JPH09326958A - 画像処理装置および処理方法 - Google Patents

画像処理装置および処理方法

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JPH09326958A
JPH09326958A JP8165209A JP16520996A JPH09326958A JP H09326958 A JPH09326958 A JP H09326958A JP 8165209 A JP8165209 A JP 8165209A JP 16520996 A JP16520996 A JP 16520996A JP H09326958 A JPH09326958 A JP H09326958A
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Japan
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image processing
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Withdrawn
Application number
JP8165209A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Miyazaki
慎一郎 宮崎
Akira Shirahama
旭 白浜
Takeshi Ono
武司 大野
Nobuo Ueki
伸夫 上木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US08/867,768 priority patent/US6311328B1/en
Priority to KR1019970022945A priority patent/KR980007743A/ko
Priority to DE69701835T priority patent/DE69701835T2/de
Priority to EP97303873A priority patent/EP0811950B1/en
Priority to CN97113562A priority patent/CN1175844A/zh
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/4007Interpolation-based scaling, e.g. bilinear interpolation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の比率で画像の拡大/縮小を行う画像処
理装置を、小規模な回路構成で実現する。 【解決手段】 元画像の水平及び垂直方向の画素数n,
mと、変換後の水平及び垂直方向の画素数N,Mとが夫
々割り算器5に供給され、比率A=N/n,B=M/m
が得られる。値Aの逆数1/Aは、回路6,9及び8に
よって累積加算される。回路2で、累積加算値Σ(1/
A)の整数部に基づき変換後の画素の濃淡値aを算出す
るための4点のアドレスが生成される。これらアドレス
は、メモリ1a〜1dに夫々供給され、読み出された4
点の画素データが回路17a〜17dに夫々供給され
る。値Σ(1/A)の小数部は、補間係数pとして、回
路10から回路11aに供給され、1−pが回路11b
に供給される。垂直方向でも同様に、係数qおよび1−
qが回路11c,11dに供給される。これら乗算器及
び加算器によって演算がなされ、変換後の画素の濃淡値
aが求められ、端子20に導出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば放送局な
どにおける特殊効果装置,テレビジョンセット,あるい
はビデオテープレコーダに対して適用できる、画像を任
意の比率で拡大/縮小するための画像処理装置および処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば家庭で用いられるテレビジョンセ
ットにおいて、ある画面に対して、縮小または拡大され
た別の画面を同時に表示させる、所謂ピクチャ・イン・
ピクチャが既に実用化されている。このピクチャ・イン
・ピクチャでは、同時に表示される別の画面の画サイズ
は、元の画像の画サイズに対して整数倍の固定比率とさ
れている。そのため、縮小(拡大)元の画面に対して簡
単なフィルタ処理と画素の間引きとを行うだけで、画質
を殆ど損なうこと無く、縮小または拡大された画像を得
ることができた。
【0003】図5は、この従来技術による画像の縮小/
拡大に用いられるフィルタの構成の一例を示す。水平補
間フィルタ101は、Dで示され1画素分のディレイ量
を有する1画素ディレイ,係数乗算器,および加算器か
ら成るローパスフィルタであり、垂直フィルタ102
は、Hで示され1ライン分のディレイ量を有する1ライ
ンディレイ,係数乗算器,および加算器から成るローパ
スフィルタである。
【0004】画像縮小を行う場合には、端子100に対
して供給された画像データは、これら水平補間フィルタ
101および垂直補間フィルタ102によって水平およ
び垂直方向に補間処理を施される。補間処理を行われた
この画像データは、所定の縮小率で以て画素が間引きさ
れ、フィールドメモリ103に対して書き込まれる。例
えば画サイズを水平方向および垂直方向でそれぞれ1/
2にするような画像縮小を行う際には、フィールドメモ
リ103に対する画像データの書き込みは、水平方向に
おいては1画素おきに、垂直方向に対しては1ライン毎
になされる。そして、このフィールドメモリ103から
縮小された画像データが読み出され、端子104に導出
される。
【0005】また、画像の拡大を行う際には、例えば、
画像データに対して、所定の間隔で以て水平方向および
垂直方向に対してダミーデータが予め挿入された画像デ
ータが端子100に対して供給される。そして、このダ
ミーデータが挿入され所定の画サイズとされた画像デー
タに対して補間処理がなされ、フィールドメモリ103
に書き込まれる。
【0006】このような、フィルタによる補間処理と間
引きによる画像の縮小処理においては、元の画サイズと
縮小後の画サイズとの比率である縮小率が簡単な整数比
であるような場合には、間引きが容易に行えるため、比
較的良質な画質で縮小を行うことが可能とされる。これ
は、拡大の場合でも同様である。ところが、縮小後の画
サイズを任意に設定できるようにした場合、縮小率が簡
単な整数比とはならない。この場合、均等な間引きを行
うことが困難になるため、縮小後の画像において、例え
ば斜め線が滑らかにならないような画質劣化が生じる。
これは、拡大時にも同様であって、特に元の画サイズと
縮小または拡大後の画サイズとの比率が1/2〜1倍ま
たは1倍以上のときに、著しい画質の劣化が認められ
る。
【0007】このような画質の劣化を起こさずに、任意
の比率による画サイズの拡大あるいは縮小を行う方法と
しては、例えば線形補間法による拡大あるいは縮小があ
る。原画像(オリジナル画像)は、水平方向および垂直
方向においてサンプリングされ、水平方向にm画素,垂
直方向にn画素の画像データとされている。このm×n
画素の画像を水平方向にM画素,垂直方向にN画素から
成るM×N画素の画像データに拡大する場合を考える。
【0008】この方法によれば、先ず、変換後の座標を
元の座標に対して対応させる、逆マッピングが行われ
る。図6は、変換後の画像における画素aを元の座標に
逆マッピングさせた様子の一例を示す。そして、変換後
の画素の濃淡値を、上述の逆マッピングさせた座標に対
する前後左右の4点の画素aの濃淡値(以降、「画素a
の濃淡値」を「濃淡値a」と表記する)に、その距離の
逆数を係数として乗算をして求める。すなわち、各点の
画素の濃淡値をd(x,y)という形式で表すと、濃淡値a
は、数式(1)で表される。
【0009】
【数1】
【0010】このような補間を行うことにより、整数倍
ではない任意の比率で画像の拡大あるいは縮小を行った
場合にも、例えば斜め線が滑らかな、画質劣化の少ない
表示を行うことが可能とされる。このように、この方法
では、計算において使用される係数pおよびq,並びに
変換後の座標を各画素毎に計算する必要がある。
【0011】図7は、変換元のオリジナル画像と変換後
の画像との関係を概略的に示す。この画像の拡大の例で
は、m×n画素から成るオリジナル画像がM×N画素か
ら成る画像へと変換される。なお、この図においては、
変換後の画像での「●」は、オリジナル画像の画素
「○」毎の変換後の画像への対応を示す。この場合、水
平方向の拡大または縮小比率Aおよび垂直方向の拡大ま
たは縮小比率Bは、次の数式(2)および(3)から求
められる。
【0012】A=N/n ・・・(2)
【0013】B=M/m ・・・(3)
【0014】変換後の画像の画素の座標(X,Y)をこ
れら変換比率AおよびBでそれぞれ除算することによっ
て、その画素の元の座標における位置が求められる。し
たがって、上述したように、画素(X,Y)の濃淡値
は、画素(X,Y)を元の座標に対して逆マッピングし
た際の、周囲の4点の画素位置(x,y),(x+1,
y),(x,y+1),(x+1,y+1)における、
各画素の濃淡値および画素(X,Y)の位置に対する距
離に基づいて算出される。
【0015】画素(X,Y)を変換前の座標に対して逆
マッピングした際の、元の座標おける位置は、変換比率
A,Bに基づき次に示す数式(4)および(5)によっ
て表される。
【0016】x/A=X1 .px ・・・(4)
【0017】y/B=Y1 .qy ・・・(5)
【0018】なお、これら数式(4)および(5)にお
いて、X1 ,Y1 は、変換後の座標を表し、px ,qy
は、補間係数を表す。また、両者の間の「.」は、小数
点を表す。すなわち、X1 およびY1 は、それぞれx/
Aおよびy/Bの計算結果における整数部であり、変換
時の補間係数を表すpx およびqy は、それぞれ小数部
である。このように、変換後に元の画素位置と一致しな
い小数部分が補間係数とされる。
【0019】図8は、これらの演算および計算結果に基
づき、この線形補間法による画像の拡大および縮小を行
うための構成の一例を示す。メモリ110a,110
b,110c,110dは、ランダムアクセスが可能な
メモリであり、図示されていないが、変換元であるオリ
ジナルの画像データがこれらメモリ110a,110
b,110c,110dのそれぞれに予め書き込まれ
る。これらメモリ110a,110b,110c,11
0dに対してアドレス発生回路117からアドレス信号
を供給することによって、書き込まれた画像データか
ら、供給されたアドレス信号に基づき所定の画素のデー
タを読み出すことができる。
【0020】端子112および113に対して、画像の
拡大または縮小の変換後の水平方向の画素数Nおよびオ
リジナル画像の水平方向の画素数nがそれぞれ供給され
る。これら画素数Nおよびnは、割り算器114に供給
され、拡大または縮小の変換比率Aが求められる。この
とき、後段における処理を簡略化するために、n/Nが
計算され、1/Aが求められる。この変換比率の逆数1
/Aは、水平座標カウンタ116から供給されるカウン
ト値に基づいて演算を行う高速乗算器115に供給され
る。
【0021】水平座標カウンタ116は、オリジナル画
像の水平方向の画素の座標xを表すカウント値を順次発
生する。このカウント値が高速乗算器115に供給され
る。高速乗算器115では、このカウント値によって表
される座標xと上述の変換比率の逆数1/Aとで乗算が
行われ、x/Aが求められる。上述したように、このx
/Aの結果のうち、整数部が変換後の座標X1 としてア
ドレス発生回路117に対して供給される。一方、x/
Aの結果のうち小数部は、補間係数pとされ、そのまま
乗算器119a,119bに供給されると共に、供給さ
れたデータの1に対する補数を出力する反転回路118
を介して値1−pとされ、乗算器119c,119dに
供給される。
【0022】画像の垂直方向に対しても、上述の水平方
向に対する処理と同様な処理がなされる。すなわち、オ
リジナル画像の垂直方向の画素数mおよび変換後の画素
数Mとが端子120および121からそれぞれ割り算器
122に供給される。割り算器122でm/Mが計算さ
れることによって求められた変換の際の変換比率の逆数
1/Bは、乗算器123に対して供給される。この乗算
器123には、オリジナル画像の垂直方向の画素yを表
すカウント値を順次発生する垂直座標カウンタ124か
ら座標yを表すカウント値が供給される。乗算器123
において、このカウント値によって表される座標yと上
述の変換比率の逆数1/Bとで乗算が行われ、y/Bが
求められる。この乗算の結果のうち、整数部が変換後の
座標Y1として上述のX1 と共にアドレス発生回路11
7に対して供給される。また、小数部が補間係数qとさ
れそのまま乗算器119a,119bに供給されると共
に、供給されたデータの1に対する補数を出力する反転
回路125を介して1−qとされ、乗算器119c,1
19dに供給される。
【0023】アドレス発生回路117において、変換後
の座標の濃淡値を求めるための、オリジナル画像におけ
る4点の座標をメモリ110a,110b,110c,
および110dからそれぞれ読み出すためのアドレス
が、供給された座標X1 ,Y1に基づき発生される。す
なわち、このアドレス発生回路117において、座標X
1 およびY1 に基づき、座標(x1 ,y1 ),(x1
1,y1 ),(x1 ,y1 +1),(x1 +1,y1
1)の画素データを読み出すためのアドレス(x1 ,y
1 ),(x1 +1,y1 ),(x1 ,y1 +1),(x
1 +1,y1 +1)がそれぞれ発生される。発生された
これらアドレスは、メモリ110a,110b,110
c,および110dに対してそれぞれ供給される。
【0024】供給されたアドレスに基づき、メモリ11
0a,110b,110c,および110dから、座標
(x1 ,y1 ),(x1 +1,y1 ),(x1 ,y1
1),(x1 +1,y1 +1)における画素データ(濃
淡値)が読み出される。この濃淡値の読み出しは、4点
同時に行われる必要があるため、同一のオリジナル画像
データが書き込まれるメモリ110a,110b,11
0c,および110dの4つのメモリが必要とされる。
読み出された濃淡値d(x1 ,y1 ),d(x1 +1,
1 ),d(x1 ,y1 +1),d(x1 +1,y1
1)が乗算器126a,126b,126c,および1
26dに対してそれぞれ供給される。
【0025】補間係数および補間係数の1に対する補数
が供給された乗算器119a,119b,119c,お
よび119dと、濃淡値が供給された乗算器126a,
126b,126c,および126dと、加算器127
a,127b,および128によって、上述した数式
(1)に示される演算が行われ、変換後の画素の濃淡値
が求められる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した従来の構成において、補正係数を求めるために
は、水平および垂直方向に対してそれぞれ割り算器およ
び高速乗算器を含む乗算器が必要とされた。割り算器や
高速乗算器は、ゲート数が多く、例えばIC化の際にコ
ストアップとなってしまう問題点があった。
【0027】さらに、このような任意の比率での変換を
行った画面を同時に複数画面表示させようとした場合、
これらの水平および垂直方向の割り算器および乗算器が
それらの画面毎に必要とされた。そのため、線形補間の
ための係数を発生させるために膨大な回路規模が必要と
なってしまい、大幅なコストアップになってしまうとい
う問題点があった。
【0028】したがって、この発明の目的は、例えばテ
レビジョンモニタにおいてピクチャ・イン・ピクチャを
行うような場合、小さい回路規模で以て、任意の比率で
の画像の拡大や縮小を行う画像処理装置および処理方法
を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、変換比率の逆数を累積加算する累
積加算手段と、累積加算結果の整数部の値に基づき補間
に使用するための元の画素データを得るための位置情報
を発生する位置情報発生手段と、元の画素データを使用
して変換後の画素の値を得るための補間手段とを有し、
累積加算結果の小数部を補間時に補間係数として使用す
ることを特徴とする画像処理装置である。
【0030】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、縮小/拡大の変換を行う画像の元の画素数を
除数とし、変換後の画素数を被除数として変換比率を求
めるステップと、変換比率の逆数を累積加算するステッ
プと、累積加算結果の整数部の値に基づき補間に使用す
るための元の画素データを得るための位置情報を発生す
るステップと、元の画素データを使用して変換後の画素
の値を得るための補間のステップとを有し、累積加算結
果の小数部を補間時に補間係数として使用することを特
徴とする画像処理方法である。
【0031】上述したように、この発明は、画像の拡大
または縮小時の変換比率の逆数を累積加算した結果に基
づき、変換後の画素の位置情報および変換時になされる
補間の補間係数を求めるようにされているため、比較的
小規模な回路構成で以て、画像の任意の変換比率での拡
大または縮小を行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。この発明による画像処理装置においては、画
像の拡大または縮小を行う際の補間係数を求めるとき
に、先ず、拡大または縮小による変換の際の比率を、変
換前のオリジナル画像の画素数を除数、変換後の画像の
画素数を被除数として求め、得られたこの比率の逆数を
累積加算することによって、各画素毎の線形補間のため
の補間係数を求める。
【0033】線形補間を水平方向と垂直方向とに分けて
考えた場合、補間係数pは、拡大あるいは縮小といった
変換後の画素と元の画素との距離を求めることによって
得られる。この距離は、一定の比率で変化する。図1
は、オリジナル画像の座標に対して変換後の画素を逆マ
ッピングした例を、水平方向、すなわち1ラインについ
て示す。ここでは、オリジナル画像が0.8倍に縮小さ
れ変換された例を示す。例えば、オリジナル画像の水平
方向の有効画素nを640画素とした場合、変換後の水
平方向の有効画素Nは、512画素であり、水平方向の
変換比率の逆数1/Aは、n/Nによって、640/5
12=1.25と算出される。
【0034】図1Aで示されるオリジナル画像の画素が
0.8倍に縮小され変換され、オリジナル画像の座標に
対して、図1Bに示されるように逆マッピングされる。
そして、縮小の際の変換比率Aを求め、この変換比率の
逆数1/Aを累積加算し、累積変換比率Σ(1/A)と
する。それにより、変換後の画素がオリジナル画像に対
してどの位置に逆マッピングされるかが分かり、この位
置に基づき補間係数pを求めることができる。
【0035】図1Aに示される例では、オリジナル画像
の第0画素を基準として縮小がなされ、変換後には、オ
リジナル画像の第1画素に対応する画素が、オリジナル
画像の第0画素から1/0.8=1.25画素分の距離
を有する位置に対して逆マッピングされる。図1Cは、
この逆マッピングした位置のオリジナル画像の第0画素
からの距離を示す。この図から、変換後のこの画素に対
する補間係数pは、1.25−1=0.25となること
がわかる。
【0036】オリジナル画像の第2画素では、図1Dに
示されるように、変換比率の逆数1/Aが累積加算さ
れ、変換後には、対応する画素がオリジナル画像の第0
画素から1.25+1.25=2.5画素分の距離を有
する位置に対して逆マッピングされる。したがって、そ
の補間係数pは、2.5−2=0.5となる。以降同様
に変換比率の逆数1/Aが累積加算され、オリジナル画
像の第3画素は、変換後には、対応する画素がオリジナ
ル画像の第0画素から1.25+1.25+1.25=
3.75画素分の距離を有する位置に対して逆マッピン
グされ、その補間係数pは、3.75−3=0.75と
なる。
【0037】図2は、上述の、変換比率の逆数を累積加
算して補間係数を求める方法で以て画像の拡大または縮
小を行う、この発明による画像処理装置の構成の一例を
示す。メモリ1a,1b,1c,1dは、ランダムアク
セスが可能なメモリであり、図示されていないが、変換
元であるオリジナルの画像データがこれらメモリ1a,
1b,1c,1dのそれぞれに書き込まれる。これらメ
モリ1a,1b,1c,1dに対してアドレス発生回路
2からアドレス信号を供給することによって、書き込ま
れた画像データから、供給されたアドレス信号に基づき
所定の画素のデータが読み出される。
【0038】端子3aおよび3bに対して、変換後の、
水平方向の画素数Nおよび垂直方向の画素数Mがそれぞ
れ供給される。端子3cおよび3dに対して、オリジナ
ル画像の、水平方向の画素数nおよび垂直方向の画素数
mがそれぞれ供給される。
【0039】これらオリジナル画像および変換後の画素
数n,m,N,およびMの供給は、例えば次のようにな
される。図3に示すように、この画像処理装置が適用さ
れたモニタ30の有効画面31において、水平方向n画
素,垂直方向m画素から成る画像を、水平方向N画素,
垂直方向M画素の画像に縮小する場合を考える。ユーザ
は、例えば赤外線によってモニタ30の赤外線受光器3
5に対して赤外線変調されたコマンドを送信するモート
コントローラ32によって、画像の拡大や縮小などの設
定を行う。
【0040】コントローラ32において、モードキー3
3および方向キー34との操作の組み合わせで以て、所
定のコマンドをモニタ30に対して送信することができ
る。ユーザがモードキー33によって画像の縮小を行う
ことを指定すると、縮小を行いたい画面範囲を指定する
ように、例えば有効画面31に枠線が表示される。この
とき、初期設定を有効画面31全域としてもよい。ユー
ザは、方向キー34およびモードキー33とを操作し縮
小を行うオリジナル画像の範囲を指示する。この指示が
モニタ30に受信され、オリジナル画像の範囲がモニタ
31に対して示されると共に、この範囲に基づきオリジ
ナル画像の水平方向および垂直方向の画素数nおよびm
がそれぞれ得られる。
【0041】次に、縮小画像の画サイズの指定が行われ
る。例えば画面31に対して表示された縮小画像の画サ
イズを示す枠の大きさがユーザの方向キー34およびモ
ードキー33の操作により変化させられることによっ
て、縮小画像の画サイズの指定がなされる。このとき、
オリジナル画像における水平および垂直の画素数の比を
保ったままこの指定を行うように設定しておくと、縮小
後の画像に歪みが生じず、好ましい。また、縮小画像の
表示位置の指定を共に行うようにすることもできる。縮
小画像の画サイズの指定に伴い、変換後の画像の水平方
向および垂直方向の画素数NおよびMがそれぞれ得られ
る。
【0042】このようにして得られた画素数N,M,
n,およびmのうち、画素数MおよびNは、スイッチ回
路4aを介して割り算器5の被除数入力端に供給され、
画素数mおよびnは、スイッチ回路4bを介して割り算
器5の除数入力端に供給される。スイッチ回路4aおよ
び4bは、それぞれ水平方向および垂直方向の入力に応
じて切り換えられる。割り算器5では、これら供給され
た画素数N,M,n,およびmを用いて、上述の数式
(2)および数式(3)に基づく除算がそれぞれ時分割
で以て行われ、水平方向の変換比率の逆数1/Aおよび
垂直方向の変換比率の逆数1/Bがそれぞれ求められ
る。
【0043】変換比率の逆数1/Aおよび1/Bを求め
るための除算は、上述したように、縮小画像の設定時に
おいてのみなされるため、割り算器5は、低速のものを
用いることができる。なお、ここでは割り算器5を時分
割で使用することによって、水平方向および垂直方向そ
れぞれの変換比率の逆数1/Aおよび1/Bを求めてい
るが、これはこの例に限らず、例えば割り算器を2つ設
け、水平方向および垂直方向に対する変換比率の逆数を
求めるための除算をそれぞれ独立して並列的に行うよう
にしてもよい。
【0044】また、この割り算器5の精度は、後述する
変換比率の逆数の累積加算の際の誤差と実際の画像精度
とを考慮に入れ決定すると好ましい。例えば、割り算器
5の出力を16ビット精度とした場合、整数部で6ビッ
ト、小数部で10ビットの精度がそれぞれ確保される。
【0045】水平方向の変換比率の逆数1/Aは、水平
補間係数発生回路のラッチ回路6に供給される。このラ
ッチ回路6は、供給された信号をラッチし、端子7から
供給されるサンプリングクロックfs のタイミングで、
このラッチされた信号を出力する。ラッチ回路6から出
力された変換比率の逆数1/Aは、加算器8の一方の入
力端に供給される。加算器8の出力は、ラッチ回路10
およびアドレス発生回路2に供給されると共に、ラッチ
回路9に供給される。このラッチ回路9は、上述のラッ
チ回路6と同様に、クロックfs のタイミングで以て、
ラッチした信号を出力する。このラッチ回路9の出力
は、加算器8の他方の入力端に供給される。すなわち、
ラッチ回路6から加算器8に対して供給された変換比率
の逆数1/Aは、加算器8において、1fs 分遅れた加
算器8の出力と加算されることによって累積加算され、
累積変換比率Σ(1/A)とされる。
【0046】累積変換比率Σ(1/A)は、アドレス発
生回路2およびラッチ回路10に供給される。アドレス
発生回路2では、供給された累積変換比率Σ(1/A)
から整数部が抽出され、変換後の画素を逆マッピングし
た座標X1 とされる。一方、ラッチ回路10では、供給
された累積変換比率Σ(1/A)から小数部が抽出さ
れ、補間係数pとされる。この補間係数pは、乗算器1
1aおよび11bに供給されると共に反転回路20に供
給される。この反転回路20は、供給された値の1に対
する補数を反転出力として出力する。反転回路20にお
いて、供給された係数pの1に対する補数1−pが出力
される。出力された値1−pは、乗算器11cおよび1
1dに供給される。
【0047】一方、割り算器5から出力された垂直方向
の変換比率の逆数1/Bに対しても、垂直補間係数発生
回路において、上述の変換比率の逆数1/Aと同様の処
理が行われる。すなわち、垂直方向の変換比率の逆数1
/Bは、端子13から供給される水平周波数クロックf
h のタイミングで以てラッチした信号を出力する、ラッ
チ回路12に供給される。ラッチ回路12からクロック
h に基づいたタイミングで出力された変換比率の逆数
1/Bは、加算器14の一方の入力端に供給される。加
算器14の出力は、ラッチ回路16およびアドレス発生
回路2に供給されると共に、クロックfh に基づくタイ
ミングでラッチした信号を出力するラッチ回路15に供
給される。このラッチ回路15の出力は、加算器14の
他方の入力端に供給される。これにより、変換比率の逆
数1/Bが累積加算され、累積変換比率Σ(1/B)と
される。
【0048】累積変換比率Σ(1/B)は、アドレス発
生回路2および互いに1に対する補数を出力する2系統
の出力を有するラッチ回路16に供給される。アドレス
発生回路2では、供給された累積変換比率Σ(1/B)
から整数部が抽出され、変換後の画素を逆マッピングし
た座標Y1 とされる。一方、ラッチ回路10では、供給
された累積変換比率Σ(1/B)から小数部が抽出さ
れ、補間係数qとされ出力される。この補間係数qは、
乗算器11aおよび11cに供給されると共に、供給さ
れた値の反転出力として1に対する補数を出力する反転
回路21に供給される。反転回路21において、補間係
数qに基づき係数qの1に対する補数1−qが出力され
る。この出力された値1−qは、乗算器11bおよび1
1dに供給される。
【0049】アドレス発生回路2において、変換後の座
標の濃淡値を求めるための、オリジナル画像における4
点の座標をメモリ1a,1b,1c,および1dからそ
れぞれ読み出すためのアドレスが、供給された座標
1 ,Y1 に基づき発生される。すなわち、このアドレ
ス発生回路117において、座標X1 およびY1 に基づ
き、オリジナル画像における座標(x1 ,y1 ),(x
1 +1,y1 ),(x1 ,y1 +1),(x1 +1,y
1 +1)の画素データを読み出すためのアドレス
(x1 ,y1 ),(x1 +1,y1 ),(x1 ,y1
1),(x1 +1,y1 +1)がそれぞれ発生される。
発生されたこれらアドレスは、メモリ1a,1b,1
c,および1dに対してそれぞれ供給される。
【0050】供給されたアドレスに基づき、メモリ1
a,1b,1c,および1dから、座標(x1
1 ),(x1 +1,y1 ),(x1 ,y1 +1),
(x1 +1,y1 +1)における画素データ(濃淡値)
が読み出される。この濃淡値の読み出しは、4点同時に
行われる必要があるため、メモリ1a,1b,1c,お
よび1dの4つのメモリが必要とされる。こうして読み
出された濃淡値d(x1 ,y1 ),d(x1 +1,
1 ),d(x1 ,y1 +1),d(x1 +1,y1
1)は、乗算器17d,17c,17b,および17a
に対してそれぞれ供給される。
【0051】補間係数p,qおよび補間係数の1に対す
る補数1−p,1−qが供給された乗算器11a,11
b,11c,および11dと、濃淡値d(x1
1 ),d(x1 +1,y1 ),d(x1 ,y1
1),d(x1 +1,y1 +1)がそれぞれ供給された
乗算器17d,17c,17b,および17aと、加算
器18a,18b,および19によって、上述した数式
(1)に示される演算が行われ、変換後の画素の濃淡値
が求められる。
【0052】すなわち、乗算器11aでp×qが求めら
れ、乗算器11bでp×(1−q)が求められる。これ
らの演算の結果は、乗算器17aおよび17bに対して
それぞれ供給される。また、乗算器11cで(1−p)
×qが求められ、乗算器11dで(1−p)×(1−
q)が求められる。これらの演算の結果は、乗算器17
cおよび17dに対してそれぞれ供給される。このよう
に、乗算器11a,11b,11c,および11dにお
いて、上述した数式(1)に示される、濃淡値d
(x1 ,y1 ),d(x1 +1,y1 ),d(x1 ,y
1 +1),d(x1 +1,y1 +1)に対する係数が求
められる。
【0053】乗算器17aで、(p×q)×d(x1
1,y1 +1)が求められ、乗算器17bで、(p×
(1−q))×d(x1 ,y1 +1)が求められる。こ
れらの演算の結果は、それぞれ加算器18aに対して供
給される。また、乗算器17cで、((1−p)×q)
×d(x1 +1,y1 )が求められ、乗算器17dで、
((1−p)×(1−q))×d(x1 ,y1 )が求め
られる。これらの演算の結果は、それぞれ加算器18b
に対して供給される。
【0054】加算器18aで、(p×q)×d(x1
1,y1 +1)+(p×(1−q))×d(x1 ,y1
+1)が求められ、加算器18bで、((1−p)×
q)×d(x1 +1,y1 )+((1−p)×(1−
q))×d(x1 ,y1 )が求められる。これらの演算
の結果がそれぞれ加算器19に供給され、加算される。
このように上述の数式(1)の演算がなされ、変換後の
画素の濃淡値aが出力端20に導出される。この濃淡値
aに基づき、画面31に対して変換された画像の表示が
行われる。
【0055】次に、この発明の実施の他の形態を、図面
を参照しながら説明する。図4は、この他の形態による
画像処理装置の構成の一例を示す。この他の形態は、メ
モリの前段に、画サイズの拡大または縮小のための線形
補間回路を設けた例である。この図4に示される構成の
線形補間回路は、上述の図2に示される構成において、
水平および垂直補間係数発生回路のそれぞれについて、
カウンタ40,50と比較器41,51とが追加された
構成とされる。なお、この図において、上述の図2に示
される画像処理装置と共通する箇所には同一の番号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0056】水平補間係数発生回路において、カウンタ
40は、端子7から供給されるサンプリングクロックf
s に基づきカウントを行う。したがって、このカウンタ
40から出力されるカウント値は、オリジナル画像の水
平画素の位置に等しい。このカウンタ40からのカウン
ト値が比較器41の一方の入力端に供給される。一方、
比較器41の他方の入力端には、加算器8の出力が供給
される。
【0057】比較器41において、一方の入力端に供給
されたカウンタ40からのカウント値と他方の入力端に
供給された加算器8の出力とが比較される。そして、比
較の結果、加算器8の出力の整数部がカウント値以上に
なったとき、すなわち、累積変換比率Σ(1/A)の値
がオリジナル画像の水平画素の位置を示す値に追い付く
かまたは追い越したときに、パルスが出力される。この
パルスは、ラッチ回路6に設けられた、クリア入力端に
対して供給される。ラッチ回路6は、クリア入力端にパ
ルスが供給されると、クリア信号、例えば値が‘0’で
あるような信号を出力して、加算器8における変換比率
の逆数1/Aの加算を1回だけキャンセルする。これに
より、オリジナル画像の画素位置と変換後の画素位置と
が重なるような場合に、変換比率の累積加算を行わない
ようにして、累積加算比率Σ(1/A)の値を保持す
る。
【0058】このようにして得られた累積変換比率Σ
(1/A)がラッチ回路10に供給され、補間係数pが
出力される。補間係数pは、乗算器42aに供給される
と共に、反転回路20に供給される。反転回路20にお
いて、供給された係数pに基づき値1−pが出力され、
この値1−pが乗算器42bに供給される。
【0059】一方、垂直補間係数発生回路においても、
上述の水平補間係数発生回路と同様の処理が行われる。
この場合、カウンタ50では、水平周波数クロックfh
に基づいてカウントが行われる。このカウンタ50によ
るカウント値と加算器14の出力とが比較器51に供給
され、加算器14の出力がカウンタ50からのカウント
値よりも大きくなったとき、比較器51からパルスが出
力される。このパルスがラッチ回路12のクリア入力端
に供給されることによって、ラッチ回路12からクリア
信号が出力され、加算器14における変換比率の逆数1
/Bの累積加算がキャンセルされる。これにより、上述
の水平補間係数発生回路と同様に、累積変換比率Σ(1
/B)の値が保持される。
【0060】このようにして得られた累積変換比率Σ
(1/B)がラッチ回路16に供給され、補間係数qが
出力される。補間係数qは、乗算器52aに供給される
と共に、反転回路21に供給される。反転回路21にお
いて、供給された係数qに基づき値1−qが出力され、
この値1−qが乗算器52bに供給される。
【0061】端子43から、クロックfs およびfh
基づきオリジナル画像の画素データ(濃淡値)が供給さ
れる。濃淡値は、乗算器42aに供給されると共に、1
s分の遅延量を有するディレイ44に供給される。端
子43から供給された濃淡値が座標(x1 ,y1 )の濃
淡値d(x1 ,y1 )であるとした場合、1fs 遅延の
ディレイ44を介して乗算器42bに供給された濃淡値
は、座標(x1 −1,y1 )の濃淡値d(x1 −1,y
1 )とされる。したがって、乗算器42aではp×d
(x1 ,y1 )の演算が行われ、乗算器42bでは(p
−1)×d(x1−1,y1 )の演算が行われる。これ
ら乗算器42aおよび42bでの演算結果は、それぞれ
加算器45に供給され加算されることにより、p×d
(x1 ,y1)+(p−1)×d(x1 −1,y1 )の
演算が行われる。
【0062】加算器45による演算結果は、乗算器52
aおよび1fh 分の遅延量を有する遅延量を有するディ
レイ46にそれぞれ供給される。乗算器52aでは、q
×(p×d(x1 ,y1 )+(p−1)×d(x1
1,y1 ))の演算が行われる。一方、1fh 遅延のデ
ィレイ46に供給されたデータは、1fh 遅延されるこ
とにより、p×d(x1 ,y1 −1)+(p−1)×d
(x1 −1,y1 −1)とされる。このデータは、乗算
器52bに供給され、(1−q)×(p×d(x1 ,y
1 −1)+(p−1)×d(x1 −1,y1 −1))の
演算が行われる。これら乗算器52aおよび52bの演
算結果は、加算器53にそれぞれ供給される。そして、
加算器53で(q×(p×d(x1 ,y1 )+(p−
1)×d(x1 −1,y1 )))+((1−q)×(p
×d(x1 ,y1 −1)+(p−1)×d(x1 −1,
1 −1)))の演算が行われることにより変換後の画
素の濃淡値aが求められる。この濃淡値aは、出力端5
4に導出される。
【0063】出力端54に導出された濃淡値aは、画素
データとしてメモリ(図示しない)に書き込まれる。上
述したように、オリジナル画像の画素位置と変換後の画
素位置とが重なる場合に、カウンタ40,50および比
較器41,51などによって、累積変換比率Σ(1/
A)およびΣ(1/B)の値の保持がなされる。この比
率Σ(1/A)およびΣ(1/B)の値の保持に対応す
る画素データは、このメモリに対する画素データの書き
込みの際またはこのメモリからの画素データの読み出し
の際に、間引きされる。
【0064】なお、実施の一形態および他の形態におい
て、画像の拡大時には、メモリからの画素データの読み
出しを制御することによって、実際の表示画面において
拡大された画像を部分的に表示させることができる。
【0065】また、上述では、拡大または縮小された画
像を1つだけ表示させるように説明したが、これはこの
例に限定されるものではない。例えば、この発明による
画像処理装置を例えばモニタ30に対して複数設けるこ
とによって、画像の拡大や縮小が行われた画面を、有効
画面31内に同時に複数表示させることができる。この
場合、割り算器5は、低速でよいため共通化することが
できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、変換
比率を累積加算することによって、拡大または縮小変換
後の画素の濃淡値を求める際に用いられる補間係数を求
めている。したがって、補間係数を求める際に高速乗算
器を用いる必要が無いため、大規模な回路構成を取るこ
と無く、任意の比率での画像の拡大や縮小を行うことが
できる効果がある。
【0067】また、この発明によれば、小規模な回路構
成で以て任意の比率で画像の拡大や縮小を行うことがで
きるため、この発明による画像処理装置を1台のモニタ
に複数設け、画像の拡大/縮小を1画面において並列的
に複数行うようにさせることも容易であるという効果が
ある。
【0068】また、この発明の実施の他の形態において
は、拡大や縮小といった、画像変換に伴う画像データを
書き込むために必要なメモリが1つで済むという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】オリジナル画像の座標に対して変換後の画素を
逆マッピングした例を、水平方向について示す略線図で
ある。
【図2】この発明の実施の一形態による画像処理装置の
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】モニタにおける画像の縮小を説明するための略
線図である。
【図4】この発明の実施の他の形態による画像処理装置
の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】画像の縮小/拡大のためのフィルタの構成の一
例を示すブロック図である。
【図6】逆マッピングを説明するための略線図である。
【図7】変換元のオリジナル画像と変換後の画像との関
係を概略的に示す略線図である。
【図8】線形補間法による画像の拡大および縮小を行う
ための構成の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】 1a,1b,1c,1d・・・メモリ、2・・・アドレ
ス発生回路、5・・・割り算器、6,9,12,15・
・・ラッチ回路、10,16・・・反転出力を有するラ
ッチ回路、40,50・・・カウンタ、41,51・・
・比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上木 伸夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータで画素単位で与えられ
    る画像を任意の比率で以て拡大/縮小する変換を行う画
    像処理装置において、 縮小/拡大の変換を行う画像の元の画素数を除数とし、
    上記変換後の画素数を被除数として変換比率を求める手
    段と、 上記変換比率の逆数を累積加算する累積加算手段と、 上記累積加算結果の整数部の値に基づき補間に使用する
    ための元の画素データを得るための位置情報を発生する
    位置情報発生手段と、 上記元の画素データを使用して上記変換後の画素の値を
    得るための補間手段とを有し、 上記累積加算結果の小数部を上記補間時に補間係数とし
    て使用することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータで画素単位で与えられ
    る画像を任意の比率で以て拡大/縮小する変換を行う画
    像処理方法において、 縮小/拡大の変換を行う画像の元の画素数を除数とし、
    上記変換後の画素数を被除数として変換比率を求めるス
    テップと、 上記変換比率の逆数を累積加算するステップと、 上記累積加算結果の整数部の値に基づき補間に使用する
    ための元の画素データを得るための位置情報を発生する
    ステップと、 上記元の画素データを使用して上記変換後の画素の値を
    得るための補間のステップとを有し、 上記累積加算結果の小数部を上記補間時に補間係数とし
    て使用することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置または画像処理方法において、 上記補間は線形補間により変換後の画素の値を求めるこ
    とを特徴とする画像処理装置または画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置または画像処理方法において、 画像データをメモリに格納し、上記メモリから上記位置
    情報を用いて上記補間に必要な複数の画素データを同時
    に読み出すようにしたことを特徴とする画像処理装置ま
    たは画像処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置または画像処理方法において、 上記補間により発生したデータをメモリに書き込み、上
    記メモリの書き込みまたは上記メモリから上記データを
    読み出すときに画素の間引きを行うことを特徴とする画
    像処理装置または画像処理方法。
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