JPH11250239A - Yuvデータによりディストーション補正を行うディジタル撮像装置 - Google Patents

Yuvデータによりディストーション補正を行うディジタル撮像装置

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JPH11250239A
JPH11250239A JP10063961A JP6396198A JPH11250239A JP H11250239 A JPH11250239 A JP H11250239A JP 10063961 A JP10063961 A JP 10063961A JP 6396198 A JP6396198 A JP 6396198A JP H11250239 A JPH11250239 A JP H11250239A
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yuv
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JP10063961A
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Yasunari Higashiyama
康徳 東山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディストーションが比較的大きい安価なレン
ズを用い、演算によりディストーション補正を行う場
合、画像データをYUVデータに変換し近似多項式演算
した後、輝度信号と色差信号ではそれぞれ異なる補間演
算を行うことにより、演算時間の短縮を図り、速やかに
次の撮影の準備に入ることができるディジタル撮像装置
を提供する。 【解決手段】 ROM7に、撮影レンズ1のレンズ性能
特性である像高−ディストーション曲線を表す近似多項
式の係数が格納されている。撮影レンズ1から取り入れ
た被写体のRGBデータをバッファメモリ5に一時記憶
する。YUVデータ変換部6aによりバッファメモリ5
内のRGBデータをYUVデータに変換する。近似多項
式演算部6bにより、ROM7に格納されている係数
と、YUVデータの各画素の座標データを用い、近似多
項式の演算を行う。そして補間演算部6cによりYデー
タは9個の画素によるラグランジュの補間式を、UVデ
ータは4個の画素による線形補間式をそれぞれ用いて補
間演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズにより
被写体像をCCD等の撮像素子に結像させて電気信号に
変換し、A/D変換した後、記録媒体に保存するディジ
タル撮像装置、さらに詳しくいえば、YUVデータ(輝
度信号および色差信号)により撮影レンズで生じたディ
ストーションを補正するようにしたディジタル撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラ等に用いられる撮影レンズ
は、球面収差,非点収差,コマ収差などの様々な収差が
存在する。その中で、撮影された画像が幾何学的に歪む
収差がディストーション(樽形,糸巻形)と云われるも
のである。ディストーションは撮影レンズの横倍率が撮
像面の中心からの距離、すなわち像高によって一定でな
いために生ずる。図8に樽形ディストーションの一例を
示す。画像中心から隅までの距離を「1」とし、例えば
中心から「0.8」の位置の画素の歪み率が−3%であ
るとすると、歪んで結像される画素位置(x’,y’)
は0.8×0.97=0.776の距離となり、図8に
示すような樽形の歪みが生じる。
【0003】図3に各ズームポジションにおけるディス
トーションと像高の関係の一例を示す。横軸の像高は画
像中心から対角までを1とした時の距離、縦軸のディス
トーションは像高に対する変化率を%でそれぞれ表して
いる。実線は焦点距離がテレの場合、点線はノーマルの
場合、一点鎖線はワイドの場合であり、テレの場合は糸
巻形の歪みを、ワイドの場合は樽形の歪みをそれぞれ生
ずる。このようなディストーションは、撮影された被写
体と撮影した画像の相似性を損う結果になるため、でき
るだけ生じないようにすることが望ましい。ディストー
ションを少なくする方法として、ディストーションを極
力抑えたレンズ設計を行うのが一般的である。特に銀塩
式フィルムのカメラではこの方法が必須である。また、
上記撮像装置は、コンパクトさが要求される場合には、
撮影レンズは小さく、しかも安価なレンズが要請され
る。しかしながら、ディストーションの少ないレンズを
設計するには、レンズの大きさ、コスト増などの面から
制限が多く、上記要請に応えることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】レンズで結像した像を
撮像素子で取り込む撮像装置では、銀塩式フィルムのカ
メラと異なり、一度歪んでしまった画像をレンズではな
くデータ上で補正することが可能である。その一例が特
開平6−292207(発明の名称:撮像装置)に開示
されている。これは各画素ごとの補正値を保存した補正
メモリを各交換レンズまたはカメラ内に持ち、被写体を
撮像後に、メモリに保存した画像に対し横倍率の補正を
線形補間を用いて行っている。
【0005】上記構成は、全画素に対する補正データを
レンズ内またはカメラ内に持っているためメモリ容量が
大きくなる。ズームレンズを用いた場合には、各焦点距
離でそれぞれ補正データを持たなければならないので、
膨大な量の補正データとなる。また、補間方法として線
形補間を用いた場合には画像の高周波成分が欠落するた
め解像度が低下する。これを防止するため、高次の項を
持った補間式で補間を行えば、計算量が増大し、処理時
間が長くなってしまうという問題がある。
【0006】そこで、本件発明者は、演算により画像の
ディストーション補正を行うことにより、データを格納
するメモリの容量を最小限にしてディストーションのあ
るレンズを用いて価格の低減化を図る提案をしている。
この提案により上記特開平6−292207の問題点は
解消できる。ところで、演算により画像のディストーシ
ョン補正を行う場合には、少なからず演算に一定の時間
をかけなければならない。この演算処理時間は短かいほ
ど良い。特に、撮影時に補正演算する場合には、つぎの
撮影に速やかに移行できるからである。
【0007】本発明の課題は、ディストーションが比較
的大きい安価なレンズを用い、演算によりディストーシ
ョン補正を行う場合、画像データをYUVデータに変換
し近似多項式演算した後、輝度信号と色差信号ではそれ
ぞれ異なる補間演算を行うことにより、演算時間の短縮
を図り、速やかに次の撮影の準備に入ることができるデ
ィジタル撮像装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明によるディジタル撮像装置は、被写体を撮影す
る撮影レンズと、前記撮影レンズにより結像した光学像
を電気変換する撮像素子と、前記撮像素子からのアナロ
グデータをディジタルデータに変換するA/D変換器と
を備え、撮像した被写体像のディジタルデータを記録媒
体に記録するディジタル撮像装置において、前記撮影レ
ンズから取り入れた被写体画像のRGBデータを一時記
憶するバッファメモリと、前記撮影レンズのレンズ性能
特性である像高−ディストーション曲線を表す近似多項
式の係数を格納したメモリ手段と、前記バッファメモリ
に格納されたRGBデータをYUVデータに変換するY
UVデータ変換手段と、前記メモリ手段に格納されてい
る係数と、前記YUVデータの各画素の座標データを用
い、前記近似多項式の演算を行い、前記YUVデータの
各画素の座標データに対しディストーション補正した画
像データの各画素の座標データを得る近似多項式演算手
段と、前記近似多項式演算手段で演算して得たYUVデ
ータの各画素の座標データにおいてYデータは第1の補
間法により、UVデータは前記第1の補間法より演算量
が少ない第2の補間法によりそれぞれ整数値に対する画
素濃度を算出する補間演算手段とを備えて構成してあ
る。また、本発明は、被写体を撮影する撮影レンズと、
前記撮影レンズにより結像した光学像を電気変換する撮
像素子と、前記撮像素子からのアナログデータをディジ
タルデータに変換するA/D変換器とを備え、撮像した
被写体像のディジタルデータを記録媒体に記録するディ
ジタル撮像装置において、前記撮影レンズから取り入れ
た被写体画像のYUVデータを一時記憶するバッファメ
モリと、前記撮影レンズのレンズ性能特性である像高−
ディストーション曲線を表す近似多項式の係数を格納し
たメモリ手段と、前記メモリ手段に格納されている係数
と、前記YUVデータの各画素の座標データを用い、前
記近似多項式の演算を行い、前記YUVデータの各画素
の座標データに対しディストーション補正した画像デー
タの各画素の座標データを得る近似多項式演算手段と、
前記近似多項式演算手段で演算して得たYUVデータの
各画素の座標データにおいてYデータは第1の補間法に
より、UVデータは前記第1の補間法より演算量が少な
い第2の補間法によりそれぞれ整数値に対する画素濃度
を算出する補間演算手段とを備えて構成してある。さら
に本発明は上記構成において、前記Yデータに対する第
1の補間法はラグランジュの補間法を用い、前記UVデ
ータに対する第2の補間法は線形補間法を用いるように
構成してある。
【0009】
【作用】上記構成によれば、YUVデータを用い、UV
データはYデータの補間法とは演算量の少ない補間法を
用いているので、全体の処理時間を短縮させることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明によるYU
Vデータによりディストーション補正を行うディジタル
撮像装置の回路の実施の形態を示すブロック図である。
図示しない被写体の光学像は撮影レンズ1によってCC
D3上に結像される。CCD3では光学像が電気信号に
変換され、画像の各画素信号が出力される。A/D変換
器4によってディジタル化された後、バッファメモリ5
に一時的に記憶される。CPU6は、YUVデータ変換
部6aの機能によりバッファメモリ5に記憶された画像
データ(RGB)をYUVデータに変換する。そして、
上記YUVデータの座標とROM7に格納された係数を
取り入れて近似多項式演算部6bの機能により近似多項
式の演算を行う。
【0011】さらに補間演算部6cの機能によって近似
多項式より算出された座標データについて、Yデータと
UVデータは異なる補間法を用いて補間演算を行う。こ
の後、プロセス処理、フォーマット変換などの処理を行
って最終的に記録媒体9に格納する記録媒体9に格納さ
れた画像データは再びバッファメモリ5に格納しD/A
変換器10によってアナログ信号に変換した後、液晶パ
ネル11またはビデオモニタ12に表示することができ
る。
【0012】CPU6は、利用者のズーム操作によりズ
ームモータ2を駆動し、撮影レンズのズーム倍率設定制
御を行う。撮影レンズ1は広角から望遠(例えば35m
mカメラ換算で45mm〜135mmの3倍ズーム)ま
でのズームレンズであり、設定されるズームポジション
(焦点距離)は例えば5か所である。この内、広角側の
ズームポジション2箇所についてディストーション補正
を行うようにしてある。像高−ディストーション曲線は
図3に示すようにテレ,ノーマル位置ではディストーシ
ョンがそれ程大きくないため、無視できないワイド側の
樽形のディストーション補正をするようにしたものであ
る。
【0013】上記像高とディストーションの関係は多項
式で近似することができる。通常であれば2次式での近
似で十分であり、この場合画像中心ではディストーショ
ンが0であることを考えると、像高に対して1次の項と
2次の項のみとなる。そこで、ROM7には、ワイド側
のズームポジション2箇所に対しそれぞれ1次の項と2
次の項の係数のみを格納している。ここで2次の多項式
近似された近似式を、歪みの加わった像高をr’、歪み
のない状態の像高をr、2次の係数をa、1次の係数を
bとして表すと次式となる。 r’=ar2 +br …(1) これを画像中心を原点としたxy座標で表すと x’={a×(x2 +y2 1/2 +b}×x …(2) y’={a×(x2 +y2 1/2 +b}×y …(3) で表すことができる。この式に従ってYUVデータにつ
いて、補正後の画素の座標に対し、補正前の画素の座標
を対応づけることによりディストーションが補正され
る。
【0014】図2は、ROM7に格納する2項の多項式
の係数の一例を示す図である。広角Ammの焦点位置に
対応する2次の多項式の係数a1 ,b1 と、広角Bmm
(B>A)の焦点位置に対応する2次の多項式の係数a
2 ,b2 がROM7に格納されている。CPU6の近似
多項式演算部6bでは、図4に示すディストーション補
正後のYUVデータの画素の座標(x,y)と、ROM
7から読み出した前記座標位置に対応する係数a,bを
上記(2)(3)式に入れて演算を行い、補正前(歪み
位置)の座標(x’,y’)を求める。
【0015】このようにディストーション補正後の画像
の座標(x,y)に対応して歪み位置の座標(x’,
y’)を求めるのは、所定の画像範囲内に隙間なく配列
させる画素のみを演算するためである。補正前の座標
(x’,y’)に対しディストーション補正した画素の
座標(x,y)を求める場合には、ディストーションが
大きいときには、所定の画像範囲より外れた座標が算出
されたり、さらに所定の画像範囲内であっても、画素と
画素の間に空白が生じたりすることがあり、これらの弊
害を除くためである。
【0016】このように(2)(3)式に従って計算さ
れたx’,y’は実数となる。しかしながら、画素は離
散的に配置されているため何らかの形で補間をとって実
数値の座標に対応した画像の濃度を求めなければならな
い。すなわち、x’,y’の値が少数点以下の値を含ん
でいる場合には、画面上では実際の座標は存在しないの
で、実在する座標(整数値)に対し画像濃度を算出しな
ければならない。補間法としては様々なもの(最近傍
法,線形補間法,3次補間法,8×8ブロックで移動す
る方法など)が提案されているが、多くの画素の濃度か
ら高次の多項式を用いて補間すると一般に画像の品質は
向上するが計算量が多くなるという特徴がある。どの方
法を採るかは使用される撮像装置の演算能力、CCDの
画素数などから総合的に判断することとなる。
【0017】本発明の実施の形態では、Yデータについ
ては9点の画素データからラグランジュの補間公式を応
用して2次の多項式で補間計算を行っている。UVデー
タについては4点の画素データから線形補間公式を用い
て多項式の補間計算を行っている。Yデータについては
人間の視覚感度が高いため計算量が多くても画質の劣化
が少ない補間法を選ばなければならないが、色情報は視
覚感度が低いため計算量の少ない補間法を選択しても視
覚上での大きな画質劣化が起こらないからである。
【0018】図5は9点の画素からラグランジュの補間
を模式的に示したものである。画素ピッチを1と正規化
した場合、(2)および(3)式で計算した(x’,
y’)の整数部が(x1,y1)となり、小数部がα,
βとなる。また(x1,y1)の座標の画素の濃度をf
(x1,y1)と表す。この時(x’,y’)の位置の
濃度は以下の式によって計算される。 f(x’,y’)= f(x0,y0)×α(α−1)/2×β(β−1)/2 −f(x0,y1)×α(α−1)/2×(β+1)(β−1) +f(x0,y2)×α(α−1)/2×β(β+1)/2 −f(x1,y0)×(α+1)(α−1)×β(β−1)/2 +f(x1,y1)×(α+1)(α−1)×(β+1)(β−1) −f(x1,y2)×(α+1)(α−1)×β(β+1)/2 +f(x2,y0)×α(α+1)/2×β(β−1)/2 −f(x2,y1)×α(α+1)/2×(β+1)(β−1) +f(x2,y2)×α(α+1)/2×β(β+1)/2…(4)
【0019】図6は4点の画素から線形補間を模式的に
示したものである。Yデータと同様、(x’,y’)の
整数部を(x1,y1)に、少数部をα,βとすると、
(x’,y’)座標位置の画素濃度は以下の(5)式に
より算出される。 f(x’,y’)=f(x1,y1)×(1−α)×(β−1) +f(x2,y1)×α×(1−β) +f(x1,y2)×(1−α)×β +f(x2,y2)×α×β …(5)
【0020】CPU6の補間演算部6cはYデータにつ
いては(4)式の演算を、UVデータについては(5)
式の演算をそれぞれ行い、2次の多項式で算出された座
標位置(x’,y’)から、その座標位置の濃度f
(x’,y’)に対する補正されたYデータとUVデー
タの座標位置(整数値)の濃度f(x,y)を得ること
ができる。このようにYUVデータで近似多項式演算さ
れた画素の座標について、YデータとUVデータをそれ
ぞれ異なる補間式で演算することにより、整数値の座標
位置に対し濃度算出した画像データは、記録媒体9の対
応のアドレスに格納される。
【0021】図7は、ディストーション補正の動作を説
明するためのフローチャートである。以下、図7に従い
動作説明を行う。利用者がズーム操作を行うと、CPU
6はズーム駆動モータ2を駆動し、撮影レンズ1を利用
者の意図するズーム値に設定する(ステップ(以下
「S」という)701)。撮影が行われ、データがバッ
ファメモリ5に蓄積される(S702,S703)。C
PU6はYUVデータ変換部6aの機能によりバッファ
メモリ5に蓄積されたRGBデータをYUVデータに変
換する(S704)。さらに、ズームポジョン対応のデ
ィストーション近似多項式の係数a,bを取込み(S7
05)、ディストーションが設定値より大きいか否かを
判定する(S706)。判定が「いいえ」の場合には、
S713にスキップし、そのまま記憶媒体9に画像を取
り込む動作に進む(S714)。本発明の実施の形態で
は、予め広角側の2つのズームポジションについてディ
ストーション補正をするようにしてあるので、上記判定
は「はい」となる。
【0022】CPU6はつぎに補正後の画像データの画
素の座標(x,y)を取得し(S707)、近似多項式
を演算して補正後の画像データの画素の座標(x,y)
に対応する補正前の画像データの座標(x’,y’)を
得る(S708)。このようにして得た座標データ
(x’,y’)に対し、YデータとUVデータとをそれ
ぞれ9個の画素からのラグランジュの補間式と4個の画
素からの線形補間式を用いて補間演算する(S709,
S710,S711)。それぞれの補間演算では座標
(x’,y’)を整数部と少数部に分けて補間計算をし
て座標(x’,y’)の濃度f(x’,y’)に対する
補正後の画像データの座標(x,y)の濃度f(x,
y)を得る。つぎに画像データの全データについて近似
多項式演算および補間演算が完了したか否かの判定を行
う(S712)。全データの補正が完了していない場合
にはS707に戻る。完了している場合にはつぎにJP
EG圧縮を行い(S713)、記録媒体9に書き込む
(S714)。
【0023】以上の実施の形態は、Yデータの補間法は
9点の画素データによるラグランジュの補間公式を、U
Vデータについては4点の画素データによる線形補間公
式を用いているが、他の補間法を採用しても(Yデータ
の補間法の計算量>UVデータの補間法の計算量)の条
件を満たしているならば、本発明の権利範囲に含まれる
ものである。また、A/D変換器よりバッファメモリに
一時格納する画像データがRGBデータの例について説
明したが、バッファメモリに取り入れる画像データが当
初からYUVデータでも良い。この場合にはCPUのY
UV変換機能を省略することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、メモリ手
段に、撮影レンズのレンズ性能特性である像高−ディス
トーション曲線を表す近似多項式の係数を格納してお
き、撮影レンズから取り入れた被写体のRGBデータを
バッファメモリに一時記憶しYUVデータ変換手段によ
りバッファメモリに格納されたRGBデータをYUVデ
ータに変換し、近似多項式演算手段によりメモリ手段に
格納されている係数と、YUVデータの各画素の座標デ
ータを用い、近似多項式の演算を行い、YUVデータの
各画素の座標データに対しディストーション補正した画
像データの各画素の座標データを得、補間演算手段によ
り、近似多項式演算手段で演算して得たYUVデータの
各画素の座標データにおいてYデータは第1の補間法に
より、UVデータは前記第1の補間法より演算量が少な
い第2の補間法によりそれぞれ整数値に対する画素濃度
を算出するように構成されている。
【0025】したがって、全画素を補正演算する場合に
比較し、UVデータに対する補間計算量をYデータの補
間計算より少なくできるので、補正全体に要する計算量
を少なくでき演算処理を高速化できる。よって、次の撮
影までの時間短縮を図ることができる。また、ディスト
ーションの大きなレンズを使用することができるため、
安価で小形のレンズを用いることができ、装置全体のコ
ストを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるYUVデータによりディストーシ
ョン補正を行うディジタル撮像装置の回路の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】ROM7に格納する、2次の多項式の係数の一
例を示す図である。
【図3】像高とディストーションの関係を示す図であ
る。
【図4】ディストーション補正後の画像の座標位置を説
明するための図である。
【図5】9点の画素からラグランジュの補間を模式的に
示した図である。
【図6】4点の画素から線形補間を模式的に示した図で
ある。
【図7】ディストーション補正の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】樽形ディストーションの一例を説明するための
図である。
【符号の説明】
1…撮影レンズ(ズームレンズ) 2…ズーム駆動モータ 3…CCD(撮像素子) 4…A/D変換器 5…バッファメモリ 6…CPU 6a…YUVデータ変換部 6b…近似多項式演算部 6c…補間演算部 7…ROM(メモリ手段) 9…記録媒体(メモリカード) 10…D/A変換器 11…液晶パネル 12…ビデオモニタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影する撮影レンズと、前記撮
    影レンズにより結像した光学像を電気変換する撮像素子
    と、前記撮像素子からのアナログデータをディジタルデ
    ータに変換するA/D変換器とを備え、撮像した被写体
    像のディジタルデータを記録媒体に記録するディジタル
    撮像装置において、 前記撮影レンズから取り入れた被写体画像のRGBデー
    タを一時記憶するバッファメモリと、 前記撮影レンズのレンズ性能特性である像高−ディスト
    ーション曲線を表す近似多項式の係数を格納したメモリ
    手段と、 前記バッファメモリに格納されたRGBデータをYUV
    データに変換するYUVデータ変換手段と、 前記メモリ手段に格納されている係数と、前記YUVデ
    ータの各画素の座標データを用い、前記近似多項式の演
    算を行い、前記YUVデータの各画素の座標データに対
    しディストーション補正した画像データの各画素の座標
    データを得る近似多項式演算手段と、 前記近似多項式演算手段で演算して得たYUVデータの
    各画素の座標データにおいてYデータは第1の補間法に
    より、UVデータは前記第1の補間法より演算量が少な
    い第2の補間法によりそれぞれ整数値に対する画素濃度
    を算出する補間演算手段と、 を備えたことを特徴とするYUVデータによりディスト
    ーション補正を行うディジタル撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体を撮影する撮影レンズと、前記撮
    影レンズにより結像した光学像を電気変換する撮像素子
    と、前記撮像素子からのアナログデータをディジタルデ
    ータに変換するA/D変換器とを備え、撮像した被写体
    像のディジタルデータを記録媒体に記録するディジタル
    撮像装置において、 前記撮影レンズから取り入れた被写体画像のYUVデー
    タを一時記憶するバッファメモリと、 前記撮影レンズのレンズ性能特性である像高−ディスト
    ーション曲線を表す近似多項式の係数を格納したメモリ
    手段と、 前記メモリ手段に格納されている係数と、前記YUVデ
    ータの各画素の座標データを用い、前記近似多項式の演
    算を行い、前記YUVデータの各画素の座標データに対
    しディストーション補正した画像データの各画素の座標
    データを得る近似多項式演算手段と、 前記近似多項式演算手段で演算して得たYUVデータの
    各画素の座標データにおいてYデータは第1の補間法に
    より、UVデータは前記第1の補間法より演算量が少な
    い第2の補間法によりそれぞれ整数値に対する画素濃度
    を算出する補間演算手段と、 を備えたことを特徴とするYUVデータによりディスト
    ーション補正を行うディジタル撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記Yデータに対する第1の補間法はラ
    グランジュの補間法であり、前記UVデータに対する第
    2の補間法は線形補間法である請求項1または2記載の
    YUVデータによりディストーション補正を行うディジ
    タル撮像装置。
JP10063961A 1998-02-27 1998-02-27 Yuvデータによりディストーション補正を行うディジタル撮像装置 Pending JPH11250239A (ja)

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