JPH09327146A - モータ用軸受装置 - Google Patents

モータ用軸受装置

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Publication number
JPH09327146A
JPH09327146A JP16368296A JP16368296A JPH09327146A JP H09327146 A JPH09327146 A JP H09327146A JP 16368296 A JP16368296 A JP 16368296A JP 16368296 A JP16368296 A JP 16368296A JP H09327146 A JPH09327146 A JP H09327146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
sleeve
motor
bearing portion
sintered oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP16368296A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kishi
勇祐 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Parts Ind Co Ltd filed Critical Tokyo Parts Ind Co Ltd
Priority to JP16368296A priority Critical patent/JPH09327146A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な動圧軸受構造により低回転
から高回転にわたって軸振れを防止するとともに、正逆
両回転における接触摩耗を低減して高寿命化を実現する
ことのできるモータ用軸受装置を提供する。 【解決手段】 モータの回転軸(6)を保持するにあた
り、スリーブ(11)と焼結含油軸受(12)を設ける
とともに内径を同等かもしくは互いに異ならせ、かつい
ずれか一方に動圧発生溝を形成しておき、スリーブ(1
1)と焼結含油軸受(12)を一組の軸受部として配設
することであらゆる回転速度域に対して軸振れを防止
し、正逆どちらに回転させても焼付き等が発生すること
なく耐久性を大幅に改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ用軸受装置
に係り、より具体的には動圧流体軸受構造の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、小型モータ等のモータ用軸受
装置として動圧型流体軸受構造を用いたものが種々提案
されており、例えば、特開平7−170740号公報や
特開平8−9587号公報などに記載されたものがあっ
た。
【0003】上記のものは、回転軸と、スリーブの内周
面に形成した動圧発生溝と、オイルで構成するラジアル
軸受の両側のスリーブ内周面に、動圧発生溝より内径を
大きくしたオイルだまりを設け、スリーブ内周面の両端
にはオイルだまりの内径より小さい突起を設けたもので
ある。そして、このように構成することにより、スリー
ブ内周面の両端に設けられた突起によってゴミや埃の侵
入を防ぎ、オイルの蒸発、飛散を抑えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような動圧軸受構造では、低回転時においてはその動圧
効果を十分に発揮できないため、軸振れを起こしてしま
う。また、回転軸を逆転させようとすると動圧発生溝内
のオイルが飛散してしまうため、スリーブとの接触によ
って焼付き等の問題が発生し、耐久性の点で悪影響を及
ぼす原因となっていた。
【0005】そこで、本発明は上記したような問題を解
決して、簡単な動圧軸受構造により低回転から高回転に
わたって軸振れを防止するとともに、正逆両回転におけ
る接触摩耗を低減して高寿命化を実現することのできる
モータ用軸受装置を提供しようというものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータの回転
軸を保持するにあたり、スリーブと焼結含油軸受を設け
るとともにその内径を同等かもしくは互いに異ならせ、
かついずれか一方に動圧発生溝を形成しておき、これら
を効率良く配設することであらゆる回転速度域に対して
軸振れを防止し、正逆どちらに回転させても焼付き等が
発生することなく耐久性を大幅に改善することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のモータ用軸受装置は、ス
リーブと焼結含油軸受とで回転軸を保持し、前記スリー
ブと前記焼結含油軸受のいずれか一方の内周面に動圧発
生溝を形成し、この動圧発生溝の形成された方を第1の
軸受部、他方を第2の軸受部として、この第2の軸受部
の内径を前記第1の軸受部の内径と同等もしくはそれ以
下にするとともに、前記第2の軸受部を前記第1の軸受
部の軸方向における少なくとも一側に配したものであ
る。また、前記第2の軸受部を前記第1の軸受部の両側
に配しておくと効果的である。
【0008】
【第1の実施例】図1は、本発明の一実施例におけるブ
ラシレスモータの要部断面図であり、図2は、図1にお
ける軸受部の一例を示した図である。図1において、1
はブラケットを兼ねたアルミダイキャスト製の軸受ハウ
ジングで、外側ケーシング2の開口縁に固定されてい
る。この軸受ハウジング1の中央には軸受ホルダ1aが
形成され、外周にステータコア3が固着されている。
【0009】また、回転軸6にはステータコア3の外周
に臨ませた界磁マグネット7を配したマグネットケース
8が固着されており、外側ケーシング2に配したスラス
ト受け板2aでピボット支承されるようになっている。
【0010】ここで、図2(a)にも示すように、軸受
ホルダ1aの内周にはスリーブ11と焼結含油軸受12
とが一組の軸受部として軸方向の2ヶ所に圧入されてい
る。このスリーブ11の内周面には動圧発生溝が形成さ
れており、その溝内にはオイルが注入されている。ま
た、スリーブ11の図中下面には焼結含油軸受12が配
され、この焼結含油軸受12の内径はスリーブ11の内
径と同等かもしくはそれ以下に構成されている。
【0011】次に、上記のように構成されたモータ用軸
受装置のメカニズムについて説明する。図2(a)に示
すように、回転軸6が図中矢印方向に回転するとすれ
ば、その回転に伴ってスリーブ11の動圧発生溝内のオ
イルは矢印方向に流れる。このオイルは、最終的にスリ
ーブ11の下面に配された焼結含油軸受12によってそ
の流れが遮られ、高回転域においても動圧発生溝内のオ
イルが飛散することなく回転軸6の潤滑機能を果たすこ
とができる。
【0012】また、低回転域においてその動圧効果が低
減する場合であっても、今度は焼結含油軸受12が回転
軸6の潤滑機能として作用することになり、これにより
低回転から高回転にわたって安定した回転保持が実現で
きる。
【0013】なお、図2(b)のように、回転軸6が図
2(a)に対して逆方向に回転するのであれば、今度は
スリーブ11の上面に焼結含油軸受12を配するように
して動圧発生溝内のオイルの飛散を防止することができ
る。さらに、図3(c)のように、焼結含油軸受12の
内周面に動圧発生溝を形成したものであっても差し支え
ない。その場合には、軸方向の一側に配されるスリーブ
11の内径を焼結含油軸受11の内径と同等に構成して
おくのがよい。
【0014】
【第2の実施例】図3は、本発明の他の一実施例におけ
るブラシレスモータの要部断面図である。前述した上記
実施例が一方向回転用であったのに対し、本実施例では
正逆両回転用に構成したものである。すなわち、同図に
おいて、上記図1と同一部分には同一の符号を用いて説
明しており、軸受ホルダ1aの内周面にはスリーブ11
が軸方向の2ヶ所に配され、このスリーブ11の内周面
には動圧発生溝が形成されている。そして、スリーブ1
1の図中上下面には焼結含油軸受12が配されており、
この焼結含油軸受12の内径はスリーブ11の内径と同
等かもしくはそれ以下にしてある。なお、他の部分につ
いては前述した実施例と同様であるため、その説明を省
略する。
【0015】このように構成すれば、回転軸6が図中A
方向に回転する際にはスリーブ11の動圧発生溝内のオ
イルはその下面側に配された焼結含油軸受12によって
受け止められ、また、B方向に回転する際にはスリーブ
11の上面側の焼結含油軸受12によるため、オイルの
飛散を防止して正逆両回転においても回転軸6の円滑な
回転が実現可能となる。
【0016】なお、本発明は上記各実施例に限らず、本
発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変更して実施
可能である。例えば、上記各実施例ではブラシレスモー
タについて詳述しているが、ブラシ付きモータであって
も全く差し支えない。また、スリーブあるいは焼結含油
軸受に形成された動圧発生溝の形状についても、本実施
例の他にも変更可能であることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スリ
ーブと焼結含油軸受とで回転軸を保持し、スリーブと焼
結含油軸受のいずれか一方の内周面に動圧発生溝を形成
し、この動圧発生溝の形成された方を第1の軸受部、他
方を第2の軸受部として、この第2の軸受部の内径を第
1の軸受部の内径と同等もしくはそれ以下にするととも
に、第2の軸受部を第1の軸受部の軸方向における少な
くとも一側に配する構成としたので、動圧発生溝内のオ
イルが飛散することなく低回転から高回転にわたって軸
振れを抑えた円滑な回転を実現できる。また、第2の軸
受部を第1の軸受部の両側に配することにより、正逆両
回転させる場合にも焼付き等を防止してその寿命を大幅
に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるブラシレスモータの
要部断面図である。
【図2】図1における軸受部の一例を示した図である。
【図3】本発明の他の一実施例におけるブラシレスモー
タの要部断面図である。
【符号の説明】
1‥‥軸受ハウジング 1a‥‥軸受ホルダ 6‥‥回転軸 11‥‥スリーブ 12‥‥焼結含油軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブと焼結含油軸受とで回転軸を保
    持し、前記スリーブと前記焼結含油軸受のいずれか一方
    の内周面に動圧発生溝を形成し、この動圧発生溝の形成
    された方を第1の軸受部、他方を第2の軸受部として、
    この第2の軸受部の内径を前記第1の軸受部の内径と同
    等もしくはそれ以下にするとともに、前記第2の軸受部
    を前記第1の軸受部の軸方向における少なくとも一側に
    配したことを特徴とするモータ用軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の軸受部を前記第1の軸受部の
    両側に配した請求項1記載のモータ用軸受装置。
JP16368296A 1996-06-04 1996-06-04 モータ用軸受装置 Pending JPH09327146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16368296A JPH09327146A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 モータ用軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16368296A JPH09327146A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 モータ用軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09327146A true JPH09327146A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15778605

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16368296A Pending JPH09327146A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 モータ用軸受装置

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JP (1) JPH09327146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100575624B1 (ko) * 1998-09-25 2006-09-20 엘지전자 주식회사 양방향 회전형 격자무늬 그루브베어링을 구비한 스핀들모터

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100575624B1 (ko) * 1998-09-25 2006-09-20 엘지전자 주식회사 양방향 회전형 격자무늬 그루브베어링을 구비한 스핀들모터

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