JP3047681B2 - 画像歪み補正方法及び装置 - Google Patents

画像歪み補正方法及び装置

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健一 萩尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ系の歪みや撮像
装置の走査線の歪み等により生じる画像の2次元的な歪
み補正を実時間で行う画像歪み補正方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像歪みの補正方法は、多項式に
よる座標変換を2次元的に行う方法が一般的である。例
えば、広角レンズを用いたときに生じる樽形歪みの場
合、入力画像の任意の座標を(x’,y’)、補正後の
座標を(x,y)、歪みを表すパラメータをk1 ,k2
としたとき、 x’=k1 {1+k2 (x2 +y2 )}x y’=k1 {1+k2 (x2 +y2 )}y という多項式、又は類似した多項式で、入力画像の座標
と補正後の座標のマッピングを行い、多項式を計算して
得られた入力画像の座標(x’,y’)の値(明るさ)
を補正後の座標(x,y)に代入することで画像歪みを
補正していた。ここで、入力画像の座標(x’,y’)
は図2のように入力画像の座標系の格子点上には位置せ
ず、格子点の間に位置するので、入力画像の座標
(x’,y’)の近傍の値から推定することになる。こ
の推定には、例えば、入力画像の座標(x’,y’)の
最近傍の格子点の値を与える方法や、隣接する4近傍の
格子点の値で線形近似する方法などがある。例えば、隣
接する4近傍の格子点の値で線形近似する方法について
説明すると、図2において、点Aで示した補正後の座標
(x,y)の値f(x,y)を、補正前の入力画像の隣
接する4近傍の格子点の値f’(u,v)、f’(u+
1,v)、f’(u,v+1)、f’(u+1,v+
1)から計算するものである。格子間隔が1で、x方向
にa、y方向にbの距離にあるA点の値は、次式で線形
近似される。 f(x,y)=(1−a)(1−b)・f’(u,v) +a(1−b)・f’(u+1,v) +b(1−a)・f’(u,v+1) +ab・f’(u+1,v+1)
【0003】また、上述した画像歪み補正方法を実現す
るための画像歪み補正装置として、本発明者は座標変換
テーブルを使用する装置を既に提案している。つまり、
歪み率を表すパラメータk1 ,k2 が決まっている場合
は、すべての座標に対して予め変換座標を求めておき、
それをテーブル化することで、複雑な変換式を計算する
必要がなく、テーブルにアクセスするだけで変換座標
(x’,y’)を得ることができるが、その座標に対応
する入力画像のデータが入力されるまではデータにアク
セスできないため、入力画像データを蓄えておくための
バッファメモリが必要である。このように入力画像を蓄
えるバッファメモリと変換座標テーブルとデータ値の推
定手段を用いることで画像歪み補正装置を構成すること
ができたが、従来は、垂直・水平両方向に座標変換を行
うものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像歪み補正方
法及び装置は以上のように構成されているので、図3の
ように、黒丸で示した歪み補正後の座標系の格子点(A
点)の値f(x,y)を、白丸で示した入力画像の座標
系の値f’(u,v)、f’(u+1,v)、f’
(u,v+1)、f’(u+1,v+1)で求める際
に、異なるラインのデータを必要とし、その座標に対応
する入力画像のデータが入力されるまではデータにアク
セスできないため、入力画像を1フィールド分蓄える大
容量のバッファメモリが必要となった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、画像の2次元的な
歪みを補正する画像歪み補正方法及び装置において、水
平方向に対してのみ画像歪み補正処理を行い、垂直方向
には画像歪み補正処理を行わないことにより、1フィー
ルド分のバッファメモリを必要とせず、1ライン分の小
容量のバッファメモリのみで画像歪みの補正を可能とす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像歪み補正方
法及び装置は、上記の課題を解決するために、画像の垂
直方向の座標変換(y’=k1 {1+k2 (x2
2 )}y)を行わず、水平方向の座標変換のみを行う
ものであり、具体的には、入力画像の任意の座標を
(x’,y’)、画像歪み補正後の座標を(x,y)、
画像中心の座標を(x0,y0 )、画像の歪み率を表す
パラメータをkとしたとき、x’={1−k(y−
0 2 }x+k(y−y0 2 0 、y’=yという
1次式で表されるアドレス変換式を使用して入力画像の
座標を計算し、この計算された入力画像の座標のデータ
を近傍のデータで線形近似して算出することにより画像
歪み補正処理を行うものである。
【0007】
【作用】この発明における画像歪み補正方法及び装置
は、画像の水平方向にのみ歪み補正を施すので、1フィ
ールド分のバッファメモリを必要とせず、1ライン分の
小容量のバッファメモリのみで画像歪みを補正すること
ができる。また、アドレス変換式に画像の歪み率を表す
パラメータが含まれているので、レンズの交換等により
歪み率が変化してもパラメータを変更するだけで画像歪
みを補正できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図中、1はテレビカメラ、2はA/D変換手段、3
は入力データを調整するバッファメモリ、4は変換アド
レスを元に線形補間してデータを推定する補間手段であ
る。5は1ラインバッファメモリであり、補間手段4の
処理までの遅延時間を調整するためのメモリである。6
はD/A変換手段、7はモニタテレビである。また、8
はバッファメモリ制御手段であり、バッファメモリ3を
制御する。9は水平方向についての座標変換式に対応し
た水平方向座標変換手段、10は1ラインバッファメモ
リ制御手段である。
【0009】以下、本実施例の動作を説明する。テレビ
カメラ1から入力した画像をA/D変換手段2によりデ
ジタル画像データに変換し、そのデータをバッファメモ
リ3に順次書き込む。そして、水平アドレス(x座標)
と垂直アドレス(y座標)、及び画像歪み率を表すパラ
メータkを水平方向座標変換手段9に入力し、歪み補正
のために必要な入力画像の水平座標と線形補間するため
の重み係数を計算し、その計算した水平座標と等しい座
標のデータを入力すれば、1ラインバッファメモリ制御
手段10に処理が有効であることを知らせ、1ラインバ
ッファメモリ制御手段10は1ラインバッファメモリ5
に対して書き込み許可制御する。バッファメモリ制御手
段8は、水平方向座標変換手段9で算出した入力画像の
水平座標のデータと、そのデータの次に入力したデータ
を同時に読み出す。これらの2つのデータは入力画像に
おいて水平方向に隣接するので、補間手段4で重み係数
を使って線形補間し、1ラインバッファメモリ5に計算
結果を書き込み、次のラインの処理のときにラインの先
頭から1ラインバッファメモリ5のデータを読み出し、
D/A変換手段6でD/A変換し、モニタテレビ7に表
示する。画像歪みを補正処理した画像を表示しない場合
には、D/A変換手段6とモニタテレビ7は不要であ
る。
【0010】この処理の特徴は、あるラインの処理を行
う場合、入力画像のラインと歪み補正後のラインが一致
するようにしているので、画像データを入力するバッフ
ァメモリが最大でも1ライン分あれば良い。したがっ
て、あとは歪み補正による遅延時間を調整するための1
ラインバッファメモリ5があれば、この画像歪み補正装
置が構成できる。
【0011】以下、水平方向座標変換手段9で実現する
アドレス変換式の一実施例について説明する。入力画像
の任意の座標(x’,y’)と補正後の座標(x,y)
の変換を行うために、画像中心の座標を(x0
0 )、歪み率を表すパラメータをkとしたとき、次の
1次式によりアドレス変換を行う。 x’={1−k(y−y0 2 }x+k(y−y0 2
0 y’=y
【0012】なお、歪み率を表すパラメータkは外部か
ら入力し、yはラインごとに変化する。この1次式を計
算し、x’の整数部を入力画像の座標としてバッファメ
モリ制御手段8に出力し、x’の小数部を線形補間する
ときの重み係数として補間手段4に出力する。
【0013】図4に補間手段4の一実施例を示す。水平
方向のみの処理を行うので、線形補間には同じライン上
の隣接2画素を使用し、線形補間の重み係数aは上述の
とおり水平方向座標変換手段9から入力し、 f’(x,y)=a・f(u+1,v)+(1−a)・
f(u,v) で計算する。図中、uは水平座標、vは垂直座標であ
る。このようにすれば、広角レンズなどにより生じる樽
形の歪みを水平方向にのみ補正し、その補正後の座標の
データを線形補間により計算することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、画像の2次元的な歪み
を補正する画像歪み補正方法において、水平方向に対し
てのみ画像歪み補正処理を行い、垂直方向には画像歪み
補正処理を行わないものであるから、従来のように、1
フィールド分のバッファメモリを必要とせず、1ライン
分のバッファメモリで済むので、入力画像データを蓄え
るバッファメモリの記憶容量を小さくできるという効果
がある。また、歪み率を表すパラメータを外部から与え
ることにより、歪み率が異なるレンズを使用した場合で
も画像歪みを補正できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック回路図である。
【図2】本発明の一実施例の動作説明図である。
【図3】従来例の問題点を説明するための説明図であ
る。
【図4】本発明による座標変換の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 A/D変換手段 3 バッファメモリ 4 補間手段 5 1ラインバッファメモリ 6 D/A変換手段 7 モニタテレビ 8 バッファメモリ制御手段 9 水平方向座標変換手段 10 1ラインバッファメモリ制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−62613(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の樽形歪みを補正する方法におい
    て、入力画像の任意の座標を(x’,y’)、歪み補正
    後の座標を(x,y)、画像中心の座標を(x0
    0 )、画像の歪み率を表すパラメータをkとしたと
    き、x’={1−k(y−y0 2 }x+k(y−
    0 2 0 、y’=yという1次式で表されるアドレ
    ス変換式を使用して入力画像の座標を計算し、この計算
    された入力画像の座標のデータを近傍のデータで線形近
    似して算出することにより画像歪み補正処理を行うこと
    を特徴とす画像歪み補正方法。
  2. 【請求項2】 画像の樽形歪みを補正する装置であっ
    て、入力画像データを順次蓄えるためのバッファメモリ
    と、バッファメモリへの入力画像データの書き込みを制
    御する書き込み制御回路と、入力画像の任意の座標を
    (x’,y’)、歪み補正後の座標を(x,y)、画像
    中心の座標を(x0 ,y0 )、画像の歪み率を表すパラ
    メータをkとしたとき、x’={1−k(y−
    0 2 }x+k(y−y0 2 0 、y’=yという
    1次式で表されるアドレス変換式を使用して入力画像の
    座標を計算するアドレス変換演算回路と、アドレス変換
    演算回路により計算された入力画像の座標の近傍のデー
    タをバッファメモリから読み出す読み出し制御回路と、
    バッファメモリから読み出した近傍のデータを補間計算
    してアドレス変換された入力画像の座標のデータを算出
    する補間計算回路とからなることを特徴とする画像歪み
    補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項の画像歪み補正装置におい
    て、画像歪み補正処理後の画像を表示するための画像表
    示装置を備えていることを特徴とする画像歪み補正装
    置。
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