JPH09331653A - モータ用軸受装置 - Google Patents
モータ用軸受装置Info
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- JPH09331653A JPH09331653A JP17173996A JP17173996A JPH09331653A JP H09331653 A JPH09331653 A JP H09331653A JP 17173996 A JP17173996 A JP 17173996A JP 17173996 A JP17173996 A JP 17173996A JP H09331653 A JPH09331653 A JP H09331653A
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Abstract
圧軸受構造によりオイルの蒸発、飛散等を防止して長期
にわたってオイルを保持可能とし、高寿命で尚且つ信頼
性の優れたモータ用軸受装置を提供する。 【解決手段】 動圧軸受構造として回転軸(6)と軸方
向に配された一対の第1のスリーブ(11)のいずれか
一方に動圧発生溝を形成し、第1のスリーブ(11)間
に配される第2のスリーブ(12)を親水性多孔質部材
で構成し、第2のスリーブ(12)の内径を第1のスリ
ーブ(11)の内径より大にしておくことでオイルの蒸
発、飛散等を防止し、尚且つ常に安定したオイル保持を
実現してその耐久性を改善する。
Description
に係り、より具体的には動圧流体軸受構造の改良に関す
るものである。
装置として動圧型流体軸受構造を用いたものが種々提案
されており、例えば、特開平7−170740号公報や
特開平8−9587号公報などに記載されたものがあっ
た。
面に形成した動圧発生溝と、オイルで構成するラジアル
軸受の両側のスリーブ内周面に、動圧発生溝より内径を
大きくしたオイルだまりを設け、スリーブ内周面の両端
にはオイルだまりの内径より小さい突起を設けたもので
ある。そして、このように構成することにより、スリー
ブ内周面の両端に設けられた突起によってゴミや埃の侵
入を防ぎ、オイルの蒸発、飛散を抑えていた。
に回転軸はステンレス製、スリーブは黄銅製であるため
オイルの保持が悪い。そして、上記のような動圧軸受構
造であっても、オイルの蒸発、飛散を防止することはで
きず、長期にわたってオイルを保持することが不可能で
あった。そのため、時間が経つにつれその動圧効果が薄
れ軸振れを起こしたり、スリーブとの接触によって焼付
き等の問題が発生し、耐久性の点で悪影響を及ぼす原因
となっていた。また、上記のようなスリーブではその加
工が非常に困難であるため、部品コストが高価なものと
なっていた。
決して、複雑な加工を必要とせず簡単な動圧軸受構造に
よりオイルの蒸発、飛散等を防止して長期にわたってオ
イルを保持可能とし、高寿命で尚且つ信頼性の優れたモ
ータ用軸受装置を提供しようというものである。
として回転軸と第1のスリーブのいずれか一方に動圧発
生溝を形成し、第1のスリーブ間に配される第2のスリ
ーブを親水性多孔質部材で構成し、第2のスリーブの内
径を第1のスリーブの内径より大にしておくことでオイ
ルの蒸発、飛散等を防止し、尚且つ常に安定したオイル
保持を実現してその耐久性を大幅に改善することができ
る。
転軸と軸方向に配された一対の第1のスリーブとを備
え、前記回転軸の外周面又は前記第1のスリーブの内周
面のいずれか一方に動圧発生溝を形成してなるモータ用
軸受装置において、前記第1のスリーブ間には親水性多
孔質部材からなる第2のスリーブが設けられ、この第2
のスリーブの内径を前記第1のスリーブの内径より大に
したものである。また、前記第1のスリーブの外端には
親水性多孔質部材からなるリング部材が設けられ、この
リング部材の内径を前記第1のスリーブの内径より小に
したものである。
ラシレスモータの要部断面図であり、図2は、図1にお
ける軸受部の拡大図である。図1において、1はブラケ
ットを兼ねたアルミダイキャスト製の軸受ハウジング
で、外側ケーシング2の開口縁に固定されている。この
軸受ハウジング1の中央には軸受ホルダ1aが形成さ
れ、外周にステータコア3が固着されている。
に臨ませた界磁マグネット7を配したマグネットケース
8が固着されており、外側ケーシング2に配したスラス
ト受け板2aでピボット支承されるようになっている。
1aの内周面には軸方向の2ヶ所にわたって第1のスリ
ーブ11が圧入されており、この第1のスリーブ11に
よって動圧発生溝の形成された回転軸6を保持してい
る。そして、第1のスリーブ11間には親水性多孔質部
材からなる第2のスリーブ12が配され、この第2のス
リーブ12の内径は第1のスリーブ11の内径より大に
構成されている。
よりオイルの粘性が低下して飛散してしまう場合であっ
ても、その発熱にともない親水性多孔質部材からなる第
2のスリーブ12が膨張してその孔部が拡張するため、
吸収作用が増加して安定したオイル保持を実現すること
ができる。
あれば、飛散したオイルのみが吸収されるようになり、
動圧作用に必要なオイルまで吸収してしまう恐れがなく
なるため、焼付きを防止してその寿命を大幅に向上させ
ることができる。なお、第2のスリーブ12を含油させ
ておけば、さらにオイルの循環作用が高まり円滑な回転
を実現できる。
る軸受部を示した要部断面図である。同図において、第
1のスリーブ11の第2のスリーブ12が配される反対
側には親水性多孔質部材からなるリング13が配されて
おり、このリング13の内径は第1のスリーブ11の内
径よりも小にしてある。
外端にオイルが飛散したときにもリング13によってそ
の飛散したオイルを吸収することができる。さらに、モ
ータの起動あるいは停止時における回転軸6と第1のス
リーブ11との接触による騒音の発生を防止することが
でき、回転軸6の軸振れを抑えることができる。
発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施
可能である。例えば、上記各実施例ではブラシレスモー
タについて詳述しているが、ブラシ付きモータであって
も全く差し支えない。また、動圧発生溝は回転軸でなく
スリーブに形成しても構わず、その形状についても、上
記各実施例の他に変更可能であることは言うまでもな
い。
軸と第1のスリーブとを備え、回転軸の外周面又は第1
のスリーブの内周面のいずれか一方に動圧発生溝を形成
し、第1のスリーブ間には親水性多孔質部材からなる第
2のスリーブが設けられ、この第2のスリーブの内径を
前記第1のスリーブの内径より大に構成したことによ
り、オイルの蒸発、飛散等を防止して安定したオイル保
持を実現することができる。
孔質部材からなるリング部材が設けられ、このリング部
材の内径を第1のスリーブの内径より小に構成したこと
により、モータの起動あるいは停止時における回転軸と
第1のスリーブとの接触による騒音の発生を防止するこ
とができ、回転軸の軸振れを抑えることができる。
要部断面図である。
要部断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸と軸方向に配された一対の第1の
スリーブとを備え、前記回転軸の外周面又は前記第1の
スリーブの内周面のいずれか一方に動圧発生溝を形成し
てなるモータ用軸受装置において、前記第1のスリーブ
間には親水性多孔質部材からなる第2のスリーブが設け
られ、この第2のスリーブの内径を前記第1のスリーブ
の内径より大にしたことを特徴とするモータ用軸受装
置。 - 【請求項2】 前記第1のスリーブの外端部には親水性
多孔質部材からなるリング部材が設けられ、このリング
部材の内径を前記第1のスリーブの内径より小にした請
求項1記載のモータ用軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17173996A JP3586044B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | モータ用軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17173996A JP3586044B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | モータ用軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09331653A true JPH09331653A (ja) | 1997-12-22 |
JP3586044B2 JP3586044B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=15928793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17173996A Expired - Fee Related JP3586044B2 (ja) | 1996-06-10 | 1996-06-10 | モータ用軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3586044B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000012313A1 (fr) * | 1998-08-27 | 2000-03-09 | Seiko Epson Corporation | Structure hydrophile, tete d'impression a jet d'encre, procede de production de celles-ci, imprimante a jet d'encre et autres elements structurels |
JP2007198606A (ja) * | 2007-04-09 | 2007-08-09 | Jtekt Corp | 軸受装置 |
US20090285514A1 (en) * | 2006-03-24 | 2009-11-19 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing device |
-
1996
- 1996-06-10 JP JP17173996A patent/JP3586044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000012313A1 (fr) * | 1998-08-27 | 2000-03-09 | Seiko Epson Corporation | Structure hydrophile, tete d'impression a jet d'encre, procede de production de celles-ci, imprimante a jet d'encre et autres elements structurels |
US20090285514A1 (en) * | 2006-03-24 | 2009-11-19 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing device |
US8215843B2 (en) * | 2006-03-24 | 2012-07-10 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing device |
US8562219B2 (en) | 2006-03-24 | 2013-10-22 | Ntn Corporation | Fluid dynamic bearing device |
JP2007198606A (ja) * | 2007-04-09 | 2007-08-09 | Jtekt Corp | 軸受装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3586044B2 (ja) | 2004-11-10 |
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