JP2000347299A - マルチプロジェクションシステム - Google Patents

マルチプロジェクションシステム

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JP2000347299A
JP2000347299A JP11154506A JP15450699A JP2000347299A JP 2000347299 A JP2000347299 A JP 2000347299A JP 11154506 A JP11154506 A JP 11154506A JP 15450699 A JP15450699 A JP 15450699A JP 2000347299 A JP2000347299 A JP 2000347299A
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frame
projection system
resin
projection
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JP11154506A
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Hirokazu Izumi
宏和 泉
Jun Iizuka
純 飯塚
Kazuhiro Onuma
和博 大沼
Takashi Furuno
孝 古野
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度や湿度の影響を許容しつつ目地の幅を大幅
に低減させたマルチプロジェクションシステムを提供す
ること。 【解決手段】本発明のマルチプロジェクションシステム
100は、フレネルレンズ11とレンチキュラーシート
12とで構成されるスクリーン13のレンチキュラーシ
ート12の外周縁部の裏面上にフレーム10方向(図中
矢印(ハ)方向)に略起立して板状部材14の厚み面1
4aを当接したスクリーンユニット20を樹脂製フレー
ム10に固着することで形成されるスクリーンパネル3
0をプロジェクタ部40の前方に配置したプロジェクシ
ョンユニット50を複数組み合わせて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過型スクリーンに映
像を投写する背面投射型マルチプロジェクションシステ
ムに関し、特に目地幅を低減することが可能なスクリー
ン保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチプロジェクションシステム
に用いられるスクリーンパネル68の外観図とスクリー
ン1の保持機構を図11に示した。尚、図11(a)
は、マルチプロジェクションシステムに用いられる4面
のスクリーンパネル68の外観図であり、図11(b)
は隣接するスクリーンパネル68のスクリーン保持機構
の要部拡大図である。
【0003】スクリーン61は、フレネルレンズ63と
レンチキュラーシート62とを貼り合わせて構成したも
のであり、一般に樹脂部材で形成されている。このスク
リーン61はフレーム64に保持される。温度や湿度等
の影響でスクリーン61が伸縮すると、スクリーン61
全体の伸張量はフレーム64より大きい。このため、温
度や湿度が上昇すると両者の伸張量の差により間隙Gが
小さくなる。この隙間Gがゼロになっても温度や湿度が
上昇し続けると、スクリーン61の中央付近が膨らんだ
り歪みが生じる場合がある。そこで、スクリーン61は
フレーム64の外形寸法より若干小さい寸法のものを用
いている。スクリーン61は、図11(b)に示すよう
にフレーム64に対して例えば左側外周縁部及び底部外
周縁部を各々保持金具65で固定している。
【0004】スクリーン61は、上述した構成により保
持しているので、温度や湿度等の影響でスクリーン61
全体が伸張した場合にも、間隙Gがスクリーン61の伸
張分を吸収するので、スクリーン61の中央付近が膨ら
んだり歪んだりすることがない。しかし、スクリーン6
1の一方を保持する保持金具65は、上記間隙G分を覆
い隠すと共に、スクリーン61が縮小した場合でもスク
リーン61が脱落するのを防止するため、保持部65a
は必ず必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記スクリーン61を
フレーム64に保持する保持金具65の保持部65a
は、スクリーンパネル68を単体の背面投射型プロジェ
クションTVとして用いる場合は画面外周に位置するの
で問題にならない。しかし、例えば図11(a)に示す
4面のマルチスクリーンとした場合は、隣接する保持金
具65の保持部65aは、4面マルチスクリーンの中央
十字の目地(約4mm程度)となり、保持金具65の保
持部65aは、画像の表示品質を著しく低下させる要因
となる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み成されたもの
であり、その目的は、温度や湿度の影響を許容しつつ目
地の幅を大幅に低減させることが可能なマルチプロジェ
クションシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るマルチプロジェクションシステムは、プロジェクタ
部と、前記プロジェクタ部の前方に配置される樹脂製ス
クリーンと、前記スクリーンを保持するフレームを含む
プロジェクションユニットを複数組み合わせたマルチプ
ロジェクションシステムであって、前記プロジェクショ
ンユニットの少なくとも隣接する樹脂製スクリーンの端
面に該スクリーンからフレーム側に略起立して板状部材
を取り付け、前記樹脂製スクリーンの端面と前記板状部
材に接着テープを貼着し、前記板状部材を前記フレーム
に固着するように構成したことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項1に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記スクリーンはフレネ
ルレンズとレンチキュラーシートを貼り合せて構成され
ていることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項1に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記プロジェクションユ
ニットの隣接するフレームは結合手段により結合されて
いることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項1に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記フレームは前記スク
リーンの温度および湿度に対する伸縮特性と略同様の伸
縮特性を有する材料により構成されていることを特徴と
する。
【0011】請求項5に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項4に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記フレームは樹脂によ
り構成されていることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項1に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記板状部材は前記スク
リーンの温度および湿度に対する伸縮特性と略同様の伸
縮特性を有する材料により構成されていることを特徴と
する。
【0013】請求項7に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項6に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記板状部材は樹脂によ
り構成されていることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、請求項1に記載のマルチプロジ
ェクションシステムであって、前記板状部材は両面接着
テープによりフレームに貼着されていることを特徴とす
る。
【0015】請求項9に記載の発明に係るマルチプロジ
ェクションシステムは、プロジェクタ部と、前記プロジ
ェクタ部の前方に配置される樹脂製スクリーンと、前記
スクリーンを保持するフレームを含むプロジェクション
ユニットを複数組み合わせたマルチプロジェクションシ
ステムであって、前記フレームは樹脂により形成され、
前記プロジェクションユニットの少なくとも隣接する樹
脂製スクリーンの端面と前記樹脂製フレームとを接着テ
ープにより固着するように構成したことを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の発明に係るマルチプロ
ジェクションシステムは、請求項9に記載のマルチプロ
ジェクションシステムであって、前記スクリーンはフレ
ネルレンズとレンチキュラーシートを貼り合せて構成さ
れていることを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の発明に係るマルチプロ
ジェクションシステムは、請求項9に記載のマルチプロ
ジェクションシステムであって、前記プロジェクション
ユニットの隣接するフレームは結合手段により結合され
ていることを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の発明に係るマルチプロ
ジェクションシステムは、請求項9に記載のマルチプロ
ジェクションシステムであって、前記フレームは前記ス
クリーンの温度および湿度に対する伸縮特性と略同様の
伸縮特性を有する材料により構成されていることを特徴
とする。
【0019】本発明のマルチプロジェクションシステム
は、プロジェクタ部と、前記プロジェクタ部の前方に配
置される樹脂製スクリーンと、前記スクリーンを保持す
るフレームを含むプロジェクションユニットを複数組み
合わせたマルチプロジェクションシステムであって、前
記プロジェクションユニットの少なくとも隣接する樹脂
製スクリーンの端面に該スクリーンからフレーム側に略
起立して板状部材を取り付け、前記樹脂製スクリーンの
端面と前記板状部材に接着テープを貼着し、前記板状部
材を前記フレームに固着するように構成した。また、プ
ロジェクタ部と、前記プロジェクタ部の前方に配置され
る樹脂製スクリーンと、前記スクリーンを保持するフレ
ームを含むプロジェクションユニットを複数組み合わせ
たマルチプロジェクションシステムであって、前記フレ
ームは樹脂により形成され、前記プロジェクションユニ
ットの少なくとも隣接する樹脂製スクリーンの端面と前
記樹脂製フレームとを接着テープにより固着するように
構成した。よって、目地の幅を大幅に低減できると共
に、温度及び湿度の影響でスクリーンが伸張した場合に
もフレームとスクリーンあるいはフレームと板状部材が
スクリーンと同様の伸縮が成され、スクリーンの伸縮を
吸収するので、スクリーンの中央部が膨らんだり歪んだ
りすることがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1〜図7と共に説明する。樹脂製スクリーン13と樹脂
製板状部材14とによりスクリーンユニット20を構成
し、このスクリーンユニット20を樹脂製フレーム10
に固着することでスクリーンパネル30が形成される。
スクリーンパネル30にはRGB用の3本のCRTや液
晶プロジェクタ等を収納し、スクリーンパネル30をス
クリーンパネル30の前方に配置してプロジェクション
ユニット50を構成する。そして、このプロジェクショ
ンユニット50を複数組み合わせることによりマルチプ
ロジェクションシステム100を構成する。
【0021】図1は、本発明のマルチプロジェクション
システム100の外観及び一部組立て手順を示してい
る。図1(a)は、予めスクリーン13と板状部材14
とで構成したスクリーンユニット20をフレーム10に
固着して形成したスクリーンパネル30を縦方向に2台
積載したものを2組並べて示した図であり、図1(b)
は、4台のスクリーンパネル30を4台のプロジェクタ
部40の前方に配置して4面のマルチプロジェクション
システム100に構成した図である。
【0022】図2は、マルチプロジェクションシステム
100に用いられるフレーム10を構成する縦枠1と横
枠2の外形図であり、図3は縦枠1と横枠2により組立
てられたフレーム10の外観図である。図2と図3を用
いてフレーム10の構造を説明する。図2に示すよう
に、上記縦枠1及び横枠2は、強度を高めるためフレー
ム10の内側となる内面1a、2aの背面側(図中矢印
(イ)方向)の一部にL状に突出する突出部1b、2b
を設けると共に、フレーム10の外側となる外面1d、
2dの前面側(図中矢印(ロ)方向)の一部を長手方向
に切り欠いた凹部1c、2cを有する。このフレーム1
0はスクリーン13の温度および湿度に対する伸縮特性
と略同様の伸縮特性を有する材料により構成されてお
り、例えばABS樹脂等で成形された長方部材である。
縦枠1は、横枠2を略直角に当接する際に横枠2の突出
部2bを避けるため、縦枠1の長手方向両端付近の突出
部1bが一部切り欠かかれている以外は横枠2と同様に
成形している。
【0023】縦枠1と横枠2は、図2(b)に示すよう
に互いに略直角に当接され、縦枠1と横枠2の角にL形
形状のコーナー金具(図示せず)を配置し、例えば縦枠
1と横枠2およびコーナー金具に挿入孔を穿設し、ビス
をこの挿入孔に挿入してナットで螺合することにより、
互いに略直角に締結する。図3はかかる手段により2本
の縦枠1と横枠2により構成されたフレーム10を示し
ている。そして、フレーム10の縦枠1と横枠2の凹部
1c、2cに予め両面接着テープ6が貼着される。
【0024】次に、上記フレーム10とスクリーンユニ
ット20で構成されるスクリーンパネル30の構造を図
4を用いて説明する。図4(a)はスクリーンパネル3
0の外形図であり、図4(b)はスクリーンパネル30
の図中D−E線に沿う要部断面図である。フレーム10
には、縦枠1の凹部1c上に予め両面接着テープ6が貼
着されており、スクリーンユニット20を構成する4枚
の板状部材14の内面14cをフレーム10の両面接着
テープ6上に貼着することで、スクリーンパネル30が
形成される。すなわち、プロジェクションユニット50
の少なくとも隣接する樹脂製スクリーン13の端面に、
このスクリーン13からフレーム10側に略起立して板
状部材14を取り付け、樹脂製スクリーン13の端面と
板状部材14に接着テープ15を貼着し、板状部材14
をフレーム10に固着する。また、プロジェクションユ
ニット50の少なくとも隣接する樹脂製スクリーン13
の端面とフレーム10とは片面接着テープ15により固
着されている。なお、横枠2の凹部2c上にも両面接着
テープ6が貼着され、スクリーン13の端面とフレーム
10とは片面接着テープ15により固着されている。板
状部材14はスクリーン13の温度および湿度に対する
伸縮特性と略同様の伸縮特性を有する材料により構成さ
れており、例えばABS樹脂等より成る。
【0025】縦枠1の凹部1cの深さは、板状部材14
と両面接着テープ6と接着テープ15を重ね合わせた時
の厚みに略同等に形成しているので、フレーム10の前
面にスクリーンユニット20を装着した状態で、スクリ
ーンユニット20の側面と、縦枠1の外面1dとが略平
坦となる。また、横枠2についてもその凹部2cの深さ
を板状部材14と両面接着テープ6と接着テープ15を
重ね合わせた時の厚みに略同等に形成し、フレーム10
の前面にスクリーンユニット20を装着した状態で、ス
クリーンユニット20の側面と、横枠2の外面2dとが
略平坦となるように構成する。
【0026】上述したように、スクリーンユニット20
を構成する板状部材14は、フレネルレンズ12の外周
縁部の裏面上に当接され、スクリーン13に対して接着
テープ15だけで保持されている。また、スクリーンユ
ニット20は、4枚の板状部材14をフレーム10に貼
着された両面接着テープ6に固着することで保持された
構成になっている。従って、スクリーンユニット20と
フレーム10で構成されるスクリーンパネル30は、フ
レーム10を固定した状態にしてもスクリーン13が上
下左右に自在に移動可能に保持される。つまり、スクリ
ーンパネル30のスクリーン13は、後述するマルチス
クリーンを構成した場合においても、隣接したスクリー
ン13の接触部(目地となる部分)以外は自在に移動が
可能である。
【0027】次に、上記スクリーンパネル30を用いて
例えば4面のスクリーンパネル30を構成したときの実
施形態について図1及び図5を用いて説明する。図5
は、スクリーンパネル30を2台隣接配置し、図4
(b)に示したスクリーンパネル30の図中D−E線に
沿う要部断面図である。
【0028】図5に示すように隣接するフレーム10の
縦枠1の外面1d(または横枠2の外面2d)同士を密
着すると、接着テープ15同士も密着した状態になる。
従って、板状部材14と両面接着テープ6と接着テープ
15を重ね合わせた時の厚みが4面のマルチプロジェク
ションシステム100を構成した時の中央十字状の目地
となる。しかし、プロジェクタ部40から出射される光
路は、図5の図中矢印で示すようにスクリーン13に対
して斜め後方から照射することになり、実質的に視認さ
れる目地の幅は2枚の接着テープ15の厚み程度であ
る。なお、隣接するフレーム10はビス3とナット4に
より結合されている。
【0029】スクリーンパネル30は、図1(a)に示
したように上下に載置して連結されたものを2組用意
し、互いに連結することで4面のスクリーンパネル30
が完成する。そして、連結された4面のスクリーンパネ
ル30を、4台が連結されたプロジェクタ部40の前方
に嵌装することで図1(b)に示す4面のマルチプロジ
ェクションシステム100が完成する。
【0030】図1(b)に示す4面のマルチプロジェク
ションシステム100において、プロジェクタ部40が
動作すると、スクリーンパネル30の背面側から映像信
号がスクリーン13に投射される。たとえば、スクリー
ンパネル30のスクリーン13は、外気温や湿度が上昇
すると伸張する。このスクリーン13の伸張する方向を
図6を用いて説明する。図6は、マルチプロジェクショ
ンシステム100のスクリーン13が伸張する方向(図
中矢印で示す)を模式的に示したもので、図6(a)は
4面のスクリーンパネル30の場合を、図6(b)は9
面のスクリーンパネル30の場合をそれぞれ示してい
る。
【0031】例えば、図6(a)に示す4面のマルチプ
ロジェクションシステム100においてスクリーン13
が伸張した場合を考えると、下方に配置される隣接する
1面(図中仮に決めたスクリーンの番号)のスクリーン
13と2面のスクリーン13は、その底面側がマルチプ
ロジェクションシステム100を載置する載置台に固定
され移動できないとすれば、1面のスクリーン13は左
方向と天面方向に伸張する。同様に、2面のスクリーン
13は右方向と天面方向に伸張する。
【0032】また、上方の3面のスクリーン13は、1
面のスクリーン13上に載置され、1面の天面側と3面
の底面側は、互いに密着した状態に連結されているので
1面のスクリーン13が伸張して3面のスクリーン13
を押し上げるので、1面のスクリーン13の伸張分も含
めて3面のスクリーン13は天面方向と左方向に伸張す
る。同様に、4面のスクリーン13は、右方向と天面方
向に伸張する。
【0033】上述したように、スクリーンパネル30
は、樹脂製のスクリーン13を樹脂製の板状部材14で
保持したスクリーンユニット20を樹脂製のフレーム1
0に固着して構成したものであり、フレーム10及び板
状部材14は、スクリーン13の温度及び湿度に対する
伸縮特性と略同様の伸縮特性を有する材料で成形するこ
とによりスクリーン13が伸張するとフレーム10と板
上部材14もほぼ同じ量の伸張が生じる。つまり、スク
リーン14の伸張分は、フレーム10と板状部材14に
より吸収される。
【0034】また、図6(b)に示す9面のマルチプロ
ジェクションシステム100におけるスクリーン13の
伸張に対しても4面のマルチプロジェクションシステム
100の場合と同様に作用する。本発明のマルチプロジ
ェクションシステム100を9面で使用する場合は、図
7に示すように縦方向に3台積載し、隣接するスクリー
ンパネル30同士を上述した4面のマルチスクリーンの
場合と同様に連結したスクリーンパネル30を3組用意
し、最上段と最下位のスクリーンパネル30のフレーム
10にL形金具5を取り付け、隣接するスクリーンパネ
ル30同士を連結するようにしている。
【0035】また、逆に外温度が低くなったり、湿度が
減少した場合には、スクリーン13が収縮するが、この
場合においても上述と逆の作用により、図6(c)に示
すようにスクリーン13が収縮するとフレーム10と板
上部材14もほぼ同じ量の収縮を生じ、スクリーン14
の収縮分は、フレーム10と板状部材14により吸収さ
れる。
【0036】次に、本発明のその他の実施形態によるマ
ルチプロジェクションシステム100を構成するスクリ
ーンパネル35の構造を図8を用いて説明する。上記ス
クリーンパネル35が第1実施形態のスクリーンパネル
30と異なる点は、フレーム34を金属板で構成したこ
とである。スクリーンパネル35を構成するフレーム3
4は、第1実施形態のフレーム10と略同様の形態にす
るため必要に応じて折り曲げや溶接により形成してい
る。その他、スクリーンユニット20の構造及びフレー
ム34に固着する方法等は第1実施形態と同様であり、
説明を省略する。
【0037】尚、金属板で構成したフレーム34は、温
度及び湿度によるスクリーン13の伸張に見合う伸張分
が得られないので、図8(c)に示すように隣接するス
クリーンパネル30との間に若干の隙間を設けること
で、スクリーン13の伸張分を吸収するようにしてい
る。このような構造のフレーム34で構成したスクリー
ンパネル30をマルチスクリーンとした場合の目地は2
mm程度となる。
【0038】図9は本発明の他の実施形態を示し、板状
部材14を用いることなく、プロジェクションユニット
の少なくとも隣接する樹脂製スクリーン13の端面に、
樹脂により構成されたフレーム10の先端部を片面接着
テープ15により直接固着するように構成したものであ
る。フレーム10は第1実施形態と同様に縦枠1と横枠
2により構成され、接着テープ15が貼着される箇所に
凹部1c、2cが形成されている。あるいは隣接するフ
レーム10どおしを密着したときにフレーム10間の隙
間が先端に行くに従って徐々に大きくなるように傾斜を
設けるようにしてもよい。かかる実施形態においても、
図10に示すように目地幅はほぼ2つの片面接着テープ
15の厚さとなる。
【0039】なお、上述の実施例と同様に、プロジェク
ションユニット50の隣接するフレーム10(縦枠1と
横枠2)はビスとナットなどによる結合手段で結合され
ている。また、樹脂製のフレーム10はスクリーン13
の温度および湿度に対する伸縮特性と略同様の伸縮特性
を有する材料により構成される。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、目地の幅を著しく狭く
することが可能となる。また、フレーム及び板状部材
は、スクリーンの温度及び湿度に対する伸縮特性と略同
様の伸縮特性を有する材料で成形することによりスクリ
ーンが伸張してもスクリーンの伸張分をフレームと板状
部材で吸収するのでスクリーンの中央付近が膨らんだり
歪んだりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による4面のマルチプロジェ
クションシステムの外観図。
【図2】マルチプロジェクションシステムに用いられる
フレームを構成する縦枠と横枠の外形図。
【図3】マルチプロジェクションシステムに用いられる
フレームの外形図。
【図4】マルチプロジェクションシステムに用いられる
スクリーンパネルの構造および外形図。
【図5】マルチプロジェクションシステムに用いられる
スクリーンパネルを隣接配置したときの構造図。
【図6】スクリーンの温度および湿度の影響を説明する
ための図。
【図7】9面のスクリーンパネルの組立てを説明するた
めの図。
【図8】本発明のその他の実施形態を示す図。
【図9】本発明のその他の実施形態を示す図。
【図10】マルチプロジェクションシステムに用いられ
るスクリーンパネルを隣接配置したときの構造図。
【図11】従来例におけるマルチプロジェクションシス
テムを説明する際に用いた図。
【符号の説明】
1・・・縦枠 2・・・横枠 6・・・両面接着テープ 10・・・樹脂製フレーム 11・・・レンチキュラーシート 12・・・フレネルレンズ 13・・・スクリーン 14・・・板状部材 15・・・片面接着テープ 20・・・スクリーンユニット 30・・・スクリーンパネル 50・・・プロジェクションユニット 100・・・マルチプロジェクションシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 360 G09F 9/00 360N 9/40 301 9/40 301 (72)発明者 古野 孝 静岡県袋井市鷲巣字西ノ谷15番地1 パイ オニア株式会社静岡工場内 Fターム(参考) 2H021 AA05 BA24 5C094 AA14 AA47 BA16 DA01 ED01 5G435 AA00 AA08 AA12 AA13 BB17 DD02 DD04 EE05 FF00 GG05 GG06 GG46 HH18 KK07 LL15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロジェクタ部と、 前記プロジェクタ部の前方に配置される樹脂製スクリー
    ンと、 前記スクリーンを保持するフレームを含むプロジェクシ
    ョンユニットを複数組み合わせたマルチプロジェクショ
    ンシステムであって、 前記プロジェクションユニットの少なくとも隣接する樹
    脂製スクリーンの端面に該スクリーンからフレーム側に
    略起立して板状部材を取り付け、前記樹脂製スクリーン
    の端面と前記板状部材に接着テープを貼着し、前記板状
    部材を前記フレームに固着するように構成したことを特
    徴とするマルチプロジェクションシステム。
  2. 【請求項2】 前記スクリーンはフレネルレンズとレン
    チキュラーシートを貼り合せて構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記プロジェクションユニットの隣接す
    るフレームは結合手段により結合されていることを特徴
    とする請求項1に記載のマルチプロジェクションシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記フレームは前記スクリーンの温度お
    よび湿度に対する伸縮特性と略同様の伸縮特性を有する
    材料により構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のマルチプロジェクションシステム。
  5. 【請求項5】 前記フレームは樹脂により構成されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載のマルチプロジェク
    ションシステム。
  6. 【請求項6】 前記板状部材は前記スクリーンの温度お
    よび湿度に対する伸縮特性と略同様の伸縮特性を有する
    材料により構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のマルチプロジェクションシステム。
  7. 【請求項7】 前記板状部材は樹脂により構成されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載のマルチプロジェク
    ションシステム。
  8. 【請求項8】 前記板状部材は両面接着テープによりフ
    レームに貼着されていることを特徴とする請求項1に記
    載のマルチプロジェクションシステム。
  9. 【請求項9】 プロジェクタ部と、 前記プロジェクタ部の前方に配置される樹脂製スクリー
    ンと、 前記スクリーンを保持するフレームを含むプロジェクシ
    ョンユニットを複数組み合わせたマルチプロジェクショ
    ンシステムであって、 前記フレームは樹脂により形成され、前記プロジェクシ
    ョンユニットの少なくとも隣接する樹脂製スクリーンの
    端面と前記樹脂製フレームとを接着テープにより固着す
    るように構成したことを特徴とするマルチプロジェクシ
    ョンシステム。
  10. 【請求項10】 前記スクリーンはフレネルレンズとレ
    ンチキュラーシートを貼り合せて構成されていることを
    特徴とする請求項9に記載のマルチプロジェクションシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 前記プロジェクションユニットの隣接
    するフレームは結合手段により結合されていることを特
    徴とする請求項9に記載のマルチプロジェクションシス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記フレームは前記スクリーンの温度
    および湿度に対する伸縮特性と略同様の伸縮特性を有す
    る材料により構成されていることを特徴とする請求項9
    に記載のマルチプロジェクションシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006259229A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Mitsubishi Electric Corp 背面投写型映像表示装置
JP2010262210A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Astro Kogaku Kogyo Kk プラネタリウムのスクリーンの構造及びその施工方法
JP2015102788A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 三菱電機株式会社 投写型映像表示装置およびマルチ画面表示装置
JP2016102817A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 三菱電機株式会社 背面投射型映像表示装置

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