JPH0342432Y2 - - Google Patents

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JPH0342432Y2
JPH0342432Y2 JP1984130890U JP13089084U JPH0342432Y2 JP H0342432 Y2 JPH0342432 Y2 JP H0342432Y2 JP 1984130890 U JP1984130890 U JP 1984130890U JP 13089084 U JP13089084 U JP 13089084U JP H0342432 Y2 JPH0342432 Y2 JP H0342432Y2
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JP
Japan
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lenticular lens
lens plate
light
lenticular
joint
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JP1984130890U
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【考案の詳細な説明】 本考案は投射型テレビジヨン等のスクリーンと
して適した透過型スクリーンに関する。
テレビジヨンや映画の画像を明室において拡大
投影し鑑賞する際に用いられる透過型スクリーン
は、大型スクリーンの場合、該スクリーンを構成
するレンチキユラーレンズ板を1枚のみで構成す
ることは技術上困難なので、複数のレンチキユラ
ーレンズ板構成片を貼着接合させて構成する。こ
の際、従来のこの種のスクリーンではレンチキユ
ラーレンズ板の接合箇所が観察者に見える為、画
像を鑑賞する際見えにくいという欠点があつた。
本考案は上記従来の欠点を解消した透過型スク
リーンを提供することを目的とする。
即ち本考案は、光透過性基板の両表面に光軸が
ほぼ一致するようにレンチキユラーレンズが設け
られた2枚のレンチキユラーレンズ板を直交配置
してなる透過型スクリーンにおいて、上記各レン
チキユラーレンズ板は光透過性基板の両表面に光
軸がほぼ一致するようにレンチキユラーレンズが
設けられたレンチキユラーレンズ板構成片を複数
枚その側端部に於いて貼着接合してなり、上記各
レンチキユラーレンズ板の各接合部のうち、各レ
ンチキユラーレンズ板の中央の接合部に於いて
は、レンチキユラーレンズ板の接合位置がレンチ
キユラーレンズの最凹部間であり、レンチキユラ
ーレンズ板の端部に行くに従つて、接合部の接合
位置がレンチキユラーレンズの最凹部間より端部
側に順次ズレた位置であることを特徴とする透過
型スクリーンを要旨とする。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案透過型スクリーンの一実施例を
示すもので、図中1は透過型スクリーンである。
該スクリーン1は2枚のレンチキユラーレンズ板
2及び3を直交配置して構成されている。尚、図
中4は投影機である。
透過型スクリーン1を構成するレンチキユラー
レンズ板2,3のうち観察者側のレンチキユラー
レンズ板2は第2図に示す如く6枚のレンチキユ
ラーレンズ板構成片5をその端部に於いて貼着接
合してなるものであり、5箇所の接合部6a,6
b,6c,6d,6e,が設けられている。
各レンチキユラーレンズ板構成片5は光透過性
基板の両表面に光軸がほぼ一致するようにレンチ
キユラーレンズ7,8を設けたものである。
レンチキユラーレンズ板2の各接合部6a,6
b,6c,6d,6eのうち、中央の接合部6c
に於いては、第3図に示すようにレンチキユラー
レンズ板2の接合位置がレンチキユラーレンズ7
及び8の最凹部9及び10間であり、又、接合部
6b及び6dに於いては第4図に示すように接合
位置が最凹部9及び10間より更に端部側に各々
等間隔にズレた位置であり、さらに接合部6a及
び6eに於いては第5図に示すように接合位置が
最凹部9及び10間よりさらに端部側に各々等間
隔にズレた位置である。第4図及び第5図におい
て接合部6b及び6eの接合位置の最凹部9及び
10間から端部側へのズレA、及び接合部6a及
び6eの接合位置の最凹部9及び10間から端部
側へのズレBは、レンチキユラーレンズ板2の大
きさ、レンチキユラーレンズの各凸部の曲率半
径、投影機4とレンチキユラーレンズ板2との距
離等により変化し一概に決定されないが、要は、
各接合部6a,6b,6c,6d,6eの入射光
側が被観察者範囲外に向かう光の通過点上に存在
すればよい。
ここで、第8図に示す態様のレンチキユラーレ
ンズ板を用いた場合における上記ズレA,Bの一
例について説明する。
レンチキユラーレンズ板2の横巾8m、厚み10
mm、レンチキユラーレンズ7の凸部の横巾9mm、
投影機4とレンチキユラーレンズ板2の距離
14m、レンチキユラーレンズ7の各凸部がa1
5、b1=8の楕円の一部形状であり、レンチキユ
ラーレンズ8の各凸部がa2=2.6、b2=2.3の楕円
の一部形状である場合、A=0.38mm、B=0.76mm
である。レンチキユラーレンズ板構成片5を構成
する光透過性基板の材質としては、光透過性合成
樹脂よりなり、該樹脂としては、例えばポリアク
リル酸系樹脂、ポリメタクリル酸系樹脂、ポリ塩
化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカー
ボネイト系樹脂、アクリロニトリルースチレン共
重合体等を用いることできる。更にレンチキユラ
ーレンズ板構成片5には光拡散剤として例えばガ
ラスビーズ、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸
化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等を含有
せしめたり、上記光拡散剤をバインダーに分散せ
しめて表面に塗布する等を行つてもよい。
一方、レンチキユラーレンズ板3も上記レンチ
キユラーレンズ板2と同様に構成され、レンチキ
ユラーレンズの各凸部が横方向になるように配置
される。
上記のように構成された透過型スクリーン1を
形成するに当たつては、上記した材質からなる光
透過性樹脂を溶融して、これらにガラス繊維より
なる光拡散剤を添加混練し、Tダイ押出成形、カ
レンダ成形、キヤステイング成形等の公知の成形
方法によりシート状、板状の光透過性基板を得
る。更に例えば、上記Tダイ押出成形等により成
形した光透過性基板の両表面に光軸がほぼ一致す
るように公知のロール成形、異形押出成形、キヤ
ステイング成形する等によりレンチキユラーレン
ズ7,8を成形し、レンチキユラーレンズ板構成
片5を形成する。
次に、6枚のレンチキユラーレンズ板構成片5
の側端部を各側端部に対応する各接合部6a,6
b,6c,6d,6eの所要の形状に形成した
後、貼着接合し、レンチキユラーレンズ板2を成
形する。
上記レンチキユラーレンズ板構成片5相互を貼
着接合させる接着剤としては、該構成片5の材質
である上記の光透過性樹脂が貼着接合するもので
あれば任意であり、例えばエマルジヨン型接着
剤、ホツトメルト型接着剤等を用いることができ
る。一方、レンチキユラーレンズ板3も同様に形
成する。
上記の様に構成され透過型スクリーン1を使用
する際の作用に付いて以下説明する。
投影機4より投影された画像がレンチキユラー
レンズ板3及び2を通過して観察者に観察され
る。投影機4から投影さた光線はレンチキユラー
レンズ板3を通過し垂直方向に拡散され、レンチ
キユラーレンズ2に於いて水平方向に拡散され
る。この際、レンチキユラーレンズ板2に於い
て、投影機4から投影された光は全てが被観察者
に届くものではなく、被観察者範囲に行く光及び
被観察者範囲外に行く光に分けられる。
ここで、本実施例に於いては、レンチキユラー
レンズ板2の各接合部6a,6b,6c,6d,
6eの接合位置をその中心部の接合部6cに於い
ては、レンチキユラーレンズ7,8の最凹部9,
10間に設け、又、接合部6b,6dに於いて
は、レンチキユラーレンズ7,8の最凹部9,1
0間より端部側に各々等間隔にズレた位置に設
け、さらに接合部6a,6eに於いては、レンチ
キユラーレンズ7,8の最凹部9,10間よりさ
らに端部側に各々等間隔にズレた位置に設けてお
り、つまり各接合部6a,6b,6c,6d,6
eの接合位置が被観察者範囲外に行く光の通過点
上に存在するように設けられている。
第6図は、接合部6bにおける光の通過状態を
示すもので、入射光及び間の光つまり角度α
の範囲の光が被観察者範囲に向い、入射光及び
間の光つまり角度βの光は被観察者範囲外に向
かうものであり、従つて、被観察者範囲外に向か
う光の通過点間に接合部6bが設けられているた
めに作業上の誤差あつた場合にも、接合部6bは
観察者には見えないことになる。この際、接合部
6bがレンチキユラーレンズ板2のレンチキユラ
ーレンズ7,8の最凹部9及び10間に設けられ
ていると、作業上の誤差により若干のズレがあつ
た場合、−間に接合部6bがある事と同等に
なり、接合部6bが見えてしまう。さらに接合部
6aに於いては、レンチキユラーレンズ板2に入
る入射光の入射角度が大きくなり、それに伴つて
被観察者範囲外に向かう入射光,の範囲がそ
れぞれレンチキユラーレンズ板2の端部側にズレ
るので、接合部6aは接合部6bよりさらに端部
側にズレた位置に設けるものである。一方、レン
チキユラーレンズ2の中央に於ける接合部6cに
於いては、第7図に示す如く、入射光及び間
を通過する光つまり角度γを通過する光が観察者
範囲に向い、入射光及び間及び入射光及び
間を通過する光つまり角度δ及び角度εを通過
する光が被観察者範囲外に向かうものであり、従
つて、レンチキユラーレンズ7,8の最凹部9,
10間に接合部6cが設けられているため作業上
の誤差があつても接合部6cは観察者には見えな
いこととなる。
一方、レンチキユラーレンズ板3に於いては、
投影機4からの光は上下方向に拡散され、レンチ
キユラーレンズ板2を通過して被観察者側に到達
する。レンチキユラーレンズ3に於いてもレンチ
キユラーレンズ2の場合と同様の作用をし、各接
合部を通過する光は被観察者範囲外に向い観察者
には見えない。
従つて、投影機4からの映像には全く接合部が
見えず良好な画像が鑑賞できる。
以上説明したように、本考案透過型スクリーン
はレンチキユラーレンズ板の接合部がレンチキユ
ラーレンズ板の中央の接合部に於いてはレンチキ
ユラーレンズの最凹部間であり、レンチキユラー
レンズ板の端部に行くに従つて接合部の接合位置
がレンチキユラーレンズの最凹部間より端部側に
順次ズレた位置であるため、観察者に接合部が見
えることはなく、良好な画像が鑑賞できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
本考案透過型スクリーンの一実施例を示す斜視略
図、第2図はレンチキユラーレンズ板を示す平面
略図、第3図はレンチキユラーレンズ板の中央の
接合部の部分を示す要部平面図、第4図、第5図
は中央以外の他の接合部の部分を示す要部平面
図、第6図は端部における光の通過状態を示す説
明図、第7図は中央部に於ける光の通過状態を示
す説明図、第8図はレンチキユラーレンズ板2の
接合位置のズレの一例を説明するための説明図で
ある。 1……透過型スクリーン、2,3……レンチキ
ユラーレンズ板、5……レンチキユラーレンズ板
構成片、6a,6b,6c,6d,6e……接合
部、7,8……レンチキユラーレンズ、9,10
……最凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光透過性基板の両表面に光軸がほぼ一致するよ
    うにレンチキユラーレンズが設けられた2枚のレ
    ンチキユラーレンズ板を直交配置してなる透過型
    スクリーンにおいて、上記各レンチキユラーレン
    ズ板は光透過性基板の両表面に光軸がほぼ一致す
    るようにレンチキユラーレンズが設けられたレン
    チキユラーレンズ板構成片を複数枚その側端部に
    於いて貼着接合してなり、上記各レンチキユラー
    レンズ板の各接合部のうち、各レンチキユラーレ
    ンズ板の中央の接合部に於いては、レンチキユラ
    ーレンズ板の接合位置がレンチキユラーレンズの
    最凹部間であり、レンチキユラーレンズ板の端部
    に行くに従つて、接合部の接合位置がレンチキユ
    ラーレンズの最凹部間より端部側に順次ズレた位
    置であることを特徴とする透過型スクリーン。
JP1984130890U 1984-08-29 1984-08-29 透過型スクリ−ン Granted JPS6146536U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984130890U JPS6146536U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 透過型スクリ−ン

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JP1984130890U JPS6146536U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 透過型スクリ−ン

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JPS6146536U JPS6146536U (ja) 1986-03-28
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JP1984130890U Granted JPS6146536U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 透過型スクリ−ン

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723787Y2 (ja) * 1987-06-12 1995-05-31 大日本印刷株式会社 透過形スクリ−ン
DE10335271A1 (de) * 2003-08-01 2005-02-17 Hentze-Lissotschenko Patentverwaltungs Gmbh & Co.Kg Strahlformungsvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6146536U (ja) 1986-03-28

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