JP2022043905A - ラップアラウンドカートナー及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接着不良が発生しても、機械を停止させることなく不良品の排出を可能にする【構成】 展開状態のブランクシート11の外周縁に接触した状態で押送する爪部材25を備える搬送装置12と、搬送装置により製函位置に搬送されて待機するブランクシートの上に製品15を供給する製品供給装置と、製函位置で待機するブランクシートの周縁の第一,第二側面板部11b,11cを起こすとともに糊付け処理して箱体を形成する製函装置を備える。搬送装置は、ブランクシートを製函位置に供給した爪部材を、製函装置が第一側面板部を起こした状態で第一側面板部に向けて前進させた状態で待機する(二点鎖線)。これにより、接着不良により第一側面板部が開いて倒れようにとしても、爪部材が支持し、転倒を抑止する。その後、爪部材が前進移動すると、第一側面板部を起こしながら進み箱体を製函位置から搬出する。【選択図】 図4

Description

本発明は、ラップアラウンドカートナー及び方法に関するものである。
ラップアランドカートナーは、製函位置にある平面状に展開されたブランクシートの底板部の上に製品を置いた状態で、ブランクシートの底板部に隣接する周囲の側面板部を立ち上げるとともに糊付けして、製品を囲むように製函する機能を有する。また、ラップアラウンドカートナーは、搬送ライン上に供給された平面状に展開されたブランクシートの側面板部の外周縁に爪部材が接触した状態で押送し製函位置まで搬送する機能や、製函された箱体に対し爪部材が前進移動し、立ち上がった側面板部に接触し、そのまま更に前進することで当該箱体を搬送し製函位置から搬出する機能を備える。この種の装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特公平7-88074号公報
上述したラップアラウンドカートナーは、例えば糊の接着不良が発生すると、接着できなかった立ち上げた側面板部が倒れて開いた状態となる。そして、上流側に面した側面板部が倒れた状態で爪部材が前進移動すると、倒れて搬送面と平行になった側面板部の先端を押すことになる。すると、底板部の上には製品が載っていることも相まって、製品ごとブランクシートを移動すべく押送することができず、例えば、側面板部が折れ曲がったり、ブランクシートの姿勢・向きが変わったり、周囲が開放されているため製品が倒れたりするおそれがある。
そこで、係る事態の発生を防止するため、ラップアランドカートナーの動作を一時停止し、製函位置にある接着不良のブランクシート及びそれに載っている製品を手作業で取り除く処理を行う必要があり、生産性が低下する。
上述した課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、本発明は、必ずしも記載した課題の全てを解決できる必要はなく、少なくとも一つの課題が解決できれば良い。またこの課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。
上述した課題を解決するために、本発明のラップアラウンドカートナーは、(1)展開状態のブランクシートの外周縁に接触した状態で押送する爪部材を備える搬送手段と、前記搬送手段により製函位置に搬送されて待機する前記ブランクシートの上に製品を供給する製品供給手段と、前記製函位置で待機する前記ブランクシートの周縁の側面板部を起こすとともに糊付け処理して箱体を形成する製函手段と、を備え、前記搬送手段は、前記爪部材を間欠動作させ、前記ブランクシートを前記製函位置に供給し、一時停止している前記爪部材を、前記製函手段が前記側面板部を起こした状態で前記側面板部の高さに相当する距離の範囲内で前記側面板部に向けて前進させて待機し、前記箱体が形成された場合に更に前進移動し、前記箱体を前記製函位置から搬出するようにした。
搬送装置上に供給されたブランクシートを間欠動作する爪部材で押しながら製函位置まで搬送する。製函位置において、ブランクシート上に製品を供給し側面板部を立ち上げると、爪部材を側面板部の高さに相当する距離の範囲内で前進させて側面板に近づける。これにより、例えば接着不良などで側面板部が開いて倒れそうになっても、爪部材で支えることができ、そのまま製函位置から搬出できる。よって、装置を止めることなく不良品を搬出できる。
(2)前記爪部材は、前記側面板部と非接触状態で待機するとよい。このようにすると、展開状態のブランクシートを製函位置に供給した爪部材の停止位置からの移動距離が短くなるので、この製函位置にある爪部材の前後に位置する爪部材の移動距離も同様に短くなる。よって、他の爪部材により搬送する対象物への影響を可及的に抑制しつつ、側面板部の倒れを防止できる。
(3)前記搬送手段は、前記製函位置にある前記箱体を前記爪部材で搬出し、前記製品が収納された前記箱体を、良品の経路と不良品の経路に振り分ける振り分け位置まで搬送し、その位置で一時停止するように構成するようにし、
前記良品は、前記振り分け位置にて前記搬送手段の搬送ラインから搬出し、前記不良品は、前記爪部材によりそのまま搬送するように構成するとよい。このようにすると、簡単な構成で製函位置から搬出した箱体をそのまま振り分け位置まで移動できる。また、接着不良などで側面板部が倒れる恐れがある場合でも、爪部材によりそのまま搬出できる。
(4)本発明の方法は、搬送手段の爪部材が展開状態のブランクシートの外周縁に接触した状態で押送して製函位置まで搬送して前記爪部材は一時停止し、前記製函位置で待機する前記ブランクシートの上に製品を供給し、前記製函位置で待機する前記ブランクシートの周縁の側面板部を起こすとともに糊付け処理して箱体を形成するものであり、前記側面板部を起こした状態で前記側面板部の高さに相当する距離の範囲内で前記側面板部に向けて前記爪部材が前進して待機し、前記箱体が形成された場合に前記爪部材は更に前進移動し、前記箱体を前記製函位置から搬出するようにした。
本発明によれば、糊の接着不良が発生した場合であっても、機械を停止させることなく、不良品の排出が可能となり、生産性を低下させることがない。
本発明に係るラップアラウンドカートナーの好適な一実施形態を示す正面図である。 その平面図である。 その斜視図である。 作用を説明する正面図である。 作用を説明する平面図である。 作用を説明する一部拡大図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1から図3に示すように、ラップアラウンドカートナー10は、展開状態のブランクシート11等を搬送する搬送装置12と、その搬送装置12の上流側に設置され、展開状態のブランクシート11を積層状態で収納するストッカー13と、そのストッカー13に収納されたブランクシート11を取り出し、搬送装置12の搬入位置にセットするシート移し替え装置14と、搬送装置12の搬送ライン上の製函ステーションで一時停止するブランクシート11上に製品15を供給する製品供給装置16と、製函ステーションに設置された製函装置19と、搬送装置12の製函ステーションの下流側に設けられた搬出ステーションにて、製函された良品を搬送装置12の側方の搬出コンベア17に押し出す搬出装置18等を備える。
本実施形態のブランクシート11は、上方開放したトレー状の箱体20を形成するためのもので、図5に示すように、矩形状の底板部11aと、その底板部11aの搬送装置12における搬送方向の前後の辺にそれぞれつながる第一側面板部11bと、底板部11aの搬送装置12における搬送方向の左右の辺にそれぞれつながる第二側面板部11cと、第一側面板部11bの左右両端につながる糊代片部11dを有し、それら各部が一枚の板紙から切り出されて形成される。
ストッカー13は、展開状態のブランクシート11を起立した状態で前後に集積した状態で収納し、先頭から1枚ずつ取り出し可能となる。シート移し替え装置14は、駆動手段の動力を受けて所定の軌跡で移動するアーム部材24の先端に吸着部21を有する。そして、アーム部材24は、吸着部21の先端の吸着面がストッカー13のブランクシート11の取り出し口に対向する第1位置と、搬送装置12の搬送面に対向する第2位置との間を遷移するように動作する。吸着部21は、第1位置に位置してストッカー13の先頭のブランクシート11に接触した状態で吸引し、そのブランクシート11を吸着保持する。ついで、一枚のブランクシート11を吸着保持したままアーム部材24の動作により第2位置に吸着部21が至ると、当該ブランクシート11は搬送装置12の搬送面に近接対向或いは接触し、その状態で吸着部21の吸引を停止すると、展開状態のブランクシート11が、搬送装置12上に供給される。
搬送装置12は、搬送方向の前後に配置したプーリ22に掛け渡した左右一対のエンドレスベルト23の外周面に、所定ピッチで取り付けた爪部材25を有する。各エンドレスベルト23に取り付けた爪部材25は、同一ピッチで前後方向で同じにすることで、左右に隣り合わせになり、供給された展開状態のブランクシート11の搬送方向の後方側の第一側面板部11bの先端に接触し、エンドレスベルト23の回転に伴う爪部材25の前進移動により、ブランクシート11を搬送する。
搬送方向の前方に配置したプーリ22の回転軸26には、駆動ベルト27a並びにプーリ27bを備える動力伝達系27を介して駆動モータ28の駆動力が伝達される。例えば駆動モータ28の回転に伴い、エンドレスベルト23ひいては爪部材25が前進移動し、駆動モータ28が停止すると爪部材25も停止する。よって、駆動モータ28の回転を制御することで、爪部材25を間欠的に前進移動し、ブランクシート11を所定位置まで搬送し、一時停止することができる。
また、図示省略するが、左右一対のエンドレスベルト23の間並びにエンドレスベルト23の外側のエリアには、搬送面を構成する帯板状のガイド板部を配置する。これにより、ブランクシート11は、ガイド板部により広範囲に支持され、安定した状態で爪部材25からの搬送力を受けて移動する。
本実施形態の箱詰めする製品15は、起立させた箱状物品29を一列に並べた物品群から構成される。搬送装置12の左右の一方側には図示省略する製品15の搬送ラインが形成されており、製品15は、搬送ライン上を所定間隔をおいて搬送され、搬出位置において待機する。この搬出位置は、搬送装置12における製函ステーションの真横に設置する。
製品供給装置16は、搬送ラインの搬出位置で待機する製品15を、搬送装置12に向けて押送するプッシャー機構(図省略)と、搬送装置12の製函ステーションの搬入部位に設けた一対のサイドガイド30等を備える。一対のサイドガイド30は、搬送装置12の搬送方向に沿って前後に所定の距離を置いて配置される板状部材から構成される。所定の距離は、プッシャー機構で押送される製品15の横幅、すなわち、搬送装置12にて搬送される製品15の前後長に応じた距離とする。搬送ライン上の製品15は、プッシャー機構により押し出され、搬送装置12の製函ステーション上に移し替え供給される。よって、搬送装置12の動作タイミングに合わせ、展開状態のブランクシート11が製函ステーションで待機している際に、プッシャー機構にて製品15を押し出すことで、ブランクシート11の底板部11aの上に、製品15が位置する。
製函装置19は、搬送装置12の搬送面の下方に昇降可能に配置した折曲板部材32と、糊代片部11dに糊を塗布する糊噴射装置(図示省略)等を備える。折曲板部材32は、待機時はその上端が搬送面よりも下方に位置し、動作時には上昇移動して上端が搬送面よりも上方に位置する。そして、折曲板部材32は、製函ステーション上で待機する展開状態のブランクシート11の底板部11aの4辺にそれぞれ接触し、第一側面板部11b,第二側面板部11cを折り曲げて立ち上げる。さらに、製函装置19は、糊噴射装置により糊が塗布された糊代片部11dを第一側面板部11bとの境界部分から折り曲げ、糊代片部11dと第二側面板部11cを貼り合わせて接着固定する機能を備える。これにより、第一側面板部11bと第二側面板部11cが立ち上がり、製品15の周囲を囲んだ状態でそれら側面板部同士が接着固定された箱体20が形成される。立ち上がった状態の第一側面板部11bと第二側面板部11cの高さは、製品15の高さよりも低く、製函された箱体20の上方に製品15が突出した状態となる。
製函された箱体20は、搬送装置12の爪部材25により搬送され、次の振り分けステーションに至り、そこで一時停止する。すなわち、製函ステーションの位置で一時停止していた爪部材25は、エンドレスベルト23の回転運動に伴い前進移動し、立ち上がった搬送方向後方側の第一側面板部11bに接触し、所定距離搬送する。その後、爪部材25が一時停止すると、箱体20は、振り分けステーションで一時停止し待機する。
製函ステーションから振り分けステーションに至る区画の所定位置配置された検査装置により、製品15が収納された箱体20の良否判定を行う。この検査装置は、例えば、検査カメラで撮影した映像に基づくものなどであり、例えば、糊付け不良により第一側面板部11b及びまたは第二側面板部11cが開くなどの製函不良等の不良品を検知する。
良品の場合、搬出装置18が作動し、振り分けステーションで待機中の製品15が収納された箱体20が、横方向に押し出され、搬送装置12の側方の搬出コンベア17上に移し替えられる。以後、箱体20は、搬出コンベア17により、次工程のシステムに搬送される。
一方、不良品の場合、搬出装置18は動作せず、次の製函ステーション上の箱体20を振り分けステーションに移し替えるタイミングで移動する搬送装置12の爪部材25により、搬送装置12上を下流側に向けて搬送され、排出される。
ここで本実施形態では、製函ステーションで待機中のブランクシート11の第一側面板部11bが製函装置19により起こされると、エンドレスベルト23を所定量回転移動させ、図4,図6等における爪部材25を実線で示す位置から二点鎖線で示す位置まで少し前進移動し、その状態・位置で爪部材25が待機するように制御する。
これにより、例えば第二側面板部11cと糊代片部11dとの接着不良で第一側面板部11bが開いて倒れようとしても、第一側面板部11bは爪部材25に当たりそれ以上倒れない。すなわち、図6中、実線で示すように展開状態のブランクシート11を製函ステーションに供給した際の爪部材25と底板部11aの周縁との距離は、第一側面板部11bの高さと等しいので、爪部材25が倒れてくると水平状態にまで開く場合があるが、本実施形態では、上述した前進移動により、爪部材25と底板部11aの周縁との距離を詰め、両者間の距離を第一側面板部11bの高さよりも短くしているため、例えば図6(b)に示すように、倒れる途中の第一側面板部11bの外面が爪部材25の上端に接触し、それ以上の第一側面板部11bが開いて倒れるのを抑止する。爪部材25が、実線で示す位置で停止していると、図6(a)に示すように第一側面板部11bは大きく倒れ、更にそのまま水平になる場合もある。図示するように大きく倒れた状態のまま爪部材25が前進移動すると、第一側面板部11bを曲げたりして、箱体20をスムーズに前進移動できない。
そして、その後に爪部材25が前進すると、爪部材25が第一側面板部11bを起こし、第一側面板部11bと爪部材25が面接触した状態となり、箱の形状をキープしたまま箱体20を搬送できる。
よって、接着不良等が生じても、装置を一時停止することなく、製函ステーションから箱体20を搬出することができる。このように一時停止することがないので、生産性を低下させることがない。
本実施形態では、不良品を搬送装置12に沿って下流側に移動するため、仮に、糊付け不良があっても第一側面板部11bが開くことなく、そのまま爪部材25で押送し、搬出することができるので良い。
また、上述した実施形態では、製函ステーションで爪部材25が少し前方移動し、起立した第一側面板部11b、すなわち、底板部11aの周縁から所定距離離れた位置で待機するが、例えば、第一側面板部11bの高さに相当する距離だけ前進移動し、第一側面板部11bに接触した状態で製函作業が終了するまで待機するように構成すると、例えば糊付け不良により第一側面板部11bが開くことを抑止できるので良い。ただし、以下の理由から、本実施形態のように少し距離を置いて待機するのが良い。
すなわち、製函ステーションの直前に位置する爪部材25と、振り分けステーションの直前に位置する爪部材25は、ともに同じエンドレスベルト23に接続されており、一体となって移動し、停止する。そのため、例えば、ある爪部材25が展開状態のブランクシート11を製函ステーションまで搬送した場合、同一タイミングで製函ステーションにあった箱体20は、1つ前の爪部材25により振り分けステーションまで搬送される。次いで、製函ステーションでは、展開状態のブランクシート11の上に製品15の供給作業が行われ、振り分けステーションでは良品の横出し搬出作業が開始される。そして、製品15の供給作業の完了後に、第一側面板部11b等の折り曲げ立ち上げ処理や、糊付け処理等を行う。この第一側面板部11bを立ち上げた後の適宜のタイミングで、爪部材25を少し前に移動する。このように製函ステーションに位置する爪部材25を少し前に移動すると、それと一体になって振り分けステーション側の爪部材25も同じ距離だけ前に移動する。このように振り分けステーション側の爪部材25が前に移動するタイミングは、良品の箱体20を搬出コンベア17側に送り出しているタイミングの場合があり、箱体20の振り分けステーション上に残っている部分に爪部材25があたると、その位置が横にずれてしまい、搬出装置18による適切な位置への搬出が行えないおそれがある。
そこで、本実施形態のように、爪部材25を少し前に出す程度に留めると、振り分けステーションにおける搬出時の横ずれも小さくなり搬出装置18による搬出を行える。第一側面板部11bの倒れを防止できる範囲で移動量を抑えるとよい。
また、各装置の動作タイミングを調整し、振り分けステーションにおける良品の箱体20が押し出され、爪部材25の前方から抜けた後で、爪部材25を前進させて、立ち上げた第一側面板部11bに接触或いは近接するようにしてもよい。但し、そのようにすると振り分けステーションにおける箱体の搬出作業を待つ必要が出ると、生産性が低下するおそれがあるので、本実施形態のように少し前に移動するようにすると良い。
また、例えば、展開状態のブランクシート11を製函ステーションに移動するための搬送装置と、製函された箱体を振り分けステーションに移動するための搬送装置を別に構成し、それぞれの移動タイミングを独立して行うようにしてもよい。但し、本実施形態のようにすると、構成並びに制御が簡単でよい。
上述した実施形態では、箱体20は、製品15の高さに比べて低い底浅のトレー形状としたが、本発明はこれに限ることはなく、例えば側面板部が、製品の高さに応じた高さとしたり、さらには蓋フラップを設け、製品の上方を閉塞したりするなど、各種の形態のものを用いることができる。
以上、本発明の様々な側面を実施形態並びに変形例を用いて説明してきたが、これらの実施形態や説明は、本発明の範囲を制限する目的でなされたものではなく、本発明の理解に資するために提供されたものであることを付言しておく。本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や製法に限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求する可能性があることを、念のために申し述べる。
10 :ラップアラウンドカートナー
11 :ブランクシート
11a :底板部
11b :第一側面板部
11c :第二側面板部
11d :糊代片部
12 :搬送装置
15 :製品
16 :製品供給装置
17 :搬出コンベア
18 :搬出装置
19 :製函装置
20 :箱体
25 :爪部材

Claims (4)

  1. 展開状態のブランクシートの外周縁に接触した状態で押送する爪部材を備える搬送手段と、
    前記搬送手段により製函位置に搬送されて待機する前記ブランクシートの上に製品を供給する製品供給手段と、
    前記製函位置で待機する前記ブランクシートの周縁の側面板部を起こすとともに糊付け処理して箱体を形成する製函手段と、
    を備え、
    前記搬送手段は、前記爪部材を間欠動作させ、前記ブランクシートを前記製函位置に供給し、一時停止している前記爪部材を、前記製函手段が前記側面板部を起こした状態で前記側面板部の高さに相当する距離の範囲内で前記側面板部に向けて前進させて待機し、前記箱体が形成された場合に更に前進移動し、前記箱体を前記製函位置から搬出するようにしたラップアラウンドカートナー。
  2. 前記爪部材は、前記側面板部と非接触状態で待機する請求項1に記載のラップアラウンドカートナー。
  3. 前記搬送手段は、前記製函位置にある前記箱体を前記爪部材で搬出し、前記製品が収納された前記箱体を、良品の経路と不良品の経路に振り分ける振り分け位置まで搬送し、その位置で一時停止するようにし、
    前記良品は、前記振り分け位置にて前記搬送手段の搬送ラインから搬出し、前記不良品は、前記爪部材によりそのまま搬送する請求項1または2に記載のラップアラウンドカートナー。
  4. 搬送手段の爪部材が展開状態のブランクシートの外周縁に接触した状態で押送して製函位置まで搬送して前記爪部材は一時停止し、
    前記製函位置で待機する前記ブランクシートの上に製品を供給し、
    前記製函位置で待機する前記ブランクシートの周縁の側面板部を起こすとともに糊付け処理して箱体を形成するものであり、
    前記側面板部を起こした状態で前記側面板部の高さに相当する距離の範囲内で前記側面板部に向けて前記爪部材が前進して待機し、
    前記箱体が形成された場合に前記爪部材は更に前進移動し、前記箱体を前記製函位置から搬出する方法。
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