JPH09324744A - アキシャルプランジャポンプ - Google Patents

アキシャルプランジャポンプ

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JPH09324744A
JPH09324744A JP8145673A JP14567396A JPH09324744A JP H09324744 A JPH09324744 A JP H09324744A JP 8145673 A JP8145673 A JP 8145673A JP 14567396 A JP14567396 A JP 14567396A JP H09324744 A JPH09324744 A JP H09324744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
hydraulic fluid
pressure regulator
low pressure
fluid chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP8145673A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hori
俊明 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ内部を冷却する。ポンプ内部の高温化
によるポンプ性能の低下や部品の耐久性の低下を無く
す。 【解決手段】 供給ポンプ3から送られた作動液を調圧
する低圧レギュレータ29を吸入通路5に設ける。斜板
16とプランジャ19の間の動力伝達部の周域の作動液
室48に、低圧レギュレータ29のドレーンポート59
と燃料タンク2への戻し配管54を接続する。ポンプ運
転時には、低圧レギュレータ29でドレーンされた作動
液が作動液室48に導入され、この作動液室48を通っ
て戻し配管54に排出される。低圧レギュレータ29で
ドレーンされる作動液はプランジャ19による加圧を受
けておらず、高温になっていないため、作動液室48は
効率良く冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料噴射
装置の燃料加圧用ポンプ等に用いられるアキシャルプラ
ンジャポンプに関し、とりわけ、別の供給ポンプから送
られ、低圧レギュレータで調圧された作動液を吸入する
アキシャルプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】アキシャルプランジャポンプとして、従
来、実開平2−92073号公報に示されるようなもの
がある。このアキシャルプランジャポンプは、駆動軸の
端部に斜板が一体に設けられる一方で、ハウジング内の
この斜板に対向する位置に複数個のプランジャが進退自
在に配設され、駆動軸の回転に伴って斜板が揺動回転す
ると、複数個のプランジャが斜板で順次押圧されて突出
と後退を繰り返し、各プランジャが突出する際にシリン
ダ室内に吸い入れた作動液をつづくプランジャの後退動
作時に吐出するようになっている。
【0003】また、近年のこの種のアキシャルプランジ
ャポンプは、自動車の燃料噴射装置の燃料加圧用のポン
プとして用いられることがあり、この場合、モータ駆動
する供給ポンプから送られた燃料を、プランジャのポン
プ作用によって高圧に加圧し、その加圧した高圧の燃料
をインジェクターでエンジン内部に噴射する。そして、
このようにアキシャルプランジャポンプを燃料加圧用の
ポンプとして用いる場合には、モータ駆動される供給ポ
ンプの吐出流量が常に一定であるのに対し、エンジン駆
動されるアキシャルプランジャポンプは吐出流量がエン
ジンの回転状態に応じて増減するため、アキシャルプラ
ンジャポンプの吸入通路と供給ポンプの間には、通常、
低圧レギュレータが介装され、供給ポンプから吐出され
た作動液(燃料)の余剰分を低圧レギュレータでドレー
ンさせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のア
キシャルプランジャポンプにおいては、ポンプ内部の冷
却構造を特別に持たないため、ポンプの運転が長時間つ
づけられると、ポンプ内部の摺動部、特に、斜板とプラ
ンジャの間の動力伝達部分での摺動部が摩擦によって発
熱し、ポンプ内部の作動液がその熱で暖められて低粘度
になり、作動液がプランジャの摺動隙間等から漏出し易
くなってポンプ特性が低下するという不具合を招く。ま
た、ポンプ内部が高温になることから、さらに、軸受や
シール等の耐久性が低下したり、摺動部の潤滑性能が低
下する等の別の不具合も生じ易い。
【0005】そこで本発明は、比較的簡単な構造によっ
てポンプ内部を確実に冷却できるようにして、ポンプ内
部の高温化によるポンプ性能の低下や部品の耐久性の低
下を可及的になくすことのできるアキシャルプランジャ
ポンプを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、供給ポンプから送られ、低
圧レギュレータで調圧された作動液を吸入するアキシャ
ルプランジャポンプにおいて、斜板とプランジャの間の
動力伝達部の周域の作動液室に、前記低圧レギュレータ
のドレーンポートとタンクへの戻し配管を接続した。ポ
ンプ運転がつづけられると、低圧レギュレータのドレー
ンポートから戻し配管に排出される低温度の作動液が動
力伝達部の周域の作動液室に導入され、その作動液によ
って動力伝達部の周域部分が冷却される。
【0007】請求項2の発明は、前記作動液室の鉛直方
向下方側に前記ドレーンポートを接続し、作動液室の鉛
直方向上方側に前記戻し配管を接続した。この場合、ド
レーンポートから作動液室に入り戻し配管に排出される
作動液は鉛直方向下方から上方に抜けるため、作動液室
内部のエアはこの作動液の流動と共にポンプ外部に排出
される。
【0008】また、請求項3の発明は、供給ポンプから
送られ、低圧レギュレータで調圧された作動液を吸入す
るアキシャルプランジャポンプにおいて、斜板とプラン
ジャの間の動力伝達部の周域の作動液室に、前記供給ポ
ンプの吐出配管と低圧レギュレータの流入ポートを接続
した。ポンプ運転がつづけられると、供給ポンプの吐出
配管から低圧レギュレータの流入ポートに流入される低
温度の作動液が動力伝達部の周域の作動液室に導入さ
れ、その作動液によって動力伝達部の周域部分が冷却さ
れる。
【0009】請求項4の発明は、前記作動液室の鉛直方
向下方側に前記吐出配管を接続し、作動液室の鉛直方向
上方側に前記流入ポートを接続した。この場合、供給ポ
ンプの吐出配管から作動液室に入り低圧レギュレータの
流入ポートに流入する作動液は鉛直方向下方から上方に
抜けるため、作動液室内部のエアはこの作動液の流動と
共にポンプ外部に排出される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。
【0011】図1,図2に示す実施の形態は、自動車の
燃料噴射装置の燃料加圧用のポンプに本発明にかかるア
キシャルプランジャポンプ1を適用したもので、燃料タ
ンク2から供給ポンプ3を介して供給されたガソリン等
の燃料(作動液)をこのアキシャルプランジャポンプ1
によって所定の圧力に加圧してインジェクター4に供給
し、その燃料をインジェクター4でエンジンのシリンダ
(図示せず。)内に噴射すると共に、余剰燃料をインジ
ェクター4からポンプ1の吸入通路5に戻すようになっ
ている。そして、供給ポンプ3から送られた燃料(以
下、作動液と呼ぶ。)を所定圧に調圧する低圧レギュレ
ータ29は、後に詳述するようにアキシャルプランジャ
ポンプ1自体に組付けられている。
【0012】アキシャルプランジャポンプ1は、ポンプ
ハウジング6が凹部7を有するハウジング本体8と、そ
の前端部に取り付けられるフロントカバー9とから成
り、ハウジング本体8の凹部7内には、バルブブロック
10とシリンダブロック11とが重合状態でボルト12
によって結合されている。また、フロントカバー9に
は、駆動軸13がニードルベアリング及びメタルベアリ
ングから成るラジアル軸受14,15を介して支持され
ており、この駆動軸13のハウジング6内に臨む側の端
部には、その端面が軸線に対して所定角度に傾斜した斜
板16が一体に形成され、ハウジング6の外部に突出す
る側の端部には、エンジンのカムシャフト(図示せ
ず。)と結合するためのカップリング17が設けられて
いる。
【0013】前記シリンダブロック11は、軸方向に沿
ったシリンダ孔18が周方向等間隔に複数個形成されて
おり、この各シリンダ孔18に、前記斜板16方向にス
プリング付勢されたプランジャ19が進退自在に収容さ
れている。この各プランジャ19は、その頂部面に半球
状の凹部20が形成され、この凹部20にシュー21が
回動可能に嵌合保持されている。また、このシリンダブ
ロック11の背部のバルブブロック10には、シリンダ
ブロック11の各シリンダ孔18に連通する複数個の吸
入ポート22と吐出ポート23が形成されており、各吸
入ポート22には吸入チェック弁24が、また、各吐出
ポート23には吐出チェック弁25が夫々設けられてい
る。このうち吸入ポート22は、対応するシリンダ孔1
8からバルブブロック10の軸方向に沿って形成され、
バルブブロック10の背面において、ハウジング本体8
の底壁内面に形成された吸入側環状溝26に連通し、こ
の環状溝26を介してハウジング本体8の吸入通路5に
連通している。これに対して、前記吐出ポート23は、
対応するシリンダ孔18からバルブブロック10の径方
向外側に放射状に形成され、バルブブロック10の外周
面に形成された吐出側環状溝27に連通し、この環状溝
27を介してハウジング本体8の吐出通路28に連通し
ている。したがって、各プランジャ19がシリンダ孔1
8内で進退動作した場合には、吸入側環状溝26を介し
て各シリンダ孔18内に作動液が吸い入れられ、その作
動液が吐出側環状溝27を通して吐出通路28に送り出
される。
【0014】ここで、前記ハウジング本体8の吸入通路
5は、供給ポンプ3の吐出配管52に接続される接続プ
ラグ55と前記吸入側環状溝26とを連通する通路で、
その通路途中には前記低圧レギュレータ29が介装され
ている。この低圧レギュレータ29は、ハウジング本体
8の最上部に一体に組付けられ、吸入通路5の前流側
(供給ポンプ3側)の圧力が設定圧力以上になると、余
剰分の吸入作動液をドレーンさせ、そこで設定低圧に調
圧された残余の作動液を吸入通路5の後流側(環状溝2
6側)に流すようになっている。より具体的に説明する
と、低圧レギュレータ29は、その内部の調圧室56の
下面に、吸入通路5の前流側に連通する流入ポート57
と後流側に連通する流出ポート58とが夫々開口形成さ
れており、さらに、調圧室56の下面中央に、先端部が
ドレーンポート59を成すスリーブ60が突設され、こ
のスリーブ60の端面のドレーンポート59が、調圧室
56の上部において球状弁体61によって開閉されるよ
うになっている。そして、球状弁体61は、調圧室56
内に臨むリテーナ62によって保持され、このリテーナ
62を支持するスプリング63によって閉弁方向に付勢
されている。つまり、球状弁体61は、リテーナ62が
調圧室56内で受ける作動液の圧力と前記スプリング6
3の力のバランスによりドレーンポート59を開閉する
ようになっている。
【0015】尚、図2中32は、吐出側環状溝27に接
続された脈圧防止用のアキュムレータであり、33は、
吐出圧センサ、34は、吐出通路28に設けられたリリ
ーフ弁である。
【0016】一方、駆動軸13に形成された斜板16の
端面には、円板状の補助プレート38が相対回転可能に
取り付けられている。この補助プレート38は、その斜
板16側の端面の中央にボス39が突設され、このボス
39が、斜板16の端面中央に形成された支持穴40に
相対回転可能に嵌入されている。そして、この補助プレ
ート38のシリンダブロック11側の端面には、硬度が
高く、摩擦係数の小さいスラストプレート41がボルト
42によって回転可能に取り付けられ、このスラストプ
レート41に前記プランジャ19に嵌合保持されたシュ
ー21が摺動自在に当接するようになっている。各プラ
ンジャ19は前述のように斜板16方向にスプリング付
勢されているため、各シュー21はこのプランジャ19
の付勢力を受けて常時スラストプレート41に押し付け
られている。
【0017】また、フロントカバー9の斜板16の背面
位置には荷重支持フランジ43が設けられており、この
荷重支持フランジ43と斜板16の間、及び、斜板16
と補助プレート38の間には、ニードルベアリングから
成るスラスト軸受44a,44bが介装されている。こ
のスラスト軸受44a,44bは、補助プレート38が
プランジャ19から受ける反力のうちの軸方向成分をフ
ロントカバー9の荷重支持フランジ43に支持させるた
めのものであり、プランジャ19から受ける反力の径方
向成分は、補助プレート38のボス39と斜板16の支
持穴40との嵌合部によって支持されるようになってい
る。
【0018】また、前記補助プレート38の外周縁部に
は、ハウジング6の駆動軸支持部の周域から斜板16の
周域にかけてを覆う金属製のベローズ45の一端が密閉
状態で接合されている。そして、このベローズ45の他
端側は環状の取付フランジ46に同様に密閉状態で接合
されており、この取付フランジ46の外周縁部がハウジ
ング本体8とフロントカバー9の接合部間に介装され、
ボルト47によってフロントカバー9と共にハウジング
本体8に結合されている。そして、前記ベローズ45に
囲繞された駆動軸周域の空間には所定粘度の潤滑液が封
入されている。つまり、ベローズ45は、ハウジング6
の内部を、作動液で満たされる作動液室48と、潤滑液
で満たされる潤滑液室49とに隔成している。尚、作動
液室48は、斜板16とプランジャ19の間の動力伝達
部品であるスラストプレート41及びシュー21を囲繞
するように存在している。
【0019】ここで、前記作動液室48には、プランジ
ャ19の摺動隙間等から漏出した作動液が流入するが、
これとは別に低圧レギュレータ29のドレーンポート5
9からの排出作動液が導入されるようになっている。作
動液室48は、その上部に低圧レギュレータ29のドレ
ーンポート59に連通する戻し通路53が設けられると
共に、その下部に燃料タンク2への戻し配管54が接続
されており、低圧レギュレータ29から燃料タンク2に
戻される余剰分の作動液がその内部を通過するようにな
っている。そして、ドレーンポート59側の戻し通路5
3はシリンダブロック11の基部付近に開口し、戻し配
管54の接続プラグ54aは補助プレート38の斜板1
6側の最大傾斜位置付近に開口しており、戻し通路53
から戻し配管54に向かって流れる作動液が少なくとも
各シュー21の摺動部分を通過するように設定されてい
る。
【0020】以上の構成において、エンジンの始動に伴
って駆動軸13が回転すると、駆動軸13と一体の斜板
16が回転し、これにより、補助プレート38がベロー
ズ45に回転を阻止されて斜板16と相対回転しつつこ
の斜板16と一体に揺動(首振り)する。
【0021】そして、こうして補助プレート38が揺動
すると、スラストプレート41とそれに摺接するシュー
21を介してシリンダブロック11上のプランジャ19
が順次進退動作を繰り返し、ポンプ作用が連続的に為さ
れるようになる。このとき、燃料タンク2から供給ポン
プ3を介して吸入通路5に供給された作動液は、吸入通
路5の途中において低圧レギュレータ29で設定低圧に
調圧された後、吸入側環状溝26、吸入ポート22、吸
入チェック弁24を順次介してシリンダ孔18に吸い入
れられ、ここでプランジャ19によって加圧された後に
シリンダ孔18から吐出チェック弁25、吐出ポート2
3、吐出側環状溝27、吐出通路28を順次通ってイン
ジェクター4へと供給され、インジェクター4で使用さ
れた作動液の余剰分は吸入通路5の前流側へと戻され
る。
【0022】また、ポンプ運転中、低圧レギュレータ2
9でドレーンされた作動液はドレーンポート59から戻
し通路53を通って作動液室48に導入され、さらにこ
の作動液室48から戻し配管54を通って燃料タンク2
に戻される。このとき、低圧レギュレータ29からドレ
ーンされる作動液は、プランジャ19による加圧を受け
ていないことから低温であり、この低温の作動液が作動
液室48の内部を通過することから、作動液室48の内
部、特に、斜板16とプランジャ19の間の動力伝達部
の周域部分が効率良く冷却される。また、低圧レギュレ
ータ29における作動液の排出流量は非常に多いため、
作動液室48内を効率良く冷却することができるうえ
に、作動液室48内の滞留エアをも同時に排出すること
ができる。
【0023】尚、以上においては、低圧レギュレータ2
9側の戻し通路53を作動液室48の鉛直方向上方に連
通させ、燃料タンク2側の戻し配管54を作動液室48
の鉛直方向下方に接続するようにしたものについて説明
したが、図3に示すように、逆に、戻し通路53を作動
液室48の鉛直方向下方に、戻し配管54を鉛直方向上
方に夫々接続するようにしても良い。この場合には、エ
アの鉛直上方に向かって移動しようとする特性から作動
液室48内のエアをより効率良くポンプ外部に排出する
ことができる。
【0024】また、以上で説明した実施の形態は、いず
れも低圧レギュレータ29から排出された作動液を作動
液室48に導入するものであるが、図4に示すように、
供給ポンプ3の吐出配管52を作動液室48の鉛直方向
下方に接続し、低圧レギュレータ29の流入ポート57
を作動液室48の鉛直方向上方に連通させるようにして
も良い。この場合には、供給ポンプ3から吐出されて低
圧レギュレータ29に供給される前の作動液が作動液室
48を鉛直下方から上方に向かって通過することとな
り、その作動液室48を通過する作動液によって作動液
室48内が冷却されると共に、作動液室48内の滞留エ
アが作動液の流れと共に低圧レギュレータ29のドレー
ンポート59に排出される。尚、このとき低圧レギュレ
ータ29のドレーンポート59は流出ポート58よりも
鉛直上方に位置されているため、作動液と共に低圧レギ
ュレータ29に流入したエアが作動液と共に流出ポート
58に流入することはない。
【0025】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、斜板と
プランジャの間の動力伝達部の周域の作動液室に、低圧
レギュレータのドレーンポートとタンクへの戻し配管を
接続して、低圧レギュレータのドレーンポートから戻し
配管に排出される低温度の作動液で動力伝達部の周域部
分を冷却し、また、請求項3の発明は、斜板とプランジ
ャの間の動力伝達部の周域の作動液室に、供給ポンプの
吐出配管と低圧レギュレータの流入ポートを接続して、
供給ポンプの吐出配管から低圧レギュレータの流入ポー
トに流入される低温度の作動液で動力伝達部の周域部分
を冷却するようにしたため、いずれの場合にも、構造を
複雑にすることなく、ポンプ内部の高温化によるポンプ
性能の低下や部品の耐久性の低下を可及的になくすこと
ができる。
【0026】また、請求項2の発明と請求項4の発明
は、いずれも作動液が作動液室の鉛直方向下方から入っ
て鉛直方向上方に抜けるようにしたため、ポンプ内部を
確実に冷却することができることに加え、作動液室内の
エアを積極的にポンプ外部に排出することができ、その
結果、ポンプ内部のエアの滞留によるポンプ性能の低下
等も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示す断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す断面図。
【図4】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1…アキシャルプランジャポンプ、 3…供給ポンプ、 16…斜板、 19…プランジャ、 29…低圧レギュレータ、 48…作動液室、 52…吐出配管、 54…戻し配管、 57…流入ポート、 59…ドレーンポート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ポンプから送られ、低圧レギュレー
    タで調圧された作動液を吸入するアキシャルプランジャ
    ポンプにおいて、斜板とプランジャの間の動力伝達部の
    周域の作動液室に、前記低圧レギュレータのドレーンポ
    ートとタンクへの戻し配管を接続したことを特徴とする
    アキシャルプランジャポンプ。
  2. 【請求項2】 前記作動液室の鉛直方向下方側に前記ド
    レーンポートを接続し、作動液室の鉛直方向上方側に前
    記戻し配管を接続したことを特徴とする請求項1に記載
    のアキシャルプランジャポンプ。
  3. 【請求項3】 供給ポンプから送られ、低圧レギュレー
    タで調圧された作動液を吸入するアキシャルプランジャ
    ポンプにおいて、斜板とプランジャの間の動力伝達部の
    周域の作動液室に、前記供給ポンプの吐出配管と低圧レ
    ギュレータの流入ポートを接続したことを特徴とするア
    キシャルプランジャポンプ。
  4. 【請求項4】 前記作動液室の鉛直方向下方側に前記吐
    出配管を接続し、作動液室の鉛直方向上方側に前記流入
    ポートを接続したことを特徴とする請求項3に記載のア
    キシャルプランジャポンプ。
JP8145673A 1996-06-07 1996-06-07 アキシャルプランジャポンプ Pending JPH09324744A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720296B1 (ko) * 2005-12-14 2007-05-21 윤재범 회전에 의한 파형 운동식 펌프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720296B1 (ko) * 2005-12-14 2007-05-21 윤재범 회전에 의한 파형 운동식 펌프

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