JP4153235B2 - 受発光複合ユニット及び変位検出装置 - Google Patents

受発光複合ユニット及び変位検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械や半導体製造装置等の可動部分における相対移動位置を検出するための受発光複合ユニット及びその製造方法、変位検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工作機械や半導体製造装置等の可動部分における相対移動位置を検出する装置として、回折格子を用いた光学式の変位検出装置が知られている。
【0003】
例えば、特開昭60−98302号公報に提案されている従来の光学式変位測定装置を図7及び図8に示す。図7は、この従来の光学式変位測定装置100を模式的に示す斜視図であり、図8は、この従来の光学式変位測定装置100を模式的に示す側面図である。
【0004】
従来の光学式変位測定装置100は、工作機械等の可動部分の移動にともない、図中矢印X1及びX2方向に直線移動する回折格子101と、光を出射する光源102と、光源102から出射された光を2本のビームに分割するとともに回折格子101からの2つの回折光を重ね合わせ干渉させるハーフミラー103と、回折格子101で回折された回折光を反射する2つのミラー104a,104bと、干渉した2つの回折光を光電変換して干渉信号を生成するフォトディテクタ105とを備えている。
【0005】
光源102から出射された光は、ハーフミラー103により2本のビームに分割される。この2本のビームはそれぞれ回折格子101に照射される。回折格子101に照射された2本のビームは、この回折格子101で夫々回折され、回折光となる(以下、この回折光を1回回折光と称する)。この1回回折光は夫々ミラー104a,104bにより反射される。ミラー104a,104bにより反射された1回回折光は、回折格子101に再度照射されて再度回折される(以下、この再度回折された回折光を2回回折光と称する)。これら2本の2回回折光は、同一の光路を経てハーフミラー103に入射され、夫々重ね合わされて干渉し、フォトディテクタ105に照射される。
【0006】
このような従来の光学式変位測定装置100では、回折格子101における図中矢印X1、X2方向の変位を検出することができる。すなわち、光学式変位測定装置100では、回折格子101の移動に応じて、回折格子101に基づく2本の2回回折光に位相差が生じる。このため、この光学式変位測定装置100では、フォトディテクタにより得られる干渉信号から2本の2回回折光の位相差を検出することにより、工作機械等の可動部分の移動位置を測定することができる。
【0007】
また、特開昭60−98302号公報に提案されている他の従来の光学式変位測定装置を図9及び図10に示す。図9は、従来の光学式変位測定装置110模式的に示す斜視図であり、図10は、従来の光学式変位測定装置110を模式的に示す側面図である。
【0008】
従来の光学式変位測定装置110は、工作機械等の可動部分の移動にともない、図中矢印X1及びX2方向に直線移動する回折格子111と、光を出射する光源112と、光源112から出射された光を2本のビームに分割するとともに回折格子111からの2つの回折光を重ね合わせて干渉させるハーフミラー113と、ハーフミラー113により分割された2本のビームを回折格子上111上の同一位置に照射する2つの第1のミラー114a,114bと、回折格子111で回折された回折光を反射する2つの第2のミラー115a,115bと、干渉した2つの回折光を受光して干渉信号を生成するフォトディテクタ116とを備えている。
【0009】
光源112から出射された光は、ハーフミラー113により2本のビームに分割される。この2本のビームは、それぞれ第1のミラー114a,114bに反射されて回折格子111上の同一位置に照射される。回折格子111に照射された2本のビームは、この回折格子でそれぞれ回折され、1回回折光となる。1回回折光は、それぞれ第2のミラー115a,115bにより反射される。またこの1回回折光は、回折格子111に再度照射されて回折され、2回回折光となる。これら2本の2回回折光は、同一の光路を経てハーフミラー113に入射され重ね合わされて干渉し、フォトディテクタ116に照射される。
【0010】
このような従来の光学式変位測定装置110では、回折格子111における図中矢印X1、X2方向の変位を検出することができる。すなわち、この光学的変位測定装置110では、回折格子111の移動に応じて、回折格子111に基づく2本の2回回折光に位相差が生じる。このため、光学式変位測定装置110では、フォトディテクタ116により得られる干渉信号から2本の2回回折光の位相差を検出することにより、工作機械等の可動部分の移動位置を測定することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の光学式変位測定装置100、110は、製造工程において、単独に製作された各光学部品を調整しながら組み立てる必要性があるため、各部品の仕上がり精度や特性のばらつきに対して精密な調整を必要とし、また複雑な工程を導入せざるを得ず、低価格化を図る上で障害となっていた。
【0012】
また各部品の調整や締結、固定に大きなスベースを要し、装置全体の小型化を図ることができないという問題点もある。
【0013】
更に各部品の固定時において接着剤を使用しなければならないため、周囲の環境変化に応じて接着状態が変化し、環境変化や経時変化に起因して各部品間のズレが発生するおそれもある。
【0014】
そこで、本発明は上述した問題点に鑑みて提案されたものであり、その目的とするところは、低価格で小型、軽量化に適した信頼性の高い受発光複合ユニット及び変位検出装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る受発光複合ユニットは、上述の課題を解決するために、光を出射する光源と、上記光源から出射された光を、互いに偏光成分が異なる2つの光に分離して外部光学系へ出射し、当該外部光学系から反射される上記2つの光を合成して合成光を生成する偏光ビームスプリッタと、上記偏光ビームスプリッタにより生成された合成光を複数に分割する光分割手段と、上記分割された合成光を夫々所定の偏光成分のみ透過させる偏光手段と、上記偏光手段を透過した複数の干渉光を夫々所定の位置へ導くレンズ部と、上記レンズ部により導かれた複数の干渉光を夫々光電変換して干渉信号を生成する受光手段とを備え、上記レンズ部、上記偏光手段、及び上記光分割手段を順次積層させて構成することを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る変位検出装置は、上述の課題を解決するために、回折格子が配された被検査物について格子ベクトル方向の変位を干渉信号に基づいて検出する変位検出装置において、光を出射する光源と、上記光源から出射された光を互いに偏光成分が異なる2つの光に分離して出射する偏光ビームスプリッタと、上記ビームスプリッタから出射された2つの光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第1の回折光を夫々反射する反射手段と、上記反射手段により反射された上記第1の回折光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第2の回折光を合成させて合成光を生成し、当該合成光を複数に分割する光分割手段と、上記分割された合成光を夫々所定の偏光成分のみ透過させる偏光手段と、上記偏光手段を透過した複数の干渉光を夫々所定の位置へ導くレンズ部と、上記レンズ部により導かれた複数の干渉光を夫々光電変換して上記干渉信号を生成する受光手段とを備え、上記レンズ部、上記偏光手段、及び上記光分割手段を順次積層させて構成することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明を適用した第1の実施の形態の変位検出装置について説明する。
【0018】
本発明の第1の実施の形態における変位検出装置10は、図1に示すように、工作機械等の可動部分に取り付けられ直線移動する透過型の回折格子11と、発光素子により発光された光を2つの光La1,La2に分離して出射し、回折格子11により回折された2つの2回回折光Lc1,Lc2を互いに干渉させて干渉信号を検出する受発光複合ユニット12と、受発光複合ユニット12から出射された2つの光La1,La2を回折格子11に照射するとともに、回折格子11からの2つの2回回折光Lc1、Lc2を受発光複合ユニット12へ導く反射部材13a、13bと、回折格子11からの2つの1回回折光Lb1、Lb2を反射して再度回折格子11に照射する反射光学系14とを備えている。
【0019】
回折格子11は、図2に示すように、例えば薄板状の形状を有しており、その表面若しくは中に狭いスリットや溝等の格子が所定間隔毎に刻まれている。このような回折格子11に入射された光は、表面に刻まれたスリット等により回折し、該回折格子11を透過する。回折により生じる回折光は、格子の間隔と光の波長で定まる方向に発生する。
【0020】
ここで発明の実施の形態を説明するにあたり、格子が形成されている回折格子11の面を、格子面11aと称する。なお、回折格子11が透過型の場合には、光が入射される面と回折光が発生する面とをともに格子面11aと呼ぶ。また、回折格子11の格子が形成された方向(図2中矢印C1、C2方向)、すなわち、格子の透過率や反射率、溝の深さ等の変化の方向を表す格子ベクトルに対して垂直な方向であって且つ格子面11aに平行な方向を格子方向と称する。格子が形成された方向に垂直な方向であり、且つ格子面11aに平行な方向(図3中矢印D1、D2方向)、すなわち、回折格子11の格子ベクトルに対して平行な方向を格子ベクトル方向と称する。なお、これら回折格子11の各方向については、本発明の第1の実施の形態のみならず、他の実施の形態においても同様に称するものとする。
【0021】
この回折格子11は、工作機械等の可動部分に取り付けられ、該可動部分の移動にともなって、図2中矢印D1、D2方向、すなわち格子ベクトル方向に移動する。
【0022】
なお、本発明では回折格子の種類は限定されず、上述したように機械的に溝等が形成されたもののみならず、例えば、感光性樹脂に干渉縞を焼き付けて作成したものであっても良い。
【0023】
反射部材13aは、光La1を反射して回折格子11の格子面11aの所定の位置に照射する。この光La1が回折格子11により回折されることにより1回回折光Lb1が得られる。反射部材13bは、光La2を反射して、回折格子11の格子面11aの所定の位置に照射する。この光La2が回折格子11により回折されることにより1回回折光Lb2が得られる。
【0024】
また反射部材13aには、1回回折光Lb1が回折格子11により回折されることにより生じる2回回折光Lc1が照射される。反射部材13aは、この2回回折光Lc1を反射して受発光複合ユニット12に照射する。また反射部材13bには、1回回折光Lb2が回折格子11により回折されることにより生じる2回回折光Lc2が照射される。反射部材13bは、この2回回折光Lc2を反射して受発光複合ユニット12に照射する。
【0025】
ちなみに、この反射部材13aにより回折格子11の格子面11aに照射する所定の位置と、反射部材13bにより回折格子11の格子面11aに照射する所定の位置とを近づけても良い。これにより、回折格子11内の光路長の差を小さくすることができ、スケールの厚みムラ等による誤差を軽減させることができる。
【0026】
反射光学系14は、1回回折光Lb1を反射して再度回折格子11に照射する反射器26と、1回回折光Lb2を反射して再度回折格子11に照射する反射器27と、1回回折光Lb1の偏光状態を変える1/4波長板WP1と、1回回折光Lb2の偏光状態を変える1/4波長板WP2とを有する。
【0027】
反射器26には、1/4波長板WP1を通過した1回回折光Lb1が照射される。反射器26は、この1回回折光Lb1が入射経路と同じ経路を逆行するように、該1回回折光Lb1を垂直に反射する。ちなみに、この反射器26に照射される1回回折光Lb1は、1/4波長板WP1を既に通過しており、またこの反射器26を反射する1回回折光Lb1は1/4波長板WP1を再度通過するため、偏光方向が90°回転された状態で、再度回折格子11へ照射されることになる。
【0028】
反射器27には、1/4波長板WP2を通過した1回回折光Lb2が照射される。反射器27は、この1回回折光Lb2が入射経路と同じ経路を逆行するように、該1回回折光Lb2を垂直に反射する。ちなみに、この反射器27に照射される1回回折光Lb2は、1/4波長板WP2を既に通過しており、またこの反射器27を反射する1回回折光Lb2は1/4波長板WP2を再度通過するため、偏光方向が90°回転された状態で、再度回折格子11へ照射されることになる。
【0029】
なおこの反射光学系14は、上述した構成に限定されるものではなく、例えば、反射プリズムを用いて構成しても良い。図3は、反射光学系14に反射プリズムを用いた変位検出装置10の構成を示している。この図3において、図1と同一の構成要素、部材については説明を省略する。
【0030】
反射プリズム30には、1/4波長板WP31が順次積層されている。この反射プリズム30の反射面30aには、1/4波長板WP31を通過した1回回折光Lb1、Lb2が照射される。反射面30aは、この1回回折光Lb1、Lb2が入射経路と同じ経路を逆行するように、当該1回回折光Lb1、Lb2を垂直に反射する。ちなみに。この反射面30aに照射される1回回折光Lb1,Lb2は、1/4波長板WP31を既に通過しており、またこの反射面30aを反射する1回回折光Lb1,Lb2は、1/4波長板WP31を再度通過するため、偏光方向が90°回転された状態で、再度回折格子11へ照射されることになる。
【0031】
次に、受発光複合ユニット12の詳細について説明をする。受発光複合ユニット12は、発光素子や受光素子を収容する収容部材40と、レンズ部41と、所定の偏光成分のみを透過させる偏光部42(42_1、42_2、42_3、42_4)と、光の偏光状態を変化させる位相板43と、回折格子11に照射する光を分割し或いは回折格子11を回折することより得られる2回回折光Lc1、Lc2を分離するための光分岐部44とを備える。
【0032】
収容部材40は、光Laを出射する光源51と、後述する干渉光を光電変換して干渉信号を生成する受光素子52(52_1、52_2、52_3、52_4)と、光源51を設置して電気信号を印加し或いは反射面53aにより光路制御を行うための半導体基板53と、受光素子を設置して電気信号を取り出すための半導体基板54とを有する。
【0033】
光分岐部44は、光源51から出射された光Laを2つの光La1、La2に分割して出射するとともに、反射部材13a,13bからの2回回折光Lc1、Lc2を合成させて合成光Ldを生成する偏光分離部58と、偏光分離部58から照射される合成光Ldを合成光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4に分割する光分岐膜59_1、59_2、59_3、59_4とを有する。
【0034】
光源51は、レーザ光等の可干渉光を発光する素子である。なお、この光源51は、例えば可干渉距離が小さなレーザ光を発光するマルチモードの半導体レーザ等であっても良い。
【0035】
受光素子52は、受光面に対して照射された光を、その光量に応じた電気信号に変換する光電変換素子であり、例えば、フォトディテクタ等からなるものである。この受光素子52は、受光面に対して照射される各干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4を受光して、その光量に応じた干渉信号を生成する。
【0036】
受光素子52により光電変換されて得られた干渉信号は、半導体基板54を介して図示しない位置検出部により検出される。この図示しない位置検出部は、得られた干渉信号に基づいて位相差を求め、回折格子11の相対移動位置を示す位置信号を出力する。
【0037】
レンズ部41は、所定の開口数を有するレンズ等の光学素子である。レンズ部41には、光源51から出射された光Laが入射される。レンズ部41は、入射された光Laを所定のビーム径で回折格子11の格子面11aや、反射器26、27に結像させる。この第1の実施の形態においては、透過型の回折格子11を採用しているため、出射する光Laは通常反射器26、27に結像させる。このため、格子面11a上において照射されるビーム径を大きくすることができ、ゴミや傷の影響を軽減させることが可能となる。またこのような、外部に出射する光、受光する光のビーム径を共に制御するレンズ部41を同一パッケージ内に配置することにより、集積度を高めることができ、また作製工程を簡略化でき、装置全体の信頼性を高めることができる。
【0038】
またレンズ部41には、偏光部42から出射された干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4がそれぞれ入射される。レンズ部41は、入射された各干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4を受光素子52_1,52_2,52_3,52_4に結像させる。その結像点は、必ずしもビーム径が最小となる点とする必要はなく、例えばビームの像内での光路長の差が最小となる点が受光面上に位置するようにしても良い。また、このレンズ部41は、ビームを収束させる場合のみならず、例えば平行光を出射させたり、或いは発散光を出射するようにしても良い。
【0039】
ちなみに、レンズ部41は、入射された光Laの結像と、各干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4の結像を1つのレンズユニットを用いて実現しているが、これに限定されることなく、例えば複数のレンズユニットを用いて実現しても良い。このレンズ部41を構成するレンズは、入射される複数の光を所望の位置に結像させるため、様々なバリエーションの形状を適用することが可能である。例えば、各受光素子52の間隔を狭く設定したい場合には、各干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4の間隔を徐々に接近させる必要があるため、図4に示すようにレンズ部41の形状を、受光素子52に向かって凸になるように構成する。
【0040】
また、光源51と、受光素子52との距離を短く設定する場合には、図5に示すように、レンズ部41の形状を光源51付近に凸になるように構成する。
【0041】
すなわち、このレンズ部41は、光源51や受光素子52の配置に基づいて、光の結像点を決定することができる。また、回路設計時においても、光源51や受光素子の配置に自由度を持たせることが可能となり、加えて、レンズ部41をオプションユニットとすることにより、ICの多様なスペックに対しても臨機応変に対応することができる。
【0042】
なお、このレンズ部41は上述した形態に限定されるものでなく、例えば、レンズ部41と、複合プリズムとを一体化させた構成を適用しても良い。
【0043】
この複合プリズムは、入射された光La、並びに各干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4を屈折させることにより、光路を制御するものである。複合プリズムは、レンズ部41と相俟って上述した効果を発揮させるものであり、例えばレンズ部41とを一体成形してモールド部品化しても良い。
【0044】
偏光部42_1、42_2、42_3、42_4は、位相板43から入射された各合成光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4について所定の偏光成分のみを透過させ、干渉光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4としてレンズ部41へ出射する。各偏光部42は45°間隔(例えば5°、50°、95°、140°)に配置されていれば足り、偏光部42の取り付け時の姿勢について制約を受けずに配置することができる。なお、このような偏光部42を位相板43とレンズ部41の間に設けることにより、ユニット全体をコンパクトな構成にすることができる利点もある。
【0045】
位相板43は、偏光部42と、光分岐部44の間に挟み込まれるように積層される。この位相板43は、例えば1/4波長板からなり、円偏光と直線偏光間の変換を行う。ちなみにこの位相板43は、光源51からレンズ41aを介して光Laが入射される。位相板43は、例えば直線偏光である光Laを円偏光に変換して偏光分離部58へ照射する。また、この位相板43は、光分岐膜59_1、59_2、59_3、59_4から出射された合成光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4を受けて円偏光に変換し、上述した偏光部42へ出射する。すなわち、光源51からの光Laの変換と光分岐膜59からの光Ldの変換とを1つの位相板43により共用する構成を採用する。なお受発光複合ユニット12は、この位相板43を割愛した構成にも適用可能である。
【0046】
偏光分離部58は、例えば偏光ビームスプリッタ等からなり、光源51から出射された光Laが位相板43を介して入射される。この偏光分離部58は、入射された光Laの一部を反射して光La1を生成し、入射された光Laの一部を透過して光La2を生成する。なおこの偏光分離部58は、光La1,La2を、偏光成分が直交するS偏光とP偏光に分割しても良い。またこの偏光分離部58には、回折格子11からの2回回折光Lc1及び2回回折光Lc2が入射される。偏光分離部58は、2つの2回回折光Lc1、Lc2を重ね合わせて合成させ、該合成光Ldを光分岐膜59へ出射する。
【0047】
光分岐膜59_1、59_2、59_3、59_4の各反射率は、夫々1/4,1/3,1/2,1に設定されている(すなわち、光分岐膜59_4は全反射面となっている)。このため、入射された合成光Ldをほぼ同一の光量で、合成光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4に分割することが可能となる。
【0048】
なお受発光複合ユニット12には、上述した収容部材40と、レンズ部41と、偏光部42と、位相板43と、光分岐部44が、同一パッケージ内に配設され独立ユニットとして構成される。またこれらの各部材は、夫々積層されて一体となるように構成されている。
【0049】
すなわち受発光複合ユニット12は、各部材をパッケージ化して一体構造とすることにより、精密な位置調整が容易になり、また部品の配置スペースを大きくとる必要がなくなり、変位検出装置全体の小型化、軽量化を図ることができる。また、各部材を同一の収容部材内に収納することにより、環境変化や経時変化の影響を軽減させることができ、調整時のずれ等を最小限に抑えることができ、ひいては受発光複合ユニット12全体の信頼性を高めることができる。
【0050】
次に本発明を適用した第1の実施の形態の変位検出装置10の動作例について説明をする。
【0051】
先ず光源51から出射された光Laは、例えば図4に示すように半導体基板53の反射面53aにより反射されてレンズ部41へ照射される。光Laは、このレンズ部41により像変換され、例えば1/4波長板からなる位相板43へ照射される。
【0052】
位相板43へ照射された光Laは、該位相板43により円偏光に変化させられる。すなわち、位相板43を介して出射される直線偏光の光Laは、光源51から出射される光の偏光方向の如何によらず、円偏光に変化させることができる。これにより、光源51から出射される光の偏光成分を従来技術の如く、光源51から出射する光の偏光成分を偏光分離部58に対してほぼ45°にすることなく、自由に選択することも可能となる。
【0053】
位相板43を出射された光Laは、偏光分離部58により例えばS偏光とP偏光の光La1、La2に分離され、反射部材13a,13bを介して、回折格子11へ入射させる。ちなみにこの回折格子11における光La1の入射角をθa、光La2の入射角をθb、また1回回折光Lb1の回折角をθa´、1回回折光Lb2の回折角をθb´としたとき、以下の式(11)、(12)が成立する。
sinθa+sinθa´=mλ/d (11)
sinθb+sinθb´=mλ/d (12)
d:回折格子のピッチ
λ:光の波長
m:回折次数
1回回折光Lb1、Lb2はそれぞれ反射器26、27を垂直に反射する。このとき、1回回折光Lb1、Lb2は、1/4波長板WP1、WP2を2回通過するため、偏光方向は夫々90°回転させられる。このため、元々S偏光であった1回回折光Lb1はP偏光に変換され、また元々P偏光であった1回回折光Lb2は、S偏光に変換される。
【0054】
次に、反射器26、27を夫々反射した1回回折光Lb1、Lb2は、再度回折格子11により回折されて2回回折光Lc1、Lc2となり、同一の光路を経て再度偏光分離部58へ到達する。偏光分離部58では、このP偏光である2回回折光Lc1と、S偏光である2回回折光Lc2とを重ね合わせて合成光Ldを生成する。
【0055】
合成光Ldは光分岐膜59_1、59_2、59_3、59_4を介してLd1,Ld2,Ld3,Ld4に分割される。この分割された合成光Ld1,Ld2,Ld3,Ld4は、夫々位相板43に照射される。このとき2回回折光Lc1、Lc2は、互いに逆周りの円偏光になる。この合成光Ldを特定の偏光成分のみ透過する偏光板を通じて受光すると、この合成光Ldについて、重ね合わせた2つの2回回折光Lc1、Lc2の振幅をA1、A2とし、回折格子11の格子ベクトル方向への移動量をx、初期位相をδとし、またK=2π/d(dは格子ピッチ)として、1回目、2回目の回折で夫々1次の回折光を利用した場合は、特定の偏光成分を取り出すと以下の(13)式のような干渉信号Iが得られる。
I=A1+A2+2・A1・A2cos(4・K・x+δ) (13)
この干渉信号Iは、回折格子11が格子ベクトル方向へd/4移動することにより1周期分変化する。δは、重ね合わせた2つの2回回折光Lc1、Lc2の光路長の差に依存する量である。
【0056】
この位相板43を出射した各合成光Ld1、Ld2、Ld3、Ld4は、夫々偏光部42により、所定の偏光成分のみ透過させられる。各偏光部42は、夫々45°間隔になるように設定されているが、本例では偏光部42_1は0°の偏光方向のみ透過させるようにし、また偏光部42_2は45°の偏光方向のみ透過させるようにし、また偏光部42_3は、90°の偏光方向のみ透過させるようにし、さらに偏光部42_4は、135°の偏光方向のみ透過させるようにする。このとき各偏光部42を透過した干渉光Ld1、Ld2、Ld3、Ld4の強度は、夫々以下の式(21)〜(24)で表される。
B+Acos(4・K・x+δ) (21)
B+Acos(4・K・x+90°+δ) (22)
B+Acos(4・K・x+180°+δ) (23)
B+Acos(4・K・x+270°+δ) (24)
B=1/4(A1+A2
A=1/2・A1・A2
式(21)は、偏光部42_1を透過した干渉光Ld1の強度を表した式であり、式(22)は、偏光部42_2を透過した干渉光Ld2の強度を表した式であり、式(23)は、偏光部42_3を透過した干渉光Ld3の強度を表した式であり、式(24)は、偏光部42_4を透過した干渉光Ld4の強度を表した式である。これらの式で表される干渉光Ld1は、レンズ41部を介して、受光素子52_1,52_2,52_3,52_4に結像される。すなわち各受光素子52は、上述の式で表される干渉光Ldを光電変換して干渉信号を生成することとなる。
【0057】
式(21)と式(23)とを減算すると、干渉信号の直流成分を除去することができる。また式(22)と式(24)とを減算すると、干渉信号の直流成分を除去することができる。また減算された信号は、互いに位相が90°異なるため、回折格子に移動方向を検知するための信号を得ることができる。
【0058】
次に本発明を適用した第2の実施の形態の変位検出装置について説明する。第1の実施の形態における変位検出装置10と同一の構成要素、部材については同一の番号を付して説明を引用し、本実施の形態における説明を省略する。
【0059】
本発明の第2の実施の形態における変位検出装置70は、図6に示すように、工作機械等の可動部分に取り付けられ直線移動する反射型の回折格子71と、発光素子により発光された光を2つの光La1,La2に分離して出射し、回折格子71により回折された2つの2回回折光Lc1,Lc2を互いに干渉させて干渉信号を検出する受発光複合ユニット12と、受発光複合ユニット12から出射された2つの光La1,La2を回折格子71に照射するとともに、回折格子71からの2つの2回回折光Lc1、Lc2を受発光複合ユニット12へ導く反射部材73a、73bと、回折格子71からの2つの1回回折光Lb1、Lb2を反射して再度回折格子71に照射する反射光学系74とを備えている。
【0060】
回折格子71は、例えば薄板状の形状を有しており、その表面に狭いスリットや溝等の格子が所定間隔毎に刻まれている。このような回折格子71に入射された光は、表面に刻まれたスリット等により回折し、該回折格子71を反射する。回折により生じる回折光は、格子の間隔と光の波長で定まる方向に発生する。
【0061】
なお、本発明では回折格子の種類は限定されず、上述したように機械的に溝等が形成されたもののみならず、例えば、感光性樹脂に干渉縞を焼き付けて作成したものであっても良い。
【0062】
反射部材73aは、光La1を反射して回折格子71の格子面71aの所定の位置に照射する。この光La1が回折格子71により回折されることにより1回回折光Lb1が得られる。反射部材73bは、光La2を反射して、回折格子71の格子面71aの所定の位置に照射する。この光La2が回折格子71により回折されることにより1回回折光Lb2が得られる。
【0063】
また反射部材73aには、1回回折光Lb1が回折格子71により回折されることにより生じる2回回折光Lc1が照射される。反射部材73aは、この2回回折光Lc1を反射して受発光複合ユニット12に照射する。また反射部材73bには、1回回折光Lb2が回折格子71により回折されることにより生じる2回回折光Lc2が照射される。反射部材73bは、この2回回折光Lc2を反射して受発光複合ユニット12に照射する。
【0064】
ちなみに、この反射部材73aにより回折格子71の格子面71aに照射する所定の位置と、反射部材73bにより回折格子71の格子面71aに照射する所定の位置とが、同一位置になるように結像させる。このときビーム径は、格子面71a上のゴミや傷の影響を受けないような大きさが望ましい。またこの結像点は、必ずしもビーム径が最小となる点とする必要はなく、ビームの像内での光路長の差が最小となる点が格子面71a上に位置するようにしても良い。
【0065】
反射光学系74は、1回回折光Lb1を反射して再度回折格子71に照射する反射器76と、1回回折光Lb2を反射して再度回折格子71に照射する反射器77と、1回回折光Lb1の偏光状態を変える1/4波長板WP71と、1回回折光Lb2の偏光状態を変える1/4波長板WP72とを有する。
【0066】
反射器76には、1/4波長板WP71を通過した1回回折光Lb1が照射される。反射器76は、この1回回折光Lb1が入射経路と同じ経路を逆行するように、該1回回折光Lb1を垂直に反射する。ちなみに、この反射器76に照射される1回回折光Lb1は、1/4波長板WP71を既に通過しており、またこの反射器76を反射する1回回折光Lb1は1/4波長板WP71を再度通過するため、偏光方向が90°回転された状態で、再度回折格子71へ照射されることになる。
【0067】
反射器77には、1/4波長板WP72を通過した1回回折光Lb2が照射される。反射器77は、この1回回折光Lb2が入射経路と同じ経路を逆行するように、該1回回折光Lb2を垂直に反射する。
【0068】
反射器77には、1/4波長板WP72を通過した1回回折光Lb2が照射される。反射器77は、この1回回折光Lb2が入射経路と同じ経路を逆行するように、該1回回折光Lb2を垂直に反射する。ちなみに、この反射器77に照射される1回回折光Lb2は、1/4波長板WP72を既に通過しており、またこの反射器77を反射する1回回折光Lb2は1/4波長板WP72を再度通過するため、偏光方向が90°回転された状態で、再度回折格子71へ照射されることになる。
【0069】
この第2の実施の形態における受発光複合ユニット12の詳細と、第2の実施の形態における動作例は、第1の実施の形態の説明を引用する。
【0070】
すなわち、反射型の回折格子71を用いる第2の実施の形態に係る変位検出装置70は、受発光複合ユニット12における各部材をパッケージ化して一体構造とすることにより、精密な位置調整が容易になり、また部品の配置スペースを大きくとる必要がなくなり、変位検出装置全体の小型化、軽量化を図ることができる。また各部材を同一の収容部材内に収納することにより、環境変化や経時変化の影響を軽減させることができ、調整時のずれ等を最小限に抑えることができ、ひいては受発光複合ユニット12全体の信頼性を高めることができる。
【0071】
また、第2の実施の形態においても、光源51からの光Laの変換と光分岐膜59からの光Ldの変換とを1つの位相板43により共用する構成を採用するため、寸法管理や容易となり更なる製造コストの削減を図ることが可能となる。さらにレンズユニットのデテクタ側出射面を平面でなくすることにより、デテクタと全体の形状を自由に設計できるようになる。
【0072】
以上、本発明を適用した第1〜第2の実施の形態の変位検出装置を説明した。各実施の形態の変位検出装置では、格子が所定の間隔で平行に設けられた回折格子11、71を用いているが、本発明では、このような格子が平行に設けられた回折格子を用いなくても良い。例えばロータリエンコーダ等、放射状の格子が設けられた回折格子を用いて角度検出を行うようにしても良い。
【0073】
また、本発明では、明暗を記録した振幅型の回折格子、屈折率変化や形状変化を記録した位相型の回折格子を用いても良く、その回折格子のタイプは限定されるものではない。
【0074】
また、各実施の形態の変位検出装置では、回折格子11,71を工作機械等の可動部分に取り付けて、この回折格子11が可動部分の移動に応じて移動する場合について説明したが、本発明では、回折格子11,71と、変位検出装置とが相対的に移動すれば良いことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る変位検出装置及び受発光複合ユニットは、各部材をパッケージ化して一体構造とすることにより、精密な位置調整が容易になり、また部品の配置スペースを大きくとる必要がなくなり、変位検出装置全体の小型化、軽量化を図ることができる。また、各部材を同一の収容部材内に収納することにより、環境変化や経時変化の影響を軽減させることができ、調整時のずれ等を最小限に抑えることができ、ひいては変位検出装置及び受発光複合ユニット全体の信頼性を高めることができる。
【0076】
また、本発明に係る変位検出装置及び受発光複合ユニットは、光源から出射する光Laや、光分岐部から出射される光をそれぞれ所定の結像点まで導くレンズ部を有する。このレンズ部を有する変位検出装置及び受発光複合ユニットは、光源や受光素子の配置に基づいて、光の結像点を決定することができる。また回路設計時においても、光源や受光素子の配置に自由度を持たせることが可能となり、加えてレンズ部をオプションユニットとすることにより、ICの多様なスペックに対しても臨機応変に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変位検出装置の構成を説明するための図である。
【図2】変位検出に用いる回折格子の斜視図である。
【図3】反射光学系に反射プリズムを用いる場合について説明するための図である。
【図4】受発光複合ユニットの構成図である。
【図5】受発光複合ユニットの他の構成図である。
【図6】反射型の回折格子を用いる変位検出装置について説明するための図である。
【図7】従来の光学式変位測定装置の斜視図である。
【図8】従来の光学式変位測定装置の側面図である。
【図9】従来の他の光学式変位測定装置の斜視図である。
【図10】従来の他の光学式変位測定装置の側面図である。
【符号の説明】
10 変位検出装置、11 回折格子、12 受発光複合ユニット、13 反射部材、14 反射光学系、26,27 反射器、WP1,WP2 1/4波長板、40 収容部材、41 レンズ部、42 偏光部、43 位相板、44 光分岐部、51 光源、52 受光素子、53,54 半導体基板、58 偏光分離部、59 光分岐膜

Claims (11)

  1. 光を出射する光源と、
    上記光源から出射された光を、互いに偏光成分が異なる2つの光に分離して外部光学系へ出射し、当該外部光学系から反射される上記2つの光を合成して合成光を生成する偏光ビームスプリッタと、
    上記偏光ビームスプリッタにより生成された合成光を複数に分割する光分割手段と、
    上記分割された合成光を夫々所定の偏光成分のみ透過させる偏光手段と、
    上記偏光手段を透過した複数の干渉光を夫々所定の位置へ導くレンズ部と、
    上記レンズ部により導かれた複数の干渉光を夫々光電変換して干渉信号を生成する受光手段とを備え、
    上記レンズ部、上記偏光手段、及び上記光分割手段を順次積層させて構成することを特徴とする受発光複合ユニット。
  2. 上記レンズ部は、さらに上記光源と上記偏光ビームスプリッタの間に配され、上記光源から出射された光の伝搬方向を変化させること
    を特徴とする請求項1記載の受発光複合ユニット。
  3. 上記レンズ部は、上記偏光手段を透過した上記複数の干渉光を結像させること
    を特徴とする請求項1記載の受発光複合ユニット。
  4. 上記レンズ部は、上記受光手段に向かって凸になるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の受発光複合ユニット。
  5. 上記レンズ部は、上記光源と上記受光手段との距離が、上記偏光ビームスプリッタと上記光分割手段との距離より短くなるように、上記干渉光を導くこと
    を特徴とする請求項1記載の受発光複合ユニット。
  6. 回折格子が配された被検査物について格子ベクトル方向の変位を干渉信号に基づいて検出する変位検出装置において、
    光を出射する光源と、
    上記光源から出射された光を互いに偏光成分が異なる2つの光に分離して出射する偏光ビームスプリッタと、
    上記ビームスプリッタから出射された2つの光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第1の回折光を夫々反射する反射手段と、
    上記反射手段により反射された上記第1の回折光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第2の回折光を合成させて合成光を生成し、当該合成光を複数に分割する光分割手段と、
    上記分割された合成光を夫々所定の偏光成分のみ透過させる偏光手段と、
    上記偏光手段を透過した複数の干渉光を夫々所定の位置へ導くレンズ部と、
    上記レンズ部により導かれた複数の干渉光を夫々光電変換して上記干渉信号を生成する受光手段とを備え
    上記レンズ部、上記偏光手段、及び上記光分割手段を順次積層させて構成することを特徴とする変位検出装置。
  7. 上記レンズ部は、さらに上記光源と上記偏光ビームスプリッタの間に配され、上記光源から出射された光の伝搬方向を変化させること
    を特徴とする請求項6記載の変位検出装置。
  8. 上記レンズ部は、上記偏光手段を透過した上記複数の干渉光を結像させる複数のレンズユニットからなること
    を特徴とする請求項6記載の変位検出装置。
  9. 上記レンズ部は、複合プリズムを含む一体的なモールド部品により構成されること
    を特徴とする請求項6記載の変位検出装置。
  10. 上記光源と、上記偏光ビームスプリッタと、上記反射手段と、上記光分割手段と、上記偏光手段と、上記レンズ部と、上記受光手段は、同一パッケージ内に配設され独立ユニットとして構成されること
    を特徴とする請求項6記載の変位検出装置。
  11. 上記回折格子は、透過型或いは反射型の回折格子であること
    を特徴とする請求項6記載の変位検出装置。
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