JPH09330394A - 模様生成方法及び装置 - Google Patents

模様生成方法及び装置

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JPH09330394A
JPH09330394A JP8146856A JP14685696A JPH09330394A JP H09330394 A JPH09330394 A JP H09330394A JP 8146856 A JP8146856 A JP 8146856A JP 14685696 A JP14685696 A JP 14685696A JP H09330394 A JPH09330394 A JP H09330394A
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unit
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patterns
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JP8146856A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Yamada
辰美 山田
Katsunori Shimohara
勝憲 下原
Akihiko Hashimoto
秋彦 橋本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの要求する模様及びそのパラメータ
を、経験と感に頼らずに選択操作の繰り返しで短時間に
生成する模様生成方法及び装置を提供する。 【解決手段】 外部記憶装置11からパラメータを読み
込み、パラメータ格納部14へ格納する。制御部12
は、そのパラメータをパラメータ格納部14から読み込
み、パラメータを無作為に変更して、パラメータ格納部
14へ格納する。以上の無作為変更と格納を繰り返し行
って複数の新規なパラメータをパラメータ格納部14内
に生成する。模様生成部16は、パラメータ格納部14
内のパラメータにより模様を生成し、生成された模様を
表示部17で表示する。ユーザはこれらの表示模様を見
て模様の選択を行い、要求にあう場合には最終選択を指
示する。最終選択でない場合には、再度、上記の模様の
生成と選択を繰り返す。最終選択の場合には、選択模様
の生成パラメータを外部記憶装置11に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイル、壁紙、
タイルカーペット等の建築材、内装材、外装材の模様の
生成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでのこの種の技術を説明する。図
12に従来の模様生成装置の構成図を示す。図12にお
いて、11は外部記憶装置、15は模様生成部、16は
模様格納部、17は表示部を示す。これまでの技術は、
模様生成部15が外部記憶装置11から、ユーザがあら
かじめ用意した模様生成パラメータを読み込み、模様を
生成して模様格納部16に格納し、表示部17で表示す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の模様生成装置では、外部記憶装置内の模様生成パラ
メータをユーザが設定し、そのパラメータにより模様を
生成しているため、生成された模様を改良、あるいは模
様に変化をつける場合において、パラメータのわずかな
変化が模様に大きく影響を与える様な模様の生成時に
は、その都度ユーザがパラメータの設定を変えて結果を
見ながら変更するしか方法がないという問題点があっ
た。これは模様の生成時のパラメータの中にはパラメー
タ変更による模様の変化が予測できないものがあること
に依存しており、経験と感に頼らざるをえない。また、
そのために納得いく模様を生成するまでに長時間を要す
るなどの不都合があった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の問題点の
解決をはかり、ユーザが選択操作を繰り返すだけで、要
求する模様及びその模様のパラメータを、経験や感に頼
った明示的なパラメータの変更作業無しに、短時間に生
成することを可能とする模様生成方法及び装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1の発明は、模様の生成に必要なパ
ラメータを外部記憶手段に記憶しておき、該パラメータ
を用いて模様生成部で生成した複数の模様を模様格納部
に格納しておき、前記格納された模様を表示部で表示す
る模様生成方法であって、制御部とパラメータ変更部と
パラメータ格納部とを新たに付加して、まず、前記制御
部は外部記憶装置からのパラメータの読み込みを命令
し、次に、前記パラメータ変更部は該読み込みの命令に
より前記外部記憶装置から読み込んだパラメータを前記
パラメータ格納部に格納し、さらに該読み込んだパラメ
ータの一部を無作為に変更した新規パラメータを1以上
作成して該パラメータ格納部の別の領域に格納し、次
に、前記制御部は前記パラメータ変更部での処理が終了
すると模様生成部に模様の生成を命令し、次に、模様生
成部は前記パラメータ格納部から複数のパラメータを読
み込んで複数の模様を生成し、さらに生成された複数の
模様を模様格納部に格納し、次に、前記表示部は前記模
様格納部に格納された複数の模様を表示して、ユーザー
に該表示された模様の中から最も要求に近いものを選択
させ、次に、前記制御部は前記パラメータ変更部に該選
択された模様のパラメータの変更命令を送り、次に、前
記パラメータ変更部は前記選択されたパラメータを前記
パラメータ格納部の格納領域から読み出し、無作為にそ
のパラメータの一部を変更した新規パラメータを1以上
生成して該パラメータ格納部の別な領域に格納し、次
に、前記制御部は前記パラメータ変更部での処理が終了
すると前記模様生成部に模様の生成を命令し、次に、前
記模様生成部は前記パラメータ格納部から複数のパラメ
ータを読み込んで複数の模様を生成し、生成された複数
の模様を前記模様格納部に格納し、次に、前記表示部は
前記模様格納部に格納された模様を表示して最も要求に
近い模様を選択させることを繰り返させ、次に、所望の
模様が生成された時に終了命令によって前記制御部は前
記パラメータ変更部に該模様を生成するパラメータの出
力を命令し、次に、前記パラメータ変更部は該出力を命
令されたパラメータを前記外部記憶装置に書き込む、こ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2の発明は、上記の
模様生成方法において、模様生成のために必要な乱数を
発生する乱数発生部と乱数発生制御部とを新たに有し、
前記パラメータ変更部が該読み込みの命令により前記外
部記憶装置から読み込んだパラメータを前記パラメータ
格納部に格納し、さらに該読み込んだパラメータの一部
を無作為に変更した新規パラメータを1以上作成して該
パラメータ格納部の別の領域に格納する過程において、
前記外部格納装置から読み込まれたパラメータが前記パ
ラメータ格納部に格納された場合、または前記パラメー
タ変更部が読み込んだパラメータの乱数の初期値を表わ
すパラメータを変更した場合に、前記乱数発生制御部は
変更されたパラメータの格納位置からのパラメータ読み
出しを前記乱数発生部に命令して乱数を発生させ、その
結果を読み出したパラメータに追加するか、または上書
きして別の格納領域に格納することを命令することによ
り、パラメータ格納部内に模様生成用の新規パラメータ
を生成する、ことを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項3の発明は、以上の
模様生成方法において、前記制御部は前記パラメータ変
更部に該選択された模様のパラメータの変更命令を送
り、次に、前記パラメータ変更部は前記選択されたパラ
メータを前記パラメータ格納部の格納領域から読み出
し、無作為にそのパラメータの一部を変更した新規パラ
メータを1以上生成して該パラメータ格納部の別な領域
に格納する過程において、複数の模様が選択された場合
に、前記パラメータ変更部は、前記選択された複数のパ
ラメータを前記パラメータ格納部の格納領域から読み出
し、無作為にそれらのパラメータの対応部分を相互に入
れ替えることによってパラメータの一部の変更を行い、
複数の新規パラメータを生成することを特徴とする。
【0008】また、本発明の請求項4の発明は、模様の
生成に必要なパラメータを記憶しておく外部記憶装置
と、複数の模様を生成する模様生成部と、前記模様生成
部で生成された模様を格納しておく模様格納部とから構
成される模様生成装置であって、前記外部記憶装置から
読み込んだパラメータを格納するパラメータ格納部と、
前記読み込んだパラメータの一部を無作為に変更して新
規パラメータを生成した時には該模様を生成するパラメ
ータを前記外部記憶装置に書き込むパラメータ変更部
と、前記パラメータ変更部の処理が終了すると前記模様
生成部に模様の生成を命令する制御部と、を備えること
を特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項5の発明は、上記の
模様生成装置において、前記パラメータ格納部に格納さ
れたパラメータを読み出し乱数を発生して該パラメータ
に追加するか上書きして前記パラメータ格納部に格納す
る乱数発生部と、パラメータが前記パラメータ格納部に
格納されたか、または前記パラメータ変更部が乱数の初
期値を表わすパラメータを変更した場合に、前記格納も
しくは前記変更されたパラメータの格納位置からのパラ
メータ読み出しを前記乱数発生部に命令する乱数発生制
御部と、を新たに備えることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の請求項6の発明は、以上
の模様生成装置において、生成された模様を表示する
か、もしくは複数のパラメータにより生成された複数の
模様を表示して、ユーザーに選択させる表示手段を新た
に備える、ことを特徴とする。
【0011】本発明では、ある用意されたパラメータの
一部を無作為に変更して新規なパラメータを1以上生成
し、これらのパラメータから生成される複数の模様を表
示してユーザーの要求に近い模様を選択させ、さらにそ
の選択された模様のパラメータに対して同じ処理を行う
ことを、要求にあう模様が生成されるまで繰り返すこと
により、要求する模様及びその模様のパラメータを、経
験や感に頼った明示的なパラメータの変更作業無しに、
選択操作だけで、短時間に生成することを可能とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を、図
を用いて詳細に説明する。
【0013】本発明の請求項4の発明による装置の一実
施形態例である第1の実施形態例を図1に示す。図1に
おいて11は外部記憶装置、12は制御部、13はパラ
メータ変更部、14はパラメータ格納部、15は模様生
成部、16は模様格納部、17は表示部を示す。図1で
は、外部記憶装置11として2つのブロックに分けて記
載しているが、同一のものであってよい。なお、図1に
おいて、メッシュがかけてあって、図12の従来の装置
と同じ番号を付与してあるものは、その従来の装置と同
様の構成要素を示すものとする。
【0014】図1において、まず始めに制御部12はパ
ラメータ変更部13に外部記憶装置11からのパラメー
タの読み込みを命令する。パラメータ変更部13は外部
記憶装置11からパラメータを読み込み、パラメータ格
納部14に格納するとともに、パラメータの一部の値を
無作為に変更して先のパラメータを格納した領域とは別
な領域に格納する。これを繰り返して必要な数の新規な
パラメータをパラメータ格納部14内に生成する。この
パラメータ変更部13の処理終了後、制御部12は模様
生成部15に模様生成を命令する。模様生成の命令を受
けた模様生成部15はパラメータ格納部14から各模様
のパラメータを読み出して模様を生成する。模様の生成
が終了すると模様生成部15は各模様を模様格納部16
に格納し、格納された各模様は表示部17に同時に表示
される。この表示された模様の中からユーザは最も要求
に近いものを選び、その選択結果を制御部12に指示す
る。制御部12はユーザが選択した模様を生成したパラ
メータの変更をパラメータ変更部13に命令する。パラ
メータ変更部13はパラメータ格納部14から制御部1
2により指定されたパラメータを読み込み、読み込んだ
パラメータの一部の値を無作為に変更して、格納してい
た領域とは別な領域に格納する。これを繰り返して必要
な数の新規なパラメータをパラメータ格納部14内に生
成する。パラメータ変更部13の処理終了後、模様生成
部15、模様格納部16、表示部17で上記の一連の処
理を行い、繰り返しユーザに模様選択を行わせる。ユー
ザが満足する模様が生成されると、ユーザは制御部12
に最終選択結果を指定する。制御部12は、最終選択結
果が指定されると、パラメータ変更部13に最終選択さ
れた模様を生成したパラメータの外部記憶装置11への
書き込みを命令し、パラメータ変更部13はその命令に
したがって外部記憶装置11に指定パラメータを書き込
み、全ての処理を終了する。この結果、明示的なユーザ
によるパラメータの変更作業無しに、本装置の表示結果
を選択するという操作だけで、外部記憶装置11内にユ
ーザの要求にあう模様生成のためのパラメータを生成す
ることができる。この生成したパラメータを、模様生成
の装置などに入力すれば、要求した模様が生成される。
【0015】次に、ユーザの選択による模様の決定法の
イメージ図を図2に示す。このイメージ図における装置
の表示部は同時に5枚の模様を表示するものとする。図
2において、21はパラメータ、22は表示模様を示
す。また、図中同じメッシュがかかっているパラメータ
は同一のパラメータを表す。
【0016】最初にパラメータ21aが与えられると、
パラメータ変更部13では、パラメータ21aの一部を
無作為に変更し、4種類の変更パラメータを生成する。
パラメータ21aと4種類の変更パラメータにより模様
生成部15で生成された模様5枚が表示部17に表示さ
れ、その表示結果から、ユーザがもっとも要求する模様
に近いものを選択する。ここで表示模様22bが選択さ
れた場合、パラメータ変更部13は、パラメータ21b
を変更して4種類の変更パラメータを生成する。この手
順を順次繰り返し、表示模様22cが次に選択され、パ
ラメータ21cとこれより生成された4種類の変更パラ
メータとによって生成された5つの模様が表示された
時、要求する模様22dが生成されたとする。ユーザが
最終選択として模様22dを選択すると、パラメータ変
更部13は表示模様22dを生成したパラメータ21d
を外部記憶装置11へ書き込み、処理を終了する。な
お、本実施形態例において、表示部17における表示模
様枚数が5枚の場合について説明したが、この枚数は装
置の格納部の容量、表示部の表示性能等に依存して変わ
るものであり、本発明の変更パラメータの生成数を限定
するものではない。
【0017】パラメータ変更部における変更例を水玉模
様の生成を例にして示す。図3にパラメータの構成例を
示す。パラメータは最初に水玉の半径、次に一個目の水
玉の中心座標、続いて二個目の水玉の中心座標、順次、
n個目の水玉の中心座標により構成されているものとす
る。この例においてはn=9である。このパラメータを
外部記憶装置11よりパラメータ変更部13はパラメー
タ記憶部14に書き込むと共に該パラメータの一部に無
作為な変更を行う。
【0018】変更後のパラメータと模様の結果の例を図
4に示す。図4において、模様サイズは150×150
であり、図中、パラメータの要素の内のメッシュのかか
ったパラメータは変更されたパラメータ、模様内のメッ
シュのかかった部分はパラメータの変更により変わった
模様の部分を示す。
【0019】図4(a)は変更前のパラメータとその生
成模様である。図4(b)は、図4(a)のパラメータ
のうち半径のパラメータが変更された場合のパラメータ
と、その生成模様である。図4(c)は、図4(a)の
9個の水玉のうち1つの水玉の中心位置のパラメータが
変更された場合のパラメータと、その生成模様である。
なお、わかりやすい説明のため水玉模様を例にしたが、
本発明はパラメータにより模様を生成する方法すべてに
適応可能であり、水玉模様に限定されるものではない。
【0020】上記実施形態例で実現される本発明の請求
項1の発明による方法の一実施形態例を図5のフローチ
ャートに示す。まず、外部記憶装置からパラメータを読
み込み、パラメータ格納部へ格納する。次に、パラメー
タ格納部からパラメータを読み込み、パラメータを無作
為に変更して、パラメータ格納部へ格納する。以上の無
作為変更と格納を繰り返し行って、無作為に変更された
複数のパラメータを生成し格納する。次に、パラメータ
格納部内のパラメータにより模様を生成し、生成された
模様を表示する。ユーザは表示されたこれらの模様の中
から模様の選択を行い、この模様が要求にあう模様かど
うかの判定を行って最終選択か否かを指示する。判定が
NG、すなわち要求する模様に近いが要求にあう模様で
はないという選択の指示の場合には、上記のパラメータ
の変更、模様の生成、表示、および判定までの処理を繰
り返す。判定がOK、すなわちユーザーの要求にあう模
様であるという最終選択の指示の場合には、選択された
模様の生成パラメータを外部記憶装置に書き込んで、処
理を終了する。
【0021】本発明の請求項5の発明による装置の一実
施形態例である第2の実施形態例を図6に示す。図6に
おいて、51は乱数発生制御部、52は乱数発生部を示
す。図6において、図1と同様な構成要素については図
1と同一の番号が付与してある。なお、本実施形態例に
おいて、模様生成部15は乱数も含むパラメータで模様
を生成するものである。
【0022】図6において、まず始めに制御部12はパ
ラメータ変更部13に外部記憶装置11からの複数のパ
ラメータの読み込みを命令する。パラメータ変更部13
は外部記憶装置11からパラメータを読み込み、パラメ
ータ格納部14に格納するとともに、乱数発生制御部5
1にパラメータ格納位置を送る。乱数発生制御部51
は、乱数発生部52に、パラメータ変更部13より送ら
れてきたパラメータ格納部14の格納位置からのパラメ
ータ乱数の初期値の読み出しを命令し、乱数を発生さ
せ、その結果を先のパラメータに追加または上書きして
格納させる。乱数発生の処理が終了すると、パラメータ
変更部13はパラメータ格納部14より乱数発生部52
により格納されたパラメータを再度読み込み、このパラ
メータの一部の値を変更してパラメータ格納部14の別
領域に格納する。パラメータ変更部13において乱数の
初期値を表すパラメータに変更があった場合には、再
度、乱数発生制御部51に命令し、上記の乱数発生処理
を行う。但し、パラメータが既に乱数列パラメータを持
っているため、乱数発生制御部51は乱数発生部52に
読み出したパラメータの乱数部分に上書きして格納する
ことを命令する。以上を繰り返して必要な数の新規なパ
ラメータをパラメータ格納部14内に生成する。このパ
ラメータ変更部13での処理が終了すると、制御部12
は模様生成部15に模様生成を命令する。以下、第1の
実施形態例とパラメータの変更の処理を除き同一の処理
を行うことにより、明示的なユーザによるパラメータの
変更作業無しに本装置の表示結果を選択するだけで、外
部記憶装置11内にユーザの要求にあった模様の生成の
ためのパラメータを生成することができる。この生成し
たパラメータを模様生成部15に入力すれば要求した模
様が生成される。
【0023】水玉模様の生成を例にして、パラメータ変
更部13における変更例を示す。図7(a)にパラメー
タの構成例を示す。本実施形態例のパラメータは大きく
二つの要素に分けることができる。第1の要素は基本パ
ラメータであり、もう一つの要素は乱数パラメータであ
る。この例において、第1の要素の基本パラメータは乱
数の初期値、第2の要素の乱数パラメータは第1の要素
の乱数の初期値により発生された乱数列、又は、パラメ
ータ変更部13により変更された乱数列である。水玉模
様生成に実際に使用されるパラメータは、第2の要素の
乱数パラメータである。図7(b)に示すように、乱数
パラメータは、頭から一個目の水玉の半径r1と中心座
標(x1,y1)、二個目の水玉の半径r2と中心座標
(x2,y2)、順次、n個目の水玉の半径nと中心座
標(xn,yn)に割り当てられる。
【0024】次に、パラメータの変更方法を説明する。
パラメータ変更部13は変更位置と変更値を無作為に決
定し、該変更位置にある値を該変更値に変更する。図8
に変更の例を示す。図4と同様に、図中のメッシュがか
かった部分はパラメータ変更により変更された部分を示
す。図8(a)が変更前のパラメータの乱数パラメー
タ、(b)はパラメータ変更部の変更により図8(a)
の四個目の水玉の中心のx座標x4が、変更値x4’に
変更されたパラメータの乱数パラメータである。図8
(c)は図8(a)のパラメータで生成された模様、図
8(d)は変更後のパラメータ(図8(c))で生成さ
れた模様を示す。本実施形態例においては簡単のため水
玉模様を例に説明したが、本発明は乱数により模様を生
成する方法すべてに適応可能であり、水玉模様に限定さ
れるものではない。
【0025】上記実施形態例により実現される本発明の
請求項2の発明による方法の一実施形態例を図9に示
す。まず、外部記憶装置からパラメータを読み込み、パ
ラメータ格納部へ格納する。次に、パラメータ格納部か
らパラメータを読み込み、乱数列パラメータの有無を調
べる。無しの場合には、パラメータを無作為に変更す
る。次に、乱数発生パラメータの変更の有無を調べ、無
しであれば、変更したパラメータをパラメータ格納部の
別の領域へ格納し、乱数発生パラメータの変更が有れ
ば、乱数を発生した乱数により乱数列パラメータを変更
し、変更したパラメータをパラメータ格納部の別の領域
へ格納する。上記において、乱数列パラメータ有りの場
合には、乱数を発生した乱数により乱数列パラメータを
付加または上書きして変更したパラメータをパラメータ
格納部へ格納する。以上の処理を繰り返し行って、複数
の変更パラメータをパラメータ格納部内に生成する。次
に、パラメータ格納部内のパラメータによる模様生成を
行い、生成した模様を表示する。ユーザはこれらの模様
を選択して、要求に近い、あるいは要求にあう模様かど
うかの判定を行って、最終選択か否かを指示する。判定
がNG、すなわち要求する模様に近いが要求にあう模様
ではないという選択の指示の場合には、上記のパラメー
タの読み込みから模様の生成、表示、および判定までの
処理を繰り返す。判定がOK、すなわちユーザーの要求
にあう模様であるという最終選択の指示の場合には、選
択された模様の生成パラメータを外部記憶装置に書き込
んで、処理を終了する。
【0026】以下に、本発明の請求項3の発明によるパ
ラメータ変更方法の一実施形態例である第3の実施形態
例について具体的に説明する。簡単のために本実施形態
例においてはユーザの選択模様数が2つの場合について
説明する。
【0027】図10は本実施形態例におけるパラメータ
の構成例を示す。本実施形態例のパラメータは大きく二
つの要素に分けることができる。第1の要素は模様の要
素となる形の形状パラメータ、第2の要素は模様内での
模様の要素の配置位置を示す配置パラメータである。
【0028】いま、ユーザにより、図11(a)の模様
1と図11(b)の模様2が選択された場合を考える。
図11(a)のパラメータにおいて、形状パラメータは
三角形の形状を表し、配置パラメータは三角形の形に模
様の要素を配置する。一方、図11(b)のパラメータ
において、形状パラメータは円の形状を表し、配置パラ
メータは円形に模様の要素を配置する。この二つのパラ
メータに対してパラメータ変更部13は以下に述べる相
互変更を行い、二つの新たなるパラメータを生成する。
始めにパラメータ変更部13は無作為に分割位置を決定
する。その分割位置に従い二つのパラメータをそれぞれ
分割する。分割されたそれぞれのパラメータの対応する
部分の入れ替えを行い、二つの変更されたパラメータを
生成する。
【0029】以下の例はわかりやすい説明のために、分
割数が2で無作為に定めた分割位置が形状パラメータと
配置パラメータの間であった場合について説明する。図
11においては、(a)のパラメータと(b)のパラメ
ータをそれぞれ形状パラメータと配置パラメータの二つ
に分割する。分割された二つのパラメータの配置パラメ
ータを相互に入れ替え、(c)の変更パラメータと
(d)の変更パラメータを生成する。ここで(c)のパ
ラメータは(a)の形状パラメータと(b)の配置パラ
メータを足したもの、(d)のパラメータは(b)の形
状パラメータと(a)の配置パラメータを足したもので
ある。このときの生成模様はそれぞれ生成模様3、生成
模様4となる。このように本実施形態例の方法によりパ
ラメータを変更した場合、新たに生成されたパラメータ
は、元の二つのパラメータの何らかの特徴を受け継ぐの
で、双方の特徴をもった模様が生成できる。このことか
ら、この変更方法は表示模様中の複数の模様にユーザに
要求する要素がある場合に有効である。
【0030】本実施形態例において、簡単のため模様の
形状と配置を示すパラメータを例に説明したが、本発明
の方法はパラメータにより模様を生成する方法のすべて
のものに適応が可能であり、上記パラメータに限定され
るものではない。また、変更前のパラメータ数、及び、
分割数も2に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、パラメータにより模様
を生成する場合において、模様の変化が予測できないパ
ラメータが含まれている場合でも、ユーザは明示的なパ
ラメータの変更作業無しにただ表示された模様を選択し
ていくこと操作だけによって、要求する模様及び生成パ
ラメータを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例の装置の構成を示す
図。
【図2】上記第1の実施形態例においてのユーザによる
選択によるパラメータ及び模様の変更処理のイメージ
図。
【図3】(a),(b),(c)は上記第1の実施形態
例におけるパラメータの構成例を示す図。
【図4】上記第1の実施形態例によるパラメータの変更
例と生成模様の例を示す図。
【図5】上記第1の実施形態例により実現される本発明
の方法の一実施形態例を示すフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施形態例の装置の構成を示す
図。
【図7】(a),(b)は上記第2の実施形態例におけ
るパラメータの構成例を示す図。
【図8】(a),(b),(c),(d)は上記第2の
実施形態例によるパラメータの変更例と生成模様の例を
示す図。
【図9】上記第2の実施形態例により実現される本発明
の方法の一実施形態例を示すフローチャート。
【図10】本発明の第3の実施形態例におけるパラメー
タの構成例を示す図。
【図11】(a),(b),(c),(d)は上記第3
の実施形態例によるパラメータの変更例と生成模様の例
を示す図。
【図12】従来の装置の構成を示す図。
【符号の説明】
11…外部記憶装置 12…制御部 13…パラメータ変更部 14…パラメータ格納部 15…模様生成部 16…模様格納部 17…表示部 21…パラメータ 22…表示模様 51…乱数発生制御部 52…乱数発生部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 上記第1の実施形態例におけるパラメータの
構成例を示す図。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 (a),(b),(c)は上記第1の実施
形態例によるパラメータの変更例と生成模様の例を示す
図。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模様の生成に必要なパラメータを外部記
    憶手段に記憶しておき、該パラメータを用いて模様生成
    部で生成した複数の模様を模様格納部に格納しておき、
    前記格納された模様を表示部で表示する模様生成方法で
    あって、 制御部とパラメータ変更部とパラメータ格納部とを新た
    に付加して、 まず、前記制御部は外部記憶装置からのパラメータの読
    み込みを命令し、 次に、前記パラメータ変更部は該読み込みの命令により
    前記外部記憶装置から読み込んだパラメータを前記パラ
    メータ格納部に格納し、さらに該読み込んだパラメータ
    の一部を無作為に変更した新規パラメータを1以上作成
    して該パラメータ格納部の別の領域に格納し、 次に、前記制御部は前記パラメータ変更部での処理が終
    了すると模様生成部に模様の生成を命令し、 次に、模様生成部は前記パラメータ格納部から複数のパ
    ラメータを読み込んで複数の模様を生成し、さらに生成
    された複数の模様を模様格納部に格納し、 次に、前記表示部は前記模様格納部に格納された複数の
    模様を表示して、ユーザーに該表示された模様の中から
    最も要求に近いものを選択させ、 次に、前記制御部は前記パラメータ変更部に該選択され
    た模様のパラメータの変更命令を送り、 次に、前記パラメータ変更部は前記選択されたパラメー
    タを前記パラメータ格納部の格納領域から読み出し、無
    作為にそのパラメータの一部を変更した新規パラメータ
    を1以上生成して該パラメータ格納部の別な領域に格納
    し、 次に、前記制御部は前記パラメータ変更部での処理が終
    了すると前記模様生成部に模様の生成を命令し、 次に、前記模様生成部は前記パラメータ格納部から複数
    のパラメータを読み込んで複数の模様を生成し、生成さ
    れた複数の模様を前記模様格納部に格納し、 次に、前記表示部は前記模様格納部に格納された模様を
    表示して最も要求に近い模様を選択させることを繰り返
    させ、 次に、所望の模様が生成された時に終了命令によって前
    記制御部は前記パラメータ変更部に該模様を生成するパ
    ラメータの出力を命令し、 次に、前記パラメータ変更部は該出力を命令されたパラ
    メータを前記外部記憶装置に書き込む、 ことを特徴とする模様生成方法。
  2. 【請求項2】 模様生成のために必要な乱数を発生する
    乱数発生部と乱数発生制御部とを新たに有し、 前記パラメータ変更部が該読み込みの命令により前記外
    部記憶装置から読み込んだパラメータを前記パラメータ
    格納部に格納し、さらに該読み込んだパラメータの一部
    を無作為に変更した新規パラメータを1以上作成して該
    パラメータ格納部の別の領域に格納する過程において、 前記外部格納装置から読み込まれたパラメータが前記パ
    ラメータ格納部に格納された場合、または前記パラメー
    タ変更部が読み込んだパラメータの乱数の初期値を表わ
    すパラメータを変更した場合に、前記乱数発生制御部は
    変更されたパラメータの格納位置からのパラメータ読み
    出しを前記乱数発生部に命令して乱数を発生させ、その
    結果を読み出したパラメータに追加するか、または上書
    きして別の格納領域に格納することを命令することによ
    り、パラメータ格納部内に模様生成用の新規パラメータ
    を生成する、 ことを特徴とする請求項1に記載の模様生成方法。
  3. 【請求項3】 前記制御部は前記パラメータ変更部に該
    選択された模様のパラメータの変更命令を送り、次に、
    前記パラメータ変更部は前記選択されたパラメータを前
    記パラメータ格納部の格納領域から読み出し、無作為に
    そのパラメータの一部を変更した新規パラメータを1以
    上生成して該パラメータ格納部の別な領域に格納する過
    程において、 複数の模様が選択された場合に、前記パラメータ変更部
    は、前記選択された複数のパラメータを前記パラメータ
    格納部の格納領域から読み出し、無作為にそれらのパラ
    メータの対応部分を相互に入れ替えることによってパラ
    メータの一部の変更を行い、複数の新規パラメータを生
    成する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の模様
    生成方法。
  4. 【請求項4】 模様の生成に必要なパラメータを記憶し
    ておく外部記憶装置と、複数の模様を生成する模様生成
    部と、前記模様生成部で生成された模様を格納しておく
    模様格納部とから構成される模様生成装置であって、 前記外部記憶装置から読み込んだパラメータを格納する
    パラメータ格納部と、 前記読み込んだパラメータの一部を無作為に変更して新
    規パラメータを生成した時には該模様を生成するパラメ
    ータを前記外部記憶装置に書き込むパラメータ変更部
    と、 前記パラメータ変更部の処理が終了すると前記模様生成
    部に模様の生成を命令する制御部と、 を備えることを特徴とする模様生成装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータ格納部に格納されたパラ
    メータを読み出し乱数を発生して該パラメータに追加す
    るか上書きして前記パラメータ格納部に格納する乱数発
    生部と、 パラメータが前記パラメータ格納部に格納されたか、ま
    たは前記パラメータ変更部が乱数の初期値を表わすパラ
    メータを変更した場合に、前記格納もしくは前記変更さ
    れたパラメータの格納位置からのパラメータ読み出しを
    前記乱数発生部に命令する乱数発生制御部と、 を新たに備えることを特徴とする請求項4に記載の模様
    生成装置。
  6. 【請求項6】 生成された模様を表示するか、もしくは
    複数のパラメータにより生成された複数の模様を表示し
    て、ユーザーに選択させる表示手段を新たに備える、 ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の模様
    生成装置。
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