JPH0933243A - 長尺材の形状測定方法および装置 - Google Patents

長尺材の形状測定方法および装置

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JPH0933243A
JPH0933243A JP18692095A JP18692095A JPH0933243A JP H0933243 A JPH0933243 A JP H0933243A JP 18692095 A JP18692095 A JP 18692095A JP 18692095 A JP18692095 A JP 18692095A JP H0933243 A JPH0933243 A JP H0933243A
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Application number
JP18692095A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Hironaka
中 知 行 弘
Kazuhiko Saeki
伯 和 彦 佐
Takahito Akega
賀 孝 仁 明
Hironori Motomatsu
松 廣 議 元
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状測定精度を高くする。長尺材と形状測定
器との相対的な振動による測定誤差を低減する。長手方
向の表面凹凸を高密度で検出する。 【解決手段】 長尺材(1)の長手方向に所定間隔(RL1)離
れた1対の表面距離検出器(3A,3B)と該長尺材(1)の少く
とも一方を他方に対して相対的に該長手方向に移送しつ
つ相対移送距離(RXP)を計測し、該移送の間移送距離(RX
P)対応で両検出器(3A,3B)の表面距離検出情報(Za,Zb)を
摘出し、同一時刻に摘出した両検出器(3A,3B)の表面距
離検出情報(Za,Zb)の差(Za-Zb)を積算し、長尺材の長手
方向位置iまでの積算値を、該位置iの表面位置として
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺材の表面の曲
りあるいは凹凸を測定する形状測定に関し、特に、これ
に限定する意図ではないが、鉄道用レ−ルの製造ライン
で、搬送中のレ−ルの頭部の上面および側面の曲りある
いは凹凸を連続的に高密度(短サンプリングピッチ)で
検出するレ−ル形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道用レ−ルはレ−ル上面に凹凸がある
と、車両走行中に輪重変動が発生し車両が振動するた
め、乗り心地に悪影響を及ぼす。その影響は車両速度が
高速になればなるほど大きく、最もきびしいものではレ
−ル上面の波1つ1つの凹凸の波長は2000mm以上及び波
高は0.2mm以下に、微小な凹凸は波長200mm以上及び波高
0.13mm以下に抑えることが要求されている。更に端部に
曲がりが生じると、レ−ル敷設時のレ−ル間接続に矯正
作業が発生するため、鋼種によって異なるが、上曲がり
で約1500mmに対して0.5mm以下及び下曲がり0mmにするこ
とが要求されている。レ−ル上部上面長さ方向の凹凸量
測定方法は、従来人手によりストレ−トエッジとテ−パ
−ゲ−ジにより測定されていた。また機械による自動測
定では特開平5−196457号公報の「鉄道用レ−ル
頭部上面の曲がり測定方法及び装置」がある。この方法
では図15のごとく、3台の距離計44a,44b,4
4cをそれぞれLa/2間隔で配置し、レ−ル上面の凹
凸状の曲がりをSin波、周期をλと仮定することで、
3台の距離計出力ha,hb,hcよりレ−ル上面長さ
方向の凹凸状の曲がり量Δhを算出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−196457号公報による方法では、レ−ル上面に
存在する凹凸をSin波と仮定しているが、実際にオフ
ラインでレ−ル上面の凹凸を測定するとSin波になる
ことはあり得ない。それ故、算出された振幅及び周期は
信頼性に欠けているという問題点があった。また、レ−
ルの全長に対する波長及び振幅を測定するものであり、
レ−ル上面に存在する個々の凹凸に対する評価ができな
いことから、要求されている品質保証に対応ができない
という問題があった。
【0004】本発明は、形状測定精度を高くすることを
第1の目的とし、長尺材とその表面形状を測定するため
の検出器との、長尺材長手方向の相対移動中の両者の相
対的な振動による測定誤差を低減することを第2の目的
とし、長手方向の表面凹凸を高密度で検出することを第
3の目的する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の長尺材の形状測
定方法では、長尺材(1)の長手方向に所定間隔(RL1)離れ
た1対の表面距離検出器(3A,3B)と該長尺材(1)の少くと
も一方を他方に対して相対的に該長手方向に移送しつつ
相対移送距離(RXP)を計測し、該移送の間移送距離(RXP)
対応で両検出器(3A,3B)の表面距離検出情報(Za,Zb)を摘
出し、同一時刻に摘出した両検出器(3A,3B)の表面距離
検出情報(Za,Zb)の差(Za-Zb)を積算し、長尺材の長手方
向位置iまでの積算値を、該位置iの表面位置として得
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1態様の長尺材の形状
測定装置は、長尺材(1)をその長手方向に移送する搬送
ロ−ラ(2A,2B);該搬送ロ−ラ(2A,2B)により送られる長
尺材(1)の移動速度を表わす電気信号を発生する速度信
号発生手段(6A,6B);該電気信号を積算し移動距離情報
を発生する距離カウント手段(20のRXP);前記搬送ロ−
ラ(2A,2B)による長尺材(1)の移送方向に実質上平行な基
準面(Ss1)に対向する長尺材(1)表面の距離(Za,Zb)を検
出する、該移送方向に沿って相互に所定距離(RL1)を置
いて配設された2個の距離検出器(3A,3B);これらの距
離検出器(3A,3B)の同一時刻の検出距離(Za,Zb)の差(Za-
Zb)を、発生順に積算する積算手段(20のRΣZ);およ
び、積算手段(20のRΣZ)の積算値(RΣZ)を、前記距離カ
ウント手段(20のRXP)の移動距離情報(RXP)対応で記憶す
る形状情報記憶手段(テ-ブル4);を備える。
【0007】本発明の第2態様の長尺材の形状測定装置
は、長尺材(1)をその長手方向に移送する搬送ロ−ラ(2
A,2B);該搬送ロ−ラ(2A,2B)により送られる長尺材(1)
の移動速度を表わす電気信号を発生する速度信号発生手
段(6A,6B);該電気信号を積算し移動距離情報を発生す
る距離カウント手段(20のRXP);前記搬送ロ−ラ(2A,2B)
による長尺材(1)の移送方向に実質上平行な第1基準面
(Ss1)に対向する長尺材(1)の第1表面の距離(Za,Zb)を
検出する、該移送方向に沿って相互に所定距離(RL1)を
置いて配設された第1組の2個の距離検出器(3A,3B);
前記搬送ロ−ラ(2A,2B)による長尺材(1)の移送方向に実
質上平行で第1基準面(Ss1)に直交する第2基準面(Ss2)
に対向する長尺材(1)の第2表面の距離(Y4a,Y4b)を検出
する、該移送方向に沿って相互に所定距離(RL3-RL2)を
置いて配設された第2組の2個の距離検出器(4A,4B);
第1組の距離検出器(3A,3B)の同一時刻の検出距離(Za,Z
b)の差(Za-Zb)を、発生順に積算する第1積算手段(図7
のRΣZ);第2組の距離検出器(4A,4B)の同一時刻の検出
距離(Y4a,Y4b)の差(Y4a-Y4b)を、発生順に積算する第2
積算手段(図9のRΣY);第1積算手段(図7のRΣZ)の積算
値(RΣZ)を、前記距離カウント手段(20のRXP)の移動距
離情報対応で記憶する第1形状情報記憶手段(テ-ブル
4);および、第2積算手段(図9のRΣY)の積算値(RΣY)
を、前記距離カウント手段(20のRXP)の移動距離情報対
応で記憶する第2形状情報記憶手段(テ-ブル7);を備え
る長尺材の形状測定装置。
【0008】本発明の第3態様の長尺材の形状測定装置
は、長尺材(1)をその長手方向に移送する搬送ロ−ラ(2
A,2B);該搬送ロ−ラ(2A,2B)により送られる長尺材(1)
の移動速度を表わす電気信号を発生する速度信号発生手
段(6A,6B);該電気信号を積算し移動距離情報を発生す
る距離カウント手段(20のRXP);前記搬送ロ−ラ(2A,2B)
による長尺材(1)の移送方向に実質上平行な第1基準面
(Ss1)に対向する長尺材(1)の第1表面の距離(Za,Zb)を
検出する、該移送方向に沿って相互に所定距離(RL1)を
置いて配設された第1組の2個の距離検出器(3A,3B);
前記搬送ロ−ラ(2A,2B)による長尺材(1)の移送方向に実
質上平行で第1基準面(Ss1)に直交する第2基準面(Ss2)
に対向する長尺材(1)の第2表面の距離(Y4a,Y4b)を検出
する、該移送方向に沿って相互に所定距離(RL3-RL2)を
置いて配設された第2組の2個の距離検出器(4A,4B);
長尺材(1)の第2表面に対向する第3表面の距離(Y5a,Y5
b)を検出する、該移送方向に沿って相互に所定距離(RL3
-RL2)を置いて配設された第3組の2個の距離検出器(5
A,5B);第1組の距離検出器(3A,3B)の同一時刻の検出距
離(Za,Zb)の差(Za-Zb)を、発生順に積算する第1積算手
段(図7のRΣZ);第2組の距離検出器(4A,4B)の同一時刻
の検出距離(Y4a,Y4b)の差(Y4a-Y4b)を、発生順に積算す
る第2積算手段(図9のRΣY);第3組の距離検出器(5A,5
B)の同一時刻の検出距離(Y5a,Y5b)の差(Y5a-Y5b)を、発
生順に積算する第3積算手段(図11のRΣY);第1積算手
段(図7のRΣZ)の積算値(RΣZ)を、前記距離カウント手
段(20のRXP)の移動距離情報対応で記憶する第1形状情
報記憶手段(テ-ブル4);第2積算手段(図9のRΣY)の積
算値(RΣY)を、前記距離カウント手段(20のRXP)の移動
距離情報対応で記憶する第2形状情報記憶手段(テ-ブル
7);および、第3積算手段(図11のRΣY)の積算値(RΣY)
を、前記距離カウント手段(20のRXP)の移動距離情報対
応で記憶する第3形状情報記憶手段(テ-ブル10);を備
える長尺材の形状測定装置。
【0009】第1態様〜第3態様に共通の一実施例で
は、第1組の距離検出器(3A,3B)は、第1基準面(Ss1)に
平行にレ−ザを発射しこのレ−ザを該基準面(Ss1)に垂
直な方向に走査するレ−ザスキャナ(3Ae,3Be)と、長尺
材(1)を間に置いてレ−ザスキャナに対向し長尺材によ
り遮断されないレ−ザを検出する受光器(3Ar,3Br)とを
含む、レ−ザ走査型のレベル測定器であり、第2組およ
び第3組の距離検出器(4A,4B/5A,5B)は、スポット光反
射型の距離測定器である。
【0010】第1態様〜第3態様に共通の一実施例は、
形状情報記憶手段(テ-ブル4,7,10)の記憶情報(RΣZ)を
報知する報知手段(20,30);を更に備える。
【0011】第1態様〜第3態様に共通の一実施例は、
形状情報記憶手段(テ-ブル4,7,10)の、長尺材(1)の所定
長(2000mm,1500mm)対応のあるアドレスiからjまでの
領域の積算値(RΣZ)の上ピ−ク値(RMA)と下ピ−ク値(RM
I)を検出し両ピ−ク値の差(PD)すなわち山谷差(RMA-RM
I)を算出し、これをアドレスi対応で凹凸情報記憶手段
(テ-ブル5,8,11)に記憶し、アドレスi,jを順次更新
してこれを繰返す凹凸検出手段(20);を更に備える。
【0012】第1態様〜第3態様に共通の一実施例は、
凹凸情報記憶手段(テ-ブル5,8,11)の記憶情報(PD=RMA-R
MI)を報知する報知手段(20,30);を更に備える。
【0013】第1態様〜第3態様に共通の一実施例は、
凹凸情報記憶手段(テ-ブル5,8,11)の記憶情報(PD=RMA-R
MI)の、設定値(0.2mm,0.5mm)を越えるものを検索し、そ
の長尺材(1)上の長手方向位置対応情報(RXP)を検索して
曲り位置情報記憶手段(テ-ブル6,9,12)に記憶する曲り
位置検索手段(20);を更に備える。
【0014】第1態様〜第3態様に共通の一実施例は、
曲り位置情報記憶手段(テ-ブル6,9,12)の記憶情報(RXP)
を報知する報知手段(20,30);を更に備える。
【0015】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項
の符号を、参考までに付記した。
【0016】
【作用および効果】例えば図13に示すように、位置A
とBに表面距離検出器(3A,3B)があって、図13上で長
尺材1が右から左に移動し、ある時刻t(同一時刻)に
おけるA位置の検出器(3A)の検出値をf(A,t)とし、B
位置の検出器(3B)の検出値をf(B,t)とし、これらの検
出値f(A,t),f(B,t)の一方で表わされる長尺材1の形
状(x方向各位置の高さ)をF(x,t)とすると、このF
(x,t)は、図13に(1)式で示すように、長尺材1の実際
の形状f(x)に、平行振動分V(t)が加わったものであ
る。この平行振動分V(t)は時間推移と共に変動する値
(ノイズ)である。この平行振動分V(t)を除去するため
に、F(x,t)を長手方向(x)で微分すると、図13に示す
(2)式が得られ、この微分値を(3)式で示すように積分す
ると、検出値より平行振動分V(t)を除去した形状値f
(x)が得られる。
【0017】(2)式は、位置AとBの表面距離検出器(3
A,3B)の同一時刻(t)の測定値f(A,t)=Za,f(B,t)
=Zbより、図13の(4)式に示すように得ることができ
る。すなわち、長尺材(1)の形状の微分値f(x,
t)は、 f(x,t)=f(A,t)−f(B,t) =Za−Zb で得られ、これを長尺材(1)の長手方向(x)で積分す
ると形状f(x)が得られる。x方向(長手方向)所定
ピッチで両検出器(3A,3B)の同一時刻の測定値(Za,Zb)を
摘出(サンプリング)し、それらの差DZ=Za−Zbを算
出すると、サンプリングNo.iの位置(x)の形状(表
面の高さ又は距離)は、サンプリングNo.iまでの各サ
ンプリング位置のDZ=Za−Zbの総和(積算値)とな
る。
【0018】本発明の上記長尺材の形状測定方法は、こ
の原理に基づいて表面位置(上記f(x))を得るので、時
間推移と共に変動する、長尺材(1)と検出器(3A,3B)との
間の振動ノイズ(平行振動分V(t))が、表面位置情報(積
算値)に含まれず、測定誤差が低減し、形状測定精度が
向上する。また、サンプリングピッチを小さくして長尺
材(1)の長手方向(x)の表面凹凸もしくは曲りを高密度で
検出することができる。
【0019】上記第1態様によれば、搬送ロ−ラ(2A,2
B)が、長尺材(1)をその長手方向に移送し、速度信号発
生手段(6A,6B)が、長尺材(1)の移動速度を表わす電気信
号を発生し、距離カウント手段(20のRXP)が、該電気信
号を積算し移動距離情報を発生する。移送方向(x)に所
定距離(RL1)分離れた2個の距離検出器(3A,3B)が、基準
面(Ss1)に対向する長尺材(1)表面の距離(Za,Zb)を検出
する。ここで、検出距離(Za,Zb)は、上述の、図13に
示すf(A,t),f(B,t)に相当するものであり、所定距離
(RL1)は、図13に示す位置A,B間の距離に相当す
る。積算手段(20のRΣZ)が、同一時刻の検出距離(Za,Z
b)の差(DZ=Za-Zb)を、発生順に積算する。長尺材(1)の
ある位置i(それに対応する時刻ti)における積算値
(iまでのΣDZ:図7のRΣZ)は、該位置iの表面距離
(図13のf(x))となる。
【0020】しかして、形状情報記憶手段(テ-ブル4)
が、各位置(i)の積算値(RΣZ)を距離カウント手段(20の
RXP)の移動距離情報(RXP:i相当値)対応で記憶するの
で、この形状情報記憶手段(テ-ブル4)上に、長尺材(1)
の長手方向(x)各位置(i)の表面距離(RΣZ)が得られる。
【0021】この形状情報記憶手段(テ-ブル4)上に得た
形状情報には、時間推移と共に変動する、長尺材(1)と
検出器(3A,3B)との間の振動ノイズ(平行振動分V(t))が
含まれない。したがって、測定誤差が小さく、形状測定
精度が高い。また、サンプリングピッチ(iの1単位当
りの長尺材(1)上の長さ)を小さくして長尺材(1)の長手
方向(x)の表面凹凸もしくは曲りを高密度で検出するこ
とができる。
【0022】上記第2態様は、第1態様の距離検出器(3
A,3B)を第1組として、第1態様と同じく第1基準面(S
s)に対する長尺材(1)表面(頂面)の距離(Z)を検出し第1
形状情報記憶手段(テ-ブル4)に記憶するので、上述の第
1態様の作用および効果が同様に得られる。加えて、第
2態様では、移送方向(x)に所定距離(RL3-RL2)分離れた
2個の距離検出器(4A,4B)が、第1基準面(Ss1)に直交す
る第2基準面(Ss2)に対向する長尺材(1)表面(右側面)の
距離(Y4a,Y4b)を検出する。ここでも、検出距離(Y4a,Y4
b)は、上述の、図13に示すf(A,t),f(B,t)に対応す
るものであり、所定距離(RL3-RL2)は、図13に示す位
置A,B間の距離に対応する。第2積算手段(20のRΣZ)
が、同一時刻の検出距離(Y4a,Y4b)の差(DY1=Y4a-Y4b)
を、発生順に積算する。長尺材(1)のある位置i(それ
に対応する時刻ti)における積算値(iまでのΣDY1:図
9のRΣY)は、該位置iの表面距離(図13のf(x))と
なる。 しかして、第2形状情報記憶手段(テ-ブル7)
が、各位置(i)の積算値(RΣY)を距離カウント手段(20の
RXP)の移動距離情報(RXP:i相当値)対応で記憶するの
で、第2形状情報記憶手段(テ-ブル7)上に、長尺材(1)
の長手方向(x)各位置(i)の表面(右側面)距離(RΣY)が得
られる。
【0023】第2形状情報記憶手段(テ-ブル7)上に得た
形状情報には、時間推移と共に変動する、長尺材(1)と
検出器(4A,4B)との間の振動ノイズ(平行振動分V(t))が
含まれない。したがって、測定誤差が小さく、形状測定
精度が高い。また、サンプリングピッチ(iの1単位当
りの長尺材(1)上の長さ)を小さくして長尺材(1)の長手
方向(x)の表面(右側面)凹凸もしくは曲りを高密度で検
出することができる。
【0024】上記第3態様は、第1態様の距離検出器(3
A,3B)を第1組として、第1態様と同じく第1基準面(S
s)に対する長尺材(1)表面(頂面)の距離(Z)を検出し第1
形状情報記憶手段(テ-ブル4)に記憶し、しかも、第2態
様と同じく第2基準面(Ss2)に対する長尺材(1)の第2表
面(右側面)の距離(Y)を検出し第2形状情報記憶手段(テ
-ブル7)に記憶するので、上述の第1態様および第2態
様の作用および効果が同様に得られる。加えて、第3態
様では、移送方向(x)に所定距離(RL3-RL2)分離れた第3
組の2個の距離検出器(5A,5B)が、長尺材(1)の第2表面
(右側面)に対向する第3表面(左側面)の距離(Y5a,Y
5b)を検出し、第2積算手段(20のRΣZ)が、同一時刻の
検出距離(Y5a,Y5b)の差(DY2=Y5a-Y5b)を、発生順に積算
し、第3形状情報記憶手段(テ-ブル10)が、各位置(i)の
積算値(RΣY)を距離カウント手段(20のRXP)の移動距離
情報(RXP:i相当値)対応で記憶するので、第3形状情報
記憶手段(テ-ブル10)上に得た形状情報には、時間推移
と共に変動する、長尺材(1)と検出器(5A,5B)
との間の振動ノイズ(平行振動分V(t))が含まれない。
したがって、測定誤差が小さく、第3表面(左側面)の
形状測定精度が高い。また、サンプリングピッチ(iの
1単位当りの長尺材(1)上の長さ)を小さくして長尺材
(1)の長手方向(x)の表面(左側面)凹凸もしくは曲りを高
密度で検出することができる。
【0025】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0026】
【実施例】図1に本発明の一実施例の、鉄道レ−ル搬送
ライン上の、距離測定器の外観を示す。表面形状測定対
象の長尺材であるレ−ル1を水平x方向に送る搬送テ−
ブルの搬送ロ−ラ2A,2Bの上方に、搬送方向上流側
から、レ−ザ走査型のレベル測定器3A,同じくレ−ザ
走査型のレベル測定器3B,スポット光反射型の距離測
定器4Aおよび同じくスポット光反射型の距離測定器4
Bが、100mmピッチ(RL1=100mm,RL2=200mm,RL3=300mm)
で配列されている。レベル測定器3Aおよび3Bが、レ
−ル1の頭部の頂面の形状(x方向各位置の高さ:レベ
ルZ)を測定するための第1組の距離検出器であり、距
離測定器4Aおよび4Bが、レ−ル1の頭部の右側面の
形状(x方向各位置の右張出し長さY)を測定するため
の第2組の距離検出器である。距離測定器4Aおよび4
Bのそれぞれに対向してもう1組のスポット光反射型の
距離測定器5Aおよび5Bがあり、これらが、レ−ル1
の頭部の左側面の形状(x方向各位置の左張出し長さ
Y)を測定するための第3組の距離検出器である。
【0027】レ−ザ走査型のレベル測定器3Aは、レ−
ザスキャナ3Aeと受光器3Arを、レ−ル1の頭部を
間に置いて相対向して配置したものである。レ−ザスキ
ャナ3Aeは、ポリゴンミラ−にレ−ザを投射し、ポリ
ゴンミラ−の反射光を付加ミラ−で水平な第1基準面S
s1に平行なy方向(右から左)に反射して受光器3A
rに投射するものであり、ポリゴンミラ−の回転によ
り、受光器3Arに投射されるレ−ザは、y方向に平行
な線であるが、z方向(下から上)に繰返し移動する。
この投射レ−ザがレ−ル1の頭部で遮断されている間
は、受光器3Arはレ−ザ光を受光しない。投射レ−ザ
がz方向でレ−ル1の頭部の上方に外れている間、受光
器3Arがレ−ザ光を受光する。レ−ザスキャナ3Ae
には、レ−ザのz方向走査位置を表わす信号を発生する
電気回路,受光器Arが非受光から受光に変わったとき
のレ−ザのz方向走査位置(レ−ル1の頭部の頂面の高
さ:z位置=Za)をラッチし、後述するコンピュ−タ
20(図2)によりデ−タ転送指令があるとラッチデ−
タZaをコンピュ−タ20に転送するマイクロコンピュ
−タならびに通信回路が備わっている。
【0028】レ−ザ走査型のレベル測定器3Bも、3A
と構造および機能が同一であり、その位置での、レ−ル
1の頭部の頂面の高さ:z位置=Zbを検出し、コンピ
ュ−タ20よりデ−タ転送指令があると検出デ−タZa
をコンピュ−タ20に転送する。
【0029】スポット光反射型の距離測定器4Aは、レ
−ザをレ−ル1の頭部の右側面に投射しレ−ル1の反射
光を受光して、投射光と反射光のなす角を算出して該角
度を右側面の位置Y(Y4a)に換算するものであり、
この距離計測を繰返し、該位置デ−タY4aを得る毎に
それをラッチ(メモリに記憶)し、コンピュ−タ20よ
りデ−タ転送指令があると検出デ−タZaをコンピュ−
タ20に転送する。
【0030】スポット光反射型の距離測定器4Bは、4
Aと構造および機能が同一であり、その位置での、レ−
ル1の右側面の位置Y4bを検出し、コンピュ−タ20
よりデ−タ転送指令があると検出デ−タY4bをコンピ
ュ−タ20に転送する。
【0031】スポット光反射型の距離測定器5Aは、4
Aと構造および機能が同一であり、距離測定器4Aに対
向し、それが測定する位置(x方向)での、レ−ル1の
左側面の位置Y5aを検出し、コンピュ−タ20よりデ
−タ転送指令があると検出デ−タY5aをコンピュ−タ
20に転送する。
【0032】スポット光反射型の距離測定器5Bは、4
Aと構造および機能が同一であり、距離測定器4Bに対
向し、それが測定する位置(x方向)での、レ−ル1の
左側面の位置Y5bを検出し、コンピュ−タ20よりデ
−タ転送指令があると検出デ−タY5bをコンピュ−タ
20に転送する。
【0033】搬送ロ−ラ2Aは、レベル測定器3Aのや
や上流(x方向)にあり、このロ−ラ2Aにロ−タリエ
ンコ−ダ6Aが結合されており、レ−ル1の所定短距離
の移動につき1パルスの電気信号(指速信号)を発生す
る。搬送ロ−ラ2Aがレベル測定器3Aの上流にあるの
で、レ−ル1の先端がレベル測定器3Aに到来する前か
らロ−タリエンコ−ダ6Aは該パルス信号を発生する。
【0034】搬送ロ−ラ2Bは、距離測定器4b,5B
のやや下流(x方向)にあり、このロ−ラ2Bにロ−タ
リエンコ−ダ6Bが結合されており、ロ−タリエンコ−
ダ6Aと同じくレ−ル1の所定短距離の移動につき1パ
ルスの電気信号(指速信号)を発生する。このパルス周
期(1パルス周期の間のレ−ル1の移動量)はエンコ−
ダ6Bが発生するものと同一である。搬送ロ−ラ2Bが
距離測定器4B,5Bの下流にあるので、レ−ル1の後
端が距離測定器4B,5Bを通過した後しばらくは、ロ
−タリエンコ−ダ6Bは該パルス信号の発生を継続す
る。
【0035】上述の測定器3A〜5Aおよび3B〜5B
は、図2に示すように、パ−ソナルコンピュ−タ20に
接続された、デ−タ入力用のデジルインタ−フェイス1
0に接続されており、このインタ−フェイス10を介し
てコンピュ−タ20からデ−タ転送指令を受信し、それ
に応答して検出デ−タをコンピュ−タ20に転送する。
ロ−タリエンコ−ダ6A,6Bは、そのぞれの発生信号
(パルス)をインタ−フェイス10を介してコンピュ−
タ20の割込信号入力端に与える。コンピュ−タ20に
は、プリンタ30が接続されている。
【0036】コンピュ−タ20には、形状測定プログラ
ムが装填されている。該プログラムは、測定条件および
演算定数をコンピュ−タ20に設定するための入力プロ
グラムと、図3〜図12に示す、測定制御および形状値
算出を行なう実行プログラムが含まれ、オペレ−タは、
はじめに入力プログラムを起動してコンピュ−タ20
に、測定器のパラメ−タおよび演算定数の所定のものを
入力し、そして測定の実行指示を入力する。この実行指
示に応答してコンピュ−タ20は、実行プログラムを起
動する。
【0037】図3および図4に、実行プログラムに従っ
てコンピュ−タ20が行なう測定制御および形状値算出
の内容を示す。これにおいては、まず図3を参照する
と、レ−ル1が測定器3A,3B,4Aおよび4Bの各
位置にあるか否かを示すレジスタ(コンピュ−タ20の
内部メモリの一領域)TF1〜TF4をクリア(0の書
込みに同義)する(ステップ1)。これにより、レジス
タTF1〜TF4のデ−タはいずれも、各位置にレ−ル
1が存在しないことを示す「0」に設定(初期化)され
たことになる。以下、コンピュ−タ20の処理動作を、
項目分けして説明する。なお、以下において、カッコ内
には、「ステップ」という語を省略してステップNo.
記号(数字)のみを記す。
【0038】1.レ−ル1の到来待ち:コンピュ−タ2
0は、Ts時限のタイマTsをスタ−トして(2)、測
定器3A,3B,4A,4B,5Aおよび5Bにデ−タ
の転送を要求し、それらが転送して来たデ−タZa,Z
b,Y4a,Y4b,Y5aおよびY5bを、それぞれ
レジスタにセ−ブする(3)。そして、レ−ル1が最初
に到達する測定器3Aのデ−タZaが、Zs以上(レ−
ル1が存在)であるかをチェックする(4)。Zs未満
であると、レ−ル1がまだ到来していないとして、タイ
マTsがタイムオ−バした(時間Tsが経過した)かを
チェックして(5〜7)、タイムオ−バするのを待つ
(7)。タイムオ−バすると、再度タイマTsをスタ−
トして(2)、全測定器の測定デ−タを読込む(3)。
測定器3Aのデ−タZaが、Zs以上(レ−ル1が存
在)となるまでこれを繰返す。すなわち、レ−ル1の先
端が測定器3Aに到来するのを待つ。
【0039】2.レ−ル1の先端が測定器3Aに到来し
たときの処理:ステップ4のチェックで、測定器3Aの
デ−タZaが、Zs以上(レ−ル1が存在)であること
を始めて検知すると、レジスタTF1に「1」(レ−ル
1が測定器3A位置にある)を書込み(8,9)、レ−
ル1の移動距離(レ−ル1上の測定位置)追跡用のレジ
スタRXPに1(x方向始端:第1位置)を書込んで
(10)、レジスタRPxをクリアし(11)、そし
て、ロ−タリエンコ−ダ6Aが発生するパルスに応答し
た割込処理を許可する(12)。このときレ−ル1はす
でに搬送ロ−ラ2A上にあり、ロ−タリエンコ−ダ6A
は、レ−ル1の所定短距離の進行毎に1パルスの指速信
号を発生する。割込処理を許可したことによりコンピュ
−タ20は、該指速信号(パルス)が1パルス発生する
度に、図5に示す割込処理を実行する。
【0040】3.指速信号に応答する割込処理:図5を
参照する。指速信号(指速パルス)が1パルス発生する
と、これに応答してコンピュ−タ20は、レジスタRP
x(このデ−タをステップ13でクリアすなわち初期化
している)のデ−タRPxに1を加えた和をレジスタR
Pxに更新書込みする(41)。すなわちレジスタRP
xのデ−タを1インクレメントする。レジスタRPx
は、指速パルスをカウントアップするためのカウントレ
ジスタである。次に、レジスタRPxのデ−タが設定値
Nsに達したかをチェックして(42)、達していない
とメインル−チン(図3,図4)の、今回の割込処理に
入る直前の処理に復帰する。レジスタRPxのデ−タが
設定値Nsに達したときには、レジスタWCFに「1」
(測定デ−タ読込み要)を書込み、レジスタRXPのデ
−タRXPを1インクレメントして(44)、レジスタ
RPxをクリアする(45)。以上の割込処理により、
ロ−タリエンコ−ダ6AがNs個の指速パルスを発生す
る度に、レジスタRXPのデ−タRXPが1インクレメ
ントされる。このNs個(デ−タRXPの一単位)は、
この実施例ではレ−ル1の20mmの移動に相当する。すな
わち、レ−ル1の先端が測定器3Aに到達した直後か
ら、レ−ル1が20mm進行する度に、レジスタWCFに
「1」(測定デ−タ読込み要)が発生し、かつ、レジス
タRXPのデ−タが1づつ増大する。レジスタRXPの
デ−タRXPが表わす数に20mmを掛けた値が、レ−ル1
先端の、測定器3Aからの進行距離を表わし、しかも、
測定器3Aによるレ−ル1上の測定位置(x方向;レ−
ル1の先端からのx方向の距離)を表わす。
【0041】4.レ−ル1の先端が測定器3Bに到来し
たときの処理:コンピュ−タ20は、レ−ル1が測定器
3Bの位置にあるかをチェックし(13)、無しから有
りに変わったときに、レジスタTF2に「1」(レ−ル
1が測定器3Bの位置にある)を書込み(13,15,
16)、そのときのレジスタRXPのデ−タRXPをレ
ジスタRL1に書込む(17)。測定器3Aと3Bのx
方向距離は100mmに設定されているので、レジスタRL
1のデ−タRL1が示す値は、100/20あるいはその前後
の値である(機構設定誤差や測定誤差があるため)。
【0042】5.レ−ル1の先端が測定器3Bに到来し
てから、測定器4Bに到達するまでの処理:図3のステ
ップ3−4−8−13−15(最初は更に16,17)
−18−19−−図4の31−32−29−30−3
のル−プを繰返して実行する。すなわち、割込処理(図
5)でレジスタRXPを1インクレメントしレジスタW
CFに「1」を書込む度に(レ−ル1が20mm進行する度
に)、図4のステップ29でこのWCF=「1」を検知
して、そこでWCFをクリアし(30)、そしてステッ
プ3で全測定器のデ−タを読込む(3)。そして、測定
器3Aと3Bの測定デ−タZa,Zbの差DZ=Za−
Zbを算出して、テ−ブル1(コンピュ−タ20の内部
メモリの一領域;以下「テ−ブル」の意味は同義)のア
ドレスRXP(PXPはレジスタRXPのデ−タ)に書
込む(18)。これを繰返す。
【0043】6.レ−ル1の先端が測定器4Aに到来し
たときの処理:測定器4Aへのレ−ル1先端の到達はス
テップ19で検知する。これを検知すると、レジスタT
F3に「1」(レ−ル1が測定器4Aの位置にある)を
書込み(21)、レジスタRL2にレジスタRXPのデ
−タRXPを書込む(22)。測定器3Aと4Aのx方
向距離は200mmに設定されているので、レジスタRL2
のデ−タRL2が示す値は、200/20あるいはその前後の
値である(機構設定誤差や測定誤差があるため)。レ−ル
1の先端が測定器4Bに到達するまでは、上記5.の処
理を継続する。
【0044】7.レ−ル1の先端が測定器4Bに到来し
たときの処理:測定器4Bへのレ−ル1先端の到達はス
テップ23で検知する。これを検知すると、レジスタT
F4に「1」(レ−ル1が測定器4Aの位置にある)を
書込み(25)、レジスタRL3にレジスタRXPのデ
−タRXPを書込む(26)。測定器3Aと4Bのx方
向距離は300mmに設定されているので、レジスタRL3
のデ−タRL3が示す値は、300/20あるいはその前後の
値である(機構設定誤差や測定誤差があるため)。更に、
ロ−タリエンコ−ダ6Aの指速パルスに応答する割込処
理を禁止し、代りに、ロ−タリエンコ−ダ6Bの指速パ
ルスに応答する割込処理を許可する(27)。このよう
にロ−タリエンコ−ダの切換えを行なうのは、その後レ
−ル後端が搬送ロ−ラ2Aを通過してしまって、ロ−タ
リエンコ−ダ6Aが発生するパルスが、レ−ル1の移動
速度対応のもの(指速パルス)からずれる可能性がある
ので、これを防止するためである。このように切換えて
も、ロ−タリエンコ−ダ6Bの指速パルスに応答して図
5に示す割込処理を同様に実行し、かつ、この切換え時
にレジスタRPX,RXPを初期化しないので、レジス
タRPx,RXPにより、連続して、レ−ル1の移動量
計測が継続される。 8.レ−ル1の先端が測定器4Bに到来してから、レ−
ル1の後端が測定器3Aを通過するまでの処理:図3の
ステップ3−4−8−13−15−18〜24(最初は
更に25〜27)−28−29−30−3のル−プを繰
返して実行する。すなわち、上記5.の処理に加えて、
ステップ28の処理を実行する。ステップ28では、測
定器4Aと4Bの測定デ−タY4a,Y4bの差DY1
=Y4a−Y4bを算出して、テ−ブル2のアドレス
「RXP−RL3」に書込み、更に、測定器5Aと5B
の測定デ−タY5a,Y5bの差DY2=Y5a−Y5
bを算出して、テ−ブル3のアドレス「RXP−RL
3」に書込む。この、上記5.の処理+ステップ28の
処理を、繰返す。
【0045】9.レ−ル1の後端が測定器3Aを通過し
たときの処理:レ−ル1の後端が測定器3Aを通過する
と、これをステップ4で検知し、レジスタTF1をクリ
アする(5)。そして、上記5.の処理(ステップ1
8)はそこで停止し、上記8.で説明したステップ28
の処理を実行する。
【0046】10.レ−ル1の後端が測定器4Aを通過
したときの処理:レ−ル1の後端が測定器4Aを通過す
ると、これをステップ19で検知し、レジスタTF3,
TF4をクリアする(31)。そして、上記8.で説明
したステップ28の処理も停止し、割込みを禁止し(3
3)、「形状計算&出力」(34)を実行する。割込み
の禁止により、レジスタRXPのデ−タのインクレメン
トは停止し、レジスタRXPのデ−タは、レ−ル1の後
端が測定器4Aを通過したときの値RXPf(「レ−ル
1の全長+測定器3A/4A間距離(RL2)」を表わ
す値)に留まる。
【0047】以上に説明した全測定器3A〜5Bの測定
デ−タの繰返し読込みと差分演算および差分値(図13
の微分値に相当)のテ−ブル1〜3への書込み(ステッ
プ18,28)により、テ−ブル1には、レ−ル1の頭
部の頂面の、測定器3Aと3Bにおける高さZの偏差
が、x方向で20mm刻み(RXPの1単位)で、レ−ル1
の先端をメモリアドレスの起点としそれからRL1分ア
ドレスが進んだ位置から、レ−ル2の後端からRL1分
手前の位置をアドレスの終点とする形で格納されてい
る。テ−ブル2には、レ−ル1の頭部の右側面の、測定
器4Aと4Bにおける水平方向の右張り出し長さYの偏
差が、x方向で20mm刻みで、レ−ル1の先端をメモリア
ドレスの起点としそれからRL1分アドレスが進んだ位
置から、レ−ル2の後端から(RL3−RL2)分手前
の位置をアドレスの終点とする形で格納されている。同
様にテ−ブル3には、レ−ル1の頭部の左側面の、測定
器5Aと5Bにおける水平方向の左張り出し長さYの偏
差が、x方向で20mm刻みで、レ−ル1の先端をメモリア
ドレスの起点としそれからRL1分アドレスが進んだ位
置から、レ−ル2の後端から(RL3−RL2)分手前
の位置をアドレスの終点とする形で格納されている。
【0048】レ−ル1の先端から後端までの、テ−ブル
1にデ−タを書込んだ測定領域を図14の(a)に、テ
−ブル2および3にデ−タを書込んだ測定領域を図14
の(b)に示す。
【0049】図6に、「形状計算&出力」(34)の内
容を示す。この処理では、「上面の形状計算&表示」
(51),「右側面の形状計算&表示」(52),「左
側面の形状計算&表示」(53),「算出デ−タの編
集」(54)および「編集デ−タのプリントアウト」
(55)を、この順に順次実行する。
【0050】図7および図8に、「上面の形状計算&表
示」(51)の内容を示す。ここでは、まずデ−タのイ
ンクレメント(レ−ル1の位置カウント)を停止したレ
ジスタRXPのデ−タをレジスタRXPfにセ−ブして
(61A)、テ−ブル1のデ−タ読出しアドレス領域の
始点RL1をレジスタRXPに、終点RXPf−(RL
1+RL2)をレジスタRADに設定する(62A,6
3A)。これらの始点RL1〜終点RXPf−(RL1
+RL2)の間に、測定器3Aと3Bの測定値の差値が
格納されている(図14の(a)を参照)。次に積算処
理の前準備として積算レジスタRΣZをクリアする(6
4A)。
【0051】次に、レジスタRXPのデ−タをアドレス
としてテ−ブル1のデ−タを読出して、積算レジスタR
ΣZのデ−タに加え、得た和を積算レジスタRΣZに更
新書込みし、そしてレジスタRXPを1インクレメント
し、同様にデ−タの読出し,加算および更新書込みを行
ない(65A〜70A)、これを繰返す。すなわちテ−
ブル1の差値デ−タの積算処理を行なう。差値デ−タ
は、テ−ブル1のアドレスx=RL1から存在する。そ
こで、レジスタRXPのデ−タがRL1に達したかをチ
ェックして(67A)、達した後は、積算値RΣZをテ
−ブル4のアドレスRXP(そのときのレジスタRXP
のデ−タ)に書込む(68A)。この積算処理と積算値
RΣZをテ−ブル1のアドレスRXD=RAD=RXP
f−(RL1+RL2)まで行なう(65A〜70Aの
組返し)。これを終了すると、テ−ブル4のデ−タすな
わち、レ−ル1の頭部の頂面の、レ−ル1の、先端から
RL1分入った位置から、後端よりRL1分手前の位置
までの高さ(レベル)Zを、20mm刻みで示す形状デ−
タ、をコンピュ−タ20のディスプレイの、頂面形状表
示領域の第1欄に、折れ線グラフで表示する(71
A)。
【0052】次に、該表示した領域の、2000mm長領域
(RLC=0〜99)毎の、高さZの上ピ−ク値(RM
A)と下ピ−ク値(RMI)の差すなわち山谷差(PD
=RMA−RMI)を、該表示した領域の先端(3RL
1)から後端(RAD)まで、20mm刻み(RXPの一単
位)で算出して、テ−ブル5に書込む(72A〜89
A)。これを繰返す(77A〜84A,88A,89A
の繰返し)。これと同時に、山谷差(PD=RMA−R
MI)が設定値0.2mmを越えているかをチェックし(8
5A)、越えていると、そのときのアドレスRXPをテ
−ブル6に書込む(72A,85A,87A)。この処
理を終了すると、テ−ブル5のデ−タは、テ−ブル4の
デ−タの表示と同様に折れ線グラフで、テ−ブル6のデ
−タは表形式(数字表示)で、コンピュ−タ20のディ
スプレイの、頂面形状表示領域の第2欄および第3欄
に、表示する(90A)。
【0053】以上により、コンピュ−タ20のディスプ
レイの、頂面形状表示領域の第1欄には、レ−ル1の頭
部の頂面の高さ分布が折れ線グラフで、第2欄には、頂
面の山谷差分布が折れ線グラフで、また第3欄には、頂
面の山谷差が設定値を越える位置を示す数表が、それぞ
れ表示されている。
【0054】図9および図10に、「右側面の形状計算
&表示」(52)の内容を示す。ここでは、まずテ−ブ
ル2のデ−タ読出しアドレス領域の始点RL3をレジス
タRXPに、終点RXPf−(RL3−RL2)をレジ
スタRADに設定する(62B,63B)。これらの始
点RL3〜終点RXPf−(RL3−RL2)の間に、
測定器4Aと4Bの測定値の差値が格納されている(図
14の(b)を参照)。次に積算処理の前準備として積
算レジスタRΣZをクリアする(64B)。
【0055】次に、レジスタRXPのデ−タをアドレス
としてテ−ブル2のデ−タを読出して、積算レジスタR
ΣZのデ−タに加え、得た和を積算レジスタRΣZに更
新書込みし、そしてレジスタRXPを1インクレメント
し、同様にデ−タの読出し,加算および更新書込みを行
ない(65B〜70B)、これを繰返す。すなわちテ−
ブル2の差値デ−タの積算処理を行なう。差値デ−タ
は、テ−ブル2のアドレスx=RL3−RL2から存在
する。そこで、レジスタRXPのデ−タが(RL3−R
L2)に達したかをチェックして(67B)、達した後
は、積算値RΣZをテ−ブル7のアドレスRXP(その
ときのレジスタRXPのデ−タ)に書込む(68B)。
この積算処理と積算値RΣZをテ−ブル2のアドレスR
XD=RAD=RXPf−(RL3−RL2)まで行な
う(65B〜70Bの組返し)。これを終了すると、テ
−ブル7のデ−タすなわち、レ−ル1の頭部の右側面
の、レ−ル1の、先端から(RL3−RL2)分入った
位置から、後端より(RL3−RL2)分手前の位置ま
での右張出し長Yを20mm刻みで示す形状デ−タをコンピ
ュ−タ20のディスプレイの、右側面形状表示領域の第
1欄に、折れ線グラフで表示する(71B)。
【0056】次に、該表示した領域の、1500mm長領域
(RLC=0〜74)毎の、右張り出し長Yの上ピ−ク
値(RMA)と下ピ−ク値(RMI)の差すなわち山谷
差(PD=RMA−RMI)を、該表示した領域の先端
(RL3−RL2)から後端(RAD)まで、20mm刻み
(RXPの一単位)で算出して、テ−ブル8に書込む
(72B〜89B)。これを繰返す(77B〜84B,
88B,89Bの繰返し)。これと同時に、山谷差(P
D=RMA−RMI)が設定値0.5mmを越えているかを
チェックし(85B)、越えていると、そのときのアド
レスRXPをテ−ブル9に書込む(72B,85B,8
7B)。この処理を終了すると、テ−ブル8のデ−タ
は、テ−ブル7のデ−タの表示と同様に折れ線グラフ
で、テ−ブル9のデ−タは表形式(数字表示)で、コン
ピュ−タ20のディスプレイの、右側面形状表示領域の
第2欄および第3欄に、表示する(90B)。
【0057】以上により、コンピュ−タ20のディスプ
レイの、右側面形状表示領域の第1欄には、レ−ル1の
頭部の右側面の右張り出し長分布が折れ線グラフで、第
2欄には、右側面の山谷差分布が折れ線グラフで、また
第3欄には、右側面の山谷差が設定値を越える位置を示
す数表が、それぞれ表示されている。
【0058】図11および図12に、「左側面の形状計
算&表示」(52)の内容を示す。ここでは、まずテ−
ブル3のデ−タ読出しアドレス領域の始点(RL3−R
L2)をレジスタRXPに、終点RXPf−(RL3−
RL2)をレジスタRADに設定する(62C,63
C)。これらの始点(RL3−RL2)〜終点RXPf
−(RL3−RL2)の間に、測定器5Aと5Bの測定
値の差値が格納されている(図14の(b)を参照)。
次に積算処理の前準備として積算レジスタRΣZをクリ
アする(64C)。
【0059】次に、レジスタRXPのデ−タをアドレス
としてテ−ブル3のデ−タを読出して、積算レジスタR
ΣZのデ−タに加え、得た和を積算レジスタRΣZに更
新書込みし、そしてレジスタRXPを1インクレメント
し、同様にデ−タの読出し,加算および更新書込みを行
ない(65C〜70C)、これを繰返す。すなわちテ−
ブル3の差値デ−タの積算処理を行なう。差値デ−タ
は、テ−ブル3のアドレスx=RL3−RL2から存在
する。そこで、レジスタRXPのデ−タが(RL3−R
L2)に達したかをチェックして(67C)、達した後
は、積算値RΣZをテ−ブル10のアドレスRXP(そ
のときのレジスタRXPのデ−タ)に書込む(68
C)。この積算処理と積算値RΣZをテ−ブル3のアド
レスRXD=RAD=RXPf−(RL3−RL2)ま
で行なう(65C〜70Cの組返し)。これを終了する
と、テ−ブル10のデ−タすなわち、レ−ル1の頭部の
左側面の、レ−ル1の、先端からRL3分入った位置か
ら、後端より(RL3−RL2)分手前の位置までの左
張出し長Yを、20mm刻みで示す形状デ−タ、をコンピュ
−タ20のディスプレイの、左側面形状表示領域の第1
欄に、折れ線グラフで表示する(71C)。
【0060】次に、該表示した領域の、1500mm長領域
(RLC=0〜74)毎の、左張り出し長Yの上ピ−ク
値(RMA)と下ピ−ク値(RMI)の差すなわち山谷
差(PD=RMA−RMI)を、該表示した領域の先端
(RL3−RL2)から後端(RAD)まで、20mm刻み
(RXPの一単位)で算出して、テ−ブル11に書込む
(72C〜89C)。これを繰返す(77C〜84C,
88C,89Cの繰返し)。これと同時に、山谷差(P
D=RMA−RMI)が設定値0.5mmを越えているかを
チェックし(85C)、越えていると、そのときのアド
レスRXPをテ−ブル12に書込む(72C,85C,
87C)。この処理を終了すると、テ−ブル11のデ−
タは、テ−ブル10のデ−タの表示と同様に折れ線グラ
フで、テ−ブル12のデ−タは表形式(数字表示)で、
コンピュ−タ20のディスプレイの、左側面形状表示領
域の第2欄および第3欄に、表示する(90C)。
【0061】以上により、コンピュ−タ20のディスプ
レイの、左側面形状表示領域の第1欄には、レ−ル1の
頭部の左側面の左張り出し長分布が折れ線グラフで、第
2欄には、左側面の山谷差分布が折れ線グラフで、また
第3欄には、左側面の山谷差が設定値を越える位置を示
す数表が、それぞれ表示されている。
【0062】上述の「左側面の形状計算&表示」(5
3)の処理を終えると、コンピュ−タ20は、「算出デ
−タの編集」(54)を行なう。これにおいては、テ−
ブル1〜12のデ−タをすべて第1表〜第12表に編集
する。そして「編集デ−タのプリントアウト」(55)
で、第1表〜第12表をプリンタ30に与えてプリント
アウトする。
【0063】以上に説明した実施例においては、レ−ザ
走査型のレベル測定器3A,3Bでレ−ル1頂面の高さ
Zを、水平に進行するレ−ザの下から上への垂直走査の
繰返しにより検出するので、レ−ル1が横方向yにずれ
ても、高さ検出が正確である。
【0064】レ−ル1の高さ方向zの振動又は偏位によ
りレベル測定器3A,3Bによる高さ検出は不正確とな
るが、同一時点にx方向に位置差がある2箇所の頂面高
さを検出し、それらの差値を用いて頂面高さを算出する
ので、レ−ル1の高さ方向zの振動又は偏位による高さ
検出誤差は、得られる高さデ−タ(テ−ブル4のデ−
タ)に含まれず、正確な頂面高さデ−タが得られ、これ
に基づいた山谷差デ−タ(テ−ブル4のデ−タ)も正確
なものが得られる。
【0065】レ−ル1の頭部の右側面および左側面の張
り出し長Yは、スポット光反射型の距離測定器4A,4
Bおよび5A,5Bで、レ−ル1の側面方向から検出す
るので、レ−ル1が高さ方向zに振動しても、張り出し
長検出は正確である。レ−ル1の横方向yの振動又は偏
位により距離測定器4A,4Bおよび5A,5Bによる
張り出し長検出は不正確となるが、同一時点にx方向に
位置差がある2箇所の側面位置を検出し、それらの差値
を用いて側面位置を算出するので、レ−ル1の横方向y
の振動又は偏位による検出誤差は、得られる側面位置デ
−タ(テ−ブル7,10のデ−タ)に含まれず、正確な
頂面高さデ−タが得られ、これに基づいた山谷差デ−タ
(テ−ブル8,11のデ−タ)も正確なものが得られ
る。
【0066】なお、x方向に位置差がある1対の測定器
で同一時刻に測定した値の差値をx方向に積算して表面
形状デ−タを得るので、レ−ル1の先端領域および後端
領域の表面形状デ−タは得られない(図14を参照)。
一般にレ−ル1の先端領域および後端領域は反り又は曲
りが大きいので、特別に精細に形状測定を行なう必要が
ある。このような先端領域および後端領域の形状測定
を、本発明者等はすでに提案しており(例えば特願平7
−67401号)、上記実施例で形状デ−タを得られな
い領域については、別途の測定方法(例えば特願平7−
67401号)を適用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の、レ−ル搬送テ−ブルの
上方に配設された測定器の外観を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例の全体を示すブロック図で
ある。
【図3】 図2に示すコンピュ−タ20の、形状測定処
理の内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図4】 図2に示すコンピュ−タ20の、形状測定処
理の内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
【図5】 図2に示すコンピュ−タ20の、ロ−タリエ
ンコ−ダ6Aが発生するパルスに応答して実行する割込
処理の内容を示すフロ−チャ−トである。
【図6】 図4に示す「形状計算&出力」(34)の内
容を示すフロ−チャ−トである。
【図7】 図6に示す「上面の形状計算&表示」(5
1)の内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図8】 図6に示す「上面の形状計算&表示」(5
1)の内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
【図9】 図6に示す「右側面の形状計算&表示」(5
2)の内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図10】 図6に示す「右側面の形状計算&表示」
(52)の内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
【図11】 図6に示す「左側面の形状計算&表示」
(53)の内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図12】 図6に示す「左側面の形状計算&表示」
(53)の内容の残部を示すフロ−チャ−トである。
【図13】 図1に示すレ−ル1の側面図であり、A,
B点における高さ測定値の差値より高さを算出する原理
を示す。
【図14】 図1に示すレ−ル1の側面図であり、図3
および図4に示す「形状測定」(FMT)における、レ
−ル1の位置,レ−ル1の移動量計測値RXP、および
テ−ブルへ測定デ−タを書込む領域の相関を示す。
【図15】 従来の1つの形状測定方法で形状を求める
原理を示すグラフである。
【符号の説明】
1:レ−ル 2A,2B:搬
送ロ−ラ 3A,3B:レベル測定器 3Ae,3B
e:レ−ザスキャナ 3Ar,3Br:受光器 4A,4B,5
A,5B:距離測定器 6A,6B:ロ−タリエンコ−ダ 10:デジタル
インタ−フェイス 20:コンピュ−タ 30:プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元 松 廣 議 北九州市戸畑区飛幡町1−1 新日本製鐵 株式会社八幡製鐵所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺材の長手方向に所定間隔離れた1対の
    表面距離検出器と該長尺材の少くとも一方を他方に対し
    て相対的に該長手方向に移送しつつ相対移送距離を計測
    し、該移送の間移送距離対応で両検出器の表面距離検出
    情報を摘出し、 同一時刻に摘出した両検出器の表面距離検出情報の差を
    積算し、長尺材の長手方向位置iまでの積算値を、該位
    置iの表面位置として得る、長尺材の形状測定方法。
  2. 【請求項2】長尺材をその長手方向に移送する搬送ロ−
    ラ;該搬送ロ−ラにより送られる長尺材の移動速度を表
    わす電気信号を発生する速度信号発生手段;該電気信号
    を積算し移動距離情報を発生する距離カウント手段;前
    記搬送ロ−ラによる長尺材の移送方向に実質上平行な基
    準面に対向する長尺材表面の距離を検出する、該移送方
    向に沿って相互に所定距離を置いて配設された2個の距
    離検出器;これらの距離検出器の同一時刻の検出距離の
    差を、発生順に積算する積算手段;および、 積算手段の積算値を、前記距離カウント手段の移動距離
    情報対応で記憶する形状情報記憶手段;を備える長尺材
    の形状測定装置。
  3. 【請求項3】距離検出器は、基準面に平行にレ−ザを発
    射しこのレ−ザを該基準面に垂直な方向に走査するレ−
    ザスキャナと、長尺材を間に置いてレ−ザスキャナに対
    向し長尺材により遮断されないレ−ザを検出する受光器
    とを含む、レ−ザ走査型のレベル測定器である、請求項
    2記載の形状測定装置。
  4. 【請求項4】長尺材をその長手方向に移送する搬送ロ−
    ラ;該搬送ロ−ラにより送られる長尺材の移動速度を表
    わす電気信号を発生する速度信号発生手段;該電気信号
    を積算し移動距離情報を発生する距離カウント手段;前
    記搬送ロ−ラによる長尺材の移送方向に実質上平行な第
    1基準面に対向する長尺材の第1表面の距離を検出す
    る、該移送方向に沿って相互に所定距離を置いて配設さ
    れた第1組の2個の距離検出器;前記搬送ロ−ラによる
    長尺材の移送方向に実質上平行で第1基準面に直交する
    第2基準面に対向する長尺材の第2表面の距離を検出す
    る、該移送方向に沿って相互に所定距離を置いて配設さ
    れた第2組の2個の距離検出器;第1組の距離検出器の
    同一時刻の検出距離の差を、発生順に積算する第1積算
    手段;第2組の距離検出器の同一時刻の検出距離の差
    を、発生順に積算する第2積算手段;第1積算手段の積
    算値を、前記距離カウント手段の移動距離情報対応で記
    憶する第1形状情報記憶手段;および、 第2積算手段の積算値を、前記距離カウント手段の移動
    距離情報対応で記憶する第2形状情報記憶手段;を備え
    る長尺材の形状測定装置。
  5. 【請求項5】第1組の距離検出器は、第1基準面に平行
    にレ−ザを発射しこのレ−ザを該基準面に垂直な方向に
    走査するレ−ザスキャナと、長尺材を間に置いてレ−ザ
    スキャナに対向し長尺材により遮断されないレ−ザを検
    出する受光器とを含む、レ−ザ走査型のレベル測定器で
    あり、第2組の距離検出器は、スポット光反射型の距離
    測定器である、請求項4記載の形状測定装置。
  6. 【請求項6】長尺材をその長手方向に移送する搬送ロ−
    ラ;該搬送ロ−ラにより送られる長尺材の移動速度を表
    わす電気信号を発生する速度信号発生手段;該電気信号
    を積算し移動距離情報を発生する距離カウント手段;前
    記搬送ロ−ラによる長尺材の移送方向に実質上平行な第
    1基準面に対向する長尺材の第1表面の距離を検出す
    る、該移送方向に沿って相互に所定距離を置いて配設さ
    れた第1組の2個の距離検出器;前記搬送ロ−ラによる
    長尺材の移送方向に実質上平行で第1基準面に直交する
    第2基準面に対向する長尺材の第2表面の距離を検出す
    る、該移送方向に沿って相互に所定距離を置いて配設さ
    れた第2組の2個の距離検出器;長尺材の第2表面に対
    向する第3表面の距離を検出する、該移送方向に沿って
    相互に所定距離を置いて配設された第3組の2個の距離
    検出器;第1組の距離検出器の同一時刻の検出距離の差
    を、発生順に積算する第1積算手段;第2組の距離検出
    器の同一時刻の検出距離の差を、発生順に積算する第2
    積算手段;第3組の距離検出器の同一時刻の検出距離の
    差を、発生順に積算する第3積算手段;第1積算手段の
    積算値を、前記距離カウント手段の移動距離情報対応で
    記憶する第1形状情報記憶手段;第2積算手段の積算値
    を、前記距離カウント手段の移動距離情報対応で記憶す
    る第2形状情報記憶手段;および、 第3積算手段の積算値を、前記距離カウント手段の移動
    距離情報対応で記憶する第3形状情報記憶手段;を備え
    る長尺材の形状測定装置。
  7. 【請求項7】第1組の距離検出器は、第1基準面に平行
    にレ−ザを発射しこのレ−ザを該基準面に垂直な方向に
    走査するレ−ザスキャナと、長尺材を間に置いてレ−ザ
    スキャナに対向し長尺材により遮断されないレ−ザを検
    出する受光器とを含む、レ−ザ走査型のレベル測定器で
    あり、第2組および第3組の距離検出器は、スポット光
    反射型の距離測定器である、請求項4記載の形状測定装
    置。
  8. 【請求項8】形状情報記憶手段の記憶情報(RΣZ)を報知
    する報知手段;を更に備える請求項2,請求項3,請求
    項4,請求項5,請求項6又は請求項7記載の長尺材の
    形状測定装置。
  9. 【請求項9】形状情報記憶手段の、長尺材の所定長対応
    のあるアドレスiからjまでの領域の積算値の上ピ−ク
    値と下ピ−ク値を検出し両ピ−ク値の差すなわち山谷差
    を算出し、これをアドレスi対応で凹凸情報記憶手段に
    記憶し、アドレスi,jを順次更新してこれを繰返す凹
    凸検出手段;を更に備える請求項2,請求項3,請求項
    4,請求項5,請求項6又は請求項7記載の長尺材の形
    状測定装置。
  10. 【請求項10】凹凸情報記憶手段の記憶情報を報知する
    報知手段;を更に備える請求項9記載の形状測定装置。
  11. 【請求項11】凹凸情報記憶手段の記憶情報の、設定値
    を越えるものを検索し、その長尺材上の長手方向位置対
    応情報を検索して曲り位置情報記憶手段に記憶する曲り
    位置検索手段;を更に備える請求項9記載の形状測定装
    置。
  12. 【請求項12】曲り位置情報記憶手段の記憶情報を報知
    する報知手段;を更に備える請求項11記載の形状測定
    装置。
  13. 【請求項13】長尺材は、枕木に乗る足部の下面が搬送
    ロ−ラで支えられる鉄道用レ−ルであり、距離検出器
    は、レ−ルの頭部の、車輪を下支持する上面,右側面あ
    るいは左側面の距離を検出する、請求項2,請求項3,
    請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,
    請求項9,請求項10,請求項11又は請求項12記載
    の形状測定装置。
JP18692095A 1995-07-24 1995-07-24 長尺材の形状測定方法および装置 Withdrawn JPH0933243A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127604A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Railway Technical Res Inst 車両走行路実形状の算出方法およびその車両走行路の補修量算出方法
CN114896674A (zh) * 2022-06-16 2022-08-12 北京深华科交通工程有限公司 一种安全净区杆状物防护护栏过渡段设计方法及应用该方法的护栏

Cited By (3)

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