JPH09320486A - コンバーゼンス装置及び偏向ヨーク - Google Patents

コンバーゼンス装置及び偏向ヨーク

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JPH09320486A
JPH09320486A JP9038063A JP3806397A JPH09320486A JP H09320486 A JPH09320486 A JP H09320486A JP 9038063 A JP9038063 A JP 9038063A JP 3806397 A JP3806397 A JP 3806397A JP H09320486 A JPH09320486 A JP H09320486A
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screen
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arc
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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
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    • H01J29/56Arrangements for controlling cross-section of ray or beam; Arrangements for correcting aberration of beam, e.g. due to lenses
    • H01J29/566Arrangements for controlling cross-section of ray or beam; Arrangements for correcting aberration of beam, e.g. due to lenses for correcting aberration

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HCRミスコンバーゼンスについて、画面の
隅部のズレが大きくなる負の差分コマミスコンバーゼン
スを補正するコンバーゼンス装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るコンバーゼンス装置は、円
弧状のシャントを備える。円弧状のシャントは、偏向ヨ
ークのリアカバーに装着されて、HCRミスコンバーゼ
ンスを補正するたる磁界の端部の磁束密度を高め、負の
差分ミスコンバーゼンスを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバーゼンス装
置に関する。特に本発明は、カラー陰極線管において、
負の差分コマミスコンバーゼンスを補正するコンバーゼ
ンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等に用いられる陰極
線管において、1あるいは複数の電子銃に映像信号が入
力され、その映像信号に応じた電子ビームが、例えばリ
ン光体等の蛍光体が塗布された蛍光面を走査することに
より、画像が表示される。カラー陰極線管においては、
赤、緑、青の映像信号が供給されるインライン状の3個
の電子銃又はこれらの信号が供給される3個のカソード
を有する単電子銃等が用いられる。これらの赤、緑、青
の3色の混合の割合を変化させることにより、種々の色
に彩られた画像が得られる。偏向ヨークは、2組のコイ
ルを備えており、陰極線管のファンネルの終端部の外周
に配設されている。一方の組の水平偏向コイル(又は、
ラインコイルとも呼ばれる。)は、電子ビームを水平方
向に、他方の組の垂直偏向コイル(又は、フィールドコ
イルとも呼ばれる)は、電子ビームを垂直方向に、それ
ぞれ所定の周期にしたがって偏向する。このように偏向
された電子ビームは陰極線管の蛍光面上の蛍光体のドッ
トに衝突し、蛍光面に画像を表示させる。
【0003】偏向ヨークは、セルフコンバーゼンス(S
C:Self-convergence)又はコンバーゼンスフリー(CFD:
convergence-free)偏向ヨークと、非セルフコンバーゼ
ンス又はノンコンバーゼンスフリー(non-CFD:non-conv
ergence-free)偏向ヨークと、ピンフリー偏向(PFD:pi
n-free)ヨークとの3種類に分類される。各種類の偏向
ヨークは、他に補正回路を用いず、偏向ヨークのみでど
の程度誤差や歪みを補正するかといった点において相違
している。例えば、非セルフコンバーゼンス偏向ヨーク
とセルフコンバーゼンス偏向ヨークの主な相違は、非セ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークが、陰極線管の画面に表
示される画像に影響する、ある種の誤差と歪みを補正す
るための動コンバーゼンス回路を必要とする点である。
これに対して、セルフコンバーゼンス偏向ヨークは、例
えば図4に示す偏向ヨーク20のように、そのような動
コンバーゼンス回路を備えておらず、陰極線管における
上述の誤差及び歪みは、通常、偏向ヨークの水平偏向コ
イルを調整することにより補正される。しかし、このセ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークを用いてもなお、他の装
置によらなければ除去できない歪みが残る。これに対し
てピンフリー偏向ヨークを用いれば、他の補正回路を用
いることなくすべての誤差及び歪みが補正される。
【0004】動コンバーゼンス回路を用いることによ
り、前述の誤差及び歪みは良好に補正されるが、生産コ
ストも高くなる。そのため、動コンバーゼンス回路を用
いないセルフコンバーゼンス偏向ヨークが多く用いられ
ている。
【0005】また、同一のテレビジョン受像機の筐体
に、複数の種類の偏向ヨークが使用できれば経済的であ
る。例えば、ある型のテレビジョン受像機の筐体に非セ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークとセルフコンバーゼンス
偏向ヨークの両方が使用できれば、テレビジョン受像機
の生産コストを軽減することができる。そのため、同一
のテレビジョン受像機の筐体内で非セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークと交換することができ、そのテレビジョン
受像機において使用することができるセルフコンバーゼ
ンス偏向ヨークの実現が望まれている。
【0006】しかしながら、後に詳細に述べるが、非セ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークとセルフコンバーゼンス
偏向ヨークの交換を可能にするためには、両偏向ヨーク
の偏向感度及び静的な電気特性のパラメータは、本質的
に同一でなければならず、すなわち、両偏向ヨークの形
状及びコイルが同一でなければならない。これは、後述
する交換可能な偏向ヨークの設計に種々の制約を与え
る。なお、以下にセルフコンバーゼンス偏向ヨーク及び
非セルフコンバーゼンス偏向ヨークの交換について説明
するが、本発明は、そのような形態に限定されるもので
はなく、上述したあらゆる種類の偏向ヨークに適用さ
れ、及び/又は同一のテレビジョン受像機の筐体におい
てある種類の偏向ヨークを他の種類の偏向ヨークに交換
することが望まれるあらゆる場合に適用することができ
る。
【0007】上述のように、交換される偏向ヨークの形
状やコイル等の種々の要素が適切でないと、陰極線管の
画面に表示される画像に誤差や歪みが生じる。例えば、
図4(a)乃至(c)に示す垂直偏向コイル25及び水
平偏向コイル30から、通常特定の周波数の第1次高調
波でそれぞれ発生される均一な磁界の下では、偏向によ
る走査の非線形的な特性と陰極線管の画面40の形状に
より、図5に示すように、走査の結果形成されるラスタ
の上下の辺45及び左右の辺50に糸巻き(ピンクッシ
ョン:pincushion)歪みが生じる。さらに、均一な磁界
のもとでは、図5及び図6に示すように、赤の電子ビー
ム52と青の電子ビーム54は、それぞれ画面40の中
心部55では正しくコンバーゼンスされるが、画面を上
辺の中点を12時とする時計の文字盤と見た場合の3時
の位置60及び9時の位置65、12時の位置75及び
6時の位置70においては、電子銃から画面までの距離
が、画面の中心より画面の端の方が長いため、画面の端
において、3個の電子ビームは、画面の手前でコンバー
ゼンスされ、その結果画面上では分散されてしまう。こ
の画面の3時及び9時の位置に発生するミスコンバーゼ
ンスは平均水平赤青ミスコンバーゼンス(average hori
zontal Red-Blue misconvergence: 以下、APHミスコ
ンバーゼンスという。)と呼ばれ、画面の6時及び12
時の位置に発生するミスコンバーゼンスは平均垂直赤青
ミスコンバーゼンス(average vertical Red-Blue misc
onvergence: 以下APVミスコンバーゼンスという)と
呼ばれる。図7に本発明に関係する、画面の水平方向に
発生するAPHミスコンバーゼンスによって生じるパタ
ーンを示す。破線は赤の電子ビームにより形成されるパ
ターンを、実線は青の電子ビームにより形成されるパタ
ーンを概略的に示している。画面の3時の位置60及び
9時の位置65において、赤の電子ビーム52と青の電
子ビーム54を正しくコンバーゼンスするためには、例
えば赤の電子ビーム52を、画面の中心を通る水平軸を
x軸とし、画面の中心を0とした場合の、x軸上のプラ
ス領域において、青の電子ビーム54より大きく偏向さ
せる必要があり、そのためx軸上のプラス領域では正方
向に進むにつれて強くなる磁界が必要である。
【0008】一般的に、幾何学的なラスタの3時と9時
の位置におけるミスコンバーゼンス及び12時と6時の
位置における糸巻き歪みは、図8に示すような、x軸上
を中心から矢印で示すプラスマイナスそれぞれの方向に
進むにしたがって磁界が強くなる水平糸巻き磁界により
補正することができる。非セルフコンバーゼンス偏向ヨ
ークにおいては、上述の水平糸巻き磁界は、動コンバー
ゼンス回路に含まれる動4極磁石を用いて形成される。
当業者には周知の技術であるが、動4極磁石のコイルに
略パラボラ波形の電流を流すことにより、ラスタの各所
で必要とされる種々の補正が行われる。
【0009】しかしながら、例えば図4(a)乃至図4
(c)に示すようなセルフコンバーゼンス偏向ヨーク
は、動コンバーゼンス回路を備えておらず、上述のよう
な水平糸巻き磁界を形成してAPHミスコンバーゼンス
を補正するには、水平偏向コイルの巻線をx軸に近づけ
るあるいは遠ざけるといった調整を行わなくてはならな
い。通常、水平偏向コイル30の巻線分布をx軸から遠
ざけ、y軸に近づけることによってたる(バレル:barr
el)磁界が生じる。反対に、巻線分布をy軸から遠ざ
け、x軸に近づけることによって、糸巻き磁界が生じ
る。
【0010】セルフコンバーゼンス偏向ヨークにおい
て、誤差及びミスコンバーゼンスの補正を行うとき、あ
る問題が生じる。すなわち、セルフコンバーゼンス偏向
ヨークにおいて、APHミスコンバーゼンスを補正する
には、通常、水平偏向コイルの巻線分布の調整によって
所望の糸巻き磁界を形成しなくてはならないが、これに
よりAPHミスコンバーゼンスが解消されると、別の方
法によってしか除去できない新たなミスコンバーゼンス
が生じる。特に、当業者には自明であるが、上述のよう
な糸巻き磁界の導入により、図9に示すように、適正な
位置に偏向された赤及び青の電子ビーム80に比べ、緑
の電子ビーム53の偏向が不足する。緑の電子ビーム5
3が赤及び青の電子ビーム80からずれてしまうこのミ
スコンバーゼンスは、コマ或いは水平センターラスタミ
スコンバーゼンス(horizontal center raster misconv
ergence:以下HCRミスコンバーゼンスという。)とし
て知られている。
【0011】さらに、当業者間でコーナクロス縦(corne
r cross vertical:以下CCVという。)ミスコンバー
ゼンス及びワイ軸上弓形水平(Y-bow horizontal:以下
YBHという。)ミスコンバーゼンスとして知られる2
つのミスコンバーゼンスがある。これらは、APHミス
コンバーゼンスに重畳し、互いに相関関係を有するミス
コンバーゼンスであり、これについてさらなる補正が必
要となる。もちろん、この他の歪みやミスコンバーゼン
スも起こり得るが、上述の歪み及びミスコンバーゼンス
が本発明の目的に最も関連したものである。通常、偏向
ヨークの設計者は、例えば偏向ヨークの寸法や半径等の
形状や偏向ヨークのコイルの配置等を変更することによ
り、上述の問題を最小限に抑えるようにしている。
【0012】上述の方法によりAPHミスコンバーゼン
スと、CCV、YBH、APHが相乗した複合的なミス
コンバーゼンスとを補正するためには、偏向ヨークのコ
イルの形状及び/又は配置を適当な状態に変更する必要
がある。しかしながら、この変更を行うと、前述した変
更ヨークの種類間での交換が不可能になる。なぜなら、
セルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼ
ンス偏向ヨークの交換が可能であるためには、両者の静
的な電気特性及び偏向感度が同一でなくてはならず、そ
のためには、セルフコンバーゼンス偏向ヨーク及び非セ
ルフコンバーゼンス偏向ヨーク及びコイルの形状が同一
でなくてはならないからである。
【0013】このため、従来のように偏向ヨークのコイ
ルの形状を変更する手法を用いず、上述のミスコンバー
ゼンスを補正するために、本発明では、図4に示す垂直
偏向コイルのコア85及びそれに付随する垂直偏向コイ
ル25を、セパレータ90上を偏向ヨーク20のファン
ネル端部92方向に約1mm移動するようにしている。
【0014】しかしながら、コア85及び垂直偏向コイ
ル25をファンネル端部95方向に移動させると、HC
Rミスコンバーゼンスが増長される。さらに、HCRミ
スコンバーゼンスは、画面の隅部の方が、x軸に比べ約
1mm程ミスコンバーゼンスが負方向に偏り、すなわち
ズレが大きくなり、負の差分誤差が生じることが見出さ
れた。図10に、この負の差分誤差を示す。破線53
は、HCRミスコンバーゼンスにより生じるパターンの
概略を示し、一点鎖線は、コア85が偏向ヨーク20の
ファンネル端部92方向に移動されたときのHCRミス
コンバーゼンスにより生じるパターンの概略を示す。図
10に示すように、HCRミスコンバーゼンスのズレ
は、画面40の隅部においてより大きくなっている。こ
れが負の差分誤差であり、これを以下△HCR95と呼
ぶ。
【0015】HCRミスコンバーゼンスを補正するた
め、水平偏向コイルの巻線分布の調整、動6極磁石(又
はコマコイルと呼ばれる。)の使用、偏向ヨークのリア
カバーに方形の高透磁性のシャントを取り付ける方法等
の装置及び方法が試みられてきた。しかしながら、これ
らのいかなる装置及び方法によっても本発明が問題とす
る△HCRは補正されない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題に鑑み、本
発明に係るコンバーゼンス装置は、同一のテレビジョン
受像機の筐体において他の種類の偏向ヨークと交換可能
な変更ヨークにおける△HCRを補正するコンバーゼン
ス装置の提供を目的とする。特に、同一のテレビジョン
受像機において、非セルフコンバーゼンス偏向ヨークと
交換でき、使用することが可能なセルフコンバーゼンス
偏向ヨークについて、その偏向ヨークにおける△HCR
を補正するコンバーゼンス装置の提供を目的とする。
【0017】さらに、本発明は、新規な偏向ヨークの提
供を目的とする。
【0018】さらに、本発明は、低コストで実現可能な
変更ヨークの提供を目的とする。
【0019】また、本発明は、同一のテレビジョン受像
機の筐体において、非セルフコンバーゼンス偏向ヨーク
と交換して装着でき、駆動できる偏向ヨークの提供を目
的とする。
【0020】さらに、本発明は、同一のテレビジョン受
像機の筐体において、非セルフコンバーゼンス偏向ヨー
クと交換でき、非セルフコンバーゼンス偏向ヨークと同
一の静的な電気特性及び偏向感度を有するセルフコンバ
ーゼンス偏向ヨークの提供を目的とする。
【0021】また、本発明は、同一のテレビジョン受像
機の筐体において、非セルフコンバーゼンス偏向ヨーク
と交換できるセルフコンバーゼンス偏向ヨークであっ
て、この偏向ヨークにおける、例えば△HCR等の様々
なミスコンバーゼンスを補正するセルフコンバーゼンス
偏向ヨークの提供を目的とする。
【0022】また、本発明は、同一のテレビジョン受像
機の筐体において、非セルフコンバーゼンス偏向ヨーク
と交換できるセルフコンバーゼンス偏向ヨークであっ
て、偏向ヨーク及びコイルの形状を変更することなく、
APHミスコンバーゼンス及びCCV、YBH、APH
が複合したミスコンバーゼンスを補正するセルフコンバ
ーゼンス偏向ヨークの提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンバーゼ
ンス装置は、水平偏向磁界を発生する水平偏向コイルが
巻かれたセパレータと、垂直偏向磁界を発生する垂直偏
向コイルが巻かれセパレータに対し同心円状に配設され
たコアとを有する偏向ヨークと、画像を表示する画面
と、画面から一方に伸長するネック部と、複数の電子ビ
ームを出射する少なくとも1つの電子銃とを備える陰極
線管の、複数の電子ビームを画面上にコンバーゼンスす
る偏向ヨークにおける負の差分コマミスコンバーゼンス
を補正するものであり、偏向ヨークは、ネック部の一部
を含む陰極線管の一部を覆い、ネック部の外周であって
セパレータの背面に第1の面を画面に対向させて装着さ
れるリアカバーによって陰極線管に取り付けられてお
り、リアカバーの第1の面に配設された複数の円弧状の
シャントを備えることを特徴とする。このコンバーゼン
ス装置は、円弧状のシャントとして例えば第1及び第2
のC字状のシャントを備えておりC字状のシャントは、
リアカバーの第1の面に配設される。C字状のシャント
は、例えば陰極線管のネック部の外周に平行な内弧を有
しており、好ましくは陰極線管の画面の軸に平行な軸上
に中心を有する。
【0024】さらに、本発明に係るコンバーゼンス装置
において、第1及び第2のシャントは、例えばセラミッ
クからなり、陰極線管のネック部を覆う内弧の中心角
は、好ましくは120℃である。
【0025】さらに、本発明に係るコンバーゼンス装置
において、第1及び第2のシャントは、例えばリアカバ
ーの第1の面に設けられた溝に、合成樹脂及びゴムのり
によって接着される。
【0026】以上のように構成されたコンバーゼンス装
置は、HCRミスコンバーゼンスを補正するたる磁界に
おいて、円弧状のシャントにより、陰極線管の画面の隅
部の磁束密度を高め、負の差分コマミスコンバーゼンス
を補正する。
【0027】
【発明の実施の形態】前述したように、テレビジョン受
像機において、製造コストを考慮すると、同一のテレビ
ジョン受像機の筐体に、ある種類の偏向ヨークを他の種
類の偏向ヨークに交換して使用可能であることが望まし
い。特に、本発明においては、非セルフコンバーゼンス
偏向ヨークとセルフコンバーゼンス偏向ヨークの両方
が、同一のテレビジョン受像機の筐体において使用で
き、すなわち交換可能である。ここで、従来の技術で述
べたように、そのような交換が可能であるためには、セ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークの静的な電気特性及び偏向感度のパラメー
タが本質的に同一でなくてはならず、すなわち、後述す
るように、セルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフ
コンバーゼンス偏向ヨークの形状及びコイルが同一でな
くてはならない。また、以下に本発明の実施例をセルフ
コンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼンス偏
向ヨークを用いて説明するが、本発明はそれに限定され
るものではなく、前述したあらゆる種類の偏向ヨークに
適用でき、及び/又は同一のテレビジョン受像機におい
て、ある種類の偏向ヨークと他の種類の偏向ヨークとを
交換するあらゆる場合に適用できる。
【0028】例えば32インチのテレビジョン受像機に
おいて、偏向ヨークは、後段が誘導性の同調回路である
偏向回路の一部である。偏向回路にとって偏向ヨーク
は、この同調回路の一部として、インダクタと抵抗が結
合された回路と等価であり、これらのインダクタンス及
び抵抗値が、偏向回路に対する偏向ヨークの最も重要な
パラメータである。特に、偏向ヨークのインダクタンス
の値は、偏向回路の消費電力、直線性及び偏向感度に直
接関係するものである。例えば、特定の偏向感度を有す
る非セルフコンバーゼンス偏向ヨークを、それより偏向
感度が高い、すなわち、より少量の電力でで陰極線管の
画面を照射する電子ビームを偏向できる偏向ヨーク、例
えばセルフコンバーゼンス偏向ヨーク(図4(a)乃至
(c)参照)に交換されたとする。この場合、ラスタの
大きさを動的に調整する、テレビジョン受像機の筐体に
配設されたセルフコンバーゼンス偏向ヨークは、過剰に
偏向される電子ビームを制御できず、したがって陰極線
管の画面の大きさに適合したラスタを形成することがで
きない。このような理由から、セルフコンバーゼンス偏
向ヨーク及び非セルフコンバーゼンス偏向ヨークの偏向
感度は同一でなくてはならない。
【0029】さらに、偏向感度が同一であるためには、
セルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼ
ンス偏向ヨークの形状も同一でなくてはならない。具体
的には、偏向ヨークの偏向感度は、この場合、コイルの
長さ、厚さ、コイルの巻数等のいくつかのパラメータの
関数であり、したがって、これらのパラメータを変更す
ると、偏向感度が変化する。前述したように、例えばセ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークの2つの種類の偏向ヨークを同一のテレビ
ジョン受像機において使用する場合、この偏向感度の相
違は望ましくない。このため、セルフコンバーゼンス偏
向ヨークと非セルフコンバーゼンス偏向ヨークを同一の
テレビジョン受像機において交換可能とするためには、
セルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼ
ンス偏向ヨークの偏向感度が同一でなくてはならず、セ
ルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークのコイルの形状が本質的に同一でなくては
ならない。
【0030】ここで、ラスタの糸巻き(ピンクッショ
ン:pincushion)歪みについて説明する。垂直偏向磁界
及び水平偏向磁界が共に一様であるとすると、電子ビー
ムは偏向中心から円錐に沿って放射されると見なすこと
ができるため、走査の結果形成されるラスタの上下の辺
及び左右の辺に糸巻き歪みが生じる(図5参照)。
【0031】さらに、平均赤青水平ミスコンバーゼンス
(average horizontal Red-Blue misconvergence: 以
下、APHミスコンバーゼンスという。)について説明
する。R、G、Bのカソードから画面に向けて出射され
る電子ビームは、通常静コンバーゼンスによって、画面
の中心でコンバーゼンスするよう調整される。しかし、
電子銃から画面までの距離は、画面の中心から離れるに
したがって長くなるため、これらの電子ビームを偏向に
より水平方向に走査させると、画面の端部においては、
3本の電子ビームは、画面の手前でコンバーゼンスされ
てしまい、画面上では分散されてしまう(図6参照)。
【0032】この結果、画面の3時の位置、9時の位置
において、Rの電子ビームは、Bの電子ビームに対し、
画面の中心を通る水平軸をx軸とし、電子銃から見て右
方向を正とした場合、負方向にずれてしまう。これがA
PHミスコンバーゼンスである。この赤の電子ビーム及
び青の電子ビームを正しくコンバーゼンスするために
は、例えば赤の電子ビームをx軸上の正領域において、
青の電子ビームより大きく偏向させる必要があり、その
ため、x軸上の正領域では正方向に進むにつれて強くな
る磁界が必要である(図7参照)。
【0033】ここで、通常APHミスコンバーゼンス及
びラスタの形状の糸巻き歪みは、x軸上を中心から矢印
で示す正負それぞれの方向に進むにしたがって磁界が強
くなる水平糸巻き磁界により補正することができる(図
8参照)。非セルフコンバーゼンス偏向ヨークにおいて
は、この水平糸巻き磁界は、動コンバーゼンス回路の備
える、動4極磁石を用いて形成される。当業者には周知
の技術であるが、動4極磁石のコイルにほぼ放物線状の
波形の電流を流すことにより、ラスタの各所で必要とさ
れる種々の補正が行われる。
【0034】しかしながら、従来の技術で述べたよう
に、セルフコンバーゼンス偏向ヨークによって、APH
ミスコンバーゼンス(図7参照)を補正するために必要
な水平糸巻き(ピンクッション:pincushion)磁界を形
成するには、水平偏向コイルの巻線分布を調整してx軸
及びy軸に近づけたり遠ざけたりする方法しかない。こ
こで、通常水平偏向コイルの巻線分布をx軸から遠ざけ
y軸に近づけることにより、たる(バレル:barrel)磁
界が形成される。反対に、巻線分布をy軸から遠ざけx
軸に近づけることにより、より歪んだ糸巻き磁界が得ら
れる。さらに、上述したように、APHミスコンバーゼ
ンスの補正に水平糸巻き磁界を用いることにより、緑の
電子ビームが赤及び青の電子ビームからずれてしまうミ
スコンバーゼンスである水平センターラスタミスコンバ
ーゼンス(horizontal center raster misconvergenc
e:以下HCRミスコンバーゼンスという。)が引き起こ
る。
【0035】セルフコンバーゼンス偏向ヨーク(図4
(a)乃至(c)参照)を用いて誤差及びミスコンバー
ゼンスを補正する場合、ある問題が生じる。すなわち、
APHミスコンバーゼンスの補正は、通常、水平偏向コ
イル30の巻線分布を調整して必要な糸巻き磁界を形成
する方法しかなく、これによりAPHミスコンバーゼン
スが補正されると新たにHCRミスコンバーゼンスが発
生し、このHCRミスコンバーゼンスを別個に補正する
必要がある。しかしながら、上述したように、セルフコ
ンバーゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼンス偏向
ヨークの偏向感度が同一でなくてはならず、すなわち両
方の偏向ヨーク及びそのコイルの形状が同一でなくては
ならないため、セルフコンバーゼンス偏向ヨークのコイ
ルの形状は変更することができない。
【0036】さらに、従来の技術で述べたように、当業
者間でコーナクロス縦(coner cross vertical:以下C
CVという。)及びワイ軸上弓形水平(Y-bow horizont
al:以下YBHという。)として知られる2つのミスコ
ンバーゼンスのパラメータがある。これらのパラメータ
は、APHミスコンバーゼンスのパラメータに影響を与
えるものであり、またコイルの形状及び偏向ヨークの水
平偏向コイル及び垂直偏向コイルの位置関係が定まれ
ば、その関数として一定の値をとるものである。さら
に、上述の3つのパラメータは相関関係を有しており、
すなわち1つのパラメータが変化すると、必然的に他の
パラメータが変化する。偏向ヨークの設計者は、通常、
経験則に従ってコイルの形状及び偏向ヨークの水平偏向
コイル及び垂直偏向コイルの位置関係を調整して、上述
の3個のミスコンバーゼンスを最小化する。しかしなが
ら、前述したように、セルフコンバーゼンス偏向ヨーク
と非セルフコンバーゼンス偏向ヨークにおいて、偏向感
度を同一にするためには、両方の偏向ヨーク及びコイル
の形状が同一でなくてはならず、故にセルフコンバーゼ
ンス偏向ヨークの巻線分布を変更することはできない。
【0037】したがって、本発明では、従来のように偏
向ヨークの形状を変化させることなく、APHミスコン
バーゼンス及び互いに関係があるCCV、APH、YB
Hのパラメータに起因したミスコンバーゼンスを補正す
るため、偏向ヨークのコア85及びそれに付随する垂直
偏向コイル25を、セパレータ90上を偏向ヨーク20
のファンネル端部92の方向に約1mm移動させるよう
にしている。ここで、非セルフコンバーゼンス偏向ヨー
クのセパレータ及びコアの変更は、コイルの形状に影響
を与え、したがって偏向感度に影響するものであるが、
コイルの形状、静的な電気特性及び偏向感度について十
分な注意を払えば、セルフコンバーゼンス偏向ヨークの
セパレータ及びコアの設計を変更することもできる。
【0038】しかしながら、コア85とそれに付随する
垂直偏向コイル25を偏向ヨーク20のファンネル端部
92に接近する方向に移動させると、HCRミスコンバ
ーゼンスはかなり増大する(図9参照)。すなわち、H
CRミスコンバーゼンスは、より悪化する。このHCR
ミスコンバーゼンスの増大は、垂直偏向コイル25を偏
向ヨークの前方、すなわちファンネル端部92側に移動
させるにしたがい、垂直偏向コイルにより形成される磁
界の湾曲が弱められるために生じるものである。通常、
この湾曲した磁界がHCRミスコンバーゼンスの補正に
用いられている。つまり、コア85及び垂直偏向コイル
25を偏向ヨーク20の前方に移動させることにより、
HCRミスコンバーゼンスの補正に有効な磁界の湾曲が
弱められ、HCRミスコンバーゼンスは、必然的に増大
する。
【0039】上述のHCRミスコンバーゼンスに加え、
x軸上の両端部に比べ、画面の隅部において、HCRミ
スコンバーゼンスが約1mm程度悪化する、つまりズレ
が負方向に大きくなる差分誤差(以下△HCRとい
う。)95が発生する(図10参照)。このような△H
CR95は、偏向ヨークの設計時に認められることは希
であり、セルフコンバーゼンス偏向ヨークの偏向感度及
び静的な電気特性のパラメータを非セルフコンバーゼン
ス偏向ヨークと同一にする必要性から、二次的に生じる
ものである。
【0040】HCRミスコンバーゼンスは、偏向ヨーク
20の背面部に、図1に示すような水平たる(バレル:
barrel)磁界を形成することにより補正されることが知
られている。たる磁界においては、糸巻き磁界とは逆
に、図1に示すように、x軸に沿って、矢印で示す中央
から両端の方向に徐々に磁界が弱くなっている。これに
より、陰極線管の画面の中央部では、緑の電子ビーム
は、赤の電子ビーム及び青の電子ビームに比較して、よ
り強い磁界による偏向を受ける。このような現象は、電
子ビームのx軸方向の走査において順次発生し、その結
果緑の電子ビームは、x軸に沿って、赤の電子ビーム、
青の電子ビームより絶対値大の方向へ大きく偏向され
る。
【0041】従来より、上述のようなたる磁界を発生す
る装置及び方法が提案されてきた。前述したように、そ
の第1の方法は、水平偏向コイル30の巻線分布を調整
してたる磁界を形成することである。すなわち、水平偏
向コイル30の巻線分布をx軸から遠ざけ、y軸に近づ
けることにより、たる磁界が形成される。第2の方法
は、リアカバー35の頂部及び底部に装着された動6極
磁石又はコマコイルとして知られる装置を用いるもので
ある。動6極磁石の各コイルは、直列に接続され、さら
に水平偏向コイル30の巻線の中間点に接続され、水平
偏向コイル30から発生される水平偏向磁界と周波数及
び位相が同一のたる磁界を発生する。動6極磁石の補正
量は水平偏向コイル30の巻数の2分の1の値の関数で
あることが知られている。さらに、リアカバー35とセ
パレータ90のリアコイル(図示せず。)の間に高透磁
性の方形シャントを配置して、偏向ヨーク20後部の垂
直磁界の湾曲を変形し、水平方向に磁界の湾曲を強調す
る方法がある。
【0042】上述の方法のいずれかにより、HCRミス
コンバーゼンスは適切に補正されるが、本発明が問題と
する△HCR95は、上述のいずれの方法によっても補
正されない。具体的には、例えば水平偏向コイル30の
巻線分布を調整することにより、△HCR95をある程
度補正できるが、それにより、例えば図7に示すAPH
ミスコンバーゼンスといった他のいかなる方法によって
も補正できないミスコンバーゼンスが発生する等の望ま
しくない影響が生じる。また、コイルの形状を変更する
と、偏向感度が変化し、前述のように、セルフコンバー
ゼンス偏向ヨークと非セルフコンバーゼンス偏向ヨーク
を交換する場合、望ましくない。方形のシャントは、H
CRミスコンバーゼンスを良好に補正するが、△HCR
95に対しては何等効果がない。さらに、動6極磁石を
装置に追加することは、偏向ヨークの製造コストを増加
させ、製造工程を煩雑にするなど、生産者の立場からは
望ましくない。
【0043】そこで本発明では、セルフコンバーゼンス
偏向ヨーク20のリアカバー35内に、例えば図2に示
すような円弧状のシャント100を装着することによ
り、△HCR95、すなわち負の差分誤差を補正する。
具体的には、例えば図3の(a)乃至(c)に示すよう
に、偏向ヨーク20のリアカバー35に、セパレータ9
0に対向する位置、すなわち水平偏向コイル30の巻線
の終端部に対向する位置に、2個のC字状のシャントを
配設することにより、△HCR95を補正する。図3の
(a)乃至(c)に示すように、円弧状のシャント10
0を、例えばリアカバー35の内部に取り付け、図3
(b)の破線で示す陰極線管のネック部105にリアカ
バー35を装着したとき、円弧状のシャント100がセ
パレータ90の背面に対向する位置、すなわち水平偏向
コイル30の巻線の終端部に対向する位置に配置される
ようにする。
【0044】図2に示すように、円弧状のシャント10
0は、例えばC字状の形状をなし、内弧110は、陰極
線管のネック部105の外周に平行な円弧である。ま
た、それぞれのシャント100の中心は、陰極線管の画
面40のx軸と平行な軸上にある。また、例えば図4
(a)乃至(c)に示す偏向ヨーク20において、ネッ
ク部を覆うそれぞれのシャント100の円弧の中心角は
120度である。この中心角120度の円弧を有するシ
ャントがHCRミスコンバーゼンス及び△HCR95の
補正に最適なものである。
【0045】この円弧状のシャント100は、例えば比
透磁率(μr )が1000のセラミックからなり、その
ようなセラミックの例として、カリフォルニア州921
22サンディエゴスート150グリーンウィッチドライ
ブ6165のTDKコーポレーションから市販されてい
るH4Mセラミックがある。ここで、製造コスト削減の
ために、例えば積層スチールからなるシャントを使用す
ることも可能であるが、このようなシャントは、△HC
R95の補正の効果に対してやや劣る。
【0046】この実施例では、円弧状のシャント100
を、図3(b)に示すリアカバー35に設けた溝部11
5に、合成樹脂及びゴムのりにより接着しているが、シ
ャント100の接着には、その他のいかなる非金属材料
及び非金属接着法を用いてもよい。同様に、製造工程に
おいてシャント100をリアカバー35に速やかに且つ
正確に取り付けるために溝115を設けているが、この
ような溝115を設けず、シャント100をリアカバー
35の表面に直接取り付けてもよい。また、上述の接着
の工程において、接着剤が乾燥するまで、繊維アセテー
トのテープ(図示せず。)によって、シャント100を
リアカバー35に固定するが、このようなテープを用い
ずに本発明を実施することもできる。
【0047】C字状のシャント100が、△HCR95
の補正に有効な理由は2つある。第1に、シャント10
0の曲率を図3(b)に示す陰極線管のネック部105
の外周に近似させることにより、前述の水平方向に湾曲
した垂直磁界の端部の磁束密度が高められ、△HCR9
5の補正が最も必要とされる陰極線管の画面40の隅部
近傍の磁界を強化する。第2に、ネック部105の外周
に沿ったC字状のシャント100は、x軸近辺のたる磁
界に影響することなく、隅部のたる磁界の作用を強める
働きをする。これにより、ラスタの水平コマを、陰極線
管の画面40において、3時、9時の位置60、65に
比べ、隅部において正方向に大きく補正し、したがって
HCRミスコンバーゼンスにおける差分誤差である△H
CR95を補正する。
【0048】このように、上述の円弧状のシャント10
0によって、APHミスコンバーゼンス及びCCV、A
PH、YBHの各パラメータが複合したミスコンバーゼ
ンス等を、偏向ヨーク及びコイルの形状を変更すること
なく補正できるため、同一のテレビジョン受像機の筐体
において非セルフコンバーゼンス偏向ヨークと交換可能
なセルフコンバーゼンス偏向ヨークを低コストで提供で
きる。
【0049】また、円弧状のシャントは、陰極線管のネ
ック部の外周と平行な内弧を有するC字状のシャントが
好適であるが、△HCR95を補正する本発明は、この
ような形状に限定されない。例えば、△HCR95を補
正するために、外弧が張り出した円弧状のシャントを用
いることもできる。すなわち、たる磁界の作用を高め、
湾曲した磁界の磁束密度をより高めるために、外周縁が
広がった円弧状のシャントを図4(a)乃至(c)に示
すような偏向ヨークに用いて、△HCR95を適切に補
正することもできる。さらに、偏向ヨークの種類によっ
ては、内弧が陰極線管のネック部の弧に平行でない円弧
状のシャントが△HCR95の補正に有効な場合もあ
る。また、各円弧状のシャント100が陰極線管のネッ
ク部を同心円状に覆う円弧の中心角も、シャント100
の内弧が陰極線管のネック部の外周と平行とするか否か
と同様、個々の偏向ヨークの設計に依存する。すなわ
ち、例えば図4(a)乃至(c)に示す偏向ヨークとは
異なる設計の偏向ヨークを用いるときは、円弧状のシャ
ントが覆う陰極線管のネック部の弧に対する中心角は、
120度以上あるいは、120度以下とすることもでき
る。故に、円弧状のシャントの好適な実施例として、陰
極線管のネック部を覆う、120度の中心角を有する円
弧であるC字状のシャント100を用いて説明してきた
が、本発明は、上述の通り、このような形状に限定され
るものではない。
【0050】以上、本発明の作用、効果及び目的を好適
に達成する実施例を説明した。本発明を、実施の1例を
用いて説明したが、この説明により当業者は本発明を変
更、修正、置換して実施することができる。例えば、上
述の説明ではセルフコンバーゼンス偏向ヨークと非セル
フコンバーゼンス偏向ヨークの交換について説明してい
るが、本発明は、あらゆる種類の偏向ヨーク及び/又は
同一のテレビジョン受像機においてある種類の偏向ヨー
クを他の種類の偏向ヨークに交換可能するあらゆる場合
に適用できる。次に、陰極線管のネック部の中心軸に対
し120度の中心角で陰極線管のネック部を覆うC字状
のシャントが最も良好に△HCRを補正するが、各シャ
ントが陰極線管のネック部を覆うときの、各シャント
の、円弧の中心角は、用いられる偏向ヨークの設計値に
より異なるものであり、またシャントの内弧を陰極線管
のネック部の外周と平行にするか否かも、上述の中心角
も本発明を限定するものではない。さらに、実施例にお
いて、シャントは、合成樹脂及びゴムのりによりリアカ
バーに装着されているが、ここでその他の非金属材料及
び非金属接着法法を用いてシャントを接着することもで
きる。さらにまた、本発明において、H4Mセラミック
を材料とするシャントにより、好適な△HCRの補正の
効果が得られるが、他のセラミック又は例えば積層スチ
ール等、セラミックに近似した効果の得られる材料を用
いてもよい。また、円弧状のシャントの外周縁をさらに
広げれば、上述の理由により、△HCRの補正を強化す
ることができる。その他の種々の実施の形態が、当業者
には容易に想達できる。したがって、本発明は、添付の
請求の範囲にしたがい、上述のような変更、修正及び置
換により可能な実施の形態を包含するものである。
【0051】
【発明の効果】本発明に係るコンバーゼンス装置は、水
平偏向磁界を発生する水平偏向コイルが巻かれたセパレ
ータと、垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルが巻か
れセパレータに対し同心円状に配設されたコアとを有す
る偏向ヨークと、画像を表示する画面と、画面から一方
に伸長するネック部と、複数の電子ビームを出射する少
なくとも1つの電子銃とを備える陰極線管の、複数の電
子ビームを画面上にコンバーゼンスする偏向ヨークにお
ける負の差分コマミスコンバーゼンスを補正するもので
ある。偏向ヨークは、ネック部の一部を含む陰極線管の
一部を覆い、ネック部の外周であってセパレータの背面
に、第1の面を画面に対向させて装着されるリアカバー
によって陰極線管に取り付けられており、本発明に係る
コンバーゼンス装置は、リアカバーの第1の面に配設さ
れた複数の円弧状のシャントを備える。
【0052】このコンバーゼンス装置の備える円弧状の
シャントにより、HCRミスコンバーゼンスを補正する
たる磁界において、陰極線管の画面の隅部の磁束密度を
高めることができ、これにより負の差分コマミスコンバ
ーゼンスを補正できる。
【0053】また、このコンバーゼンス装置により、A
PHミスコンバーゼンス及びCCV、APH、YBHの
各パラメータが複合したミスコンバーゼンス等を、偏向
ヨーク及びコイルの形状を変更することなく補正できる
ため、同一のテレビジョン受像機の筐体において非セル
フコンバーゼンス偏向ヨークと交換可能なセルフコンバ
ーゼンス偏向ヨークを低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】たる磁界を示す図である。
【図2】円弧状のシャントの1実施例を示す図である。
【図3】円弧状のシャントが装着された偏向ヨークのリ
アカバーを示す図である。
【図4】本発明が適用される偏向ヨークの図である。
【図5】ラスタの上下及び左右の糸巻き歪みを示す図で
ある。
【図6】赤及び青の電子ビームのミスコンバーゼンスを
示す図である。
【図7】APHミスコンバーゼンスにより生じるパター
ンを示す図である。
【図8】糸巻き磁界を示す図である。
【図9】HCRミスコンバーゼンスを示す図である。
【図10】△HCRを示す図である。
【符号の説明】
100 シャント、35 リアカバー

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平偏向磁界を発生する水平偏向コイルが
    巻かれたセパレータと、垂直偏向磁界を発生する垂直偏
    向コイルが巻かれ上記セパレータに対し同心円状に配設
    されたコアとを有する偏向ヨークと、画像を表示する画
    面と、上記画面から一方に伸長するネック部と、複数の
    電子ビームを出射する少なくとも1つの電子銃とを有す
    る陰極線管の、上記複数の電子ビームを上記画面上にコ
    ンバーゼンスする上記偏向ヨークにおける負の差分コマ
    ミスコンバーゼンスを補正するコンバーゼンス装置にお
    いて、上記偏向ヨークは、上記ネック部の一部を含む上
    記陰極線管の一部を覆い上記ネック部の外周であって上
    記セパレータの背面に第1の面を上記画面に対向させて
    装着されるリアカバーによって上記陰極線管に取り付け
    られており、 上記リアカバーの第1の面に配設された複数の円弧状の
    シャントを備える、ことを特徴とするコンバーゼンス装
    置。
  2. 【請求項2】 上記円弧状のシャントは、上記陰極線管
    のネック部の外周に平行な内弧を有し、C字状の形状を
    有する、ことを特徴とする請求項1記載のコンバーゼン
    ス装置。
  3. 【請求項3】 上記C字状のシャントは、上記画面の軸
    に平行な軸に中心がある、ことを特徴とする請求項2記
    載のコンバーゼンス装置。
  4. 【請求項4】 上記円弧状のシャントにおいて、上記陰
    極線管のネック部を同心円状に覆う円弧の中心角が12
    0度である、ことを特徴とする請求項1記載のコンバー
    ゼンス装置。
  5. 【請求項5】 上記C字状のシャントにおいて、上記陰
    極線管のネック部を同心円状に覆う円弧の中心角が12
    0度である、ことを特徴とする請求項3記載のコンバー
    ゼンス装置。
  6. 【請求項6】 上記偏向ヨークは、セルフコンバーゼン
    ス偏向ヨークである、ことを特徴とする請求項3記載の
    コンバーゼンス装置。
  7. 【請求項7】 上記円弧状のシャントは、セラミックか
    らなる、ことを特徴とする請求項1記載のコンバーゼン
    ス装置。
  8. 【請求項8】 上記セラミックの比透磁率は、1000
    である、ことを特徴とする請求項7記載のコンバーゼン
    ス装置。
  9. 【請求項9】 上記円弧状のシャントは積層スチールか
    らなる、ことを特徴とする請求項1記載のコンバーゼン
    ス装置。
  10. 【請求項10】 上記円弧状のシャントは上記リアカバ
    ーに設けられた溝に装着される、ことを特徴とする請求
    項1記載のコンバーゼンス装置。
  11. 【請求項11】 上記円弧状のシャントは、上記溝に合
    成樹脂及びゴムのりにより接着される、ことを特徴とす
    る請求項10記載のコンバーゼンス装置。
  12. 【請求項12】 上記円弧状のシャントは、上記画面の
    隅部において負の差分コマミスコンバーゼンスの補正を
    強化する広がった外周縁を有する、ことを特徴とする請
    求項1記載のコンバーゼンス装置。
  13. 【請求項13】 複数の電子ビームを出射する少なくと
    も1つの電子銃と、画像を表示する画面と、上記画面か
    ら一方向に伸長するネック部とを有する陰極線管に、上
    記ネック部の一部を覆って装着され、複数の電子ビーム
    を上記画面上にコンバーゼンスする偏向ヨークであっ
    て、 水平偏向磁界を発生する水平偏向コイルが前後の両端に
    巻かれたセパレータを有する水平偏向手段と、 垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルが巻かれ、上記
    セパレータに対し同心円状に配設されたコアを備える垂
    直偏向手段と、 上記ネック部の外周であって上記セパレータの背面に、
    第1の面を上記画面と対向させて取り付けられるリアカ
    バーと、 上記リアカバーの第1の面に取り付けられ、負の差分ミ
    スコンバーゼンスを補正する円弧状のシャント機構とを
    備える偏向ヨーク。
  14. 【請求項14】 上記円弧状のシャント機構は、上記陰
    極線管のネック部の外周に平行な内弧を有する第1及び
    第2のC字状シャントを備える、ことを特徴とする請求
    項13記載の偏向ヨーク。
  15. 【請求項15】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    は、上記画面の軸に平行な軸に中心がある、ことを特徴
    とする請求項14記載の偏向ヨーク。
  16. 【請求項16】 上記円弧状のシャント機構において、
    上記陰極線管のネック部を同心円状に覆う円弧の中心角
    が120度である、ことを特徴とする請求項13記載の
    偏向ヨーク。
  17. 【請求項17】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    において、上記陰極線管のネック部を同心円状に覆う円
    弧の中心角が120度である、ことを特徴とする請求項
    15記載の偏向ヨーク。
  18. 【請求項18】 上記円弧状のシャント機構は、セラミ
    ックからなる、ことを特徴とする請求項13記載の偏向
    ヨーク。
  19. 【請求項19】 上記セラミックの比透磁率は、100
    0である、ことを特徴とする請求項18記載の偏向ヨー
    ク。
  20. 【請求項20】 上記円弧状のシャント機構は積層スチ
    ールからなる、ことを特徴とする請求項13記載の偏向
    ヨーク。
  21. 【請求項21】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    は上記リアカバーに設けられた溝に装着される、ことを
    特徴とする請求項14記載の偏向ヨーク。
  22. 【請求項22】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    は、上記溝に合成樹脂及びゴムのりにより接着される、
    ことを特徴とする請求項21記載の偏向ヨーク。
  23. 【請求項23】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    は、上記画面の隅部において負の差分コマミスコンバー
    ゼンスの補正を強化する広がった外周縁を有する、こと
    を特徴とする請求項14記載の偏向ヨーク。
  24. 【請求項24】 テレビジョン受像機に用い、複数の電
    子ビームを出射する少なくとも1つの電子銃と、画像を
    表示する画面と、上記画面から一方向に伸長するネック
    部とを有する陰極線管に、上記ネック部の一部を覆って
    装着され、上記複数の電子ビームを上記画面上の一点に
    コンバーゼンスする偏向ヨークであって、 水平偏向磁界を発生する水平偏向コイルが前後の両端に
    巻かれたセパレータを有する水平偏向手段と、 垂直偏向磁界を発生する垂直偏向コイルが巻かれ、上記
    セパレータに対し同心円状に配設されたコアを有する垂
    直偏向手段と、 上記ネック部の外周であって上記セパレータの背面に、
    第1の面を上記画面と対向させて取り付けられるリアカ
    バーと、 上記リアカバーの第1の面に取り付けられ、負の差分コ
    マミスコンバーゼンスを補正する円弧状のシャント機構
    とを備える偏向ヨーク。
  25. 【請求項25】 上記円弧状のシャント機構は、上記陰
    極線管のネック部の外周に平行な内弧を有する第1及び
    第2のC字状シャントを備える、ことを特徴とする請求
    項24記載の偏向ヨーク。
  26. 【請求項26】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    は、上記画面の軸に平行な軸に中心がある、ことを特徴
    とする請求項25記載の偏向ヨーク。
  27. 【請求項27】 上記円弧状のシャント機構において、
    上記陰極線管のネック部を同心円状に覆う円弧の中心角
    が120度である、ことを特徴とする請求項24記載の
    偏向ヨーク。
  28. 【請求項28】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    において、上記陰極線管のネック部を同心円状に覆う円
    弧の中心角が120度である、ことを特徴とする請求項
    27記載の偏向ヨーク。
  29. 【請求項29】 上記円弧状のシャント機構は、セラミ
    ックからなる、ことを特徴とする請求項24記載の偏向
    ヨーク。
  30. 【請求項30】 上記セラミックの比透磁率は、100
    0である、ことを特徴とする請求項29記載の偏向ヨー
    ク。
  31. 【請求項31】 上記円弧状のシャント機構は積層スチ
    ールからなる、ことを特徴とする請求項24記載の偏向
    ヨーク。
  32. 【請求項32】 上記第1及び第2のC字状のシャント
    は上記リアカバーに設けられた溝に装着される、ことを
    特徴とする請求項25記載の偏向ヨーク。
  33. 【請求項33】 上記円弧状の第1及び第2のC字状の
    シャントは、上記溝に合成樹脂及びゴムのりにより接着
    される、ことを特徴とする請求項32記載の偏向ヨー
    ク。
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