JPH09325423A - スクリーンユニット及び多面型スクリーン - Google Patents
スクリーンユニット及び多面型スクリーンInfo
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- JPH09325423A JPH09325423A JP8142930A JP14293096A JPH09325423A JP H09325423 A JPH09325423 A JP H09325423A JP 8142930 A JP8142930 A JP 8142930A JP 14293096 A JP14293096 A JP 14293096A JP H09325423 A JPH09325423 A JP H09325423A
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- lens sheet
- screen unit
- lenticular lens
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Abstract
ように固定することによって、これらの材質の違いなど
の影響を最小限にし、つなぎ部の幅を最小にすることを
可能にする。 【解決手段】 光軸方向にフレネルレンズシート11と
レンチキュラーレンズシート12を配列したスクリーン
ユニット10において、各レンズシート11,12を、
端部側の1点で固定して、相互の位置ずれを防止する位
置ずれ防止用のボルト15を設けた。
Description
軸方向に重ねたスクリーンユニット、及び、そのような
スクリーンユニットを画像面方向に複数個配列して、大
型化を図った多面型スクリーンに関するものである。
映像を、透過型投影スクリーンを通して観察する装置で
あり、100インチ以上の大型画像が容易に得られるの
で、広く用いられている。また、多面型投影装置は、前
述した透過型投形装置を複数個組み合わせて、多画面化
したものであり、映像源から投影スクリーンまでの距離
が比較的短くても、大型の画面が得られ、多くの情報を
多様なかたちで表示できるシステムとして利用されてい
る。
ラストの高い良好な画像を得るためには、1枚のスクリ
ーンシートだけではなく、異なる機能を持った複数のシ
ートを組み合わせる必要がある。たとえば、画面全体の
光の進行方向を均一にするフレネルレンズシートと、光
を拡散させる機能と外光の反射を減少させてコントラス
トを高める機能を合わせ持ったブラックストライプ付き
のレンチキュラーレンズシートを組み合わせた透過型投
影スクリーンを使用する場合が多い。
投影スクリーンを複数個組み合せて多画面化する場合
に、単に、それぞれのスクリーンを金属等の枠体に入れ
て保持したのでは、枠体の部分が映像の表示できない、
つなぎ部になり、その幅が20mm程度と広いものにな
ってしまうという問題があった。
のうちの1枚のシートの端部に薄くて強度のある部材を
接合し、この部材の出光側端部に、透明なフランジ部材
を接合したスクリーンユニットを既に提案している。こ
のスクリーンユニットは、スクリーンシートと熱膨張係
数の異なる金属枠のようなものでスクリーンシートを保
持しないので、つなぎ部の幅を3mm程度以下にするこ
とができるという長所がある。
ートが大きくなると、シートの材質の違いによる熱膨張
係数のわずかな違いや、厚み差による挙動の違いなどが
だんだん無視できなくなってくる。
互の位置が変化しないように固定することによって、こ
れらの材質の違いなどの影響を最小限にし、つなぎ部の
幅を最小にすることができるスクリーンユニット及び多
面型スクリーンを提供することを課題としている。
に、請求項1の発明は、光軸方向に複数枚のシートを配
列したスクリーンユニットにおいて、前記シートのうち
少なくとも2枚のシートを、少なくとも1つの点で固定
して、相互の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を設
けたことを特徴とする。
スクリーンユニットにおいて、前記位置ずれ防止手段
は、前記シートの画像面方向の端部又は中央部に設けら
れていることを特徴とする。
に記載されたスクリーンユニットにおいて、前記固定さ
れた少なくとも2枚のシートに、相互に引っ張り力を付
与して、たわみを防止するたわみ防止手段を設けたこと
を特徴とする。
までのいずれか1項に記載されたスクリーンユニットに
おいて、前記固定された少なくとも2枚のシートのうち
1枚は、剛性の高い透明基板であることを特徴とする。
までのいずれか1項に記載されたスクリーンユニット
を、画像面方向の端部で突き合わせて複数個配列した多
面型スクリーンにおいて、前記位置ずれ防止手段は、前
記スクリーンユニットの突き合わせ端部付近に設けられ
ていることを特徴とする。
までのいずれか1項に記載されたスクリーンユニット
を、画像面方向の端部で突き合わせて複数個配列した多
面型スクリーンにおいて、前記位置ずれ防止手段は、両
端に配置されるスクリーンユニットの場合には、突き合
わせ端部付近に設けられ、その両端のスクリーンユニッ
トに挟まれるスクリーンユニットの場合には、画像面方
向の中央部付近に設けられることを特徴とする。
の実施の形態を挙げて、さらに詳しく説明する。図1
は、本発明によるスクリーンユニットの第1実施形態を
模式的に示す斜視図である。この実施形態では、スクリ
ーンユニット10は、フレネルレンズシート11と、ブ
ラックストライプ付きのレンチキュラーレンズシート1
2とを光軸方向に配列してある(詳細な構造は、煩雑に
なるので、図示を省略している)。
上部にコマ13が接合されており、このコマ13を、フ
レネルレンズシート11に取り付けられたL字状の吊り
下げ部材14に引っ掛けることにより、吊り下げるよう
にしている。
みが変化しても、光学的機能に大きな変化はない(材質
によっては、透過率が低下することもあるが、それもわ
ずかである)ので、十分な剛性が得られる厚みにすれば
よい。たとえば、材質にアクリル樹脂を用いた場合に
は、100インチの大きさのときに、5mm程度の厚み
にすればよい。
ト12は、入光側のレンチキュラーレンズで集光した光
を出光側のブラックストライプ以外の部分から出光させ
るので、出光面を集光点付近に設定しなければならな
い。そこで、レンチキュラーレンズシート12の厚み
は、レンチキュラーレンズのピッチによって規定されて
しまう。たとえば、ピッチが1mmの場合には、シート
の厚みは、1.3mm程度になる。このピッチは、画像
の解像度を決定するので、高い解像度を得るためには、
ピッチを細かくする必要がある。たとえば、100イン
チの場合には、1mm程度のピッチの細かさが必要であ
るので、シートの厚みは、1.3mm程度になる。
12は、大きさに比較して厚みが薄くなり、シートの剛
性は低下するので、平面性よく保持する必要がある。そ
こで、本実施形態は、レンチキュラーレンズシート12
の上部に、コマ13を接合し、それを吊り下げ部材14
で引っ掛けて、吊り下げるようにしている。
ジが切られており、その雌ネジにボルト15(位置ずれ
防止手段)を締め付けることにより、フレネルレンズシ
ート11とレンチキュラーレンズシート12との位置が
ズレないようにしている。このような構造を採用する理
由は後述する。
第1実施形態を模式的に示す斜視図、図3は、図2のA
−A断面図である。多面型スクリーン20は、2つのス
クリーンユニット10,10を並べて、ユニット間のつ
なぎ部を細くするために、従来のようにユニット全体を
金属枠等に入れるのではなく、以下のような構造にして
ある。すなわち、図3に示すように、スクリーンユニッ
ト10を構成する1つのシート(ここでは、フレネルレ
ンズシート11)の端部に、薄くて強度のある仕切り部
材21を接合し、この仕切り部材21の他端部に、透明
なフランジ部材22,22を接合することにより、1つ
のシートと2つのフランジ部材22,22によって枠構
造を形成し、他のシート(ここでは、レンチキュラーレ
ンズシート12)を保持する構造としてある。
ルレンズシート11の端部と、レンチキュラーレンズシ
ート12の端部の位置がまったく同じ場合には、映像
は、フレネルレンズシート11の端部ぎりぎりまで表示
できるので、つなぎ部の幅は、最小である。しかし、温
・湿度変化によって、各レンズシート11,12は伸縮
し、たとえシートの材質がまったく同一であっても、厚
みや形状が異なるので、その挙動は異なる。つまり、図
3(A)のような状態は、理想状態であり、通常は、図
3(B)に示すように、フレネルレンズシート11とレ
ンチキュラーレンズシート12の端部の位置は、ズレて
いる。
部の位置がズレてしまうと、映像は、レンチキュラーレ
ンズシート12の端部までしか表示されないので、ズレ
た部分は、つなぎ部になってしまう。従って、このズレ
は、できるだけ少ないほうが好ましい。
0は、図2に示すように、スクリーンユニット10,1
0を左右に2面並べる場合に、吊り下げ部材14の端部
に雌ネジを切り、そこにボルト15をつけて、締め付け
るようにした。このために、本実施形態によれば、レン
チキュラーレンズシート12の突き合わせ端部の位置が
動くことがなく、フレネルレンズシート11とレンチキ
ュラーレンズシート12との位置がズレることがなくな
った。したがって、スクリーンユニット10間のつなぎ
部を最小限に押さえることができる。
クリーンユニットの第2実施形態を模式的に示した斜視
図、図5は、本発明による多面型スクリーンの第2実施
形態を模式的に示す斜視図である。なお、以下に説明す
る各実施形態では、前述した第1実施形態と同様な機能
を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明
を適宜省略する。
は、スクリーンユニット10を3つ以上横に並べる場合
に適用されるものである。3つ以上並べる場合にも、そ
の一番端に配置されるスクリーンユニット10について
は、第1実施形態と同様に突き合わさられる側の端部が
移動しないようする。
位置に配置されるものであって、フレネルレンズシート
11とレンチキュラーレンズシート12の伸縮差を最小
にするために、その中心でフレネルレンズシート11と
レンチキュラーレンズシートとを動かないように固定し
てある。
リーンユニット10Aの中心において、図1と同様に、
吊り下げ部材14に雌ネジを切り、そこにボルト15A
を挿入して、そのボルト15Aを締め付けることにより
固定している。
ーンユニットを画像面方向に配置する場合であっても、
シートの伸縮差による位置ずれを最小限に押さえること
ができる。
クリーンユニットの第3実施形態を模式的に示す斜視図
である。本実施形態のスクリーンユニット10Bは、図
6に示すように、フレネルレンズシート11の下部、及
び、レンチキュラーレンズシート12の下部に、コマ1
6を取り付けて、その間にバネ17を掛けて、レンチキ
ュラーレンズシート12に引っ張り力がかかるようにし
ている(たわみ防止手段)。本実施形態によれば、薄い
レンチキュラーレンズシート12に発生しやすいそりや
たわみを低減することができる。
スクリーンユニットの第4実施形態を模式的に示す斜視
図である。第3実施形態のように、レンチキュラーレン
ズシート12に引っ張り力をかけるためには、フレネル
レンズシート11にある程度の剛性が必要である。しか
し、スクリーンユニットの大きさが大きかったり、2枚
のフレネルレンズシート11−1,11−2を端面で貼
り合わせてマルチ形式にしたりした場合には、十分な剛
性がとれないことがある。
10Cは、剛性の高い透明基板18を用いてレンチキュ
ラーレンズシート11に引っ張り力を掛けるようにした
ものである。すなわち、この実施形態では、入光側に透
明基板18を配置し、それに端面で貼り合わせて上下2
段にしたフレネルレンズシート11−1,11−2を上
下端部で貼り合わせ、レンチキュラーレンズシート12
は,上部からL字伏の吊り下げ部材13によって吊り下
げるようにしてある。
付け、透明基板18からレンチキュラーレンズシート1
2を吊り下げている。そして、吊り下げ部材13の端部
に、雌ネジを切り、ボルト15を付け締めることによ
り、レンチキュラーレンズシート12と透明基板18の
位置がずれないようにしている。さらに、レンチキュラ
ーレンズシート12の下部と透明基板18の下部に、コ
マ16を取り付け、その間にバネ17を掛けることによ
って、レンチキュラーレンズ12に引っ張り力を与えて
いる。
で、大きなスクリーンユニットやマルチ形式のスクリー
ンユニットである場合にも、十分な剛性がとれ、薄いレ
ンチキュラーレンズシート12に引っ張り力を与えるこ
とができ、たわみやそりを防止することができる。
置が変化しないように固定する方法は、以上述べた方法
以外にも、例えば、図8に示すように、スクリーンシー
ト31にコマ16を接着し、そのコマを金具41ではさ
み、金具41自体は別のスクリーンシート32にボルト
15で固定することにより、スクリーンシート31と3
2の相互の位置がずれないようにしてもよいし、また、
図9に示すように、同様な金具41を使用し、この金具
にボルト15をつけて、このボルト15でコマ16を締
めつけることにより固定してもよい。この他にも種々の
方法が可能である。
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。第3及び第4の実
施形態のスクリーンユニットは、第1及び第2の多面型
スクリーンのように、2個又はそれ以上画像面方向に配
置することができる。
れぱ、少なくとも2枚のスクリーンシートが1つの点で
相互の位置がずれないように固定されているので、温・
湿度等の環境の変化によるスクリーンシート間の伸縮差
の影響を最小限にでき、つなぎ部の幅を最も狭くするこ
とができる、という効果がある。
態を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
態の固定構造を示す斜視図である。
実施形態の固定構造を示す斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 光軸方向に複数枚のシートを配列したス
クリーンユニットにおいて、 前記シートのうち少なくとも2枚のシートを、少なくと
も1つの点で固定して、相互の位置ずれを防止する位置
ずれ防止手段を設けたことを特徴とするスクリーンユニ
ット。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたスクリーンユニッ
トにおいて、 前記位置ずれ防止手段は、前記シートの画像面方向の端
部又は中央部に設けられていることを特徴とするスクリ
ーンユニット。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されたスク
リーンユニットにおいて、 前記固定された少なくとも2枚のシートに、相互に引っ
張り力を付与して、たわみを防止するたわみ防止手段を
設けたことを特徴とするスクリーンユニット。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
項に記載されたスクリーンユニットにおいて、 前記固定された少なくとも2枚のシートのうち1枚は、
剛性の高い透明基板であることを特徴とするスクリーン
ユニット。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
項に記載されたスクリーンユニットを、画像面方向の端
部で突き合わせて複数個配列した多面型スクリーンにお
いて、 前記位置ずれ防止手段は、前記スクリーンユニットの突
き合わせ端部付近に設けられていることを特徴とする多
面型スクリーン。 - 【請求項6】 請求項1から請求項4までのいずれか1
項に記載されたスクリーンユニットを、画像面方向の端
部で突き合わせて複数個配列した多面型スクリーンにお
いて、 前記位置ずれ防止手段は、両端に配置されるスクリーン
ユニットの場合には、突き合わせ端部付近に設けられ、
その両端のスクリーンユニットに挟まれるスクリーンユ
ニットの場合には、画像面方向の中央部付近に設けられ
ることを特徴とする多面型スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14293096A JP3639974B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 多面型スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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JPH09325423A true JPH09325423A (ja) | 1997-12-16 |
JP3639974B2 JP3639974B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=15326956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14293096A Expired - Fee Related JP3639974B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 多面型スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3639974B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14293096A patent/JP3639974B2/ja not_active Expired - Fee Related
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