JP4744252B2 - 衛生洗浄便座装置 - Google Patents
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Description
上ケースと下ケースとを有する筐体を備え、
前記筐体は、
洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに供給される温水を生成するための熱交換ユニットと、を内蔵する本体部と、
複数のスイッチを配設したスイッチ基板を内蔵する袖部と、
前記本体部と前記袖部との間に設けられ、前記本体部と前記袖部との間の雰囲気の流通を遮断する遮断部と、
を有し、
前記遮断部は、前記上ケースから前記下ケースに向けて延設された上リブと、前記上リブよりも前記袖部の側において前記下ケースから前記上ケースに向けて延設された下リブと、前記上ケースと前記下リブの先端との間に介在した充填材と、を有することを特徴とする衛生洗浄便座装置が提供される。
図1は、本発明の実施の形態の衛生洗浄便座装置を上方から眺めた模式平面図である。 本実施形態の衛生洗浄便座装置は、便器の上部後方に設置される本体部200と、その側面から前方に延在した袖部300と、を有する。また、本体部200には便座400が開閉自在に取り付けられ、さらにその上に図示しない便蓋が設けられることもある。
すなわち、本体部200において図示しない洗浄ノズルを温水で洗浄した場合など、本体部200の中に湿潤空気が発生する。この湿潤空気600は、発生源すなわち洗浄ノズルの位置から鉛直上方に上昇し、天井面に沿って本体部200の中を対流する。そして、袖部300との遮断部100に到達する、しかし、遮断部100では、下リブ120と充填材130とが圧接密着しているので、湿潤空気600が袖部300に侵入する隙間はない。また仮に下リブ120と充填材130との間に僅かな隙間があるような場合でも、そのすぐ手前に上リブ110が近接して延設され、湿潤空気600の侵入を抑制している。従って、湿潤空気600の袖部300への侵入を阻止できる。
このように、本実施形態によれば、下リブ120と充填材130の手前に上リブ110を延設することにより、本体部200において生ずる湿潤空気600も結露700も遮断し、袖部300への侵入を確実に阻止することができる。その結果として、袖部300に設置するスイッチ基板などの電気部品に対して防湿処理を施す必要がなくなり、構造を簡略化できるとともに、材料コストや製造コストを下げることができる。
図4は、本実施形態の衛生洗浄便座装置の具体例を表す斜視図である。
本具体例の衛生洗浄便座装置も、洗浄ノズルなどが内蔵された本体部200と、その側面から前方に延出した袖部300とを有する。また、便座400の上には便蓋500が開閉自在に設けられている。袖部300には、洗浄スイッチをはじめとする各種の操作スイッチ320が設けられている。
図1乃至図3に関して前述したように、本実施形態においては、袖部300の電気部品に防湿処理を施す必要がないため、その構造を簡略化できる。その結果として、袖部300の厚みが薄く、コンパクトでデザイン的に優れた衛生洗浄便座装置を提供できる。
本体部200には、便座400及び便蓋500を開閉支持するヒンジ部210、使用者を検知する着座センサ220、使用者のおしりを乾燥させる温風吹き出し口230、洗浄ノズルの進出口240、便座400に接続された暖房ヒータ用配線270などが設けられている。
本体部200の中央には、洗浄ノズル252が収容され、その先端付近には、ノズル洗浄室254が設けられている。その右側には、洗浄ノズル252に温水を供給する熱交換ユニット250が設けられている。なお、温水を形成する機構としては、タンク内に貯留した水を加熱保持するいわゆる「貯湯式」でもよく、あるいは洗浄水を流す時に瞬間に加熱する「瞬間式」でもよい。
また、図8は、組み立てた状態の遮断部100を表す一部切断図である。
すなわち、これらの図は、袖部300を切断して遮断部100を眺めた模式図である。
なお、図7及び図8においては、本体部200の下ケース20の側面から袖部300の下側に向けて設けられた給水口262及び電源コード280が表されている。また、本体部200の下ケース20の下方には、水抜き弁264が設けられている。なお、給水口262や電源コード280を下ケース20の側面ではなく、底面に設けてもよい。
図9は、本具体例の衛生洗浄便座装置を上方から眺めた平面図である。
また、図10乃至図14は、それぞれ、図9のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E線断面図である。
まず、図10について説明する。
図2に関して前述したように、遮断部100には、上リブ110、下リブ120、充填材130が設けられている。ここで、上リブ110と下リブ120は、それぞれ上ケース10、下ケース20と一体成型された樹脂からなり、その厚みは1.5ミリメータ程度とすることができる。また、充填材130としては、例えば、無負荷状態での厚みが5ミリメータのポリウレタン製の独立気泡タイプのパッキンを用いることができる。この時、上ケース10と下ケース20とを組み合わせて下リブ120を圧接した状態での圧縮量は、40パーセント程度とすることができる。つまり、組み立てた状態において、下リブ120と上ケース10Sの間に圧縮された充填材130の厚みを3ミリメータ程度とすることができる。このようすると、上ケース10や下ケース20の樹脂成形に伴って生ずる各部の寸法誤差を吸収しつつ、下リブ120を充填材130に常に圧接させて変形密着させることができる。
すなわち、上リブ110と下リブ120にそれぞれ設けられた切り欠きの部分に圧接支持されたブッシュ140により配線経路が形成されている。そして、この配線経路を介してハーネス290が配線されている。ハーネス290の一端は、コネクタ342を介してスイッチ基板340に接続されている。また、ハーネス290の他端は、本体部200に設けられてた図示しない制御基板に接続されている。弾性材料からなるブッシュ140を上リブ110、下リブ120、充填材130でそれぞれ圧接支持することにより、湿気に対する密閉性を維持しつつ、ハーネス290のための配線経路を確保できる。
図8にも表したように、電源コード280は、本体部200の下ケース20の側面(あるいは底面でもよい)から取り出されている。このように、電源コード280を本体部200から取り出せば、遮断部100を貫通させる必要がないため、配線が容易となり、袖部300への湿気の侵入をより確実に防止できる。また、袖部300の下側において電源コード280を取り出すようにしているので、衛生洗浄便座装置の通常の使用態様において電源コード280は使用者にとって目立ちにくくなり、デザイン的にすっきりとした外観が得られる。
袖部300の中には、長手方向にスイッチ基板340が内蔵されている。本実施形態によれば、遮断部100を設けることにより、このスイッチ基板340に防湿処理を施す必要がなくなる。その結果として、ポッティング材料のコストや製造コストを下げることができる。また、厚みもコンパクトにでき、デザイン的にも優れた衛生洗浄便座装置を提供できる。
すなわち、図6に関して前述したように、本体部200の中央付近には、洗浄ノズル252が設けられ、洗浄室254において水や湯による洗浄が実施される。この時、水分を含んだ湿潤空気が本体部200の中を対流する。
これに対して、図14(a)に表したように遮断部100を設けることにより、湿潤空気600の袖部300への侵入を確実に阻止できる。また、この時、本体部200の内壁面に生じた結露700の袖部300への侵入も確実に阻止できることは、図2及び図3に関して前述した通りである。
すなわち、下ケース20には、電源コード280を取り出すための開口282が形成されている。電源コード280はこの開口282を介して外部に配線される。そして、アース線もまた、この開口282を介して外部に導出される。
グラウンドブロック286を固定ネジ288により取り付けた状態において、交流100ボルトの電源コードは、切り欠き283から本体部200の中に導入され図示しない電源部に接続される。
20 下ケース
100 遮断部
110 上リブ
110C 切り欠き
120 下リブ
120C 切り欠き
130 充填材
140 ブッシュ
200 本体部
210 ヒンジ部
220 着座センサ
230 吹出口
232 温風ユニット
234 吸気口
240 進出口
250 熱交換ユニット
252 洗浄ノズル
254 ノズル洗浄室
260 水路制御部
262 給水口
264 水抜き弁
270 暖房ヒータ用配線
280 電源コード
282 開口
283 切り欠き
284 アース線ガイド突起
286 グラウンドブロック
288 固定ネジ
290 ハーネス
292 アース線
300 袖部
320 操作スイッチ
340 スイッチ基板
342 コネクタ
350 通気用開口
400 便座
500 便蓋
600 湿潤空気
700 結露
Claims (6)
- 上ケースと下ケースとを有する筐体を備え、
前記筐体は、
洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルに供給される温水を生成するための熱交換ユニットと、を内蔵する本体部と、
複数のスイッチを配設したスイッチ基板を内蔵する袖部と、
前記本体部と前記袖部との間に設けられ、前記本体部と前記袖部との間の雰囲気の流通を遮断する遮断部と、
を有し、
前記遮断部は、前記上ケースから前記下ケースに向けて延設された上リブと、前記上リブよりも前記袖部の側において前記下ケースから前記上ケースに向けて延設された下リブと、前記上ケースと前記下リブの先端との間に介在した充填材と、を有することを特徴とする衛生洗浄便座装置。 - 前記上リブ及び前記下リブは、それぞれ切り欠き部を有し、
前記上リブに設けられた前記切り欠き部と前記下リブに設けられた前記切り欠き部とにより固定されたブッシュを介して電気配線が前記遮断部を貫通してなることを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄便座装置。 - 前記袖部において、前記下ケースに通気用開口が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄便座装置。
- 前記本体部において、前記下ケースに電源コード取り出し用の開口が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄便座装置。
- 前記電源コード取り出し用の開口は、前記袖部の下方に設けられたことを特徴とする請求項4記載の衛生洗浄便座装置。
- 前記電源コード取り出し用の開口の近傍において、前記下ケースにアース線ガイド突起が設けられたことを特徴とする請求項4または5に記載の衛生洗浄便座装置。
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