JP2009091159A - テープ貼付装置、及び、フィルム部材へのテープ貼付方法 - Google Patents

テープ貼付装置、及び、フィルム部材へのテープ貼付方法 Download PDF

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康 津田
Yasutaka Ishikawa
康孝 石川
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Abstract

【課題】フィルム部材に貼り付けたテープが経時で収縮せず、フィルム部材が波打ち等を起こさず寸法精度を長期にわたり維持することが可能なテープ貼付装置を提供する。
【解決手段】ロールの状態に巻かれたテープを保持するロール保持手段、ロールから引き出されたテープを保持しながら搬送する搬送手段、搬送手段により搬送されたテープに加えられている張力を解除する張力解除手段、張力解除手段より送り出されたテープをフィルム部材に貼り付ける貼付手段、を有するテープ貼付装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルム部材に貼り付けられたテープが収縮を起こさない様にして、フィルム部材の寸法精度を長期にわたり維持できる様にフィルム部材にテープを貼り付けるテープ貼付装置、及び、フィルム部材へのテープ貼付方法に関する。
布地や板材、あるいは電化製品のハウジング等の部材上に貼り付けられたテープが、経時で収縮を起こさない様に貼り付ける技術は従来より検討されていた。たとえば、空調機器等のワークにウレタン発泡体製の柔軟なシールテープを貼り付けるシールテープ自動貼付け装置の技術はその代表的なものの1つといえる(たとえば、特許文献1参照)。また、衣料用の布地に縫いつけたゴムテープを切断する際、ゴムテープの収縮による布端のまくれを起こさない様にした縫製装置があるが、この技術も部材に取り付けたゴムテープが収縮しない様に対処した技術である(たとえば、特許文献2参照)。
ところで、プラスチック製のフィルムは、薄手の形状や可撓性等の性質を有しており、たとえば、隙間を充填するシーリング材として用いられたり、複数の部材を強固に接合する接合部材として使用される等、非常に広い用途に用いられている。そして、この様なプラスチック製のフィルムにテープを貼り付ける技術も従来より検討されていた。たとえば、フィルム状のシート部材を重ね合わせ、縁部をサイドシールテープで接合させた構造の写真フィルム用パッケージの技術がある(たとえば、特許文献3参照)。しかしながら、この技術は貼付したシールテープが経時で収縮することについて示唆する記載はなかった。また、本発明者がフィルム部材にテープを貼り付ける過去の技術を調べたところ、フィルム部材にテープを貼り付け、経時でテープが収縮しない様にする技術はあまり見られなかった。
特開平6−210744号公報 特開平6−7568号公報 特開平8−220696号公報
フィルム部材にテープを貼り付ける際、テープにある程度の張力を加えて貼り合わせ作業を行うと、テープが弾性変形によって伸びたままになってしまっていて、フィルム部材に貼り付けられたテープは経時で内部応力により収縮を起こし易くなる。そして、貼付したテープが経時で収縮すると、たとえば、フィルム部材が波打ちを起こして寸法に狂いを生じさせてしまう。
本発明は、フィルム部材上に貼り付けたテープが経時で収縮を起こさず、その寸法精度が長期にわたり維持することができる様なフィルム部材へのテープ貼付方法を提供することを目的とするものである。
特に、本発明は、電子写真方式の画像形成装置用のトナーカートリッジにも使用可能なフィルム部材の提供を実現させることを目的とする。トナーカートリッジには、シーリングを向上させるためにテープを貼り付けたフィルム部材を使用することがあるが、フィルム部材に貼り付けたテープが経時で収縮したり、これによりシーリング性能に影響を与えることがあってはならない。この様に、トナーカートリッジに使用されるフィルム部材には、高い寸法精度が要求される。
上記課題は、下記に記載の構成により解消されることが確認された。
請求項1に記載の発明は、
『ロールの状態に巻かれたテープを保持するロール保持手段と、
前記ロールから引き出されたテープを保持しながら搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送されたテープに加えられている張力を解除する張力解除手段と、
前記張力解除手段より送り出されたテープをフィルム部材に貼り付ける貼付手段と、
を有することを特徴とするテープ貼付装置。』というものである。
請求項2に記載の発明は、
『前記ロール保持手段と前記搬送手段の間で前記テープに発生する張力が、前記搬送手段と前記張力解除手段の間で発生する張力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。』というものである。
請求項3に記載の発明は、
『前記テープは粘着テープであり、
前記搬送手段は表面に低摩擦性処理を施したテープ保持ローラを備えていて、
前記粘着テープの粘着力によって前記テープ保持ローラが前記粘着テープを保持することを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。』というものである。
請求項4に記載の発明は、
『前記張力解除手段は、前記テープを上方から下方へ搬送するガイドローラを複数備えていることを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。』というものである。
請求項5に記載の発明は、
『前記搬送手段は、駆動手段により駆動されて前記テープを搬送することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープ貼付装置。』というものである。
請求項6に記載の発明は、
『ロールの状態に巻かれているテープを引き出し、
引き出されたテープを、ローラの周面に沿って保持しながら搬送し、
前記ローラにより搬送されたテープに加えられている張力を解除した後、
前記テープをフィルム部材に貼り付ける、
ことを特徴とするフィルム部材へのテープ貼付方法。』というものである。
請求項7に記載の発明は、
『引き出された前記テープに発生する張力が、前記ローラから送り出されるテープに発生する張力よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。』というものである。
請求項8に記載の発明は、
『前記テープは粘着テープであり、
前記ローラは表面に低摩擦性処理を施したテープ保持ローラであり、前記粘着テープの粘着力によって前記テープ保持ローラが前記粘着テープを保持することを特徴とする請求項6に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。』というものである。
請求項9に記載の発明は、
『前記テープを上方から下方へ搬送する間に前記張力を解除することを特徴とする請求項6に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。』というものである。
請求項10に記載の発明は、
『前記ローラとして駆動ローラを用いることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。』というものである。
本発明によれば、いったんは張力によって弾性変形的に伸びたテープの伸びが回復してからテープを貼り付けることができる様になるから、フィルム部材上に貼り付けられたテープが経時で収縮を起こさなくなり、フィルム部材に波打ち等の形状の変化や隙間を発生することがなくなった。すなわち、テープを貼付したフィルム部材の寸法精度に狂いを生じさせる様なことがなく、その形状を長期にわたり維持することができる様になった。
特に、本発明によれば、トナー漏れの原因となる微細な隙間の発生を回避しなくてはならない電子写真方式の画像形成装置用のトナーカートリッジに最適なフィルム部材の提供が可能になった。すなわち、本発明により作製されたフィルム部材を用いると、フィルム部材に貼り付けられたテープが経時での収縮を起こさないので、フィルム部材に隙間を発生させない。したがって、トナー漏れのない安定した寸法精度を有するトナーカートリッジの提供を可能にした。
本発明は、プラスチックフィルムに貼り付けたテープが経時で収縮を起こさない様にテープをプラスチックフィルムに貼り付けるテープ貼付装置及びテープ貼付方法に関する。
最初に、本発明に係るテープ貼付装置について説明する。本発明に係るテープ貼付装置は、以下の構成、すなわち、
(1)ロール状に巻かれたテープを保持するロール保持手段
(2)ロールから引き出されたテープを保持しながら搬送する搬送手段
(3)搬送手段により搬送されてきたテープに加えられている張力を解除する張力解除手段
(4)張力解除手段より送り出されたテープをフィルム部材に貼り付ける貼付手段
という4つの構成を少なくとも有するものである。
図1は、本発明に係るテープ貼付装置の概要を示す模式図である。図1のテープ貼付装置10は、テープ引出部11、本発明でいう搬送手段に該当し引き出したテープを保持、搬送するテープ保持ローラ12、テープ20に加えられている張力を解除する張力解除手段に該当する張力解除部13、テープをフィルム部材に貼り付ける貼付手段に該当する加圧ローラ14より構成される。
テープ引出部11は、ロール状に巻かれているテープ20が引っ張られて、引き出される個所であり、テープ20は次のテープ搬送保持ローラ12によって搬送される。ロールの状態に巻かれているテープ20は、コア部材にテープ20を巻き付けたもので、コア部材が図示を省略したコアホルダによって回転自在に保持されているのでテープの引き出しが可能になっている。コアホルダは本発明でいうロール保持手段に該当する。テープ引出部11には、テープ20の搬送経路にアクチエータやセンサ等、引き出されたテープの搬送状態を検知する手段を設け、テープの搬送状態に応じてテープの引出しを制御できる様にすることが好ましい。つまり、テープ20に張力をなるべくかけない様にして搬送することで、後のテープに加えられた張力を解除する工程の作業時間を短縮できるので、作業効率の向上が期待できる。
テープ保持ローラ12は、ロールの状態に巻かれているテープ20を引き出した上で、テープ20をローラ表面で保持しながら搬送するもので、図1に示す様に、保持、搬送したテープ20は剥離個所15で自重によりローラ表面より自然に剥離して離れる。
テープ保持ローラ12は、モータ等の駆動手段から伝達される力により直接駆動される駆動ローラであることが好ましく、この場合、テープ引出部11では、テープ保持ローラ12の駆動力により、ロールからテープ20を引き剥がす際の剥離強度とバランスする程度の張力がテープ20にかかって、ロール状に巻かれたテープの引き出しが行われることになる。この様に、テープ引出部11でのテープの引き出しを、テープ保持ローラ12の駆動力を利用して行うと、テープの引き出し専用に駆動手段を設ける必要がなくなり、装置のコンパクト化やメンテナンスの簡素化、作業時のエネルギー消費抑制といったメリットがある。
また、テープ保持ローラ12が駆動ローラである場合、テープ保持ローラ12の駆動力により、テープ保持ローラ12から張力解除部13へのテープの送り出しが行われる。この様に、テープ20の引き出しと送り出しという2通りの搬送をテープ保持ローラ12の駆動で行う構成となっている。
ところで、テープ保持ローラ12表面での良好なテープ搬送を実現するには、テープがローラ表面でのテープの強固な貼付を回避する必要があり、また、テープをローラ表面に適度に保持させるには、テープの付着力をある程度利用することが必要になる。この2つの性能を発現させる手段として、テープ保持ローラ12の表面に凹凸を設ける処理がある。ローラ表面に凹凸を設けることにより、ローラ表面におけるテープ接触面積が制御されて粘着剤のついたテープをスムーズに搬送できると同時に、ローラ表面でテープを緩やかに保持することができる。テープ保持ローラ12表面で、粘着剤のついたテープをスムーズに搬送させ、かつ、緩やかに保持させる方法としては、前述のローラ表面に凹凸を付与する方法の他に、フッ素樹脂等の低摩擦性樹脂をコートする方法が挙げられる。
ローラ表面に凹凸を付与する方法としては、メディアと呼ばれる微細粒子をローラ表面に噴射し、その衝撃によりローラ表面に凹凸を形成するブラスト処理がその代表的なものである。ブラスト処理には、たとえば、サンドブラスト処理の他に、微細金属粒子を高速噴射して処理表面鍛造作用を加えることで表面強化しながら凹凸を形成することが可能なショットピーニング処理や、ショットピーニング処理の一方法であるWPC処理が挙げられる。ショットピーニング処理やWPC処理したローラによれば、ローラ表面の疲労強度が向上するので、繰り返し使用してもローラ表面の凹凸が摩耗することがなく、安定したテープ搬送性と保持性を長期間維持することができる。
なお、上述した「WPC処理」とは、「Wide Peening Cleaning(幅広く打ち付けて清掃する)」という「不二機販(株)」で提供されるショットピーニング処理技術である。具体的には、メディアを高速衝突させたときに処理対象物の最表面で発生する急熱急冷現象を利用することで、処理対象物表面を高硬度化させながらディンプルと呼ばれる非常に細かい凹凸を形成する処理方法である。
また、ローラ表面に低摩擦性樹脂をコートする方法は、ローラ表面をフッ素樹脂に代表される低摩擦性樹脂でコートすることで、ローラ表面にテープが強固に貼り付くことを回避してテープの緩やかな保持とスムーズな搬送を実現するものである。つまり、低摩擦性の樹脂をローラ表面にコートすることで、粘着剤は強固な接着性能は抑制されるが、付着性能は発現することができるので、ローラ表面において安定したテープの保持、搬送を実現することができる。
ローラ表面に低摩擦性の樹脂をコートする方法としては、ローラ表面に低摩擦性樹脂を溶剤に溶解させてなる塗布液を塗布して樹脂層を形成する方法や、低摩擦性の樹脂フィルムをローラ表面に貼り付けて樹脂層を形成する方法等が挙げられる。また、低摩擦性を発現する樹脂の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン樹脂に代表されるフッ素原子を分子構造中に含有するビニル重合体の他に、ポリオキシメチレン樹脂の様な自己潤滑性を発現する樹脂も挙げられる。
また、ローラ表面に凹凸を付与するとともに、形成した凹凸面上にさらに低摩擦性の樹脂層を設ける方法もある。つまり、「トシカル処理」と呼ばれる「(株)トシコ」で提供される表面処理技術で、先ず、ブラスト処理を行って表面に凹凸を形成した後、続いて、凹凸面上にフッ素樹脂等の低摩擦性樹脂をコートするという工程を経て、ローラ表面を形成するものである。
これらの加工処理(低摩擦性処理)をテープ保持ローラ12の表面に施すことにより、テープ保持ローラ12がローラ表面でテープ20を緩やかに保持し、かつ、スムーズに搬送できる上に、剥離個所15で自然に剥離する様にしている。なお、本発明では、ローラ表面でのテープの緩やかな保持とスムーズな搬送状態は、ローラ表面におけるテープの剥離強度が7×10−3N/mm乃至3×10−2N/mmのときに実現されるものである。
なお、ローラ表面におけるテープの剥離強度は、JIS Z 0237に準じて測定されたもので、具体的には、JIS Z 0237の粘着力測定方法である「180度引き剥がし法試験」を用いて測定したものである。つまり、ローラ表面と同じ処理を施した板にテープを貼り付けた後、180度方向に引き剥がしを行い、この時の引き剥がし力をテープの剥離強度とするものである。
図6に、JIS Z 0237に準ずる180度引き剥がし法試験の概要を示す。図6(a)は、測定方法の全体図であり、図6(b)はローラ表面と同じ処理を施した試験板の一例と、試験板からテープを剥がすときのジグの配置例を示すものである。以下に、180度引き剥がし粘着力試験の手順を述べる。
(1)図6(b)に示すローラ表面と同じ処理を施した試験板上に試験片(テープ)を貼り付ける。テープの幅は3mmで、テープの両端を折り曲げて試験板上に貼り付ける。
(2)試験片を圧着させるために2kgのゴムローラを5mm/sの速さで試験片上を1往復させた後、試験片を貼り付けた試験板を、測定を行う環境と同じ温度23±2℃、相対湿度50±5%RHの雰囲気中に5分間静置する。
(3)上記環境の下で、試験片の遊び部分を180度に折り返し、40mm剥がした後、試験板のB端を試験機の下部チャックに、試験片の遊び部分を上部チャックに挟む。なお、折り返した試験片はテープを貼り付けた面に平行になる様にする。
(4)速度300mm/分で引き剥がしを行い、テープ剥離強度を求める。
なお、テープ保持ローラ12としては低摩擦性処理を施したローラ以外に、たとえば、減圧機構を組み込んだ吸引ローラや、帯電機構を組み込んだ静電ローラ、2本のローラでテープ20を挟み込むニップローラを採用することができる。静電ローラや吸引ローラによってテープ20をテープ保持ローラ12に付着させる例では、テープ20をテープ保持ローラ12の表面に付着させてロールからテープ20を引き出し、剥離個所15で静電力や吸引力を解除する様に制御して、テープ20を自然に剥離させることができる。この様にして、テープ20に加わる張力を剥離個所15の位置で大きく減じることができる。また、ニップローラを採用した場合には、ニップの保持力によりロールからテープ20を引き出し、ニップを解法後、テープ20に加わる張力を大きく減じることができる。ただし、低摩擦性加工処理を表面に施した搬送ローラと粘着テープの組み合わせは、機構が簡単になるので、故障も少なく安価に実現できる点が好ましい。
この様に、テープ保持ローラ12は、テープ引出部11より引き出されたテープ20をローラ表面で保持しながら搬送する。そして、テープ保持ローラ12に保持、搬送されてきたテープ20は、剥離位置でテープ自身の自重によりテープ保持ローラ12表面より剥離し、次の張力解除部13に移動していく。
張力解除部13は、テープ保持ローラ12より搬送されてきたテープ20に加わっている張力を解除するもので、テープ20は張力解除部13を通過することにより、張力が原因で生じた弾性変形から回復して内部応力による収縮がもはや発生しない状態でフィルム部材21に貼付されることになる。図1に示す張力解除部13は、2つの入口ガイドローラ131と出口ガイドローラ132をある程度の距離をおいて離した状態に配置させたもので、入口ガイドローラ131と出口ガイドローラ132の間を通過している間にテープ20に加えられている張力が解除されるものである。
すなわち、張力解除部13では、入口ガイドローラ131と出口ガイドローラ132の間を通過しているテープ20の部位に張力を加えない様にしている。つまり、テープ保持ローラ12よりテープ20を剥がすには張力が必要で、この張力のためにテープ20は伸びてしまう。本実施の形態では、テープ保持ローラ12がテープ20に保持力を発現するとともに、テープ保持ローラ12が低摩擦性処理の施された搬送ローラであるからテープ20が剥離個所15で簡単に剥離することで、テープ20にかかる張力を大きく減じた上で張力解除部13へと送り出し搬送が行える。張力解除部13ではテープ20は張力が加わらない状態で搬送されるので、テープ引出部11からテープ20に蓄積されていた弾性変形的な伸びがテープの内部応力により次第に解消される。そして、伸びが解消したテープ20をフィルムに貼り付けるのでフィルム部材21に貼り付けられたテープが経時で収縮することがない。また、前述のテープ20がテープ保持ローラ12より剥離する位置15から入口ガイドローラ131までの距離を長めにとっておくことも、張力解除部13での収縮を促進させる上で好ましい。
また、テープ20がテープ保持ローラ12より剥離する剥離個所15での剥離強度が小さいほど、剥離時にテープに加わる負荷が小さくなるので、テープ20に加わる張力を低減させる上で好ましい。さらに、テープ保持ローラ12の周速をフィルム部材にテープを貼り付ける加圧ローラ14の周速よりも早く設定することも、テープ保持ローラ12を通過後のテープ20に加わる張力を低減させる上で好ましいものである。
テープ20を引き出す際のテープ保持ローラ12の駆動力によってテープ20に発生した張力の影響は、入口ガイドローラ131ではすでに大きく減じており、テープ20は張力解除部13の位置ではテープ保持ローラ12の送り出し動作による慣性力に依存して移動することになる。したがって、張力解除部13で移動するテープ20には張力がかからず、テープ20に発生した伸びが内部応力によって解除されていく。そして、テープ20が張力解除部13の出口側に設けられている出口ガイドローラ132を通過するまでの間に、テープ20に加えられていた内部応力は完全に除去され、テープ20は張力が加わる前のもとの長さに復元している。そして、張力解除部13の出口側に設けられた出口ガイドローラ132を通過したテープ20は、内部応力が解消された状態でフィルム部材21にテープ20を貼り付ける加圧ローラ14に搬送される。
加圧ローラ14は、張力解除部13より送り出されたテープ20をフィルム部材供給ロール16より供給されるフィルム部材21に貼り付けるもので、本発明でいう貼付手段に該当するものである。加圧ローラ14によるフィルム部材21へのテープ20の貼付は、張力解除部13より搬送されてきたテープ20とフィルム部材21とを重ね合わせておき、この状態で対になったローラ間を通過させることにより行われる。
加圧ローラ14に搬送されてきたテープ20は、張力が加わっていない状態でフィルム部材21に貼付されるので、貼付後に収縮を起こさず、その貼付状態を長期にわたり安定して維持することができる。すなわち、本発明によれば、フィルム部材21に貼付したテープが波打ち等の経時による形状変化や、テープ20とフィルム部材21の間に隙間を発生させることが起きないので、テープ20を貼付したフィルム部材21の寸法精度に狂いが生じることはない。この様に、テープ20とフィルム部材21とを重ねた状態で加圧ローラ14を通過させることによりテープ20を有するテープ付きのフィルム部材が作製される。作製されたテープ付きフィルム部材はテープ付きフィルム部材巻取りローラ17に巻き取られて回収される。
本発明に使用可能なテープの材質は、特に限定されるものではないが、テープ引出部での引出しやテープ保持ローラによる保持、搬送で張力が加わるものなので、張力に対する伸縮性が小さなものほど好ましいといえる。具体例としては、テフロン(登録商標)に代表されるフッ素系樹脂製のテープがその代表的なものとして挙げられる。この他にも、紙テープやレーヨン製テープ等のセルロース系分子を用いたテープや、ナイロン等のポリアミド系分子を用いたテープ、ポリエステル系分子を用いたテープ等が挙げられる。
本発明に係るテープ貼付装置によるテープの貼付けが行える部材としては、その材質は特に限定されるものではないが、いわゆるフィルム部材と呼ばれるシート形状に成形が可能なプラスチック材料が好ましいものである。また、ある程度の可撓性を有することが好ましく、加圧ローラによりテープを貼り付ける際、フィルム部材が可撓性をもつことでよりテープとの密着性を向上させることが期待できる。具体的な材質としては、たとえば、低密度ポリエチレンに代表されるシート成形物が可撓性を発現するビニル系高分子材料、ポリエチレンテレフタレートに代表されるポリエステル系高分子材料、ナイロンに代表されるポリアミド系高分子材料等が挙げられる。
また、張力解除部13では、入口ガイドローラ131と出口ガイドローラ132の間で、テープ20を上方から下方へ高低差を持たせて搬送しているので、自重によりテープ20には僅かに張力が発生している。しかしながら、例示した一般的なテープを採用するのであれば、自重で発生する張力程度では弾性変形は発生しないか、もしくは発生しても無視できる程度のものなので、フィルム部材21に貼付したテープ20が経時で内部応力により収縮する原因にはならない。したがって、張力解除部13では、テープ20が上方から下方に向けて搬送される構成が好ましいものであり、たとえば、図示する様な入口ガイドローラ131と出口ガイドローラ132とを互いに鉛直方向に配置した搬送経路が採用できる。あるいは、図示は省略するが、斜め下向きの搬送経路を採用することもできる。
また、フィルム部材の厚みは、テープを貼り付けるときに十分な可撓性が発現できる厚さであれば特に限定されるものではない。
次に、本発明に係るテープ貼付装置で作製されたテープ付きのフィルム部材の使用例を挙げる。本発明に係るテープ貼付装置で作製されたテープ付きフィルム部材は、フィルム部材に貼り付けられたテープが経時で収縮することがないので、フィルム部材とテープとの間に隙間が発生したり波打ち等の形状変化を起こすことのない寸法精度に優れたものになる。
この様な安定した寸法精度と接着強度を有するテープ付きフィルム部材は、高精度のシーリング性能が発現されることから、トナーカートリッジに代表される粉体収納物用のシール部材に使用できる。以下、本発明で作製されるテープ付きフィルム部材の代表的な使用用途であるトナーカートリッジについて説明する。
電子写真方式の画像形成装置に使用されるトナーカートリッジは、カートリッジごとそのまま画像形成装置に装填されてトナー補給を行うために用いられるものであり、複数の部材を組み立てて構成されるものが多い。この様に、複数の部材を組み立てて構成されるものは、部材の接合個所に隙間が発生するおそれがあり、接合個所からのトナー漏出を回避する必要がある。そこで、本発明で作製されるシール部材を用いることにより、この様な接合個所からのトナー漏出を防止することができる。
なお、図2に電子写真方式の画像形成装置に使用される代表的なトナーカートリッジの形態例を示す。電子写真方式の画像形成装置に使用されるトナーカートリッジの形態には、次の様なものが挙げられる。
(1)現像ユニット
図2(a)に示す形態のもので、トナーを収納する収納部の他に、現像ローラ等の現像剤担持体や現像層規制部材等の部品より構成される現像部とが一体化した形態のユニットタイプのもので、現像カートリッジ等とも呼ばれる。カートリッジ交換により、トナーの他、現像工程で用いられる部品も更新される。
(2)プロセスカートリッジ
図2(b)に示す形態のもので、トナーを収納する収納部の他に、現像部や感光体ドラム、さらには、クリーニング手段等の画像形成に必要な部品が搭載されて一体化したユニットタイプのもので、イメージングカートリッジ等とも呼ばれる。画像形成装置にそのまま装填して使用され、カートリッジ交換によりトナーの他、感光体や現像部材等の部品も全て更新される。
(3)トナーボトル
図2(c)に示す形態のもので、ボトル形状のトナー収納容器である。画像形成装置にそのまま装填して、収納したトナーを画像形成装置に供給するもので、ボトルが複数の部材を嵌合させて形成したものもある。
本発明で作製されるテープ付きフィルム部材のトナーカートリッジへの具体的な使用例について、図2(a)に示す現像ユニットで使用されるケースを紹介する。
先ず、図2(a)に示す現像ユニットの構造を説明する。図3(a)は、図2(a)に示す現像ユニット31の断面図である。図3(a)に示す様に、現像ユニット31は、現像ユニット31の構成部材に対して非接触状態で配置される感光体ドラム100にトナー供給を行う現像ローラ32、現像ローラ32に供給するトナーを収納するホッパ部34、現像ローラ32に圧接する様に配置されたシール部材36、トナー規制部材38等から構成される。シール部材36は、本発明で作製されるテープ付きフィルム部材より作製されたもので、シール部材36上には本発明でテープとして貼り付けられた帯状部材37がある。なお、トナー規制部材38は現像ローラ32より感光体ドラム100に供給するトナー量を規制するとともに、感光体ドラム100に供給するトナーを帯電するものである。
次に、本発明で作製されたテープ付きフィルム部材で作製されたシール部材36について図3(b)を用いて説明する。シール部材36は、図3(b)に示す様に、現像ユニット31内に設けられた現像ローラ32の両端部に配置され、この現像ローラ32の両端部は画像形成時に現像ローラ上に形成されるトナー層の最外縁の部分にあたる。シール部材36上には帯状部材37が配置され、帯状部材37は画像形成装置内ではシール部材36と現像ローラ32との間に挟まれる様に配置されている。この帯状部材37は、本発明により作製されたテープ付きフィルム部材のテープに該当するものである。
現像ローラ32の両端部に配置されるシール部材36は、図3(a)に示す様に、現像ローラ32と現像装置本体の間に配置されている。現像ローラ32と現像装置本体との間は曲面が形成されており、シール部材36はこの曲面に沿う様に撓んだ状態で配置されている。
シール部材36について図4を用いてさらに説明する。図4は、現像ローラ32とシール部材36及び帯状部材37の位置関係を示す概略図である。
図4に示す様に、シール部材36は、本発明で作製されるテープ付きフィルム部材を打ち抜いて作製され、現像ローラ32上で画像形成時にトナー層が形成される領域の外側に隣接する領域に配置されている。ここで、前述したトナー層形成領域の外側に隣接する領域を現像ローラ32の端部ということにする。また、現像ローラ32の長手方向、及び、長手方向内側方向を、図4中の実線矢印で示す方向とし、図中で現像ローラ長手方向、現像ローラ長手方向内側と示すものである。さらに、図中の白ぬき矢印は、シール部材36上における現像ローラ32の摺動方向である。
シール部材36は、図3(a)に示す様に、現像装置内の曲面及び現像ローラ32に沿って配置されるので、ある程度の可撓性を有する材質のものが好ましく、可撓性フィルムとして成形可能な樹脂材料により作製される。
なお、シール部材36を構成する可撓性フィルム部材を成形可能な樹脂材料としては、たとえば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、テフロン(登録商標)等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂等が挙げられる。
また、図4に示す様に、現像ローラ32と接触するシール部材36の面上に平滑な帯状部材37が設けられている。帯状部材37はシール部材36上では図4に示す形態で配置される。すなわち、帯状部材37の長手側部位は、現像ローラ32の回転方向下流側(図中白抜きの矢印で示す方向)の方向に向かって、現像ローラ32の長手方向内側を向く様に配置される。
つまり、帯状部材37はその長手側部位を現像ローラ32の長手方向に対して斜めになる様にシール部材36上で配置され、現像ローラ32の回転方向に対し、回転方向の下流側に向かって長手方向が現像ローラ32の長手方向内側を向く様に配置されている。
この様に、帯状部材37はその長手側部位が、現像ローラ32の回転方向下流側に向かい、かつ、現像ローラ32の内側を向くように配置されている。帯状部材37は、平滑性が求められ、この平滑性を実現する材質としてポリテトラフルオロエチレンに代表される樹脂材料が挙げられる。
帯状部材37を有するシール部材36は、本発明に係るテープ貼付装置により作製されたテープ付きフィルム部材を打ち抜いて作製されるものである。上述した帯状部材37の配置は、テープ付きフィルム部材を打ち抜く際に、帯状部材37になるテープが上述の配置となる様にフィルム部材の打ち抜き方向を決めることにより実現される。
この様に、図3(a)に示す現像ユニット31では、シール部材36上に帯状部材37をその長手側の部位を現像ローラ32の長手方向内側に対して斜めになる様に配置させている。そして、現像ローラ32とシール部材36との間に帯状部材37を設けることにより、現像ローラ32とシール部材36との密着性を向上させて両者間に隙間が発生しにくくなる。また、現像ローラ32とシール部材36の間にトナーが入り込んでも、現像ローラ32の回転により隙間を移動するトナーは帯状部材37端部で堰き止められてそれ以上は移動しなくなる。さらに、帯状部材37の長手側部位を現像ローラ32の長手方向内側に対し斜めに配置しているので、帯状部材37で堰き止められたトナーは、現像ローラ32の回転により徐々に現像ローラ32の長手方向内側に向かって移動する。すなわち、帯状部材37は、現像ローラ32とシール部材36の密着性を向上させるとともに、両者の隙間に入り込んだトナーを現像ローラ32の長手方向内側に戻すガイド部材としても作用するものである。この様に、シール部材36上に帯状部材37の長手側部位を現像ローラ32の長手方向に対して斜めになる様、帯状部材37をシール部材36上に設けることで、現像ローラ32端部近傍にあるトナーが現像ローラ32の端部から漏れない様にしている。
帯状部材37は、その厚みが50μm〜200μmであることが好ましく、厚みをこの範囲にすることで、帯状部材37の配置により隙間を発生させることがなく、また、シール部材36と現像ローラ32の間に入り込んだトナーが帯状部材37を乗り越えて外部に漏れることもない。したがって、画像形成を繰り返し行っても、現像ローラ32の端部からトナーが漏れることを安定して防止する。
帯状部材37は、シール部材36同様に曲面に沿って配置されるので、ある程度の可撓性を有するものが好ましい。さらに、シール部材36上に配置されることから、現像ローラ32の摺動に影響を与えない様、ある程度の平滑性を有することが好ましい。したがって、可撓性フィルムとして成形可能で、しかも、平滑な表面が形成可能な樹脂材料が選択され、前述のテープの材質の項で挙げたものが好ましく用いられる。
最後に、実施例として、本発明に係るテープ貼付装置と従来のテープ貼付装置を用い、双方のテープ貼付装置によるテープ貼付性能の評価結果を記載する。本発明に係るテープ貼付装置として、図1に示す構成のテープ貼付装置を用い、テープ保持ローラ12として、下記3つのローラを用意した。すなわち、
(1)表面をエンボス処理した市販のシリコンゴムテープを巻き付けたローラA
(2)前述のトシカル処理を施したローラB
(3)表面がフラットな市販のテフロン(登録商標)テープを巻き付けたローラC
の3つである。
また、比較のテープ貼付装置は図5に示すもので、テープ引出部11でロールより取り出したテープ20を、2つのローラ191、192を経由させて加圧ローラ14に搬送させる様にしたものである。なお、テープ20として、片面に粘着剤が塗布されたテフロン(登録商標)テープを用い、フィルム部材21として、厚さが0.1mmの市販の低密度ポリエチレンフィルムを用いた。
評価の結果、図1のテープ貼付装置を用いて作製されたテープ付きフィルムでは、ローラA、B、Cのいずれのローラを用いても、フィルム部材上に貼り付けられたテープが波打ちや収縮等の変形を起こさなかった。また、作製したテープ付きフィルムで前述の帯状部材37を有するシール部材36を作製し、図2(a)の現像ユニット31の現像ローラ端部に図2(b)に示す様に使用した。このシール部材36を用いた現像ユニット31を画像形成装置に装填して4500枚の連続プリントを行ったところトナーこぼれの発生はみられなかった。
一方、図5に示すテープ貼付装置を用いて作製されたテープ付きフィルムは、フィルム部材上で波打ちやテープの収縮によりフィルム端部に隙間が観察された。このテープ付きフィルムでシール部材36を作製し、図2(a)の現像ユニット31の現像ローラ端部に装填して4500枚の連続プリントを行ったところ、プリント作成を初めて500枚目の段階でトナーこぼれが発生した。
この様に、本発明に係るテープ貼付装置を用いて作製されたテープ付きフィルムでシール部材36を作製することにより、プリント作製時に現像ユニットからトナーこぼれが発生することがなく、安定した寸法精度の得られることが実施例からも確認された。
本発明に係るテープ貼付装置の概要を示す模式図である。 トナーカートリッジの具体的な形態例を示す模式図である。 テープ付きフィルム部材であるシール部材と現像ローラの関係を示す模式図である。 現像ローラとシール部材及び帯状部材の位置関係を示す概略図である。 従来のテープ貼付装置の一例を示す模式図である。 180度引き剥がし法試験の概要を示す模式図である。
符号の説明
10 テープ貼付装置
10’ 従来のテープ貼付装置
11 テープ引出部
12 テープ保持ローラ
121 剥離個所
13 張力解除部
131 入口ガイドローラ
132 出口ガイドローラ
14 加圧ローラ
15 剥離個所
16 フィルム部材供給ローラ
17 テープ付きフィルム部材巻取りローラ
20 テープ
21 フィルム部材
31 トナーカートリッッジ
32 現像ローラ
36 シール部材(テープ付きフィルム部材)
37 帯状部材(テープ)

Claims (10)

  1. ロールの状態に巻かれたテープを保持するロール保持手段と、
    前記ロールから引き出されたテープを保持しながら搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されたテープに加えられている張力を解除する張力解除手段と、
    前記張力解除手段より送り出されたテープをフィルム部材に貼り付ける貼付手段と、
    を有することを特徴とするテープ貼付装置。
  2. 前記ロール保持手段と前記搬送手段の間で前記テープに発生する張力が、前記搬送手段と前記張力解除手段の間で発生する張力よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。
  3. 前記テープは粘着テープであり、
    前記搬送手段は表面に低摩擦性処理を施したテープ保持ローラを備えていて、
    前記粘着テープの粘着力によって前記テープ保持ローラが前記粘着テープを保持することを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。
  4. 前記張力解除手段は、前記テープを上方から下方へ搬送するガイドローラを複数備えていることを特徴とする請求項1に記載のテープ貼付装置。
  5. 前記搬送手段は、駆動手段により駆動されて前記テープを搬送することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープ貼付装置。
  6. ロールの状態に巻かれているテープを引き出し、
    引き出されたテープを、ローラの周面に沿って保持しながら搬送し、
    前記ローラにより搬送されたテープに加えられている張力を解除した後、
    前記テープをフィルム部材に貼り付ける、
    ことを特徴とするフィルム部材へのテープ貼付方法。
  7. 引き出された前記テープに発生する張力が、前記ローラから送り出されるテープに発生する張力よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。
  8. 前記テープは粘着テープであり、
    前記ローラは表面に低摩擦性処理を施したテープ保持ローラであり、前記粘着テープの粘着力によって前記テープ保持ローラが前記粘着テープを保持することを特徴とする請求項6に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。
  9. 前記テープを上方から下方へ搬送する間に前記張力を解除することを特徴とする請求項6に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。
  10. 前記ローラとして駆動ローラを用いることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のフィルム部材へのテープ貼付方法。
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