JPH09326831A - データ受信制御方法及び装置及びそれを用いた印刷装置 - Google Patents

データ受信制御方法及び装置及びそれを用いた印刷装置

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JPH09326831A
JPH09326831A JP8143194A JP14319496A JPH09326831A JP H09326831 A JPH09326831 A JP H09326831A JP 8143194 A JP8143194 A JP 8143194A JP 14319496 A JP14319496 A JP 14319496A JP H09326831 A JPH09326831 A JP H09326831A
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timing
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data
signal
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JP8143194A
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English (en)
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Toshihisa Okutsu
俊久 奥津
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セントロニクスインターフェースによる受信タ
イミングを、受信中に可変とする。 【解決手段】ストローブ信号を受信すると、エッジ検出
器304がそのエッジを検出し、タイミングカウンタ3
04がカウントを開始するとともに、BUSYがHIと
なる。タイミングレジスタ305〜307には最も早い
タイミングでBUSYをLOにし、nACKパルスを返
す値が格納されている。タイミングオフセットイネーブ
ルフラグ302が0であると、タイミングオフセットレ
ジスタ308からは0が出力されるため、コンパレータ
314〜316は、それぞれレジスタ305〜307の
値とカウンタ304の値とを比較して一致した時点でB
USYをLOにし、nACKをLOにし、また、HIに
する。フラグ302が1ならば、各コンパレータはレジ
スタ305〜307と、レジスタ308との和とカウン
タ304とを比較する。こうして、フラグによりタイミ
ングを遅延できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ(像形成
装置)などにおけるデータ受信制御方法及び装置に関
し、特にセントロニクスインターフェースを用いたデー
タ受信を円滑に行なうデータ受信制御方法及び装置及び
それを用いた印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータと、セントロ
ニクスインターフェースなどの非同期確認方式、いわゆ
るハンドシェーク方式で接続され、ホストコンピュータ
からプリントデータを受信するプリンタがあった。非同
期確認方式では、接続された装置が互いに送信あるいは
受信が可能な状態にあるか伝えあいながらデータの伝送
を行う。この方式としてセントロニクスインターフェー
スがある。従来はプリンタ内部でのプリントデータ処理
能力がセントロニクスインターフェースの転送速度より
優れるため、データ転送の遅さが問題となっていた。
【0003】しかし、ホストコンピュータ,プリンタ共
にインターフェースハンドシェイク部のハードウェア化
や、内部データ転送にダイレクトメモリアクセス(以下
DMAと略す)やFIFOメモリなどを用いるなどの性
能向上により従来に比べ高速にデータ受信を行なうこと
が可能になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例において次のような問題が生じるようになった。
【0005】今日、プリンタがホストコンピュータから
受信するプリントデータは従来のテキストデータ主体か
らグラフィックデータ主体、つまりビットマップイメー
ジ等、大容量になる傾向にある。データ受信速度は高速
になったが、データ受信量も増大したため、印刷時には
プリンタの受信バッファが満杯の状態にある時間が長く
なった。その場合、受信バッファに空き領域ができるま
でホストコンピュータからのデータ受信を停止しなけれ
ばならない。
【0006】複雑なプリントデータはプリンタにおける
コマンド解析時間が長くなり、それゆえ受信バッファに
空き領域ができず、データ受信を停止する時間も長くな
る。ホストコンピュータの中には一定時間データ転送が
停止されるとプリンタは正常動作しているにもかかわら
ず、ハングアップしたとみなしタイムアウトするものが
ある。そこで、受信バッファの残量に応じて決め細かな
受信制御を行なう必要が生じた。
【0007】しかし、受信処理に関わる信号線処理はD
MAやFIFOメモリと組み合わされたハードウェアが
ソフトウェアと並行して行なうため、ハードウェアの信
号処理タイミングの設定値を変更する場合、ハードウェ
アの受信処理を停止させてからソフトウェアが介在する
必要があった。よって、信号制御に関わる設定値を変更
する場合、その都度ソフトウェアの制御でハードウェア
の停止が必要となり繁雑であり、低効率であった。
【0008】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、データ転送を行ないつつ受信バッファの空き容量
に応じてデータ転送速度を調整し、データの受信の中断
を防止するデータ受信制御方法及び装置及びそれを用い
た印刷装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は以下の構成を備える。すなわち、非同期確認
方式によりデータを受信して格納部に格納する装置にお
けるデータ受信制御方法であって、受信の可または不可
の状態を示す信号の出力タイミングの初期値及び該初期
値による出力タイミングを遅延させる遅延量を設定する
初期化工程と、前記格納部の空き容量を検査し、空き容
量が所定値以下である場合、前記信号の出力タイミング
の遅延を開始させる遅延開始工程とを備え、前記遅延開
始工程により遅延が開始されると、前記出力タイミング
を、前記初期値に対して前記遅延量分遅らせる。
【0010】また、非同期確認方式によるデータの受信
を制御するデータ受信制御装置であって、受信したデー
タを格納する格納手段と、データ受信の可または不可を
示す信号の出力タイミングを記憶する第1の記憶手段
と、前記信号の出力タイミングを遅延させる遅延量を記
憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れた基準タイミングか、あるいは、前記基準タイミング
を前記遅延量の分遅延させた遅延タイミングのいずれか
で前記信号を出力するよう制御する出力制御手段とを備
える。
【0011】また、ホスト装置からのデータ送信を示す
ストローブ信号に同期してデータを受信し、受信中であ
ることを示すビジー信号と、受信データに対する応答信
号とを送信する非同期確認方式によるデータの受信を制
御するデータ受信制御装置であって、ストローブ信号の
受信を契機としてデータを受信するデータ受信手段と、
第1のタイミングを記憶する第1の記憶手段と、第2の
タイミングを記憶する第2の記憶手段と、第3のタイミ
ングを記憶する第3の記憶手段と、遅延量を記憶し、該
遅延量あるいは0を出力する遅延量出力手段と、ステッ
プ値を記憶するステップ値記憶手段と、フラグを記憶す
るフラグ記憶手段と、前記フラグがセットされていない
場合には前記遅延量出力手段から0を出力させ、前記フ
ラグがセットされている場合には、前記遅延量出力手段
から記憶された遅延量を出力させるとともに、前記スト
ローブ信号の受信を契機として前記遅延量出力手段に記
憶された遅延量に前記ステップ値を加算するよう制御す
る制御手段と、ストローブ信号の受信を契機としてビジ
ー信号をオンし、その後、前記遅延量出力手段から出力
された値と前記第1のタイミングとの和の時間経過した
時点でビジー信号をオフするビジー信号出力手段と、ス
トローブ信号の受信後、前記遅延量出力手段から出力さ
れた値と前記第2のタイミングとの和の時間経過した時
点で応答信号をオンし、その後、前記遅延量出力手段か
ら出力された値と前記第3のタイミングとの和の時間経
過した時点で応答信号をオフする応答信号出力手段とを
備える。
【0012】また、ホスト装置と非同期確認方式により
接続され、ホスト装置から受信したデータを印刷する印
刷装置であって、受信したデータを格納する格納手段
と、ホスト装置に対してデータ受信の可または不可を示
す信号の出力タイミングを記憶する第1の記憶手段と、
前記信号の出力タイミングを遅延させる遅延量を記憶す
る第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された
基準タイミングか、あるいは、前記基準タイミングを前
記遅延量の分遅延させた遅延タイミングのいずれかで前
記信号をホスト装置に対して出力するよう制御する出力
制御手段と、前記格納手段に格納されたデータを印刷出
力する印刷手段とを備える。
【0013】また、ホスト装置からのデータ送信を示す
ストローブ信号に同期してデータを受信し、ホスト装置
に対して受信中であることを示すビジー信号と、受信デ
ータに対する応答信号とを送信する非同期確認方式によ
り受信したデータを印刷する印刷装置であって、前記ホ
スト装置からのストローブ信号の受信を契機としてデー
タを受信するデータ受信手段と、第1のタイミングを記
憶する第1の記憶手段と、第2のタイミングを記憶する
第2の記憶手段と、第3のタイミングを記憶する第3の
記憶手段と、遅延量を記憶し、該遅延量あるいは0を出
力する遅延量出力手段と、ステップ値を記憶するステッ
プ値記憶手段と、フラグを記憶するフラグ記憶手段と、
前記フラグがセットされていない場合には前記遅延量出
力手段から0を出力させ、前記フラグがセットされてい
る場合には、前記遅延量出力手段から記憶された遅延量
を出力させるとともに、前記ストローブ信号の受信を契
機として前記遅延量出力手段に記憶された遅延量に前記
ステップ値を加算するよう制御する制御手段と、ストロ
ーブ信号の受信を契機としてビジー信号をオンし、その
後、前記遅延量出力手段から出力された値と前記第1の
タイミングとの和の時間経過した時点でビジー信号をオ
フするビジー信号出力手段と、ストローブ信号の受信
後、前記遅延量出力手段から出力された値と前記第2の
タイミングとの和の時間経過した時点で応答信号をオン
し、その後、前記遅延量出力手段から出力された値と前
記第3のタイミングとの和の時間経過した時点で応答信
号をオフする応答信号出力手段と、前記データ受信手段
により受信したデータを格納する格納手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
像形成装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本実施形態の像形成装置の構成例を
示すブロック図である。同図において10はプリンタ本
体であり、20のセントロニクスインターフェースケー
ブルによりホストコンピュータ(不図示)と接続され
る。プリンタ10は、メモリ(ROM、RAM)を含む
マイクロプロセッサシステムで構成され、以下に説明す
る各ブロックは内部バス1bで接続される。すなわち、
セントロニクスケーブル20を通じてホストコンピュー
タ(不図示)との間で信号を送信するセントロニクスイ
ンターフェースコントローラ11、セントロニクスイン
ターフェースコントローラ11から受信バッファ13へ
の受信データ転送処理を行なうDMA(ダイレクトメモ
リアクセス)コントローラ12、受信したデータを保持
する為の受信バッファア13、メモリ部15、CPU部
16から構成されるプリンタ10全体を制御する制御部
14、プリンタの各種設定を行なう操作パネル17、ホ
ストコンピュータから送られたプリントデータやプリン
トコマンドを解析するコマンド解析部18、画像データ
をビットマップに展開する展開メモリ19、記録紙等に
永久可視像形成するプリンタエンジン1a、内部バス1
bとを備える。
【0016】このプリンタ10は、ホストコンピュータ
と図9のようにセントロニクスインターフェースによっ
て接続される。このインターフェースは、ホストコンピ
ュータからプリンタへの信号として、データ,nStr
obeを含み、プリンタからホストコンピュータへの信
号として、BUSY,nACKを含んでいる。
【0017】図2は図1のセントロニクスインターフェ
ースコントローラ11の中の信号制御部を示す図であ
る。
【0018】エッジ検出器301は、ホストコンピュー
タ20が出力するnStrobe信号の立ち下がり変化
を検出すると検出信号を発生する。
【0019】タイミングオフセットイネーブルフラグ3
02は、信号制御タイミングをオフセットする処理機構
を働かせるか否かを制御するフラグである。制御部14
により設定される。
【0020】タイミングオフセット値変更制御部303
は、エッジ検出器301より発生した検出信号によりタ
イミングオフセット値レジスタ308の値を変更する。
また、タイミングオフセット値レジスタ308の出力制
御も行なう。
【0021】タイミングカウンタ304は、エッジ検出
器301の検出信号で起動し、制御部14より供給され
るシステムクロックによりカウントアップする。停止状
態ではリセットされ、その時点での時刻を0とする。
【0022】BUSYLOタイミングレジスタ305
は、BUSY信号をLO(オフ)にするタイミング(B
USYLO)を保持する。ACKLOタイミングレジス
タ306は、nACK信号をLO(オン)にするタイミ
ング(ACKLO)を保持する。ACKHタイミングレ
ジスタ307は、nACK信号をHI(オフ)にするタ
イミング(ACKH)を保持する。
【0023】タイミングオフセット値レジスタ308
は、信号制御タイミングのオフセット値(TOFFSE
T)を保持する。レジスタの内容は、制御部14または
タイミングオフセット値変更制御部303により設定さ
れる。また、タイミングオフセット値レジスタ308は
出力制御機能付の構成を採り、保持する値にかかわらず
タイミングオフセット値変更制御部303によって、出
力値を0とすることが可能である。
【0024】ステップ値レジスタ309は、タイミング
オフセット値に加算する値(STEPNUM)を保持す
るレジスタである。本レジスタの値とタイミングオフセ
ット値レジスタ308の値が加算器313で加算され、
タイミングオフセット値変更制御部303により新たに
タイミングオフセット値レジスタ308に保持される。
【0025】レジスタ305〜309に設定する値は、
タイミングカウンタ304が提供する時間情報に対応し
た値である。すなわち、例えばレジスタ305〜309
にセットされた値“1”は、タイミングカウンタ304
がカウントする時間“1”に相当する。
【0026】加算器310〜313は、2入力の値を加
算した値を出力するものである。
【0027】コンパレータ314〜316は、2入力の
値を比較し、一致した場合に一致信号を発生するもので
ある。
【0028】BUSY信号レジスタ317は、BUSY
信号出力値を保持するものである。正論理信号出力であ
り、リセット時はLO状態である。エッジ検出器301
の検出信号でセット(HI)され、コンパレータ314
の一致信号でリセット(LO)される。
【0029】nACK信号レジスタ318はnACK信
号出力値を保持するものである。負論理信号出力であ
り、リセット時はHI状態である。コンパレータ315
の一致信号(ACK−LO)でセット(LO)され、コ
ンパレータ316の一致信号(ACK−HI)でリセッ
ト(HI)される。
【0030】図3は、一般的なホストコンピュータとプ
リンタ間のセントロニクスインターフェースを用いたデ
ータ転送の様子を示す図である。同図は1バイトのデー
タ転送を示す。
【0031】DATA信号はホストコンピュータが出力
し、プリンタに転送するデータ自身である。DATA信
号は8ビットのバスで構成される。nStrobe信号
はホストコンピュータが出力し、LO(0)でプリンタ
に対してデータを出力したことを意味する。プリンタは
nStrobe信号の立ち下がりにてDATA信号上の
データを受信データとして取り込む。BUSY信号はプ
リンタが出力し、HI(1)で新たにデータを受け付け
られないことを意味する。nACK信号はプリンタが出
力し、LO(0)でデータを受信したことを意味する。
【0032】時刻t1でホストコンピュータはプリンタ
に転送するデータをDATA信号に出力する。
【0033】時刻t2でホストコンピュータはnStr
obe信号出力をHI(1)からLO(0)にする。こ
のタイミングでプリンタはDATA信号上のデータを取
り込む。取り込んだデータはDMAコントローラ12に
より受信バッファ13へと転送される。また、この時刻
t2でセントロニクスインターフェースコントローラ1
1のタイミングカウンタ304のカウントアップが開始
され、BUSY,nACK信号の制御を行なう。
【0034】時刻t3で、プリンタはBUSY信号出力
がLO(0)からHI(1)にする。
【0035】時刻t4でホストコンピュータはnStr
obe信号出力をLO(0)からHI(1)にする。
【0036】時刻t5でプリンタはnACK信号出力を
HI(1)からLO(0)にし、データを受信したこと
をホストコンピュータに通知する。
【0037】時刻t6でプリンタはBUSY信号出力を
HI(1)からLO(0)にする。時刻t7でプリンタ
はnACK信号出力をLO(0)からHI(1)にす
る。以上で8ビット(1バイト)のデータ転送を終了す
る。
【0038】上記各信号の制御はセントロニクスインタ
ーフェースコントローラ11が行なう。具体的にはタイ
ミングカウンタ304の時刻情報に応じて、BUSYL
Oタイミングレジスタ305、ACKLOタイミングレ
ジスタ306、ACKHIタイミングレジスタ307に
設定したタイミングで信号制御が行なわれる。
【0039】なお、nACK信号をHI→LO→HIに
することをnACKパルスの出力と呼ぶ。セントロニク
スインターフェースコントローラはBUSYをLO
(0)にセット、nACKパルス出力することで、ホス
トコンピュータに受信可能状態を通知する。
【0040】上述の様に、セントロニクスインターフェ
ースコントローラ11のタイミングレジスタ305、3
6、307を様々な値にセットすることが可能な構成と
するため、1バイトデータの転送速度を多様に変化する
ことが可能である。
【0041】更に、本実施の形態では、タイミングオフ
セットイネーブルフラグ302が1にセットされると、
前述のタイミングレジスタの値にタイミングオフセット
値レジスタ308の値が加算されたタイミングで信号制
御が行なわれる。係る処理により、タイミングレジスタ
の設定値を変更することなく信号制御のタイミングを遅
らせることが可能になる。
【0042】図4はセントロニクスインターフェースコ
ントローラ11における1バイトのデータ受信の動作を
示す図である。タイミングオフセット機能を働かせない
場合の例を示す。セントロニクスインターフェースコン
トローラ11の内部は制御部14により、以下の状態に
あらかじめ設定されているものとする。
【0043】タイミングオフセットイネーブルフラグ3
02=0(オフセット加算しない) BUSYLOタイミングレジスタ305=6 ACKLOタイミングレジスタ306=5 ACKHIタイミングレジスタ307=8 タイミングオフセット値レジスタ308=0 ステップ値レジスタ309=0 タイミングオフセットイネーブルフラグ302が0にセ
ットされているため、タイミングオフセット値変更制御
部303はタイミングオフセット値レジスタ308の出
力制御を行ない、値0を出力させる。但し、タイミング
オフセット値レジスタ308が保持する値は変化させな
い。
【0044】加算器310〜312に入力される加算値
は0であるため、コンパレータ314〜316には、タ
イミングレジスタ305〜307の値がそのまま入力さ
れる。すなわち、信号制御タイミングはオフセットされ
ずにタイミングレジスタのタイミングにて制御される。
【0045】時刻t10においてエッジ検出器301が
nStrobe信号の立ち下がり検出信号を発生する
(正論理)。すると、BUSY信号レジスタ317はH
I状態を保持する。また、タイミングカウンタ304が
カウントアップを開始する。
【0046】時刻t11において、タイミングカウンタ
304の出力が5になるとコンパレータ315が一致信
号を発生する(正論理)。すると、nACK信号レジス
タ318はLO状態を保持する(タイミングカウンタ3
04値がACKLOタイミングと一致)。
【0047】時刻t12において、タイミングカウンタ
304の出力が6になるとコンパレータ314が一致信
号を発生する(正論理)。すると、BUSY信号レジス
タ317はLO状態を保持する(タイミングカウンタ3
04値がBUSYLOタイミングと一致)。
【0048】時刻t13において、タイミングカウンタ
304の出力が8になるとコンパレータ316が一致信
号を発生する(正論理)。すると、nACK信号レジス
タ318はHI状態を保持する(タイミングカウンタ3
04値がACKHIタイミングと一致)。
【0049】図5は、セントロニクスインターフェース
コントローラ11内部の信号の状態を示す図である。タ
イミングオフセット機能を働かせる場合の例を示す。
【0050】セントロニクスインターフェースコントロ
ーラ11の内部は制御部14により、以下の状態にあら
かじめ設定されているものとする。
【0051】タイミングオフセットイネーブルフラグ3
02=0(オフセット加算しない) BUSYLOタイミングレジスタ305=6 ACKタイミングレジスタ306=5 ACKタイミングレジスタ307=8 タイミングオフセット値レジスタ308=0 ステップ値レジスタ309=1 初期状態ではタイミングオフセットイネーブルフラグ3
02が0にセットされているため、タイミングオフセッ
ト機能は働かせていない。
【0052】時刻t20で、制御部14がタイミングオ
フセットイネーブルフラグ302=1(オフセット加算
する)と設定変更する。
【0053】それ以降、BUSY,nACK信号の信号
制御タイミングは、各タイミングレジスタの値とタイミ
ングオフセット値レジスタ308の加算された値にて行
なわれる。すなわち、タイミングオフセット値レジスタ
308の値分信号制御のタイミングが遅くなる。
【0054】時刻t21において、エッジ検出部301
がnStrobe信号の立ち下がり検出信号を出力す
る。すると、BUSY信号レジスタ317はHI状態を
保持する。また、タイミングカウンタ304がカウント
アップを開始する。
【0055】また、タイミングオフセット機能が有効で
あるため、タイミングオフセット値変更制御部303
は、タイミングオフセット値レジスタ308の値とステ
ップ値レジスタ309の値とを加算器313により加算
した値を、タイミングオフセット値レジスタに再設定す
る。本例では、タイミングオフセット値レジスタ308
には0、ステップ値レジスタ309には1が設定されて
いたので、1がタイミングオフセット値レジスタ308
が新たに保持する値となる。
【0056】すると、加算器310〜312に入力され
る加算器は1であるため、コンパレータ314〜316
には、タイミングレジスタ305〜307の出力値にタ
イミングオフセット値レジスタ308の値=1が加算さ
れた値が入力される。よって、信号制御タイミングはタ
イミングレジスタ305〜307の設定値より1クロッ
クだけ遅れることになる。
【0057】時刻t22において、タイミングカウンタ
304の出力が6になるとコンパレータ315が一致信
号を出力する。すると、nACK信号レジスタ318は
LO状態を保持する(タイミングカウンタ304値=
(ACKLOタイミング+1))。
【0058】時刻t23において、タイミングカウンタ
304の出力が7になるとコンパレータ314が一致信
号を出力する。すると、BUSY信号レジスタ317は
LO状態を保持する(タイミングカウンタ値=(BUS
YLOタイミング+1))。
【0059】時刻t24において、タイミングカウンタ
304の出力が9になるとコンパレータ316が一致信
号を出力する。すると、nACK信号レジスタ318は
HI状態を保持する(タイミングカウンタ304値=
(ACKHIタイミング+1))。
【0060】このように、タイミングオフセット値レジ
スタ308及びステップ値レジスタ309に適当な値を
設定しておけば、タイミングオフセットイネーブルフラ
グ302をセット/リセットするだけで、データ受信の
タイミングを変えることができる。また、このタイミン
グの変更はnStrobe信号に同期して行われるた
め、1回のデータ受信ごとにタイミングを変えることが
でき、受信を停止しなくともよい。図6は、1バイト受
信毎の、タイミングオフセットイネーブルフラグ302
の設定と、タイミングオフセット値レジスタ308の値
との関係を示した表である。図にはBUSYLOタイミ
ングの例を示すが、ACKLO,ACKHIのタイミン
グも同様である。
【0061】同図において、 ステップ値(STEPNUM):ステップ値レジスタ3
09の設定値 タイミングオフセット値(TOFFSET):タイミン
グオフセット値レジスタ308が保持する値 BUSYLOタイミングレジスタ305値(BUSYL
O):BUSYLOタイミングレジスタ305の設定値 実BUSYLOタイミング(ADDBUSYLO):加
算器310の出力値で、BUSY信号がLOに制御され
るタイミングに相当 といった項目が図示されている。なお、セントロニクス
インターフェースコントローラ11の内部には制御部1
4により、以下の状態にあらかじめ設定されているもの
とする。
【0062】タイミングオフセットイネーブルフラグ3
02=1(オフセット加算しない) BUSYLOタイミングレジスタ305=3 タイミングオフセット値レジスタ308=5 ステップ値レジスタ309=0 図6の表をnStrobeエッジの検出順に従い説明す
る。
【0063】nStrobeエッジ検出1〜2回目で
は、タイミングオフセットイネーブルフラグ302が0
のためタイミングオフセット値レジスタ308は出力制
御機能により値0を出力し、実BUSYLOタイミング
はBUSYLOタイミングレジスタ305の設置値のま
ま3である。
【0064】nStrobeエッジ検出3〜6回目で
は、タイミングオフセットイネーブルフラグ302が1
のためタイミングオフセット機能が有効になる。ここ
で、ステップ値レジスタ309の値が0に設定されてい
るため、タイミングオフセット値レジスタ308に加算
される値は0。よってタイミングオフセット値レジスタ
308が出力する値は5のままで変化しない。実BUS
YLOタイミングすなわち、コンパレータ314に入力
される比較値は、(BUSYLOタイミングレジスタ3
05の値+タイミングオフセット値レジスタ308の
値)であるから3+5=8である。
【0065】nStrobeエッジ検出7回目では、タ
イミングオフセットイネーブルフラグ302が0のた
め、実BUSYLOタイミングはBUSYLOタイミン
グレジスタ305の設定値のまま3である。
【0066】nStrobeエッジ検出8回目では、タ
イミングオフセットイネーブルフラグ302が0のた
め、実BUSYLOタイミングレジスタ305の設定値
のまま3である。但し、制御部14がステップ値レジス
タ309の値を1、タイミングオフセット値レジスタ3
08を0に設定変更している。
【0067】nStrobeエッジ検出9回目では、タ
イミングオフセットイネーブルフラグ302が1のため
タイミングオフセット機能が有効になる。また、ステッ
プ値レジスタ309の値が1であるから、タイミングオ
フセット値レジスタ308の値が1増加する。よって、
タイミングオフセット値レジスタ308の値は1とな
り、実BUSYLOタイミングは3+1=4となる。
【0068】同様にnStrobeエッジ検出10〜1
6回目では、タイミングオフセットイネーブルフラグ3
02が1のためタイミングオフセット機能が有効にな
る。ステップ値レジスタ309が1であるから、タイミ
ングオフセット値レジスタ308の値が1バイト受信毎
に1ずつ増加する。よって実BUSYLOタイミングは
5,6,7,8,9,10,11と1ずつ増加してい
る。
【0069】nStrobeエッジ検出17回目では、
タイミングオフセットイネーブルフラグ302が0のた
めタイミングオフセット値レジスタ308は出力制御機
能により値0を出力し、実BUSYLOタイミングはB
USYLOタイミングレジスタ305の設定値のまま3
である。
【0070】nStrobeエッジ検出18回目では、
タイミングオフセットイネーブルフラグ302が0のた
めオフセット加算はされず、実BUSYLOタイミング
は3である。但し、ステップ値レジスタ309の値を
3、タイミングオフセット値レジスタ308を0に設定
変更する。
【0071】nStrobeエッジ検出19回目では、
タイミングオフセットイネーブルフラグ302が1のた
めタイミングオフセット機能が有効になる。ステップ値
レジスタ309が3であるから、タイミングオフセット
値レジスタ308の値が3増加する。よって実BUSY
LOタイミングは3+3=6となる。
【0072】同様にnStrobe検出20〜22回目
では、タイミングオフセットイネーブルフラグ302が
1のためタイミングオフセット機能が有効になる。ステ
ップ値レジスタ309が3であるから、タイミングオフ
セット値レジスタ308の値が3増加する。よって実B
USYLOタイミングは9,12,15と3ずつ増加す
る。
【0073】このように各レジスタ及びタイミングオフ
セットイネーブルフラグを操作することで、信号のタイ
ミングを変え、データ受信のタイミングを変えることが
できる。
【0074】図7は、タイミングオフセット値変更制御
部303で行なう一連の処理を示すフローチャートであ
る。すなわち、タイミングオフセットイネーブルフラグ
302が1にセットされた場合、エッジ検出器301が
nStrobe信号の立ち下がりエッジを検出する毎
に、タイミングオフセット値変更制御部303が、タイ
ミングオフセット値レジスタ308の値(TOFFSE
T)をステップ値レジスタ309の値(STEPNU
M)だけ加算する処理を示す。なお、以下の各レジスタ
の値はあらかじめ制御部14により設定されているもの
とする。
【0075】 タイミングオフセットイネーブルフラグ302 BUSYLOタイミングレジスタ305(BUSYL
O) ACKLOタイミングレジスタ306(ACKLO) ACKHIタイミングレジスタ307(ACKHI) タイミングオフセット値レジスタ308(TOFFSE
T) ステップ値レジスタ309(STEPNUM) まず、ステップS1で、タイミングオフセットイネーブ
ルフラグ302の内容を読み出し、ステップS2に進
む。
【0076】ステップS2で、ステップS1で読み出し
たタイミングオフセットイネーブルフラグ302が1に
セットされていなければステップS1の処理へ戻る。す
なわち、タイミングオフセット値レジスタ308の値を
加算する処理は行なわない。一方、ステップS2で、ス
テップS1で読み出したタイミングオフセットイネーブ
ルフラグ302が1にセットされていればステップS3
の処理へ進む。すなわち、タイミングオフセット値レジ
スタ308の値を加算する処理を行なう。
【0077】ステップS3で、エッジ検出器301がn
Strobe信号の立ち下がりを検出したか状態を読み
出し、ステップS4の処理へ進む。
【0078】ステップS4で、ステップS3で読み出し
たエッジ検出器301の状態が立ち下がりを検出してい
ない場合、ステップS1の処理へ戻る。一方、ステップ
S4で、ステップS3で読み出したエッジ検出器301
の状態が立ち下がりを検出している場合、ステップS5
の処理へ進む。
【0079】ステップS5で、タイミングオフセット値
レジスタ308の値(TOFFSET)とステップ値レ
ジスタ309の値(STEPNUM)の値を加算し、新
たなタイミングオフセット値レジスタ308の保持する
値とし、ステップS1の処理へ戻る。
【0080】以上の一連の処理を繰り返す。上述した処
理で、タイミングオフセット値変更制御部303は、タ
イミングオフセットイネーブルフラグ303が1にセッ
トされた場合、エッジ検出器301がnStrobe信
号の立ち下がりエッジを検出する毎に、タイミングオフ
セット値レジスタ308の値(TOFFSET)をステ
ップ値レジスタ309の値(STEPNUM)だけ加算
することが可能である。すなわち、プリンタのセントロ
ニクスインターフェースコントローラの信号制御タイミ
ングを1バイト転送毎に、任意の値で遅らせることが可
能となる。
【0081】図10,図11はプリンタ10の制御部1
4による制御手順のフローチャートである。これら制御
手順は、制御部14に内蔵されたメモリ15内のプログ
ラムをCPU16により実行することで実現される。
【0082】図10は電源投入時など、各レジスタに初
期値を設定する手順を示している。電源が投入される
と、ステップS101で各タイミングレジスタ305〜
307に所定の値をセットする。これら値は、受信バッ
ファに十分空きがある状態で、最も速い受信タイミング
を実現する値である。ステップS102では、タイミン
グオフセット値レジスタ308に所定の初期値を設定
し、ステップ値レジスタ309に所定のステップ値を設
定する。なお、タイミングオフセットイネーブルフラグ
302がセットされた場合、タイミングオフセット値レ
ジスタ308にはステップ値レジスタ309の値が加算
されてしまうので、一連のデータ受信が終了した段階で
タイミングオフセット値レジスタ308には初期値を設
定しなおす必要がある。
【0083】ステップS103では、タイミングオフセ
ットイネーブルフラグ302をリセットしておく。
【0084】図11は、制御部14により受信バッファ
13の監視を行う手順のプログラムである。まず、ステ
ップS111で受信バッファ13の空き領域のサイズを
検出する。例えば受信バッファがリングバッファとして
管理されていれば、空き領域は書き込みポインタと読み
出しポインタとの比較から容易に得られる。
【0085】次にステップS112で、受信バッファの
残量が第1の所定値以下であるか判定する。第1の所定
値以下であれば、ステップS113でタイミングプセッ
トイネーブルフラグ302をテストし、セットされてい
なければステップS114でセットする。こうすること
で、受信バッファの残量が所定値以下の場合に、受信の
タイミングを遅らせて空き領域を広げ、受信バッファが
満杯に成ってしまうことを未然に防ぐ。
【0086】一方、受信バッファの残量が第1の所定値
以上であれば、ステップS115でその残量が第2の所
定値以上であるか判定する。第2の所定以上であれば、
ステップS116においてタイミングオフセットイネー
ブルフラグ302をテストし、セットされていればステ
ップS117でタイミングオフセットイネーブルフラグ
をリセットする。
【0087】以上のように制御することで、受信バッフ
ァの空きが第1の所定値よりも少なくなってしまった場
合には、受信タイミングをタイミングオフセット値レジ
スタ308及びステップ値レジスタ309で与えられる
時間遅延させることで受信バッファに格納されたデータ
を処理する時間を稼ぎ、その結果受信バッファの空きが
第2の所定値よりも多くなれば、受信タイミングの遅延
をやめて元のタイミングに戻して高速に受信することが
できる。なお、図11において、第1の所定値と第2の
所定値とを別々にせず、ひとつの値を用いてもよい。
【0088】図12は、プリンタエンジン1aの一例で
あるレーザビームプリンタの断面図である。
【0089】図において、740はLBP本体であり、
供給される文字パターン等を基に、記録媒体である記録
紙上に像を形成する。700は操作のためのスイツチ及
びLED表示器などが配されている操作パネル、701
はLBP740全体の制御及び文字パターン情報等を解
析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御
ユニツト701は主に文字パターン情報をビデオ信号に
変換してレーザドライバ702に出力する。
【0090】レーザドライバ702は半導体レーザ70
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ703から発射されるレーザ光7
04をオン・オフ切替えする。レーザ光704は回転多
面鏡705で左右方向に振られて静電ドラム706上を
走査する。これにより、静電ドラム706上には文字パ
ターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム
706周囲の現像ユニツト707により現像された後、
記録紙に転写される。この記録紙にはカツトシートを用
い、カツトシート記録紙はLBP740に装着した用紙
カセツト708に収納され、給紙ローラ709及び搬送
ローラ710と711とにより装置内に取込まれて、静
電ドラム706に供給される。
【0091】尚、本実施例の画像形成装置として、レー
ザビームプリンタを例にして説明したが、これに限定さ
れるものでなく、以下で説明するインクジェットプリン
タ等にも適応可能である。
【0092】図13は、プリンタエンジン1aとして適
用できるインクジェット記録装置IJRAの概観図であ
る。同図において、駆動モータ5013の正逆回転に連
動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転
するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対し
て係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢
印a,b方向に往復移動される。このキャリッジHCに
は、インクジェットカートリッジIJCが搭載されてい
る。5002は紙押え板であり、キャリッジの移動方向
に亙って紙をプラテン5000に対して押圧する。50
07,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー
5006のこの域での存在を確認して、モータ5013
の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検
知手段である。5016は記録ヘッドの前面をキャップ
するキャップ部材5022を支持する部材で、5015
はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャップ内開
口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。50
17はクリーニングブレードで、5019はこのブレー
ドを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板
5018にこれらが支持されている。ブレードは、この
形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用で
きることは言うまでもない。又、5021は、吸引回復
の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合す
るカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータから
の駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手段で移動
制御される。 [変形例]上述の実施例においては、タイミング値レジ
スタ305〜307、タイミングオフセット値レジスタ
308、ステップ値レジスタ309のパラメータ値はあ
らかじめプリンタに設定される構成であった。しかし、
上記各レジスタのパラメータ値はホストコンピュータか
らのコマンド(プリントコマンド)により、変更可能な
構成とする方法も考えられる。この場合、プリンタのセ
ントロニクスインターフェースコントローラの設定を、
ホストコンピュータ自身のセントロニクスインターフェ
ース転送能力に合わせた信号制御タイミングに設定する
ことができる。
【0093】図8は、タイミング値レジスタ305〜3
07、タイミングオフセット値レジスタ308、ステッ
プ値レジスタ309のパラメータセットをホストコンピ
ュータから変更するためのタイミング設定コマンドのフ
ォーマットを示す図である。
【0094】タイミング設定コマンドは、コマンド番号
とパラメータで構成される。パラメータは、タイミング
値レジスタ307〜309に設定する値(BUSYL
O,ACKLO,ACKHI)、タイミングオフセット
値レジスタ308に設定する値(TOFFSET)、ス
テップ値レジスタ309に設定する値(STEPNU
M)から構成される。
【0095】同コマンドをコマンド解析部18が解析す
ると、制御部14は当該コマンドのパラメータを各レジ
スタに設定する。その手順は、図10に示した通りであ
る。
【0096】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ受信制御方法及び装置及びそれを用いた印刷装置は、
データ転送を行ないつつ受信バッファの空き容量に応じ
てデータ転送速度を調整し、データの受信の中断を防止
するという効果を奏する。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における像形成装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図2】図1のセントロニクスインターフェースコント
ローラ11の中の信号制御部を示す図である。
【図3】一般的なホストコンピュータとプリンタ間のセ
ントロニクスインターフェースを用いたデータ転送の様
子を示す図である。
【図4】タイミングオフセット機能を働かせない場合の
セントロニクスインターフェースコントローラ11にお
ける1バイトのデータ受信時の動作を示す図である。
【図5】タイミングオフセット機能を働かせる場合のセ
ントロニクスインターフェースコントローラ11プロッ
ク内部の信号の状態を示す図である。
【図6】1バイト受信毎の、タイミングオフセットイネ
ーブルフラグ302の設定と、タイミングオフセット値
レジスタ308の値との関係を示した表である。
【図7】実施の形態におけるタイミングオフセット値変
更制御部による制御手順を示すフローチャートである。
【図8】セントロタイミング設定コマンドのフォーマッ
トを示す図である。
【図9】ホストコンピュータとプリンタとで構成される
システムの図である。
【図10】セントロニクスインターフェースコントロー
ラの各レジスタを初期化する手順を示すフローチャート
である。
【図11】受信バッファの空き容量に応じて受信タイミ
ングを制御する手順を示すフローチャートである。
【図12】プリンタエンジンの一例であるレーザビーム
プリンタの断面図である。
【図13】プリンタエンジンの一例であるインクジェッ
トプリンタの斜視図である。
【符号の説明】
10 プリンタ 11 セントロニクスインターフェースコントローラ 12 DMA(ダイレクトメモリアクセス)コントロー
ラ 13 受信バッファ 14 制御部 15 メモリ部 16 CPU部 17 操作パネル 18 コマンド解析部 19 展開メモリ 1a プリンタエンジン 1b 内部バス 20 セントロニクスインターフェースケーブル 301 エッジ検出器 302 タイミングオフセットイネーブルフラグ 303 タイミングオフセット値変更制御部 304 タイミングカウンタ 305 BUSYLOタイミングレジスタ 306 ACKタイミングレジスタ 307 ACKタイミングレジスタ 308 タイミングオフセット値レジスタ 309 ステップ値レジスタ 310〜313 加算器 314〜316 コンパレータ 317 BUSY信号レジスタ 318 nACKレジスタ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期確認方式によりデータを受信して
    格納部に格納する装置におけるデータ受信制御方法であ
    って、 受信の可または不可の状態を示す信号の出力タイミング
    の初期値及び該初期値による出力タイミングを遅延させ
    る遅延量を設定する初期化工程と、 前記格納部の空き容量を検査し、空き容量が所定値以下
    である場合、前記信号の出力タイミングの遅延を開始さ
    せる遅延開始工程とを備え、 前記遅延開始工程により遅延が開始されると、前記出力
    タイミングを、前記初期値に対して前記遅延量分遅らせ
    ることを特徴とするデータ受信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記遅延開始工程は、データを受信する
    ごとに前記格納部の空き容量を検査することを特徴とす
    る請求項1に記載のデータ受信制御方法。
  3. 【請求項3】 前記初期化工程は、前記出力タイミング
    を遅らせるオフセット値と、前記遅延開始工程により遅
    延が開始されている場合に、データを受信するごとに前
    記オフセット値に対して加算されるステップ値とを前記
    遅延量として設定することを特徴とする請求項2に記載
    のデータ受信制御方法。
  4. 【請求項4】 前記初期化工程の前に、前記前記初期値
    及び遅延量を受信する受信工程を更に備え、前記初期化
    工程は、前記受信工程により受信した値で前記出力タイ
    ミングを初期化することを特徴とする請求項1に記載の
    データ受信制御方法。
  5. 【請求項5】 前記初期化工程は、前記受信の可または
    不可の状態を示す信号の出力タイミングとして、受信を
    開始してから受信不可となる期間と、応答信号パルスの
    立上り及び立下りタイミングを設定することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ受信制御方
    法。
  6. 【請求項6】 非同期確認方式によるデータの受信を制
    御するデータ受信制御装置であって、 受信したデータを格納する格納手段と、 データ受信の可または不可を示す信号の出力タイミング
    を記憶する第1の記憶手段と、 前記信号の出力タイミングを遅延させる遅延量を記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された基準タイミングか、あ
    るいは、前記基準タイミングを前記遅延量の分遅延させ
    た遅延タイミングのいずれかで前記信号を出力するよう
    制御する出力制御手段とを備えることを特徴とするデー
    タ受信制御装置。
  7. 【請求項7】 前出力制御手段は、前記格納手段により
    データを格納できる空き容量を検査し、該空き容量が所
    定値以下である場合に、前記遅延タイミングで前記信号
    を出力し、そうでない場合に前記基準タイミングで前記
    信号を出力することを特徴とする請求項6に記載のデー
    タ受信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の記憶手段は、前記基準タイミ
    ングを遅らせるオフセット値と、1回のデータ受信ごと
    に前記遅延量に加算されるステップ値とを遅延量として
    記憶し、前記出力制御手段は、遅延タイミングで前記信
    号を出力する場合、データを受信するごとに前記オフセ
    ット値に前記ステップ値を加算することを特徴とする請
    求項6または7のいずれかに記載のデータ受信制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の記憶手段により記憶
    する値を受信する受信手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項6に記載のデータ受信制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の記憶手段は、前記信号とし
    て、受信を開始してから受信不可となる期間を示す信号
    と、データの受信に対する応答信号の出力タイミングを
    記憶することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに
    記載のデータ受信制御装置。
  11. 【請求項11】 ホスト装置からのデータ送信を示すス
    トローブ信号に同期してデータを受信し、受信中である
    ことを示すビジー信号と、受信データに対する応答信号
    とを送信する非同期確認方式によるデータの受信を制御
    するデータ受信制御装置であって、 ストローブ信号の受信を契機としてデータを受信するデ
    ータ受信手段と、 第1のタイミングを記憶する第1の記憶手段と、 第2のタイミングを記憶する第2の記憶手段と、 第3のタイミングを記憶する第3の記憶手段と、 遅延量を記憶し、該遅延量あるいは0を出力する遅延量
    出力手段と、 ステップ値を記憶するステップ値記憶手段と、 フラグを記憶するフラグ記憶手段と、 前記フラグがセットされていない場合には前記遅延量出
    力手段から0を出力させ、前記フラグがセットされてい
    る場合には、前記遅延量出力手段から記憶された遅延量
    を出力させるとともに、前記ストローブ信号の受信を契
    機として前記遅延量出力手段に記憶された遅延量に前記
    ステップ値を加算するよう制御する制御手段と、 ストローブ信号の受信を契機としてビジー信号をオン
    し、その後、前記遅延量出力手段から出力された値と前
    記第1のタイミングとの和の時間経過した時点でビジー
    信号をオフするビジー信号出力手段と、 ストローブ信号の受信後、前記遅延量出力手段から出力
    された値と前記第2のタイミングとの和の時間経過した
    時点で応答信号をオンし、その後、前記遅延量出力手段
    から出力された値と前記第3のタイミングとの和の時間
    経過した時点で応答信号をオフする応答信号出力手段と
    を備えることを特徴とするデータ受信制御装置。
  12. 【請求項12】 前記データ受信手段により受信したデ
    ータを格納する格納手段と、該格納手段の空き容量を判
    定して所定値より小さければ前記フラグ記憶手段にフラ
    グをセットする第2の制御手段とを更に備えることを特
    徴とする請求項11に記載のデータ受信制御装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の制御手段は、前記格納手段
    の空き容量を判定して第2の所定値より大きい場合に、
    前記フラグ記憶手段のフラグをリセットすることを特徴
    とする請求項12に記載のデータ受信制御装置。
  14. 【請求項14】 ホスト装置と非同期確認方式により接
    続され、ホスト装置から受信したデータを印刷する印刷
    装置であって、 受信したデータを格納する格納手段と、 ホスト装置に対してデータ受信の可または不可を示す信
    号の出力タイミングを記憶する第1の記憶手段と、 前記信号の出力タイミングを遅延させる遅延量を記憶す
    る第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された基準タイミングか、あ
    るいは、前記基準タイミングを前記遅延量の分遅延させ
    た遅延タイミングのいずれかで前記信号をホスト装置に
    対して出力するよう制御する出力制御手段と、 前記格納手段に格納されたデータを印刷出力する印刷手
    段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  15. 【請求項15】 前出力制御手段は、前記格納手段によ
    りデータを格納できる空き容量を検査し、該空き容量が
    所定値以下である場合に、前記遅延タイミングで前記信
    号を出力し、そうでない場合に前記基準タイミングで前
    記信号を出力することを特徴とする請求項14に記載の
    印刷装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の記憶手段は、前記基準タイ
    ミングを遅らせるオフセット値と、1回のデータ受信ご
    とに前記遅延量に加算されるステップ値とを遅延量とし
    て記憶し、前記出力制御手段は、遅延タイミングで前記
    信号を出力する場合、データを受信するごとに前記オフ
    セット値に前記ステップ値を加算することを特徴とする
    請求項14または15に記載の印刷装置。
  17. 【請求項17】 前記第1及び第2の記憶手段により記
    憶する値を前記ホスト装置から受信することを特徴とす
    る請求項14に記載の印刷装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の記憶手段は、前記信号とし
    て、受信を開始してから受信不可となる期間を示す信号
    と、データの受信に対する応答信号の出力タイミングを
    記憶することを特徴とする請求項14乃至17のいずれ
    かに記載の印刷装置。
  19. 【請求項19】 ホスト装置からのデータ送信を示すス
    トローブ信号に同期してデータを受信し、ホスト装置に
    対して受信中であることを示すビジー信号と、受信デー
    タに対する応答信号とを送信する非同期確認方式により
    受信したデータを印刷する印刷装置であって、 前記ホスト装置からのストローブ信号の受信を契機とし
    てデータを受信するデータ受信手段と、 第1のタイミングを記憶する第1の記憶手段と、 第2のタイミングを記憶する第2の記憶手段と、 第3のタイミングを記憶する第3の記憶手段と、 遅延量を記憶し、該遅延量あるいは0を出力する遅延量
    出力手段と、 ステップ値を記憶するステップ値記憶手段と、 フラグを記憶するフラグ記憶手段と、 前記フラグがセットされていない場合には前記遅延量出
    力手段から0を出力させ、前記フラグがセットされてい
    る場合には、前記遅延量出力手段から記憶された遅延量
    を出力させるとともに、前記ストローブ信号の受信を契
    機として前記遅延量出力手段に記憶された遅延量に前記
    ステップ値を加算するよう制御する制御手段と、 ストローブ信号の受信を契機としてビジー信号をオン
    し、その後、前記遅延量出力手段から出力された値と前
    記第1のタイミングとの和の時間経過した時点でビジー
    信号をオフするビジー信号出力手段と、 ストローブ信号の受信後、前記遅延量出力手段から出力
    された値と前記第2のタイミングとの和の時間経過した
    時点で応答信号をオンし、その後、前記遅延量出力手段
    から出力された値と前記第3のタイミングとの和の時間
    経過した時点で応答信号をオフする応答信号出力手段
    と、 前記データ受信手段により受信したデータを格納する格
    納手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  20. 【請求項20】 前記格納手段の空き容量を判定して所
    定値より小さければ前記フラグ記憶手段にフラグをセッ
    トする第2の制御手段を更に備えることを特徴とする請
    求項19に記載の印刷装置。
  21. 【請求項21】 前記第2の制御手段は、前記格納手段
    の空き容量を判定して第2の所定値より大きい場合に、
    前記フラグ記憶手段のフラグをリセットすることを特徴
    とする請求項20に記載の印刷装置。
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JP8143194A Withdrawn JPH09326831A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 データ受信制御方法及び装置及びそれを用いた印刷装置

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JP (1) JPH09326831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7859693B2 (en) 2001-02-15 2010-12-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing system with power saving mode

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7859693B2 (en) 2001-02-15 2010-12-28 Fuji Xerox Co., Ltd. Printing system with power saving mode

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