JPH09319259A - 感光体ベルトの包装方法 - Google Patents

感光体ベルトの包装方法

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JPH09319259A
JPH09319259A JP8156239A JP15623996A JPH09319259A JP H09319259 A JPH09319259 A JP H09319259A JP 8156239 A JP8156239 A JP 8156239A JP 15623996 A JP15623996 A JP 15623996A JP H09319259 A JPH09319259 A JP H09319259A
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JP
Japan
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belt
sheet
photoreceptor
protective sheet
photosensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP8156239A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
Makoto Ichihara
誠 市原
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ベルトの輸送や取扱いにおいて、感光
体ベルト表面の汚染や擦り傷などの損傷を確実に防止し
得る感光体ベルトの包装方法を提供する。 【解決手段】 エンドレスベルト状に形成されたシート
状電子写真感光体としての感光体ベルト(1)を包装す
る方法であって、合成樹脂繊維の不織布によって形成さ
れた保護シート(2)を巻回することにより、感光体ベ
ルト(1)の全表面を被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ベルトの包
装方法に関するものであり、詳しくは、感光体ベルトの
輸送や取扱いにおいて、感光体ベルト表面の汚染や擦り
傷などの損傷を確実に防止し得る感光体ベルトの包装方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状電子写真感光体をエンドレスベ
ルト状に形成して成る感光体ベルトは、電子写真装置内
における配置に自由度があり且つ広い感光面積を確保し
得るため、特に、フルカラーの複写機やプリンター等、
小型化が望まれる装置に好適である。
【0003】ところで、感光体ベルトは、製造後、その
表面に紙やフィルムを巻回して包装される。斯かる包装
の目的は、段ボール等の容器に収容して輸送する場合、
感光体ベルト同士の接触や容器との接触による感光層表
面の擦り傷や汚染を防止し、また、電子写真装置に装着
する場合、同様の損傷や汚染を防止する点にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な包装形態によれば、輸送中の振動による包装材料と
のズレにより、或いは、電子写真装置に装着する際の包
装材料から抜き出す操作による包装材料との擦れによ
り、感光層表面に微細な擦り傷が発生することがある。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、その
目的は、感光体ベルトの輸送や取扱いにおいて、感光体
ベルト表面の汚染や擦り傷などの損傷を確実に防止し得
る感光体ベルトの包装方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、種々の包装方法について鋭意検討した結果、特定の
材料から成る保護シートを採用するならば、輸送中は勿
論、装置への装着時においても擦り傷などを有効に防止
でき、しかも、微細な塵埃なども十分に捕捉して感光体
ベルト表面の清浄度を確保し得ることを知得し、本発明
の完成に至った。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、エンドレスベ
ルト状に形成されたシート状電子写真感光体としての感
光体ベルトの表面を包装する方法であって、合成樹脂繊
維の不織布によって形成された保護シートを巻回するこ
とにより、感光体ベルトの全表面を被覆することを特徴
とする感光体ベルトの包装方法に存する。
【0007】また、上記の方法においては、感光体ベル
ト表面に対する損傷防止効果を高めるため、保護シート
として、ポリエステル繊維および/またはナイロン繊維
から構成された不織布を使用するのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る感光体ベルトの包装
方法の実施形態について図面を参照して説明する。図1
は、本発明に係る感光体ベルトの包装方法の一形態を示
す斜視図である。なお、実施形態の説明においては、感
光体ベルトの包装方法を「包装方法」、シート状電子写
真感光体を「シート状感光体」と略記する。
【0009】先ず、感光体ベルトを構成するシート状感
光体について説明する。シート状感光体は、合成樹脂フ
イルムの表面に導電層を形成して成るシート状支持体の
前記導電層の上に感光層を形成して成る。感光層は、導
電層の表面に下引層を介し、電荷発生層、電荷移動層を
順次に形成して成る積層型が好ましいが、電荷発生物
質、電荷輸送物質および結着材樹脂を1つの層中に含有
する単層型でもよい。
【0010】上記シート状支持体を構成する合成樹脂フ
イルムの材料としては、通常、50〜200μmの厚さ
のポリエステルやポリカーボネート等の各種の材料が使
用される。合成樹脂フイルムの表面に形成される導電層
は、導電性塗料の塗布膜または金属の蒸着膜によって構
成される。
【0011】導電性塗料の塗布膜は、塗布溶剤としての
トルエンにポリメチルメタクリレート等のバインダー樹
脂を溶解し、これにカーボンブラック等の導電性材料を
分散して調製された導電性塗料を合成樹脂フイルムの表
面に塗布することにより、通常5〜50μmの乾燥厚さ
で形成される。金属の蒸着膜は、合成樹脂フイルムの表
面に金属、典型的にはアルミニウムを蒸着することによ
り、通常100〜2000Å(0.01〜0.2μm)
の厚さで形成される。
【0012】シート状支持体と後述の感光層との密着性
を高めるため、上記の導電層の表面には塗膜としての下
引層が形成されるのが好ましい。下引層の構成材料は、
例えば、特開昭63−113470号公報に記載の共重
合ナイロン(6,6・6,12)等をブタノール等に溶
解して調製され、下引層の厚さは、乾燥厚さとして、通
常0.05〜2μnの範囲とされる。
【0013】感光層は感光体材料の塗布液によって形成
される。斯かる塗布液としては、感光体材料と1種以上
の溶媒から成る従来公知の各種のものを使用することが
出来る。電荷発生物質としては、例えば、スーダンレッ
ド、ダイアンブルー等のアゾ顔料の他、ジスアゾ顔料、
キノン顔料、フタロシアニン顔料、ピリリウム塩、アズ
レニウム塩などが挙げられる。電荷輸送物質としては、
主鎖または側鎖にアントラセン、ピレン等の多芳香族化
合物またはインドール、カルバゾール等の含窒素環式化
合物の骨格を有する化合物、その他、ヒドラゾン化合物
など正孔輸送物質が挙げられる。
【0014】感光塗膜を形成するための結着剤樹脂とし
ては、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメタクリ
ル酸エステル類、ポリエステル、セルロースエステル類
などが挙げられる。塗布溶媒としては、揮発性が高く且
つその蒸気の密度が空気よりも大きい溶剤、例えば、n
−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、
アセトン等の溶剤が好適に用いられる。
【0015】単層型感光体の場合、感光体材料の塗布液
は、上記の電荷発生物質、電荷輸送物質、結着剤樹脂お
よび塗布溶媒を混合して調製される。また、積層型感光
体の場合、感光体材料の塗布液は、上記の電荷発生物
質、結着剤樹脂および塗布溶媒からなる電荷発生層用の
塗布液と、上記の電荷輸送物質、結着剤樹脂および塗布
溶媒からなる電荷輸送層用の塗布液とを別々に調製す
る。
【0016】塗布液中の各成分の濃度は、公知の方法に
従って適宜選択される。そして、固形分の濃度は、主と
して、形成すべき層の膜厚に応じて決定されるが、単層
型電子写真感光体を製造する際の塗布液の場合および積
層型電子写真感光体を製造する際の電荷輸送層用の塗布
液の場合には、10〜35重量%以下に調整されるのが
好ましい。また、これらの塗布液の場合、その粘度は、
通常、50〜300cpsとされ、乾燥膜厚は15〜4
0μmとするのがよい。
【0017】上記の各層を形成するための塗布操作は、
従来公知の塗布方法、例えば、ダイコーター法などを採
用して行うことが出来る。そして、得られたシート状感
光体は、その両端部を超音波溶着などによって接合する
ことにより、エンドレスベルト状の感光体ベルトに形成
される。感光体ベルトは、その用途により、周長に対し
て長軸のベルトや短軸のベルトがある。
【0018】次に、本発明の包装方法を説明する。本発
明の包装方法は、上記の様にエンドレスベルト状に形成
されたシート状感光体としての感光体ベルトの表面を包
装する方法であり、図1に示す様に、合成樹脂繊維の不
織布によって形成された保護シート(2)を巻回するこ
とにより、感光体ベルト(1)の全表面を被覆する。
【0019】保護シート(2)を構成する不織布として
は、ナイロン−6やナイロン−6,6等のポリアミド、
ポリエステル、アイソタクチックポリプロピレン、およ
び、ポリエチレン等の合成樹脂繊維からなる不織布を使
用するのが好ましい。特に、ポリエステル繊維および/
またはナイロン繊維から構成された不織布は、感光体ベ
ルト(1)の感光層の材料に比べて繊維自体の硬度が低
いため、損傷を与えることがない。
【0020】上記の不織布は、湿式法、乾式法、エアレ
イ、スパンボンド法などの従来公知の方法によって製造
される。成形前のウエブにおける繊維の結合は、バイン
ダーを使用したケミカルボンド法、熱融着によるサーマ
ルボンド法、機械的に結合するニードルパンチ法やウォ
ータージェット法などによって行なわれる。特に、保護
シート(2)としては、ウォータージェット法によって
繊維を絡ませた不織布や、少なくともウェブ表面の繊維
を熱融着した不織布を使用するのが好ましい。斯かる不
織布は、繊維同士の結合が強いため、繊維が脱離して感
光体ベルト(1)へ付着することがない。不織布の柔軟
性と塵埃の吸着性の観点から、通常、不織布の目付けは
30〜80g/m2 程度とされる。
【0021】保護シート(2)は、最初、方形の平面的
な形状に作製される。保護シート(2)の長さは、感光
体ベルト(1)に巻き付けた際に若干の重なり代を設け
るため、感光体ベルト(1)の周長よりも長く設定さ
れ、また、保護シート(2)の幅は、感光体ベルト
(1)を完全に被覆するため、感光体ベルト(1)の幅
以上の幅とされる。なお、感光体ベルト(1)の幅と
は、略円筒状になされた当該ベルトの両端部間の距離、
すなわち、軸長に相当する長さである。
【0022】本発明の方法においては、感光体ベルト
(1)の周方向に沿って保護シート(2)を巻回した
後、通常、前記周方向側の保護シート(2)の両端部を
僅かに重ね、例えば、感光体ベルト(1)の幅の略中心
に相当する位置に適宜の接着テープ(3)を貼着するこ
とにより、両端部を係止する。
【0023】上記の方法によって包装された感光体ベル
ト(1)を搬送する場合、当該ベルトの直径により、適
宜の数を段ボール等の容器に収容する。例えば、小径の
感光体ベルト(1)は容器内に複数を直立させて収容
し、また、大径の感光体ベルト(1)は容器内に倒した
状態で収容する。上記の様な搬送においては、仮に、容
器内で感光体ベルト(1)が動き、感光体ベルト(1)
の表面と保護シート(2)とが摺動したとしても、保護
シート(2)の表面に散在する多数の起毛状態、すなわ
ち、産毛状の繊維が、当該保護シートの本体と感光体ベ
ルト(1)表面との間に柔軟に介在する。従って、感光
体ベルト(1)表面の感光層に擦り傷を与えることがな
い。
【0024】また、感光体ベルト(1)の電子写真装置
への装着は、通常、保護シート(2)を被せたまま行な
われ、装置側のローラー等に巻回した後、無端状に巻か
れた保護シート(2)の一端を引っ張ることにより、相
対的に感光体ベルト(1)を引き出すか、または、保護
シート(2)の長さ方向の両端部を係止した接着テープ
(3)を剥がし、保護シート(2)を取り去る。その
際、感光体ベルト(1)の表面を保護シート(2)によ
って擦ったとしても、上記と同様に、保護シート(2)
の産毛状の繊維が感光体ベルト(1)の表面に対して柔
軟に介在するため、感光体ベルト(1)の感光層に擦り
傷を与えることがない。
【0025】すなわち、本発明の方法によれば、輸送中
は勿論、装置への装着時においても感光体ベルト(1)
に対する擦り傷などを有効に防止でき、しかも、梱包時
や輸送時の微細な塵埃なども十分に捕捉して感光体ベル
ト(1)表面の清浄度を確実に維持することが出来る。
因みに、保護シートとして紙を使用した従来の方法で
は、段ボールに収容して輸送した場合、最大5%程度の
感光体ベルトに摺動傷が発生したのに対し、本発明の方
法によれば、同様の輸送条件のもとで摺動傷の発生は確
認されなかった。
【0026】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る感光体
ベルトの包装方法によれば、感光体ベルトの輸送や取扱
いにおいて、感光体ベルト表面の汚染や擦り傷などの損
傷を確実に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光体ベルトの包装方法の一形態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:感光体ベルト 2:保護シート 3:接着テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルト状に形成されたシート
    状電子写真感光体としての感光体ベルトの表面を包装す
    る方法であって、合成樹脂繊維の不織布によって形成さ
    れた保護シートを巻回することにより、感光体ベルトの
    全表面を被覆することを特徴とする感光体ベルトの包装
    方法。
JP8156239A 1996-05-28 1996-05-28 感光体ベルトの包装方法 Pending JPH09319259A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6983840B2 (en) 2001-12-26 2006-01-10 Ricoh Co., Ltd. Package and method of forming the package

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6983840B2 (en) 2001-12-26 2006-01-10 Ricoh Co., Ltd. Package and method of forming the package
US7334383B2 (en) 2001-12-26 2008-02-26 Ricoh Co Ltd Package and method of forming the package

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030207