらかじめ製造
することができるので、非常に経済的である。前記図2
2においても、脱臭ユニット6を必要としない機種にお
いては、吸気口14を閉鎖すればよく、逆に、脱臭ユニ
ット6を具備した機種であれば、フィルタ51を吸気口
14に取付ければよいため、衛生洗浄装置1は、機種毎
に設計する必要は全くないので、経済的に、かつ、効率
的な製造が可能となり利便である。
【0064】次に動作について説明する。衛生洗浄装置
1の組立に際しては、ケーシング3上において、図1の
右側に熱交換ユニット10関連の貯湯タンク9や電気関
係部品の組付けを行う。一方、ケーシング3の長手方向
(図1の左右方向)のほぼ中央部には洗浄ノズル2を取
付ける。そして、前記洗浄ノズル2を間にして熱交換ユ
ニット10と反対側の位置となるケーシング3(図1の
左側)には、温風ユニット5と、この温風ユニット5の
平坦面11bからケーシング3の袖部3aにかけて配置
した脱臭ユニット6と、貯湯タンク9等洗浄水を必要と
する部位に給水可能に配管したバルブユニット8と、更
に、脱臭ユニット6の後背部(図1の上方部)に取付け
た温風ユニット5等各機能部を駆動制御するコントロー
ラ7と、袖部3a上において、前記各種機能部を操作す
る図示しない操作部を取付ける。
【0065】ケーシング3に所要の機能部を設置し、コ
ントローラ7と各機能部および各機能部同士等を電気配
線34〜34bに配線接続した後、カバー体4を被着す
ることにより、組立作業を終了する。このあと、衛生洗
浄装置1は、図示しない便座を開閉自在に取付け、便器
本体に装着して使用者の使用に供する。なお、脱臭ユニ
ット6を必要としない場合、衛生洗浄装置1は、ケーシ
ング3下部の吸気口14を閉鎖板50により閉鎖し、湿
気が吸気口14からケーシング3内に侵入するのを防
ぎ、逆に、脱臭ユニット6を必要とするときは、吸気口
14にフイルタ51を取付けて塵埃の侵入を防ぐように
する。
【0066】衛生洗浄装置1の使用に際しては、バルブ
ユニット8を操作して貯湯タンク9に水道水を通水し、
電気ヒータへの通電により所定温度に加熱して局部洗浄
に備える。そして、使用者が用足し後において局部洗浄
を行う場合は、操作部の所定のスイッチ(例えば、洗浄
スイッチ)を投入する。この場合、使用者が図示しない
便座に着座すると、コントローラ7はこれを検知し、前
記コントローラ7からの指令信号により脱臭ユニット6
は駆動を開始する。
【0067】前記操作部の洗浄スイッチを投入すると、
バルブユニット8の主,補助電磁弁40,41が開放さ
れ、主電磁弁40の開放により洗浄水は貯湯タンク9に
流入される。また、補助電磁弁41の開放によって、洗
浄水は給水チューブ43に給水され、給水チューブ43
の先端を取付けたノズル支持体2aの図示しない排水口
から、洗浄ノズル2の先端に向けて洗浄水を噴射する。
なお、主電磁弁40の開放により貯湯タンク9に洗浄水
は流入するが、洗浄ノズル2に設けた流量調節弁は、洗
浄ノズル2を洗浄している間は開放されないので、この
時点で温水は洗浄ノズル2から噴出しない。
【0068】前記洗浄水の噴射と同時に、洗浄ノズル2
に取付けたノズル駆動モータ(図示せず)がコントロー
ラ7からの指令信号にて起動し、駆動機構(本例では、
図2に示す駆動ベルト2b)を介して前記洗浄ノズル2
を便器本体内に繰出す。洗浄ノズル2は、その繰出途中
において、給水チューブ43から通水されノズル支持体
2aの排水口から噴射される洗浄水により、胴部を清浄
に洗浄されながら便器本体内に伸出する。
【0069】洗浄ノズル2が便器本体内に所定の長さ伸
出すると、補助電磁弁41,洗浄ノズル2の駆動モータ
は、コントローラ7からの指令信号にて駆動を停止し、
洗浄水の噴射を中止するとともに、洗浄ノズル2の伸出
駆動を一旦停止させる。洗浄ノズル2が定量伸出される
と、洗浄ノズル2に取付けた流量調節弁(図示せず)が
コントローラ7からの指令信号にて開放され、貯湯タン
ク9内の温水は、主電磁弁40の開放によって通水され
る洗浄水によって、図1に示す洗浄ノズル2と貯湯タン
ク9とをフレキシブルに接続する注湯チューブ2cを介
して貯湯タンク9から洗浄ノズル2側に押し出され、洗
浄ノズル2の先端に開口された噴出口(図示せず)から
噴出し局部洗浄を行うものである。
【0070】なお、温水を洗浄ノズル2から噴出させて
局部洗浄を行う場合、バルブユニット8に流入する洗浄
水の流入圧力が設定圧力以上である場合、バキュームブ
レーカー42が開放され、洗浄水の一部を排水チューブ
44から排水路33に排水し、流入する洗浄水の給水圧
力を減殺させ、貯湯タンク9に負担が加わるのを阻止す
るようにしている。しかも、前記給水,排水の各チュー
ブ43,44は、温風ユニット5の温風排出ダクト11
の傾斜面11aに設けた係合凹部g,挟持片e,f(図
9参照)に揺動することなく係止・挟持されているの
で、洗浄水の噴出圧が変化しても良好に保持でき、洗浄
水の通水を円滑に行うことができる。
【0071】前記局部洗浄中において、温水を噴出させ
ることによって便器本体内で湯気が発生し、それがケー
シング3の排水路33からケーシング3内に浸入する場
合がある。しかし、ケーシング3内は、前記洗浄ノズル
2に近接して温風ユニット5,脱臭ユニット6の端部に
設けた防湿壁30〜32によって区画されているので、
前記湯気が排水路33を通ってケーシング3内に仮に浸
入したとしても、前記防湿壁30〜32により、図1,
6に示すように、カバー体4内周面との間が狭隘となっ
ているため、コントローラ7を収容するケーシング3側
は、前記防湿壁30〜32に区画されており、湯気等湿
気の浸入を良好に抑制することができるものである。
【0072】しかも、前記コントローラ7は、図1,6
に示すように、前記防湿壁30〜32の他に温風ユニッ
ト5,脱臭ユニット6の各壁体や駆動源(送風機12,
脱臭送風機17)等によって囲繞されているので、電子
部品が湯気の浸入や貯湯タンク9の結露等によってケー
シング3内の湿度が上昇しても、防湿壁30〜32等の
存在により、湿気による悪影響を回避し、湿気による弊
害によってコントローラ7が損傷するといった問題の解
消を可能とした。
【0073】次に、前記温水を噴出させて局部の洗浄を
行っているとき、便器本体の臭気を脱臭するために脱臭
ユニット6は駆動している。この際、脱臭ユニット6に
よって脱臭される空気は、局部洗浄中においても便器本
体内の臭気(空気)を吸気口14より吸入し、吸気ダク
ト18から脱臭装置23に進入して脱臭され、脱臭され
た空気は、排気ダクト19のダクト函25を通ってケー
シング3の袖部3aに開口する排気口29からケーシン
グ3外に排気される。
【0074】この際、脱臭ユニット6によって脱臭され
る臭気は、温水により局部を洗浄している間も脱臭ユニ
ット6内に吸入されるため、当然多量の湿気を含んでい
ることになる。この湿気を多量に含む臭気は、吸気ダク
ト18を通り脱臭装置23にて脱臭され、前記臭気を脱
臭した空気は湿気を含んだまま排気ダクト19内を流通
することになるが、前記吸気ダクト18,排気ダクト1
9は、臭気や湿気がダクト18,19からケーシング3
内に漏出しないように形成されているとともに、特に、
排気ダクト19のダクト函25を、ケーシング3の排気
口29を有する袖部3aの後部の凹陥部28に取付ける
場合は、前記湿気を含む空気がケーシング3内に漏出し
ないように、係合突壁25a2 を特別に形成して漏出対
策が施されているので、局部洗浄中における臭気の脱臭
処理は、湿気に妨げられることなく円滑に行うことがで
きる。
【0075】また、前記脱臭処理中、脱臭送風機17の
運転により、振動が吸気ダクト18から排気ダクト19
側に伝播されて騒音を発生することになるが、本発明
は、脱臭部材を収容した収容容器22が、ゴム等弾力性
及び緩衝能力に優れた部材にて形成されているので、前
記吸気ダクト18に伝播される振動を吸収して排気ダク
ト19側に伝播されるのを極力抑制するように構成され
ているため、脱臭ユニット6の運転中、脱臭送風機17
の振動が吸気ダクト18,排気ダクト19に伝播し、か
つ、各ダクト18,19が空洞となっていることにより
共振し騒音を拡大させることになるが、前記収容容器2
2が緩衝的な役割を果すことになる結果、振動に伴う騒
音発生を大幅に抑制することが可能となり、衛生洗浄装
置1の使用中における不快な騒音発生を円滑に軽減する
ことが可能となる。
【0076】なお、温水による局部洗浄が終了すれば、
洗浄ノズル2は原位置に戻る。この際、給水チューブ4
3を通して洗浄水が洗浄ノズル2に噴射され、洗浄ノズ
ル2の胴部を洗浄する。局部洗浄後は温風ユニット5を
操作部にて駆動し、温風を温風排出口15から噴射し局
部を乾燥させる。この場合、必要に応じて脱臭ユニット
6を一時停止させ、温風ユニット5のみを駆動して温風
乾燥を優先し、温風乾燥が終了したら改めて脱臭ユニッ
ト6を駆動するようにしてもよい。
【0077】更に、本発明においては、コントローラ7
と図示しない操作部とを接続する電気配線34,34a
は、脱臭ユニット6の吸気壁体20に設けた係止フック
36,36aや、ダクト函25の上面に設けた押圧バン
ド38を利用して収束した状態で、1列等に整列させて
配線するように構成されているため、各電気配線34,
34aは、ケーシング3内の空所を利用して各機能部の
設置を妨げることなく、整然と配線することができるの
で、コントローラ7,温風ユニット5等各機能部の組立
作業を円滑に行うことができる。しかも、電気配線3
4,34aは、係止フック36,押圧バンド38等の係
止手段によって乱雑となることなく、複数本を整列した
状態で係止させて配線することができるので、配線作業
自体も簡易に、かつ、迅速・確実に行うことができる。
【0078】また、コントローラ7の電子部品を実装し
たプリント基板47に取付けたサージ吸収器48につい
ては、異常電圧の印加等によって万一破損した場合、そ
の破損した高温の外装品の破片等が可燃性部品に付着す
ることにより、各機能部の機能が損なわれるのを温風ユ
ニット5に設けた保護壁46,46aにより受止めるこ
とにより、破損に伴う損害を最小限に抑制できるように
構成されているため、サージ吸収器48が破損すること
自体は機能部を保護するという点から必要であるもの
の、サージ吸収器48の破損によって2次被害が生じる
のは、前記保護壁46,46aの設置によって確実に防
ぐことができるため、狭隘な空間の有効利用と相まっ
て、サージ吸収器48の破損に伴う2次的損害を良好に
回避することができる。しかも、保護壁46,46aの
間には、空所46bが形成されているので、この空所4
6bを利用することにより、電気配線34bを安全に、
かつ、効率よく配線することができるという利点もあ
る。
【0079】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、温風ユ
ニットの温風排出ダクトの上に脱臭ユニットの吸気ダク
トを乗載し、前記各ダクトの洗浄ノズル側に隣接する端
部に、カバー体をケーシングに被着したとき、前記洗浄
ノズルと温風・脱臭ユニットとの間を区画する防湿壁を
形成したので、前記温風・脱臭ユニット側に配置したコ
ントローラを外部等から浸入する湿気による弊害から良
好に保護することができる。また、温風ユニット上の空
間を有効利用して脱臭ユニットを設置するように構成し
たので、ケーシング内の空所を利用して各機能部を効率
的に配置することが可能となり、衛生洗浄装置をコンパ
クトに製作することができる。
【0080】本発明は、脱臭ユニットを構成する吸気ダ
クトと排気ダクトとの間に脱臭部材を収容した容器を弾
力性に優れた材料にて形成するようにしたので、各ダク
トに伝播される振動を吸収し、ダクト内において伝播す
る振動が共振して騒音が発生するという問題を良好に抑
制し、これにより、使用者は脱臭ユニットの運転により
発生する騒音に妨げられることなく、衛生洗浄装置を快
適に使用することができ利便である。
【0081】更に、本発明においては、コントローラと
各機能部とを電気的に接続する配線を各機能部に設けた
係止手段を有効活用して、整列状態に束ねて各機能部の
空所に沿って係止させながら順次配線するように構成し
たので、電気配線の接続作業を効率的に、かつ、各機能
部間の空所を有効利用して簡易に、かつ、正確に配線で
きるので、電気配線の結線作業を迅速・容易に行うこと
ができる。
【0082】更に、また本発明においては、コントロー
ラに使用する電子部品が破損した場合、破片の飛散を防
ぐ保護壁を形成して、破片の飛散に伴う弊害を解決する
とともに、前記保護壁による空所を活用して電気配線を
前記破片による弊害を回避して配線することができるよ
うにしたので、電気配線を安全に、かつ、効率よく行う
ことができるという利点もある。
【0083】その上、本発明においては、洗浄ノズルを
洗浄する洗浄水を給水するチューブや水道圧が設定圧以
上となった場合、水道水を捨水する排水チューブは、電
気配線と同様に、温風ユニットの空所を利用して係止手
段により揺動不能に係止させてあるため、洗浄水の流出
に伴いチューブが揺動して洗浄水がケーシング内の排水
路以外に排水するという問題も解決するようにしたの
で、洗浄水の排水により電気部品に悪影響を与えるとい
う問題も確実に解決し、衛生洗浄装置を快適に使用でき
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生洗浄装置の内部状況を示す斜視図
である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】脱臭ユニットを除去した状態を示す衛生洗浄装
置の斜視図である。
【図4】脱臭ユニットの吸気ダクト側を示す斜視図であ
る。
【図5】同じく排気ダクト側を示す斜視図である。
【図6】本発明の衛生洗浄装置の要部を切欠いて示す斜
視図である。
【図7】同じく衛生洗浄装置の要部を示す縦断側面図で
ある。
【図8】同じく衛生洗浄装置において、コントローラと
温風ユニットとの取付関係を示す要部切欠縦断面図であ
る。
【図9】衛生洗浄装置の後背部例を示す斜視図である。
【図10】排気ダクトの要部切欠縦断面図である。
【図11】図10のP部分を拡大して示す断面図であ
る。
【図12】排気ダクトの平面図である。
【図13】同じく排気ダクトの側面図である。
【図14】脱臭装置の要部を縦断して示す断面図であ
る。
【図15】(a)は、電気配線を押圧バンドに通した状
態を示す説明図で、(b)は電気配線の押圧バンドにて
係止している状態を示す説明図である。
【図16】吸気ダクトの正面図である。
【図17】同じく吸気ダクトの背面図である。
【図18】吸気ダクトの平面図である。
【図19】吸気ダクトの側面図である。
【図20】ケーシングの底面を示す斜視図である。
【図21】ケーシングに開口した吸気口にフィルタを取
付けた状態を示す要部斜視図である。
【図22】同じく、吸気口を閉鎖板にて閉鎖した状態を
示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 衛生洗浄装置 2 洗浄ノズル 3 ケーシング 4 カバー体 5 温風ユニット 6 脱臭ユニット 7 コントローラ 8 バルブユニット 9 貯湯タンク 10 熱交換ユニット 11 温風排出ダクト 14 空気の吸気口 18 吸気ダクト 19 排気ダクト 20 吸気壁体 25 ダクト函 30〜32 防湿壁 34〜34b 電気配線 36,36a 係止フック 43 給水チューブ 44 排水チューブ 47 プリント基板 48 サージ吸収器 50 閉鎖板 51 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 良祐 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 水野 雅一 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 (72)発明者 森 秀和 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内 Fターム(参考) 2D038 BB18 JA00 JC01 JC15 JF00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器本体の上面背後部に取付けられ、人
    体の局部を温水にて洗浄する洗浄機能部、洗浄した局部
    を温風にて乾燥する乾燥機能部、便器本体内の臭気を脱
    臭する脱臭機能部等をケーシングに収容して構成した衛
    生洗浄装置において、前記洗浄機能部の側方に乾燥機能
    部若しくは脱臭機能部を配置し、前記乾燥機能部若しく
    は脱臭機能部の側面に前記洗浄機能部とを区画する防湿
    壁を形成したことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングに、前記乾燥機能部を下
    段に配置し、上段には脱臭機能部を前記乾燥機能部の上
    部に配置し、前記防湿壁を、カバー体を前記ケーシング
    に被着したとき、前記洗浄機能部の洗浄ノズルと前記乾
    燥・脱臭の各機能部との間を区画するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記脱臭機能部は、乾燥機能部下部のケ
    ーシングに開口した空気の吸気口と連通して乾燥機能部
    にその温風排出ダクトと区画して形成した吸気ダクト
    と、便座側方の袖部に開口した脱臭空気の排気口と連通
    し、かつ、前記吸気ダクトとは脱臭装置を介挿して連通
    する排気ダクトとを具備して乾燥機能部の上部に取付け
    たことを特徴とする請求項1,2記載の衛生洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記乾燥機能部は、前記脱臭機能部の吸
    気ダクトと併設して温風排出ダクトを備え、この温風排
    出ダクトの前面下部に、洗浄ノズルの先端等を洗浄する
    洗浄水の給水チューブと、バキュームブレーカーからの
    溢流水を便器本体に流下する排水チューブとを脱落不能
    に配管支持する係合支持手段を具備して形成したことを
    特徴とする請求項1,2記載の衛生洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記脱臭機能部に具備した脱臭装置は、
    脱臭部材を収容したゴム等弾力性に富む部材からなる収
    容容器を、一方の開口端を吸気ダクトに嵌合し、他方の
    開口端を排気ダクトに着脱自在に支着して取付けるよう
    にしたことを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記脱臭機能部の吸気ダクトの上端に
    は、電気配線を前記吸気ダクトの壁面に沿って単独、あ
    るいは、束ねた状態で係脱自在に掛止する掛止手段を備
    えたことを特徴とする請求項3または5記載の衛生洗浄
    装置。
  7. 【請求項7】 前記乾燥機能部の温風排出ダクトの後背
    部上端には、コントローラを構成する電子回路部品とと
    もにプリント基板に実装したサージ吸収器の保護壁を一
    対所定の間隔を空けて形成したことを特徴とする請求項
    4記載の衛生洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の保護壁間に、コントローラか
    ら延出する電気配線を介挿し、前記保護壁間において電
    気配線を束ねた状態で整列配線させたことを特徴とする
    請求項7記載の衛生洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記脱臭機能部の排気ダクトには、排気
    口と連通する便座袖部の開口部と気密に結合する結合壁
    を形成したことを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装
    置。
  10. 【請求項10】 ケーシングに開口されて前記脱臭機能
    部の吸気ダクトと連通する空気の吸気口は、必要に応じ
    てフィルタ、あるいは、閉鎖板を取外し自在に具備した
    ことを特徴とする請求項3記載の衛生洗浄装置。
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