JP3002564B2 - 透過型投影スクリーン - Google Patents

透過型投影スクリーン

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JP3002564B2
JP3002564B2 JP3166277A JP16627791A JP3002564B2 JP 3002564 B2 JP3002564 B2 JP 3002564B2 JP 3166277 A JP3166277 A JP 3166277A JP 16627791 A JP16627791 A JP 16627791A JP 3002564 B2 JP3002564 B2 JP 3002564B2
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博 関口
弘 小島
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のレンズシートを
光軸方向に重ねたスクリーンユニットを、画像面方向に
1組以上配列して、大型化を図った透過型投影スクリー
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロジェクション映像システムは、映像
をスクリーン上に拡大投写して観察するシステムである
ので、100インチ以上の大型画像が容易に得られる。
このようなプロジェクション映像システムの中で、背面
から投写した映像を透過型投影スクリーンを通して観察
する透過型プロジェクションシステムは、コントラスト
が高く、視認性のよい映像が得られる。
【0003】透過型投影スクリーンは、コントラストが
高く、解像性や明るさの均一性のよい映像を得るため
に、複数枚のレンズシートを組み合わせて使用され、し
かも各レンズシートのレンズ形状が微細で精度のよいも
のでなければならない。この要求を満たすために、通常
の透過型投影スクリーンは、金型を用いて、アクリル樹
脂等の透過性のよい合成樹脂を、熱成形またはキャステ
ィング成形等により製造されている。
【0004】このように金型を用いて精度よく成形し
て、100〜200インチもしくはそれ以上の大型のス
クリーンを単体で製造するのは、技術的に困難であり、
コストも高くなるので、実用的ではない。従って、この
ような大型のスクリーンを得るためには、複数枚のスク
リーンユニットを画像面方向に配列して接合する必要が
ある。
【0005】一方、映像を投写するプロジェクタを複数
個用いるマルチ映像システムは、投写装置として輝度が
あまり高くできないCRTを用いる場合には画面サイズ
を大型化するのに有効であるものの、スクリーンの大小
にかかわらずスクリーンユニットを接合する必要があ
る。
【0006】従来、スクリーンユニットを接合して、大
型のスクリーンを得るために、各スクリーンユニットを
透明基板に金属製のビス等で止める方法や、合成樹脂、
金属などの格子状の枠体を作り、その枠体の中に各スク
リーンユニットを挿入する方法があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のビス止
めする方法では、ビスが映像を妨害するうえ、加工が難
しく、また、温・湿度等の環境変化によってスクリーン
ユニットが伸縮した場合に、各スクリーンユニットがビ
スで固定されているので伸縮ができず、そのスクリーン
ユニットを構成する複数のスクリーンシート(レンズシ
ート)の間に間隙が生じてしまうという欠点があった。
【0008】また、後者の枠体に挿入する方法では、ス
クリーンユニットを枠体により挟持するので、枠体自体
に十分な強度が必要である。しかも、環境変化等により
スクリーンユニットが伸縮した場合にも、枠体から外れ
ないようにするためには、枠体はある程度の幅(少なく
とも数mm程度)が必要となるので、スクリーンユニッ
トの接合部が帯状に黒く観察されてしまうという欠点が
あった。
【0009】この場合に、枠体を透明な樹脂にして、画
像を妨害しないようにすることも考えられるが、枠体を
アクリル樹脂等の強度の弱い樹脂で成形しなければなら
ず、枠体自体の厚みが1mm以上になってしまい、枠体
と枠体が接合する部分には、2mm程度のスクリーンの
ない部分、つまり、画像の存在しない部分ができてしま
うという欠点があった。
【0010】本発明は、このような欠点に鑑みてなされ
たものであり、映像光の妨害がなくしかも十分な強度を
もった枠体の構造を有する透過型投影スクリーンを提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による透過型投影スクリーンは、複数のスク
リーンシートを光軸方向に重ねたスクリーンユニット
と、前記スクリーンユニットの端部を挟持する枠体とか
らなり、前記スクリーンユニットを画像面方向に1組以
上配列する透過型投影スクリーンであって、前記枠体
は、前記スクリーンユニットの端面に当接し、薄くしか
も強度が高いウェブ部と、そのウェブ部の両側に接合さ
れ、前記スクリーンユニットの画像面の縁部に当接し、
少なくとも観察側が透明であるフランジ部を備えた構成
としてある。
【0012】
【作用】本発明によれば、画像面に平行なフランジ部は
透明であり、画像面に垂直なウェブ部は薄くて強度があ
るので、映像光を妨害することがなく、強度の高い枠体
の構造を可能とする。
【0013】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1,図2は、本発明による透
過型投影スクリーンの第1の実施例を示した図であっ
て、図1は斜視図、図2は図1のP部を破断して示した
平面図である。この実施例の透過型投影スクリーン1A
は、スクリーンユニット10と枠体20とから構成され
ている。スクリーンユニット10は、スクリーンシート
11,12からなり、例えば、11はフレネルレンズシ
ート、12はレンチキュラーレンズシート等が使用され
る。
【0014】枠体20は、コの字型の部材であり、図1
に示すように、投写光が通過する画像面に平行なフラン
ジ部21,22と、これらのフランジ部21,22を連
結し画像面に垂直なウェブ部23から構成されている。
【0015】フランジ部21,22は、透明な材質、例
えば、アクリル,塩化ビニル,スチレン,ポリカーボネ
ート等の樹脂またはガラス等を用いることができる。ウ
ェブ部23は、必ずしも透明である必要がなく、強度が
あり厚みを薄くできる材質が好ましく、例えば、鉄,ス
テンレス,真鍮,銅,アルミニウム等の金属または強化
プラスチック等を用いることができる。フランジ部2
1,22とウェブ部23とは、アクリル系やエポキシ系
の接着剤等で接合されている。
【0016】このような枠体20を用いた場合には、透
過型スクリーン1Aの全体の大きさが100〜200イ
ンチ程度のときに、ウェブ部23の厚みt=0.1mm
程度にすることができ、スクリーンユニット10を複数
配列した場合にも、画像光のないつなぎの部分の幅を
0.2mm程度にすることができる。
【0017】図2は、図1のP部分の断面を示した図で
ある。このような透過型投影スクリーン1Aの場合に
は、投写光L(図中に矢印で示してある)は、スクリー
ンの背後であって、その中心部から投写される。従っ
て、スクリーンの端部には、投写光Lは斜めにある角度
をもって入射し、スクリーンの前面から出射するので、
スクリーンの前面でスクリーンに平行に位置するフラン
ジ部21が透明であれば、投写光を妨害することはな
い。なお、図2では、投写光Lはスクリーン内で複雑に
屈折して進むが、図示を省略している。
【0018】一方、フランジ部22は、スクリーンの投
写側でスクリーンに平行に位置し、スクリーンの端部に
は投写光Lが斜めに入射するので、投写光Lが透過しな
い部分となる。従って、その透過しない部分であれば、
フランジ部22は、透明でも不透明でも投写光Lに影響
しない。このフランジ部22が、透過しない部分に入る
か否かは、スクリーンの大きさ、つまり枠体20の大き
さまたは投写光Lの入射角度、スクリーンの構造、用
途、要求される強度等によって変わるが、この透過しな
い部分に入らない場合には、フランジ部21と同じよう
に透明な材質を用いればよい。
【0019】また、フランジ部21,22のいずれかが
投射光を等価する場合には、フランジ部はできるだけ光
学的に影響を及ぼさないようにすることが好ましく、ま
た、スクリーンの前面に位置するフランジ部21は外部
の不要な光に対してフランジ部に覆われていない部分の
スクリーンと同程度の低い反射率を有していることが望
ましい。このために透明なフランジ部の表面の全部もし
くは一部に、いわゆる無反射コーティングのような反射
率を低下させる処理を施すことにより、投射光の損失を
減少させ、また外光の反射を低減させることができる。
【0020】図1では、左右方向にのみ枠体20を示し
てあるが、図を見やすくするためであって、上下方向に
も同様に保持することができる。また、スクリーンを上
下にこれ以上配列しない場合には、スクリーンを一般的
な枠構造等で保持してもよい。
【0021】図3,図4は、本発明による透過型投影ス
クリーンの第2の実施例を示した図であって、図3は斜
視図、図4は部分的に示した平面図である。第2の実施
例の透過型投影スクリーン1Bは、スクリーンユニット
10を4枚配列したものである。なお、図3では枠体を
省略してある。しかし、この透過型投影スクリーン1B
のように配置する場合には、図3のQ,Rの位置に配置
される枠体30は、図4のような断面I型またはH型と
なるので、ウェブ部33の厚みtはできるだけ薄くする
ことが望ましく、従って、金属等の不透明でも曲がりに
くく、強度がある材質を用いることにより厚みを薄くす
るのがよい。
【0022】ここで、複数のスクリーンシート11,1
2等から構成されるスクリーンユニット10を、図3の
ように投写面に配列する場合には、各スクリーンユニッ
ト10を端面で貼り合わせる構造か、各々のスクリーン
ユニット10を適正な位置に保持する構造のいずれか、
または両方の構造を採用する必要があった。
【0023】このうち、スクリーン全体を端面で貼り合
わせる構造は、スクリーンユニット10を構成する構成
要素がシート状であり、その面積に比べて厚みがかなり
薄いという性質上、端面で貼り合わせて全体の強度をだ
すのは難しく、また、接合部(図3のQ,Rの位置)を
たて、横一直線上に配列しないと、良好な画像が得られ
ないが、これは接合する面が増加するほど難しくなる。
【0024】従って、スクリーン全体を大型化するた
め、つまり構成するスクリーンユニット10の面を増や
すためには、スクリーンユニット10の全部を端面で接
着するのではなく、端面の接着とスクリーンユニット1
0を枠体20,30で保持する構造を併用する必要があ
る。本発明では、このような枠体20,30は、スクリ
ーンユニット10の面と同じ投写面に配列されるが、前
述のような構造にして、画像に与える妨害を極力少なく
した。
【0025】図5は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第3の実施例を示した斜視図である。この実施例の
透過型投影スクリーン1Cは、枠体20と、スクリーン
ユニット10の端面の接着とを併用したものである。つ
まり、上下2組みのスクリーンユニット10,10を端
面Sで接着し、左右両端を枠体20で保持したものであ
る。
【0026】図6は、本発明による透過型投影スクリー
ンの第4の実施例を示した斜視図である。この実施例の
透過型投影スクリーン1Dは、スクリーンユニット10
の投写側の全面に補強板42を用いた枠体40を採用し
たものである。
【0027】以上説明した実施例に限定されず、種々の
変形ができる。スクリーンユニットの数は、さらに増加
することができる。また、スクリーンユニットを構成す
るレンズシートは3枚以上のものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、スクリーンユニットを保持する枠体のうちで、画
像光の透過する部分は透明な材質とし、透過しない部分
は強度があり薄くできる材質としたので、画像のない部
分を極力少なくし、つなぎ目の目立たない大型の透過型
投影スクリーンを実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による透過型投影スクリーンの第1の実
施例を示した斜視図である。
【図2】図1のP部を破断して示した平面図である。
【図3】本発明による透過型投影スクリーンの第2の実
施例を示した斜視図である。
【図4】図3のスクリーンを部分的に示した平面図であ
る。
【図5】本発明による透過型投影スクリーンの第3の実
施例を示した斜視図である。
【図6】本発明による透過型投影スクリーンの第4の実
施例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1A〜1D 透過型投影スクリーン 10 スクリーンユニット 11,12 スクリーンシート 20,30,40 枠体 21,31,41 フランジ部 22,32 フランジ部 42 補強板 23,33,43 ウェブ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/58,21/62 H04N 5/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスクリーンシートを光軸方向に重
    ねたスクリーンユニットと、前記スクリーンユニットの
    端部を挟持する枠体とからなり、前記スクリーンユニッ
    トを画像面方向に1組以上配列する透過型投影スクリー
    ンであって、前記枠体は、前記スクリーンユニットの端
    面に当接し、薄くしかも強度が高いウェブ部と、そのウ
    ェブ部の両側に接合され、前記スクリーンユニットの画
    像面の縁部に当接し、少なくとも観察側が透明であるフ
    ランジ部を備えたことを特徴とする透過型投影スクリー
    ン。
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