JPH09328217A - 伸縮ローラコンベヤー - Google Patents

伸縮ローラコンベヤー

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JPH09328217A
JPH09328217A JP15120196A JP15120196A JPH09328217A JP H09328217 A JPH09328217 A JP H09328217A JP 15120196 A JP15120196 A JP 15120196A JP 15120196 A JP15120196 A JP 15120196A JP H09328217 A JPH09328217 A JP H09328217A
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JP
Japan
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roller
telescopic
frame
rail
transport
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JP15120196A
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English (en)
Inventor
Katsuo Tomizawa
勝雄 冨澤
Yasuo Shiraki
保雄 白木
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要に応じて搬送方向の長さを変えることが
できる伸縮ローラコンベヤーを提供する。 【解決手段】 複数の搬送ローラ26と、長手方向がU
字状に屈曲しておりU字を横向きにして配置されたガイ
ドレール21と、複数の搬送ローラ26を回転可能に支
持しガイドレール21に長手方向に出没可能に支持され
たテレスコフレーム24と、複数の搬送ローラ26の残
りの搬送ローラ26を支持しガイドレール21に移動可
能に支持され一端がテレスコフレーム24に連結された
リンクチェーン30と、からなる伸縮ローラコンベヤ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送方向の長さを
変化させることができる伸縮ローラコンベヤーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、プレスラインの一例を示してい
る。プレス工程Aで成形された成形品は、プレス工程A
とプレス工程Bとの間に配置されたコンベヤー1、2、
3により、プレス工程Bに搬送される。成形品の生産が
終了すると、各工程のプレス機械に取りつけられている
金型の交換が行われる。金型の交換は、金型の出し入れ
スーペスを確保する必要があることから、中央のコンベ
ヤー2の前後に設けられたプレス工程A側のコンベヤー
1と、プレス工程B側のコンベヤー3とを取り外した
後、行われる。プレスラインでは、成形品の種類により
所定のプレス工程が不要になる場合があり、この場合
は、所定のプレス工程に通過用コンベヤーを取り付けて
対処していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9のプレス
ラインでは、成形品の種類が多くなる場合は、頻繁に金
型の交換を行わなければならず、コンベヤー1、3を取
り外して元に戻す労力が大となる。また、通過用コンベ
ヤーを取り付ける場合も、同様に労力が大となる。その
ため、成形品の切替えに伴う段取り替え時間が多くな
り、生産性が低下するという問題がある。この場合、搬
送方向の長さを自由に変えることができるコンベヤーが
あれば、成形品の切替え時にコンベヤーを縮めることが
でき、コンベヤーを取り外すことなく、金型の交換が可
能になる。本発明の目的は、必要に応じて搬送方向の長
さを変えることができる伸縮コンベヤーを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る伸縮ローラコンベヤーは、つぎの通りである。 (1) 複数の搬送ローラと、長手方向がU字状に屈曲
しており前記U字を横向きにして配置されたガイドレー
ルと、前記複数の搬送ローラの一部を回転可能に支持
し、前記ガイドレールに長手方向に出没可能に支持され
たテレスコフレームと、前記複数の搬送ローラの残りの
搬送ローラを支持し前記ガイドレールに移動可能に支持
され一端が前記テレスコフレームに連結されたリンクチ
ェーンと、からなる伸縮ローラコンベヤー。 (2) 前記テレスコフレームを出没させる駆動手段を
有している上記(1)記載の伸縮ローラコンベヤー。 (3) 前記搬送ローラの少なくとも一部をその軸芯ま
わりに回転駆動させるローラ回転駆動手段を有している
上記(2)記載の伸縮ローラコンベヤー。
【0005】上記(1)の伸縮ローラコンベヤーでは、
テレスコフレームをガイドレールから突出させた状態で
は、テレスコフレームと連結されるリンクチェーンは、
ガイドレールの屈曲部分を通過してテレスコフレームの
突出方向に移動する。テレスコフレームとリンクチェー
ンリンクには、搬送ローラが支持されているので、ロー
ラコンベヤーの搬送長さは、テレスコフレームの長さと
屈曲部分を通過したリンクの長さの和となる。ガイドレ
ールから突出したテレスコフレームをガイドレールに押
し込む際には、押し戻されるリンクチェーンは、ガイド
レールの屈曲部分にて方向転換する。したがって、リン
クチェーンは、テレスコフレームの押し戻し方向と逆方
向に移動し、ローラコンベヤーの搬送長さを短縮するこ
とができる。上記(2)の伸縮ローラコンベヤーでは、
テレスコフレームは駆動手段によって移動されるので、
テレスコフレームをガイドレールに対して自動で出没さ
せることができる。上記(3)の伸縮ローラコンベヤー
では、搬送ローラがローラ回転駆動手段により軸芯回り
に回転駆動されるので、搬送ローラ上のワークを自動で
搬送することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例を示し
ており、図2ないし図5は本発明の第2実施例を示して
いる。まず、両実施例に共通の構成を、たとえば図1な
いし図4を参照して説明する。各実施例に共通する構成
部分には同一の符号を付してある。
【0007】図2において、20はレールフレームを示
している。レールフレーム20は、搬送方向に延びてい
る。レールフレーム20の両内側面には、断面形状が溝
型のガイドレール21が設けられている。各ガイドレー
ル21は、上側直線レール部21aと、下側直線レール
部21bと、U字状レール21cとから構成される。上
側直線レール部21aと下側直線レール部21bは、搬
送方向に延びている。U字状レール21cは、上側直線
レール部21aの一端部と下側直線レール部21bの一
端部とを接続する。各ガイドレール21の上側直線レー
ル部21aには、直線状に延びるテレスコフレーム24
が搬送方向に移動可能に支持されている。各テレスコフ
レーム24は、コンベヤーの幅方向に所定の間隔をもっ
て配置されている。各テレスコフレーム24の外側面部
には、複数の支持ローラ25が搬送方向に所定の間隔で
設けられている。各支持ローラ25は、上側直線レール
部21aにはめ込まれており、上側直線レール部21a
に回転可能に支持されている。各テレスコフレーム24
の間には、複数の搬送ローラ26が搬送方向に所定の間
隔で配置されている。搬送ローラ26のシャフトの一端
部は、一方のテレスコフレーム24に支持されており、
搬送ローラ26のシャフトの他端部は、他方のテレスコ
フレーム24に支持されている。
【0008】各ガイドレール21には、リンクチェーン
30が移動可能に支持されている。各リンクチェーン3
0は、コンベヤーの幅方向にテレスコフレーム24と同
じ間隔をもって配置されている。各リンクチェーン30
は、多数のトラック形プレートをピン連結したものであ
り、ガイドレール21に屈曲した状態で支持されてい
る。各リンクチェーン30は、一端がテレスコフレーム
24の後端部に連結されている。各リンクチェーン30
の外側面部には、複数の支持ローラ25が搬送方向に所
定の間隔で設けられている。各支持ローラ25は、ガイ
ドレール21にはめ込まれている。各リンクチェーン3
0は、テレスコフレーム24がガイドレール21側に完
全に押し戻されている状態では、大部分が下側直線レー
ル部21bに支持され、前端部分がU字状レール21c
とに支持される。各リンクチェーン30は、テレスコフ
レーム24がガイドレール21から所定量突出した状態
では、大部分が上側直線レール部21aに支持され、残
りがU字状レール21cと下側直線レール部21bとに
支持される。各リンクチェーン30の間には、複数の搬
送ローラ25が搬送方向に所定の間隔で配置されてい
る。搬送ローラ26のシャフトの一端部は、一方のリン
クチェーン30に支持されている。搬送ローラ26のシ
ャフトの他端部は、他方のリンクチェーン30に支持さ
れている。
【0009】つぎに、各実施例に共通の作用について説
明する。伸縮ローラコンベヤーでは、第1図の2点鎖線
で示すように、テレスコフレーム24の一側をレールフ
レーム20の一端から所定量突出させた状態では、テレ
スコフレーム24と連結されるリンクチェーン30がテ
レスコフレーム24に伴って突出方向に移動する。リン
クチェーン30は、U字状に屈曲するガイドレール21
に沿って移動するので、リンクチェーン30はU字状レ
ール21cの部分にて方向転換し、大部分が上側直線レ
ール部21a側に移動する。テレスコフレーム24とリ
ンクチェーン30には、それぞれ搬送ローラ25が支持
されているので、テレスコフレーム24をガイドレール
21の一端から突出させた状態では、ローラコンベヤー
の搬送長さは、テレスコフレーム24の長さとU字状レ
ール21cを通過したリンクチェーン30の長さの和と
なる。テレスコフレーム24をガイドレール21に完全
に押し込む際には、テレスコフレーム24と連結される
リンクチェーン30がガイドレール21に沿って押し戻
される。押し戻されるリンクチェーン30は、U字状レ
ール21cの部分にて方向転換するので、テレスコフレ
ーム24の押し戻し方向と逆方向に移動する。したがっ
て、レールフレーム20の上側直線レール部21aに位
置するのは、テレスコフレーム24のみとなり、ローラ
コンベヤーの長さを短縮することができる。
【0010】つぎに、各実施例の特有の構成について、
説明する。第1実施例では、図1に示すように、伸縮ロ
ーラコンベヤー10のレールフレーム20は、一方の脚
部20aが他方の脚部20bよりも長くなっている。こ
れにより、ガイドレール21に支持されるテレスコフレ
ーム24とリンクチェーン30は、フロアFに対して傾
斜している。搬送ローラ26は、軸芯回りに回転自在な
フリーローラから構成されている。テレスコフレーム2
4とリンクチェーン30が傾斜することから、テレスコ
フレーム24とリンクチェーン30にそれぞれ取付けら
れた搬送ローラ26は、搬送方向に傾斜して配列され、
動力なしでのワークの搬送が可能となる。なお、搬送ロ
ーラ26は、動力により回転駆動される回転駆動ローラ
から構成してもよい。
【0011】第2実施例では、図2ないし図4に示すよ
うに、伸縮ローラコンベヤー10′のテレスコフレーム
24の突出側先端部には、上方に延びる連結部材40が
固定されている。連結部材40の上端部には、2本のロ
ーラチェーン46の一端部が連結されている。ローラチ
ェーン46は、テレスコフレーム24の幅方向に所定の
間隔をもって配置されている。各ローラチェーン46の
他端部は、テレスコフレーム24後端部に設けられた各
ブラケット42に連結されている。ローラチェーン46
の他端部はボルトを有するチェーンエンド48に形成さ
れている。チェーンエンド48のボルトは、ブラケット
42に挿入されており、ブラケット42から突出したボ
ルトの部分にナットが螺合されている。ローラチェーン
46の張力は、チェーンエンド48のナットを回転させ
ることにより調整することができる。
【0012】レールフレーム20の前端部には、上方に
延びる一対の支持部材50が設けられている。各支持部
材50は、レールフレーム20の両側面部に取付けられ
ている。各支持部材50には、シャフト52の端部を支
持する軸受51がそれぞれ取付けられている。シャフト
52は、軸受51に回転可能に支持されている。シャフ
ト52には、1つのスプロケット54と2つのスプロケ
ット56が取付けられている。スプロケット54は、一
方の支持部材50の外側に突出したシャフト52の端部
に配置されている。2つのスプロケット56は、各支持
部材50の内側に所定の間隔をもって配置されている。
各支持部材50には、それぞれスプロケット58が回転
可能に取付けられている。各スプロケット58は、各支
持部材50の内側にスプロケット56と同一の間隔をも
って配置されている。スプロケット58は、スプロケッ
ト56の斜め下方に配置されている。
【0013】各スプロケット56は、連結部材40のロ
ーラチェーン連結部40aとほぼ同じ高さに配置されて
いる。スプロケット56は、連結部材40から延びるロ
ーラチェーン46と噛み合わされている。スプロケット
58は、ブラケット42のローラチェーン連結部42a
とほぼ同じ高さに配置されている。スプロケット58
は、スプロケット56側から延びるローラチェーン46
と噛み合わされている。本実施例では、ローラチェーン
46は、スプロケット56、58によりZ字状に掛け渡
されている。ローラチェーン46の連結部材40からス
プロケット56に向かって延びる部分は、テレスコフレ
ーム24と平行になっている。ローラチェーン46のブ
ラケット42からスプロケット58に向かって延びる部
分は、テレスコフレーム24と平行になっている。
【0014】支持部材50の上面には、ベース60が固
定されている。ベース60には、駆動手段62が取付け
られている。駆動手段62は、ブレーキ付き減速モータ
から構成されている。駆動手段62の出力軸には、スプ
ロケット64が取付けられている。スプロケット64
は、ローラチェーン66を介してシャフト52の端部に
配置されたスプロケット54と連結されている。シャフ
ト52に取付けられたスプロケット56は、駆動手段6
2によって回転駆動される。各スプロケット56は、連
結部材40とブラケット42と連結する2本のローラチ
ェーン46と噛み合わされているので、スプロケット5
6の回転により、テレスコフレーム24はレールフレー
ム20に対して移動可能となる。
【0015】テレスコフレーム24の後端部の下面側に
は、ベース70が取付けられている。ベース70の下面
側には、ローラ回転駆動手段72が固定されている。ロ
ーラ回転駆動手段72は、減速モータから構成されてい
る。ローラ回転駆動手段72の出力軸には、スプロケッ
ト74が取付けられている。テレスコフレーム24とリ
ンク30に取付けられた各搬送ローラ26には、2つの
スプロケット76が取付けられている。各搬送ローラ2
6のうち、テレスコフレーム24の後端部に位置する搬
送ローラ26は、ローラチェーン78を介してローラ回
転駆動手段72により回転駆動される。ローラ回転駆動
手段72により回転駆動される搬送ローラ26の一方の
スプロケット76は、隣接する右側の搬送ローラ26の
一方のスプロケット76とローラチェーン79を介して
連結されている。ローラ回転駆動手段72により回転駆
動される搬送ローラ26の他方のスプロケット76は、
隣接する左側の搬送ローラ26の一方のスプロケット7
6とローラチェーン79を介して連結されている。隣接
する左側および右側の搬送ローラ26は、さらに別のロ
ーラチェーン79を介して隣接する搬送ローラ26と連
結されている。このように隣接する搬送ローラ26のス
プロケット76を次々とローラチェーン79を介して連
結していくことにより、各搬送ローラ26の全てがロー
ラ回転駆動手段72により軸芯まわりに回転駆動され
る。
【0016】図5は、第2実施例の変形例を示してい
る。図5に示すように、レールフレーム20の下方に
は、台車80が配置されている。台車80は、車輪81
が取付けられている。台車80は、フロアFに設けられ
たレール84に沿って移動するようになっている。レー
ルフレーム20は、2つの高さ調整手段90を介して台
車80に載せられている。各高さ調整手段90は、レー
ルフレーム20の搬送方向端部にそれぞれ配置されてい
る。高さ調整手段90は、ねじジャッキから構成されて
いる。レールフレーム20の傾斜角度θは、双方の高さ
調整手段90を調整することにより、任意の値に設定で
きる。
【0017】つぎに、各実施例特有の作用について説明
する。第1実施例では、伸縮ローラコンベヤー10の搬
送長を長くする場合は、作業者によりレールフレーム2
0からテレスコフレーム24が所定量引き出される。こ
れにより、リンクチェーン30側の搬送ローラ26が上
側直線レール部21a側に現れ、レールフレーム20と
リンクチェーン30側の双方の搬送ローラ26による搬
送が可能となる。ここで、搬送ローラ26は回転自在な
フリーローラーから構成され、レールフレーム20は傾
斜しているので、搬送ローラ26に図示しないワークを
載せることにより、搬送ローラ26はワークの自重によ
り回転し、ワークを搬送することができる。搬送長さを
短くする場合は、作業者によりテレスコフレーム24が
レールフレーム20側に押し込まれる。これにより、リ
ンクチェーン30は、ガイドレール21に沿ってUター
ンし、下側直線レール部21b側に移動する。
【0018】第2実施例では、伸縮ローラコンベヤー1
0′の搬送長を長くする場合は、スイッチ(図示略)の
操作により駆動手段62が駆動され、シャフト52に取
付けられた各スプロケット56は、駆動手段62によっ
て回転駆動される。各スプロケット56は、連結部材4
0とブラケット42と連結する2本のローラチェーン4
6と噛み合わされているので、スプロケット56の回転
によりローラチェーン46が移動するに伴って、テレス
コフレーム24はレールフレーム20から突出する方向
に移動する。テレスコフレーム24が移動すると、リン
クチェーン30がテレスコフレーム24に伴って突出方
向に移動する。リンクチェーン30は、ガイドレール2
1に沿って移動するので、リンク30はU字状レール2
1cの部分にて方向転換し、リンク30の先端部は上部
レール21aの先端部近傍まで移動する。この状態で
は、伸縮ローラコンベヤーの搬送長さは、テレスコフレ
ーム24の長さと屈曲部分を通過したリンクチェーン3
0の長さの和となる。なお、駆動手段62をブレーキモ
ータから構成しているので、図5に示すように、レール
フレーム20を傾斜させた場合でも、テレスコフレーム
24が自重で下方に動くのを防止することができる。
【0019】ワークを搬送する際には、別のスイッチ
(図示略)の操作によりローラ回転駆動手段72が起動
される。ローラ回転駆動手段72によって回転駆動され
る特定の搬送ローラ26は、ローラチェーン79を介し
て隣接する搬送ローラ26と連結されており、この隣接
する搬送ローラ26さらに別のローラチェーン79を介
して別の搬送ローラ26を駆動する構成を採用している
ので、1つのローラ回転駆動手段72の回転駆動力によ
り各搬送ローラ26の全てが回転駆動される。ローラチ
ェーン79は、隣接する搬送ローラ26のみを回転させ
るので、リンクチェーン30が屈曲しても搬送ローラ2
6の回転に支障はない。
【0020】テレスコフレーム24をレールフレーム2
0から十分突出させた状態では、テレスコフレーム24
はレールフレーム20に対して片持ちと構造なる。ここ
で、テレスコフレーム24の突出側先端部の連結部材4
0の上端部は、2本のローラチェーン46を介してテレ
スコフレーム24後端部に設けられた各ブラケット42
に連結されているので、ローラチェーン46の張力によ
り、テレスコフレーム24の撓みを抑制することができ
る。すなわち、連結部材40から延びるローラチェーン
46はスプロケット56により支持されているので、テ
レスコフレーム24の突出側先端部は、スプロケット5
6方向からローラチェーン46により引っ張られた状態
となり、テレスコフレーム24の撓みは小に抑えられ
る。また、テレスコフレーム24を駆動する駆動手段6
2は、回転停止時にはブーキが動作するブーキモータか
ら構成されているので、駆動手段62の回転停止時に
は、スプロケット56回転方向の動きはロックされ、た
とえばローラチェーン46のブラケット42側に多少の
たるみが生じていても、テレスコフレーム24の撓みは
小に抑えられる。
【0021】図6ないし図8は、上記の伸縮ローラコン
ベヤーの使用方法を示している。図6の場合は、プレス
工程Aで成形された成形品は、プレス工程Aとプレス工
程Bとの間に配置された伸縮ローラコンベヤー10、1
0′により、プレス工程Bに搬送される。成形品の生産
が終了すると、各工程のプレス機械に取りつけられてい
る金型の交換が行われる。金型の交換は、金型の出し入
れスーペスを確保する必要があることから、一方の伸縮
ローラコンベヤー10のテレスコフレーム24がレール
フレーム20に収納され、他方の伸縮ローラコンベヤー
10′のテレスコフレーム24もレールフレーム20に
収納される。したがって、従来のように、ローラコンベ
ヤーを移動させることなく、プレス工程A、Bにおける
金型の出し入れスーペスを確保することができ、労力の
軽減が図れる。
【0022】プレスラインでは、成形品の種類によりプ
レス工程Bが不要になる場合がある。この場合は、図7
に示すように、伸縮ローラコンベヤー10′のテレスコ
フレーム24を自動でレールフレーム20から突出さ
せ、テレスコフレーム24によりプレス工程Bを横断さ
せる。したがって、プレス工程Bに通過用コンベヤーを
取り付ける必要がなく、労力の軽減が図れる。
【0023】図8は、伸縮ローラコンベヤー10′をパ
レット積みに適用して場合を示している。伸縮ローラコ
ンベヤー10′により搬送されたパレット90は、伸縮
ローラコンベヤー10′から荷卸しされる。パレット9
0の一つが荷卸しされると、テレスコフレーム24が一
定の長さだけレールフレーム20に押し戻される。した
がって、伸縮ローラコンベヤー10′が収縮した分だけ
パレット90の置き場所が確保でき、伸縮ローラコンベ
ヤー10′により搬送された別のパレット90を置くこ
とができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の伸縮ローラコンベヤーによれ
ば、テレスコフレームと連結されるリンクチェーンは、
U字状に屈曲するガイドレールに移動可能に支持される
ので、テレスコフレームをガイドレールに対して出没さ
せた際には、テレスコフレームの動きに追従してリンク
チェーンが移動することになり、ローラコンベヤーの搬
送方向の長さ自由に変えることができる。したがって、
たとえばプレスラインにおける成形品の切替え時には、
コンベヤーを取り外すことなく、金型の交換が可能にな
り、プレスラインの生産性を高めることができる。請求
項2の伸縮ローラコンベヤーによれば、テレスコフレー
ムを出没させる駆動手段を有しているので、テレスコフ
レームをガイドレールに対して自動で出入りさせること
ができ、テレスコフレームを移動させる労力を軽減する
ことができる。請求項3の伸縮ローラコンベヤーによれ
ば、搬送ローラの少なくとも一部をその軸芯まわりに回
転駆動させるローラ回転駆動手段を有しているので、搬
送ローラ上のワークを自動で搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る伸縮ローラコンベヤ
ーの側面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る伸縮ローラコンベヤ
ーの側面図である。
【図3】図3の部分拡大断面図である。
【図4】図2の装置の部分拡大断面図である。
【図5】図2の装置の変形例を示す側面図である。
【図6】図1の伸縮ローラコンベヤーと図2の伸縮ロー
ラコンベヤーの使用方法の一例を示す側面図である。
【図7】図2の伸縮ローラコンベヤーの別の使用方法を
示す側面図である。
【図8】図2の伸縮ローラコンベヤーのさらに別の使用
方法を示す側面図である。
【図9】従来のローラコンベヤーを用いたプレスライン
の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
20 レールフレーム 21 ガイドフレーム 24 テレスコフレーム 26 搬送ローラ 30 リンク 40 連結部材 46 ローラチェーン 56 スプロケット 58 スプロケット 62 駆動手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の搬送ローラと、 長手方向がU字状に屈曲しており前記U字を横向きにし
    て配置されたガイドレールと、 前記複数の搬送ローラの一部を回転可能に支持し、前記
    ガイドレールに長手方向に出没可能に支持されたテレス
    コフレームと、 前記複数の搬送ローラの残りの搬送ローラを支持し前記
    ガイドレールに移動可能に支持され一端が前記テレスコ
    フレームに連結されたリンクチェーンと、からなる伸縮
    ローラコンベヤー。
  2. 【請求項2】 前記テレスコフレームを出没させる駆動
    手段を有している請求項1記載の伸縮ローラコンベヤ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記搬送ローラの少なくとも一部をその
    軸芯まわりに回転駆動させるローラ回転駆動手段を有し
    ている請求項1記載の伸縮ローラコンベヤー。
JP15120196A 1996-06-12 1996-06-12 伸縮ローラコンベヤー Pending JPH09328217A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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