JPH04214547A - 反射形スクリーンとその製造方法 - Google Patents

反射形スクリーンとその製造方法

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JPH04214547A
JPH04214547A JP3068020A JP6802091A JPH04214547A JP H04214547 A JPH04214547 A JP H04214547A JP 3068020 A JP3068020 A JP 3068020A JP 6802091 A JP6802091 A JP 6802091A JP H04214547 A JPH04214547 A JP H04214547A
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reflective
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正浩 後藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前方からの映像光を反
射部により反射させて観察する反射形スクリーンとその
製造方法に関し、特に、スクリーンの後部に反射層と光
吸収層を形成して、前部に集光性のあるレンズを設けた
反射形スクリーンとその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像光をスクリーンに投写して観察する
映像投写システムでは、透過形の背面投写システムと、
反射形の前方投写システムが知られている。これらのシ
ステムを比較した場合に、スクリーンと観察者との距離
が等しいときには、背面投写システムは、投写系のスペ
ースをスクリーンの後方に確保する必要があるので、前
方投写システムよりも投写系のスペース分だけシステム
全体が大きくなる。また、近年、LCDを用いたコンパ
クトな前方投写システムも開発されているので、反射形
スクリーンが見直されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の反射形
スクリーンは、外光反射が起こりやすく、特に、斜め上
方からの外光の反射によりコントラストが低下するので
、映像を観察しづらいという問題点があった。
【0004】また、従来の反射形スクリーンでは、映像
光を反射部により反射させるときに、反射面が等方的な
拡散面であるために、水平または垂直の拡散をそれぞれ
好適に制御することができず、広い視野角を得ることが
できないという問題もあった。
【0005】本発明の目的は、前述の課題を解決して、
コントラストを向上させることにより映像が観察しやす
いとともに、映像光を水平および垂直方向に拡散して反
射させることにより広い視野角を得ることができる反射
形スクリーンとその製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による反射形スクリーンは、前方から投写し
た映像光を反射部により反射させて観察する反射形スク
リーンにおいて、帯状に連続してまたは分割して設けら
れた反射部と、前記反射部以外の部分に設けられ外光を
吸収する光吸収部とから構成してある。
【0007】このとき、前記反射部および前記光吸収部
の前側に映像光をその反射部に入光させ外光をその光吸
収部に入光させるレンズ部を設けるようにしてもよい。 前記反射部は、凸面鏡と凹面鏡の双方または一方を1つ
または2つ以上配列して映像光を拡散して反射させるよ
うにしてもよい。
【0008】前記光吸収部は、前記反射部よりも突出す
るようにしてもよい。
【0009】また、本発明による反射形スクリーンは、
光透過性のあるベースフィルムと、前記ベースフィルム
の一方の面に設けられ光透過性のある凸部と、前記凸部
の頂上部の表面に設けられ映像光を反射させる反射部と
、前記凸部のうちで少なくとも前記反射部以外の表面に
設けられ外光を吸収する光吸収部と、前記ベースフィル
ムの他方の面に設けられ映像光を前記反射部に入光させ
外光を前記光吸収部に入光させるレンズ部とから構成す
ることができる。
【0010】さらに、光透過性のある第1のベースフィ
ルムと、前記第1のベースフィルムの片面に間隔をもっ
て複数平行に設けられた凸状のベースと、前記ベース間
に設けられ映像光を反射させる反射部と、前記ベースの
表面に設けられ外光を吸収する光吸収部と、光透過性の
ある第2のベースフィルムと、前記第2のベースフィル
ムの一方の面に設けられ映像光を前記反射部に入光させ
外光を前記光吸収部に入光させるレンズ部と、前記第2
のベースフィルムの他方の面と前記反射部および前記光
吸収部との間に設けられこれらを接着して一体にする接
着部とから構成することもできる。
【0011】本発明による反射形スクリーンの製造方法
は、電離放射線透過性のあるベースフィルムの一方の面
に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化させてレンズ部を
成形するレンズ部成形工程と、前記ベースフィルムの他
方の面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化させて凸部
を成形する凸部成形工程と、前記凸部の表面に反射部を
形成する反射部形成工程と、前記凸部のうちで少なくと
も前記反射部以外の表面に光吸収部を形成する光吸収部
形成工程とを含むように構成してある。
【0012】また、電離放射線透過性のある第1のベー
スフィルムの片面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化
させて凸状のベースを間隔をもって複数平行に成形する
ベース成形工程と、前記ベース間に反射部を形成する反
射部形成工程と、前記ベースの表面に光吸収部を形成す
る光吸収部形成工程と、電離放射線透過性のある第2の
ベースフィルムの一方の面に電離放射線硬化形樹脂を充
填し硬化させてレンズ部を成形するレンズ部成形工程と
、前記第2のベースフィルムの他方の面と前記反射部お
よび前記光吸収部との間に電離放射線硬化形樹脂を充填
し硬化させることによりこれらを接着して一体にする接
着工程とを含むように構成してもよい。
【0013】さらに、電離放射線透過性のある第1のベ
ースムの片面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化させ
て凸状反射層ベースを間隔をもって複数平行に成形する
反射層ベース形成工程と、電離放射線透過性のある第2
のベースフィルムの一方の面に電離放射線硬化形樹脂を
充填し硬化させてレンズ部を形成するレンズ部形成工程
と、前記第2のベースフィルムの他方の面に電離放射線
硬化形樹脂を充填し硬化させて凸状の光透過部を間隔を
もって複数平行に形成する光透過部形成工程と、前記第
1のベースフィルムの他方面と前記第2のベースフィル
ムの光透過部を有する面との間に光吸収性を有する電離
放射線硬化形樹脂を充填し硬化させることによりこれら
を接着して一体にする接着工程と、前記反射層ベースの
凸状面に反射層を印刷する反射層印刷工程とを含むよう
に構成してもよい。
【0014】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1〜図5は、本発明による反
射形スクリーンの第1の実施例の一部を抜き出して模式
的に示した図であって、図1,図4,図5は断面図、図
2は平面図、図3は、同実施例スクリーンを構成する反
射層を示した平面図である。
【0015】この実施例の反射形スクリーン1は、後部
に水平方向に連続した帯状の反射層11が複数平行に形
成されており、各反射層11の間には、反射層11より
も前側に突出した光吸収層12が形成されている。また
、反射形スクリーン1の前部には、レンチキュラーレン
ズ13が、走行線(円筒レンズの軸)が水平方向に複数
平行になるように形成してある。
【0016】反射層11は、入射した映像光2を水平方
向に拡散しながら反射させるものである。この例の反射
層11は、図1,図3に示すように、半円筒形状の微細
な凸面鏡11aを、走行線(円筒の軸)が垂直方向に複
数平行になるように形成してある。反射層11の材質と
しては、アルミニウム等の金属や、これらの微細な粒子
を含む塗料等があげられる。
【0017】光吸収層12は、図1,図4,図5に示す
ように、反射形スクリーン1の後部のうちで反射層11
以外の部分に形成してあり、反射層11よりも突出させ
てある。これは、図5に示すように、入射した外光3を
吸収しやすくするためである。このため、光吸収層12
を突出させる高さはできるだけ高くして、三角形の頂角
に相当する角度は45°程度に、三角形の底辺に相当す
る部分の長さはできるだけ長くすることが好ましい。こ
の光吸収層12の材質としては、光吸収性のあるもの、
例えば、黒色インキ等があげられる。なお、光吸収層の
形状は、断面三角形状に限らずに、例えば、断面台形状
など他の形状にしてもよい。
【0018】レンチキュラーレンズ13は、映像光2を
集光して反射層11に入光させるとともに、外光3を確
実に光吸収層12に入光させるために設けられている(
図1,図4,図5)。
【0019】この例のレンチキュラーレンズ13は、垂
直拡散用のものを用いており、反射層11により反射し
た映像光2を拡散して垂直方向の視野角を拡大させるこ
とができる。レンチキュラーレンズ13は、スクリーン
の中心付近では、投写される映像光2の光軸と反射層1
1の中心とが一致するように形成してあるが(図1)、
スクリーンの上端では、図4に示すように、映像光2の
入射角度がスクリーン中心と異なるので、光軸と反射層
11の中心とをずらして形成してある。スクリーンの下
端は、上端の場合と逆にずらしてある。なお、レンチキ
ュラーレンズ13の焦点は、反射層11よりも後側にあ
るようにすることが好ましい。この理由は、反射層11
で反射した光が光吸収層12で吸収されるのを防止する
ためである。レンチキュラーレンズ13の材質としては
、光透過性のあるガラスやポリメチルメタクリレート,
ポリ塩化ビニル,ポリスチレン,ポリカーボネート等の
合成樹脂等を用いることができる。
【0020】図6,図7は、本発明による反射形スクリ
ーンの第2の実施例の一部を抜き出して模式的に示した
図であって、図6は斜視図、図7は断面図である。
【0021】この例の反射形スクリーン4は、基材とし
てベースフィルム4aを用いている。ベースフィルム4
aの後面には、台形状の凸部43Aが形成されており、
凸部43Aの上底部の表面に反射層41を、斜面に光吸
収層42を形成してある。ベースフィルム4aの前面に
は、垂直拡散用のレンチキュラーレンズ43Bが形成し
てある。
【0022】ベースフィルム4aは、光透過性、例えば
紫外線(UV)や電子線(EB)等の電離放射線透過性
のあるものがよく、この例では、PETフィルムを用い
ている。
【0023】反射層41は、凸部43Aの上底部に形成
された半円筒形状の凹部であって、走行線(円筒の軸)
が垂直方向に複数平行になるような凹部の表面に設けら
れている。なお、凸部43Aの材質は、光透過性のある
ものがよく、例えばウレタンアクリレート系やエポキシ
系の電離放射線硬化形樹脂等があげられる。
【0024】光吸収層42は、凸部43Aと、反射層4
1の裏面の全面を覆うように形成してある。この例では
、光吸収層42の面積は、スクリーン全体の面積に対し
て約70%の割合にしてある。
【0025】レンチキュラーレンズ43Bは、ベースフ
ィルム4aの前面に形成してあり、電離放射線硬化形樹
脂を用いている。
【0026】つぎに、このように構成された反射形スク
リーン4の製造方法について説明する。図8,図9は、
本発明による反射形スクリーンの製造方法の第1の実施
例を示した図であって、図8は、同実施例方法の各工程
を示したブロック図,図9は、同実施例方法に用いる装
置を示した模式図である。
【0027】第2の実施例の反射形スクリーン4の製造
方法は、レンチキュラーレンズ成形工程101と、凸部
形成工程102と、反射層形成工程103と、光吸収層
形成工程104とから構成してある。
【0028】レンチキュラーレンズ形成工程101は、
電離放射線透過性のあるベースフィルム4aの一方の面
に、電離放射線硬化形樹脂を用いてレンチキュラーレン
ズ43Bを成形する工程である。
【0029】凸部成形工程102は、ベースフィルム4
aの他方の面に、電離放射線硬化形樹脂を用いて、台形
状であって、その上底部に半円筒形状の凹部を有する凸
部43Aを成形する工程である。凸部43Aの成形型は
、巻付けロールで逆型を切削した後に、電鋳または樹脂
モールドにより型をかえして、ロールに巻きつければよ
い。
【0030】反射層形成工程103は、凸部43Aの凹
部の表面に、反射層41を形成する工程である。反射層
41を形成するには、アルミニウム等の金属を含むイン
キを印刷したり、または金属を蒸着したりすればよい。
【0031】光吸収層形成工程104は、凸部43Aと
反射層41の裏面の全面を覆うように光吸収層42を形
成する工程である。このように形成すれば、光吸収層4
2を簡単に形成できるので、反射形スクリーン4の作製
が短時間でできる。光吸収部42を形成するには、黒色
インキ等を用いて、公知の方法により印刷等すればよい
【0032】なお、ここでは、レンチキュラーレンズ4
3Bを凸部43A,反射層41,光吸収層42よりも先
に成形する例について説明したが、これらの後で最後に
成形してもよい。
【0033】このように構成した反射形スクリーン4の
製造方法について、図9を参照して製造例とともにさら
に具体的に説明する。この例では、画面サイズが70イ
ンチの反射形スクリーンを作製する場合について説明す
る。
【0034】ベースフィルム4aとして厚さ0.05m
mのPETフィルムを圧胴82側から挿入し、レンチキ
ュラーレンズ(ピッチ0.2mm)の型が形成された成
形ロール81BにUV硬化形樹脂41bを供給して、U
Vランプ83bからUVを照射し、UV硬化形樹脂41
bを硬化させレンチキュラーレンズ43Bを成形する(
レンチキュラーレンズ成形工程101)。なお、84は
、不要なUVを遮断するための遮光ロールである。
【0035】このベースフィルム4aを凸部43A(半
円筒形状の凹部のピッチ0.2mm)の型が形成された
成形ロール81Aに通しUV硬化形樹脂41aを供給し
て、UVランプ83aによりUV硬化形樹脂41aを硬
化させ凸部43Aを成形する(凸部成形工程102)。
【0036】離型ロール85により離型した後に、印刷
ロール86により凸部43Aの半円筒形状の凹部にアル
ミニウムを含むインキをオフセット印刷して、反射層4
1を形成する(反射層形成工程103)。
【0037】最後に、印刷ロール87により凸部43A
と反射層41の裏面全面を覆うように、黒色インキをス
クリーン印刷して光吸収層42を形成する(光吸収層形
成工程104)。
【0038】図10は、本発明による反射形スクリーン
の第3の実施例の一部を抜き出して示した断面図である
。この実施例では、電離放射線透過性のある2枚のベー
スフィルム5a,5bを用いている。
【0039】ベースフィルム5aは、反射形スクリーン
5の後部に配置されるものであり、ベースフィルム5a
の前面には、電離放射線硬化形樹脂からなり水平方向に
連続した、断面三角形状のベース51Aが間隔をもって
複数平行に形成してある。このベース51Aは、反射層
52,光吸収層53を形成する際のガイドとして設けら
れている。
【0040】ベース51Aと、ベースフィルム5aの表
面全面には、反射層52が形成されており、この反射層
52の表面であって、ベース51Aの斜面の部分に光吸
収層53が形成されている。なお、この例の反射層52
(ベース51Aの間の部分)は、フラット面にしてある
が、前述した実施例のような半円筒形状の凸面鏡にして
もよい。
【0041】ベースフィルム5bは、反射形スクリーン
5の前部に配置されるものであり、その前面には垂直拡
散用のレンチキュラーレンズ51Bが形成してある。ベ
ースフィルム5bと、反射層52,光吸収層53の間に
は、電離放射線硬化形樹脂をバインダとして用いた接着
層51Cが形成されており、この接着層51Cにより反
射形スクリーン5が一体化されている。
【0042】接着層51Cの材質としては、ベースフィ
ルム5a,反射層52や光吸収層53との接着性を有し
、かつ光透過性のあるものがよく、例えば、ウレタンア
クリレート系,エポキシ系等の電離放射線硬化形樹脂等
があげられる。
【0043】なお、この例では、ベース51Aとレンチ
キュラーレンズ51Bを、別のベースフィルムに分けて
形成してあるが、例えば、1枚のベースフィルムの片面
全面に反射層を形成して、この反射層の表面にレンチキ
ュラーレンズと光吸収性のあるベースとを交互に形成す
るようにしてもよい。
【0044】つぎに、このように構成された反射形スク
リーン5の製造方法について説明する。図11,図12
は、本発明による反射形スクリーンの製造方法の第2の
実施例を示した図であって、図11は、同実施例方法の
各工程を示したブロック図,図12は、同実施例方法に
用いる装置を示した模式図である。
【0045】図10に示した反射形スクリーン5の製造
方法は、ベース成形工程111と、反射層形成工程11
2と、光吸収層形成工程113と、レンチキュラーレン
ズ成形工程114と、接着工程115とから構成してあ
る。
【0046】ベース成形工程111は、電離放射線透過
性のあるベースフィルム5aの片面に、電離放射線硬化
形樹脂を用いてベース51Aを成形する工程である。反
射層形成工程112は、ベース51Aと、ベース51A
が形成された側のベースフィルム5aの表面全面に反射
層52を形成する工程である。このようにすれば、反射
層52を簡単に形成できるので、反射形スクリーン5の
作製が短時間でできる。光吸収層形成工程113は、反
射層52の表面のうちで、ベース51Aの斜面の部分に
光吸収層53を形成する工程である。レンチキュラーレ
ンズ成形工程114は、ベースフィルム5bの一方の面
に、電離放射線硬化形樹脂を用いてレンチキュラーレン
ズ51Bを成形する工程である。接着工程115は、ベ
ースフィルム5bの他方の面と、ベース51A,反射層
52,光吸収層53とを接着層51Cにより接着して一
体化する工程である。
【0047】このように構成した反射形スクリーン5の
製造方法について、図12を参照して製造例とともにさ
らに具体的に説明する。この例では、画面サイズが70
インチの反射形スクリーンを作製する場合について説明
する。
【0048】ベースフィルム5aとして厚さ0.2mm
のPETフィルムを圧胴92a側から挿入し、ベース5
1A(三角形の高さ0.1mm,頂角45°,底辺の長
さ1.5mm)の型が形成された成形ロール91Aに通
しUV硬化形樹脂51aを供給して、UVランプ93a
からUVを照射し、UV硬化形樹脂51aを硬化させベ
ース51Aを成形する(ベース成形工程111)。
【0049】離型ロール95によりベース51Aを離型
した後に、印刷ロール96によりベースフィルム5a,
ベース51Aの全面にアルミニウムを含むインキをオフ
セット印刷して、反射層52を形成する(反射層形成工
程112)。
【0050】その後に、印刷ロール97を用いて反射層
52の表面のうちで、ベース51Aの斜面に黒色インキ
をスクリーン印刷して光吸収層53を形成する(光吸収
層形成工程113)。
【0051】ベースフィルム5bとして厚さ0.05m
mのPETフィルムを圧胴92b側から挿入し、レンチ
キュラーレンズ(ピッチ0.2mm)の型が形成された
成形ロール91BにUV硬化形樹脂51bを供給して、
UVランプ93bからUVを照射し、UV硬化形樹脂5
1bを硬化させレンチキュラーレンズ51Bを成形する
(レンチキュラーレンズ成形工程114)。なお、94
は、不要なUVを遮断するための遮光ロールである。
【0052】最後に、ベースフィルム5a,5bの間に
UV硬化形樹脂51cを供給した後、両フィルムを接着
ロール98に挿入して、圧胴92C,UVランプ93c
により押圧,硬化して一体化し(接着工程115)、離
型ロール99により離型する。
【0053】図12〜図16は、本発明による反射形ス
クリーンの他の実施例の一部を抜き出して模式的に示し
た図であって、図13,図15は平面図、図14,図1
6は断面図である。なお、前述した実施例と同様な機能
を果たす部分については、説明を省略して異なる部分の
みを説明する。
【0054】図13,図14の例の反射形スクリーン6
は、一つの集光レンズ63に一つの反射層61が対応す
るようにしてある。反射層61は、水平方向に分割して
形成してあり、図13に示すように、映像光2が垂直方
向に拡散するように、全体を湾曲させてある。
【0055】光吸収層62は、スクリーンの後部であっ
て反射層61以外の部分に、いわゆるマトリクス状に形
成してある。したがって、コントラストを大幅に向上さ
せることができる。集光レンズ63は、球状のものを用
いており、反射した映像光2を、水平および垂直方向に
拡散するようにしてある。
【0056】図15,図16の例では、光吸収層72は
、反射層71よりも突出した部分が、垂直方向(スクリ
ーンの縦方向)に平行になるように形成してある。光吸
収層72をこのように形成してあるので、外光がスクリ
ーンの横方向から入りやすい場所、例えば窓際等であっ
てもコントラストの高い映像を観察することができる。
【0057】図17〜図19は、本発明による反射形ス
クリーンのさらに他の実施例の一部を抜き出して模式的
に示した図であって、図17は斜視図、図18,図19
は断面図である。
【0058】この実施例では、反射形スクリーン120
の前側に、レンチキュラーレンズ123が、走行線(円
筒レンズの軸)が水平方向に多数平行になるように配置
されており、後側の凸部には、光反射層121として、
凹面鏡をマトリクス状に配置したものが形成されている
【0059】光吸収層122は、反射形スクリーン12
0の後側の全面に黒色インキ等を塗布することにより、
光反射層121以外の部分に形成されている。
【0060】図20〜図22は、本発明による反射形ス
クリーンのさらに他の実施例の一部を抜き出して模式的
に示した図であって、図20は断面図、図21はこの実
施例の効果を説明するための図、図22はレンチキュラ
ーレンズと反射層の好ましい位置関係を示す図である。
【0061】この実施例では、突出した光吸収層22が
反射層21の間に、2つ形成してある。このように光吸
収層22を形成してあるので、特にコントラストの高い
映像の観察を可能とした。これは一般に外光が光吸収層
においても若干の反射をおこし2次迷光になり、この光
によってもコントラストが低下するが、光吸収層22を
2つ連続して形成したため、図21に示すように、光吸
収層22の間で2次迷光3aが多重反射を繰り返して2
次迷光をトラップするため、および光吸収層22の面積
が増加するためである。
【0062】ここで、光吸収層22の突出量Tは全スク
リーン厚さをtとするとT≦2/3tであることが望ま
しく、より望ましくは1/2t程度である。これは、光
吸収層22の突出量が大きければ大きいほど、外光が反
射層21へ入光する割合が減少しコントラスト改善効果
が顕著となるが、逆に垂直拡散視野角は狭くなることに
よる。一方、光吸収層22の幅Wは、ピッチをWとする
とW=0.1w〜0.9wの範囲にあることが好ましい
【0063】反射層21の形状は、凹面鏡(垂直円柱)
形状にすれば水平方向の視野角を広げる方向へ光を拡散
し、またハエの目形状にすれば水平・垂直両視野角を広
げることができる。一般的なスクリーンの使用方法から
考えて、水平視野角は半値角で±40°,垂直視野角は
半値角で±10°程度あれば十分である。
【0064】この垂直拡散性と水平拡散性は、前面のレ
ンチキュラーレンズ形状と光拡散反射面の形状によって
任意に設定できる。拡散反射面の垂直凹面のRを小さく
すれば、水平拡散性が広く、観察側の入光水平レンチキ
ュラーレンズのRを小さくすれば、垂直拡散性が広いス
クリーンを作ることができる。しかし、垂直の指向性を
大きくすると、くさび型の光吸収層22に光が引っかか
るようになるので垂直指向性は±20°程度までに広げ
るのが望ましい。
【0065】さらに、光源からの映像光2は、図22の
ように、中心を境に広がるので、前面のレンチキュラー
レンズ13と背面の反射層21の位置を図22のように
ずらすことにより光源からの映像光を適正に反射層21
に導くことができる。
【0066】以上、図20〜図22に示す本発明の実施
例について説明したが、以下具体的な製造例について説
明する。
【0067】観察側レンチキュラーレンズ金型は、硬質
銅を用いてスピンドル加工により、入光レンチキュラー
レンズ、R=0.80mm、ピッチ0.8mm、幅14
30mm、高さ1080mmのサイズのものを作製した
【0068】反射層21の方も硬質銅を用いて、反射層
の幅0.4mm、光吸収層の幅W=0.4mm、突出量
T=1mmの三角柱形の形状にし、両者合わせたピッチ
を0.80mm、サイズは前記レンチキュラーレンズ金
型と同じ、さらに反射層をブラストによりマット化した
。上記2つの金型を中心のレンチキュラーレンズ位置の
ずれ量40mmとし、両サイドに行くに従い反射面の位
置が外側にずれるようにセッティングした。
【0069】さらにこの時2枚の金型の間をPVCチュ
ーブ(厚さ2.8mmのものを用い2mmまでつぶす)
でシールし、その間に開始剤としてAIBN0.05%
を含むMMAシロップ(拡散剤としてアルミナ粉末2%
を混入)を流し込み、75℃のオーブンで加熱重合して
成形した。
【0070】次に、反射層21をマスキングした後、光
吸収層の部分に遮光剤(カーボン等)を練り込んだ熱硬
化性樹脂(エポキシ、アクリル樹脂等)を塗布後、硬化
させた。次に、マスキングを剥離してアルミ蒸着膜を設
けて反射型スクリーンを作成した(このスクリーンを製
造例1と呼ぶ)。
【0071】また、上記遮光剤塗布硬化後、ピッチ0.
8mm、0.5mmRの金型に電離放射線硬化形樹脂を
塗布し、観察側レンチキュラーレンズの円筒とは、90
°方向の異なる向きに積載し、電離放射線で硬化した後
、製造例1と同様にアルミニウムの蒸着膜を設けて、反
射型スクリーンを作成した(このスクリーンを製造例2
と呼ぶ)。
【0072】製造例1のスクリーンは、水平視野角±2
0°(半値角)、垂直視野角±20°で、正面からのス
クリーン輝度が高く明室でも使用可能なコントラストの
高いスクリーンであった。また、製造例2のスクリーン
は、水平視野角±40°(半値角)、垂直視野角±20
°で、視野角の広く明室でも使用可能なコントラストの
高いスクリーンであった。
【0073】図23は、本発明による反射形スクリーン
のさらに他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した
斜視図である。この実施例の反射形スクリーン9は、基
本的な構成は図10で示した例と同一であるが、反射層
31を半円筒形状の凸部に例えばアルミニウムを含むイ
ンキをオフセット印刷して形成し、水平方向への光拡散
を向上せしめている。
【0074】図24、図25は、図23に示した本発明
による反射形スクリーンの製造方法の実施例を示す図で
あって、図24は、同実施例方法の各工程を示したブロ
ック図、図25は、同実施例方法に用いる装置を示した
模式図である。
【0075】図24に示した反射形スクリーン9の製造
方法は、反射層ベース形成工程211と、レンチキュラ
ーレンズ形成工程212と、光透過部形成工程213と
、接着工程214と、反射層印刷工程215とから構成
してある。
【0076】反射層ベース形成工程211は、電離放射
線透過性のあるベースフィルム9aの片面に、電離放射
線硬化形樹脂を用いて半円筒状形の反射層ベース31a
を形成する工程である。レンチキュラーレンズ形成工程
212は、ベースフィルム9bの一方の面に、電離放射
線硬化形樹脂を、用いてレンチキュラーレンズ33Bを
成形する工程である。光透過部形成工程213は、ベー
スフィルム9bの他方面に、電離放射線硬化形樹脂を用
いて台形状の光透過部33Aを、レンチキュラーレンズ
33Bに対応した位置に形成する工程である。接着工程
214は、ベースフィルム9aの反射層31が形成され
ていない面と、ベースフィルム9bの光透過部33Aが
形成されている面とを、光吸収層32を介し接着して一
体化する工程である。
【0077】この光吸収層32は、電離放射線硬化形樹
脂に着色を施したもので構成すればよい。また、ベース
フィルム9aと9bの接着方向は、レンチキュラーレン
ズ33Bの走行線と反射層31の走行線が直角をなすよ
うにする。
【0078】接着工程212においては、図11および
図12で説明した製造方法のようにレンチキュラーレン
ズ51Bと光吸収層53との位置合わせ(例えばレンチ
キュラーレンズ51Bの谷部と光吸収層53の頂部を合
わせる)をする必要がないという利点がある。反射層印
刷工程215は、先に形成された反射層ベース31の凸
面に、アルミニウム等の金属を含むインキを印刷したり
、または金属を蒸着する工程である。
【0079】次に、図25を参照して製造方法を更に詳
しく説明する。ベースフィルム9bを、圧胴132bか
ら挿入し、レンチキュラーレンズの型が形成された成形
ロール131BにUV硬化型樹脂54bを供給して、U
Vランプ133bからUVを照射し、UV硬化型樹脂5
4bを硬化させレンチキュラーレンズ33Bを形成する
(レンチキュラーレンズ形成工程212)。
【0080】このベースフィルム9bを台形状の光透過
部33Aを形成するための凹状型が形成された成形ロー
ル131cに通しUV硬化形樹脂54cを供給してUV
ランプ133cによりUV硬化形樹脂54cを硬化させ
、台形状の光透過部33Aを形成する(光透過部形成工
程213)。
【0081】ベースフィルム9bを圧胴132aから挿
入し、反射層の型が形成された成形ロール131aにU
V硬化形樹脂54aを供給して、UVランプ133aに
よりUV硬化形樹脂54aを硬化させ半円筒状の反射層
ベース31aを形成する(反射層ベース形成工程211
)。
【0082】次いで、ベースフィルム9aおよび9bの
間に着色されたUV硬化形樹脂54dを供給し、両フィ
ルムを接着ロール134a,134bに挿入して押圧し
た後、UVランプ133cにより硬化一体化する(接着
工程214)。
【0083】最後に、印刷ロール135を用いて反射層
ベース31aの凸面に、例えばアルミニウムを含むイン
キをオフセット印刷して反射層31を形成する(反射層
形成工程215)。
【0084】この実施例においては、レンチキュラーレ
ンズが形成されている裏面に光透過部が形成されていれ
ばよく、この点が満足されていれば図23における工程
の順序を変更する(例えば、反射層印刷工程215を反
射層ベース形成工程の後に行う)ことは許容される。
【0085】次に、本発明による反射形スクリーンのさ
らに他の実施例を図26〜図28に基づき説明する。図
26は、本実施例の一部を抜き出して模式的に示した斜
視図、図27は図26の反射的スクリーンの製造方法の
工程を示したブロック図、および図28は図27に示し
た製造方法に用いる装置を示した模式図である。
【0086】図26の実施例の反射形スクリーンは、基
本的には図23の例の反射形スクリーンと同一であるが
、光吸収層35bが設けられている点に差異がある。 このように光吸収層35bを設けることにより、図23
の例では不十分であった水平方向における外光吸収能力
を向上した。
【0087】図27に示した製造工程も、基本的に図2
4(図23の実施例の反射形スクリーンの製造工程)に
示した製造工程と同一であり、反射層ベース形成工程3
11の後に光透過部形成工程312が追加された点に差
異があるのみである。
【0088】この光透過部形成工程312は、最終的に
は光吸収層35bを設けるための工程である。すなわち
、光透過部形成工程312において、光吸収層35bを
設けるためのスペースを除いて光透過部36cを形成す
る。その後、接着工程315で図23において説明した
のと同様に、着色された電離放射線硬化形樹脂等で接着
すれば、前記スペースに相当する部分に光吸収層35b
が形成される。なお、他の工程は図23と同様なので説
明を省略する。
【0089】次に、図28を参照して製造方法を更に詳
しく説明する。ベースフィルム10bを圧胴142bか
ら挿入し、レンチキュラーレンズの型が形成された成形
ロール141cにUV硬化形樹脂55cを供給して、U
Vランプ143cからUVを照射し、UV硬化形樹脂5
5cを硬化させレンチキュラーレンズ36Bを形成する
(レンチキュラーレンズ形成工程313)。
【0090】このベースフィルム10bを台形状の光透
過部36Aを形成するための凹状型が形成された成形ロ
ール141Dに通しUV硬化形樹脂55dを硬化させ、
台形状の光透過部36Aを形成する(光透過部形成工程
314)。
【0091】一方、ベースフィルム10aを圧胴142
aから挿入し、反射層ベースの型が形成された成形ロー
ル141AにUV硬化形樹脂55aを硬化させ半円筒状
の反射層ベース34aを形成する(反射層ベース形成工
程311)。
【0092】このベースフィルム10aを断面短形状の
光透過部36cを形成するための凹状型が形成された成
形ロール141Bに通しUV硬化形樹脂55bを供給し
てUVランプ143bにより硬化させ短形状の光透過部
36cを形成する(光透過部形成工程312)。
【0093】次いで、ベースフィルム10aおよび10
bの間に着色されたUV硬化形樹脂55eを供給し、両
フィルムを接着ロール144a,144bに挿入して押
圧した後、UVランプ143eにより硬化一体化する(
接着工程315)。
【0094】最後に、印刷ロール145を用いて反射層
ベース34aの凸面に、例えばアルミニウムを含むイン
キをオフセット印刷して反射層を形成する(反射層形成
工程316)。
【0095】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1に
よれば、反射形スクリーンに光吸収部を設けたので、外
光反射を抑えたコントラストの高い映像を観察すること
ができる。
【0096】請求項2によれば、スクリーンの前部にレ
ンズ部を設け、映像光を反射部に入光させて、外光を光
吸収部に入光させるので、さらにコントラストの高い映
像を観察することができる。
【0097】請求項3によれば、反射部に凸面鏡と凹面
鏡の双方または一方を設けたので、映像光を拡散して反
射させることができる。したがって、レンズ部と凸面鏡
,凹面鏡を組合わせることにより、映像光の垂直および
水平方向の拡散を制御することができるので、スクリー
ンの設計が容易で、必要な視野角を得ることができる。
【0098】請求項4によれば、光吸収部を反射部より
も突出させたので、外光の反射、特に斜め上方や横方向
から入光する外光の反射を大幅に抑えることができる。
【0099】請求項5,6によれば、スクリーンの基材
にフィルムを用いたので、スクリーンを薄く作製しても
機械的強度を向上させることができる。
【0100】請求項7,8によれば、基材にフィルムを
用いた反射形スクリーンを連続生産することができる。
【0101】請求項9によれば、接着する2つのフィル
ムの位置合わせを特に考慮することなく、基材にフィル
ムを用いた反射形スクリーンを連続生産することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による反射形スクリーンの第1
の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図であ
る。
【図2】図2は、本発明による反射形スクリーンの第1
の実施例の一部を抜き出して模式的に示した平面図であ
る。
【図3】図3は、第1の実施例のスクリーンを構成する
反射部を示した平面図である。
【図4】図4は、本発明による反射形スクリーンの第1
の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図であ
る。
【図5】図5は、本発明による反射形スクリーンの第1
の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図であ
る。
【図6】図6は、本発明による反射形スクリーンの第2
の実施例の一部を抜き出して模式的に示した斜視図であ
る。
【図7】図7は、本発明による反射形スクリーンの第2
の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図であ
る。
【図8】図8は、本発明による反射形スクリーンの製造
方法の第1の実施例の各工程を示したブロック図である
【図9】図9は、本発明による反射形スクリーンの製造
方法の第1の実施例に用いる装置を示した模式図である
【図10】図10は、本発明による反射形スクリーンの
第3の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図
である。
【図11】図11は、本発明による反射形スクリーンの
製造方法の第2の実施例の各工程を示したブロック図で
ある。
【図12】図12は、本発明による反射形スクリーンの
製造方法の第2の実施例に用いる装置を示した模式図で
ある。
【図13】図13は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した平面図で
ある。
【図14】図14は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図で
ある。
【図15】図15は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した平面図で
ある。
【図16】図16は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図で
ある。
【図17】図17は、本発明による反射形スクリーンの
さらに他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した斜
視図である。
【図18】図18は、本発明による反射形スクリーンの
さらに他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断
面図である。
【図19】図19は、本発明による反射形スクリーンの
さらに他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断
面図である。
【図20】図20は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した断面図で
ある。
【図21】図21は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例の効果を示す図である。
【図22】図22は、本発明による反射形スクリーンの
他の実施例のレンチキュラーレンズで好ましい位置関係
を示す図である。
【図23】図23は、本発明による反射形スクリーンの
さらに他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した斜
視図である。
【図24】図24は、本発明による反射形スクリーンの
製造方法の実施例の各工程を示したブロック図である。
【図25】図25は、本発明による反射形スクリーンの
製造方法の実施例に用いる装置を示した模式図である。
【図26】図26は、本発明による反射形スクリーンの
さらに他の実施例の一部を抜き出して模式的に示した斜
視図である。
【図27】図27は、本発明による反射形スクリーンの
製造方法の他の実施例各工程を示したブロック図である
【図28】図27は、本発明による反射形スクリーンの
製造方法の他の実施例に用いる装置を示した模式図であ
る。
【符号の説明】
1,4,5,6,7,8,9,10  反射形スクリー
ン11,21,31,34,41,52,61,71 
 反射層 12,22,32,35a,35b  光吸収層33A
,36A,36C,  光透過部43A,51A  凸
部 13,43B,51B,33B,36B  レンチキュ
ラーレンズ 2  映像光 3  外光 63,73  集光レンズ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前方から投写した映像光を反射部によ
    り反射させて観察する反射形スクリーンにおいて、帯状
    に連続してまたは分割して設けられた反射部と、前記反
    射部以外の部分に設けられ外光を吸収する光吸収部とか
    ら構成したことを特徴とする反射形スクリーン。
  2. 【請求項2】  前記反射部および前記光吸収部の前側
    に映像光をその反射部に入光させ外光をその光吸収部に
    入光させるレンズ部を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の反射形スクリーン。
  3. 【請求項3】  前記反射部は、凸面鏡と凹面鏡の双方
    または一方を1つまたは2つ以上配列して映像光を拡散
    して反射させるように構成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の反射形スクリーン。
  4. 【請求項4】  前記光吸収部は、前記反射部よりも突
    出するように構成したことを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいづれかに記載の反射形スクリーン。
  5. 【請求項5】  光透過性のあるベースフィルムと、前
    記ベースフィルムの一方の面に設けられ光透過性のある
    凸部と、前記凸部の頂上部の表面に設けられ映像光を反
    射させる反射部と、前記凸部のうちで少なくとも前記反
    射部以外の表面に設けられ外光を吸収する光吸収部と、
    前記ベースフィルムの他方の面に設けられ映像光を前記
    反射部に入光させ外光を前記光吸収部に入光させるレン
    ズ部とから構成したことを特徴とする反射形スクリーン
  6. 【請求項6】  光透過性のある第1のベースフィルム
    と、前記第1のベースフィルムの片面に間隔をもって複
    数平行に設けられた凸状のベースと、前記ベース間に設
    けられ映像光を反射させる反射部と、前記ベースの表面
    に設けられ外光を吸収する光吸収部と、光透過性のある
    第2のベースフィルムと、前記第2のベースフィルムの
    一方の面に設けられ映像光を前記反射部に入光させ外光
    を前記光吸収部に入光させるレンズ部と、前記第2のベ
    ースフィルムの他方の面と前記反射部および前記光吸収
    部との間に設けられこれらを接着して一体にする接着部
    とから構成したことを特徴とする反射形スクリーン。
  7. 【請求項7】  電離放射線透過性のあるベースフィル
    ムの一方の面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化させ
    てレンズ部を成形するレンズ部成形工程と、前記ベース
    フィルムの他方の面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬
    化させて凸部を成形する凸部成形工程と、前記凸部の表
    面に反射部を形成する反射部形成工程と、前記凸部のう
    ちで少なくとも前記反射部以外の表面に光吸収部を形成
    する光吸収部形成工程とを含むように構成した反射形ス
    クリーンの製造方法。
  8. 【請求項8】  電離放射線透過性のある第1のベース
    フィルムの片面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化さ
    せて凸状のベースを間隔をもって複数平行に成形するベ
    ース成形工程と、前記ベース間に反射部を形成する反射
    部形成工程と、前記ベースの表面に光吸収部を形成する
    光吸収部形成工程と、電離放射線透過性のある第2のベ
    ースフィルムの一方の面に電離放射線硬化形樹脂を充填
    し硬化させてレンズ部を成形するレンズ部成形工程と、
    前記第2のベースフィルムの他方の面と前記反射部およ
    び前記光吸収部との間に電離放射線硬化形樹脂を充填し
    硬化させることによりこれらを接着して一体にする接着
    工程とを含むように構成した反射形スクリーンの製造方
    法。
  9. 【請求項9】  電離放射線透過性のある第1のベース
    フィルムの片面に電離放射線硬化形樹脂を充填し硬化さ
    せて凸状反射層ベースを間隔をもって複数平行に成形す
    る反射層ベース形成工程と、電離放射線透過性のある第
    2のベースフィルムの一方の面に電離放射線硬化形樹脂
    を充填し硬化させてレンズ部を形成するレンズ部形成工
    程と、前記第2のベースフィルムの他方の面に電離放射
    線硬化形樹脂を充填し硬化させて凸状の光透過部を間隔
    をもって複数平行に形成する光透過部形成工程と、前記
    第1のベースフィルムの他方面と前記第2のベースフィ
    ルムの光透過部を有する面との間に光吸収性を有する電
    離放射線硬化形樹脂を充填し硬化させることによりこれ
    らを接着して一体にする接着工程と、前記反射層ベース
    の凸状面に反射層を印刷する反射層印刷工程とを含むよ
    うに構成した反射形スクリーンの製造方法。
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