JPH09320864A - 点火コイルおよびその製造方法 - Google Patents

点火コイルおよびその製造方法

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JPH09320864A
JPH09320864A JP8152133A JP15213396A JPH09320864A JP H09320864 A JPH09320864 A JP H09320864A JP 8152133 A JP8152133 A JP 8152133A JP 15213396 A JP15213396 A JP 15213396A JP H09320864 A JPH09320864 A JP H09320864A
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pin
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opening
housing
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政美 小島
Masato Ichikawa
正人 市川
Mamoru Urushizaki
守 漆崎
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P13/00Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付時の作業性を向上し、イグナイタの固定
位置等のずれによるイグナイタピンとコネクタピンとの
接続部への歪みを緩和する点火コイルおよびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 入力端子7aとコネクタピン19との接
続部B、およびイグナイタ7が組付られたホルダ8とケ
ース100との固定部Aがケース100の開口部100
a側から作業可能に分散配置されるため、例えば接続部
Bまたは固定部Aのいずれか一方がケース100の開口
部100a側から作業できない位置に配置した場合に較
べると、接続部Bの接続工程と固定部Aの固定工程とを
開口部100a側から作業工程において実施することが
できる。また入力端子7aとコネクタピン19とを電気
的に接続した後、イグナイタ7が組付られたホルダ8と
ケース100とを固定することから、例えばイグナイタ
7の固定位置等のずれによる寸法誤差によって生ずる接
続部Bの歪みを緩和できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点火コイルおよび
その製造方法に関し、例えば内燃機関に用いられる点火
コイルおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、点火プラグに火花放電可能な
高電圧を二次コイルに発生させるため一次コイルに流れ
る電流を断続制御可能な回路を有するイグナイタを点火
コイル本体に内蔵するものが知られている。そして、こ
のイグナイタには、点火コイルの外部から制御信号を受
取るための信号線や一次コイルの電流を制御する信号線
等の複数の入出力信号線が配線されている。そのため、
これらの入出力信号線とイグナイタとを接続するため、
点火コイルの内外から引出される線材とこれらの各端子
とが圧着、はんだ付等により接続されている。
【0003】このような従来例として、例えば特開昭6
3−70508号公報に開示される内燃機関用点火コイ
ルがあり、イグナイタとして機能するパワースイッチの
側部において、点火コイルの内外から引出される線材と
パワースイッチの各端子とが接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−70508号公報に開示される内燃機関用点火コ
イルによると、モールド樹脂の上部にパワースイッチが
位置し、パワースイッチから側方向に引出された端子が
点火コイルの外部に繋がるリード線に接続されている。
そのため、モールド樹脂とパワースイッチとを接着剤等
により固定し、パワースイッチの端子とリード線とを接
続するためには、例えばパワースイッチの下面に接着剤
等を塗布してからモールド樹脂の上面に固定する工程
と、パワースイッチの端子とリード線とを接続する工程
とを分けて行う必要がある。したがって、組付時の生産
性を低下させるという問題がある。
【0005】また、モールド樹脂にパワースイッチを固
定した後、パワースイッチの端子とリード線とを接続す
ると、パワースイッチの固定位置等のずれによる寸法誤
差を修正するため、パワースイッチの端子またはリード
線の少なくとも一方を治具等により変形させながら接続
する必要がある。そのため、パワースイッチの端子とリ
ード線との接続部には、この寸法誤差分だけ変形させた
ことによる互いに離れようとするテンションが常に加わ
るため、接続部の剥離を招き易いという問題を生ずる。
さらに治具等により変形させながら接続するため、作業
性の悪化を招くという問題をも併せ持つことになる。
【0006】また、特開昭63−70508号公報に開
示される内燃機関用点火コイルは、パワースイッチがケ
ースの開口部から突出した構造であるが、パワースイッ
チがケース内に収容されるものでは、パワースイッチに
制御信号を供給する信号端子とパワースイッチに直接接
続している端子との接続部が作業スペースの少ないケー
ス内部に位置するので、端子同士の接続が困難であると
いう問題がある。
【0007】また、接続作業を容易にするためにはケー
スの開口部に作業スペースを確保しなければならず、開
口部の径が拡大するという問題がある。本発明の目的
は、組付時の作業性を向上する点火コイルおよびその製
造方法を提供することである。本発明の他の目的は、小
型化可能な点火コイルおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】また、本発明のさらなる目的は、イグナイ
タの固定位置等の誤差によるイグナイタピンとコネクタ
ピンとの接続部への歪みを緩和する点火コイルおよびそ
の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、請求項1記載の手段を採用する。この手
段によると、イグナイタピンとコネクタピンとの接続
部、およびイグナイタとハウジングとの固定部がハウジ
ングの開口部側から作業可能に分散配置されることか
ら、例えば接続部または固定部のいずれか一方がハウジ
ングの開口部側から作業できない位置に配置される場合
に較べると、接続部の接続工程と固定部の固定工程とを
同一工程において実施することができる。これにより、
イグナイタ等の組付時の作業性を向上する効果がある。
【0010】請求項2記載の手段を採用することによ
り、イグナイタの両翼に有する凸部をハウジングに溶着
することから、接着剤を用いることなくイグナイタを確
実に固定できる。これにより、接着剤を塗布する工数の
削減により製造コストを低減する効果がある。請求項3
記載の手段を採用することにより、ハウジング外部でイ
グナイタピンとコネクタピンとを接続できるので、イグ
ナイタピンとコネクタピンとを接続する作業性を向上す
ることができる。
【0011】請求項4記載の手段を採用することによ
り、イグナイタピンとコネクタピンとの両側から電極を
近づけて溶接する抵抗溶接を容易に行うことができると
ともに、電極を挿入するスペースをハウジウングの開口
部に設ける必要がないので開口部の径を縮小可能であ
る。請求項5記載の手段を採用することにより、ハウジ
ング外部でイグナイタピンとコネクタピンとを接続でき
るので、イグナイタピンとコネクタピンとを接続する作
業性を向上することができる。
【0012】請求項6の手段を採用することにより、イ
グナイタピンとコネクタピンとを電気的に接続する端子
接続工程の後、イグナイタ固定工程によりハウジングに
イグナイタを固定することから、例えばイグナイタの固
定位置等の誤差によって生ずるイグナイタピンとコネク
タピンとの接続部の歪みを緩和できる。これにより、接
続部の歪みにより生ずるテンションによって招き易い接
続部の剥離を回避する効果がある。また、イグナイタの
固定位置等に誤差が生じた場合、その誤差を修正する押
さえ治具などによる付随的な作業が不要となるため、作
業性を向上する効果がある。
【0013】請求項7の手段を採用することにより、端
子接続工程の前にイグナイタがハウジングに対して移動
可能に位置決めすることができる。これにより、端子接
続工程により生じやすい接続部の歪みを緩和する効果が
ある。請求項8の手段を採用することにより、イグナイ
タ固定工程には接着剤固化工程が含まれる。これによ
り、イグナイタ固定工程の前工程として行われる端子接
続工程の際、ハウンジングにイグナイタが仮接着されて
いるため、イグナイタの自由な移動を許容することがで
きる。したがって、端子接続工程において接続部に生ず
る歪みを抑えテンションを軽減する効果がある。
【0014】請求項9または10記載の手段を採用する
ことにより、イグナイタピンとコネクタピンとの両側か
ら電極を近づけて溶接する抵抗溶接を容易に行うことが
できるとともに、電極を挿入するスペースをハウジウン
グの開口部に設ける必要がないので開口部の径を縮小可
能である。請求項11の手段を採用することにより、イ
グナイタピンとコネクタピンとの両側から電極を近づけ
て溶接する抵抗溶接を容易に行うことができるととも
に、電極を挿入するスペースをハウジウングの開口部に
設ける必要がないので開口部の径を縮小可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の点火コイルを内燃機関用点火コ
イルに適用した第1実施例を図1〜図9に示す。図1に
は第1実施例による点火コイル2の蓋31を取った状態
の平面図が示され、図2には点火コイル2の縦断面図が
示されている。
【0016】図1および図2に示すように、点火コイル
2は、主にコイル部としての円柱状のトランス部5と、
このトランス部5の一方の端部に位置しトランス部5の
一次電流を断続制御するイグナイタ7と、トランス部5
の他方の端部に位置しトランス部5の二次電圧を図示し
ない点火プラグに供給する接続部6とから構成されてい
る。
【0017】点火コイル2はハウジングとしてのケース
100を備えており、このケース100は樹脂材料から
なる円柱状に形成されている。ケース100の内側に形
成される収容室102内には、高電圧発生用のトランス
部5、イグナイタ7、トランス部5の周囲を満たす絶縁
油29等が収容されている。収容室102の上端部に
は、制御信号入力用コネクタ9が設けられ、また収容室
102の下端部には、後述するカップ15の底部により
閉塞された底部104が形成されている。カップ15の
外周壁は、ケース100の下端に位置する接続部6に覆
われている。
【0018】一方、ケース100の上側には、トランス
部5、イグナイタ7、絶縁油29等をケース100の外
部から収容室102に収容するための開口部100aが
形成されている。この開口部100aは、Oリング32
と金属製の蓋31とにより液密に閉塞され、ケース10
0の上部に蓋31がかしめ固定される。ここで、この開
口部100aを形成するケース100の上部形状を図1
および図3に基づいて説明する。図3は点火コイル2の
平面図で、蓋31、イグナイタ7、ホルダ8を取除いた
状態を示している。
【0019】図1および図3に示すように、ケース10
0の上部に形成される受け面100bには、後述するイ
グナイタ7を保持するホルダ8を固定可能な長溝107
がそれぞれ略平行になるように二箇所形成されている。
この長溝107は長手方向が、前述した制御信号入力用
コネクタ9方向に向くように形成されている。そのた
め、後述するホルダ8の固定用凸部8cをこの長溝10
7内に位置させても、ホルダ8を長溝107の長手方向
に移動させることができる。これにより、ホルダ8に取
付けられたイグナイタ7を長溝107の長手方向に移動
させれば制御信号入力用コネクタ9のコネクタピン19
とイグナイタ7の入出力端子7a、7bとの離隔距離を
調整できる。
【0020】また、この長溝107はイグナイタ7等に
遮られることなく開口部100aから作業可能な位置に
配置されているため、後述するコネクタピン19と入出
力端子7a、7bとの接続作業工程において、同時に長
溝107への固定用凸部8cの固定作業が可能となり、
図1に示す固定部Aによってケース100にホルダ8が
固定される。
【0021】ケース100の開口部100a内に収容さ
れるイグナイタ7は、図4(a) 、図4(b) にそれぞれ示
されるような平面形状、側面形状を有した樹脂からなる
イグナイタケースに覆われている。このイグナイタケー
ス内には、ハイブリッドIC化された図示しない回路が
内蔵されている。この回路に接続されるイグナイタピン
としての入力端子7a、出力端子7bは、イグナイタケ
ースの側面より側方に延びさらに頂面方向に延びるよう
にL字形状に形成されている。またこの入力端子7aお
よび出力端子7bの端部には突起部7fが形成されてお
り、後述するように、入力端子7aおよび出力端子7b
とコネクタピン19等とを溶接したときの接続部Bの強
度をこの突起部7fにより増加させている。入力端子7
aおよび出力端子7bとコネクタピン19等との溶接は
抵抗溶接またはレーザ溶接等で行われる。
【0022】ここで、図9に示す変形例について説明す
る。この変形例は、イグナイタ7の入力端子7dに突起
部を形成することなく、入力端子7dとコネクタピン1
9とを接続した例である。このように入力端子7dの端
部に突起部がなくても、上述した入力端子7aと同様、
接続部Cにおいて抵抗溶接、レーザ溶接が可能であり、
突起部を形成しない分、加工コストの削減が可能にな
る。
【0023】図5に示すように、イグナイタ7を保持す
るホルダ8は、ベース8a、ガイド8b、固定用凸部8
cおよびストッパ8dから構成され、それぞれ一体に樹
脂成形されている。ベース8aは、前述したイグナイタ
ケースの平面形状と略同形状を有する平板状に形成さ
れ、このベース8aの対向する辺上にベース8aと略垂
直に位置する二枚の長板状のガイド8bが位置してい
る。この二枚のガイド8bの間隔は、イグナイタ7の入
力端子7a、出力端子7bの突出方向に面してイグナイ
タ7の両側面の間隔とほぼ同じ長さに設定されている。
【0024】また、この二枚のガイド8bから反ベース
8a方向に固定用凸部8cがそれぞれ延び、前述したケ
ース100の受け面100bに形成される長溝107内
に位置可能にこの固定用凸部8cが形成されている。さ
らに、二枚のガイド8bに挟まれる辺上の略中央にはガ
イド8bと同様、ベース8aと略垂直にストッパ8dが
位置している。
【0025】図1および図2に示すように、制御信号入
力用コネクタ9は、コネクタハウジング18とコネクタ
ピン19とから構成されている。コネクタハウジング1
8は、ケース100と一体成形されており、このコネク
タハウジング18内に位置する三本のコネクタピン19
がケース100を貫通し外部と接続可能にコネクタハウ
ジング18にインサート成形されている。
【0026】図2に示すように、接続部6にはケース1
00によって図示しない点火プラグを収容する筒部10
5が形成され、この筒部105の開口端にはゴムからな
るプラグキャップ13が装着されている。筒部105の
上端に位置する底部104には、金属製のカップ15が
ケース100の樹脂材料中にインサート成形されてい
る。このため、収容室102と接続部6とは液密に区画
されている。
【0027】カップ15の底部に係止されているスプリ
ング17は、圧縮コイルスプリングからなり、接続部6
内に挿入される点火プラグの電極部がスプリング17の
他端部に電気的に接触するようになっている。トランス
部5は、鉄心502、磁石504、506、二次スプー
ル510、二次コイル512、一次スプール514およ
び一次コイル516から構成されている。
【0028】二次スプール510は、有底円柱状に形成
される樹脂成形品であり、その外周には二次コイル51
2が巻回されている。そして、この二次スプール510
の底部510aには、二次コイル512の一端から引き
出される図示しない引出線が電気的に接続されたターミ
ナルプレート34が固定され、このターミナルプレート
34にカップ15と接触するためのスプリング27が固
定されている。これらターミナルプレート34とスプリ
ング27とがスプール側導電部材として機能し、二次コ
イル512に誘起された高電圧がターミナルプレート3
4、スプリング27、カップ15、スプリング17を経
由して図示しない点火プラグの電極部に供給される。
【0029】また、一次スプール514は二次スプール
510と同様、有底円柱状の樹脂成形品であり、その上
端部は蓋部514aにより略閉塞されている。この一次
スプール514の外周には一次コイル516が巻回され
ている。一次コイル516が巻回された一次スプール5
14の外側には、スリットを有する補助コア508が装
着され、この補助コア508により点火コイル外に磁力
線が漏れるのを抑制している。
【0030】トランス部5等が収容されている収容室1
02内には、収容室102の上端部に僅かの空気空間を
残して絶縁油29が充填されている。絶縁油29は、一
次スプール514の下側開口端、一次スプール514の
蓋部514aの略中央部に開設された開口514b、二
次スプール510の上側開口端および図示しない開口を
通して侵入し、鉄心502、二次コイル512、一次コ
イル516、補助コア508等の間の電気絶縁を確実な
ものとしている。
【0031】次に、点火コイル2の製造方法を図1〜図
8に基づいて説明する。点火コイル2の製造は、次の
(1) 〜(5) の各工程によって行われる。 (1) 予備組立工程 この予備組立工程では、ケース100内に収容されるト
ランス部5、ケース100の下端側に位置する接続部
6、ホルダ8に保持されたイグナイタ7などの組立を行
う。
【0032】前述した構成からなるトランス部5は次の
ように形成される。一次スプール514、二次スプール
510に一次コイル516、二次コイル512をそれぞ
れ巻回した後、両端に磁石504、506が取付けられ
た鉄心502を二次スプール510内に挿入する。さら
にこの鉄心502が挿入された二次スプール510を一
次スプール514内に挿入するとともに、巻回された一
次コイル516の外周を覆い隠すように補助コア508
により一次スプール514を覆う。
【0033】接続部6は、ケース100にインサート成
形されたカップ15にスプリング17、27などを取付
けることによって行われる。ホルダ8にはイグナイタ7
が組付けられ固定される。このホルダ8とイグナイタ7
との固定は、ホルダ8のベース8aの表面またはイグナ
イタ7の底面の少なくとも一方に塗布される硬化時間の
短い接着剤によって行われる。
【0034】(2) 組付工程 組付工程では、予備組立工程で組み立てられた点火コイ
ル2の各構成部品をケース100の収容室102内に組
付ける。つまり、ケース100の開口部100aから円
柱状の収容室102にトランス部5を組付けた後、トラ
ンス部5の上方にホルダ8に保持されたイグナイタ7を
載置する。そして、トランス部5を収容室102に収容
するとき、二次コイル512の一端側端部(高電圧側)
とスプリング27との電気的接続も同時に行われる。
【0035】このときイグナイタ7は、トランス部5の
蓋部514aの上方、かつイグナイタ7の入出力端子7
a、7bがコネクタピン19に近接するようにケース1
00の受け面100bに載せられ、さらに受け面100
bの長溝107内にホルダ8の固定用凸部8cが位置す
るようにホルダ8の周方向位置合わせが行われる。 (3) 電気接続工程 端子接続工程としての電気接続工程では、コネクタピン
19にイグナイタ7の入力端子7aを電気的に接続し、
端子512aに出力端子7bを電気的に接続する。この
とき、前述した組付工程により受け面100b上に載置
されたイグナイタ7は、コネクタピン19および端子5
12a方向に向かうまたは遠ざかる方向に任意に位置合
わせすることができる。これは、イグナイタ7を保持す
るホルダ8の固定用凸部8cが受け面100bの長溝1
07内を摺動可能に長溝107内に位置しているためで
あり、イグナイタ7が長溝107の長手方向に自由に移
動できるためである。したがって、イグナイタ7の入力
端子7a、出力端子7bをそれぞれコネクタピン19、
端子512aに電気的に接続するときに各端子に過剰な
テンションを与えることがない。なお、端子512aは
複数備えられており、各々異なる部品、例えば1次コイ
ルの末端等に接続されている。
【0036】ここで、図7に示す実施例は接続される端
子同士が互いに向かい合う方向から近接する場合の接続
位置関係を示すものであり、図8に示す実施例は、接続
される端子同士が互いに同じ方向から近接する場合の接
続位置関係を示すものである。いずれの実施例において
も過剰なテンションを与えることなく接続可能である。
各端子の溶接を図7および図8に基づいて説明する。
【0037】前述したように位置合わせされたイグナイ
タ7の入力端子7a、出力端子7bは、接続部Bにおい
てコネクタピン19、端子512aにそれぞれ溶接され
る。このとき、例えばコネクタピン19の接続端19a
と入力端子7aとを溶接用電極120で挟み込むように
して抵抗溶接が行われ、これにより入力端子7aとコネ
クタピン19とが電気的に接続され、また出力端子7b
と端子512aとが電気的に接続される。この溶接は、
端子同士が電気的に接続されかつ機械的に固定されるも
のであれば、抵抗溶接に限られることなくレーザー溶接
などによって行っても良い。
【0038】(4) 樹脂溶着固定工程 イグナイタ固定工程としての樹脂溶着固定工程では、ホ
ルダ8の固定用凸部8cとケース100の受け面100
bとを熱溶着することにより、ケース100にホルダ8
を固定する。つまり、図1に示す固定部Aを熱溶着する
ことにより、ホルダ8の固定用凸部8cとケース100
の長溝107との接触面が互いに溶け再度固化すること
によってケース100にホルダ8が固定される。これに
より、ホルダ8に保持されるイグナイタ7がケース10
0に固定されたことになる。
【0039】(5) 封止工程 前述した工程によりケース100の収容室102内にト
ランス部5、イグナイタ7などが収容された後、それぞ
れの周囲を満たす絶縁油29が開口部100aから充填
される。この絶縁油29によって鉄心502、一次コイ
ル516、二次コイル512、補助コア508などの間
の電気絶縁耐力を向上させることができる。絶縁油29
が充填された後、開口部100aを閉塞するように蓋3
1がケース100の上端にかしめ固定され、点火コイル
2の組付けが終了する。
【0040】以上説明した第1実施例によると、入力端
子7aとコネクタピン19との接続部B、およびイグナ
イタ7が組付られたホルダ8とケース100との固定部
Aがケース100の開口部100a側から作業可能に分
散配置されることから、例えば接続部Bまたは固定部A
のいずれか一方がケース100の開口部100a側から
作業できない位置に配置される場合に較べると、(3) 電
気接続工程による接続部Bの接続と(4) 樹脂溶着固定工
程による固定部Aの固定とを開口部100a側から作業
によって実施することができる。これにより、イグナイ
タ7等の組付時の作業性を向上できる。
【0041】また、第1実施例によると、イグナイタ7
の両側に有する固定用凸部8cをケース100の受け面
100bに溶着することから、接着剤を用いることなく
イグナイタ7を確実に固定できる。これにより、接着剤
を塗布する工数の削減により製造コストを低減できる。
さらに、第1実施例によると、入力端子7aとコネクタ
ピン19とを電気的に接続した後、イグナイタ7が組付
られたホルダ8とケース100とを固定することから、
例えばイグナイタ7の固定位置等のずれによる寸法誤差
によって生ずる接続部Bの歪みを緩和できる。これによ
り、接続部Bの歪みにより生ずるテンションによって招
き易い接続部Bの剥離を回避できる。
【0042】さらにまた、第1実施例によると、イグナ
イタ7の固定位置等に誤差が生じた場合に必要となる押
さえ治具等による入力端子7aまたはコネクタピン19
を変形させる作業が不要となるため、作業性を向上する
効果がある。なお、第1実施例では、イグナイタ7とホ
ルダ8とを別体に構成したが、本発明では、イグナイタ
とホルダとを一体に構成しても良い。
【0043】(第2実施例)本発明の点火コイルを内燃
機関用点火コイルに適用した第2実施例を図10および
図11に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部分に
は同一符号を付す。図10および図11に示す第2実施
例は、板状のコネクタピン41を用いた例である。コネ
クタピン41は、点火コイル2の軸方向に沿って拡がる
ように形成される平板状に形成されており、図10に示
すように、その接続端41aは入力端子7d側に対向す
る面ができるようにL字形状に折曲げられている。そし
て、図11に示す接続部Dにおいて、コネクタピン41
のこの対向する面と入力端子7dとが溶接された後、固
定部Aにおいて、イグナイタ7を組付けたホルダ8がケ
ース100に熱溶着される。
【0044】第2実施例によると、板状のコネクタピン
41に対しても、第1実施例と同様な組付工程により入
力端子7aとコネクタピン41との接続固定ができる。
これにより、イグナイタ7等の組付時の作業性を向上で
き、接続部Dの歪みにより生ずるテンションによって招
き易い接続部Dの剥離を回避できる。 (第3実施例)本発明の点火コイルの製造方法による第
3実施例を図12に示す。
【0045】図12には、第3実施例の製造方法による
点火コイル2の製造工程図が示されており、次の(11)〜
(16)の各工程によって点火コイル2が製造される。第3
実施例による点火コイル2の製造方法は、(11)予備組立
工程においてイグナイタ7とホルダ8との固定に用いら
れる接着剤が硬化速度の速いものではなく硬化するまで
時間を要する接着剤を用いる点と、また(14)電気接続工
程の前に(13)樹脂溶着固定工程を設けた点とが第1実施
例と異なる。
【0046】(11)予備組立工程 この予備組立工程では、第1実施例で説明した(1) 予備
組立工程とほぼ同様に、トランス部5、接続部6などの
組付け、およびホルダ8にイグナイタ7を組付ける。こ
のときホルダ8とイグナイタ7との組付けには、硬化す
るまでの時間を要する常温硬化型接着剤または熱硬化型
もしくは紫外線硬化型接着剤などを使用する。このよう
にホルダ8とイグナイタ7とを仮接着することにより、
後述する(14)電気接続工程においてホルダ8の上をイグ
ナイタ7が自由に移動させることができる。
【0047】(12)組付工程 この組付工程は、第1実施例による(2) 組付工程と同様
の構成からなり、ケース100の収容室102内に組み
立てられたトランス部5などを収容し、ケース100の
受け面100b上にホルダ8が仮接着されたイグナイタ
7を載置する。このときケース100の長溝107内に
ホルダ8の固定用凸部8cが位置するようにホルダ8の
周方向位置合わせが行われる。
【0048】(13)樹脂溶着固定工程 組付工程により受け面100b上に載置されたホルダ8
は図1に示す固定部Aにおいて熱溶着される。この熱溶
着は第1実施例による(4) 樹脂溶着固定工程と同様に行
われる。これにより、ホルダ8とケース100とが固定
される。 (14)電気接続工程 この端子接続工程としての電気接続工程では、イグナイ
タ7の入力端子7a、出力端子7bをそれぞれコネクタ
ピン19および端子512aに電気的に接続するもの
で、第1実施例で説明した(3) 電気接続工程と同様であ
る。このとき、イグナイタ7を保持するホルダとイグナ
イタ7とが仮接着された状態であることから、前工程の
樹脂溶着固定工程においてケース100とホルダ8とが
互いに固定されていても各端子が電気的に接続される溶
接の際に適した位置にイグナイタ7が移動することがで
きる。したがって、溶接時に各端子に加わるテンション
を最小限に抑えることができる。
【0049】(15)接着剤固化工程 イグナイタ固定工程としての接着剤固化工程は、イグナ
イタ7の底面またはホルダ8のベース8aに塗布された
接着剤を硬化させる工程である。つまり、常温硬化型接
着剤の場合、常温環境下において所定時間放置すること
により接着剤を硬化させ、熱硬化型接着剤の場合、所定
温度の熱を加えることにより接着剤を硬化させる。また
紫外線硬化型接着剤の場合、所定周波数の紫外線を照射
することにより接着剤を硬化させる。これにより、イグ
ナイタ7とホルダ8とが固定されるため、イグナイタ7
はホルダ8を介してケース100に固定されたことにな
る。
【0050】(16)封止工程 この封止工程は、第1実施例の(5) 封止工程と同様に構
成される、つまり、ケース100の収容室内にトランス
部5、イグナイタ7などを収容した後、開口部100a
から絶縁油29を充填する。そしてこの絶縁油29を充
填した後、開口部100aを閉塞するように蓋31をか
しめ固定する。
【0051】なお、図13に示す製造工程図によっても
点火コイル2を製造できる。この製造方法の変形例によ
ると、次の(21)〜(26)の各工程によって行われる。この
図13に示す製造方法の変形例は、前述した(15)接着剤
固化工程の前工程として位置する(13)樹脂溶着固定工程
と(14)電気接続工程との順序を入れかえたもので、(25)
接着剤固化工程の前工程として(23)電気接続工程、(24)
樹脂溶着固定工程が位置する。このように、電気接続工
程と樹脂溶着固定工程との順序を入れかえることにより
ケース100の長溝107内に位置するホルダ8の固定
用凸部8cを長溝107内を自由に移動させることがで
きるため、(23)電気接続工程においてイグナイタ7の位
置合わせが容易となる。したがって、イグナイタ7の各
端子を溶接するときに各端子に加わるテンションをさら
に低減させることができる。
【0052】なお、図13に示す(21)予備組立工程は前
述した(11)予備組立工程と同様であり、(22)組付工程は
(12)組付工程と同様である。さらに(26)封止工程も前述
した(16)封止工程と同様である。 (第4実施例)本発明の点火コイルを内燃機関用点火コ
イルに適用した第4実施例を図14および図15に示
す。第1実施例と実質的に同一の構成部分には同一符号
を付す。
【0053】第4実施例の点火コイル10では、コネク
タピン51の接続端51aと、イグナイタ7のイグナイ
タピンとしての入力端子61、出力端子62の端部に設
けられた突起部61a、62aとがハウジングとしての
ケース110の開口部110aから突出している。ま
た、一次コイルおよび二次コイルの端子の接続端もケー
ス110の開口部110aから突出している。蓋111
には、開口部110aから突出した各端子と干渉しない
ように凸部111aが形成されている。
【0054】イグナイタ7を固定したホルダ8をケース
110に位置合わせした後、図15に示すように、ケー
ス110の開口部110aから突出している突起部61
aと接続端51a、または突起部62aと一次コイルの
端子等の両側を電極120により押圧しながら電極12
0に電圧を加える抵抗溶接により、端子同士を電気的に
接続する。
【0055】この後、ホルダ8はケース110に溶着さ
れ、絶縁油29が充填されてからケース110に蓋11
1がかしめ固定される。これにより、開口部110aは
開口部110aから突出している接続端とともに封止さ
れる。第4実施例では、各端子の接続部がケース110
の開口部110aから突出するようにしたことにより、
端子を両側から押圧しながら挟み込んで電圧を印加し端
子同士を電気的に接続する抵抗溶接を容易に行うことが
できる。また、第1実施例のように各端子がケース内に
収容されている場合に比べ、ケース開口部に電極を挿入
するスペースが不要になるので、ケース開口部の径を縮
小することができる。
【0056】(第5実施例)本発明の点火コイルを内燃
機関用点火コイルに適用した第5実施例を図16に示
す。第1実施例と実質的に同一の構成部分には同一符号
を付す。第5実施例では、イグナイタ7の入力端子6
3、出力端子64は接続端63a、64aに突起部を設
けることなく平坦に形成されている。したがって、端子
間に局所的に電流を流して抵抗溶接するために、電極1
21の先端部は端子との接触面積が小さくなるように先
細りに形成されている。
【0057】以上説明した本発明の上記各実施例では、
イグナイタ7とホルダ8とを接着固定したが、本発明で
は、ケースにイグナイタを直接接着固定しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による点火コイルの蓋を取
除いた状態を示す平面図である。
【図2】第1実施例による点火コイルを示す縦断面図で
ある。
【図3】第1実施例による点火コイルのケース単体を示
す平面図である。
【図4】第1実施例による点火コイルのイグナイタの
(a) 平面図、(b) 側面図である。
【図5】第1実施例による点火コイルのホルダの(a) 平
面図、(b) 側面図である。
【図6】第1実施例による点火コイルの製造工程を示す
工程図である。
【図7】図1に示すVII −VII 線部分断面図である。
【図8】図1に示すVIII−VIII線部分断面図である。
【図9】第1実施例による点火コイルの変形例を示す部
分断面図である。
【図10】本発明の第2実施例による点火コイルの蓋を
取除いた状態を示す平面図である。
【図11】図10に示すXI−XI線部分断面図である。
【図12】本発明の第3実施例による点火コイルの製造
工程を示す工程図である。
【図13】第3実施例による点火コイルの製造工程の変
形例を示す工程図である。
【図14】第4実施例による点火コイルを示す縦断面図
である。
【図15】第4実施例における端子の接続工程を示す断
面図である。
【図16】第5実施例における端子の接続工程を示す断
面図である。
【符号の説明】
2 点火コイル 5 トランス部(コイル部) 7 イグナイタ 7a 入力端子 (イグナイタピン) 7b 出力端子 (イグナイタピン) 8 ホルダ 8c 固定用凸部(凸部) 19、51 コネクタピン 61、63 入力端子 (イグナイタピン) 62、64 出力端子 (イグナイタピン) 100 ケース (ハウジング) 100a 開口部 110 ケース (ハウジング) 110a 開口部 120、121 電極 A 固定部 B、C、D 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 正人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 漆崎 守 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧を発生させるコイル部を制御可能
    な回路を有するイグナイタと、 前記イグナイタに設けられ、前記回路に電気的に接続さ
    れるイグナイタピンと、 前記イグナイタを受入れ可能な開口部を有するハウジン
    グと、 前記ハウジングに固定されるコネクタピンと、 前記イグナイタピンと前記コネクタピンとの接続部と、 前記イグナイタと前記ハウジングとの固定部とを備え、 前記接続部および前記固定部は、前記開口部側から作業
    可能に分散配置されることを特徴とする点火コイル。
  2. 【請求項2】 前記イグナイタピンの突出方向に面して
    前記イグナイタの両翼に凸部を有し、この凸部を前記ハ
    ウジングに溶着することを特徴とする請求項1記載の点
    火コイル。
  3. 【請求項3】 前記接続部は前記開口部から突出してい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の点火コイ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記接続部において、前記イグナイタピ
    ンと前記コネクタピンとは抵抗溶接されていることを特
    徴とする請求項3記載の点火コイル。
  5. 【請求項5】 高電圧を発生させるコイル部を制御可能
    な回路を有するイグナイタと、 前記イグナイタに設けられ、前記回路に電気的に接続さ
    れるイグナイタピンと、 前記イグナイタを受入れ可能な開口部を有するハウジン
    グと、 前記イグナイタに制御信号を供給するコネクタピンと、 前記イグナイタピンと前記コネクタピンとの接続部とを
    備え、 前記接続部は前記開口部から突出していることを特徴と
    する点火コイル。
  6. 【請求項6】 高電圧を発生させるコイル部を制御可能
    な回路を有するイグナイタ、前記イグナイタに設けられ
    前記回路に電気的に接続されるイグナイタピン、前記イ
    グナイタを受入れ可能な開口部を有するハウジング、お
    よび、前記ハウジングに固定されるコネクタピンを備え
    る点火コイルの製造方法であって、 前記イグナイタピンと前記コネクタピンとを電気的に接
    続する端子接続工程と、 前記端子接続工程の後、前記ハウジングに前記イグナイ
    タを直接固定または間接固定するイグナイタ固定工程
    と、 を含むことを特徴とする点火コイルの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記端子接続工程の前に、前記イグナイ
    タが前記ハウジングに対して移動可能に位置決めされる
    ことを特徴とする請求項6記載の点火コイルの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記イグナイタ固定工程には、前記ハウ
    ジングに前記イグナイタを仮止めするために前記イグナ
    イタに仮接着された接着剤を硬化させる接着剤固化工程
    を含むことを特徴とする請求項6または7記載の点火コ
    イルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記イグナイタピンおよび前記コネクタ
    ピンは前記開口部から突出しており、前記端子接続工程
    において前記イグナイタピンおよび前記コネクタピンの
    前記開口部から突出した部分を両側から電極で挟み、前
    記電極に通電することにより前記イグナイタピンと前記
    コネクタピンとを電気的に接続する抵抗溶接を行うこと
    を特徴とする請求項6、7または8記載の点火コイルの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記イグナイタ固定工程の後、前記ハ
    ウジングの前記開口部を蓋で封止する封止工程をさらに
    含むことを特徴とする請求項9記載の点火コイルの製造
    方法。
  11. 【請求項11】 高電圧を発生させるコイル部を制御可
    能な回路を有するイグナイタ、前記イグナイタに設けら
    れ前記回路に電気的に接続されるイグナイタピン、前記
    イグナイタを受入れ可能な開口部を有するハウジング、
    および、前記イグナイタに制御信号を供給するコネクタ
    ピンを備える点火コイルの製造方法であって、 前記イグナイタピンおよび前記コネクタピンは前記開口
    部から突出しており、 前記イグナイタピンおよび前記コネクタピンの前記開口
    部から突出した部分を両側から電極で挟み、前記電極に
    通電することにより前記イグナイタピンと前記コネクタ
    ピンとを電気的に接続する抵抗溶接を行うことを特徴と
    する点火コイルの製造方法。
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