JP4023923B2 - 光学式変位測定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械や半導体製造装置等の可動部分の相対移動位置を検出する光学式変位測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工作機械や半導体製造装置等の可動部分の相対移動位置を検出する装置として、回折格子を用いた光学式の変位測定装置が知られている。
【0003】
例えば、特開昭60−98302号公報に提案されている従来の光学式変位測定装置を、図25及び図26に示す。図25は、この従来の光学式変位測定装置100を模式的に示す斜視図であり、図26は、この従来の光学式変位測定装置100を模式的に示す側面図である。
【0004】
従来の光学式変位測定装置100は、工作機械等の可動部分の移動にともない図中矢印X1及びX2方向に直線移動する回折格子101と、可干渉光であるレーザ光を出射する可干渉光源102と、可干渉光源102から出射されたレーザ光を2本のビームに分割するとともに回折格子101からの2つの回折光を重ね合わせ干渉させるハーフミラー103と、回折格子101で回折された回折光を反射する2つのミラー104a,104bと、干渉した2つの回折光を受光して干渉信号を生成するフォトディテクタ105とを備えている。
【0005】
可干渉光源102から出射されたレーザ光は、ハーフミラー103により2本のビームに分割される。この2本のビームは、それぞれ回折格子101に照射される。回折格子101に照射された2本のビームは、この回折格子101でそれぞれ回折され回折光となる。この回折格子101で回折された1次回折光は、それぞれミラー104a,104bにより反射される。ミラー104a,104bにより反射された回折光は、回折格子101に再度照射され、この回折格子101で再度回折され、同一の光路をたどりハーフミラー103に戻される。ハーフミラー103に戻された回折光は、2本が重ね合わせられて干渉し、フォトディテクタ105に照射される。
【0006】
このような従来の光学式変位測定装置100では、回折格子101が図中矢印X1,X2方向に移動する。光学式変位測定装置100では、この回折格子101の移動に応じて、この回折格子101によって生じる2つの回折光に位相差が生じる。そのため、この光学式変位測定装置100では、フォトディテクタ105により得られる干渉信号から2本の回折光の位相差を検出することにより、工作機械等の可動部分の移動位置を測定することができる。
【0007】
また、特開昭60−98302号公報に提案されている他の従来の光学式変位測定装置を、図27及び図28に示す。図27は、従来の光学式変位測定装置110を模式的に示す斜視図であり、図28は、従来の光学式変位測定装置110を模式的に示す側面図である。
【0008】
従来の光学式変位測定装置110は、工作機械等の可動部分の移動にともない図中矢印X1及びX2方向に直線移動する回折格子111と、可干渉光であるレーザ光を出射する可干渉光源112と、可干渉光源112から出射されたレーザ光を2本のビームに分割するとともに回折格子111からの2つの回折光を重ね合わせて干渉させるハーフミラー113と、ハーフミラー113により分割された2本のビームを回折格子111上の同一位置に照射する2つの第1のミラー114a,114bと、回折格子111で回折された回折光を反射する2つの第2のミラー115a,115bと、干渉した2つの回折光を受光して干渉信号を生成するフォトディテクタ116とを備えている。
【0009】
可干渉光源112から出射されたレーザ光は、ハーフミラー113により2本のビームに分割される。この2本のビームは、それぞれ第1のミラー114a,114bに反射されて、回折格子111上の同一の位置に照射される。回折格子111に照射された2本のビームは、この回折格子111でそれぞれ回折され、回折光となる。この回折格子111で回折された1次回折光は、それぞれ第2のミラー115a,115bにより反射される。第2のミラー115a,115bにより反射された回折光は、回折格子111に再度照射され、この回折格子111で再度回折され、回折光が同一の光路をたどりハーフミラー113に戻される。ハーフミラー113に戻された回折光は、2本が重ね合わせられて干渉し、フォトディテクタ116に照射される。
【0010】
このような従来の光学式変位測定装置110では、回折格子111が図中矢印X1,X2方向に移動する。光学式変位測定装置110では、この回折格子111の移動に応じて、この回折格子111によって生じる2つの回折光に位相差が生じる。そのため、この光学式変位測定装置110では、フォトディテクタ116により得られる干渉信号から2本の回折光の位相差を検出することにより、工作機械等の可動部分の移動位置を測定することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、工作機械や産業用ロボットの高精度化にともない、例えば、数10nmから数nmといった高い分解能で位置検出ができる光学式変位測定装置が求められるようになってきた。
【0012】
光学式変位測定装置で高い分解能を得るためには大きな干渉信号を検出する必要があり、そのため、干渉させる2つの回折光を非常に高い精度で重ね合わせなければならない。
【0013】
しかしながら、上述した従来の光学式変位測定装置100,110では、回折格子101,111が本来の移動方向以外に移動したり、傾いたりしたり、また、回折格子101,111にうねり等があると、ハーフミラー103,113により重ね合わされた回折光がずれ、急激に干渉信号が小さくなり位置検出をすることが困難となってしまっていた。例えば、回折格子101,111が、図25〜図28中、矢印A1及び矢印A2方向への回転移動や、矢印B1及び矢印B2方向への回転移動をした場合に、位置検出をすることが困難となっていた。
【0014】
また、上述した従来の光学式変位測定装置100を変形した光学式変位測定装置として、図29に示すような、可干渉光源102から出射するレーザ光をミラー104a,104bに結像させる第1のレンズ106と、ハーフミラー103により重ね合わされ干渉した2つの回折光をフォトディテクタ105の受光面に結像させる第2のレンズ107とを備えた光学式変位測定装置120がある。
【0015】
しかしながら、この光学式変位測定装置120であっても、回折格子101が本来の移動方向以外に移動したり、傾いたりしたり、また、回折格子101にうねり等があると、ハーフミラー103により重ね合わされた回折光がずれ、急激に干渉信号が小さくなり位置検出をすることが困難となってしまう。
【0016】
例えば、この光学式変位測定装置120では、矢印A1及び矢印A2方向に30秒から1分、矢印B1及び矢印B2方向に10分程度の角度変化で、約20パーセントの干渉信号の変化が生じてしまう。また、反射型の回折格子を用いた場合には、矢印B1及び矢印B2方向の許容角度は、この数十分の1となり、さらに位置検出をすることが困難となってしまう。
【0017】
ここで、特開平2−167427号公報に提案されている従来の光学式変位測定装置を図30に示す。
【0018】
この図30に示す光学式変位測定装置130は、工作機械等の可動部分の移動にともない図中矢印X1及び矢印X2方向に直線移動する回折格子131と、レーザ光を出射するレーザダイオード132と、レーザダイオード132から出射されたレーザ光を2本のビームに分割するハーフミラー133と、回折格子131を透過した2本の回折光を受光する第1と第2の受光素子134,135と、2本の回折光を集光する2つのレンズ136,137とを備えている。
【0019】
この光学式変位測定装置130では、回折格子131の回折面或いは屈折面に焦点がくるように、第1と第2のレンズ136,137を配置している。このため、第1と第2の受光素子134,135に照射される回折光が常に平行となり、例えば、回折格子131が傾いたり、この回折格子131にうねりがあった場合であっても、干渉信号の変動が小さくなる。
【0020】
しかしながら、この光学式変位測定装置130では、保持されるのは2つの回折光の平行であり、例えば、回折格子131が傾いた場合、図31に示すように、均一な干渉が保たれているのはあくまで2つのビームの重なった図中斜線で示す部分である。従って、この2つのビームが重なった部分以外は、回折光は干渉せず、干渉信号が小さくなる。また、2つの回折光が完全な平行ビームではなく、何らかの収差を含む場合には、ビームが重なった部分も均一な干渉が保たれず、干渉信号が小さくなる。
【0021】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、高い分解能での位置検出が可能な光学式変位測定装置を提供することを目的とする。
【0022】
また、本発明は、回折格子により反射された反射光が発光手段に戻らず、高い分解能で安定した位置検出が可能な光学式変位測定装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明に係る光学式変位測定装置は、可干渉光が照射され、この可干渉光に対して格子ベクトルに平行な方向に相対移動し、この可干渉光を回折する回折格子と、可干渉光を発光する発光手段と、上記発光手段により発光された可干渉光を2つの可干渉光に分割して、上記回折格子に対して各可干渉光を照射する照射光学系と、上記各可干渉光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第1の回折光をそれぞれ反射して、上記回折格子に対して各第1の回折光を照射する反射光学系と、上記各第1の回折光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第2の回折光を干渉させる干渉光学系と、干渉した2つの第2の回折光を受光して干渉信号を検出する受光手段と、上記受光手段が検出した干渉信号から上記2つの第2の回折光の位相差を求めて、上記回折格子の相対移動位置を検出する位置検出手段とを備え、上記照射光学系は、上記回折格子に対して照射される2つの可干渉光を、この回折格子の格子面に結像させる第1の結像手段を有し、上記反射光学系は、上記回折格子に対して照射される2つの第1の回折光を、それぞれ対応する可干渉光の結像位置と同一位置に結像させる第2の結像手段を有することを特徴とする。
【0024】
この光学式変位測定装置では、例えば図1に示すように、発光手段2が発光した可干渉光Laを、第1の結像手段4が回折格子1の格子面上に結像する。回折格子1の格子面に結像された可干渉光Laがこの回折格子1によって回折し、回折格子1を反射或いは透過した第1の回折光Lb1が生じる。第2の結像手段5は、この第1の回折光Lb1を平行光とし、反射光学系3に垂直に照射する。反射光学系3は、第1の回折光Lb1を、垂直に反射して入射された経路と同一経路を逆行させる。第2の結像手段5は、反射された第1の回折光Lb1を、回折格子1の格子面に結像する。このとき、反射された第1の回折光Lb1は、上記第1の結像手段4が可干渉光Laを結像した位置に結像される。この反射された第1の回折光Lb1が回折格子1によって回折し、回折格子1を反射或いは透過した第2の回折光Lb2が生じる。
【0025】
この光学式変位測定装置では、第1の結像手段4により可干渉光Laが回折格子1の格子面に結像されているとともに、第2の結像手段5により平行光とされ第1の回折光Lb1,Lb2が反射光学系3の反射器に対して常に垂直に照射されている。従って、例えば、図1中Lb1′に示すように、第1の回折光Lb1の光軸がずれた場合であっても、反射された第1の回折光Lb1は常に入射したときと全く同じ光路を逆行し回折格子1の格子面上の結像位置は変化せず、この第1の回折光Lb1が回折することにより生じる第2の回折光Lb2の光軸がずれない。また、光路長の変化も生じない。
【0028】
【発明の実施の形態】
まず、本発明を適用した第1の実施の形態の光学式変位測定装置について説明する。
【0029】
本発明の第1の実施の形態の光学式変位測定装置10は、図2に示すように、工作機械等の可動部分に取り付けられ直線移動する回折格子11と、レーザ光等の可干渉光Laを出射する可干渉光源12と、干渉した2つの2回回折光Lc1,Lc2を受光して干渉信号を生成する受光素子13と、受光素子13からの干渉信号に基づき回折格子11の移動位置を検出する位置検出部14と、可干渉光源12から出射された可干渉光Laを2つの可干渉光La1,La2に分割して回折格子11に照射するとともに回折格子11からの2回回折光Lc1,Lc2を干渉させて受光素子13に照射する照射受光光学系15と、回折格子11からの2つの1回回折光Lb1,Lb2を反射して再度回折格子11に照射する反射光学系16とを備えている。
【0030】
回折格子11は、図3に示すように、例えば薄板状の形状を有しており、その表面に狭いスリットや溝等の格子が所定間隔毎に刻まれている。このような回折格子11に入射された光は、表面に刻まれたスリット等により回折する。回折により生じる回折光は、格子の間隔と光の波長で定まる方向に発生する。
【0031】
ここで、発明の実施の形態を説明するにあたり、格子が形成されている回折格子11の面を、格子面11aと呼ぶ。なお、回折格子11が透過型の場合には、可干渉光が入射される面と回折光が発生する面とをともに格子面11aと呼ぶ。また、回折格子11の格子が形成された方向(図3中矢印C1,C2方向)、すなわち、格子の透過率や反射率、溝の深さ等の変化の方向を表す格子ベクトルに対して垂直な方向であって且つ格子面11aに平行な方向を、格子方向と呼ぶ。格子が形成された方向に垂直な方向であり且つ格子面11aに平行な方向(図3中矢印D1,D2方向)、すなわち、回折格子11の格子ベクトルに対して平行な方向を、格子ベクトル方向と呼ぶ。また、格子面11aに垂直な方向(図3中矢印E1,E2方向)、すなわち、格子方向に垂直な方向であり且つ格子ベクトル方向に垂直な方向を、法線ベクトル方向と呼ぶ。なお、これら回折格子11の各方向については、本発明の第1の実施の形態のみならず、他の実施の形態においても同様に呼ぶものとする。
【0032】
この回折格子11は、工作機械等の可動部分に取り付けられ、この可動部分の移動にともなって、図2中矢印X1,X2方向、すなわち、格子ベクトル方向に移動する。
【0033】
なお、本発明では、回折格子の種類は限定されず、機械的に溝等が形成されたもののみならず、例えば、感光性樹脂に干渉縞を焼き付けて作成したものであってもよい。
【0034】
可干渉光源12は、レーザ光等の可干渉光を発光する素子である。この可干渉光源12は、例えば、可干渉距離が数百μm程度のレーザ光を発光するマルチモードの半導体レーザ等からなるものである。
【0035】
受光素子13は、受光面13aに対して照射された光を、その光量に応じた電気信号に変換する光電変換素子であり、例えば、フォトディテクタ等からなるものである。この受光素子13は、受光面13aに対して照射される干渉光を受光して、その光量に応じた干渉信号を生成する。
【0036】
位置検出部14は、受光素子13が生成した干渉信号に基づき、2回回折光Lc1と2回回折光Lc2との位相差を求め、回折格子11の相対移動位置を示す位置信号を出力する。
【0037】
照射受光光学系15は、可干渉光源12から出射された可干渉光Laを回折格子11の格子面11a上に結像させる第1の結像素子21と、可干渉光源12から出射された可干渉光Laを2つの可干渉光La1,La2に分離するとともに回折格子11からの2つの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせて干渉させるハーフミラー22と、ハーフミラー22により分離された一方の可干渉光La1を反射するとともに可干渉光La1により生じる2回回折光Lc1を反射する反射器23と、ハーフミラー22により分離された他方の可干渉光La2を反射するとともに可干渉光La2により生じる2回回折光Lc2を反射する反射器24と、ハーフミラー22により重ね合わされた2つの2回回折光Lc1,Lc2を受光素子13の受光面13a上に結像させる第2の結像素子25とを有している。
【0038】
第1の結像素子21は、所定の開口数を有するレンズ等の光学素子からなるものである。第1の結像素子21には、可干渉光源12から出射された可干渉光Laが入射される。第1の結像素子21は、入射された可干渉光Laを所定のビーム径で回折格子11の格子面11aに結像させる。結像されたビーム径は、回折格子11が回折光を発生させるのに十分な格子数を含む大きさが望ましい。また、そのビーム径は、格子面11a上のゴミや傷の影響を受けないような大きさが望ましい。そのビーム径は、第1の結像素子21の開口数等を変えることにより調整することができ、例えば、数十μm以上とするのが望ましい。また、結像点は、必ずしもビーム径が最小となる点とする必要はなく、ビームの像内での光路長の差が最小となる点が格子面11a上に位置するようにしてもよい。
【0039】
ハーフミラー22には、可干渉光源12から出射された可干渉光Laが第1の結像素子21を介して入射される。このハーフミラー22は、入射された可干渉光Laの一部を透過して可干渉光La1を生成し、入射された可干渉光Laの一部を反射して可干渉光La2を生成する。また、ハーフミラー22には、回折格子11からの2回回折光Lc1及び2回回折光Lc2が入射される。このハーフミラー22は、2つの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせて干渉させ、この干渉させた2つの2回回折光Lc1,Lc2を、受光素子13の受光面13aに照射する。
【0040】
反射器23は、ハーフミラー22を透過した可干渉光La1を反射して、回折格子11の格子面11aの所定の位置に照射する。また、反射器24は、ハーフミラー22により反射された可干渉光La2を反射して、回折格子11の格子面11aの所定の位置に照射する。反射器23及び反射器24は、可干渉光La1及び可干渉光La2を、格子面11a上の同一の位置に照射する。
【0041】
また、反射器23には、1回回折光Lb1が回折格子11に照射されることにより生じる2回回折光Lc1が照射される。反射器23は、この2回回折光Lc1を反射して、ハーフミラー22に照射する。また、反射器24は、1回回折光Lb2が回折格子11に照射されることにより生じる2回回折光Lc2が照射される。反射器24は、この2回回折光Lc2を反射して、ハーフミラー22に照射する。反射器23及び反射器24には、格子面11上の同一の位置から生じる2回回折光Lc1,Lc2が照射される。
【0042】
第2の結像素子25は、所定の開口数を有するレンズ等の光学素子からなる。第2の結像素子25には、ハーフミラー22により重ね合わされた2つの2回回折光Lc1,Lc2が入射される。第2の結像素子25は、この2つの2回回折光Lc1,Lc2を、所定のビーム径で受光素子13の受光面13aに結像させる。その結像点は、必ずしもビーム径が最小となる点とする必要はなく、ビームの像内での光路長の差が最小となる点が受光面13a上に位置するようにしてもよい。
【0043】
一方、反射光学系16は、可干渉光La1により生じる1回回折光Lb1を反射して再度回折格子11に照射する反射器26と、可干渉光La2により生じる1回回折光Lb2を反射して再度回折格子11に照射する反射器27と、可干渉光La1により生じる1回回折光Lb1を平行光として上記反射器26に照射する第3の結像素子28と、可干渉光La2により生じる1回回折光Lb2を平行光として上記反射器27に照射する第4の結像素子29とを有している。
【0044】
反射器26には、第3の結像素子28を通過した1回回折光Lb1が照射される。反射器26は、この1回回折光Lb1が入射経路と同じ経路を逆行するように、この1回回折光Lb1を垂直に反射する。
【0045】
反射器27には、第4の結像素子29を通過した1回回折光Lb2が照射される。反射器27は、この1回回折光Lb2が入射経路と同じ経路を逆行するように、この1回回折光Lb2を垂直に反射する。
【0046】
第3の結像素子28は、所定の開口数を有するレンズ等の光学素子からなるものである。第3の結像素子28には、可干渉光La1により生じた1回回折光Lb1が回折格子11から入射される。また、この第3の結像素子28には、反射器26により反射された1回回折光Lb1が、回折格子11からの入射方向と反対の方向から入射される。第3の結像素子28は、回折格子11から入射された1回回折光Lb1を平行光にして反射器26に照射する。また、第3の結像素子28は、反射器26により垂直に反射された平行光の1回回折光Lb1を、回折格子11の格子面11a上の可干渉光La1の入射点と同一位置に、所定のビーム径で結像させる。
【0047】
第4の結像素子29は、所定の開口数を有するレンズ等の光学素子からなるものである。第4の結像素子29には、可干渉光La2により生じた1回回折光Lb2が回折格子11から入射される。また、この第4の結像素子29には、反射器27により反射された1回回折光Lb2が、回折格子11からの入射方向と反対の方向から入射される。第4の結像素子29は、回折格子11から入射された1回回折光Lb2を平行光にして反射器27に照射する。また、第4の結像素子29は、反射器27により垂直に反射された平行光の1回回折光Lb2を、回折格子11の格子面11a上の可干渉光La2の入射点と同一位置に、所定のビーム径で結像させる。
【0048】
このような反射光学系16は、可干渉光La1,La2が回折されることにより生じる1回回折光Lb1,Lb2を反射して、再度回折格子11に照射する。再度回折格子11に照射された1回回折光Lb1,Lb2は、回折格子11により回折する。1回回折光Lb1,Lb2が回折されることにより生じる2回回折光Lc1,Lc2は、可干渉光La1,La2と同一の光路を逆行して、照射受光光学系15のハーフミラー22に照射される。
【0049】
可干渉光La1,La2、1回回折光Lb1,Lb2、2回回折光Lc1,Lc2の光路順を図4に示し、各光の光路について説明する。なお、この図4に示す光路は、模式的なものであり、各光の光軸を限定するものではない。
【0050】
可干渉光源12から出射された1つの可干渉光Laは、第1の結像素子21を通過して、ハーフミラー22により2つの可干渉光La1,La2に分割される。
【0051】
ハーフミラー22を透過した一方の可干渉光La1は、反射器23により反射され、回折格子11の格子面11a上の所定の点Pに結像される。そして、この所定の点Pに結像された一方の可干渉光La1が回折し、例えば、回折格子11を透過した1回回折光Lb1が生じる。この1回回折光Lb1は、この所定の点Pから発生する。発生した1回回折光Lb1は、第3の結像素子28を通過して平行光となり、反射器26に照射される。反射器26に照射された1回回折光Lb1は、この反射器26により垂直に反射され、第3の結像素子28を逆方向から再度通過して、回折格子11の格子面11a上の所定の点Pに結像される。そして、この所定の点Pに結像された1回回折光Lb1が回折し、例えば、回折格子11で回折した2回回折光Lc1が生じる。この2回回折光Lc1は、可干渉光La1と同一の光路を逆行し、ハーフミラー22に入射する。
【0052】
また、ハーフミラー22により反射された他方の可干渉光La2は、反射器24により反射され、回折格子11の格子面11a上の所定の点Pに結像される。そして、この所定の点Pに結像された一方の可干渉光La2が回折し、例えば、回折格子11を透過した1回回折光Lb2が生じる。この1回回折光Lb2は、この所定の点Pから発生する。発生した1回回折光Lb2は、第4の結像素子29を通過して平行光となり、反射器27に照射される。反射器27に照射された1回回折光Lb2は、この反射器27により垂直に反射され、第4の結像素子29を逆方向から再度通過して、回折格子11の格子面11a上の所定の点Pに結像される。そして、この所定の点Pに結像された1回回折光Lb2が回折し、例えば、回折格子11で回折した2回回折光Lc2が生じる。この2回回折光Lc2は、可干渉光La2と同一の光路を逆行し、ハーフミラー22に入射する。
【0053】
ハーフミラー22に入射した2回回折光Lc1は、このハーフミラー22に反射される。また、ハーフミラー22に入射した2回回折光Lc2は、このハーフミラー22を透過する。2つの2回回折光Lc1,Lc2は、このハーフミラー22により重ね合わされ、干渉する。干渉した2つの2回回折光Lc1,Lc2は、第2の結像素子25を通過して、受光素子13の受光面13a上に結像される。
【0054】
以上のような構成の光学式変位測定装置10では、可動部分の移動に応じて回折格子11が格子ベクトル方向に移動することにより、2つの2回回折光Lc1,Lc2に位相差が生じる。この光学式変位測定装置10では、この2つの2回回折光Lc1,Lc2を干渉させて干渉信号を検出し、この干渉信号から2つの2回回折光Lc1,Lc2の位相差を求めて、回折格子11の移動位置を検出する。
【0055】
ここで、例えば、図2に示すように、回折格子11の格子ベクトル方向の一端が法線ベクトル方向の一方向(例えば、図2中矢印X3方向)に移動し、他端が法線ベクトル方向の他方向(例えば、図2中矢印X4方向)に移動して、格子面11aが傾いたとする。この場合、1回回折光Lb1と1回回折光Lb2の回折角が変化する。そのため、反射光学系16内を通過する際の各1回回折光Lb1,Lb2の光軸が変化する。例えば、各1回回折光Lb1,Lb2が、図2中点線で示すように、その光路が変化する。
【0056】
ところが、この光学式変位測定装置10では、可干渉光源12が発光した可干渉光Laを、第1の結像素子21が回折格子11の格子面11aに結像しているとともに、第3の結像素子28及び第4の結像素子29が、それぞれの1回回折光Lb1,Lb2を平行光として各反射器26,27を常に垂直に照射している。このため、反射器26又は反射器27により反射された各1回回折光Lb1,Lb2は、その光軸がずれた場合であっても、必ず、入射したときと同じ光路を逆行し回折格子11の格子面11a上の同一の入射点に入射する。従って、光学式変位測定装置10では、1回回折光Lb1,Lb2により生じる2回回折光Lc1,Lc2が、回折格子11が傾いた場合であっても常に同一の光路を通過することとなる。また、光路長の変化もない。
【0057】
このことにより、本発明の第1の実施の形態の光学式変位測定装置10では、2つの2回回折光Lc1,Lc2が互いにずれることなく重なり合わされる。そのため、回折格子11が、格子ベクトルに平行な方向以外に移動等した場合、例えば、回折格子11が傾いたり、回折格子11にうねり等があった場合であっても、受光素子13が検出する干渉信号が低下しない。従って、この光学式変位測定装置10では、移動する可動部分の移動位置を、高分解能かつ高精度に検出することができる。また、この光学式変位測定装置10では、工作機械等の可動部分への取り付け位置の自由度が増し、また、この可動部分に振動やぶれ等があっても安定して位置検出できる。
【0058】
また、光学式変位測定装置10では、第2の結像素子25を用いて2回回折光Lc1,Lc2を受光面13aに結像させれば、ビームのケラレが生じず、さらに、高精度に位置検出ができる。
【0059】
また、この光学式変位測定装置10では、第1の結像素子21及び第2の結像素子25の開口を大きくすることにより、回折格子11と照射受光光学系15との間隔を大きくすることができ、また、小型の受光素子13を用いることができ、また、設計が簡易となる。また、この光学式変位測定装置10では、第3の結像素子28及び第4の結像素子29の開口を大きくすることにより、回折格子11と反射光学系16との間隔を大きくすることができ、設計が簡易となる。
【0060】
また、光学式変位測定装置10では、可干渉光La1(及び2回回折光Lc1)と可干渉光La2(及び2回回折光Lc2)との光路長を等しくし、1回回折光Lb1と1回回折光Lb2との光路長を等しくすることにより、波長の変動に起因する測定誤差を生じなくすることができる。そのため、この光学式変位測定装置10では、各光路長の調整を行うために、光路長の差を干渉縞の変調率の変化として検出することが可能な可干渉性を有する可干渉光を発光する可干渉光源12を用いても良い。例えば、可干渉距離が数百μm程度の短いマルチモードの半導体レーザを可干渉光源12に用いれば、干渉縞の変調率が最大となるようにハーフミラー22の位置を調整することにより、各光路長の差を数10μm以下に抑えることができる。
【0061】
なお、以上本発明の第1の実施の形態の光学式変位測定装置10では、可干渉光La1と可干渉光La2とを、回折格子11の格子面11aの同一の点に入射している。例えば、可干渉光La1と可干渉光La2とを、同一の入射点Pに入射している。しかしながら、この第1の実施の形態の光学式変位測定装置10では、可干渉光La1と可干渉光La2とを、回折格子11の格子面11aの同一の点に入射せず、異なる点に入射しても良い。例えば、図5に示すように、可干渉光La1と可干渉光La2とを、格子ベクトル方向に所定量離したP′とP′′に入射しても良い。
【0062】
このように可干渉光La1と可干渉光La2との入射位置をずらした光学式変位測定装置10であっても、ほぼ同様の効果を有することができる。
【0063】
さらに、この場合、干渉させる回折光Lb以外の例えば0次回折光や反射光等が照射受光光学系15及び反射光学系16に混入しない。従って、測定ノイズを少なくすることができ、また、移動する可動部分の移動位置を高分解能かつ高精度に検出することができる。なお、入射点間の距離が長い場合には、X3,X4方向に傾いたときは受光面13a上の結像位置が多少ずれてしまうので、この入射点間の距離は、短い方が好ましい。
【0064】
また、光学式変位測定装置10では、格子ベクトル方向に所定量離して可干渉光La1と可干渉光La2とを入射することのみならず、図6に示すように、格子方向に所定量離した位置に、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射してもよい。この場合、回折格子11の格子ベクトル方向(図6中X3方向)の一端が法線ベクトル方向の一方向に移動し、他端が法線ベクトルの他方向(図6中X4方向)に移動して、格子面11aが傾いたとしても、2つの回折光Lb1,Lb2の受光素子13の受光面13a上の結像位置はずれない。
【0065】
つぎに、反射型の回折格子11を用いて本発明を適用した第2の実施の形態の光学式変位測定装置について説明する。なお、この第2の実施の形態の光学式変位測定装置を説明するにあたり、上記第1の光学式変位測定装置と同一の構成要素については、図面中に同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。また、第3の実施の形態以降についても、それまでの実施の形態と同一の構成要素については、図面中に同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。
【0066】
図7に、この第2の実施の形態の光学式変位測定装置の模式的な斜視図を示す。
【0067】
ここで、回折格子11の格子面11a上の格子ベクトル方向に平行な1つの仮想的な直線を直線nとする。また、直線nを含み法線ベクトルに平行な仮想的な面を、基準面m1とする。また、直線nを含み基準面m1とのなす角がγとなっている仮想的な面を、傾斜面m2とする。また、直線nを含み基準面m1とのなす角がδとなっている仮想的な面を、傾斜面m3とする。また、傾斜面m2と傾斜面m3は、回折格子11の格子面11aに対し、同一面側にあるものとする。
【0068】
図8に、傾斜面m2上に配置された構成要素をこの傾斜面m2に対して垂直な方向から見た側面図を示す。図9に、回折格子11に入射される可干渉光及びこの回折格子11により回折される回折光を格子ベクトル方向から見た側面図を示す。図10に、傾斜面m3上に配置された構成要素をこの傾斜面m3に対して垂直な方向から見た側面図を示す。
【0069】
本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置は、反射型の回折格子11を備え、工作機械等の可動部分の位置検出を行う装置である。
【0070】
光学式変位測定装置40は、図7及び図8に示すように、可干渉光Laを出射する可干渉光源12と、干渉した2つの2回回折光Lc1,Lc2を受光して干渉信号を生成する受光素子13と、可干渉光源12から出射された可干渉光Laを2つの可干渉光La1,La2に分割して回折格子11に照射するとともに、回折格子11からの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせて受光素子13に照射する照射受光光学系41とを備えている。
【0071】
照射受光光学系41は、干渉光源12から出射された可干渉光Laを回折格子11の格子面11a上に結像させる第1の結像素子21と、可干渉光源12から出射された可干渉光Laを偏光方向の直交する2つの可干渉光La1,La2に分離するとともに、偏光方向の直交する2つの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせる偏光ビームスプリッタ43と、偏光ビームスプリッタ43により分離された一方の可干渉光La1を反射するとともに回折格子11からの2回回折光Lc1を反射する反射器23と、偏光ビームスプリッタ43により分離された他方の可干渉光La2を反射するとともに2回回折光Lc2を反射する反射器24と、偏光ビームスプリッタ43により重ね合わされた偏光方向の直交する2つの2回回折光Lc1,Lc2を受光素子13の受光面13aに結像させる第2の結像素子25と、偏光ビームスプリッタ43により重ね合わされた偏光方向の直交する2つの2回回折光Lc1,Lc2の同一の偏光方向の成分を取り出す偏光板46とを有している。
【0072】
この照射受光光学系41は、通過する可干渉光La(La1,La2)の光路及び通過する2回回折光Lc1,Lc2の光路が、傾斜面m2上に形成されるように、各部材が配置されている。そのため、可干渉光La1,La2及び2回回折光Lc1,Lc2は、図9に示すように、格子ベクトル方向から見た入射角及び回折角がγとなっている。
【0073】
可干渉光源12から出射される可干渉光Laは、照射受光光学系41の偏光ビームスプリッタ43に対して、偏光方向を45度傾けて入射される。
【0074】
偏光ビームスプリッタ43は、入射された可干渉光Laを、偏光方向が直交する2つの可干渉光La1,La2に分割する。照射受光光学系41の偏光ビームスプリッタ43を透過した可干渉光La1はP偏光の光となり、反射した可干渉光La2はS偏光の光となる。
【0075】
また、偏光ビームスプリッタ43には、回折格子11により2回回折された、2回回折光Lc1,Lc2が入射される。ここで、2回回折光Lc1は、元々はP偏光の光であるが、後述する反射光学系42により偏光方向が90度回転させられS偏光の光となっている。同様に、2回回折光Lc2は、元々はS偏光の光であるが、後述する反射光学系42により偏光方向が90度回転させられP偏光の光となっている。従って、この偏光ビームスプリッタ43は、S偏光の光である2回回折光Lc1を反射し、P偏光の光である2回回折光Lc2を透過して、これら2つの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせる。
【0076】
反射器23は、偏光ビームスプリッタ43を透過した可干渉光La1を反射して、回折格子11の格子面11aの所定の位置に照射する。また、反射器23は、回折格子11からの2回回折光Lc1を反射して、偏光ビームスプリッタ43に照射する。
【0077】
反射器24は、偏光ビームスプリッタ43により反射された可干渉光La2を反射して、回折格子11の格子面11aの所定の位置に照射する。また、回折格子11からの2回回折光Lc2を反射して、偏光ビームスプリッタ43に照射する。
【0078】
反射器23及び反射器24は、傾斜面m2上における入射角がαとなるように、可干渉光La1及び可干渉光La2を、格子面11a上の所定の位置に照射している。なお、反射器23及び反射器24は、その反射面が、互いが向き合うように配置されている。そのため、可干渉光La1と可干渉光La2とは、格子ベクトル方向の入射方向が、互いに逆方向となっている。また、反射器23及び反射器24は、格子ベクトル方向に所定量離した位置に、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射している。可干渉光La1の入射点と可干渉光La2の入射点との間の距離は、lとなっている。
【0079】
偏光板46は、偏光ビームスプリッタ43により重ね合わされたS偏光の光である2回回折光Lc1とP偏光の光である2回回折光Lc2とが透過する。この偏光板46は、2回回折光Lc1及び2回回折光Lc2に対して、それぞれの光の偏光方向が45度の成分を透過して、互いに同一の偏光方向の光とする。
【0080】
受光素子13は、この偏光板46を透過した2つの2回回折光Lc1,Lc2を受光する。
【0081】
光学式変位測定装置40では、このような可干渉光La1が回折格子11に照射されることによりこの可干渉光La1が回折し、1回回折光Lb1が生じる。また、このような可干渉光La2が回折格子11に照射されることによりこの可干渉光La2が回折し、1回回折光Lb2が生じる。1回回折光Lb1と1回回折光Lb2の回折角は、格子ベクトル方向からみた場合、図9に示すように、δとなっている。すなわち、傾斜面m3に沿って1回回折光Lb1,Lb2が生じる。また、1回回折光Lb1と1回回折光Lb2の傾斜面m3上における回折角は、βとなっている。なお、1回回折光Lb1と1回回折光Lb2とは、格子ベクトル方向における出射方向が互いに逆方向となっている。
【0082】
また、光学式変位測定装置40は、図7及び図10に示すように、反射光学系42を備えている。
【0083】
反射光学系42は、可干渉光La1により生じる1回回折光Lb1を反射して再度回折格子11に照射する反射器26と、可干渉光La2により生じる1回回折光Lb2を反射して再度回折格子11に照射する反射器27と、可干渉光La1により生じる1回回折光Lb1を平行光として上記反射器26に照射する第3の結像素子28と、可干渉光La2により生じる1回回折光Lb2を平行光として上記反射器27に照射する第4の結像素子29と、1回回折光Lb1の光路上に設けられた1/4波長板44と、1回回折光Lb2の光路上に設けられた1/4波長板45とを有している。
【0084】
反射光学系42は、上述したように2つの1回回折光Lb1,Lb2の格子ベクトル方向から見た回折角がδとなっているため、通過する1回回折光Lb1,Lb2の光路が傾斜面m3上に形成されるように、各部材が配置されている。また、反射光学系42の反射器26と反射器27とは、傾斜面m3上における回折角βで回折された1回回折光Lb1,Lb2を垂直に反射可能な位置に配置されている。
【0085】
また、1/4波長板44は、回折格子11から入射するP偏光の光の1回回折光Lb1の偏光方向に対して、45度光学軸を傾けて配置されている。1回回折光Lb1は、この1/4波長板44を2回通過して、回折格子11に結像される。そのため、P偏光の光であった1回回折光Lb1がS偏光の光とされ、回折格子11に照射される。
【0086】
また、1/4波長板45は、回折格子11から入射するS偏光の光の1回回折光Lb2の偏光方向に対して、45度光学軸を傾けて配置されている。1回回折光Lb2は、この1/4波長板45を2回通過して、回折格子11に結像される。そのため、S偏光の光であった1回回折光Lb2がP偏光の光とされ、回折格子11に照射される。
【0087】
このような反射光学系42から、1回回折光Lb1,Lb2が回折格子11に入射される。この1回回折光Lb1,Lb2の格子ベクトルから見た入射角は、この1回回折光Lb1,Lb2の回折角と同じく、δとなる。また、傾斜面m3上における入射角は、同様に回折角と同じく、βとなる。
【0088】
また、この1回回折光Lb1,Lb2が回折することにより、2回回折光Lc1,Lc2が生じる。この2回回折光Lc1,Lc2の格子ベクトル方向から見た回折角は、可干渉光La1,La2の入射角と同じく、γとなる。また、傾斜面m2上の回折角は、同様に可干渉光La1,La2の入射角と同じく、αとなる。
【0089】
従って、2回回折光Lc1,Lc2は、可干渉光La1,La2と同光路を逆行して、偏光ビームスプリッタ43に入射する。
【0090】
また、光学式変位測定装置40は、受光素子13からの干渉信号に基づき回折格子11の移動位置を検出する図示しない位置検出部を備えている。
【0091】
このような構成の光学式変位測定装置40では、可動部分の移動に応じて回折格子11が格子ベクトル方向に移動することにより、2つの2回回折光Lc1,Lc2に位相差が生じる。この光学式変位測定装置40では、この2つの2回回折光Lc1,Lc2を干渉させて干渉信号を検出し、この干渉信号から2つの2回回折光Lc1,Lc2の位相差を求めて、回折格子11の移動位置を検出する。
【0092】
以上のように光学式変位測定装置40では、基準面m1に対して、所定の傾斜角をもった傾斜面m2上に照射受光光学系41を配置し、傾斜面m3上に反射光学系42を配置することにより、可干渉光と回折光とが形成する光路を分離することができ、装置の設計の自由度が増す。また、格子面11aからの0次回折光や反射光を、照射受光光学系41や受光光学系42に混入させることなく、回折光Lb1,Lb2を干渉させることができ、高精度に位置測定をすることができる。
【0093】
この光学式変位測定装置40において、0次回折光や反射光を照射受光光学系41や反射光学系42に混入させないための条件は、以下の通りである。
【0094】
角度γと角度δが0では無く且つ角度αと角度βとが等しい場合には、0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射点間の距離lを離して、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射する。可干渉光La1と可干渉光La2とは、回折格子11に対して格子ベクトル方向に離して入射しても良いが、例えば、図6で示したように、格子方向に離して入射しても良い。
【0095】
また、角度γと角度δがともに0である場合には、角度αと角度βとを等しくすると光路が重なるので、角度αと角度βとを必ず異ならせる。また、この場合、0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射点間の距離lを離して、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射する。可干渉光La1と可干渉光La2とは、回折格子11に対して格子ベクトル方向に離して入射しても良いが、例えば、図6で示したように、格子方向に離して入射しても良い。
【0096】
また、角度γと角度δが0では無く且つ0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射角αと回折角βとが異なる場合には、図11、図12及び図13に示すように、可干渉光La1の入射点と可干渉光La2の入射点とを同一の位置としてもよい。この場合、可干渉光La1と可干渉光La2との入射点を所定距離離した場合に比べて、回折格子11の厚みや屈折率のむらによる影響が少なくなる。すなわち、回折格子11の厚みや屈折率のむらの影響による1回回折光Lb1と1回回折光Lb2との間(或いは2回回折光Lc1と2回回折光Lc2との間)の光路長に差が生じず、より高精度に位置測定をすることができる。
【0097】
以下具体的に、回折格子11に厚みのむらがあった場合の影響について説明する。
【0098】
重ね合わせる2つの2回回折光Lc1,Lc2の強度をA1,A2、回折格子11の格子ベクトル方向への移動量をx、初期位相をδとすると、受光素子13が検出する干渉信号の強度Iは、以下の式(1)に示すようになる。
I=A1 2+A2 2+2A1A2cos(4Kx+δ) ・・・(1)
K=2π/Λ(Λは格子ピッチ)
この干渉信号の強度Iは、回折格子11がΛ/4移動することにより、1周期分変換する。δは、重ね合わせた2つの2回回折光Lc1,Lc2の光路長の差に依存する量である。従って、このδが変動すると、回折格子11が移動していなくても干渉信号Iが変動し、誤差要因となる。
【0099】
例えば、図14に示すような、ガラスの内部に格子が設けられた透過型の回折格子に厚みのむらがある場合について考えてみる。ガラスの屈折率をnとし、レーザ光Lxがガラスの一方の表面から他方の表面まで通過する距離をLとすると、このレーザ光Lxが回折格子を通過したときの光路長はnLとなる。空気の屈折率はほぼ1であることから、レーザ光Lxが回折格子を通過する際の光路長は、このレーザ光Lxが空気中を同距離通過したときと比較して、(n−1)Lだけ長くなる。従って、回折格子のガラスの厚さが変化して、レーザ光Lxがガラスの一方の表面から他方の表面まで通過する距離がL+ΔL変化したとすると、その光路長は(n−1)ΔLだけ変化することとなる。また、特に2回回折をする場合には、ガラス層を2回通過するため、その光路長は倍の2(n−1)ΔLだけ変化することになる。
【0100】
このことをふまえ、例えば、図15に示すように、一方のレーザ光Lx1は回折格子の厚みのむらがない位置を透過し、他方のレーザ光Lx2は回折格子の厚みのむらがある位置を透過する2本のレーザ光について考える。レーザ光Lx2の厚みのむらを通過する長さを+ΔLとすると、2つのレーザ光Lx1,Lx2の光路長の差は、(n−1)ΔLとなる。従って、上記の式(1)で示したδが{(n−1)ΔL}・2π/λ (λは、ビームA,Bの波長)だけ変化してしまう。2回回折をする場合には、δが{2(n−1)ΔL}・2π/λとなり、位置検出の誤差量は(Λ/2λ)(n−1)ΔLとなり、例えば、Λ=0.55μm、λ=0.78μm、n=1.5、ΔL=1μmとすれば、約0.18μmとなる。従って、この誤差は、例えば、ナノメータオーダの位置検出を行う場合には、かなり大きい値となる。
【0101】
なお、以上透過型の回折格子を例にとって説明したが、反射型の回折格子についてもガラスにより格子がカバーされているものであれば同様に誤差が生じ、また、ガラスにより格子がカバーされていないものであれば凹凸によるレーザ光の通過距離の変化がそのまま光路長の変化となり誤差が生じる。
【0102】
このように、回折格子11に厚みのむらがあった場合には、可干渉光La1と可干渉光La2との入射点を所定距離離していると誤差が生じる。
【0103】
そのため、この光学式変位測定装置40では、基準面m1に対して所定の傾斜角をもった傾斜面m2上に照射光学系41を配置し、傾斜面m3上に受光光学系42を配置し、可干渉光La1と可干渉光La2とを回折格子11上の同一点に入射することにより、回折格子11の厚みや屈折率のむらによる誤差をなくすることができ、さらに高精度に位置検出をすることができる。つまり、回折格子11の厚みや屈折率のむらによる誤差は、可干渉光La1と可干渉光La2とが異なる位置を通過するために生じるものであり、同一点を通過する場合には生じないので、このように同一点に可干渉光La1と可干渉光La2とを入射すれば高精度に位置検出をすることができる。また、例えば回折格子11がガラス等でカバーされているものであるときは、2つの可干渉光La1,La2を、完全に同一の光路を通過させることは困難であるが、格子面11aのほぼ同じ位置に入射すれば、最も誤差を小さくすることができる。
【0104】
可干渉光の入射角(及び2回回折光の回折角)α,γ、1回回折光の回折角(及び1回回折光の入射角)β,δの関係は、以下の式(2)、式(3)に示すようになる。
【0105】
Sinα+Sinβ=mλ/d ・・・(2)
d:回折格子のピッチ
λ:光の波長
m:回折次数
Sinγ/Sinδ =Cosβ/Cosα ・・・(3)
従って、α=βの場合にはγ=δとなり、α≠βの場合にはγ≠δとなる。
【0106】
なお、本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置40では、可干渉光La1,La2及び2回回折光Lc1,Lc2を反射する反射器23,24を用いているが、可干渉光La1と可干渉光La2とを同一点に入射しない場合には、例えば、図16に示すように、反射器23,24を用いずに構成しても良い。
【0107】
つぎに、透過型の回折格子11を用いて本発明を適用した第3の実施の形態の光学式変位測定装置について説明する。
【0108】
図17に、この第3の実施の形態の光学式変位測定装置の模式的な斜視図を示す。
【0109】
ここで、直線n、基準面m1、傾斜面m2の関係は、上記第2の実施の形態と同様である。また、直線nを含み基準面m1とのなす角がδとなっており、傾斜面m2に対して格子面11aを挟んで反対側にある仮想的な面を傾斜面m3′とする。
【0110】
図18に、傾斜面m2上に配置された構成要素をこの傾斜面m2及び傾斜面m3′に対して垂直な方向から見た側面図を示す。図19に、回折格子11に入射される可干渉光及びこの回折格子11により回折される回折光を格子ベクトル方向から見た側面図を示す。
【0111】
本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置は、透過型の回折格子11を備え、工作機械等の可動部分の位置検出を行う装置である。
【0112】
光学式変位測定装置50は、図17及び図18に示すように、可干渉光Laを出射する可干渉光源12と、干渉した2つの2回回折光Lc1,Lc2を受光して干渉信号を生成する受光素子13と、可干渉光源12から出射された可干渉光Laを2つの可干渉光La1,La2に分割して回折格子11に照射するとともに、回折格子11からの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせて受光素子13に照射する照射受光光学系41とを備えている。
【0113】
この照射受光光学系41は、通過する可干渉光La(La1,La2)の光路及び通過する2回回折光Lc1,Lc2の光路が、傾斜面m2上に形成されるように、各部材が配置されている。そのため、可干渉光La1,La2及び2回回折光Lc1,Lc2は、図19に示すように、格子ベクトル方向から見た入射角及び回折角がγとなっている。
【0114】
反射器23及び反射器24は、傾斜面m2上における入射角がαとなるように、可干渉光La1及び可干渉光La2を、格子面11a上の所定の位置に照射している。なお、反射器23及び反射器24は、その反射面が、互いが向き合うように配置されている。そのため、可干渉光La1と可干渉光La2とは、格子ベクトル方向の入射方向が、互いに逆方向となっている。また、反射器23及び反射器24は、格子ベクトル方向に所定量離した位置に、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射している。可干渉光La1の入射点と可干渉光La2の入射点との間の距離は、lとなっている。
【0115】
光学式変位測定装置50では、このような可干渉光La1が回折格子11に照射されることによりこの可干渉光La1が回折し、1回回折光Lb1が生じる。また、このような可干渉光La2が回折格子11に照射されることによりこの可干渉光La2が回折し、1回回折光Lb2が生じる。1回回折光Lb1と1回回折光Lb2の回折角は、格子ベクトル方向からみた場合、図19に示すように、δとなっている。また、1回回折光Lb1と1回回折光Lb2の傾斜面m3′上における回折角は、βとなっている。なお、1回回折光Lb1と1回回折光Lb2とは、格子ベクトル方向における出射方向が互いに逆方向となっている。
【0116】
また、光学式変位測定装置50は、図17及び図18に示すように、反射光学系42を備えている。
【0117】
反射光学系42は、2つの1回回折光Lb1,Lb2の格子ベクトル方向から見た回折角がδとなっているため、通過する1回回折光Lb1,Lb2の光路が傾斜面m3′上に形成されるように、各部材が配置されている。また、反射光学系42の反射器26と反射器27とは、傾斜面m3′上における回折角βで回折された1回回折光Lb1,Lb2を垂直に反射可能な位置に配置されている。
【0118】
このような反射光学系42から、1回回折光Lb1,Lb2が回折格子11に入射される。この1回回折光Lb1,Lb2の格子ベクトルから見た入射角は、この1回回折光Lb1,Lb2の回折角と同じく、δとなる。また、傾斜面m3′上における入射角は、同様に回折角と同じく、βとなる。
【0119】
また、この1回回折光Lb1,Lb2が回折することにより、2回回折光Lc1,Lc2が生じる。この2回回折光Lc1,Lc2の格子ベクトル方向から見た回折角は、可干渉光La1,La2の入射角と同じく、γとなる。また、傾斜面m2上の回折角は、同様に可干渉光La1,La2の入射角と同じく、αとなる。
【0120】
従って、2回回折光Lc1,Lc2は、可干渉光La1,La2と同光路を逆行して、偏光ビームスプリッタ43に入射する。
【0121】
また、光学式変位測定装置50は、受光素子13からの干渉信号に基づき回折格子11の移動位置を検出する図示しない位置検出部を備えている。
【0122】
このような構成の光学式変位測定装置50では、可動部分の移動に応じて回折格子11が格子ベクトル方向に移動することにより、2つの2回回折光Lc1,Lc2に位相差が生じる。この光学式変位測定装置50では、この2つの2回回折光Lc1,Lc2を干渉させて干渉信号を検出し、この干渉信号から2つの2回回折光Lc1,Lc2の位相差を求めて、回折格子11の移動位置を検出する。
【0123】
以上のように光学式変位測定装置50では、基準面m1に対して、所定の傾斜角をもった傾斜面m2上に照射受光光学系41を配置し、傾斜面m3′上に反射光学系42を配置することにより、可干渉光、1回回折光、2回回折光とを形成する光路を分離することができ、装置の設計の自由度が増す。また、格子面11aからの0次回折光や反射光を、照射受光光学系41や反射光学系42に混入させることなく、2回回折光Lc1,Lc2を干渉させることができ、高精度に位置測定をすることができる。
【0124】
この光学式変位測定装置50において、0次回折光や反射光を照射受光光学系41や反射光学系42に混入させないための条件は、以下の通りである。
【0125】
角度γと角度δが0では無く且つ角度αと角度βとが等しい場合には、0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射点間の距離lを離して、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射する。可干渉光La1と可干渉光La2とは、回折格子11に対して格子ベクトル方向に離して入射しても良いが、例えば、図6で示したように、格子方向に離して入射しても良い。
【0126】
また、角度γと角度δがともに0である場合には、角度αと角度βとを等しくするものとしても、角度αと角度βとを異なるものとしてもよい。α=βの場合もα≠βの場合もともに、0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射点間の距離lを離して、可干渉光La1と可干渉光La2とを入射する。可干渉光La1と可干渉光La2とは、回折格子11に対して格子ベクトル方向に離して入射しても良いが、例えば、図6で示したように、格子方向に離して入射しても良い。
【0127】
また、角度γと角度δが0では無く且つ0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射角αと回折角βとが異なる場合には、可干渉光La1の入射点と可干渉光La2の入射点とを同一の位置としてもよい。
【0128】
また、角度γと角度δが0では無く且つ0次回折光が受光素子13に照射されない程度に入射角αと回折角βとが異なる場合には、図20及び図21に示すように、可干渉光La1の入射点と可干渉光La2の入射点とを同一の位置としてもよい。この場合、可干渉光La1と可干渉光La2との入射点を所定距離離した場合に比べて、回折格子11の厚みや屈折率のむらによる影響が少なくなる。すなわち、回折格子11の厚みや屈折率のむらの影響による1回回折光Lb1と1回回折光Lb2との間(或いは2回回折光Lc1と2回回折光Lc2との間)の光路長に差が生じず、より高精度に位置測定をすることができる。この理由は、上述した第2の実施の形態と同様である。
【0129】
なお、本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置50では、可干渉光La1,La2及び2回回折光Lc1,Lc2を反射する反射器23,24を用いているが、可干渉光La1と可干渉光La2とを同一点に入射しない場合には、例えば、図22に示すように、反射器23,24を用いずに、構成しても良い。
【0130】
つぎに、本発明を適用した第4の実施の形態の光学式変位測定装置について、図23を用いて説明する。なお、この第4の実施の形態は、上記第2の実施の形態及び第3の実施の形態の構成要素を一部変形したものであり、以下、上記第2の実施の形態及び第3の実施の形態の構成要素のうち変形していない構成要素についてはその詳細な説明を省略する。
【0131】
光学式変位測定装置60は、照射受光光学系41の第2の結像素子25及び偏光板46に変えて、図23に示すように、1/4波長板62と、第5の結像素子63と、無偏光ビームスプリッタ64と、第2の偏光ビームスプリッタ65と、第3の偏光ビームスプリッタ66とを用いている。なお、この第4の実施の形態の光学式変位測定装置60を説明するにあたり、上記第2及び第3の実施の形態で用いていた偏光ビームスプリッタ43を第1の偏光ビームスプリッタ43と言い換える。
【0132】
また、この光学式変位測定装置60は、受光素子13に変えて、第1の受光素子67a,67bと、第2の受光素子68a,68bとを用いている。
【0133】
可干渉光源12から出射される可干渉光Laは、照射受光光学系41の第1の偏光ビームスプリッタ43に対して、偏光方向が45度傾けて入射される。この照射受光光学系41の偏光ビームスプリッタ43は、入射された可干渉光Laを、偏光方向が直交する2つの可干渉光La1,La2に分割する。照射受光光学系41の偏光ビームスプリッタ43を透過した可干渉光La1はP偏光の光となり、反射した可干渉光La2はS偏光の光となる。
【0134】
また、この照射受光光学系41の第1の偏光ビームスプリッタ43には、回折格子11で2回回折された2回回折光Lc1と、回折格子11で2回回折された2回回折光Lc2とが入射される。ここで、2回回折光Lc1は、元々はP偏光の光であるが、反射光学系42により偏光方向が90度回転させられS偏光の光となっている。同様に、2回回折光Lc2は、元々はS偏光の光であるが、反射光学系42により偏光方向が90度回転させられP偏光の光となっている。従って、この第1の偏光ビームスプリッタ43は、S偏光の光である2回回折光Lc1を反射し、P偏光の光である2回回折光Lc2を透過して、これら2つの2回回折光Lc1,Lc2を重ね合わせる。
【0135】
重ね合わせた2つの2回回折光Lc1,Lc2は、1/4波長板62を通過する。1/4波長板62は、各2回回折光Lc1,Lc2の偏光方向に対して、光学軸が45度傾くように配置されている。そのため、各2回回折光Lc1,Lc2は、この1/4波長板62を通過することにより、互いに逆回りの円偏光の光となる。
【0136】
互いに逆回りの円偏光の光とされた2回回折光Lc1,Lc2は、第5の結像素子63を通過する。
【0137】
第5の結像素子63は、所定の開口数を有するレンズ等の光学素子からなるものである。第5の結像素子63は、2回回折光Lc1,Lc2を、所定のビーム径で第1の受光素子67a,67b及び第2の受光素子68a,68bの受光面に結像させる。その結像点は、必ずしもビーム径が最小となる点とする必要はなく、ビームの像内での光路長の差が最小となる点が受光面上に位置するようにしてもよい。
【0138】
この第5の結像素子63を通過した2つの2回回折光Lc1,Lc2は、無偏光ビームスプリッタ64で2つのビームに分割される。
【0139】
分割された一方のビームは、第2の偏光ビームスプリッタ65によりさらに偏光方向が直交する2つのビームに分割され、それぞれ、第1の受光素子67a,67bに照射される。また、分割された他方のビームは、第2の偏光ビームスプリッタ65に対して45度傾いた第3の偏光ビームスプリッタ66によりさらに偏光方向が直交する2つのビームに分割され、それぞれ、第2の受光素子68a,68bに照射される。
【0140】
ここで、互いに逆方向に回転する円偏光の光を重ね合わせた光は、2つの光の位相差にしたがって回転する直線偏光の光とみなすことができる。そのため、1/4波長板62を通過した2回回折光Lc1,Lc2は、回折格子11の移動にともない回転する直線偏光の光となる。また、この直線偏光の光を偏光板等の偏光素子で互いにω度異なる偏光方向の成分を取り出した場合、その取り出した光の強度を検出した信号は、互いに2ω度位相が異なる信号となる。そのため、第1の受光素子67a,67bは、第2の偏光ビームスプリッタ65により取り出された互いに90度異なる偏光方向の光を検出するので、検出した信号の位相が互いに180度異なっている。従って、第1の受光素子67a,67bにより検出した信号の差を取ることにより、直流成分を除去した信号を検出することができる。また、これは、第2の受光素子68a,68bに関しても同様である。
【0141】
また、第3の偏光ビームスプリッタ66により取り出される光は、第2の偏光ビームスプリッタ65により取り出される光に対して、角度が45度異なっている。そのため、第2の受光素子68a,68bから得られる信号は、第1の受光素子67a,67bから得られる信号に対して、90度位相が異なっている。すなわち、第1の受光素子67aと第1の受光素子67bとの検出信号の差動信号と、第2の受光素子68aと第2の受光素子68bとの検出信号の差動信号とが、互いに90度位相が異なっている。従って、この光学式変位測定装置60では、から、互いに90度位相が異なる回折格子11の移動位置を示す位置信号に基づき、回折格子11の移動方向を特定することができる。
【0142】
以上のように、この第4の実施の形態の光学式変位測定装置60では、回折格子11の透過率、反射率、回折効率等の影響による直流変動を、検出する干渉信号から除去することができる。また、この光学式変位測定装置60では、回折格子11の移動方向を特定することができる。
【0143】
以上本発明を適用した第1〜第4の実施の形態の光学式変位測定装置を説明した。各実施の形態の光学式変位測定装置では、格子が所定の間隔で平行に設けられた回折格子11を用いているが、本発明では、このような格子が平行に設けられた回折格子を用いなくても良い。例えば、図24に示すように、放射状に格子が設けられた回折格子を用いてもよい。このような放射状に格子が設けられた回折格子を用いることにより、回転移動をする工作機械の可動部分等の位置検出を行うことができる。また、本発明では、明暗を記録した振幅型の回折格子、屈折率変化や形状変化を記録した位相型の回折格子を用いても良く、その回折格子のタイプは限られない。
【0144】
また、各実施の形態の光学式変位測定装置では、回折格子11を工作機械等の可動部分に取り付けて、この回折格子11が可動部分の移動に応じて移動する場合について説明したが、本発明では、照射受光光学系及び干渉光学系と、回折格子11とが相対的に移動すれば良い。例えば、本発明では、回折格子が固定されていて、照射受光光学系及び干渉光学系が工作機械等の可動部分の移動に応じて移動しても良い。
【0145】
また、各実施の形態の光学式変位測定装置に用いられているハーフミラーやビームスプリッタ及び結像素子等は、薄膜を用いた素子やレンズ等のみに限られず、例えば、回折光学素子を用いても良い。
【0146】
【発明の効果】
本発明に係る光学式変位測定装置では、可干渉光が第1の結像手段により回折格子の格子面に結像しているとともに、第1の回折光が第2の結像手段により平行光とされ反射光学系の反射器に常に垂直に照射されている。従って、第1の回折光の光軸がずれた場合であっても、反射された第1の回折光は常に入射したときと全く同じ経路を逆行し回折格子1の格子面上の結像位置は変化せず、この第1の回折光が回折することにより生じる第2の回折光の光軸がずれない。また、光路長の変化も生じない。
【0147】
このことにより、本発明に係る光学式変位測定装置では、2つの第2の回折光が互いにずれることなく重なり合わされて干渉する。そのため、回折格子が、格子ベクトルに平行な方向以外に移動等した場合、例えば、回折格子が傾いたり、回折格子にうねり等があった場合であっても、検出する干渉信号が低下しない。従って、この光学式変位測定装置では、移動する可動部分の移動位置を、高分解能かつ高精度に検出することができる。
【0148】
また、この光学式変位測定装置では、測定対象となる工作機械等の可動部分への取り付け位置の自由度が増し、また、この可動部分に振動やぶれ等があっても安定して測定ができる。また、この光学式変位測定装置では、第1の結像手段又は第2の結像手段の開口を大きくすることにより、回折格子と、照射受光光学系、反射光学系或いは干渉光学系との間隔を大きくすることができ、小型の受光手段を用いることができ、また、設計が簡易となり、その自由度が増す。
【0149】
また、この光学式変位測定装置では、干渉させる回折光以外の回折光が、照射受光光学系や干渉光学系に混入しないのでノイズを少なくすることができ、移動する可動部分の移動位置を、高分解能かつ高精度に検出することができる。
【0150】
また、この光学式変位測定装置では、偏光ビームスプリッタを用いることにより、回折格子の透過率、反射率、回折効率等の影響による直流変動を、検出する干渉信号から除去することができ、移動する可動部分の移動位置を、高分解能かつ高精度に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図2】本発明を適用した第1の実施の形態の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図3】本発明の第1〜第4の実施の形態の光学式変位測定装置に用いられる回折格子の斜視図である。
【図4】上記本発明の第1の実施の形態の光学式変位測定装置の可干渉光及び回折光の光路について説明する為の図である。
【図5】可干渉光の入射位置を変えた上記本発明の第1の実施の形態の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図6】上記回折格子に入射される可干渉光の入射点を説明する為の図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図8】上記本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置の傾斜面m2上に配置された構成要素を、この傾斜面m2に対して垂直な方向から見た側面図である。
【図9】上記本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置の回折格子に入射される可干渉光及びこの回折格子により回折される回折光を格子ベクトル方向から見た側面図である。
【図10】 上記本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置の傾斜面m3上に配置された構成要素を、この傾斜面m3に対して垂直な方向から見た側面図である。
【図11】 可干渉光の入射位置を変えた上記本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図12】可干渉光の入射位置を変えた上記本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置の傾斜面m2上に配置された構成要素を、この傾斜面m2に対して垂直な方向から見た側面図である。
【図13】 可干渉光の入射位置を変えた上記本発明の第2の実施の形態の光学式変位測定装置の傾斜面m3上に配置された構成要素を、この傾斜面m3に対して垂直な方向から見た側面図である。
【図14】回折格子を通過するレーザ光の光路長を説明する為の図である。
【図15】回折格子に厚みのむらがある場合に、この回折格子を通過する2本のレーザ光の光路長の差を説明する為の図である。
【図16】上記第2の実施の形態の光学式変位測定装置の変形例を説明するための図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置の斜視図である。
【図18】上記本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置の傾斜面m2及び傾斜面m3′上に配置された構成要素を、この傾斜面m2及び傾斜面m3′に対して垂直な方向から見た側面図である。
【図19】上記本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置の回折格子に入射される可干渉光及びこの回折格子により回折される回折光を格子ベクトル方向から見た側面図である。
【図20】 可干渉光の入射位置を変えた上記本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図21】可干渉光の入射位置を変えた上記本発明の第3の実施の形態の光学式変位測定装置の傾斜面m2及び傾斜面m3′上に配置された構成要素を、この傾斜面m2及び傾斜面m3′に対して垂直な方向から見た側面図である。
【図22】上記第3の実施の形態の光学式変位測定装置の変形例を説明するための図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図24】本発明の第1〜第4の実施の形態の光学式変位測定装置に用いられる他の回折格子を説明する為の図である。
【図25】従来の光学式変位測定装置の斜視図である。
【図26】従来の光学式変位測定装置の側面図である。
【図27】従来の他の光学式変位測定装置の斜視図である。
【図28】従来の他の光学式変位測定装置の側面図である。
【図29】上記従来の光学式変位測定装置を変形例を説明する為の図である。
【図30】従来の更に他の光学式変位測定装置を説明する為の図である。
【図31】上記従来の更に他の光学式変位測定装置の受光素子に照射される回折光を説明する為の図である。
【符号の説明】
1,11 回折格子、2 発光手段、3 反射手段、4 第1の結像手段、5第2の結像手段、10,30,40,50,60,70,80 光学式変位測定装置、12 可干渉光源、13,67,68 受光素子、21,25,28,29,63 結像素子、14 位置検出部、26,27 反射器
Claims (10)
- 可干渉光が照射され、この可干渉光に対して格子ベクトルに平行な方向に相対移動し、この可干渉光を回折する回折格子と、
可干渉光を発光する発光手段と、
上記発光手段により発光された可干渉光を2つの可干渉光に分割して、上記回折格子に対して各可干渉光を照射する照射光学系と、
上記各可干渉光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第1の回折光をそれぞれ反射して、上記回折格子に対して各第1の回折光を照射する反射光学系と、
上記各第1の回折光が上記回折格子により回折されて得られる2つの第2の回折光を干渉させる干渉光学系と、
干渉した2つの第2の回折光を受光して干渉信号を検出する受光手段と、
上記受光手段が検出した干渉信号から上記2つの第2の回折光の位相差を求めて、上記回折格子の相対移動位置を検出する位置検出手段とを備え、
上記照射光学系は、上記回折格子に対して照射される2つの可干渉光を、この回折格子の格子面に結像させる第1の結像手段を有し、
上記反射光学系は、上記回折格子に対して照射される2つの第1の回折光を、それぞれ対応する可干渉光の結像位置と同一位置に結像させる第2の結像手段を有すること
を特徴とする光学式変位測定装置。 - 上記照射光学系は、格子面に垂直な方向以外の方向から、上記回折格子に対して各可干渉光を照射すること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。 - 上記第1の結像手段は、上記回折格子に照射される2つの可干渉光を、上記回折格子の格子面上の格子ベクトルに垂直な方向に所定量離した位置に結像させること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。 - 上記第1の結像手段は、上記回折格子に照射される2つの可干渉光を、上記回折格子の格子面上の同一位置に結像させること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。 - 上記回折格子は、可干渉光の入射角と、回折光の回折角とが異なること
を特徴とする請求項4に記載の光学式変位測定装置。 - 上記干渉光学系は、上記発光手段により発光された可干渉光を、偏光方向が直交する2つの可干渉光に分離する偏光ビームスプリッタを有すること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。 - 上記干渉光学系は、
偏光方向が異なる2つの第2の回折光を重ね合わせる第1の偏光ビームスプリッタと、この第1の偏光ビームスプリッタが重ね合わせた2つの第2の回折光を互いに逆方向の円偏光とする波長板と、円偏光とされた2つの第2の回折光を分割する無偏光ビームスプリッタと、分割された一方の第2の回折光を偏光方向が異なる2つの干渉光に分離する第2の偏光ビームスプリッタと、分割された他方の第2の回折光を偏光方向が異なる2つの干渉光に分離する第3の偏光ビームスプリッタとを有し、第2と第3の偏光ビームスプリッタが透過する干渉光の偏光方向が45度異なるように設けられており、
上記位置検出手段は、
上記第2の偏光ビームスプリッタにより分離された偏光方向が異なる2つの干渉光の差動出力と、上記第3の偏光ビームスプリッタにより分離された偏光方向が異なる2つの干渉光の差動出力とを求め、上記回折格子の相対移動位置を検出すること
を特徴とする請求項6に記載の光学式変位測定装置。 - 上記回折格子は、反射型であること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。 - 上記回折格子は、放射状に格子が形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。 - 上記発光手段は、光路長の差を干渉縞の変調率の変化として検出することが可能な可干渉性を有する可干渉光を発光すること
を特徴とする請求項1に記載の光学式変位測定装置。
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