JPH09327907A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

Info

Publication number
JPH09327907A
JPH09327907A JP14877996A JP14877996A JPH09327907A JP H09327907 A JPH09327907 A JP H09327907A JP 14877996 A JP14877996 A JP 14877996A JP 14877996 A JP14877996 A JP 14877996A JP H09327907 A JPH09327907 A JP H09327907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
substrate
circuit board
flexible
fpc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14877996A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Naruse
修 成瀬
Michio Umezawa
道夫 梅沢
Masayuki Iwase
政之 岩瀬
Nobuyasu Nakane
信保 中根
Seiji Nagaba
誠治 長場
Hideyuki Makita
秀行 牧田
Tsutomu Sasaki
勉 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP14877996A priority Critical patent/JPH09327907A/ja
Publication of JPH09327907A publication Critical patent/JPH09327907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が多くなり、コストが高い。 【解決手段】 ヘッド基板11上には、位置合わせ用基
準マークである基準スリット溝42を形成し、FPC3
4のヘッド基板11との接続側端部にも、位置合わせ用
の基準マーク43を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットヘッ
ドに関し、特に圧電素子を設けたヘッド基板と印字信号
を各圧電素子に分配するドライバ回路を有するプリント
基板とをフレキシブル基板を介して接続したインクジェ
ットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、特にカラー化が容易なことから、
コンピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力する
プリンタの他、ファクシミリやコピー機等にも用いられ
るようになっている。このようなインクジェット記録装
置に用いられるインクジェットヘッドは、例えば圧電素
子等のアクチュエータ素子を記録信号に応じて駆動して
液室内のインクを加圧し、この液室に連通するノズルか
らインク滴を吐出飛翔させて、記録媒体上に画像記録を
行なうものである。
【0003】このようなインクジェットヘッドは、ヘッ
ドを構成する各部品を高精度に製作すると共に、各部品
を高精度に組立てなければならず、特に電気的接続部に
は各アクチュエータ素子を印字信号に応じて正確かつ確
実に駆動するために高い組立て精度が要求される。
【0004】そこで、従来のインクジェットヘッドにお
いては、例えば特公平6−4332号公報に記載されて
いるように、圧電素子と、選択的に電圧信号を発生する
制御回路との接続用のフレキシブルプリント基板と、こ
のフレキシブルプリント基板と圧電素子との間に配設さ
れた圧電素子への押え付けを緩和する導電性を有するフ
レキシブルプリント基板に積層された第2の弾性部材
と、これらの部材を圧電素子方向へ押圧し固定する固定
部材とを有するようにしている。また、特開平6−21
0852号公報に記載されているように、アクチュエー
タ素子を配した基板とフレキシブル配線基板とをワイヤ
ボンディングで接続するようにしたものも知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットヘッドのうち、フレキシブルプリント基板と圧
電素子を導電性を有する弾性部材を介して接続するもの
にあっては、圧電素子とフレキシブルプリント基板との
ピッチ合わせを気にすることなく適当な箇所で両者を押
し当てることで電気的な接続が得られ、位置合わせが不
要になるが、押し当て部材が必要になって構成部材が多
くなり、コストの低減や小型化を図ることができない。
その上、電極材と弾性部材内の導電部材が機械的に押し
付けられているだけであるので接続抵抗が大きくなる。
【0006】また、アクチュエータ素子を配した基板と
フレキシブル配線基板とをワイヤボンディングで接続す
るものにあっては、接続の信頼性は向上するものの、部
品が多くなる。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、インクジェットヘッドにおける電気的接続部の位
置合わせ精度を向上して、部品点数を削減し、低コスト
で、電気的信頼性を確保することができる接続方法を採
用できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項のインクジェットヘッドは、複数の圧電素子
を設けたヘッド基板と、前記複数の圧電素子を選択的に
駆動するための回路を設けたプリント基板とを、フレキ
シブル基板を介して接続したインクジェットヘッドにお
いて、前記ヘッド基板及びフレキシブル基板には両基板
の位置合わせ用の基準マークを設けた構成とした。
【0009】請求項2のインクジェットヘッドは、上記
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記ヘッド
基板に設けた基準マークがスリット溝からなる構成とし
た。
【0010】請求項3のインクジェットヘッドは、上記
請求項1のインクジェットヘッドにおいて、前記ヘッド
基板に設けた基準マークが前記電極パターンと共に形成
されている構成とした。
【0011】請求項4のインクジェットヘッドは、複数
の圧電素子を設けたヘッド基板と、前記複数の圧電素子
を選択的に駆動するための回路を設けたプリント基板と
を、フレキシブル基板を介して接続したインクジェット
ヘッドにおいて、前記プリント基板及びフレキシブル基
板には両基板の位置合わせ用の基準マークを設けた構成
とした。
【0012】請求項5のインクジェットヘッドは、複数
の圧電素子を設けたヘッド基板と、前記複数の圧電素子
を選択的に駆動するための回路を設けたプリント基板と
を、フレキシブル基板を介して接続したインクジェット
ヘッドにおいて、前記プリント基板及びフレキシブル基
板には両基板の位置合わせ用の透孔を形成し、両基板を
保持するスペーサ部材に前記位置合わせ用の透孔に係合
可能なピン部材又はピン部材を挿入可能な孔を設けた構
成とした。
【0013】請求項6のインクジェットヘッドは、複数
の圧電素子を設けたヘッド基板と、前記複数の圧電素子
を選択的に駆動するための回路を設けたプリント基板と
を、フレキシブル基板を介して接続したインクジェット
ヘッドにおいて、前記フレキシブル基板にはこの基板か
らはみ出す大きさで着脱可能な離型紙を備える構成とし
た。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェットヘッドの一例を示す分解斜視図、図2は同イ
ンクジェットヘッドの要部断面図である。
【0015】このインクジェットヘッドは、駆動ユニッ
ト1、液室ユニット2、ヘッドケース3及びノズルカバ
ー4から構成している。駆動ユニット1は、セラミッ
ク、ガラスエポキシ樹脂等からなる絶縁性のヘッド基板
11上に、複数の圧電素子12を2列接合して配置し、
これらの各列の圧電素子12の周囲を取り囲んで液室ユ
ニット2を支えるフレーム13を接合している。また、
ヘッド基板11上には複数の圧電素子12の一端面側に
接続した駆動波形を与えるための共通電極パターン14
と、複数の圧電素子12の他端面側に接続した選択信号
を与えるための個別電極パターン15を設けている。な
お、共通電極パターン14は、フレーム13に設けた穴
16内に導電性接着剤を充填することで各パターン部の
導通を取っている。
【0016】液室ユニット2は、振動板17、流路形成
部材18及びノズル形成部材であるノズルプレート19
を積層して熱融着して形成している。振動板17は、圧
電素子2で変位されるダイアフラム20及びフレーム3
に接合するベース21から形成し、またダイヤフラム2
0は圧電素子2に接合する凸部22及び薄膜部分23か
ら形成している。
【0017】流路形成部材18は2層構造の感光性樹脂
フィルム等からなり、振動板17及びノズルプレート1
9と共に、各圧電素子12に対向する加圧液室25、加
圧液室25の両側等に位置する共通液室26、加圧液室
25と共通液室26を連通する流体抵抗部を兼ねたイン
ク供給路27を形成している。ノズルプレート19には
多数のノズル28を形成し、そのノズル表面にはワイピ
ングが可能なようにテフロン等の撥水膜を成膜してい
る。
【0018】ヘッドケース3は、これらの駆動ユニット
1及び液室ユニット2を保持するスペーサ31及び複数
の圧電素子2を選択的に駆動するための信号を出力する
ヘッド駆動用IC33等を有するプリント基板(以下、
「PCB」という。)32とからなり、PCB32と駆
動ユニット1のヘッド基板11に形成した複数の圧電素
子12と接続した電極パターン14,15とをフレキシ
ブル基板(以下、「FPC」という。)34を介して接
続している。
【0019】そして、これらの駆動ユニット1の側壁部
及び液室ユニット2を覆うようにノズルカバー4を設け
ている。このノズルカバー4は、図2に詳細を示すよう
に接合剤35によって流路形成部材18と接合してい
る。この接合は、ノズルカバー4の内面にディスペンサ
ーによってノズルプレート19の外周部に相当する領域
に接合剤35を塗布して行なう。接合剤35をノズルカ
バー4内面に0.2〜0.3mmの高さに塗布すると、
一部はノズルプレート19とノズルカバー4の界面に浸
透してノズルカバー4の開口部周囲に均一な膜を形成す
ると共に、他の大部分の接合剤35は液室ユニット2の
厚さ方向に浸透して流路形成部材18とノズルカバー4
とを接合する。
【0020】このように、ノズルカバー4と流路形成部
材18とを接合することによって、ノズル表面から滲入
するインクが完全に遮断されてFPC34とヘッド基板
11の電極パターン15との間の電気的短絡を防止する
ことができる。そして、振動板17やノズルプレート1
9をNiで形成した場合にはシール剤との接合強度が十
分でなく、感光性樹脂(主成分:アクリル樹脂)で形成
された流路形成部材18と接合することによって十分な
接合強度が得られる。
【0021】また、ノズルカバー4の側部には内方への
切り曲げ部36を設ける一方、ヘッドケース3のスペー
サ31の側壁部にはノズルカバー4の切り曲げ部36が
係合する凹部37を設けて、ノズルカバー4をヘッド本
体に被せることによって、ノズルカバー4の切り曲げ部
36がヘッドケース3のスペーサ31の凹部37に係合
して、ノズルプレート19とノズルカバー4とが密着す
る方向に力が加わって接合剤35を加熱硬化させるとき
にも加圧治具等を用いることなく接合することができ
る。そして、ノズルカバー4に外力が加わったときに、
接合剤35のみの強度では不十分でも切り曲げ部36と
凹部37の機械的結合によってノズルカバー4が浮くこ
ともなく、信頼性が向上するようにしている。
【0022】このインクジェットヘッドによるインク滴
吐出の原理は、記録装置本体の制御部から送られる印字
信号をPCB32に搭載した駆動用IC33から1ドッ
ト毎に対応するようにPCB32、FPC34更にヘッ
ド基板11の電極パターン14,15を通じて圧電素子
12に印加する。圧電素子12は印字信号が印加される
と厚み方向に変位し、振動板17のダイアフラム20を
介して液室25が加圧されて、ノズル28からインク滴
が吐出される。
【0023】この場合、駆動用IC33からの電気信号
が圧電素子12に正確に伝達されることが重要であり、
そのためには、PCB32とヘッド基板11の電極パタ
ーン14,15を接続しているFPC34が各電極に精
度良く接合されることが必要になってくる。
【0024】そこで、本発明を適用したこのインクジェ
ットヘッドの電気的接続部について図3及び図4を参照
して説明する。図3は本発明の第1実施例の係る駆動ユ
ニット1のヘッド基板11上にFPC34を接合した状
態の平面図、図4は図3の要部拡大図である。
【0025】FPC34の先端露出部に半田メッキを施
して被着体の電極パターン14,15と位置合わせをし
た後、FPC34の上面より圧着チップ押し付け領域4
0に圧着チップを押し付けることで、半田を溶融して、
FPC34とヘッド基板11上の電極パターン14,1
5とを接続して導通を得る。なお、電極パターン14,
15は、AuやAg−Ptをメッキして、或いは厚膜印
刷して形成している。
【0026】ここで、ヘッド基板11上には、図4に示
すように、圧電素子12を複数に分割するためのスリッ
ト溝41と共に位置合わせ用基準マークである基準スリ
ット溝42を形成している。すなわち、ヘッド基板11
上に複数の圧電素子12を配置するために、ヘッド基板
11上に共通電極及び個別電極用の各電極パターンを形
成してプレート状に形成した圧電素子を接合した後、ダ
イシングソーなどによってヘッド基板11に達するスリ
ット加工を施し、スリット溝41によってプレート状圧
電素子及び各電極パターンを分割するが、このときに基
準マークとしての基準スリット溝42も同時に加工形成
する。この基準スリット溝42はピッチ誤差±5μmの
範囲内の精度で形成することができる。なお、基準スリ
ット溝42は、電極パターン14,15のバリの発生に
よる接合時の画像認識誤差を防止するために、電極パタ
ーン14,15のない位置に形成する。
【0027】一方、FPC34のヘッド基板11との接
続側端部にも、図4に示すようにヘッド基板11の各電
極パターン14,15と接合する際の位置合わせ用の基
準マーク43を形成している。この基準マーク43はフ
ォトリソ工法を用いることで約±5μmの精度で形成す
ることができる。なお、FPC34には共通電極パター
ン14に接続する共通信号ライン(GNDライン)34
aと個別電極パターン15に接続する選択信号ライン
(信号ライン)34bとが形成される。
【0028】したがって、FPC34をヘッド基板11
に接合するときには、図4に示すようにFPC34の基
準マーク43とヘッド基板11の基準スリット溝42と
を位置合わせした後、前述したように圧着チップを押し
付けることで、FPC34の共通電極ライン34aと信
号ライン34bをヘッド基板11上の電極パターン1
4,15と正確にかつ確実に接合することができる。
【0029】このようにヘッド基板及びフレキシブル基
板には、ヘッド基板に形成した電極パターンとフレキシ
ブル基板との位置合わせ用の基準マークを設けたので、
ヘッド基板とFPCとを高精度に位置合わせして接合す
ることができ、ワイヤボンディングや導電性を有する弾
性部材を介して接合する場合に比べて部品点数が少な
く、コストが廉価で、しかも電気的接続の信頼性や接続
抵抗の小さな接続方法を採用することができ、インクジ
ェットヘッドの小型化、低コストを図ることができる。
【0030】また、ここではヘッド基板11とFPC3
4との接合に基準マークを用いているが、PCB32及
びFPC34に、両基板の位置合わせ用の基準マークを
設けることによって、PCB32とFPC34を高精度
に位置合わせして接合することもできる。
【0031】次に、図5は本発明の第2実施例の説明に
供するヘッド基板の要部拡大平面図である。この第2実
施例においては、ヘッド基板11には上記第1実施例の
基準スリット溝42に代えて基準マーク44を形成して
いる。この基準マーク44は、例えば電極パターンをヘ
ッド基板11上に印刷して形成する際に同時に印刷して
設けることができる。このようにしても上記第1実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】次に、図6は本発明の第3実施例を示すP
CBとFPCの接続部分の要部斜視図である。この第3
実施例においては、PCB32及びFPC34の端部に
両基板の位置合わせ用の透孔45,46をそれぞれ形成
し、PCB32,FPC34を保持するスペーサ31に
はこれらの位置合わせ用の透孔45,46に挿通して係
合可能なピン部材47を形成している。
【0033】このように構成したので、スペーサ31の
ピン部材47をPCB32の透孔45及びFPC34の
透孔46に挿入することによって一括した状態で高精度
に位置合わせをすることができる。また、FPC34の
透孔46から突き出たピン部材47の先端部を熱加締す
るなどして、接着剤を用いることなく容易にPCB32
を固定することもできる。
【0034】なお、この実施例において、スペーサ31
にはピン部材47を設ける代わりに、ピン部材を挿入可
能な孔を設けて、PCB32とFPC34を接合する際
に位置決め用治具として図示しないピン部材を挿入して
位置決めし、FPC34とPCB32を半田圧接後にピ
ン部材を抜き取るようにすることもできる。このように
すれば、FPC34上に突起がない状態で接合すること
ができる。
【0035】このように、プリント基板及びフレキシブ
ル基板には両基板の位置合わせ用の透孔を形成し、両基
板を保持するスペーサ部材に位置合わせ用の透孔に係合
可能なピン部材又はピン部材を挿入可能な孔を設けるこ
とによって、容易な作業で精度良く相互の部品を位置合
わせすることができる。
【0036】次に、図7は本発明の第3実施例の説明に
供するFPCの要部平面図である。この第3実施例にお
いては、FPC34にFPC34からはみ出す大きさで
脱着可能な離型紙48を備えたものであり、この離型紙
48には孔49を設けている。
【0037】このように構成したので、ヘッド基板11
とFPC34を接合する際の位置合わせ時に離型紙48
を持って微調整したり、或いは、孔49にピンを挿入し
て微調整することができ、高精度に位置合わせすること
ができるようになる。また、離型紙48を用いないでF
PC34を把持する領域や孔49を設ける領域をFPC
34それ自体に設けると、FPC34の無駄な面積が増
してコストが高くなる。なお、この離型紙48はPET
フィルムなどのコストの安価な材質のものを製作するこ
とができ、また、一方の電極接合が済めば取り除くこと
もできる。
【0038】なお、上記実施例においては、本発明をア
クチュエータ素子として圧電素子を用いるインクジェッ
トヘッドに適用した例で説明したが、その他の例えば発
熱抵抗体等をアクチュエータ素子に用いるインクジェッ
トヘッドにも同様に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェットヘッドによれば、ヘッド基板及びフレキシブル
基板には、両基板の位置合わせ用の基準マークを設けた
構成としたので、ヘッド基板とフレキシブルとを高精度
に位置合わせして接合することができ、ヘッド基板とフ
レキシブル基板とを高精度に位置合わせすることができ
る。
【0040】請求項2のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、ヘ
ッド基板に設けた基準マークがスリット溝からなる構成
としたので、ヘッド基板に容易に基準マークを設けるこ
とができる。
【0041】請求項3のインクジェットヘッドによれ
ば、上記請求項1のインクジェットヘッドにおいて、ヘ
ッド基板に設けた基準マークが電極パターンと共に形成
されている構成としたので、ヘッド基板に容易に基準マ
ークを設けることができる。
【0042】請求項4のインクジェットヘッドによれ
ば、プリント基板及びフレキシブル基板には両基板の位
置合わせ用の基準マークを設けた構成としたので、高精
度に位置合わせすることができる。
【0043】請求項5のインクジェットヘッドによれ
ば、プリント基板及びフレキシブル基板には両基板の位
置合わせ用の透孔を形成し、両基板を保持するスペーサ
部材に前記位置合わせ用の透孔に係合可能なピン部材又
はピン部材を挿入可能な孔を設けた構成としたので、容
易な工程で高精度に位置合わせして接合することができ
る。
【0044】請求項6のインクジェットヘッドは、フレ
キシブル基板にはこの基板からはみ出す大きさで着脱可
能な離型紙を設けた構成としたので、FPCの微調整が
容易になって高精度に位置合わせすることができると共
に、FPCの小型化、低コスト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェットヘッドの一例
を示す分解斜視図
【図2】同インクジェットヘッドの要部拡大断面図
【図3】本発明の第1実施例の説明に供する平面図
【図4】図3の要部拡大図
【図5】本発明の第2実施例の説明に供するヘッド基板
の要部拡大平面図
【図6】本発明の第3実施例の説明に供するPCBとF
PCの接続部分の斜視図
【図7】本発明の第4実施例の説明に供するFPCの要
部拡大説明図
【符号の説明】
1…駆動ユニット、2…液室ユニット、3…ヘッドケー
ス、4…ノズルカバー、11…基板、12…圧電素子、
13…フレーム、17…振動板、18…流路形成部材、
19…ノズルプレート、31…スペーサ、32…PCB
(プリント基板)、33…ヘッド駆動用IC、34…F
PC(フレキシブル基板)、41…スリット溝、42…
基準スリット溝、43…基準マーク、44…基準マー
ク、45,46…透孔、47…ピン部材、48…離型
紙、49…孔。
フロントページの続き (72)発明者 中根 信保 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 長場 誠治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 牧田 秀行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 佐々木 勉 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧電素子を設けたヘッド基板と、
    前記複数の圧電素子を選択的に駆動するための回路を設
    けたプリント基板とを、フレキシブル基板を介して接続
    したインクジェットヘッドにおいて、前記ヘッド基板及
    びフレキシブル基板には両基板の位置合わせ用の基準マ
    ークを設けたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    において、前記ヘッド基板に設けた基準マークがスリッ
    ト溝からなることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクジェットヘッド
    において、前記ヘッド基板に設けた基準マークが前記圧
    電素子に接続する電極パターンと共に形成されているこ
    とを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 複数の圧電素子を設けたヘッド基板と、
    前記複数の圧電素子を選択的に駆動するための回路を設
    けたプリント基板とを、フレキシブル基板を介して接続
    したインクジェットヘッドにおいて、前記プリント基板
    及びフレキシブル基板には両基板の位置合わせ用の基準
    マークを設けたことを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 複数の圧電素子を設けたヘッド基板と、
    前記複数の圧電素子を選択的に駆動するための回路を設
    けたプリント基板とを、フレキシブル基板を介して接続
    したインクジェットヘッドにおいて、前記プリント基板
    及びフレキシブル基板には両基板の位置合わせ用の透孔
    を形成し、両基板を保持するスペーサ部材に前記位置合
    わせ用の透孔に係合可能なピン部材又はピン部材を挿入
    可能な孔を設けたことを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 複数の圧電素子を設けたヘッド基板と、
    前記複数の圧電素子を選択的に駆動するための回路を設
    けたプリント基板とを、フレキシブル基板を介して接続
    したインクジェットヘッドにおいて、前記フレキシブル
    基板にはこの基板からはみ出す大きさで着脱可能な離型
    紙を備えることを特徴とするインクジェットヘッド。
JP14877996A 1996-06-11 1996-06-11 インクジェットヘッド Pending JPH09327907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14877996A JPH09327907A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 インクジェットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14877996A JPH09327907A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 インクジェットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09327907A true JPH09327907A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15460491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14877996A Pending JPH09327907A (ja) 1996-06-11 1996-06-11 インクジェットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09327907A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10278280A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Brother Ind Ltd インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2001341307A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Brother Ind Ltd インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2002210955A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Konica Corp インクジェットヘッド
JP2007090521A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 振動板、振動板組立体、液滴吐出ヘッド、および液滴吐出装置
JP2008246841A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sony Corp ヘッドモジュール、液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及びヘッドモジュールの製造方法
JP2010099871A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2015039794A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10278280A (ja) * 1997-04-02 1998-10-20 Brother Ind Ltd インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2001341307A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Brother Ind Ltd インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP4529238B2 (ja) * 2000-06-02 2010-08-25 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2002210955A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Konica Corp インクジェットヘッド
JP4639475B2 (ja) * 2001-01-17 2011-02-23 コニカミノルタホールディングス株式会社 インクジェットヘッド
JP2007090521A (ja) * 2005-09-26 2007-04-12 Fuji Xerox Co Ltd 振動板、振動板組立体、液滴吐出ヘッド、および液滴吐出装置
JP2008246841A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Sony Corp ヘッドモジュール、液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及びヘッドモジュールの製造方法
JP2010099871A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2015039794A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6175798B2 (ja) 液体吐出装置及びフレキシブル配線基板の接続方法
JPH09327907A (ja) インクジェットヘッド
JP3972639B2 (ja) インクジェットヘッドの構成部材の接合方法
JP4617801B2 (ja) フレキシブル配線基板の接続構造および接続方法
JPH10100401A (ja) インクジェットヘッド
JP2001071490A (ja) インクジェット記録装置
US11345147B2 (en) Liquid ejection head
JPH10230611A (ja) 液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法
US11135838B2 (en) Liquid ejection head and method of manufacturing same
JPH09300633A (ja) インクジェットヘッド
JP2000263781A (ja) インクジェット記録装置
JP2010260187A (ja) 配線ユニット、配線ユニットの製造方法、液体吐出ヘッド、および液体吐出ヘッドの製造方法
JP2009056756A (ja) アクチュエータユニットの製造方法、アクチュエータユニット、及びこれを用いた液体噴射ヘッド
JP4311798B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP4334751B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JPH1076650A (ja) インクジェットプリントヘッドおよびその作製方法
JPH10250053A (ja) インク噴射装置およびその製造方法
JP2000127386A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP4623341B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3539475B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド、及びフレキシブルケーブルの接続方法
JP2004237528A (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録ヘッドの製造方法
KR100403580B1 (ko) 잉크 젯 프린터의 프린트 헤드 구조
JP2010228158A (ja) 液体噴射ヘッド、その製造方法および液体噴射装置
JP2007062259A (ja) ヘッドモジュール、液体吐出ヘッド、液体吐出装置、及びヘッドモジュールの製造方法
JP2001146013A (ja) インクジェットヘッドとヘッドユニット及びインクジェット記録装置