JP2001071490A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2001071490A
JP2001071490A JP24828199A JP24828199A JP2001071490A JP 2001071490 A JP2001071490 A JP 2001071490A JP 24828199 A JP24828199 A JP 24828199A JP 24828199 A JP24828199 A JP 24828199A JP 2001071490 A JP2001071490 A JP 2001071490A
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ink jet
substrate
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pressure generating
piezoelectric element
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JP24828199A
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English (en)
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Takashi Kimura
隆 木村
Mitsuru Shingyouchi
充 新行内
Sukeaki Aoki
右顕 青木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでキャリッジの小型化を図れない。 【解決手段】 ヘッドHの基板3の面に対してドライバ
IC71を実装したドライバIC基板72を所定の角度
で配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に関し、特にインクジェットヘッドとプリント基板との
接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、複写機、ファクシミ
リ、プロッタ等の画像記録装置や画像形成装置として使
用するインクジェット記録装置は、圧電素子(ピエゾ
型)、発熱抵抗体(バブル型)、振動板と対向電極(静
電型)等のアクチュエータ手段(圧力発生手段)を記録
信号に応じて駆動することでノズルからインク滴を吐出
飛翔させるインクジェットヘッドを搭載している。
【0003】例えば、圧電素子を用いるインクジェット
ヘッドとしては、特開平8−142324号公報などに
記載されているように、ヘッド基板上に複数の積層型圧
電素子を複数列列状に接合して配設すると共に、圧電素
子の周囲に位置するフレーム部材を接合し、これらの圧
電素子及びフレーム部材上に、ダイアフラム部を有する
振動板を積層し、この振動板上に積層型圧電素子でダイ
アフラム部を介して加圧される加圧液室及びこの液室に
インクを供給するインク供給路を形成する液室隔壁部材
を積層し、更にこの液室隔壁部材上にノズルを形成した
ノズルプレートを積層して、積層型圧電素子のd33方
向の変位でノズルからインク滴を吐出させるようにした
ものなどがある。
【0004】このような圧電素子を用いるインクジェッ
トヘッドにおいては、圧電素子と圧電素子に所要の駆動
波形を印加するためのドライバ(駆動IC)を実装した
プリント基板との間を電気的に接続する必要があり、従
来、ワイヤボンディング法が用いられている(特開平6
−320721号公報)。
【0005】しかしながら、ワイヤボンディング法の場
合、ヘッド側基板及びプリント基板側電極の電極材料
を、例えば金メッキを使用しなければならないなど、選
択する必要がある。また、1本1本順次接続するため
に、高集積ノズル(例えば100ノズル以上)の場合に
は、ワイヤボンディング数も多くなり、作業時間が長
く、コストも高くなる。さらに、ワイヤボンディング部
は、ワイヤ同士の接触や衝撃、異物の混入などによる断
線から保護するために封止する必要があり、チップの実
装領域が大きくなり、ヘッドの長さが長くなるなど問題
が多い。
【0006】そこで、例えば、特開平10−6508号
公報には、FPC(フレキシブルプリントケーブル)に
ドライバICを設け、これを記録ヘッドに直接接続する
と共に、FPCを斜めに固定することが記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにFPCにドライバICを設けるインクジェット
記録装置にあっては、FPCにドライバICを設けるた
めのコストが高くなり、かつFPC自体も大きくなるた
めに、FPCコストも高くなる。
【0008】また、ドライバICの実装の仕方によっ
て、FPCの大きさ、斜めに取り付けたときのキャリッ
ジの高さが異なり、上記公報に記載されているように、
ドライバICを2列に設けた場合には、キヤリツジの高
さが高くなってしまい、キャリッジの小型化を図ること
ができないという課題がある。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、低コストでキャリッジの小型化を実現できるイン
クジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係るインクジェット記録装置は、インク滴
を吐出するノズルが連通する液室の内容積を変化させる
圧力を発生する圧力発生手段を基板に設けたインクジェ
ットヘッドを搭載し、このインクジェットヘッドの圧力
発生手段に駆動波形を印加するため手段を設けたプリン
ト基板が圧力発生手段を設けた基板面に平行な面と所定
角度で固定されている構成としたものである。
【0011】また、本発明に係るインクジェット記録装
置は、インク滴を吐出するノズルが連通する液室の内容
積を変化させる圧力を発生する圧力発生手段を基板に設
けたインクジェットヘッドを搭載し、このインクジェッ
トヘッドの圧力発生手段に駆動波形を印加するため手段
を設けたプリント基板が圧力発生手段を設けた基板面に
平行な面と所定角度で固定され、プリント基板面を圧力
発生手段を設けた基板面に投影した面の少なくとも一辺
の長さが圧力発生手段を設けた基板面の長さ以下である
構成としたものである。
【0012】ここで、インクジェットヘッドが圧力発生
手段を設けた基板面と直交する方向にインク滴を吐出す
るものに適用することが好ましい。また、プリント基板
が圧力発生手段を設けた基板に平行な面と直角に配置す
ることができる。さらに、プリント基板と圧力発生手段
を設けた基板とを同一の部材に固定することができる。
さらにまた、複数のインクジェットヘッドと各インクジ
ェットヘッドに対応する複数のプリント基板とを有し、
これらの複数のインクジェットヘッドと複数のプリント
基板とを同一の部材に固定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係るインクジェット記録装置のインクジェットヘッド
部の一例を示す外観斜視図、図2は同インクジェットヘ
ッドの分解斜視図、図3は図1のA−A線に沿う要部拡
大断面図、図4は図1のB−B線に沿う要部拡大断面
図、図5は図3の要部拡大図、図6は基板の裏面図であ
る。
【0014】このインクジェットヘッドは、アクチュエ
ータユニット1と、このアクチュエータユニット1上に
接合した液室ユニット2とからなる。アクチュエータユ
ニット1は、絶縁性の基板3上に複数の積層型圧電素子
を列状に配置(列設)してなる2列の圧電素子列4,4
及びこれら2列の圧電素子列4の周囲を取り囲むフレー
ム部材5を接着剤6によって接合している。圧電素子列
4は、インクを液滴化して飛翔させるための駆動パルス
が与えられる複数の圧電素子7で構成している。
【0015】液室ユニット2は、ダイアフラム部11を
形成した振動板12上に加圧液室、共通インク流路等を
形成する感光性樹脂フィルム(ドライフィルムレジス
ト)或いはSUSなどの金属プレートからなる流路隔壁
部材13をドライフィルムレジストの熱圧着、或いは接
着剤で接着し、この流路隔壁部材13上に複数のノズル
14を形成したノズルプレート15を接着してなる。
【0016】これらの振動板12、流路隔壁部材13及
びノズルプレート15によって各圧電素子列4の圧電素
子7に対向するダイアフラム部11を有するそれぞれ略
独立した複数の加圧液室16、各加圧液室16の両側に
配置した共通液室17及び共通液室17から加圧液室1
6にインクを供給するインク供給路となる流体抵抗部1
8を形成し、かつ加圧液室16に連通するノズル14を
各圧電素子7に対向して配置している。そして、この液
室ユニット2はその振動板12が接着剤によってアクチ
ュエータユニット1に高い剛性で接合している。
【0017】ここで、アクチュエータユニット1の基板
3は、厚さ0.5〜5mm程度で、しかも圧電素子に似た
材質のものからなり、圧電素子と共に例えばダイヤモン
ド砥石による切削が可能なものであることが好ましく、
また、圧電素子7に対応して高密度でスルーホールを形
成できることが好ましい。
【0018】この基板3の圧電素子7の列設方向と直交
する方向の両端部には各圧電素子列4の個々の圧電素子
7の対向しない端面側を接続するスリット溝21で分割
された各圧電素子7に選択信号を与えるための個別引出
電極22を形成し、それぞれの個別引出電極22は接続
手段であるスルーホール電極23を介して基板3の裏面
側に接続している。また、各圧電素子列4、4間には各
圧電素子に駆動波形を与えるための共通電極24を形成
し、共通電極24は接続手段であるスルーホール電極2
5を介して基板3の裏面側に接続している。
【0019】ここで、圧電素子7と個別引出電極22及
び共通電極24との位置関係は、図5に示すように、僅
かに隙間を空けている。これは、圧電素子7が各電極2
2,24上に載ると、電極22,24の厚みや誤差が圧
電素子7の接合品質、すなわち接合の均一性や接合後の
面平行精度に影響を与えることになって好ましくないか
らである。ただし、圧電素子7と個別引出電極22及び
共通電極24とが僅かにオーバラップする程度であれば
悪影響は少ない。
【0020】また、圧電素子4は、図5に示すように1
0層以上の積層型圧電素子からなり、厚さ20〜50μ
m/1層のPZT(=Pb(Zr・Ti)O3)26と、厚
さ数μm/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる
内部電極27とを交互に積層したものである。そして、
圧電素子7の最上層26aの上面には内部電極26に相
当する電極を形成しないで不活性層としている。なお、
圧電素子として用いる材料は上記に限られるものでな
く、一般に圧電素子材料として用いられるBaTiO3
PbTiO3、(NaK)NbO3等の強誘電体などを用いる
こともできる。
【0021】そして、各圧電素子列4の圧電素子7の多
数の内部電極27を1層おきに交互に両端面に取り出し
て、両端面に形成した例えばAgPdからなる個別端面電
極28,29に接続し、各圧電素子列4の各圧電素子7
の対向する端面側の個別端面電極28を基板3上の共通
電極24にヤング率200kgf/mm2以上の導通処理
材料30を介して接続し、各圧電素子列4の各圧電素子
7の対向しない端面側の個別端面電極29を基板3上の
個別引出電極22に導通処理材料31を介して接続して
いる。
【0022】各個別引出電極22及び共通電極24は、
図6に示すように、それぞれスルーホール電極23,2
5を介して接続パターンである裏面個別電極パターン3
3及び裏面共通電極パターン35に導通させ、それぞれ
のFPC37との接続領域(接続部、接触部)で、プリ
ント基板であるFPC37を接続されて(図1参照)、
駆動電圧を与えられることによって積層方向に電界が発
生して、圧電素子7には積層方向の伸びの変位(電界と
同方向のd33方向の変位)が生起される。
【0023】フレーム部材5は、緑膨張係数が2×10
-6/℃以下のエポキシ樹脂系の熱硬化性成形材料からな
る板状部材であって、圧電素子列4に対応する透孔部3
8、39を穿設して、各圧電素子7の列設方向と直交す
る方向の一方側に固定部 40、41を形成すると共
に、2つの圧電素子列4の他方側である中央部にも固定
部42を形成し、これらの固定部40〜42の各圧電素
子7の列設方向の両端部に架橋部43を形成したもので
ある。なお、フレーム部材5の一方の架橋部43には基
板3のインク供給孔3aに対応するインク供給孔5aが
形成されている。
【0024】ここで、アクチュエータユニット1のフレ
ーム部材5を線膨張係数が2×100-6/℃以下のエポ
キシ樹脂系の熱硬化性成形材料から形成しているので、
液室ユニット2の振動板12とフレーム部材5とを接着
接合するときに、加熱接着をしても振動板12の変形を
来さない。このようにフレーム部材5と液室ユニット2
とを加熱接着することができるので、組立性が向上し、
コストも低減する。
【0025】そして、このフレーム部材5の固定部42
下面には、図3に示すように導電性ペースト(導電性接
合剤)44を全面に塗布して、スリット溝21で個々の
圧電素子7(各チャンネル)毎に分割された共通電極2
4を相互に接続して、一体の共通電極24を形成してい
る。
【0026】次に、液室ユニット2の振動板12は、図
3に示すように加圧液室16側は平坦面とし、圧電素子
列4側はそれぞれ厚みの異なるダイアフラム領域12
a、接合領域12bを形成して、圧電素子列4の圧電素
子7に対応してダイアフラム部11を形成したものであ
る。この振動板12はNi(ニッケル)の金属プレート
からなり、エレクトロフォーミング法によって製造して
いる。なお、振動板12にもインク供給孔12dを形成
している。
【0027】流路隔壁部材13は、振動板12上面とノ
ズルプレート15との間に位置して加圧液室16の流路
等を形成するものであり、その製造工程から下側流路隔
壁部材51及び上側流路隔壁部材52で構成している。
【0028】下側流路隔壁部材51は、振動板12上面
に接着された感光性樹脂フィルムまたはSUS基板から
なり、図3に示すように上側流路隔壁部材52と相挨つ
て圧電素子列4の各圧電素子7に対応して各々独立した
加圧液室16等の流路を形成すると共に、各加圧液室1
6へのインク供給路を兼ねた流体抵抗部18を形成する
多数の内側隔壁部53と、加圧液室16の周囲に共通液
室17を形成する外周隔壁部54とからなる。上側流路
隔壁部材52は、下側流路隔壁部材51と略同様の構成
であるが、下側流路隔壁部材51の流体抵抗部18に相
当する部分がない点で異なる。
【0029】ノズルプレート15にはインク滴を飛翔さ
せるための微細孔である多数のノズル14が形成されて
おり、このノズル14の径はインク滴出口側の直径で5
0μm以下に形成し、かつノズル14は加圧液室16の
中心近傍に対応する位置に設けている。このノズルプレ
ート15も振動板12と同様にNiの金属プレートから
なり、エレクトロフォーミング法によって製造してい
る。
【0030】なお、本実施形態では、加圧液室16の両
側に共通液室17を設け、両側からインク供給を行なう
例を示したが、共通液室、流体抵抗部を一方だけに設
け、片側からインク供給する構成でもよい。また、ノズ
ルの位置は特に中央に限ったものではなく、加圧液室の
端部近傍に設けても良い。
【0031】次に、このインクジェットヘッドの製造工
程について説明する。このインクジェットヘッドは、予
めアクチュエータユニツト1と液室ユニット2とを別々
に組み付けた後、両ユニット1、2を接着接合して製造
している。このような製造工程を採用することによっ
て、両ユニット1、2の良品同士を選んで組み付けるこ
とができて歩留りが向上すると共に、加工組付け工程で
塵等が発生しやすいアクチュエータユニット1と、塵等
の付着を完全に避けたい液室ユニット2とを別々の工程
で組付けることができるので、完成したインクジェット
ヘッドの品質自体が向上する。
【0032】以下、具体的に説明する。先ず、アクチュ
エータユニツト1の加工及び組付け工程は、次のとおり
である。すなわち、図7に示すように、セラミックス、
高剛性の樹脂等の電気絶縁性材料から形成した基板3に
予めインク供給孔3aを形成する。さらに、個別引出電
極となる位置及び共通電極を形成する位置の一部に、ス
ルーホール23a、25aを形成する。
【0033】そして、この基板3の両側部分に個別引出
電極22を形成するための導電性材料からなる個別引出
電極用パターン61を形成すると共に、基板3中央及び
個別引出電極用パターン61を迂回して基板3の両端部
に臨むように導電性材料からなる共通電極用パターン6
2を形成し、個別引出電極用パターン61と共通電極用
パターン62との間を圧電素子接合領域63とする。さ
らに、個別引出電極用パターン61と共通電極用パター
ン62の形成と同時に、又は、それらを形成した後に、
スルーホール23a、25a内部壁にも導電性材料から
なる層を形成しておいても良い。
【0034】また、この基板3の裏面には、図6に示す
ように、個別引出電極22のスルーホール電極23から
FPC37との接続部まで裏面個別電極パターン33
を、共通電極25のスルーホール電極25からFPC3
7との接続部まで裏面共通電極パターン35を形成す
る。その後、スルーホール23a、25aにAgなどの
通電性の良い材料を充填し、スルーホール電極23、2
5を形成する。充填方法は、Agをペースト状にして、
スルーホール23a、25a内部に注入し、乾燥、固化
させることで容易に行なえる。
【0035】さらに、少なくとも基板3の裏面の裏面個
別電極パターン33と裏面共通電極パターン35のFP
C37との接続部を除く部分を、感光性樹脂などの絶縁
性で、パターン形成が容易な材料で被覆することが好ま
しい。これは、FPC37の接続時に、半田のはみ出し
や飛び散りで電極間同士が接触するのを防止し、より信
頼性のあるFPC実装を行うためである。
【0036】例えば、感光性樹脂69による被覆パター
ンとしては、FPC37との接続領域33a、35aを
除く部分以外を全面覆ってもよいし、または、各列のF
PCとの接続領域33a、35a以外の部分を覆っても
良く、或いは、隣接するFPC接続領域33a、35a
間のみを覆っても良い。
【0037】また、接続パターンである裏面個別引出電
極パターン33及び裏面共通電極パターン35のFPC
接続領域33a、35aは、図6に示すようにスルーホ
ール23a、25aの位置より、基板3の内側に形成す
る。これにより、FPC37との接続部を形成するため
に基板3が大きくなることがなく、ヘッドの小型化を図
れる。
【0038】これらの各電極(電極パターン)22、2
4、33、35は、例えばNi、Au、Cu等の金属蒸
着、又は同種金属の電解、無電界メッキ、あるいはAg
Pd、AgPt、Auペースト等の厚膜導体ペーストの印刷
等の方法によって形成して基板3面に密着させている。
【0039】そして、図8に示すように基板3上の前記
圧電素子接合領域63に積層型圧電素子をプレート状
(又はシート状)に形成してなる圧電素子プレート64
を接着剤(図3参照)を用いて接着接合する。この圧電
素子プレート64の基板3への接合に用いる接着剤とし
てはヤング率200kgf/mm2以上のものがよく、こ
こでは加熱硬化型のエポキシ系接着剤を使用している。
接着剤の形態としては、1液タイプ、2液混合タイプ、
フィルムタイプ等のいずれでも使用可能である。
【0040】そして、これらの圧電素子プレート64の
短辺部端面には予め個別端面電極(個別外部電極)2
8、29を形成するための端面電極を形成しておき、基
板3上への接着接合後、これらの2枚の圧電素子プレー
ト64の対向する側の端面電極を基板3上の共通電極用
パターン62に導通処理材料30にて電気的に接続する
と共に、2枚の圧電素子プレート64の対向しない端面
電極を基板3上の各個別引出電極用パターン61に導通
処理材料31にて電気的に接続する。この導通処理材料
30、31としてはヤング率200kgf/mm2以上の
ものを用いている。また、導通処理材料としては、例え
ば導電性接着剤、Au等のスパッタリング、Au等の蒸
着、AgPd等のデイッピングなどを用いることができ
る。
【0041】次いで、ダイヤモンド砥石をセットしたダ
イサー等によって、2枚の圧電素子プレート64及び基
板3の表面部を、その端面電極と直交する方向に所定の
ピッチ、例えば1ピッチ当たり100μm程度の幅の圧
電素子7が形成されるピッチで切断するスリット加工を
施して、複数の積層型圧電素子7を分割形成する同時
に、端面電極を個々の圧電素子7に対応する個別端面電
極28、29に分割する。
【0042】このとき、図5にも示すように基板3に所
定の深さまで切込んでスリット溝21を入れて切断する
ことによって、個々の圧電素子7を完全に独立させると
共に、個別引出電極用パターン61を個々の圧電素子7
にそれぞれ個別的に対応する個別引出電極22に分割す
る。この場合、基板3上の共通電極用パターン62もそ
の一部が個々の圧電素子7に対応して分割されることに
なる。
【0043】なお、分割形成された個別引出電極22
は、個々の圧電素子7の対向しない端面側の個別端面電
極29と導電処理材料31を介して接続されたままであ
る。また、共通電極用パターン62も各圧電素子列4の
圧電素子7の対向する端面側の個別端面電極28と導電
処理材料30を介して接続されたままである。
【0044】このように、絶縁性基板3上に、引出電極
用パターン61を形成すると共に、予め内部電極27を
交互に両端面に取り出して各端面に形成した端面電極に
導通接続した積層型圧電素子64を接合し、引出電極用
パターン61と積層型圧電素子64の端面電極とを導通
処理して接続した後、積層型圧電素子64及び基板3の
表面部に同時にスリット加工を施して、複数の圧電素子
7を形成すると共に、引出電極用パターン61及び端面
電極を複数の圧電素子7にそれぞれ個別的に対応する個
別引出電極28及び個別端面電極29に分割することに
よって、複数の圧電素子の高密度集積化が図れ、内部電
極27からの電極の取出しが容易になる上、圧電素子と
基板が接合されて接合強度が高くなっているため、スリ
ット加工時の圧電素子の破損が低減して、歩留りが向上
し、コストの削減を図ることができる。
【0045】そして、積層型圧電素子の端面電極と基板
上の引出電極とを導通させる導通処理材料30、31と
してヤング率200kgf/mm2以上のものを用いるこ
とによって、圧電素子と基板との振動を低減することが
できて、スリット加工時の積層型圧電素子の破損が一層
少なくなる。また、基板3と圧電素子7との接着剤とし
てヤング率200kgf/mm2以上のものを用いること
によって、積層型圧電素子と基板との振動を低減するこ
とができ、スリット加工時の圧電素子の破損を少なくす
ることができると共に、圧電素子7の駆動時の変位効率
の低下を防止してヘッドの特性を向上できる。
【0046】このようにして、圧電素子プレート64等
のスリット加工が終了した基板3上にフレーム部材5を
ヤング率200kgf/mm2以上の加熱硬化型エポキシ
系接着剤からなる接着剤を用いて接着接合する。このと
き、このフレーム部材5の固定部42の裏面に導電性ペ
ースト44を塗布することによってスリット加工で分割
された共通電極形成用パターン62を相互に接続して、
共通電極24を形成する。
【0047】ここで、フレーム部材5を接合した後のフ
レーム部材5上面と圧電素子7上面とは、精度良く同一
平面となっている必要がある。これは、後述するように
この部分に液室ユニット2の振動板12を接合するた
め、面精度が悪いと接着されないダイアフラム部11が
発生するからである。
【0048】そこで、圧電素子7の最上層26aの上面
に電極を形成しないで不活性層として表面加工を可能に
し、圧電素子7の高さよりも僅かに高いフレーム部材5
を接着接合した後、表面の研削加工を行い、圧電素子7
の上面が僅かに削れて同一平面になるまで研削を行うよ
うにして、両部品の寸法精度及び接着工法の困難性を解
消している。
【0049】そして、このようにして完成したアクチュ
エータユニット1上に、別途加工組付けを行った液室ユ
ニット2をその振動板12側(接合面)を下方にして、
位置合わせしながら接着接合する。
【0050】なお、上述したように、基板3とフレーム
部材5、アクチュエータュニット1と液室ユニット2、
圧電素子7と基板3とを接合する接着剤として、ヤング
率が200kgf/mm2以上で、同一のエポキシ系加
熱硬化型接着剤を用いることによって、コストが低減す
る。
【0051】その後、図9に示すように、基板3裏面の
裏面個別電極パターン33及び裏面共通電極パターン3
5のスルーホール部を除く一部を接続領域33a、35
aとして、FPC37の電極パターン37aを熱と加圧
で接合する。なお、FPC37は圧電素子列4の圧電素
子7を選択的に駆動できるパターンを有し、その接合部
には予め半田メッキを施している。この場合、FPC3
7を熱圧着する時の温度は、半田の溶融温度以上が必要
で、通常200℃以上である。
【0052】ここで、スルーホール電極23、25は、
例えば、金属線などの電気伝導性の良い材料を予めセラ
ミックスの中に配列し、焼成することで作ることができ
るが、この方法は、加工が難しく、かつ、所望の配列を
精度良く実現することが難しい。
【0053】そこで、基板3にドリルなどで穿孔して作
る方法を用いる。これは、基板3に貫通孔(スルーホー
ル)23a、25aをドリルで作製し、それに金属など
の電気伝導性の良い材料を貫通孔内壁に形成したり、あ
るいはその材料を充填することで作製する。この方法
は、比較的精度良く所望の位置に、所望の大きさの貫通
孔を形成でき、しかも低コストであるという点で、優れ
ている。
【0054】ただし、この方法では、スルーホールの周
囲にバリが多く発生するため、スルーホール部は基板の
凹凸が激しくなり、この部分でハンダを熱圧着した場合
には、接触不良が生じ易くなる。そこで、ここでは、ス
ルーホールから電極パターンを形成して、スルーホール
を避けて、比較的フラットな基板部分で熱圧着すること
で信頼性の良いFPC実装が可能になる。
【0055】また、FPCと裏面個別電極パターン及び
裏面共通電極パターンとの電気的接続方法としては、半
田以外に、異方導電性フィルムを用いることもできる。
異方導電性フィルムは、熱硬化性、あるいは熱可塑性樹
脂フィルムの中に、フィラーと呼ばれる導電性粒子(金
属粒子やカーボン粒子)を分散させたもので、裏面個別
電極パターン及び個別共通電極パターンとFPCの間
に、異方導電性フィルムを挟んで、加熱、加圧すること
により、フィラーを通じて裏面個別電極パターン及び裏
面共通電極パターンとFPCの電極が導通する。異方導
電性フィルムの場合でも、同様にスルーホール以外のフ
ラットな部分で熱圧着することで、信頼性が向上する。
【0056】さらに、半田接続方法が電極部の半田のみ
で基板3とFPCとが固定されるのに対して、異方導電
性フィルムの場合、電極部はもちろんであるが、電極が
形成されていない部分でも、異方導電性フィルムの樹脂
が接着剤となって、基板とFPCを固定するので、接着
強度を得る上ではより好ましい。また、150℃以下で
熱圧着が可能であるため、FPCを加熱、加圧すること
によりFPCの樹脂基板が熱膨張〜収縮して生じる応力
の発生が、低減されて、電極の剥がれなどがなく、好ま
しい。
【0057】このようにしてFPCを実装した後に、最
後に、基板3のインク供給孔3aにインク供給パイプ4
8を挿入して接着剤を塗布硬化して固定する。
【0058】一方、図10に示すように、インクジェッ
トヘッドの圧電素子7に駆動波形を印加するための手段
であるドライバーIC71は、プリント基板であるドラ
イバIC基板(PCB基板)72に実装している。
【0059】このドライバIC71は、チャンネル数
(駆動可能なノズル数)が多くなりすぎると歩留まりが
悪くなり、コストが高くなることから、一般的には68
チャンネル、128チャンネルまでが好ましく用いられ
ている。また、ヘッドのノズル数は多いほど一度に印写
できるドット数が多くなり、印字スピードの高速化を図
れる。そこで、例えば128チャンネルを越えるような
ノズル集積度の場合には、複数個のドライバICを用い
ることになる。例えば384ノズルのヘッドの場合には
128チャンネルのドライバICを3個用いることにな
る。
【0060】ドライバIC71のPCB基板であるドラ
イバIC基板72への実装方法としては、ベアチップの
ドライバIC71をワイヤボンディングやバンプなどで
PCB基板の電極パッドと電気的に接続する方法が実装
スペースが小さく、PCB基板の小型化を図れて好まし
い。この場合、ドライバICや接続部を保護する目的
で、これらの部分を封止し、この封止部や、更にはPC
B基板のスルーホール形成などの領域が必要となること
から、ヘッドの大きさより、ドライバIC基板72の大
きさの方が大きくなる。
【0061】そこで、ここでは、図10に示すように、
インクジェットヘッドHの圧電素子7を設けた基板3の
面Dに平行な面Cと所定角度θで傾斜した状態で固定し
ている。これにより、ドライバIC基板72の方がヘッ
ドHよりも大きい場合でも、ドライバIC基板72の設
置面積が小さくなり、キャリッジの小型化を図ることが
できる。
【0062】次に、以上のように構成したインクジェツ
トヘツドの作用について説明すると、ドライバIC71
から記録信号に応じて選択的に圧電素子7に20〜50
Vの駆動パルス電圧を印加することによって、パルス電
圧が印加された圧電素子7が変位して振動板12の対応
するダイアフラム部11をノズル14方向に変形させ、
加圧液室16の容積(体積)変化によって加圧液室16
内のインクを加圧し、インクがノズルプレート15のノ
ズル14から液滴となって噴射され、記録を行うことが
できる。
【0063】そして、インク滴の吐出に伴って加圧液室
16内のインク圧力が低下し、このときのインク流れの
慣性によって加圧液室16内には若干の負圧が発生す
る。この状態の下において、圧電素子7への電圧の印加
をオフ状態にすることによって、振動板12のダイアフ
ラム部11が元の位置に戻って加圧液室16が元の形状
になるため、さらに負圧が発生する。このとき、図示し
ないインクタンクに通じるインク供給パイプ48から入
ったインクは、共通液室27を通って流体抵抗部28か
ら加圧液室16内に充填される。そこで、ノズル14の
インクメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の
インク滴吐出のために圧電素子7にパルス電圧を印加す
る。
【0064】なお、上記実施形態においては、圧電素子
7の両端面の個別端面電極28、29と共通電極24、
個別引出電極22とを導通処理する導通処理材料30、
31は個別端面電極28、29の外面の一部に付着させ
ているが、導通処理材料30、31を個別端面電極2
8、29の全面に付着させて導通処理を行うことによっ
て、圧電素子7となる前の圧電素子プレート64に対す
るスリット加工前の圧電素子プレート64と基板3との
接合強度を飛躍的に向上させることができ、スリット加
工時の積層型圧電素子の破損を一層低減することができ
る。
【0065】次に、本発明の第2実施形態について図1
1を参照して説明する。この実施形態では、上述したよ
うにドライバIC71を実装したプリント基板であるド
ライバIC基板72は、ヘッドHの基板3の面に対して
斜めに傾いて固定するが、このとき、ドライバIC基板
72をヘッドHの基板3面に投影した状態で、ドライバ
IC基板72の少なくとも一辺の長さEがヘッドHの長
さL以下で、かつドライバIC基板72の投影面がヘッ
ド基板3の領域の内側に位置するように固定している。
【0066】これにより、複数のヘッドとそれに対応し
た複数のドライバIC基板を搭載する場合、ドライバI
C基板がヘッド基板より大きくても、その配設領域がヘ
ッドの配設領域よりも小さくてすむので、キャリッジの
大きさがドライバIC基板によって大きくなることがな
い。
【0067】次に、本発明の第3実施形態について図1
2を参照して説明する。プリント基板であるドライバI
C基板72は、ヘッド基板3の面に対して所定の角度で
ある直角(垂直)に固定している。
【0068】これにより、ヘッドの裏面に空間ができ、
この部分を有効に活用できる。例えば、図13に示すよ
うに、ヘッドHにインクを供給するインクカートリッジ
(インクタンクとも称する。)73を、ヘッドHの裏面
側に配置することあできる。また、図14に示すよう
に、ヘッドHにインクをチューブ74で供給する場合に
も、チューブ74の取出しのためにドライバIC基板7
2に逃げを設けるなどする必要がなくなる。
【0069】また、前記各実施形態に比べて、FPC3
7の曲げ曲率が小さくて良くなるので、曲げによるFP
C37の劣化(断線、FPCの剥がれ)がなく、信頼性
も向上する。
【0070】次に、本発明の第4実施形態について図1
5を参照して説明する。この実施形態では、ヘッドHと
ドライバIC基板72とは同じ取り付け部材75に取り
付けて一体化している。
【0071】取り付け部材75は、ヘッドHの取り付け
部となる面75aに対向する面75bが斜めに形成され
ており、この面75bにドライバIC基板72を固定す
ることにより、ドライバIC基板72がヘッドHより大
きくても、実装面積は小さくて済むので、キャリツジサ
イズが小さくなる。取付け部材75は、樹脂の成形加工
やAl、SUSなどの金属を切削、曲げ等の周知の方法
で作製することができる。
【0072】このようにヘッドHとドライバIC基板7
2とを一体化することで、取り扱い時にFPC37がね
じれたり、引っ張られたりして、FPC37が破損した
り、ハンダ接続部が剥がれたりすることがなく、信頼性
が向上する。また、取り扱いも容易となり、組立性が向
上する。
【0073】次に、本発明の第5実施形態について図1
6を参照して説明する。この実施形態は、カラーインク
ジェットプリンタなどのように各色毎に複数のヘッドH
y、Hm、Hc、Hkを用いる場合に、複数のヘッドH
(図面ではそれぞれ符号Hy、Hm、Hc、Hkで表記
している。)と各ヘッド用の複数のドライバIC基板7
2とを1つの取り付け部材76に固定して一体化したも
のである。
【0074】取り付け部材76は、上記第4実施形態の
取り付け部材75と同様な複数(ヘッド数と同じ)の取
り付け部77と各取り付け部77を連結する架橋部78
とを有している。各取り付け部77には取り付け部材7
5と同様にヘッドHの取り付け面に対向する面が斜めに
形成されており、この面にドライバIC基板72を固定
することにより、ドライバIC基板72がヘッドHより
大きくても、実装面積は小さくて済むので、キャリツジ
サイズが小さくなる。また、架橋部78にはFPC37
を通すための貫通穴79を形成している。この取付け部
材76は、樹脂の成形加工やAl、SUSなどの金属を
切削、曲げ等の周知の方法で作製することができる。
【0075】このように複数のヘッドHと複数のドライ
バIC基板72とを一体化することで、取り扱い時に各
FPC37がねじれたり、引っ張られたりして、FPC
37が破損したり、ハンダ接続部が剥がれたりすること
がなく、信頼性が向上し、また、取り扱いも容易となっ
て組立性が向上する。
【0076】なお、上記各実施形態においては、圧電素
子をアクチュエータ手段に用いるピエゾ型インクジェッ
トヘッドに本発明を適用した例で説明しているが、発熱
抵抗体を用いるバブル型インクジェットヘッドにも適用
することもでき、また振動板とこれに対向する電極との
間の静電力を利用する静電型インクジェットヘッドにも
適用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェット記録装置によれば、インクジェットヘッドの
圧力発生手段に駆動波形を印加するため手段を設けたプ
リント基板が圧力発生手段を設けた基板面に平行な面と
所定角度で固定されている構成としたので、低コスト
で、プリント基板の設置面積が小さくなりキャリッジの
小型化を図れる。
【0078】また、本発明に係るインクジェット記録装
置によれば、インクジェットヘッドの圧力発生手段に駆
動波形を印加するため手段を設けたプリント基板が圧力
発生手段を設けた基板面に平行な面と所定角度で固定さ
れ、プリント基板面を圧力発生手段を設けた基板面に投
影した面の少なくとも一辺の長さが圧力発生手段を設け
た基板面の長さ以下である構成としたので、低コスト
で、プリント基板の設置面積が小さくなりキャリッジの
小型化を図れる。
【0079】ここで、インクジェットヘッドが圧力発生
手段を設けた基板面と直交する方向にインク滴を吐出す
るものに適用することで、ノズル面からのインク滴が電
気的接続部に侵入し易いヘッドを搭載した場合でも低コ
ストでキャリッジの小型化を図れる。
【0080】また、プリント基板を圧力発生手段を設け
た基板に平行な面と直角に配置することで、ヘッド基板
の裏面側の空間を確保することができ、またFPCなど
の接続手段の曲げ曲率を小さくすることができて信頼性
が向上する。
【0081】さらに、プリント基板と圧力発生手段を設
けた基板とを同一の部材に固定することにより、取り扱
い性が向上し、ヘッドの信頼性が向上する。さらにま
た、複数のインクジェットヘッドと各インクジェットヘ
ッドに対応する複数のプリント基板とを有し、これらの
複数のインクジェットヘッドと複数のプリント基板とを
同一の部材に固定することで、カラーインクジェット記
録装置におけるヘッドの信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインクジェット記
録装置のインクジェットヘッド部の一例を示す外観斜視
【図2】同インクジェットヘッドの分解斜視図
【図3】図1のA−A線に沿う要部拡大断面図
【図4】図1のB−B線に沿う要部拡大断面図
【図5】図3の要部拡大図
【図6】同ヘッドの基板の裏面説明図
【図7】同ヘッドのアクチュエータユニットの製造工程
の説明に供する斜視説明図
【図8】同ヘッドのアクチュエータユニットの製造工程
の説明に供する斜視説明図
【図9】同ヘッドのアクチュエータユニットの製造工程
の説明に供する説明図
【図10】同インクジェット記録装置におけるプリント
基板の配置を説明する説明図
【図11】本発明の第2実施形態に係るプリント基板の
配置を説明する説明図
【図12】本発明の第3実施形態に係るプリント基板の
配置を説明する説明図
【図13】同実施形態の作用説明に供する説明図
【図14】同じく同実施形態の作用説明に供する説明図
【図15】本発明の第4実施形態に係るプリント基板の
配置を説明する説明図
【図16】本発明の第5実施形態に係るプリント基板の
配置を説明する説明図
【符号の説明】
1…アクチュエータユニット、2…液室ユニット、3…
基板、4…圧電素子列、5…フレーム部材、7…圧電素
子、12…振動板、13…流路隔壁部材、14…ノズ
ル、15…ノズルプレート、22…個別引出電極、23
…スルーホール電極、24…共通電極、25…スルーホ
ール電極、33…裏面個別電極パターン、35…裏面共
通電極パターン、37…FPC、71…ドライバIC、
72…ドライバIC基板、75、76…取り付け部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 右顕 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C057 AF34 AG15 AG44 AK07 BA04 BA14 2C061 AQ05 BB02 CF11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出するノズルと、このノズ
    ルが連通する液室と、この液室内容積を変化させる圧力
    を発生する圧力発生手段とを有し、この圧力発生手段を
    基板に設けたインクジェットヘッドを搭載し、このイン
    クジェットヘッドの前記圧力発生手段に駆動波形を印加
    するための手段を設けたプリント基板を有するインクジ
    ェット記録装置において、前記プリント基板が前記圧力
    発生手段を設けた基板面に平行な面と所定角度で固定さ
    れたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インク滴を吐出するノズルと、このノズ
    ルが連通する液室と、この液室内容積を変化させる圧力
    を発生する圧力発生手段とを有し、この圧力発生手段を
    基板に設けたインクジェットヘッドを搭載し、このイン
    クジェットヘッドの前記圧力発生手段に駆動波形を印加
    するための手段を設けたプリント基板を有するインクジ
    ェット記録装置において、前記プリント基板が前記圧力
    発生手段を設けた基板面に平行な面と所定角度で固定さ
    れ、前記プリント基板面を前記圧力発生手段を設けた基
    板面に投影した面の少なくとも一辺の長さが前記圧力発
    生手段を設けた基板面の長さ以下であることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記インクジェットヘッドが前記圧
    力発生手段を設けた基板面と直交する方向にインク滴を
    吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記プリント基板が前記
    圧力発生手段を設けた基板に平行な面と直角に配置され
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記プリント基板と前記
    圧力発生手段を設けた基板とが同一の部材に固定された
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、複数の前記インクジェッ
    トヘッドと各インクジェットヘッドに対応する複数の前
    記プリント基板とを有し、これらの複数のインクジェッ
    トヘッドと複数のプリント基板とが同一の部材に固定さ
    れたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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