JPH0934132A - 水なし平版印刷版の染色液および染色方法 - Google Patents

水なし平版印刷版の染色液および染色方法

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JPH0934132A
JPH0934132A JP18558995A JP18558995A JPH0934132A JP H0934132 A JPH0934132 A JP H0934132A JP 18558995 A JP18558995 A JP 18558995A JP 18558995 A JP18558995 A JP 18558995A JP H0934132 A JPH0934132 A JP H0934132A
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1)で示されるRが分岐した構造のアニ
オン性界面活性剤を含有することを特徴とする水なし平
版印刷版の染色液。 R−O−M−X 式(1) (ここでRは炭素数3〜30の分岐した構造のアルキル
基またはアルケニル基を示す。Mはエチレンオキサイド
単位および/またはプロピレンオキサイド単位の繰り返
しを示し、繰り返し数は0〜30である。Xは−SO3
Na、−SO3 NH4 、−PO3 Na2 、−COONa
または−COOKを示す。) 【効果】 経時による染色濃度低下やヘドロの発生や泡
立ちの発生が少なく、安定した検版性に優れた水なし平
版印刷版を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水なし平版印刷版の染
色液およびを染色方法に関し、特に水なし平版印刷版の
画線部の染色において、経時による染色濃度低下やヘド
ロの発生や泡立ちの発生が少なく、安定した検版性に優
れた水なし平版印刷版を得る染色液および染色方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】水なし平版印刷とは、画線部と非画線部
とを基本的にほぼ同一平面に存在させ、画線部をインキ
受容性、非画線部をインキ反撥性として、インキの付着
性の差異を利用して、画線部のみにインキを着肉させた
後、紙等の被印刷体にインキを転写して印刷をする平版
印刷方法において、非画線部がシリコーンゴム、含フッ
素化合物などのインキ反撥性を有する物質からなり、湿
し水を用いずに印刷可能であるような印刷方法を意味す
る。
【0003】ところで、この水なし平版印刷版として、
実用上優れた性能を有しているものとしては、インキ反
撥性層としてシリコーンゴム層を用いたもの、例えばポ
ジティブワーキング用としては、特公昭54−2692
3号や特開昭60−21050号公報などが、またネガ
ティブワーキング用としては特開昭55−59466号
公報や特開昭56−80046号公報などがある。
【0004】これらの水なし平版印刷版は、通常ポジテ
ィブフィルムもしくはネガティブフィルムを通して、活
性光線により露光される。そして、その後、現像処理さ
れることにより、画線部に対応したシリコーンゴム層の
みが剥ぎ取られ、感光層が露出し、インキ着肉性の画線
部となる。
【0005】これらの水なし平版印刷版は、自動現像機
等を用いて現像中もしくは現像後に、現像の終点を判別
するために、すなわち検版性を向上させる目的から、通
常、画線部を染色することが行われている。これらの染
色には、通常、染料を含む染色液を散布又は浸漬させ、
画線部のみを染色する方法が用いられている。
【0006】このような染色液としては、塩基性染料、
分散染料、酸性染料のうちから選ばれる少なくとも1種
を、水、アルコール類、ケトン類、エーテル類などの単
独または2種以上の混合溶媒に溶解または分散したもの
が用いられる。また、染色性を向上させるために、有機
酸、無機酸、アミン類、界面活性剤、染色助剤などが加
えられている。
【0007】しかしながら、このような染色液は、自動
現像機等を用い、多量処理を行なった場合、染色液中の
染料を主とするヘドロが発生し、水なし平版印刷版の表
面や裏面や自動現像機の槽中に付着して汚れが発生し、
さらに画線部の染色濃度が低下するという問題がある。
【0008】このようなヘドロの発生を防止するために
は、ヘドロの溶媒への溶解性を高めるために有機溶剤、
界面活性剤の選択および含有量を増すことが効果的であ
る。
【0009】しかしながら、特開平3−129350
号、特開平3−287164号、特開平4−51044
号、特開平4−51045号、特開平4−98261
号、特開平4−98262号、特開平4−122933
号、特開平4−127153号公報実施例等に具体的に
記載された染色液を用いて実際に染色処理を行うと、多
量処理を行ってもヘドロの発生が抑制され、経時による
版の汚れの発生や染色濃度の変化が少なくなるものの、
染色液の槽内での泡立ちが発生し、槽外の流出による他
槽の汚染や自動現像機外の流出による汚れの問題、さら
に泡立ちによる染色液のポンプ移送不良等による染色不
良の問題がある。
【0010】この泡立ちの問題に対し染色液に消泡剤を
含有させた、特開平3−129350号、特開平4−3
33851号公報実施例等の具体的に記載された染色液
を用いて実際に染色処理を行うと、処理直後は、ほとん
ど泡立ちの発生がないが、多量処理を行うと泡立ちが発
生する。
【0011】さらに、消泡剤の含有量を多くすると、経
時による泡立ちの発生が軽微になるが、最終的には泡立
ちが発生する。また、版に消泡剤が付着し、染色濃度低
下、染色ムラの原因となったり、インキ着肉不良等が発
生し、良好な印刷物が得られない等の問題があり、依然
として泡立ちの問題が残っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
欠点を解消し、多量の版を処理しても、染色濃度の低下
が少なく、版を汚染するようなヘドロの発生や泡立ちの
発生が少なく、安定した検版性を示す水なし平版印刷版
の染色方法およびそれに用いる染色液を提供することに
ある。
【0013】
【問題を解決するための手段】本発明者等は、この問題
点を解決すべく鋭意検討の結果、基板上に、感光層、イ
ンキ反撥層を順次積層した水なし平版印刷版の、現像中
もしくは現像後に、画線部を染色するのに用いられる染
色液であって、式(1)で示されるRが分岐した構造の
アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする水な
し平版印刷版の染色液により上記欠点を解決できること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】 R−O−M−X 式(1) (ここでRは炭素数3〜30の分岐した構造のアルキル
基またはアルケニル基を示す。Mはエチレンオキサイド
単位および/またはプロピレンオキサイド単位の繰り返
しを示し、繰り返し数は0〜30である。Xは−SO3
Na、−SO3 NH4 、−PO3 Na2 、−COONa
または−COOKを示す。) 以下に本発明の内容を詳しく説明する。
【0015】本発明の染色方法において用いられる界面
活性剤は、式(1)で示されるRが分岐した構造のアニ
オン性界面活性剤である。
【0016】 R−O−M−X 式(1)
【0017】Rは、炭素数3〜30の分岐した構造のア
ルキル基またはアルケニル基である。分岐を有すること
により、分岐を有しないものと比較し、浸透力が優れる
界面活性剤となる。炭素数は5〜14であることが好ま
しい。炭素数が多すぎる場合は、疎水性が大きくなりす
ぎ水への溶解性が低下する。炭素数が少なすぎる場合
は、水への溶解性は良好であるが、疎水性が小さくなり
すぎて界面活性剤としての機能が低下する。また、Rは
アルキル基であることが好ましい。
【0018】Mはエチレンオキサイド単位および/また
はプロピレンオキサイド単位の繰り返しを示す。繰り返
し数は0〜30であるが、0〜10であることが好まし
い。繰り返し数が多すぎると、分子量が大きくなり、浸
透性が低下する。Mは、エチレンオキサイド単位または
プロピレンオキサイド単位のみであってもよいし、両者
の組合せであっても良く、その場合の順序は任意であ
る。
【0019】Xは、アニオン性界面活性剤の親水基を示
し、−SO3 Na、−SO3 NH4、−PO3 Na2
−COONaまたは−COOKである。中でも−SO3
Na、−SO3 NH4 が好ましい。
【0020】このような界面活性剤の具体例としては、
イソプロピル硫酸エステル塩、分岐ブチル硫酸エステル
塩、分岐ペンチル硫酸エステル塩、分岐ヘキシル硫酸エ
ステル塩、分岐ヘプチル硫酸エステル塩、分岐オクチル
硫酸エステル塩、分岐ノニル硫酸エステル塩、分岐デシ
ル硫酸エステル塩、分岐ヘンデシル硫酸エステル塩、分
岐ドデシル硫酸エステル塩、分岐ミリスチル硫酸エステ
ル塩、分岐ステアリル硫酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンイソプロピル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン
分岐ブチル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン分岐ペ
ンチル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン分岐ヘキシ
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン分岐ヘプチル硫
酸エステル塩、ポリオキシエチレン分岐オクチル硫酸エ
ステル塩、ポリオキシエチレン分岐ノニル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレン分岐デシル硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレン分岐ヘンデシル硫酸エステル塩、ポリ
オキシエチレン分岐ドデシル硫酸エステル塩、ポリオキ
シエチレン分岐ミリスチル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレン分岐ステアリル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンイソプロピル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン分岐ブチ
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレン分岐ペンチル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレン分岐ペンチル硫酸エステル塩、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン分岐ヘキシル
硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レン分岐ヘプチル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン分岐オクチル硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレン分岐ノニル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
分岐デシル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン分岐ヘンデシル硫酸エステル塩、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレン分岐ドデシル硫酸エ
ステル塩、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン分
岐ミリスチル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレン分岐ステアリル硫酸エステル塩、α−
オレフィンの硫酸エステル塩、β−オレフィンの硫酸エ
ステル塩、ω−オレフィンの硫酸エステル塩等のアルキ
ルまたはアルケニル硫酸エステル塩が用いられ、同様に
リン酸塩、カルボン酸塩が用いられる。
【0021】特に好ましくは、1−メチル−ヘプチル硫
酸ナトリウム、1−メチル−ヘプチル硫酸アンモニウ
ム、1−エチル−ヘキシル硫酸ナトリウム、1−エチル
−ヘキシル硫酸アンモニウム、1−プロピル−ペンチル
硫酸ナトリウム、1−プロピル−ペンチル硫酸アンモニ
ウム、2−エチル−ヘキシル硫酸ナトリウム、2−エチ
ル−ヘキシル硫酸アンモニウム、1−エチル−ヘキシル
硫酸ナトリウム、1−エチル−ヘキシル硫酸アンモニウ
ム、1−プロピル−ペンチル硫酸ナトリウム、1−プロ
ピル−ペンチル硫酸アンモニウム、1−メチル−ヘンデ
シル硫酸ナトリウム、1−メチル−ヘンデシル硫酸アン
モニウム、1−エチル−デシル硫酸ナトリウム、1−エ
チル−デシル硫酸アンモニウム、1−プロピル−ノニル
硫酸ナトリウム、1−プロピル−ノニル硫酸アンモニウ
ム、1−ブチル−オクチル硫酸ナトリウム、1−ブチル
−オクチル硫酸アンモニウム、1−ペンタン−ヘプチル
硫酸ナトリウム、1−ペンタン−ヘプチル硫酸アンモニ
ウム、1−ヘキサン−ヘキシル硫酸ナトリウム、1−ヘ
キサン−ヘキシル硫酸アンモニウムが用いられる。特に
2−エチルヘキシル硫酸ナトリウムが好ましい。
【0022】これらの界面活性剤は単独で、或いは2種
以上の組みあわせで用いられ、さらに、本発明の効果を
妨げない程度に他のアニオン性界面活性剤、ノニオン性
界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を
添加することができる。
【0023】これらの界面活性剤の含有量は、染色液中
0.01〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.
1〜10重量%である。
【0024】本発明の染色液に用いられる染料として
は、塩基性染料、酸性染料、直接染料、分散染料および
反応性染料等の中から単独で、または2種以上のものを
使用することができる。中でも、水溶性の塩基性染料お
よび酸性染料が好ましく用いられ、塩基性染料として
は、クリスタルバイオレット、エチルバイオレット、ビ
クトリアピュアブルー、ビクトリアブルー、メチルバイ
オレット、DAIABASIC MAGENTA (三菱化学製)、AIZEN
BASIC CYANINE 6GH (保土ケ谷化学工業製)、PRIMOCYA
NINE BX CONC. (住友化学製)、ASTRAZON BLUE G (FA
RBENFARRIKEN BAYER製)、DIACRYL SUPRA BRILLIANT 2B
(三菱化学製)、AIZEN CATHILON TURQUOISEBLUE LH
(保土ケ谷化学製)、AIZEN DIAMOND GREEN GH(保土ケ
谷化学製)、AIZEN MALACHITE GREEN (保土ケ谷化学
製)等が用いられる。酸性染料としては、ACID VIOLET
5B(保土ケ谷化学製)、KITON BLUE A(CIBA製)、PATE
NT BLUE AF(BASF製)、RAKUTO BRILLIANT BLUE FCF
(洛東化学工業製)、BRILLIANT ACIDBLUE R (GEIGY
製)、KAYANOL CYANINE 6B(日本化薬製)、SUPRANOL C
YANINEG(FARBENFARRIKEN BAYER製)、ORIENT SOLUBLE
BLUE OBB (オリエント化学工業製)、ACID BRILLIANT
BLUE 5G(中外化成製)、ACID BRILLIANT BLUEFFR(中
外化成製)、ACID GREEN GBH(高岡化学工業製)、ACID
BRILLIANT MILLING GREEN B(保土ケ谷化学工業製)等
が用いられる。
【0025】これらの染料の含有量は、染色液中0.0
1〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5
重量%である。
【0026】本発明の染色液に用いられる溶媒として
は、水、アルコール類、エチレングリコール類、プロピ
レングリコール類、エチレングリコールモノアルキルエ
ーテル類、プロピレングリコールモノアルキルエーテル
類、ジアルキルグリコールエーテル類が用いられ、これ
らの溶媒は、単独で、あるいは2種類以上で用いられ
る。
【0027】その他、添加剤としては、染色助剤、有機
酸、無機酸、消泡剤、可塑剤が用いることもできる。
【0028】このようにして調整された染色液は、基板
上に、感光層、インキ反撥層を順次積層した水なし平版
印刷版の、現像中もしくは現像後に、画線部を染色する
のに用いられる。
【0029】以下、水なし平版印刷版の構成について具
体的に説明する。
【0030】水なし平版印刷版の基板としては、アル
ミ、スチール、ポリエステル、およびポリアミドなどの
プラスチック、ゴム、コート紙あるいはこれらの複合材
等が使用される。
【0031】水なし平版印刷版の感光層としては、公知
のいずれの感光層も用いることができ、露光の前後で現
像液等に対する溶解性や膨潤性に変化を生じるものであ
れば、いかなるものであっても良い。好ましくは、光重
合性接着層、光二量化型感光層、光分解性感光層等を用
いることができる。
【0032】次に、光重合性接着層を有する水なし平版
印刷版の例を説明する。
【0033】光重合性接着層は基板に均一に塗布されて
おり、基板に密着しているならば、層の厚みは任意であ
るが好ましくは300ミクロン以下であり、100ミク
ロン以下のものがさらに有用である。もし必要があれ
ば、光重合性接着層と基板との間の接着性向上あるいは
ハレーション防止のために基板と光重合性接着層との間
にプライマー層を設けることも有用である。
【0034】本発明に用いられる光重合性接着層は以下
に示すような組成を有することができる。
【0035】 (1)光重合可能なエチレン性不飽和モノマーおよび、または少なくとも1種の オリゴマー 1〜99重量部 (2)形態保持としてのバインダーポリマー 1〜95重量部 (3)光増感剤 0.1〜30重量部 (4)重合禁止剤 0.01〜5重量部 本発明に用いられる少なくとも1個の光重合可能なエチ
レン性不飽和モノマーもしくはオリゴマーの代表的な例
としては、1価のアルコ−ルあるいは1価のアミンから
誘導された(メタ)アクリル酸エステル、あるいは(メ
タ)アクリルアミド、多価アルコールあるいは多価アミ
ンから誘導された(メタ)アクリル酸エステル、あるい
は(メタ)アクリルアミドをあげることができる。
【0036】次に本発明において有用な代表的エチレン
性不飽和モノマーを列挙する。
【0037】(1)次に示すアルコール類の(メタ)ア
クリル酸エステル メタノール、エタノール、プロパノール、ペンタノー
ル、シクロヘキサノール、オクタノール、ウンデカノー
ル、ボルニルアルコール、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ノナンジオー
ル、グリセロール、トリメチロールメタン、ペンタエリ
スリトール。
【0038】(2)(メタ)アクリル酸グリシジルエス
テルと、アミン、カルボン酸などの付加物、グリシジル
基の開環重合体など。
【0039】例えば、下記一般式(I)、(II)また
は(III)の構造を有するものが挙げられる。
【0040】
【化1】
【化2】
【化3】 ここでGは次式(IV)で表される。
【0041】
【化4】 (3)グリシジルエーテル化合物と(メタ)アクリル酸
を反応させたエポキシアクリレート類。
【0042】(4)特公昭48−41708号、特公昭
50−6034号、特公昭51−37193号の各公報
に開示されているようなウレタンアクリレート類。
【0043】これらの光重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマーもしくはオリゴマーは単独もしくは2種以上の混
合物であってもよい。
【0044】本発明の光重合性接着層に用いられる形態
保持用としてのバインダーポリマーは、エチレン性不飽
和モノマー、オリゴマー、光増感剤と相溶性のよいもの
を選ぶ必要がある。
【0045】例えば、次に示すようなポリマー、コポリ
マーを使用することができる。
【0046】(1)水溶性ポリマー。
【0047】水溶性ポリマーは分子量が4,000〜
1,000,000のもの、より好ましくは、7,00
0〜500,000のものであり、100gの水に対し
て、25℃において1g以上溶解するものである。具体
的には「水溶性高分子」(化学工業社、1987年)、
「新・水溶性ポリマーの応用と市場」(シーエムシー、
1988年)等に記載されているポリアクリル酸ソーダ
およびその重合体、ポリアクリルアミドおよびその重合
体、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、水
性ウレタン樹脂、水性アクリル樹脂、水溶性ポリエステ
ル、水溶性エポキシ化合物、セルロース誘導体、天然水
溶性高分子等が挙げられる。
【0048】(2)非水溶性ポリマー。
【0049】非水溶性ポリマーは分子量が4,000〜
1,000,000のもの、より好ましくは、7,00
0〜500,000のものが用いられ、具体的には、例
えばポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、
エポキシ樹脂、(メタ)アクリレート系共重合体、(メ
タ)アクリルアミド系共重合体、ポリウレタン樹脂、お
よび酢酸ビニル系共重合体、ポリスチレン、フェノキシ
樹脂、ポリ塩化ビニル、ナイロン等を用いることができ
る。
【0050】これらの(1)、(2)のポリマー、コポ
リマーは単独もしくは2種以上の混合物であってもよ
い。
【0051】本発明の光重合性接着層に使用できる光増
感剤の代表的な例としては次のようなものをあげること
ができる。
【0052】(1)ベンゾフェノン誘導体、例えばベン
ゾフェノン、ミヒラ氏ケトン、4,4´−ビスジエチル
アミノベンゾフェノン、キサントン、アンスロン、チオ
キサントン、2−クロルチオキサントン、2,4ジエチ
ルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、アク
リドン、2−クロロアクリドン、2−クロロ−N−n−
ブチルアクリドン等。
【0053】(2)ベンゾイン誘導体、例えばベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル等。
【0054】(3)キノン類、例えばP−ベンゾキノ
ン、β−ナフトキノン、β−メチルアントラキノン等。
【0055】これらの光増感剤の選択にあたっては、光
重合性接着層の他の成分との相溶性、露光に用いる光源
のスペクトルなどを考慮して、最も適当なものを選ぶこ
とができ単独、もしくは2種以上の混合物であってもよ
い。。
【0056】また、本発明の光重合性接着層は、印刷版
の保存性を向上させる目的で、微量の熱重合禁止剤を光
重合性接着層に添加しておくことも有用である。このよ
うな熱重合禁止剤の代表例としては、ハイドロキノン、
ハイドロキノンモノメチルエーテル、フェノチアジン等
を挙げることができる。
【0057】以上示したように、エチレン性不飽和モノ
マー、オリゴマー、光増感剤、および熱重合禁止剤より
光重合性接着層は構成されるが、場合によっては光重合
性接着層の着色を目的として染料もしくは顔料および焼
きだし剤としてpH指示薬やロイコ染料を添加すること
もできる。
【0058】さらに、光重合性接着層に形態保持性を与
え、上層のシリコーンゴム層を基板面と水平な面に支持
し、あるいはシリコーンゴム層との接着性を向上させる
目的で、必要に応じて有機金属化合物、無機粉末、ポリ
マ−を光重合性接着層に混合しておくこともできる。
【0059】水なし平版印刷版のシリコーンゴム層は
0.5〜50ミクロン、好ましくは0.5〜10ミクロ
ンの厚みと、紫外線が透過しうる透明性を有するもので
ある。有用なシリコーンゴム層は線状ジオルガノポリシ
ロキサン(好ましくはジメチルポリシロキサン)をまば
らに架橋することによりえられるものであり、代表的な
シリコーンゴム層は、次式(V)に示すような繰り返し
単位を有している。
【0060】
【化5】 ここでnは2以上の整数である。Rは炭素数1〜10の
アルキル、アリール、あるいはシアノアルキル基であ
る。全体のRの40%以下がビニル、フェニル、ハロゲ
ン化ビニル、ハロゲン化フェニルであり、Rの60%以
上がメチル基であるものが好ましい。
【0061】本発明においては次に示すような縮合型の
架橋を行うシリコーンゴム(RTV,LTV型シリコー
ンゴム)を用いることが好ましい。このようなシリコー
ンゴムとしてはジオルガノポリシロキサン鎖のRの一部
がHに置換されたものも使用できるが、通常次式(V
I)、(VII)または(VIII)で表される末端基
同志の縮合によって架橋する。これにさらに過剰の架橋
剤を存在させる場合もある。
【0062】
【化6】
【化7】
【化8】 ここでRは先に説明したRと同様であり、R1 、R2
一価の低級アルキル基であり、Acはアセチル基であ
る。このような縮合型の架橋を行うシリコーンゴムに
は、錫、亜鉛、鉛、カルシュウム、マンガンなどの金属
カルボン酸塩、例えばラウリン酸ジブチルスズ、スズ
(II)オクトエート、ナフテン酸塩など、あるいは塩
化白金酸のような触媒が添加される。
【0063】このようにして構成された水なし平版印刷
版の表面を形成するシリコーンゴム層は、露光工程にお
いてポジフイルムが充分に密着しにくいなどの問題が起
こりやすいので、シリコーンゴム層の表面に、薄い透明
性の保護フイルムを張りつけることもできる。保護フイ
ルムは露光工程において有用であるが、現像工程におい
ては、剥離または溶解によって除去され、印刷工程にお
いては不必要なものである。
【0064】有用な保護フイルムは紫外線透過性を有
し、100ミクロン以下、好ましくは10ミクロン以下
の厚みを有するもので、その代表的な例として、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート、セロフアン等をあげることができ
る。これら保護フイルムの表面はポジフイルムとの密着
性を更に改良するために凹凸加工を施しておくことがで
きる。また保護フイルムの代わりにコーテイング等の手
法で保護層を形成させておいても良い。
【0065】以上説明したような本発明に基づく積層体
としての平版印刷版は、例えば次のようにして製造され
る。
【0066】まず基板の上に光重合性接着溶液を塗布、
乾燥し、次にシリコーンガム溶液を塗布し、充分に硬化
させてシリコ−ンゴム層を形成する。この上に必要に応
じて保護フイルムを張り合わせる。
【0067】このようにして得られた水なし平版印刷版
は、透明原画を通して露光される。詳しく説明すると、
露光工程では、基板上に感光層とシリコーンゴム層およ
び必要により保護フィルムを積層した水なし平版印刷版
に、通常の真空焼枠を用いて、ポジフィルムおよびネガ
フィルムを真空密着し、該フィルムを通して活性な光線
を照射する。この露光工程で用いられる光線は、紫外線
を豊富に発生するものとしては、水銀灯、カーボンアー
ク灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、蛍光灯
などを使うことができる。また、レーザー光を走査させ
て画像状に露光されても良い。
【0068】画像露光が施された水なし平版印刷版は、
現像液に浸積される。その結果未露光部のシリコーンゴ
ム層は現像液によって膨潤し、シワを生ずる。また、光
重合性接着層は現像液によって膨潤または一部溶解され
る。この状態で印刷版面を軽くこすると膨潤した未露光
部のシリコーンゴム層のみが剥ぎとられ、下層の未重合
の光重合性接着層が露出する。この部分がインキ着肉性
の画線部となる。一方、露光部分のシリコーンゴム層は
現像液により若干膨潤するものの、光重合した光重合性
接着層に強く接着しているため、強くこすっても侵され
ずに版面に残る。また、光重合性接着層は光重合してい
るため、現像液によって侵されない。この版面に残る部
分がインキ反撥性の非画線部を形成することにより水な
し平版印刷版に製版される。
【0069】次に、現像の終点を確認するために、露出
した画線部を本発明の染色液により染色が行なわれる。
なお、染色液による画線部の染色は現像と同時に行なっ
てもよいし、現像した後に染色を行なってもよい。ま
た、染色工程では、均染性の向上、現像工程で不完全で
あった現像部分を更に現像することを目的とし、ブラシ
等で擦りながら染色してもよい。
【0070】さらに、現像および染色後、必要に応じ
て、版を水洗する工程、温風などにより乾燥する工程お
よび加熱処理する工程を設けてもよい。
【0071】これらの製版過程は自動現像機を用いるの
が一般的である。このような自動現像機としては、水な
し平版用自動現像機TWL(東レ(株)製)が知られて
いる。
【0072】自動現像機において使用される現像液とし
ては、水(例えば水道水、純水、蒸留水等):アルコー
ル類(例えばメタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、3−メトキシブタノール、3−
メチル−3−メトキシブタノール、エチルカルビトー
ル、ブチルカルビトール、エチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブ、ベンジルアルコール、n−アミノアルコール
等):グリコール類(例えば1,2−ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、3
−メチル−1,3−ブタンジオール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリ
プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポ
リプロピレングリコールエチレンオキサイド付加反応物
等):エステル類(例えばコハク酸ジエチル、フタル酸
ジメチル、安息香酸ベンジル、エチレングリコールジア
セテート、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルセロソルブ
アセテート、酢酸カルビトール、安息香酸メチル、リン
酸トリエチル、乳酸メチル、乳酸エチル、シュウ酸ジエ
チル、酢酸イソブチル等):ケトン類(例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ジイソブ
チルケトン、アセトフェノン、イソホロン等):エーテ
ル類(例えばエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチル
エーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノ−n−ヘキシルエーテル、エチレング
リコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールジ
ブチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチル
エーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、ジエ
チレングリコールモノ−メチルエーテル、ジエチレング
リコール−モノ−n−ベンジルエーテル、ジエチレング
リコール−モノ−n−ヘプチルエーテル、ジエチレング
リコール−モノ−オクチルエーテル、エチレングリコー
ル−モノ−n−ベンジルエーテル、エチレングリコール
−モノ−n−ヘプチルエーテル、エチレングリコール−
モノ−オクチルエーテル、プロピレングリコール−モノ
−ブチルエーテル、プロピレングリコール−モノ−ペン
チルエーテル、プロピレングリコール−モノ−n−ヘキ
シルエーテル、プロピレングリコール−モノ−ヘプチル
エーテル、プロピレングリコール−モノ−オクチルエー
テル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジ
プロピレングリコール−モノ−ブチルエーテル、ジプロ
ピレングリコール−モノ−ペンチルエーテル、ジプロピ
レングリコール−モノ−n−ヘキシルエーテル、ジプロ
ピレングリコール−モノ−オクチルエーテル、ジエチレ
ングリコール−モノ−オクチニルエーテル等):アミン
類(例えばメチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミ
ン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、プロピルア
ミン、ブチルアミン、アミルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミン、ジアミルアミン、トリプロピルア
ミン、トリブチルアミン、メチルジエチルアミン、エチ
レンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチレン
ジアミン、ベンジルアミン、N,N−ジメチルベンジル
アミン、N,N−ジエチルベンジルアミン、o−または
m−またはp−メトキシまたはメチルベンジルアミン、
N,N−ジ(メトキシベンジル)アミン、β−フェニル
エチルアミン、γ−フェニルプロピルアミン、シクロヘ
キシルアミン、αまたはβ−ナフチルアミン、o−また
はm−またはp−フェニレンジアミン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
2−メチルアミノエタノール、2−(2−アミノエチ
ル)エタノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオー
ル、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロ
パンジオール、3−メトキシプロピルアミン、3−エト
キシプロピルアミン、3−プロポキシプロピルアミン、
3−イソプロポキシプロピルアミン、3ブトキシプロピ
ルアミン、3−イソブトキシプロピルアミン、2−エチ
ルヘキシロキシプロピルアミン、2−エトキシエチルア
ミン、2−プロポキシエチルアミン、2−ブトキシエチ
ルアミン等):有機酸類(例えば乳酸、酢酸、プロピオ
ン酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉草酸、イソ吉草酸、
メチルエチル酢酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、イソ
カプロン酸、α−メチル吉草酸、2−エチル−n−酪
酸、エナント酸、カプリル酸、2−エチルヘキサン酸
等):脂肪族炭化水素類(ヘキサン、ヘプタン、“アイ
ソパーE,H,G”(エッソ化学製脂肪族炭化水素類の
商品名)あるいはガソリン、灯油等):芳香族炭化水素
類(トルエン、キシレン等):あるいはハロゲン化炭化
水素類(トリクレン等)などの単独または混合溶媒が使
用される。また、これらの単独または混合物の水溶液、
さらに上記溶剤を適当な可溶化剤で可溶化したもの、さ
らにまた、上記溶剤を適当な乳化剤でエマルジョンとし
たものも使用できる。
【0073】また、無機塩類、キレート剤、界面活性
剤、染料その他の添加剤を加えることもできる。
【0074】このような現像液温度は任意の温度でよい
が、好ましくは10℃〜60℃である。より好ましくは
30℃〜50℃である。
【0075】現像により画線部が形成され、現像の確認
を容易にさせるために前にも述べた染色液で染色するこ
とができる。この染色液温度は任意の温度で良いが、好
ましくは10℃〜60℃である。より好ましくは20℃
〜50℃である。
【0076】版を水洗する工程では、水を使用すること
が好ましく、液温度は任意で良いが、好ましくは10℃
〜50℃である。より好ましくは10℃〜40℃であ
る。更に水洗後、水なし平版印刷版を乾燥することが望
ましく、方法としてはヒートロール、温風ファン等によ
り行われ、40℃以上の温度で乾燥される。
【0077】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されない。
【0078】実施例1 菊全判サイズ(800mm×1030mm)の“東レ水
なし平版”TAP(ポジ型版材、東レ(株)製)上に、
200線/インチの網点チャートを重ね、真空度750
mmHg以上で真空密着させ、3Kwの超高圧水銀灯(オ
−ク製作所製)で1mの距離から90秒露光した。
【0079】露光版から“ルミラ−”保護フィルムを取
り除き、水なし平版用自動現像機TWL−1160K+
水洗乾燥機TWU−1160(東レ(株)製)の前処理
槽にポジ型水なし平版用前処理液PP−F(東レ(株)
製)、現像槽に水、後処理槽(染色槽)に下記染色液、
水洗槽に水を仕込んで、液温度を順に35℃、25℃、
25℃、25℃に加温し、処理速度100cm/min
で製版した。
【0080】 <実施例1染色液組成> (1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.10重量部 (2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.40重量部 (3)シノリンSO−35(2エチルヘキシル硫酸ナトリウム、40%水溶液、 アニオン性界面活性剤、新日本理化(株)製) 5.00重量部 (4)ニューコール723(ポリオキシエチレンフェニルエーテルHLB 16 .6、60%水溶液、ノニオン性界面活性剤、日本乳化剤(株)製) 0.84重量部 (5)ブチルカルビトール 10重量部 (6)ジプロピレングリコール 5重量部 (7)KS−502(信越化学工業(株)製、消泡剤) 0.002重量部 (8)純水 78.658重量部 各処理液の減量分を随時補充しながら1200枚処理し
た。1枚処理目と1200枚処理後の画線部の染色濃度
をマクベス反射濃度計 RD514で測定した。1枚目
の染色濃度は、1.50であった。1200版処理後の
染色濃度は1.47であった。1200版処理による染
色濃度保持率は、98.0%と安定した染色性を示し、
検版性の良好な印刷版が得られた。
【0081】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは5mmと泡立ちが少な
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得
られた。
【0082】実施例2 実施例1の染色液を下記染色液に変更した以外は実施例
1と同様にして製版した。
【0083】 <実施例2染色液組成> (1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.10重量部 (2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.40重量部 (3)シノリンSO−35(2エチルヘキシル硫酸ナトリウム、40%水溶液、 アニオン性界面活性剤、新日本理化(株)製) 5.00重量部 (4)ドデシルスルホン酸ナトリウム(アニオン性界面活性剤) 0.30重量部 (5)ニューコール710(ポリオキシエチレンフェニルエーテルHLB 13 .6、ノニオン性界面活性剤、日本乳化剤(株)製) 0.50重量部 (6)エチルカルビトール 10重量部 (7)ジプロピレングリコール 5重量部 (8)X50−788(信越化学工業(株)製、消泡剤) 0.004重量部 (9)純水 81.448重量部 各処理液の減量分を随時補充しながら1200枚処理し
た。1枚処理目と1200枚処理後の画線部の染色濃度
をマクベス反射濃度計 RD514で測定した。1枚目
の染色濃度は、1.55であった。1200版処理後の
染色濃度は1.51であった。1200版処理による染
色濃度保持率は、97.4%と安定した染色性を示し、
検版性の良好な印刷版が得られた。
【0084】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは6mmと泡立ちが少な
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得
られた。
【0085】実施例3 実施例1の染色液を下記染色液に変更した以外は実施例
1と同様にして製版した。
【0086】 <実施例3染色液組成> (1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.10重量部 (2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.40重量部 (3)シノリンSO−35(2エチルヘキシル硫酸ナトリウム、40%水溶液、 アニオン性界面活性剤、新日本理化(株)製) 5.00重量部 (4)ブチルカルビトール 10重量部 (5)KS−502(信越化学工業(株)製、消泡剤) 0.002重量部 (6)純水 84.498重量部 各処理液の減量分を随時補充しながら1200枚処理し
た。1枚処理目と1200枚処理後の画線部の染色濃度
をマクベス反射濃度計 RD514で測定した。1枚目
の染色濃度は、1.55であった。1200版処理後の
染色濃度は1.53であった。1200版処理による染
色濃度保持率は、98.7%と安定した染色性を示し、
検版性の良好な印刷版が得られた。
【0087】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは3mmと泡立ちが少な
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得
られた。
【0088】実施例4 実施例1の染色液を下記染色液に変更した以外は実施例
1と同様にして製版した。
【0089】 <実施例4染色液組成> (1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.10重量部 (2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.40重量部 (3)1−メチル−ペンチル硫酸ナトリウム(アニオン性界面活性剤) 2.00重量部 (4)ブチルカルビトール 10重量部 (5)KS−502(信越化学工業(株)製、消泡剤) 0.002重量部 (6)純水 87.498重量部 各処理液の減量分を随時補充しながら1200枚処理し
た。1枚処理目と1200枚処理後の画線部の染色濃度
をマクベス反射濃度計 RD514で測定した。1枚目
の染色濃度は、1.55であった。1200版処理後の
染色濃度は1.53であった。1200版処理による染
色濃度保持率は、98.7%と安定した染色性を示し、
検版性の良好な印刷版が得られた。
【0090】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは2mmと泡立ちが少な
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得
られた。
【0091】実施例5 実施例1の染色液を下記染色液に変更した以外は実施例
1と同様にして製版した。
【0092】 <実施例5染色液組成> (1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.10重量部 (2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.40重量部 (3)1−メチル−ノニル硫酸エステルナトリウム(アニオン性界面活性剤) 2.00重量部 (4)ブチルカルビトール 10重量部 (5)KS−502(信越化学工業(株)製、消泡剤) 0.002重量部 (6)純水 87.498重量部 各処理液の減量分を随時補充しながら1200枚処理し
た。1枚処理目と1200枚処理後の画線部の染色濃度
をマクベス反射濃度計 RD514で測定した。1枚目
の染色濃度は、1.55であった。1200版処理後の
染色濃度は1.53であった。1200版処理による染
色濃度保持率は、98.7%と安定した染色性を示し、
検版性の良好な印刷版が得られた。
【0093】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは4mmと泡立ちが少な
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得
られた。
【0094】比較例1 実施例1染色液のシノリンSO−35(2エチルヘキシ
ル硫酸ナトリウム、40%水溶液、アニオン性界面活性
剤、新日本理化(株)製)を直鎖オクチル硫酸ナトリウ
ム(40%水溶液)に変更した以外は実施例1と同様
に、自動現像機に染色液を仕込んで製版した。
【0095】各処理液の減量分を随時補充しながら12
00枚処理した。1200版処理後の染色液には、ヘド
ロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の染
色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡力
を測定したところ泡の高さは6mmと泡立ちが少なく、
泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の流出
による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポンプ
移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得られ
た。
【0096】しかし、1枚処理目と1200枚処理後の
画線部の染色濃度をマクベス反射濃度計 RD514で
測定したところ、1枚目の染色濃度は、1.20であっ
た。1200版処理後の染色濃度は1.13であった。
1200版処理による染色濃度保持率は、94.2%で
あり、多量処理により大きく染色濃度が低下する問題は
ないことがわかったが、初期の染色濃度が大きく低下し
ており検版性が劣るものであった。
【0097】比較例2 実施例1染色液のシノリンSO−35(2エチルヘキシ
ル硫酸ナトリウム、40%水溶液、アニオン性界面活性
剤、新日本理化(株)製)を直鎖ラウリル硫酸ナトリウ
ム(40%水溶液)に変更した以外は実施例1と同様
に、自動現像機に染色液を仕込んで製版した。
【0098】各処理液の減量分を随時補充しながら12
00枚処理した。1枚処理目と1200枚処理後の画線
部の染色濃度をマクベス反射濃度計 RD514で測定
した。1枚目の染色濃度は、1.45であった。120
0版処理後の染色濃度は1.31であった。1200版
処理による染色濃度保持率は、90.3%と比較的安定
した染色性を示し、検版性の良好な印刷版が得られた。
【0099】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは150mmと泡立ちが多
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題があることがわか
った。
【0100】実施例6 菊全判サイズ(800mm×1030mm)の“東レ水
なし平版”TAN(ネガ型版材、東レ(株)製)上に、
200線/インチの網点チャートを重ね、真空度750
mmHg以上で真空密着させ、3Kwの超高圧水銀灯(オ
−ク製作所製)で1mの距離から45秒露光した。
【0101】露光版から“トレファン”(ポリプロピレ
ンフィルム、東レ(株)製)保護フィルムを取り除き、
水なし平版用自動現像機TWL−1160K+水洗乾燥
機TWU−1160(東レ(株)製)の前処理槽にネガ
型水なし平版用前処理液NP−1(東レ(株)製)、現
像槽に水、後処理槽(染色槽)に下記染色液、水洗槽に
水を仕込んで、液温度を順に45℃、25℃、25℃、
25℃に加温し、処理速度40cm/minで製版し
た。
【0102】 <実施例6染色液組成> (1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.10重量部 (2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.40重量部 (3)シノリンSO−35(2エチルヘキシル硫酸ナトリウム、40%水溶液、 アニオン性界面活性剤、新日本理化(株)製) 5.00重量部 (4)2エチルヘキサン酸 1.00重量部 (5)ブチルカルビトール 15重量部 (6)KS−502(信越化学工業(株)製、消泡剤) 0.002重量部 (7)純水 78.498重量部 各処理液の減量分を随時補充しながら1200枚処理し
た。1枚処理目と1200枚処理後の画線部の染色濃度
をマクベス反射濃度計 RD514で測定した。1枚目
の染色濃度は、1.53であった。1200版処理後の
染色濃度は1.50であった。1200版処理による染
色濃度保持率は、98.0%と安定した染色性を示し、
検版性の良好な印刷版が得られた。
【0103】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは5mmと泡立ちが少な
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得
られた。
【0104】比較例3 実施例6染色液のシノリンSO−35(2エチルヘキシ
ル硫酸ナトリウム、40%水溶液、アニオン性界面活性
剤、新日本理化(株)製)を直鎖オクチル硫酸ナトリウ
ム(40%水溶液)に変更した以外は実施例6と同様
に、自動現像機に染色液を仕込んで製版した。
【0105】各処理液の減量分を随時補充しながら12
00枚処理した。1200版処理後の染色液には、ヘド
ロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の染
色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡力
を測定したところ泡の高さは6mmと泡立ちが少なく、
泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の流出
による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポンプ
移送不良等による染色不良の問題のない染色液が得られ
た。
【0106】しかし、1枚処理目と1200枚処理後の
画線部の染色濃度をマクベス反射濃度計 RD514で
測定したところ、1枚目の染色濃度は、1.18であっ
た。1200版処理後の染色濃度は1.10であった。
1200版処理による染色濃度保持率は、93.2%で
あり、多量処理により大きく染色濃度が低下する問題は
ないことがわかったが、初期の染色濃度が大きく低下し
ており検版性が劣るものであった。
【0107】比較例4 実施例6染色液のシノリンSO−35(2エチルヘキシ
ル硫酸ナトリウム、40%水溶液、アニオン性界面活性
剤、新日本理化(株)製)を直鎖ラウリル硫酸ナトリウ
ム(40%水溶液)に変更した以外は実施例1と同様
に、自動現像機に染色液を仕込んで製版した。
【0108】各処理液の減量分を随時補充しながら12
00枚処理した。1枚処理目と1200枚処理後の画線
部の染色濃度をマクベス反射濃度計 RD514で測定
した。1枚目の染色濃度は、1.45であった。120
0版処理後の染色濃度は1.31であった。1200版
処理による染色濃度保持率は、90.3%と比較的安定
した染色性を示し、検版性の良好な印刷版が得られた。
【0109】また、1200版処理後の染色液には、ヘ
ドロは発生していなかった。さらに1200枚処理後の
染色液をロス・マイルス法(25℃、5分)により起泡
力を測定したところ泡の高さは150mmと泡立ちが多
く、泡の槽外の流出による他槽の汚染や自動現像機外の
流出による汚れの問題、さらに泡立ちによる染色液のポ
ンプ移送不良等による染色不良の問題があることがわか
った。
【0110】
【発明の効果】本発明は、水なし平版印刷版を染色する
方法に関し、特に水なし平版印刷版の画線部の染色にお
いて、経時による染色濃度低下やヘドロの発生や泡立ち
の発生が少なく、安定した検版性に優れた水なし平版印
刷版を得ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、感光層、インキ反撥層を順次
    積層した水なし平版印刷版の、現像中もしくは現像後
    に、画線部を染色するのに用いられる染色液であって、
    式(1)で示されるRが分岐した構造のアニオン性界面
    活性剤を含有することを特徴とする水なし平版印刷版の
    染色液。 R−O−M−X 式(1) (ここでRは炭素数3〜30の分岐した構造のアルキル
    基またはアルケニル基を示す。Mはエチレンオキサイド
    単位および/またはプロピレンオキサイド単位の繰り返
    しを示し、繰り返し数は0〜30である。Xは−SO3
    Na、−SO3 NH4 、−PO3 Na2 、−COONa
    または−COOKを示す。)
  2. 【請求項2】 式(1)においてXが−SO3 Naまた
    は−SO3 NH4 であるアニオン性界面活性剤を含有す
    ることを特徴とする請求項1記載の水なし平版印刷版の
    染色液。
  3. 【請求項3】 式(1)において、Rが炭素数3〜30
    の分岐した構造のアルキル基、Xが−SO3 Naまたは
    −SO3 NH4 、Mの繰り返し数が0であるアニオン性
    界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1記載の
    水なし平版印刷版の染色液。
  4. 【請求項4】 式(1)で示されるRが分岐した構造の
    アニオン性界面活性剤が2−エチルヘキシル硫酸ナトリ
    ウムであることを特徴とする請求項1記載の水なし平版
    印刷版の染色液。
  5. 【請求項5】 基板上に感光層、インキ反撥層を順次積
    層した水なし平版印刷版の、現像中もしくは現像後に、
    請求項1〜4のいずれかに記載の水なし平版印刷版の染
    色液を用いて画線部を染色することを特徴とする水なし
    平版印刷版の染色方法。
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