JPH09295620A - 板紙シート取出装置 - Google Patents

板紙シート取出装置

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JPH09295620A
JPH09295620A JP10928396A JP10928396A JPH09295620A JP H09295620 A JPH09295620 A JP H09295620A JP 10928396 A JP10928396 A JP 10928396A JP 10928396 A JP10928396 A JP 10928396A JP H09295620 A JPH09295620 A JP H09295620A
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Japan
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sheet
sheets
paperboard
paperboard sheet
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JP10928396A
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Shinichi Hizume
真一 日詰
Katsumi Matsuda
勝實 松田
Junichi Iifushi
順一 飯伏
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装機械のケーサにおけるシート取出装置に
あっては、段ボールシートのように強いものはその取出
が格別問題なく行われるものの、板紙シートを取扱う場
合には必ずしもうまくいかない。本発明は取扱うシート
が板紙シートであっても確実に取出を行うことができる
ようにしたものを提供することを課題とする。 【解決手段】 マガジンに収納された板紙シートの四辺
に支持フックを配置し、板紙シートのフラップ面には第
1のヴァキュームカップを中央部には第2のヴァキュー
ムカップを配置し、マガジン内に70〜80°の積込角
度で保持した板紙シートを前記ヴァキュームカップで吸
着して分離し送り出す位置へ移送する運搬装置を含めて
シート取出装置を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装機械のケーサ等
における板紙シートの取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】包装機械のケーサにおいては、図13に
示すようにマガジン3に積み込まれた板紙シート1を1
枚ずつ取り出し、この取り出した板紙シート1′のフラ
ップを罫線に沿って部分的に折り、この状態で被包装品
を充填し、その後で同板紙シート1′を最終的に箱状2
に成形するものである。
【0003】上記の過程において、板紙シート1を1枚
毎に取り出す従来の装置について、図12に基づいて説
明する。図12は代表的な板紙シート取出し装置を示
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0004】段ボールシート1はサイド支持フック1
0、上部支持フック11、下部支持フック12で支えら
れている。いま、シート1を取り出す時は、2個のサブ
ヴァキュームカップ13でシート下部を支持フック12
から抜き出したのち、3個のメインヴァキュームカップ
14でシート1枚を矢印16で示すように下方へ取り出
すものである。15はメインヴァキュームカップ14の
取り付け軸を示し、この軸はモータ等により矢印Aの様
に往復動する。
【0005】ここで段ボールシート1の積み込み角θは
θ=30〜40°に形成されている。この様な構成のシ
ート取り出し装置では、段ボールシート材(2〜3mm厚
×300g/枚)を取り出す能力は70〜100枚/分
であり、段ボールシートを取り扱う限りにおいては2枚
取り等のミスのない安定した取り出しが可能なものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
装置では、取り扱いの対象が段ボールシートである場合
には安定した操作が行なわれるものであるが、いま、こ
の装置で板紙シート材(0.5〜0.8mm厚さ×300
g/枚)を積み込んでこれの取り出しを行なおうとする
と種々の問題が顕在化して来る。
【0007】まず、積み込み角θがθ=30〜40°で
あり傾斜が大きいため板紙シートの自重(1000枚で
300kgあり、傾斜角分が負荷となる)を上下、左右の
支持フック10,11,12で支えられなくなり、この
ため積み込み量を多くできないという問題がある。
【0008】また、サブヴァキュームカップ13でシー
ト1枚を支持フック12から確実に引き抜けず、同様に
メインヴァキュームカップ14でもシート1枚を確実に
引き抜けないという問題がある。
【0009】そして例えシート取り出しが可能であった
場合でも板紙シート1が薄く、柔かいためシート1枚取
り出し時に2〜5枚同時に取り出す、いわゆる2枚取り
のミスが発生する問題が生じ、これらは、いずれもシー
ト取り出しが安定しないという問題に帰着する。
【0010】本発明はこのような種々の問題点を解消
し、段ボールシートを確実に取り出せるだけでなく、板
紙シートであっても何ら遜色なく確実に取り出せるよう
にしたものを提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するべくなされたもので、シートストックマガジンに収
納された板紙シートの四辺を係止して支持するフック部
材と、同板紙シートのフラップ面に対峙して配置された
複数の第1のヴァキュームカップと、同板紙シートの中
央面寄りに対峙して配置された複数の第2のヴァキュー
ムカップと、前記各ヴァキュームカップに吸着された板
紙シートをシートストックマガジンから取り出す位置へ
同板紙シートを送る搬送装置とを有してなり、前記シー
トストックマガジンはシート積込角度を70〜80°と
して板紙シートを保持した板紙シート取出装置を提供
し、シートストックマガジンにおけるシートの積込角度
を70〜80°と大きくしたことによりシートの中だる
みを防ぎ、シート支え部にかかる荷重(シート自重)を
軽減させ、これによりシートを積み込むことを可能にす
ると共に取出し力を十分下げることができるものであ
る。しかも積み込み角θを大きくすることにより低下す
るシート搬送力は搬送装置を設けて補い、シートの送り
出しを確実に行いうるようにしたものである。
【0012】また、本発明は、前記フック部材のうち板
紙シートの下辺を支持するものを前記搬送装置の両外側
に配置した板紙シート取出し装置を提供し、このように
下方のフック部材を搬送装置を挟んで左右の外側に配置
することにより、板紙シートに反りが発生し取り出し方
向からみて凹状の反りができたとしてもフック部材はシ
ートの左右端方向で反りに対抗し、反りの発生を抑える
ものである。
【0013】また、本発明は、前記シートストックマガ
ジンに収納された板紙シートのフラップの外側にはエア
ー噴射ノズルを配置した板紙シート取出装置を提供し、
ヴァキュームカップの働きにこのエアー噴射ノズルを協
働させることにより、サイド面からの高圧エアー噴射に
よるエアー層の形成でシートの2枚取りを確実に防止す
るものである。
【0014】また、本発明は、前記第1のヴァキューム
カップはシートストックマガジンに収納された板紙シー
トの4隅に対峙して配置した板紙シート取出し装置を提
供し、第1のヴァキュームカップでシートの隅側から離
し始め、次いで第2のヴァキュームカップを中央位置に
作用して夫々所定の作業を着実、かつ的確に行い、シー
トを確実に分離するようにしたものである。
【0015】また、本発明は、前記シートストックマガ
ジンの後方には、収納された板紙シートを送り方向に加
圧する装置を設けた板紙シート取出装置を提供し、シー
トに後方から所定の押圧力を与え、常に一定の力でシー
トの支持フックに負荷が作用するようにしてシートの取
り出しが一様に行なわれるようにしたものである。
【0016】更にまた、本発明は、前記シートストック
マガジンの後部上方には、板紙シートを供給し位置決め
を行う装置を設けた板紙シート取出装置を提供し、シー
トストックマガジン内におけるシートの供給状況を常に
所定量に保ち、これによりシートの取り出しを一定の状
態で安定して行いうるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。なお、前記した従来の
ものと同一の部位については、図中同一の符号を付して
示し、重複する説明は省略する。
【0018】図1の(a)は正面図、(b)は側面図で
あり、搬送装置として搬送チェーン21を採用し、同搬
送チェーン21上に傾斜角θ=70〜80°で積み込ま
れたシート1をてこ式レバー30とセンサ31,32で
送り制御しながらシート1の先頭が適正位置を保つよう
にシート搬送を行なう。また加圧保持装置24,23に
よりシート1を後方から支持する。シートの補完はシー
ト供給装置70、シート供給コンベア77、プッシャ7
8で行なう。
【0019】シートの切り離しはサイドフラップの上下
左右4ケ所に第1のヴァキュームカップとして配したサ
ブヴァキュームカップ40による吸着分離、およびシー
ト支持フック60の挿入により2枚目移行のシートを支
持し、サブヴァキュームカップ40が後退移動して、完
全にフリーになった1枚目のシートを第2のヴァキュー
ムカップとして罫線の内側寄りに配したメインヴァキュ
ームカップ45で吸着し、取り出す。
【0020】ここでエアーノズル65のエアー噴射によ
り1枚目と2枚目のシート間にエアー層を形成させ、シ
ート分離が容易となる様にしてある。シート1の上部お
よび下部は、2組の支持フック25および28で支えて
ある。
【0021】シート取り出し用メインヴァキュームカッ
プ45は図では略示しているが全部で8ケ配してある。
罫線寄りの各コーナ部に4ケ、中央部に4ケとし、上下
のシート罫線近くに配する。これにより、薄くて、柔か
い板紙シートでも傷が発生せず、しかも罫線部での折り
成形が容易となる。
【0022】図2には(a)を正面図、(b)をその側
面図として板紙シート1の積み込み装置20を抜き出し
て詳細に示した。ここで積み込み角θは、θ=70〜8
0°とし、支持フックに作用する負荷を小さくした。
【0023】またシート1はモータMで駆動する2本の
搬送チェーン21上に来るように配した。23はシート
後方から所定の押し力でシートを保持するガイドであ
り、エアシリンダ24等で構成し、シートの保持及び送
りを確実にするものである。
【0024】図3及び図4は搬送装置としての搬送チェ
ーン21を説明するもので、特に図4は説明を比較して
行うために表示したものである。なお、いずれの図にお
いても、(a)は正面図、(b)はその平面図を示して
いる。
【0025】いま、図4の(a),(b)の例の様に、
シート搬送チェーン21をシート外側に配し、チェーン
21間の中央に下部シート支持フック12を配すると、
凹状の反りとなったシートはフラットに矯正されないま
まである。
【0026】これに対し、図3の(a),(b)の例の
様に、シート搬送チェーン21を中央部に配し、シート
両端部に、シート下部支持フック28を設けると、チェ
ーンでの搬送力により凹状シートは中央部が両端より速
く送られ、シートはフラットに近い形に矯正できる。
【0027】また図5には、シート供給装置70を抜き
出して示した。このシート供給装置70はシート積み込
み部の上方に設けられており、水平な状態で図示矢印A
の方向で、シート1をシート供給装置70内に挿入す
る。その後、図示矢印Bの方向に回転下降し、所定位置
で停止したのち、シートをチェーン21上に供給する。
【0028】なお、同シート供給装置70へシートが挿
入される状況を更に詳細に図6で説明する。図6で
(a)はシート挿入時を示す側面図、(b)は挿入時お
よび解放時を半面づつ示す(a)の左側面図を示す。こ
こで71は回転軸、72は本体、73はサイドフック、
74はサイドフック73の回転軸、75は下部フック、
76は下部フック回転軸を示す。77はシート供給コン
ベア、78はプッシャーを示す。
【0029】シート挿入時は(a)図の様に下部フック
75を開き、プッシャー78でシート1″を本体72と
サイドフック73内に挿入する。挿入完了後、下部フッ
ク75を閉じてシート1″が落下しない様、保持する。
【0030】回転下降中は(b)図左側の様にサイドフ
ック73でシートを保持しているが、下降完了し、チェ
ーン21上にシートをセットするときは、下部フック7
5を開いてシートをチェーン上に落下させたのち、サイ
ドフラップを開いて積み込み、シート1にシート1″を
乗せる。その後、供給装置70は上昇し、次のシート挿
入を行なう。
【0031】本構成により補充シート1″は供給されて
ゆくが、このままでは図7の側面図で示す様に補充シー
ト1″は整列していない。これを整列させ、加圧保持す
るのが加圧装置23,24である。補充シート1″供給
のため、シート供給装置70が下降してくると、加圧ガ
イド23は図示しない回転軸により同図7の様に下方へ
移動する。そしてエアシリンダ24により補充シート
1″の量だけ後方にスライドする。
【0032】補充完了すると、この加圧ガイド23は上
方回転し、シート1″を整列させるとともに、エアシリ
ンダ24の前進により所定力で加圧保持し、図5の示し
た状態となる。
【0033】以上のようにしてシートは次々に補充、供
給される。尚、図5に於て、シート供給装置70はシー
トストックの量に応じてシート供給時に矢印Cの方向に
図示しない駆動装置により自動的に移動するものであ
る。
【0034】次に本発明の第2の実施の形態について図
8に基づいて説明する。なお、前記した従来装置及び第
1の実施の形態と同一の部位については図面中同一の符
号を付して示し、重複する説明は省略する。
【0035】本実施の形態では、シート送り量を制御
し、第1のヴァキュームカップ40と第2のヴァキュー
ムカップ45が、常に同一位置でシート1と接するよう
になっている。なお、21は搬送チェーン、25は上部
支持フック、26,27はサイド支持フック、28は下
部支持フックを示す。また、(a)は正面図、(b)は
側面図、(c)はシート送り制御機構における適正値の
状況、(d)はシート送りにおける送り量不足の状況を
示すものである。
【0036】即ち、シート送り制御機構において、29
は下部支持フック28に連結したバー、30はてこ式の
レバー、31,32はセンサーであり、33は所定力で
下部支持フック28をシート1に押しあてるための負荷
用バネを示す。
【0037】同図8(c)がシート送り適正値である
が、シート送り量が取り出し量より遅れた場合は、下部
支持フック28が図8(d)の様に後退する。これによ
り、てこ式レバー30は移動量が拡大されて下降し、セ
ンサ32を通過する。センサ32の信号によりシート送
り量不足を感知し、シート搬送チェーン21の速度を速
くするか、もしくは停止していた場合は駆動を開始し、
適正値となる様に制御する。
【0038】これとは逆に、シート送り量が多い場合
は、下部支持フック28が前進し、てこ式レバー30は
上方に移動してセンサ31を通過する。このセンサ31
の信号により、送り速度の低下、もしくは送り駆動の停
止を行ない、適正値となる様に制御する。この様にてこ
式レバー方式により下部支持フック28の微小な移動量
を数倍〜数10倍に拡大し、信号を得ることができるの
で、シート送り制御の精度が向上する。
【0039】なお、本実施の形態においても搬送チェー
ン21、シート供給装置等を有するがこれらは前記第1
の実施の形態のものと同一であり、説明は省略した。
【0040】次に本発明の第3の実施の形態について、
図9ないし図11に基づいて説明する。なお、ここでも
前記した従来のもの及び第1、第2の実施の形態と同一
の部位については図面中同一の符号を付して示し、重複
する説明は省略する。
【0041】本実施の形態のものは、シート2枚取りを
防止するシート切り離しに工夫をこらしたものであり、
図9の(a)は正面図、同(b)は平面図を示す。シー
ト左右上下4ケ所に、シートフラップ部の吸着、分離装
置およびシート支持フックを配してある。
【0042】ここで40はサブヴァキュームカップ、5
0はサブヴァキュームカップ40の取付シャフト、51
は回転軸、52はシート側回転軸、53はシート押し付
けバー、54はヴァキュームカップ40の駆動装置を示
す。60はシート支持フック、61はその回転軸を、ま
た、65はエアー噴射ノズルを示す。
【0043】このように構成された本実施の形態におけ
る各部の作動工程を、図10(a)〜(f)に示す。図
は全て片面側の平面図を示す。同図10(a)で、取り
出しシート材1にサブヴァキュームカップ40を配した
取付シャフト50が回転し、バー53でシートフラップ
部より中央側を支点として接する。その後駆動装置54
の作用により、サブヴァキュームカップ40がシートフ
ラップ部を吸着する。
【0044】図10(b)では、サブヴァキュームカッ
プ40を駆動装置54により後退させると、同図(b)
の様にシートフラップ部はシート1枚だけ分離され、そ
してシート間に空間49が生じる。
【0045】この空間に、シート支持フック60を図1
0(c)の様に挿入する。その後、シート取り出しのた
め、メインヴァキュームカップ45がシート1に図10
(d)の様に接近する。
【0046】メインヴァキュームカップ45が図10
(e)の様にシート1に吸着する直前にサブヴァキュー
ムカップ40は吸着を解放し、取付シャフト50の回転
により、シート1の外側へ移動する。
【0047】その後、図10(f)の様にシート1は、
メインヴァキュームカップ45に吸着され、支持フック
に支持されない、フリーな状態で取り出される。これら
の作動はモータ、カムの組合せや、エアシリンダ等で対
処する。
【0048】なおここで図11の平面図で示す様に、サ
ブヴァキュームカップ40の外側に設けてあるエアー噴
射ノズル65で高圧エアーをシート空間49に噴射する
ことにより、シート1は分離しやすくなる。
【0049】以上のようにして、板紙シート1は1枚目
のみ確実に取り出され、2枚目以降のシートは支持フッ
ク60により支持されているので、2枚取りのミスは発
生しないものである。
【0050】なお、本実施の形態においても搬送チェー
ン21、シート供給装置等を有するが、これらは前記第
1及び第2の実施の形態のものと同一であり、説明は省
略した。
【0051】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上、本発明によれば、シート積み込み
角がθ=70〜80°と大きく、シートの傾斜が小さく
なるのでシート支持フックに作用する負荷が小さく、取
り出しが容易且つ大量にストックすることができ、また
シートはチェーン等の搬送装置上に乗せて搬送し、常に
所定位置へシートが送られる様制御できるので、シート
を確実、正確に取り出す、安定した装置を得ることがで
きたものである。
【0053】また、請求項2の発明によれば、チェーン
等のシート搬送装置を中央に配し、両外側にシートの下
面を支持する支持フックを配してあるため、シートの凹
反りをフラットに矯正でき、シートを更に確実、正確に
取り出す、安定した装置を得ることができたものであ
る。
【0054】また、請求項3の発明によれば、シートの
分離は罫線で区分されたフラップ部をヴァキュームカッ
プで吸着して生じた空間にエアー噴射ノズルで高圧エア
ーを噴射しシート間にエアー層を形成させるので、シー
トの2枚取りが防止され、前記同様シートを確実、正確
に分離して取り出す安定した装置を得ることができたも
のである。
【0055】また、請求項4の発明によれば、第1、第
2のヴァキュームカップの適正な配置により、シートに
傷などつけずに取出し、後工程に来る罫線部での折り成
形を容易にするものである。
【0056】また、請求項5の発明によれば、ストック
マガジン上でのシートは更に後方から加圧保持されるこ
とにより、常に正しい位置と形態に保持され、確実、正
確な取り出しへと帰結するものである。
【0057】更にまた、請求項6の発明によれば、シー
ト供給装置の配設により、シートの補充が容易かつ確実
に行なわれ、連続した操業を確保することができたもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート取出装
置の全体構成を示し、(a)は正面から、(b)は側面
から見た説明図。
【図2】図1のものにおける要部の詳細を示し、(a)
はシートの搬送関連、(b)はシートの積み込み角度の
説明図。
【図3】図1のものにおける搬送装置と下方のシート支
持フックの関連を示し、シートの反り矯正に関する説明
図。
【図4】図3との対比において比較事例を示す説明図。
【図5】図1のものにおける要部の1つであるシート供
給装置の説明図。
【図6】図1及び図5のシート供給装置の詳細を示し、
(a)は全体構成、(b)は作動工程の説明図。
【図7】図1のものにおける要部の1つであるシートの
加圧保持装置の説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るシート取出装
置の全体構成を示し、(a)は正面から見た、(b)は
側面から見た、また、(c)及び(d)はそれぞれシー
トの送り制御についての説明図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るシート取出装
置の全体構成を示し、(a)は正面からの、(b)は平
面の説明図。
【図10】図9のものにおいて、シートの分離工程を順
を追って(a),(b),(c),(d),(e)及び
(f)として示す説明図。
【図11】図9のものと関連させて、その要部の1つで
あり、シート分離に際して作動するエアー噴射装置を示
す説明図。
【図12】従来のシート取り出し装置を示し、(a)は
正面から、(b)は側面から見た説明図。
【図13】本発明のシート取出装置の包装機械における
位置付けを示す説明図。
【符号の説明】
1 シート 21 搬送チェーン 23 加圧ガイド 24 エアシリンダ 25 上部支持フック 28 下部支持フック 30 てこ式レバー 40 サブヴァキュームカップ 45 メインヴァキュームカップ 50 取付シャフト 60 シート支持フック 65 エアーノズル 70 シート供給装置 78 プッシャー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートストックマガジンに収納された板
    紙シートの四辺を係止して支持するフック部材と、同板
    紙シートのフラップ面に対峙して配置された複数の第1
    のヴァキュームカップと、同板紙シートの中央面寄りに
    対峙して配置された複数の第2のヴァキュームカップ
    と、前記各ヴァキュームカップに吸着して板紙シートを
    シートストックマガジンから取り出す位置へ同板紙シー
    トを送る搬送装置とを有してなり、前記シートストック
    マガジンはシート積込角度を70〜80°として板紙シ
    ートを保持したことを特徴とする板紙シート取出装置。
  2. 【請求項2】 前記フック部材のうち板紙シートの下辺
    を支持するものを前記搬送装置の両外側に配置したこと
    を特徴とする請求項1に記載の板紙シート取出装置。
  3. 【請求項3】 前記シートストックマガジンに収納され
    た板紙シートのフラップの外側にはエアー噴射ノズルを
    配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の板
    紙シート取出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のヴァキュームカップはシート
    ストックマガジンに収納された板紙シートの四隅に対峙
    して配置したことを特徴とする請求項1に記載の板紙シ
    ート取出装置。
  5. 【請求項5】 前記シートストックマガジンの後方に
    は、収納された板紙シートを送り方向に加圧する装置を
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の板紙シート取
    出装置。
  6. 【請求項6】 前記シートストックマガジンの後部上方
    には、板紙シートを供給し位置決めを行う装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の板紙シート取出装
    置。
JP10928396A 1996-04-30 1996-04-30 板紙シート取出装置 Pending JPH09295620A (ja)

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Cited By (5)

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JP2011201675A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 板状部材の送り出し装置
JP2013180442A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Sekisui Plastics Co Ltd 製函装置及びこの製函装置に適用される包装容器用ブランクシート
JP2014061908A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Ishida Co Ltd 製函装置
JP2016120965A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 アサヒビール株式会社 取出装置および包装装置
CN107031914A (zh) * 2017-04-27 2017-08-11 广东鼎科技有限公司 一种用于建筑板材包装的送纸装置

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