JPH09329464A - 光電式エンコーダ - Google Patents

光電式エンコーダ

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JPH09329464A
JPH09329464A JP15054996A JP15054996A JPH09329464A JP H09329464 A JPH09329464 A JP H09329464A JP 15054996 A JP15054996 A JP 15054996A JP 15054996 A JP15054996 A JP 15054996A JP H09329464 A JPH09329464 A JP H09329464A
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JP
Japan
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light
diffraction grating
scale
photoelectric encoder
beam splitter
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JP15054996A
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Toru Yaku
亨 夜久
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光電式エンコーダにおいて、光学系の組立を
容易化する。 【解決手段】 レーザダイオード10からの光はコリメ
ータレンズ12で平行光にされ、回折格子を有するホロ
グラムスケール18に入射する。ホログラムスケール1
8の裏面には全反射膜19が形成され、入射光を全反射
させる。ガラス板11上には偏光ビームスプリッタ14
及び50/50ビームスプリッタ20が配置され、回折
による進相光と遅相光の干渉を受光素子24で受光す
る。反射式で干渉光を受光するので光学部品を削減で
き、また、透過式のようにホログラムスケール18を浮
かす必要がないので取り付けの自由度が増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光電式エンコーダ、
特に回折現象を利用したスケールを用いたエンコーダに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、格子ピッチが細かいホログラ
ムスケールを利用したエンコーダが知られている(例え
ば、特公昭55−31882号公報)。
【0003】図8には、ホログラムスケール利用のエン
コーダの基本的な検出光学系の構成が示されている。図
において、レーザダイオード10から発した波長λの光
は、コリメータレンズ12によって平行光に整えられた
後、偏光ビームスプリッタ14に入射する。偏光ビーム
スプリッタ14で2分岐された光は、ミラー16で反射
され、それぞれ入射角θでホログラムスケール18に入
射する。ホログラムスケール18上で回折した2本の光
はミラー16で反射された後ビームスプリッタ20で合
成され、偏光板22上で干渉する。また、一方の偏光板
22の前には4分の1波長板21が挿入されているた
め、他方と比べて90度位相がずれた信号が得られる。
そして、偏光板22で干渉した光は受光素子24に入射
する。
【0004】図9には、ホログラムスケール18上の回
折格子における回折現象が模式的に示されている。可干
渉性光(レーザ光や狭い範囲におけるLED光)におい
て、光の位相が揃っていて進行方向に対して垂直な面を
波面というが、回折格子の透過部で回折した光と透過
部で回折した光の波面が揃うためには、その光路差が
光の波長λ(厳密には波長の整数倍)であればよい。波
面が揃ったとき、その方向へ回折していく。ここで、入
射角と回折角が同じである場合を想定すると、
【数1】 であるので、
【数2】 を満たす場合に、入射角θで入射した光は回折角で回折
していく(ブラッグ回折)。
【0005】そして、このような回折が生じている場合
には、格子位置により回折光の位相を変化させることが
できる。
【0006】図10には、回折格子がその格子ピッチの
半分P/2だけ移動した時の様子が示されている。図に
おいては、入射光が左下から入射し、回折光が左上へ進
む場合を示している。回折格子が図中矢印に示すように
X軸方向へP/2だけ動いた場合、その分だけ回折光の
回折点が回折進行方向に対して遠くなる。回折光が上記
(2)式の条件を満たしている場合には、P/2だけ遠
ざかると光の位相ではλ/2だけ遅れることになる。図
の例では、左下から入射光が入射し、回折光が左上に抜
けて格子がX軸方向に動いて位相が遅れる状態を示して
いるが、逆に右下から入射して右上に光が抜けて格子が
X軸方向に動いた場合には位相が進むことになる。
【0007】入射光を、
【数3】 (ここで、Einは入射光電界強度、ωc は光の角周波
数)として格子の移動距離をxとすると、回折光に与え
られる位相差φと回折光d(t、x)は次のようにな
る。
【0008】
【数4】 従って、
【数5】 (ここで、Ed は回折光電界強度)となり、左下から左
上に進む場合には、
【数6】 (位相遅れ)となり、右下から右上に進む場合には、
【数7】 (位相進み)となる。
【0009】図11には、図8において発光側にある偏
光ビームスプリッタ14による分岐の様子が示されてい
る。図において、左右の光路を直線偏光の向きによって
区別しており、左光路をP偏光、右光路をS偏光として
いる。従って、ホログラムスケール18上において回折
するときには、+φ位相差(進相)回折光=S偏光、−
φ位相差(遅相)回折光=P偏光となる。
【0010】図12には、ホログラムスケール18を回
折した後の合成の様子が示されている。S偏光とP偏光
はミラー16で反射された後50/50ビームスプリッ
タ20により合成され、ビームスプリッタ20には偏光
特性はないので、2つの出力にはS偏光とP偏光が等分
に振り分けられることになる。ここで、2つの光の干渉
を観測する際に、S偏光とP偏光は電界ベクトルの変化
方向が互いに90度異なっているため、光軸を合わせた
だけでは干渉は生じない。
【0011】そこで、図13に示すように、その透過軸
がS偏光とP偏光の中間(45度)になるように偏光板
22を光路上に配置している。偏光板22の透過軸は、
S偏光・P偏光双方に対して45度で傾いているため、
双方とも完全な透過ができず、偏光板22上において散
乱する。S偏光(+φ位相差回折光)とP偏光(−φ位
相差回折光)ともに同じ光量だけ偏光板22上で散乱し
互いに干渉するので、それを受光素子24で受光すれば
回折格子ピッチの半分P/2周期で変化する信号が得ら
れることになる。
【0012】偏光板22上で生じる干渉をi(t、x)
とすると、
【数8】 ここで、αは散乱減衰係数である。干渉光の強度i
(t、x)2 を求めると、
【数9】 通常のフォトセンサで干渉光を検出するとすれば、高周
波成分2ωc を除去した成分を検出する。干渉光の散乱
効率やフォトセンサの受光感度等を係数Kとすると、検
出出力V0 は、
【数10】 従って、干渉光の検出出力V0 は、格子ピッチ半分であ
るP/2の周期で変化する。
【0013】以上のように、左右の回折光を干渉させる
ことにより、その位相差の変化方向の違いを利用して回
折格子のピッチの半分の周期の信号を得ることができ
る。
【0014】また、90度位相差信号を得るために、図
8及び図12では右側の光路上であってビームスプリッ
タ20と偏光板22との間に4分の1波長板21を挿入
してある。4分の1波長板21は、直交した2つの軸で
光速度が異なる光学素子で、光速度の差による位相ずれ
は波長板を通過した後でちょうど波長の4分の1に相当
する。
【0015】図14には、S偏光とP偏光が4分の1波
長板21を通過する様子が示されている。4分の1波長
板21を通過することにより、P偏光(−φ位相差回折
光)に対してS偏光(+φ位相差回折光)が4分の1波
長分(π/2)遅れる。
【0016】(6)式及び(7)式に4分の1波長分ず
れていることを加味すると、
【数11】
【数12】 偏光板で生じる干渉をi´(t、x)とすると、
【数13】 干渉光の強度i´(t、x)2 を求めると、
【数14】 となる。通常のフォトセンサで検出するとすると、高周
波成分2ωc を除去した成分を検出することになる。干
渉光の散乱効率やフォトセンサの受光感度等を係数Kと
すると、検出出力V0 ´は、
【数15】 となる。干渉光の検出出力V0 ´は、格子ピッチの半分
であるP/2の周期で変化していると同時に、(10)
式のV0 に対して2π/4すなわち90度の位相差を有
していることがわかる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなホログラムスケールの検出方法には次のような問題
がある。すなわち、左右の入射光と回折光の光路長を一
致(またはノミナルな光路長差が波長の整数倍)させる
必要があるので、偏光ビームスプリッタ14と4つのミ
ラー16及び50/50ビームスプリッタ20の3次元
配置に高い精度が必要になる。光の位相の干渉現象を利
用するため、使用する光の波長にもよるがμmオーダの
精度が要求されることになり、光学系の組立が極めて困
難となる問題がある。
【0018】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、光学部品を削減
し、かつ光学系の組立を容易に行うことができる光電式
エンコーダを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、回折格子スケールに光を照射し、そ
の回折光の干渉により回折格子ピッチに応じた周期の信
号を得る光電式エンコーダにおいて、前記回折格子スケ
ールに入射光を反射する反射手段を設け、反射光の干渉
により信号を得ることを特徴とする。
【0020】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記反射手段が前記回折格子スケールの非格子面側
に形成された全反射膜であることを特徴とする。
【0021】また、第3の発明は、第2の発明におい
て、前記回折格子スケールの格子面側に発光手段及び受
光手段を配置することを特徴とする。
【0022】また、第4の発明は、第3の発明におい
て、前記発光手段及び受光手段と前記回折格子スケール
との間にビームスプリッタを配置することを特徴とす
る。
【0023】また、第5の発明は、第4の発明におい
て、前記ビームスプリッタは、前記発光手段及び受光手
段と前記回折格子スケールとの間に配置されたガラス平
板上に配置されることを特徴とする。
【0024】また、第6の発明は、第3の発明におい
て、前記発光手段及び受光手段と前記回折格子スケール
との間に第2の回折格子を配置することを特徴とする。
【0025】また、第7の発明は、第6の発明におい
て、前記第2の回折格子は、前記回折格子スケールの格
子ピッチと同一のピッチを有することを特徴とする。
【0026】また、第8の発明は、第6の発明におい
て、前記第2の回折格子は、前記回折格子スケールの格
子ピッチの2倍のピッチを有することを特徴とする。
【0027】また、第9の発明は、第7の発明または第
8の発明において、前記第2の回折格子は、所定の光路
長差を生じるように局所的に他の部分と異なるピッチで
形成されていることを特徴とする。
【0028】また、第10の発明は、第5の発明または
第6の発明において、所定の光路長差を生じる透明薄膜
が前記ガラス平板上に形成されることを特徴とする。
【0029】このように、本発明においては、回折格子
スケールの裏面、すなわち非格子面に反射手段を設け、
反射式で干渉光を観測するので、光学部品を削減できる
とともに、透過式のようにスケールを「浮かす」必要が
ないので取り付けの自由度が増して組立を容易に行うこ
とができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について、ホログラムスケールを例にとり説明す
る。
【0031】<第1実施形態>図1には、本実施形態の
ホログラムスケール利用のエンコーダの構成が示されて
いる。本実施形態の特徴は、従来では4つあったミラー
16を全て除去し、偏光ビームスプリッタ14、50/
50ビームスプリッタ20を一つのガラス板11上に配
置し、かつ、ホログラムスケール18の非格子面である
裏面に全反射膜19を設けた点である。偏光ビームスプ
リッタ14等の光学部品をガラス板11という平面上に
配置するため、組立を容易に行うことが可能である。ま
た、いわゆる反射式で干渉光を生じるため、発光部であ
るレーザダイオード10及び受光部である受光素子24
はホログラムスケール18に対して格子面側に配置され
ている。
【0032】図2には、図1から光路のみを取り出した
ものが示されている。本実施形態の回折光の光路には2
組ある。図2(A)はレーザダイオード10の右側の光
路であり、図2(B)はレーザダイオード10の左側の
光路である。図2(A)においては、レーザダイオード
10からの光はガラス板11上の偏光ビームスプリッタ
14で2分岐され、一方はホログラムスケール18の裏
面に形成された全反射膜19で全反射されて格子で回折
し、φだけおくれて(−φ)50/50ビームスプリッ
タ20に入射する。他方は格子で回折してφだけ進み
(+φ)、その後全反射膜19で全反射されて50/5
0ビームスプリッタ20に入射する。また、図2(B)
においては、レーザダイオード10からの光は偏光ビー
ムスプリッタ14で2分岐され、一方は格子で回折して
φだけ遅れ(−φ)、全反射膜19で反射されて50/
50ビームスプリッタ20に入射する。他方は全反射膜
19で全反射された後格子で回折してφだけ進み(+
φ)、50/50ビームスプリッタ20に入射する。ど
ちらの場合においても、+φ位相差回折光と−φ位相差
回折光は、光学部品を載せたガラス板11とホログラム
スケール18との間を往復しているので本質的に双方の
光路長は同一となる。このため、ガラス板11上に光学
部品を載せる単純な方法であるにも関わらず、格子ピッ
チの半分P/2の周期の信号を従来と同様に容易に得る
ことができる。
【0033】このように、本実施形態のエンコーダで
は、発光部及び受光部をホログラムスケール18の一方
の面側に集中配置できる。従来のエンコーダでは、図8
に示すように透過式であるためにホログラムスケール1
8を浮かしておく必要があり、そのために取り付けの自
由度が制限されていたが、本実施形態のエンコーダは反
射式となるため、例えば研削平面上にホログラムスケー
ル18をベタ付けする等、取り付けの自由度が増すこと
になる。
【0034】さらに、ミラーの削減及び平面上への光学
部品の配置により、光源と受光素子までの距離を短くす
ることができる。従って、従来のエンコーダの構成では
光源にレーザダイオードを使用しているが、これをより
安価なLED(平行光)に置き換えることも可能とな
る。
【0035】<第2実施形態>上述した第1実施形態の
構成では、ビームスプリッタ等の光学部品をガラス板1
1上に載せなければならない手間がある。そこで、本実
施形態では、さらなる組立の容易化を図るべく、ビーム
スプリッタ等の光学部品の配置が平面的になったことを
利用してそれらを回折格子に置き換える場合を示す。
【0036】図3には、本実施形態のエンコーダの構成
が示されており、第1実施形態と異なる点は、ガラス板
上の偏光ビームスプリッタ14と50/50ビームスプ
リッタ20をホログラムスケール18と同一の格子ピッ
チPを有する回折格子に置き換えた点である。なお、こ
の回折格子をホログラムスケールと区別するために、便
宜上インデックススケール30と称する。
【0037】従来技術では、S偏光とP偏光により左右
の位相差回折光を区別しているが、図3では図1と同様
に光路によって区別している。すなわち、レーザダイオ
ード10から発した光はインデックススケール30上の
回折格子で回折されるが、そのうち左側に進む光が+φ
位相差回折光(進相)となり、右側が−φ位相差回折光
(遅相)となる。また、従来技術では90度位相差を作
るために4分の1波長板21を使用しているが、本実施
形態では+φ位相差回折光の光路上に屈折率nの透明薄
膜32を配置して波長板と同一の機能を達成している。
+φ位相差回折光は屈折率nの透明薄膜32を通過する
ので、−φ位相差回折光と比べて遅れることになる。従
って、膜厚tを適当に選ぶことでちょうど4分の1波長
の位相差を作ることができる。
【0038】図4には、透明薄膜32の拡大図が示され
ており、図において
【数16】
【数17】 であるから、
【数18】 となる。例えば、光の波長λ=630nm、回折格子ピ
ッチP=0.5μm、回折角θ=39.05度、透明薄
膜の材料をSiO2 として屈折率を1.5とすれば、膜
厚tは約244nmとなる。なお、この透明薄膜32は
フォトリソグラフィー技術により製膜することができ
る。
【0039】このように、本実施形態では、ミラー、偏
光ビームスプリッタ、50/50ビームスプリッタ及び
4分の1波長板を全て除去し、これらをガラス板上に形
成することにより、一層の組立の容易化を図ることがで
きる。
【0040】また、図3では受光素子24を4つ配置し
ているが、インデックススケール30の回折格子と受光
素子24の距離が短い場合には、図5に示すように受光
素子24を2つに削減することも可能である。この場
合、それぞれの受光素子24で+φ位相差光と−φ位相
差光をともに受光することになる。
【0041】<第3実施形態>図6には、第2実施形態
においてインデックススケール30の回折格子のピッチ
をホログラムスケール18のピッチの2倍(=2P)と
した場合の構成が示されている。インデッスクスケール
30の回折格子ピッチが2Pであるため、垂直に入射す
る光は回折光θで回折する。また、入射角θで斜めに入
射する光は垂直に回折する。また、90度位相差は第2
実施形態で示したように4分の1光路長差の透明薄膜3
2でも実現できるが、本実施形態では右側受光素子24
の回折格子パターン(図中アで示された部分)を左側よ
りも2P/4だけずらす配置にすることで、左側との光
路長差をλ/4としている。
【0042】<第4実施形態>使用する光の波長λがλ
=Psinθの条件を満足するような短い波長である場
合、図7に示すような構成も可能である。インデックス
スケール30の回折格子は第2実施形態と同様にホログ
ラムスケール18のピッチと同一のPである。波長が短
い場合には、回折現象は垂直光路と回折角θの斜め光路
との間で生じる。この場合も、ホログラムスケール18
上の回折格子の移動により回折光に与えられる位相差変
化は上述の各実施形態と同様である。なお、本実施形態
でも、90度位相差を生じるために右側受光素子24の
回折格子パターン(図中イで示された部分)を左側より
もP/4だけずらす配置にしている。
【0043】以上、本発明の各実施形態について説明し
たが、本発明はホログラムスケールを用いた場合のみな
らず、通常のCrパターンスケールを用いた場合にも適
用可能であることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光電式エンコーダの光学部品を削減でき、かつ、それら
の組立も容易となる。
【0045】また、本発明の光電式エンコーダは、いわ
ゆる反射式であるのでスケールの取り付け自由度が向上
する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】 同実施形態の光路説明図である。
【図3】 本発明の第2実施形態の構成図である。
【図4】 同実施形態の透明薄膜の説明図である。
【図5】 同実施形態の他の構成図である。
【図6】 本発明の第3実施形態の構成図である。
【図7】 本発明の第4実施形態の構成図である。
【図8】 従来のエンコーダの構成図である。
【図9】 回折現象の説明図である。
【図10】 回折格子を移動させた時の波面の遅れを示
す説明図である。
【図11】 偏光ビームスプリッタ通過後の光を示す説
明図である。
【図12】 回折後の光を示す説明図である。
【図13】 偏光板の配置を示す説明図である。
【図14】 4分の1波長板の機能説明図である。
【符号の説明】
10 レーザダイオード、12 コリメータレンズ、1
4 偏光ビームスプリッタ、16 ミラー、18 ホロ
グラムスケール、20 50/50ビームスプリッタ、
21 4分の1波長板、22 偏光板、24 受光素
子、30 インデックススケール、32 透明薄膜。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回折格子スケールに光を照射し、その回
    折光の干渉により回折格子ピッチに応じた周期の信号を
    得る光電式エンコーダにおいて、 前記回折格子スケールに入射光を反射する反射手段を設
    け、 反射光の干渉により信号を得ることを特徴とする光電式
    エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記反射手段は、前記回折格子スケール
    の非格子面側に形成された全反射膜であることを特徴と
    する請求項1記載の光電式エンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記回折格子スケールの格子面側に発光
    手段及び受光手段を配置することを特徴とする請求項2
    記載の光電式エンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記発光手段及び受光手段と前記回折格
    子スケールとの間にビームスプリッタを配置することを
    特徴とする請求項3記載の光電式エンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記ビームスプリッタは、前記発光手段
    及び受光手段と前記回折格子スケールとの間に配置され
    たガラス平板上に配置されることを特徴とする請求項4
    記載の光電式エンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記発光手段及び受光手段と前記回折格
    子スケールとの間に第2の回折格子を配置することを特
    徴とする請求項3記載の光電式エンコーダ。
  7. 【請求項7】 前記第2の回折格子は、前記回折格子ス
    ケールの格子ピッチと同一のピッチを有することを特徴
    とする請求項6記載の光電式エンコーダ。
  8. 【請求項8】 前記第2の回折格子は、前記回折格子ス
    ケールの格子ピッチの2倍のピッチを有することを特徴
    とする請求項6記載の光電式エンコーダ。
  9. 【請求項9】 前記第2の回折格子は、所定の光路長差
    を生じるように局所的に他の部分と異なるピッチで形成
    されていることを特徴とする請求項7または請求項8記
    載の光電式エンコーダ。
  10. 【請求項10】 所定の光路長差を生じる透明薄膜が前
    記ガラス平板上に形成されることを特徴とする請求項5
    または請求項6記載の光電式エンコーダ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005265855A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Wai-Hon Lee 光学式位置エンコーダ装置
US9518846B2 (en) 2014-01-24 2016-12-13 Fanuc Corporation Reflective optical encoder having resin-made code plate

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