JPH09323714A - 段ボールシート取出し装置 - Google Patents
段ボールシート取出し装置Info
- Publication number
- JPH09323714A JPH09323714A JP13826696A JP13826696A JPH09323714A JP H09323714 A JPH09323714 A JP H09323714A JP 13826696 A JP13826696 A JP 13826696A JP 13826696 A JP13826696 A JP 13826696A JP H09323714 A JPH09323714 A JP H09323714A
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- JP
- Japan
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- sheet
- hooks
- corrugated cardboard
- magazine
- suction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変形あるいは湾曲している段ボールシートで
もマガジン内からの吸着、取出しを正確に行い得る段ボ
ールシートの取出し装置を提供する。 【解決手段】 マガジン内に層積された段ボールシート
を吸着カップで吸着して、その周囲を複数のフックで支
持された最下位シートより取出す段ボールシート取出し
装置であって、上記最下位シートの吸着面の位置を検知
する複数のセンサーと、これらセンサーの検知信号に基
づいて上記各フックを昇降せしめ、上記吸着カップによ
る吸着が可能となるように最下位シートの位置を調整す
るシート位置調整手段とを備え、シート面に沿って吸着
カップを移動調整可能とする。
もマガジン内からの吸着、取出しを正確に行い得る段ボ
ールシートの取出し装置を提供する。 【解決手段】 マガジン内に層積された段ボールシート
を吸着カップで吸着して、その周囲を複数のフックで支
持された最下位シートより取出す段ボールシート取出し
装置であって、上記最下位シートの吸着面の位置を検知
する複数のセンサーと、これらセンサーの検知信号に基
づいて上記各フックを昇降せしめ、上記吸着カップによ
る吸着が可能となるように最下位シートの位置を調整す
るシート位置調整手段とを備え、シート面に沿って吸着
カップを移動調整可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボールケーサのシ
ートマガジンからシートを取出す段ボールシート取出し
装置に関する。
ートマガジンからシートを取出す段ボールシート取出し
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５には、段ボールケーサによる包装工
程のフロー図が示されている。図５において、Ａは製品
供給部、Ｂはシート取出部、Ｃは製品充填部、Ｄは箱成
形部である。上記製品供給部Ａでは製品ａが所定数に配
列されて供給され、また、シート取出部Ｂでは段ボール
シート１がマガジン１０から取出されて供給される。そ
して、製品充填部Ｃにおいて上記段ボールシート１内に
製品ａが充填されると、同段ボールシート１は箱成形部
Ｄで所定形状に成形、包装された後、外部に出荷され
る。
程のフロー図が示されている。図５において、Ａは製品
供給部、Ｂはシート取出部、Ｃは製品充填部、Ｄは箱成
形部である。上記製品供給部Ａでは製品ａが所定数に配
列されて供給され、また、シート取出部Ｂでは段ボール
シート１がマガジン１０から取出されて供給される。そ
して、製品充填部Ｃにおいて上記段ボールシート１内に
製品ａが充填されると、同段ボールシート１は箱成形部
Ｄで所定形状に成形、包装された後、外部に出荷され
る。
【０００３】図６〜図７には、上記シート取出部Ｂに設
置される段ボールシート取出し装置の従来の１例が示さ
れている。図６〜図７において、段ボールシート１はマ
ガジン１０内に傾斜して層積されており、その最下位の
シート１が周囲からローラ状の前方フック１１、側方フ
ック１２及び後方フック１３によって支持されている。
また、６，７は駆動軸であり、同駆動軸６，７にはアー
ム４，５が回動自在に取付けられ、同アーム４の先端に
は補助吸着カップ２が、アーム５の先端には主吸着カッ
プ３がそれぞれ装着されている。
置される段ボールシート取出し装置の従来の１例が示さ
れている。図６〜図７において、段ボールシート１はマ
ガジン１０内に傾斜して層積されており、その最下位の
シート１が周囲からローラ状の前方フック１１、側方フ
ック１２及び後方フック１３によって支持されている。
また、６，７は駆動軸であり、同駆動軸６，７にはアー
ム４，５が回動自在に取付けられ、同アーム４の先端に
は補助吸着カップ２が、アーム５の先端には主吸着カッ
プ３がそれぞれ装着されている。
【０００４】上記シート１を取出す際には、まず駆動軸
６を駆動してアーム４を回動し、補助吸着カップ２を最
下位シート１の後方位置に吸着させた後、上記カップ２
を図６の破線の位置まで下げて同最下位シート１を上部
シート群より切り離す。次いで駆動軸７を駆動してこれ
に取付けられたアーム５を回動し、主吸着カップ３を上
記切り離されたシート１に吸着せしめた後、アーム５を
Ｙ矢印方向へ回動する。これにより、シート１はガイド
８，９に沿って下降し、予め入れられた折れ目に従って
所定の形状に成形されて所定位置に載置される。
６を駆動してアーム４を回動し、補助吸着カップ２を最
下位シート１の後方位置に吸着させた後、上記カップ２
を図６の破線の位置まで下げて同最下位シート１を上部
シート群より切り離す。次いで駆動軸７を駆動してこれ
に取付けられたアーム５を回動し、主吸着カップ３を上
記切り離されたシート１に吸着せしめた後、アーム５を
Ｙ矢印方向へ回動する。これにより、シート１はガイド
８，９に沿って下降し、予め入れられた折れ目に従って
所定の形状に成形されて所定位置に載置される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】段ボールシート１は加
工時の影響等が原因で、マガジン１０に収納された時点
で既に変形または湾曲していることがある。即ち、例え
ば図８の実線で示されるように湾曲し、前方フック１１
と側方フック１２とで支持され、後方フック１３は遊ん
でいる状態にあるシート１を取出す場合、図６〜図７に
示される従来の段ボールシート取出し装置にあっては、
駆動軸６によりアーム４を回動して補助吸着カップ２を
シート１の下面に押し当てた際、同吸着カップ２がシー
ト下面に密着せずに隙間が生じ、吸着力が弱くなって、
切り離しミスの発生をみる。同様に駆動軸７によりアー
ム５を回動して主吸着カップ３をシート１下面に押し当
てた際にも、上記と同様に隙間が生じ、吸着力が弱くな
って取出しミスが発生する。
工時の影響等が原因で、マガジン１０に収納された時点
で既に変形または湾曲していることがある。即ち、例え
ば図８の実線で示されるように湾曲し、前方フック１１
と側方フック１２とで支持され、後方フック１３は遊ん
でいる状態にあるシート１を取出す場合、図６〜図７に
示される従来の段ボールシート取出し装置にあっては、
駆動軸６によりアーム４を回動して補助吸着カップ２を
シート１の下面に押し当てた際、同吸着カップ２がシー
ト下面に密着せずに隙間が生じ、吸着力が弱くなって、
切り離しミスの発生をみる。同様に駆動軸７によりアー
ム５を回動して主吸着カップ３をシート１下面に押し当
てた際にも、上記と同様に隙間が生じ、吸着力が弱くな
って取出しミスが発生する。
【０００６】本発明の目的は、変形あるいは湾曲してい
る段ボールシートでもマガジン内からの吸着、取出しを
正確に行い得る段ボールシートの取出し装置を提供する
ことにある。
る段ボールシートでもマガジン内からの吸着、取出しを
正確に行い得る段ボールシートの取出し装置を提供する
ことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする手段は、マガジン内に層
積された段ボールシートを吸着カップで吸着して、その
周囲を複数のフックで支持された最下位シートより取出
す段ボールシート取出し装置であって、上記最下位シー
トの吸着面の位置を検知する複数のセンサーと、これら
センサーの検知信号に基づいて上記各フックを昇降せし
め、上記吸着カップによる吸着が可能となるように最下
位シートの位置を調整するシート位置調整手段とを備え
たことを特徴とする段ボールシート取出し装置にある。
決するもので、その要旨とする手段は、マガジン内に層
積された段ボールシートを吸着カップで吸着して、その
周囲を複数のフックで支持された最下位シートより取出
す段ボールシート取出し装置であって、上記最下位シー
トの吸着面の位置を検知する複数のセンサーと、これら
センサーの検知信号に基づいて上記各フックを昇降せし
め、上記吸着カップによる吸着が可能となるように最下
位シートの位置を調整するシート位置調整手段とを備え
たことを特徴とする段ボールシート取出し装置にある。
【０００８】さらに、上記手段において、好ましくは、
上記シート位置調整手段が、上記フックの少なくとも１
つに連結された油圧シリンダーを備える。
上記シート位置調整手段が、上記フックの少なくとも１
つに連結された油圧シリンダーを備える。
【０００９】上記手段によれば、マガジン内から段ボー
ルシートを取出す際、周囲を複数のフックで支持されて
いる最下位シートの吸着面の位置が複数のセンサーによ
って常時検出されており、同センサーによる検知結果に
おいて、すべてのセンサーの検知信号が“ＯＮ”の場合
には、そのまま吸着カップによる最下位シートの吸着、
取出しが行われる。
ルシートを取出す際、周囲を複数のフックで支持されて
いる最下位シートの吸着面の位置が複数のセンサーによ
って常時検出されており、同センサーによる検知結果に
おいて、すべてのセンサーの検知信号が“ＯＮ”の場合
には、そのまま吸着カップによる最下位シートの吸着、
取出しが行われる。
【００１０】一方、何れかのセンサーの検知信号が“Ｏ
ＦＦ”の場合には、油圧シリンダを含むシート位置調整
手段を作動せしめて各フックを適宜上昇または下降さ
せ、センサーの検知信号がすべて“ＯＮ”の状態、即ち
最下位シートの吸着面の位置が吸着可能な状態に調整さ
れた後、吸着カップによる吸着、取出しが再開される。
ＦＦ”の場合には、油圧シリンダを含むシート位置調整
手段を作動せしめて各フックを適宜上昇または下降さ
せ、センサーの検知信号がすべて“ＯＮ”の状態、即ち
最下位シートの吸着面の位置が吸着可能な状態に調整さ
れた後、吸着カップによる吸着、取出しが再開される。
【００１１】従って、変形あるいは湾曲している段ボー
ルシートであっても、シート面に沿って確実に吸着がな
される。
ルシートであっても、シート面に沿って確実に吸着がな
される。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下図１〜図４を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。図１には本発明の実施形
態に係る段ボールシート取出し装置の側面図、図２には
その平面図、図３〜図４には取出し要領の説明図が夫々
示されている。本発明は図５に示される段ボールケーサ
による製品の包装システムにおいて、段ボールシート取
出部Ｂの改良に係るものである。
の実施形態を詳細に説明する。図１には本発明の実施形
態に係る段ボールシート取出し装置の側面図、図２には
その平面図、図３〜図４には取出し要領の説明図が夫々
示されている。本発明は図５に示される段ボールケーサ
による製品の包装システムにおいて、段ボールシート取
出部Ｂの改良に係るものである。
【００１３】図１〜図２において、１０は段ボールシー
ト１が層積されたマガジンであり、上記段ボールシート
１は同マガジン１０内に傾斜して層積されており、その
最下位のシート１が周囲からローラ状の前方フック１
１、側方フック１２及び後方フック１３によって支持さ
れている。また、６，７は駆動軸であり、同駆動軸６，
７にはアーム４，５が回動自在に取付けられ、同アーム
４の先端には補助吸着カップ２が、アーム５の先端には
主吸着カップ３がそれぞれ装着されている。
ト１が層積されたマガジンであり、上記段ボールシート
１は同マガジン１０内に傾斜して層積されており、その
最下位のシート１が周囲からローラ状の前方フック１
１、側方フック１２及び後方フック１３によって支持さ
れている。また、６，７は駆動軸であり、同駆動軸６，
７にはアーム４，５が回動自在に取付けられ、同アーム
４の先端には補助吸着カップ２が、アーム５の先端には
主吸着カップ３がそれぞれ装着されている。
【００１４】上記前方フック１１には油圧式のシリンダ
ー１６が取付けられており、前方フック１１は同シリン
ダー１６によりシート層積方向に上昇または下降せしめ
られるようになっている。また、上記側方フック１２の
近傍にはセンサー１４が、後方フック１３の近傍にはセ
ンサー１５がそれぞれ設置されている。双方のセンサー
１４，１５は上記各フック１１，１２，１３による最下
位シート１の支持状態即ち、シート吸着面が吸着カップ
２，３によって吸着できる位置にあるか否かを常時検知
するものである。そして、上記センサー１４，１５から
の検知信号は制御装置（図示せず）に伝送され、同装置
からの操作指令に基づいて上記前方フック１１が適宜上
昇または下降せしめられ、これによって最下位シート１
の吸着面位置が調整される。
ー１６が取付けられており、前方フック１１は同シリン
ダー１６によりシート層積方向に上昇または下降せしめ
られるようになっている。また、上記側方フック１２の
近傍にはセンサー１４が、後方フック１３の近傍にはセ
ンサー１５がそれぞれ設置されている。双方のセンサー
１４，１５は上記各フック１１，１２，１３による最下
位シート１の支持状態即ち、シート吸着面が吸着カップ
２，３によって吸着できる位置にあるか否かを常時検知
するものである。そして、上記センサー１４，１５から
の検知信号は制御装置（図示せず）に伝送され、同装置
からの操作指令に基づいて上記前方フック１１が適宜上
昇または下降せしめられ、これによって最下位シート１
の吸着面位置が調整される。
【００１５】次に図１〜図２及び図３〜図４を参照して
この実施形態に係る段ボールシート取出し装置の動作を
説明する。
この実施形態に係る段ボールシート取出し装置の動作を
説明する。
【００１６】上記シート１を取出す際には、まず駆動軸
６を駆動してアーム４を回動し、補助吸着カップ２を最
下位シート１の後方位置に吸着させた後、カップ２を図
６の破線の位置まで下げて同最下位シート１を上部シー
ト群より切り離す。次いで駆動軸７を駆動してこれに取
付けられたアーム５を回動し、主吸着カップ３を上記切
り離されたシート１に吸着せしめた後、アーム５をＹ矢
印方向へ回動する。これにより、シート１はガイド８，
９に沿って下降し、予め入れられた折れ目に従って所定
の形状に成形されて所定位置に載置される。
６を駆動してアーム４を回動し、補助吸着カップ２を最
下位シート１の後方位置に吸着させた後、カップ２を図
６の破線の位置まで下げて同最下位シート１を上部シー
ト群より切り離す。次いで駆動軸７を駆動してこれに取
付けられたアーム５を回動し、主吸着カップ３を上記切
り離されたシート１に吸着せしめた後、アーム５をＹ矢
印方向へ回動する。これにより、シート１はガイド８，
９に沿って下降し、予め入れられた折れ目に従って所定
の形状に成形されて所定位置に載置される。
【００１７】上記段ボールシート１の取出し時におい
て、段ボールシート１の取出しが開始されると、側方フ
ック１２近傍の最下位シート１の吸着面位置がセンサー
１４によって、また後方フック１３近傍の吸着面位置が
センサー１５によってそれぞれ検知される。
て、段ボールシート１の取出しが開始されると、側方フ
ック１２近傍の最下位シート１の吸着面位置がセンサー
１４によって、また後方フック１３近傍の吸着面位置が
センサー１５によってそれぞれ検知される。
【００１８】その結果、各センサー１４，１５による検
知信号が共に“ＯＮ”の状態、即ち、シート１が平面状
態に保持され、吸着面が吸着可能な位置にある状態にお
いては、続いてアーム４を回動せしめて補助吸着カップ
２を最下位シート１下面に押し当てて吸着した後、アー
ム４を逆方向に回動してシート群から切り離す。次いで
同様にアーム５を回動して主吸着カップ３を先に切り離
された最下位シート１の下面に押し当ててこれを吸着し
た後、同アーム５を逆方向に回動してマガジン１０から
取出す。
知信号が共に“ＯＮ”の状態、即ち、シート１が平面状
態に保持され、吸着面が吸着可能な位置にある状態にお
いては、続いてアーム４を回動せしめて補助吸着カップ
２を最下位シート１下面に押し当てて吸着した後、アー
ム４を逆方向に回動してシート群から切り離す。次いで
同様にアーム５を回動して主吸着カップ３を先に切り離
された最下位シート１の下面に押し当ててこれを吸着し
た後、同アーム５を逆方向に回動してマガジン１０から
取出す。
【００１９】ところが、最下位シート１が図３の実線で
示すように下に凸に湾曲していてセンサー１４の検知信
号が“ＯＮ”、センサー１５の検知信号が“ＯＦＦ”の
状態、即ち、シート１が前方フック１１と側方フック１
２とで支持され、吸着面が吸着カップ２によって吸着で
きない位置にある状態のときには、上記センサー１４，
１５の検知信号に基づいてシリンダー１６が作動せしめ
られ、前方フック１１を図３の破線の位置へ上昇せしめ
る。
示すように下に凸に湾曲していてセンサー１４の検知信
号が“ＯＮ”、センサー１５の検知信号が“ＯＦＦ”の
状態、即ち、シート１が前方フック１１と側方フック１
２とで支持され、吸着面が吸着カップ２によって吸着で
きない位置にある状態のときには、上記センサー１４，
１５の検知信号に基づいてシリンダー１６が作動せしめ
られ、前方フック１１を図３の破線の位置へ上昇せしめ
る。
【００２０】すると、シート１の支持状態が図３の１’
のように修正されて、上記３組のフック１１，１２，１
３でそれぞれ支持され吸着可能となる。そこで補助吸着
カップ２を最下位シート１下面に押し当てると、吸着カ
ップ２とシート１とは正しく密着して規定の吸着力が生
じ、シート１は図３の１ａのように確実に切り離され
る。続いて主吸着カップ３をシート１下面に押し当てる
と、両者は正しく密着して規定の吸着力が生じ、シート
１は正確に取出される。
のように修正されて、上記３組のフック１１，１２，１
３でそれぞれ支持され吸着可能となる。そこで補助吸着
カップ２を最下位シート１下面に押し当てると、吸着カ
ップ２とシート１とは正しく密着して規定の吸着力が生
じ、シート１は図３の１ａのように確実に切り離され
る。続いて主吸着カップ３をシート１下面に押し当てる
と、両者は正しく密着して規定の吸着力が生じ、シート
１は正確に取出される。
【００２１】また、最下位シート１が図４の実線で示す
ように、上に凸に湾曲していて、センサー１４の検知信
号が“ＯＦＦ”、センサー１５の検知信号が“ＯＮ”の
状態、即ち、シート１が前方フック１１と後方フック１
３とで支持され、吸着面が吸着カップ２によって吸着で
きない位置にあるときには、シリンダー１６を上記の場
合とは逆作動して前方フック１１を図４の破線の位置へ
と下降せしめる。
ように、上に凸に湾曲していて、センサー１４の検知信
号が“ＯＦＦ”、センサー１５の検知信号が“ＯＮ”の
状態、即ち、シート１が前方フック１１と後方フック１
３とで支持され、吸着面が吸着カップ２によって吸着で
きない位置にあるときには、シリンダー１６を上記の場
合とは逆作動して前方フック１１を図４の破線の位置へ
と下降せしめる。
【００２２】するとシート１の支持状態が図４の１’の
ように修正されて、上記３組のフック１１，１２，１３
でそれぞれ支持され吸着可能となる。そこで補助吸着カ
ップ２を最下位シート１下面に押し当てると規定の吸着
力が生じて、図４に示すシート１’は１ａのように確実
に切り離される。続いて主吸着カップ３をシート１下面
に押し当てると規定の吸着力が生じてシート１は正確に
取出される。なお、上記シリンダー１６及びセンサー１
４，１５の配置は上側に限定されるものではなく、上記
シリンダー１６は後方フック１３側、前・後フック１
１，１３側或いは全フック側に設けてもよく、またセン
サー１４，１５は各フック近傍にそれぞれ設けてもよ
く、上記に準じてシートの支持状態を調整して吸着面位
置を調整し、同様の作用効果を得ることができる。
ように修正されて、上記３組のフック１１，１２，１３
でそれぞれ支持され吸着可能となる。そこで補助吸着カ
ップ２を最下位シート１下面に押し当てると規定の吸着
力が生じて、図４に示すシート１’は１ａのように確実
に切り離される。続いて主吸着カップ３をシート１下面
に押し当てると規定の吸着力が生じてシート１は正確に
取出される。なお、上記シリンダー１６及びセンサー１
４，１５の配置は上側に限定されるものではなく、上記
シリンダー１６は後方フック１３側、前・後フック１
１，１３側或いは全フック側に設けてもよく、またセン
サー１４，１５は各フック近傍にそれぞれ設けてもよ
く、上記に準じてシートの支持状態を調整して吸着面位
置を調整し、同様の作用効果を得ることができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によれば、マガジンから段ボールシートを取出す
際において、複数のセンサーによって最下位シートの吸
着面位置が常時検知され、この検知信号に基づく、シー
ト位置調整手段の作動により吸着面位置が吸着可能な状
態に調整されるようになる。これにより、変形または湾
曲している段ボールシートでも、マガジン内からの吸
着、取出しを正確に行うことができる。
本発明によれば、マガジンから段ボールシートを取出す
際において、複数のセンサーによって最下位シートの吸
着面位置が常時検知され、この検知信号に基づく、シー
ト位置調整手段の作動により吸着面位置が吸着可能な状
態に調整されるようになる。これにより、変形または湾
曲している段ボールシートでも、マガジン内からの吸
着、取出しを正確に行うことができる。
【図１】本発明の実施形態に係る段ボールシート取出し
装置の側面図。
装置の側面図。
【図２】上記装置の平面図。
【図３】上記実施形態における作用説明図（その１）。
【図４】上記実施形態における作用説明図（その２）。
【図５】段ボールケーサにおける包装工程を示す系統
図。
図。
【図６】従来の段ボールシート取出し装置の側面図。
【図７】図６に対応する平面図。
【図８】従来のものの作用説明図。
１ 段ボールシート ２ 補助吸着カップ ３ 主吸着カップ ４，５ アーム ６，７ 駆動軸 ８，９ ガイド １０ マガジン １１ 前方フック １２ 側方フック １３ 後方フック １４，１５ センサー １６ シリンダー Ｂ 段ボール取出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 烏山 智光 広島市西区観音新町４丁目６番22号 広島 菱重エンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 マガジン内に層積された段ボールシート
を吸着カップで吸着して、その周囲を複数のフックで支
持された最下位シートより取出す段ボールシート取出し
装置であって、上記最下位シートの吸着面の位置を検知
する複数のセンサーと、これらセンサーの検知信号に基
づいて上記各フックを昇降せしめ、上記吸着カップによ
る吸着が可能となるように最下位シートの位置を調整す
るシート位置調整手段とを備えたことを特徴とする段ボ
ールシート取出し装置。 - 【請求項２】 上記シート位置調整手段が、上記フック
の少なくとも１つに連結された油圧シリンダーを備えて
なる請求項１に記載の段ボールシート取出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13826696A JP3468988B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 段ボールシート取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13826696A JP3468988B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 段ボールシート取出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09323714A true JPH09323714A (ja) | 1997-12-16 |
| JP3468988B2 JP3468988B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=15217920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13826696A Expired - Lifetime JP3468988B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 段ボールシート取出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3468988B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007168874A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シート取出装置及び梱包装置 |
| JP2014234183A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | キリン株式会社 | ケーサー装置 |
| CN110816961A (zh) * | 2019-11-04 | 2020-02-21 | 广州象田智能装备有限公司 | 一种钢化膜自动化包装机 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP13826696A patent/JP3468988B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP4641256B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-03-02 | 三菱重工食品包装機械株式会社 | シート取出装置及び梱包装置 |
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