JP3639924B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、さらに詳しくは、走査装置と印字装置との間で双方向インタフェースを介してコマンド、画像データ等のデータを含む情報の送信および受信を行うようになった画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンピュータの周辺装置のうち、画像情報を印字する印字装置(出力装置)の1つとして、各種記録方式によるプリンタが用いられ、原稿の画像情報を読み取る走査装置(入力装置)の1つとして、フラットベッド型あるいはシートフィード型等のスキャナが用いられている。
【0003】
ところが、コンピュータを中心とする従来の構成では、それぞれ独立したプリンタとスキャナを購入しなければならず、購入コストが非常に高くなってしまい、さらに、周辺装置を設置するために広いスペースが必要となるという不都合があった。
【0004】
そこで、たとえば特開平8−186678号公報に記載されているように、プリンタとスキャナの両方の機能を有する画像形成装置が提案されている。この画像形成装置では、印字装置と走査装置との間で、双方向インタフェースを介して、コマンド、画像データ等のデータを含む情報の送信および受信が行われる。
【0005】
図1は、本発明が適用される画像形成装置の概略構成を示している。
【0006】
画像形成装置は走査装置(1)と印字装置(2)から構成され、両者が双方向のローカルインタフェース(3)を介して接続されている。
【0007】
走査装置(1)は、走査部(4)、画像処理部(5)、ASIC等制御部(6)およびCPU(7)を備えている。走査装置(1)では、走査部(4)で読み取られた画像データが制御部(6)を経由して画像処理部(5)に入力し、画像処理された画像データが、制御部(6)を経由し、インタフェース(3)を介して印字装置(2)へ送信される。CPU(7)は、上記の制御を行う。
【0008】
印字装置(2)は、印字部(8)および制御部(9)を備えている。印字装置(2)では、インタフェース(3)から送信されてきた画像データが、制御部(9)で印字データに処理され、印字部(8)で印字される。
【0009】
インタフェース(3)は、走査装置(1)と印字装置(2)との間で上記の画像データ等のデータ、コマンドの送信および受信を行う。
【0010】
図2は、上記の走査装置(1)の制御部(6)と印字装置(2)の制御部(9)の間のインタフェース(3)の構成の1例を示している。なお、この明細書において、“H”は信号のハイ(High)レベルを、“L”は信号のロー(Low)レベルを表す。
【0011】
図2において、IFCLKはインタフェース同期クロック、TRDYは送信制御信号、RRDYは受信制御信号、DIRは送信受信切換え信号、CnDはコマンド・データ識別信号、DATAは16ビットのデータバスである。IFCLKとDIRは印字装置(2)から走査装置(1)への一方向信号であるが、他は両者間の双方向信号である。
【0012】
IFCLKはインタフェース(3)の同期クロックであり、IFCLKの立ち上がりに同期して、他の信号が動作する。TRDYは、“H”で送信開始を表す。RRDYは、“H”で受信開始を表す。DIRは、“L”で走査装置(1)から印字装置(2)への送信を、“H”で印字装置(2)から走査装置(1)への送信を表す。CnDは、DATAに出力される情報がコマンドかデータかを表し、“L”はデータ、“H”はコマンドを示す。DATA上に、画像データ等のデータ、コマンド等が出力される。
【0013】
上記のインタフェース(3)を用いて走査装置(1)から印字装置(2)に画像データを送信する場合、画像データの送信開始時に印字装置(2)が用紙切れ等により画像データを受信できないとき、あるいは、画像データの送信中に印字装置(2)が用紙切れ等により画像データを受信できなくなったとき等に、走査装置(1)が誤動作を起こすおそれがある。
【0014】
次に、図9を参照して、その理由を説明する。図9は、走査装置(1)から印字装置(2)への画像データの送信を開始するときの所要の制御信号の変化を示している。
【0015】
走査装置(1)から印字装置(2)に画像データを送信する場合、DIRが“L”の状態で、まず、時点t1において、走査装置(1)側でTRDYを“H”にする。このとき、印字装置(2)側において、画像データを受信できる状態であれば、IFCLKの立ち上がりに同期してRRDYを“H”にする。ところが、印字装置(2)が用紙切れ等により印字ができない場合は、画像データを受信することができないため、走査装置(1)にそのことを伝えるコマンドを送信する必要がある。その場合、印字装置(2)側では、画像データは受信できないので、RRDYは“L”のままにし、時点t2において、DIRを印字装置(2)側から走査装置(1)側へのコマンド送信を示す“H”に切換える。走査装置(1)側では、DIRが“H”に切換わったことにより、TRDYを“L”に切換えるが、TRDYはそれまで“H”であったため、ケーブルの容量およびEMC対策コンデンサにより電荷が残っており、すぐには“L”にならない。一方、DIRが“H”に切換わると、印字装置(2)側のTRDYは“L”になるが、信号の衝突を避けるために、一定時間はハイインピーダンスになる。このため、次のIFCLKの立ち上がり時点t3で、走査装置(1)の制御部(6)がTRDYが“H”のままであると判断し、誤動作を起こす。このような誤動作が発生したときは、印字装置(2)からのコマンドの受信がうまく行われず、走査装置(1)等の動作が停止する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
図10に示すように、TRDYにプルダウン抵抗(20)を接続して容量成分であるEMC対策コンデンサ(21)から放電させるようにすると、DIRが“H”に切換わったときに、TRDYを早く“L”にすることができる。しかし、それでも、EMC対策等のためにコンデンサ(21)の容量を増やした場合、やはり放電に時間がかかり、次のIFCLKの立ち上がりまでにTRDYが“L”にならないことがあり、走査装置(1)の制御部(6)の誤動作が生じる。放電を早くするためには、プルダウン抵抗(20)の抵抗値を低くすればよいが、そうすると、大電流が流れるため、ICのドライブ能力等の点から、抵抗値を低くすることにも限界があった。
【0017】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、送信受信切換信号の切換えの際に双方向インタフェース上に残る不要な信号レベルにより発生する誤動作を防止することができる画像形成装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明による画像形成装置は、双方向インタフェースを介して接続された走査装置と印字装置との間で、両者の間の情報の送信の開始を示す送信制御信号、両者の間の情報の受信の開始を示す受信制御信号および送信と受信の切換えを制御する送信受信切換え信号を用いて情報の送受信を行うようになった画像形成装置において、走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、走査装置が、所定期間、印字装置からの送信制御信号の検出を行わないようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わったとき、送信制御信号は、ほぼ一定時間後に“L”に切換わるので、走査装置が印字装置からの送信制御信号の検出を行わない所定期間は、送信受信切換え信号が切換わった際に送信制御信号が“L”に切換わるのに要する時間よりも十分に大きく設定される。
【0020】
送信制御信号の検出は、通常、インタフェース同期信号の所定の変化(たとえば立ち上がり)に同期して行われるが、上記の所要時間は、送信制御信号の検出を行わない時間で設定してもよいし、送信制御信号の検出を行わないインタフェース同期信号の変化の回数で設定してもよい。
【0021】
本発明の画像形成装置によれば、上記のようにすることにより、走査装置が送信制御信号に残っている不要な信号レベルを検出して誤動作することを防止することができる。
【0022】
本発明の画像形成装置において、たとえば、走査装置が、インタフェース同期クロックの所定の変化に同期して送信制御信号の検出を行うようになっており、走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、走査装置が、少なくとも直後の1回を含む所定回数のインタフェース同期クロックの変化時には、印字装置からの送信制御信号の検出を行わないようにする。
【0023】
走査装置が印字装置からの送信制御信号の検出を行わないインタフェース同期信号の変化の回数は、送信制御信号の検出を行わない時間が、送信受信切換え信号が切換わった際に送信制御信号が“L”に切換わるのに要する時間よりも十分に大きくなるように設定される。
【0024】
この場合、上記のようにすることにより、走査装置が送信制御信号に残っている不要な信号レベルを検出して誤動作することを防止することができる。
【0025】
本発明による画像形成装置は、また、双方向インタフェースを介して接続された走査装置と印字装置との間で、両者の間の情報の送信の開始を示す送信制御信号、両者の間の情報の受信の開始を示す受信制御信号および送信と受信の切換えを制御する送信受信切換え信号を用いて情報の送受信を行い、走査装置が、インタフェース同期クロックの所定の変化に同期して送信制御信号の検出を行うようになった画像形成装置において、走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、印字装置が、次のインタフェース同期クロックの変化よりも前に、印字装置から走査装置へのコマンドの送信を行うための送信開始を示す送信制御信号を確定させるようにしたことを特徴とするものである。
【0026】
この場合、次のインタフェース同期信号の変化よりも前に、送信制御信号が確定されているので、走査装置が送信制御信号に残っている不要な信号レベルを検出して誤動作することを防止することができる。
【0027】
本発明による画像形成装置は、また、双方向インタフェースを介して接続された走査装置と印字装置との間で、両者の間の情報の送信の開始を示す送信制御信号、両者の間の情報の受信の開始を示す受信制御信号および送信と受信の切換えを制御する送信受信切換え信号を用いて情報の送受信を行い、走査装置が、インタフェース同期クロックの所定の変化に同期して送信制御信号の検出を行うようになった画像形成装置において、インタフェース同期クロックの周期を切換える周期切換え手段を備え、走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、周期切換え手段により、インタフェース同期クロックの周期を長くするようにしたことを特徴とするものである。
【0028】
送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に設定されるインタフェース同期信号の周期は、次のインタフェース同期信号の変化までの時間が、送信受信切換え信号が切換わった際に送信制御信号が“L”に切換わるのに要する時間よりも十分に大きくなるように設定される。
【0029】
通常、インタフェース同期信号は、印字装置側で生成されて、走査装置側に送られる。その場合、周期切換え手段は、印字装置側に設けられる。
【0030】
この場合、上記のようにすることにより、走査装置が送信制御信号に残っている不要な信号レベルを検出して誤動作することを防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明のいくつかの実施形態について説明する。
【0032】
以下の各実施形態において、画像形成装置の構成は図1のものと、ローカルインタフェース(3)の構成は図2のものと同じである。
【0033】
図3および図4は、第1実施形態を示している。図3は、走査装置(1)および印字装置(2)の制御部(6)(9)の主要部の構成を示し、図4は、インタフェース(3)における主要な制御信号と、走査装置(1)の制御部(6)における主要な内部信号を示している。図4の信号のうち、IFCLK、DIRおよびTRDYは印字装置(2)との間の外部信号で、その他の信号は制御部(6)の内部信号である。
【0034】
図3に示すように、制御部(6)は、TRDY検出回路(10)およびSTATE発生回路(11)を備えている。TRDY検出回路(10)には、TRDY、DIRおよびIFCLKの他に、CLOCKが入力する。TRDY検出回路(10)には、また、STATE発生回路(11)からSTATEが入力する。
【0035】
CLOCKは制御部(6)のシステムクロックであり、その周波数は、この例では、50MHzである。また、IFCLKの周波数は、この例では、8MHzである。IFCLK-1は、IFCLKをCLOCKの立ち上がりでラッチした信号である。IFCLK-2は、IFCLK-1をCLOCKの立ち上がりでラッチした信号である。IFCLK-3は、IFCLK-2をCLOCKの立ち上がりでラッチした信号である。IFCLKRE1は、IFCLKの立ち上がり検知信号であり、IFCLK-3の否定(NOT)とIFCLK-2との論理積(AND)となる。DIR-1は、DIRをCLOCKの立ち上がりでラッチした信号である。DIR-2は、DIR-1をCLOCKの立ち上がりでラッチした信号である。STATEは、TRDY検出回路(10)の状態を示す信号であり、“Client”(たとえば“00”)、“CTOM”(たとえば“01”)および“MASTER”(たとえば“11”)を含む複数の状態をとりうる。STATEは、“Client”の状態においてIFCLKRE1の立ち下がりに同期して“CTOM”の状態に切換わり、“CTOM”の状態においてIFCLKRE1の立ち下がりに同期して“MASTER”の状態に切換わる。TRDY検出回路(10)は、STATEが“Client”あるいは“CTOM”の状態のときはTRDYの検出(サンプリング)を行わず、STATEが“MASTER”の状態のときにのみTRDYの検出を行う。TRDY-INは、制御部(6)内部のTRDY入力をCLOCKでラッチした信号であり、STATEが“Client”あるいは“CTOM”の状態の間は“L”に固定されている。
【0036】
次に、図4を参照して、TRDYが“H”の状態で、DIRが“L”から“H”に切換わった場合の制御部(6)の動作について説明する。この動作は、DIRが“L”から“H”に切換わった直後のIFCLKの立ち上がり時にはTRDYの検出を行わないようにし、これにより、DIRが“L”から“H”に切換わった後の所定期間はTRDYの検出を行わないようにしたものである。
【0037】
まず、時点t11において、DIRが“L”から“H”に切換わった後、IFCLKが“H”の状態における最初のCLOCKの立ち上がり時点t12において、IFCLK-1およびDIR-1が“L”から“H”に切換わる。次のCLOCKの立ち上がり時点t13において、IFCLK-2およびDIR-2が“L”から“H”に切換わる。次のCLOCKの立ち上がり時点t14において、IFCLK-3が“L”から“H”に切換わる。時点t13からt14の間は、IFCLK-2が“H”で、IFCLK-3が“L”であるから、IFCLKRE1が“H”になる。そして、IFCLKRE1の立ち下がり時点t14において、STATEがそれまでの“Client”の状態から“CTOM”の状態に切換わる。次のIFCLKの立ち上がり時点t15の後の最初のCLOCKの立ち上がり時点t16では、STATEが“CTOM”の状態であるから、TRDYの検出は行われず、IFCLK-1が“L”から“H”に切換わる。次のCLOCKの立ち上がり時点t17において、IFCLK-2が“L”から“H”に切換わる。次のIFCLKの立ち上がり時点t18において、IFCLK-3が“L”から“H”に切換わる。時点t17からt18の間は、上記同様、IFCLKRE1が“H”になり、IFCLKRE1の立ち下がり時点t18において、STATEがそれまでの“CTOM”の状態から“MASTER”の状態に切換わり、TRDYの検出が開始される。時点t18の後、IFCLKが“H”の状態における最初のCLOCKの立ち上がり時点t19では、STATEが“MASTER”の状態になっているから、TRDYの検出が行われる。
【0038】
上記の例では、DIRが“H”に切換わった直後のIFCLKの立ち上がりに対応する時点t16では、TRDYの検出が行われず、その次のIFCLKの立ち上がりに対応する時点t19で、TRDYの検出が行われる。直後のIFCLKの立ち上がりに対応する時点t16でTRDYの検出を行った場合、TRDYに信号レベルが残っているために、誤ってTRDYが“H”であると判断することがある。ところが、その次のIFCLKの立ち上がりに対応する時点t19では、TRDYが完全に“L”になっているので、上記のようにすることにより、TRDYを誤って“H”であると判断することがない。
【0039】
図5および図6は、第2実施形態を示している。図5は、インタフェース(3)の一部を示し、図6は、インタフェース(3)におけるIFCLK、DIRおよびTRDYを示している。
【0040】
図5に示すように、TRDYには、従来と同様、EMC対策コンデンサ(21)およびプルダウン抵抗(20)が接続されている。
【0041】
この実施形態の場合は、TRDYが“H”の状態でDIRが“L”から“H”に切換わったときに、印字装置(2)の制御部(9)において、処理の一部が行われる。この処理は、DIRが“L”から“H”に切換わった後、次のIFCLKの立ち上がり時点よりも前に、TRDYを“L”に確定するものである。
【0042】
次に、図6を参照して、TRDYが“H”の状態でDIRが“L”から“H”に切換わった場合の制御部(6)(9)の動作について説明する。
【0043】
まず、時点t21において、DIRが“L”から“H”に切換わると、理想的には、図6に一点鎖線Aで示すように、TRDYがすぐに“L”に切換わるが、前述のように、実際は、図6に二点鎖線Bで示すように、TRDYが徐々に低下する。そこで、この例では、TRDYが“H”の状態でDIRが“L”から“H”に切換わると、次のIFCLKの立ち上がり時点t23までの所定の時点t22において、印字装置(2)の制御部(9)側で、強制的に、TRDYを“L”に切換える。これにより、TRDYに電流が流れて、コンデンサ(21)に蓄えられていた電荷がすぐになくなるため、図6に実線で示すように、TRDYはすぐに“L”に切換わる。そして、次のIFCLKの立ち上がり時点t23において、走査装置(1)の制御部(6)でTRDYの検出を行う。上記のようにすることにより、次のIFCLKの立ち上がり時点t23では、TRDYは完全に“L”に切換わっているので、誤って“H”であると判断することがない。
【0044】
図7および図8は、第3実施形態を示している。図7は、走査装置(1)および印字装置(2)の制御部(6)(9)の主要部の構成を示し、図8は、インタフェース(3)におけるIFCLK、DIRおよびTRDYを示している。
【0045】
図7に示すように、TRDYには、従来と同様、EMC対策コンデンサ(21)およびプルダウン抵抗(20)が接続されている。また、印字装置(2)の制御部(9)には、セレクタ(12)およびクロック周期引きのばし回路(13)が設けられている。セレクタ(12)には、IFCLKの基準となるクロックIFCLK0が入力する。この例では、IFCLK0の周波数は8MHzである。引きのばし回路(13)は、IFCLK0の周期を所定の長さにのばして、セレクタ(12)に出力する。この例では、2倍にのばす。セレクタ(12)は、IFCLK0と引きのばし回路(13)の出力のいずれかを選択して、IFCLKとして出力する。制御部(9)は、DIRの状態に応じて、セレクタ(12)を制御する。その結果、セレクタ(12)は、DIRが“L”から“H”に切換わった直後の1周期だけ、引きのばし回路(13)の出力をIFCLKとして出力し、それ以外のときは、IFCLK0をそのままIFCLKとして出力する。
【0046】
この実施形態の場合も、TRDYが“H”の状態でDIRが“L”から“H”に切換わったときに、印字装置(2)の制御部(9)において、処理の一部が行われる。この処理は、DIRが“L”から“H”に切換わったときに、IFCLKの周期を1周期だけ引きのばすものである。
【0047】
次に、図8を参照して、TRDYが“H”の状態でDIRが“L”から“H”に切換わった場合の制御部(6)(9)の動作について説明する。
【0048】
DIRが“L”から“H”に切換わる時点t31までは、セレクタ(12)からIFCLK0がIFCLKとして出力されており、IFCLKの周期はTである。時点t31において、DIRが“H”に切換わると、その1周期だけ、セレクタ(12)から引きのばし回路(13)の出力がIFCLKとして出力されるため、周期は2Tとなる。そして、次のIFCLKの立ち上がり時点t33において、走査装置(1)の制御部(6)でTRDYの検出が行われる。DIRが“H”に切換わった後も、IFCLKの周期がTのままであるとすると、時点t31と時点t33との中間の時点t32において、IFCLKが立ち上がることになり、このときにTRDYの検出が行われるが、このときには、TRDYに信号レベルが残っているために、誤ってTRDYが“H”であると判断することがある。ところが、上記の場合は、DIRが“H”に切換わった後に、IFCLKの周期がそれまでの2倍になるため、次のIFCLKの立ち上がり時点t33では、TRDYは完全に“L”に切換わっており、誤って“H”であると判断することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用される画像形成装置の1例を示す概略ブロック図である。
【図2】図2は、図1の走査装置および印字装置の制御部の間のローカルインタフェースを示す説明図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施形態を示す走査装置および印字装置の制御部の主要部の構成図である。
【図4】図4は、第1実施形態における主要な信号の変化を示すタイムチャートである。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態を示す走査装置および印字装置の制御部の主要部の構成図である。
【図6】図6は、第2実施形態における主要な信号の変化を示すタイムチャートである。
【図7】図7は、本発明の第3実施形態を示す走査装置および印字装置の制御部の主要部の構成図である。
【図8】図8は、第3実施形態における主要な信号の変化を示すタイムチャートである。
【図9】図9は、従来例における主要な信号の変化を示すタイムチャートである。
【図10】図10は、従来例における走査装置および印字装置の制御部の間のローカルインタフェースを示す説明図である。
【符号の説明】
(1) 走査装置
(2) 印字装置
(3) ローカルインタフェース
(6) 制御部
(9) 制御部
(10) TRDY検出回路
(11) STATE発生回路
(12) セレクタ
(13) クロック周期引きのばし回路
Claims (4)
- 双方向インタフェースを介して接続された走査装置と印字装置との間で、両者の間の情報の送信の開始を示す送信制御信号、両者の間の情報の受信の開始を示す受信制御信号および送信と受信の切換えを制御する送信受信切換え信号を用いて情報の送受信を行うようになった画像形成装置において、
走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、走査装置が、所定期間、印字装置からの送信制御信号の検出を行わないようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 走査装置が、インタフェース同期クロックの所定の変化に同期して送信制御信号の検出を行うようになっており、走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、走査装置が、少なくとも直後の1回を含む所定回数のインタフェース同期クロックの変化時には、印字装置からの送信制御信号の検出を行わないようにしたことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
- 双方向インタフェースを介して接続された走査装置と印字装置との間で、両者の間の情報の送信の開始を示す送信制御信号、両者の間の情報の受信の開始を示す受信制御信号および送信と受信の切換えを制御する送信受信切換え信号を用いて情報の送受信を行い、走査装置が、インタフェース同期クロックの所定の変化に同期して送信制御信号の検出を行うようになった画像形成装置において、
走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、印字装置が、次のインタフェース同期クロックの変化よりも前に、印字装置から走査装置へのコマンドの送信を行うための送信開始を示す送信制御信号を確定させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。 - 双方向インタフェースを介して接続された走査装置と印字装置との間で、両者の間の情報の送信の開始を示す送信制御信号、両者の間の情報の受信の開始を示す受信制御信号および送信と受信の切換えを制御する送信受信切換え信号を用いて情報の送受信を行い、走査装置が、インタフェース同期クロックの所定の変化に同期して送信制御信号の検出を行うようになった画像形成装置において、
インタフェース同期クロックの周期を切換える周期切換え手段を備え、走査装置から印字装置への画像データの送信中に、送信受信切換え信号が印字装置から走査装置への送信に切換わった場合に、周期切換え手段により、インタフェース同期クロックの周期を長くするようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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