JPH09323909A - 有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤 - Google Patents

有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤

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JPH09323909A
JPH09323909A JP8143223A JP14322396A JPH09323909A JP H09323909 A JPH09323909 A JP H09323909A JP 8143223 A JP8143223 A JP 8143223A JP 14322396 A JP14322396 A JP 14322396A JP H09323909 A JPH09323909 A JP H09323909A
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JP8143223A
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Tadashi Bannou
忠 番能
Tatsuya Ishizaki
達也 石崎
Mitsuo Hamada
三夫 浜田
Yuichiro Kawasaki
雄一郎 川崎
Kiyomasa Dobashi
清正 土橋
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低毒性で防汚効果とその持続性に優れた新規
な有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤
を開発する。 【解決手段】一般式I 〔Xはフッ素、低級アルキル基または低級アルコキシ
基、nは0〜1の整数、Rは低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ヒドロキシ基、またはハロゲン、R1 は一般
(Yはハロゲン、低級アルキル基、フェニル基またはア
セチル基、mは0〜2の整数である)の置換/非置換の
ピリジン基であるか、ハロゲンで置換できる5,6,
7,8−テトラヒドロイソキノリン基またはイソキノリ
ン基を示す〕のジアリール(ピリジニオまたはイソキノ
リニオ)ホウ素錯体を有効成分とする有害水中生物防除
剤、水中防汚塗料および漁網処理剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は後記の一般式(I)
で示されるジアリール(ピリジニオまたはイソキノリニ
オ)ホウ素錯体を有効成分として含有して、低毒性であ
ってしかも長期にわたる防汚効果の持続性を有する有害
水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤に関す
る。
【0002】特に本発明は船舶、養殖網、定置網、海底
油田の掘削機、海底基地、ブイ、発電所の水路の設備、
橋梁などのような構築物に施用または塗装するのに用い
られて、これらの構築物の水中部分の表面に付着して生
育する水棲生物の付着を防止するのに好適である低毒性
の有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤
に関する。したがって、本発明は、化学工業並びに造船
業、漁網製造業などの分野で広く使用することができ
る。
【0003】
【従来の技術】本発明で有効成分として用いる一般式
(I)で示されるジアリール(ピリジニオまたはイソキ
ノリニオ)ホウ素錯体は次の一般式(Ia) 〔式中、X及びYはそれぞれ独立して水素、ハロゲン、
アルキル基、アルコキシ基などであり、m及びnはそれ
ぞれ独立して0,1,2又は3の整数であり、Rはアル
キル基、アルコキシ基、ハロゲン又はヒドロキシ基であ
り、R1 ,R2 及びR3 はそれぞれ独立して水素、アル
キル基、ハロアルキル基などを示すか、又はR2 及びR
3 が一緒になってR2 とR3 が構造:−(CH2)p−によ
り示される環を形成することができ、pは3又は4の整
数を示す〕で表わされるジアリール(ピリジニオまたは
イソキノリニオ)ホウ素化合物と同じであるか又は類似
する化合物であり、この一般式(Ia)の化合物はリン
ゴ腐敗病、ぶどうべと病などに活性を有することが記載
されている(特開平7-138265号公報)。
【0004】また、前記の一般式(Ia)の化合物以外
にジアリール(ピリジニオまたはイソキノリニオ)ホウ
素錯体に類似する化学構造を有する化合物として下記の
化合物が知られている。
【0005】 米国特許第3211679号明細書には、防
汚性化合物としての次の一般式 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、アミド基又はヘテロ環式基、などを示す)で表わさ
れるトリフェニルボランと置換又は非置換ピリジン又は
脂肪族アミンとの錯体化合物が記載される。
【0006】 特開昭62−277307号公報には、殺虫、
殺ダニ、殺線虫性化合物としての次の一般式 〔式中、X,Yは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基又は低級アルコキシ基を、ZはR1 2 NHの化合
物、または含窒素複素環化合物(低級アルキル基で置換
されてもよい)を表わすが但し、R1 ,R2 は各々が独
立に水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、シ
クロアルキル基、フェニル基(ハロゲン原子又はメチル
基で置換されてもよい)、又は複素環式基を表わす〕で
示されるホウ素化合物錯体が記載されている。
【0007】 特公昭39−28579号公報には、微生物
生長阻止性の化合物として、トリフェニルボラン(ただ
し、フェニル基はハロまたは低級アルコキシ置換基をパ
ラ位に有してもよい)、あるいはトリトリルボランまた
はトリナフチルボランとpk値が約10以下のアミン
化合物との錯体化合物が記載されている。
【0008】 特公昭54−1571号公報には防汚性化合
物として、次の一般式 (式中、Xはカリウム原子、アンモニウム基または第四
級化された有機の窒素含有基を表わすが、さらに前記の
有機窒素含有基は窒素原子を含む複素環を形成してもよ
い)で示されるテトラフェニルボロン化合物錯体が記載
される。
【0009】 特公昭62−25710号公報には、防汚性
化合物としての次の一般式 (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基を示し、R2 はハロゲン原子、低級アルキル基ま
たは低級アルケニル基を示し、R3 はヘテロ環アミンを
示す)で示されるテトラアリールボロン−アンモニウム
又は複素環化合物錯体が記載される。
【0010】 特公昭62−24022号公報には、水中防
汚塗料の防汚性化合物としての次の一般式 (式中、Rは低級アルキル基を示す)で示されるテトラ
フェニルボロン誘導体が記載される。
【0011】 特開平7−133207号公報には、トリフ
ェニルボロンピリジンを必須成分とする漁網具防汚剤が
記載されている。
【0012】一方では、フジツボ、ホヤ、セルプラ、ム
ラサキガイ、カラスガイ、フサコケムシ、アオノリ、ア
オサなどの水棲生物は水中構築物の表面に付着し、生育
して種々の被害をもたらす。例えば、船舶の船体に水棲
生物が付着して生育すると、船舶の速度が低下して燃費
が増大する。また水中もしくは水面に固定した港湾施設
などの水中構築物に水棲生物が付着すると、これらの装
置の有する個々の機能が十分に発揮されにくくなる。さ
らに、それら水棲生物が養殖網、定置網などの漁網に付
着すると、網目がつまり魚類を致死させることがあるこ
とも知られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低毒性であ
ってしかも優れた防汚効果を持続できる新規な有害水中
生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記した目
的に合致した有害水中生物防除剤、水中防汚塗料および
漁網処理剤を得るために鋭意研究した。その結果、本発
明者らは後記の一般式(I)で示されるジアリール(ピ
リジニオまたはイソキノリニオ)ホウ素錯体がフジツボ
類、イガイ等の有害水中動物およびアオサ、アオノリ等
の有害水中植物の付着を防止および抑制するばかりでな
く、スライムの原因となるバクテリア、珪藻類等の有害
水中生物の付着を防止および抑制することを見い出だし
た。しかも、一般式(I)で示される化合物を有害水中
生物防除剤、水中防汚塗料および漁網処理剤の有効成分
として使用することによりすぐれた防汚効果を示すのみ
ならず、その効果の持続性がすぐれていることを見いだ
した。
【0015】したがって,第1の本発明の要旨とすると
ころは、一般式(I) 〔式中、Xはフッ素原子、低級アルキル基または低級ア
ルコキシ基であり、nは0〜1の整数であり、Rは低級
アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、または
ハロゲン原子であり、R1 は下記の式 (式中、Yはハロゲン原子、低級アルキル基、フェニル
基またはアセチル基であり、mは0〜2の整数である)
で示される置換または非置換のピリジン基であるか、あ
るいはハロゲン原子で置換することができる5,6,
7,8−テトラヒドロイソキノリン基またはイソキノリ
ン基を示す〕で示されるジアリール(ピリジニオまたは
イソキノリニオ)ホウ素錯体を有効成分として含有する
ことを特徴とする有害水中生物防除剤にある。
【0016】一般式(I)の化合物の置換基のうち、低
級アルキル基の低級とは炭素数が1から8、好ましくは
炭素数が1から4を意味し、低級アルキル基としては例
えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、ターシャリーブチル基、
等があげられる。また低級アルコキシ基としてはメトキ
シ基、エトキシ基、プロピオキシ基、ブトキシ基等が挙
げられる。
【0017】また第2の本発明の要旨とするところは、
一般式(I)で示されるジアリール(ピリジニオまたは
イソキノリニオ)ホウ素錯体を有効成分として含有する
ことを特徴とする水中防汚塗料にある。
【0018】さらに第3の本発明の要旨とするところ
は、一般式(I)で示されるジアリール(ピリジニオま
たはイソキノリニオ)ホウ素錯体を有効成分として含有
することを特徴とする漁網処理剤にある。
【0019】また第4の本発明の要旨とするところは、
一般式(I)で示されるジアリール(ピリジニオまたは
イソキノリニオ)ホウ素と銅化合物を有効成分として含
有することを特徴とする有害水中生物防除剤にある。
【0020】第5の本発明の要旨とするところは、一般
式(I)で示されるジアリール(ピリジニオまたはイソ
キノリニオ)ホウ素錯体と銅化合物を有効成分として含
有することを特徴とする水中防汚塗料にある。
【0021】本発明の有害水中防除剤、水中防汚塗料お
よび漁網処理剤の有効成分である一般式(I)のホウ素
錯体化合物として有用な化合物の具体例の化学構造を化
合物No.とともに次の表1に示す。しかし本発明で用い
るホウ素錯体化合物は、表1に示す錯体化合物に限定さ
れるものでない。また、表1に示す化合物 No.は後記の
実施例および試験例でも参照される。
【0022】
【0023】前記の一般式(I)のホウ素錯体化合物は
特開平 7−138265号公報に記載の方法に準じて製造でき
る。すなわち、一般式(I)の化合物は下記に説明する
合成経路に示す方法によって製造できる。
【0024】(イ) 一般式(I)でRが低級アルキル
基で且つR1 が置換又は非置換ピリジン基である一般式
(Ib)のジアリール(ピリジニオ)ホウ素錯体は、下
記の反応経路Iに示す通り、式(II)のジアリールホウ
酸エタノールアミンエステルを式(III)のアルキルマ
グネシウムハライドと反応させて式(IV)の中間体を
形成し、次にこの式(IV)の中間体を式(V)の置換又
は非置換ピリジンと反応させることにより製造すること
ができる。
【0025】 但し、上記の反応式ではXはフッ素原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基であり、nは0〜1の整数であ
り、Rは低級アルキル基であり、Yはハロゲン原子、低
級アルキル基、フェニル基またはアセチル基であり、m
は0〜2の整数である。Zは塩素又は臭素原子を示す。
【0026】(ロ) 一般式(I)でRが低級アルコキ
シ基、ヒドロキシ基またはハロゲン原子であり且つR1
が置換又は非置換ピリジン基である下記の一般式(I
c)のジアリール(ピリジニオ)ホウ素錯体は、下記の
反応経路IIに示す通り、式(IV)のジアリールホウ
素化合物を式(V)の置換又は非置換ピリジンと反応さ
せることにより製造することができる。
【0027】 但し、上記の反応式でX,Y,m,およびnは一般式
(I)に関して上記に記載したと同じ意味であり、Rは
低級アルコキシ基、ヒドロキシ基またはハロゲン原子で
ある。
【0028】なお、一般式(I)でR1 が置換されても
よい5,6,7,8−テトラヒドロイソキノリン基また
はイソキノリン基であるジアリール(イソキノリニオ)
ホウ素錯体は、前記の反応経路IまたはIIで用いた式
(V)のピリジン化合物に代えて適当な5,6,7,8
−テトラヒドロイソキノリン化合物またはイソキノリン
化合物を用いて反応経路IまたはIIの方法を実施するこ
とによって製造できる。以下に、一般式(I)のホウ素
錯体化合物の代表例である化合物について、それらの合
成例を参考例1〜4で説明する。
【0029】参考例1 ピリジニオ メチル ジフェニ
ルホウ素(化合物 No.1)の合成 温度計、撹拌機をつけた 200mlの四つ口フラスコにジフ
ェニルホウ酸エタノールアミンエステル2.25g(10ミリ
モル)およびテトラヒドロフラン50mlを入れ攪拌した。
その中に混合物のメチルマグネシウムクロリド30ミリモ
ルを含むテトラヒドロフラン溶液15mlを滴下ロートから
5分間かけて室温で滴下し、同温で2時間攪拌した。ピ
リジン2.37g(30ミリモル)を加え、更に室温で終夜攪
拌した。その反応液へ10%塩酸 300mlを注ぎ込み、相を
分離し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、減圧下溶媒を留
去した。析出した固体をトルエンで洗浄し乾燥して、白
色固体5.75g得た。(収率74%、融点 140℃)。
【0030】参考例2 5,6,7,8−テトラヒドロ
イソキノリニオ メチル ジフェニルホウ素(化合物 N
o.10)の合成 参考例1と同様の操作により、メチルマグネシウムクロ
リド10ミリモル、ジフェニルホウ酸エタノールアミンエ
ステル2.25g(10ミリモル)および 5,6,7,8−
テトラヒドロイソキノリン4.00g(30ミリモル)を用い
て標題化合物を白色固体として2.19g得た(収率70%、
融点 120〜 121℃)。
【0031】参考例3 イソキノリニオ メチル ジフ
ェニルホウ素(化合物 No.11)の合成 参考例1と同様の操作により、メチルマグネシウムクロ
リド10ミリモル、ジフェニルホウ酸エタノールアミンエ
ステル2.25g(10ミリモル)およびイソキノリン3.87g
(30ミリモル)を用いて標題化合物を白色固体として2.
23g得た(収率72%、融点 130〜 132℃)。
【0032】参考例4 イソキノリニオ メチル ビス
(p-フルオロフェニル)ホウ素(化合物 No.17)の合成 参考例1と同様の操作により、メチルマグネシウムクロ
リド10ミリモル、ビス(p-フルオロフェニル)ホウ素エ
タノールアミンエステル2.16g(10ミリモル)およびイ
ソキノリン3.87g(30ミリモル)を用いて標題化合物を
白色固体として2.42g得た(収率70%、融点 140〜 150
℃)。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の有害水中生物防除剤、水
中防汚塗料および漁網処理剤について更に詳説する。
【0034】本発明の有害水中生物防除剤は、一般式
(I)のホウ素化合物をそれ自体をそのまま使用できる
が、目的や対象に応じて、塗料、溶液、乳剤あるいはペ
レットなどの適当な剤型に式(I)の化合物を常法によ
り製剤化し、そしてその製剤を、船舶、養殖網、定置
網、海底油田の掘削機および海底基地、ブイ、発電所の
水路の設備、橋梁などの構築物、等の有害水中生物の防
汚が必要とされる対象物に施用できる。
【0035】本発明の有害水中生物防除剤を船舶、漁
網、などのような常時水と接触する部材に施用する場
合、式(I)の化合物を塗料に混和して防汚塗料として
製剤化して使用することができ、あるいは液剤や乳剤の
形態で発電所の水路等に添加してもよい。
【0036】一般式(I)のホウ素化合物を水中防汚塗
料として製剤化するには、一般式(I)の化合物を先づ
n−ブチルアルコール等のアルコール類、メチルエチル
ケトン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、ベン
ゼン、キシレン等の芳香溶媒などの有機溶媒に溶解する
か、あるいは適当な有機溶媒がない場合は一般式(I)
の化合物をそのまま粉砕機などにより機械的に均一に粉
砕する。このようにして得られた式(I)の化合物の溶
液、あるいは該化合物の粉末に対して塗料用の有機溶
剤、界面活性剤、塗料用樹脂、可塑剤、顔料及びその他
の所要な塗料用補助成分を添加し均一に混和することに
より防汚塗料に製剤化することが可能である。
【0037】塗料用樹脂としては、素材表面に塗膜を形
成するための塗膜形成性樹脂であって、従来の水中防汚
塗料に通常用いられている樹脂と同様のものが使用でき
る。例えば、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル−ビニルイソブチルエーテル共
重合体、塩化ゴム系樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂、塩
素化ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン−ブ
タジエン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、フェノール系樹脂、銅アクリレート樹脂、合成ゴ
ム、シリコンゴム、シリコン系樹脂、石油系樹脂、油性
樹脂、ロジンエステル系樹脂、ロジン系樹脂、ロジン等
があげられる。水中防汚塗料に添加する樹脂の配合量
は、防汚塗料の全体について1〜30重量%、好ましくは
5〜20重量%である。
【0038】本発明の水中防汚塗料には、必要に応じて
着色顔料又は着色料、例えば、チタン白、ベンガラ、カ
ーボン、シアンブルー、シアニングリーン等、または体
質顔料、例えばタルク、バリタ、亜鉛華等を配合でき
る。さらに塗料の粘度を調整するために、水または有機
溶剤を配合できる。使用する有機溶剤の種類は、前記の
塗料用樹脂及びその他の配合すべき各成分を溶解もしく
は分散しうるものであればよく、特に限定されるもので
はない。
【0039】そのような有機溶剤としては、例えばアル
コール類(メチルアルコール、エチルアルコール、n−
プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブ
チルアルコール、エチレングリコール、ベンジルアルコ
ールなど)、芳香族系炭化水素類(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クロルベンゼン、クメ
ン、メチルナフタレンなど)、ハロゲン化炭化水素類
(クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロ
エチレン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフル
オロメタンなど)、エーテル類(エチルエーテル、エチ
レンオキシド、ジオキサン、テトラヒドロフランなど)、
ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、メチルイソブチルケトンなど)、エステル類
(酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレングリコールアセー
ト、酢酸アミルなど)、ニトリル類(アセトニトリル、
プロピオニトリル、アクリロニトリルなど)、スルホキ
シド類(ジメチルスルホキシドなど)、グリコールエーテ
ル類(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテルなど)、アミン類(エチ
ルアミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、イソブ
チルアミンなど)、脂肪族または脂環族炭化水素類(n
−ヘキサン、シクロヘキサンなど)、工業用ガソリン
(石油エーテル、ソルベントナフサなど)及び石油留分
(パラフィン類、灯油、軽油など)、などがあげられ
る。
【0040】また本発明の水中防汚塗料中には、製剤化
に当たって、乳化、分散、湿潤、発泡、拡展、の目的で
界面活性剤を配合できる。このような界面活性剤として
は、下記のものがあげられるが、これらの例示のみに限
定されるものではない。
【0041】(a)非イオン型界面活性剤、例えばポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアル
キルエステル、ソルビタンアルキルエステルなど、
(b)陰イオン型界面活性剤、例えばアルキルベンゼン
スルフォネート、アルキルフォサクシネート、アルキル
サルフェート、ポリオキシエチレンアルキルサルフェー
ト、アリールスルフォネートなど、(c)陽イオン型界
面活性剤、例えばアルキルアミン類として、ラウリルア
ミン、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライドな
ど、(d)両性界面活性剤、例えばベタイン型化合物の
硫酸エステルなど。
【0042】また、前記の配合成分の他に、ポリビニル
アルコール(PVA)、カルボキシメチルメチルセルロ
ース(CMC)、アラビヤゴム、ポリビニルアセテー
ト、ゼラチン、カゼイン、アルギン酸ナトリウムなどの
各種補助剤を配合することもできる。
【0043】また、一般式(I)のホウ素化合物は、前
記の溶媒と界面活性剤と配合することにより乳剤に製剤
化できる。一般的には、式(I)のホウ素化合物の製剤
への配合量は、剤型、使用目的、使用方法等の諸条件に
より適宣に選択されるけれども、式(I)のホウ素化合
物の配合量は例えば塗料または乳剤などに製剤化される
場合で製剤の全体重量に基いて0.1〜60重量%、好まし
くは0.1〜40重量%となるように配合される。水中防汚
塗料の場合、0.1重量%未満では防除効果が期待でき
ず、60重量%を超えると防汚塗料の形成される塗膜にク
ラック、剥離等の欠陥が生じやすくなる。
【0044】本発明の有害水中生物防除剤は使用目的、
使用場面、剤型により、塗布、含浸または添加等の通常
の方法を適宣選択して使用できる。例えば船舶、橋梁、
排水路等に適用する場合には、塗布方法を採用できる。
また、漁網に適用する場合には、塗料または乳剤などに
製剤化したものに漁網を浸漬してもよい。また、漁網の
製造工程で素材中に式(I)のホウ素化合物を混入させ
ることもできる。
【0045】本発明の有害水中生物防除剤および水中防
汚塗料に併用できる銅化合物としては、亜酸化銅、ロダ
ン銅、オキシン銅、ナフテン酸銅、銅グリシネート、塩
化第一銅、炭酸第一銅、金属銅等があげられ、好ましく
は亜酸化銅またはロダン銅である。
【0046】本発明の有害水中生物防除剤または水中防
汚塗料において有効成分である式(I)の化合物と銅化
合物の混合割合は任意であるが、好ましくは式(I)の
化合物1重量部に対して銅化合物を 0.1〜 100重量部の
範囲である。さらに、式(I)化合物と銅化合物の総配
合量は、有害水中防汚剤または水中防汚塗料の全体重量
に基いてそれぞれ、0.1〜80重量%であることが望まし
い。式(I)の化合物と銅化合物の総配合量は、0.1重
量%未満では防除効果が期待できず、80重量%を超える
と水中防汚塗料の場合、形成される塗膜にクラック、剥
離などの欠陥が生じやすくなり、効果的に防汚効果が得
られにくくなる。
【0047】また、本発明の有害水中生物防除剤、水中
防汚塗料および漁網処理剤は必要に応じ、式(I)のホ
ウ素化合物以外の他の公知の防汚剤をさらに含有するこ
とができる。このような化合物としては、例えば、日本
造船研究協会第 209研究部会において見出だされた防汚
剤、ジンクジメチルジチオカーバメート、2−メチルチ
オ−4−t−ブチルアミノ−6−シクロプロピルアミノ
−s−トリアジン、2,4,5,6−テトラクロロイソ
フタロニトリル、N,N−ジメチル−N'−(3,4−ジ
クロロフェニル)ウレア、4,5−ジクロロ−2−n−
オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、N−(フル
オロジクロロメチルチオ)フタルイミド、N,N−ジメ
チル−N'−フェニル−N'−(フルオロジクロロメチル
チオ)スルファミド、2−ピリジンチオール−1−オキ
シド亜鉛塩、テトラメチルチウラムジスルフイド、Cu
−10%Ni固溶合金、N−(2,4,6−トリクロロフ
ェニル)マレイミド、2,3,5,6−テトラクロロ−
4−(メチルスルフォニル)ピリジン、3−ヨード−2
−プロピニルブチルカーバメート、ジヨードメチルパラ
トリルスルホン、ビスジメチルジチオカルバモイルジン
クエチレンビスジチオカーバメート、テトラフェニルボ
ランピリジン塩等があげられる。
【0048】次に、実施例によって本発明の有害生物防
除剤、水中防汚剤および漁網処理剤を具体的に説明す
る。なお、実施例中の「部」は「重量部」を表わす。
【0049】実施例1 水中防汚塗料 化合物 No.1 30部、ラロフレックスMP−45(BAFS社製
塩化ビニル−ビニルイソブチルエーテル共重合体の商品
名)10部、ベンガラ 6部、二酸化亜鉛 4部、アエロジル
# 200(日本アエロジル社製の商品名) 1部、塩素化パ
ラフィン 2部、ロジン 10部、キシレン 32部、メチルイ
ソブチルケトン 5部の合計 100部をボールミル中で5時
間転動混合することによって分散処理することにより均
質な水中防汚塗料を得た。
【0050】実施例2〜4および比例例1〜2 水中防
汚塗料 実施例1と同様の調製方法に従い、後記の表2に示す組
成を示すように各々の配合成分を混合することにより、
本発明による実施例2〜4の塗料と、比較例1〜2の塗
料とを調製した。
【0051】実施例5〜6および比例例3 漁網処理剤 実施例1と同様の調製方法に従い、後記の表2に示す組
成を示すように各々の配合成分を混合することにより、
本発明による実施例5〜6の漁網処理剤と、比較例3の
漁網処理剤を調製した。
【0052】実施例7〜13および比例例4〜6 水中防
汚塗料 実施例1と同様の調製方法に従い、後記の表3に示す組
成を示すように各々の配合成分を混合することにより、
本発明による実施例7〜13の塗料と、比較例1〜2の塗
料を調製した。
【0053】
【0054】注1) 比較化合物Aは商品名PK(化学
名トリフェニルボランピリジン)であり下記の化学構造
式で示される。 注2) プライオライトS−5B:米国グッドイヤー社
製スチレン−ブタジエン共重合体の商品名。 注3) アクリル樹脂:メタアクリル酸メチル/メタア
クリル酸n−ブチル=60/40, 平均分子量20000 注4) ポリブテン06N:日本油脂株式会社製の商品
名。 注5) KF−96−100 :信越化学工業株式会社製シリ
コン樹脂の商品名。
【0055】なお、注1)〜5)については後記の表3
でも同じである。
【0056】
【0057】本発明の水中防汚塗料の有用性を次に例証
する。試験例1 実施例1〜実施例4および比較例1〜比較例2で得られ
た塗料をショッププライマーおよびビニルタール系防食
塗料を塗布した300×100×3.2 mmのサンドブラスト鋼板
に乾燥膜厚が100μmとなるようエアースプレーで塗装
した。この試験板を7日間乾燥した後、岡山県玉野市沖
に静置浸漬し、フジツボ、ホヤ、セルピラ、ムラサキガ
イ、カラスガイ、フサコケムシなどの有害水中動物なら
びにアオノリ、アオサなどの有害水中植物、さらにスラ
イムの付着の程度を調査した。その結果を表4に示す。
【0058】なお、表中の有害水中動物および有害水中
植物の付着量は下記の計算式で算出される汚損生物の付
着面積%で示した。
【0059】
【0060】また、スライムの付着量は次の基準で算定
された数値で示した。 0:スライムの付着無し 1:スライムの付着微少程度 2:スライムの付着小程度 3:スライムの付着中程度 4:スライムの付着中〜多程度 5:スライムの付着多程度
【0061】
【0062】試験例2 実施例5〜実施例6および比較例3でそれぞれ得られた
漁網処理剤に漁網を浸漬塗装をした。そのように処理し
た漁網を40cm×80cmの鉄枠に固定し、1日間乾燥後、岡
山県玉野市沖に設置した養殖網の渡し綱から懸すいして
水深5mに静置浸漬を行ない、所定の浸漬期間後に付着
生物の種と付着面積を目視により観察した。その結果を
表5に示す。
【0063】
【0064】
【発明の効果】本発明の有害水中生物防除剤、水中防汚
塗料および漁網処理剤の有効成分として用いられる一般
式(I)のホウ素化合物は有害水中生物、例えばフジツ
ボ類、セルプラ類、コケムシ類、ホヤ類、ヒドロ虫類、
軟体動物等の有害水中生物、アオサ、アオノリ、シオグ
サ、コンブ、ハバノリ等の有害水中植物、さらにスライ
ムの原因となるバクテリア、珪藻類等である有害水中生
物、等に対して、すぐれた付着防止および抑制の防汚効
果を発揮し、しかも防汚性の持続効果を有する。したが
って、一般式(I)のホウ素化合物を有効成分として含
有する本発明の有害水中生物防除剤、水中防汚塗料およ
び漁網処理剤は、すぐれた防汚効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (A01N 55/08 43:42) (72)発明者 浜田 三夫 神奈川県横浜市金沢区東朝比奈二丁目28番 地の14 (72)発明者 川崎 雄一郎 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 土橋 清正 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 〔式中、Xはフッ素原子、低級アルキル基または低級ア
    ルコキシ基であり、nは0〜1の整数であり、Rは低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、ヒドロキシ基、または
    ハロゲン原子であり、R1 は下記の式 (式中、Yはハロゲン原子、低級アルキル基、フェニル
    基またはアセチル基であり、mは0〜2の整数である)
    で示される置換または非置換のピリジン基であるか、あ
    るいはハロゲン原子で置換することができる5,6,
    7,8−テトラヒドロイソキノリン基またはイソキノリ
    ン基を示す〕で示されるジアリール(ピリジニオまたは
    イソキノリニオ)ホウ素錯体を有効成分として含有する
    ことを特徴とする有害水中生物防除剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(I)で示される
    ジアリール(ピリジニオまたはイソキノリニオ)ホウ素
    錯体を有効成分として含有することを特徴とする水中防
    汚塗料。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一般式(I)で示される
    ジアリール(ピリジニオまたはイソキノリニオ)ホウ素
    錯体を有効成分として含有することを特徴とする漁網処
    理剤。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の一般式(I)のジアリー
    ル(ピリジニオまたはイソキノリニオ)ホウ素錯体と銅
    化合物を有効成分として含有することを特徴とする有害
    水中生物防除組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の一般式(I)のジアリー
    ル(ピリジニオまたはイソキノリニオ)ホウ素錯体と銅
    化合物を有効成分として含有することを特徴とする水中
    防汚塗料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10324808A (ja) * 1996-08-23 1998-12-08 Toray Ind Inc 防汚性樹脂組成物および塗料および水中生物付着防止性汚濁防止膜
WO2005014737A1 (ja) * 2003-08-12 2005-02-17 Nkm Coatings Co., Ltd. 塗料組成物、防汚塗膜、水中構造物、及び水中構造物の防汚方法
JP2005307193A (ja) * 2004-03-24 2005-11-04 Chugoku Marine Paints Ltd 防汚塗料組成物およびその用途ならびに水中構造物の防汚方法
JP2009137936A (ja) * 2007-11-13 2009-06-25 Hokko Chem Ind Co Ltd アミン・アルキル(ジアリール)ボラン錯体の製造方法

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