JPH09319192A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09319192A
JPH09319192A JP23734096A JP23734096A JPH09319192A JP H09319192 A JPH09319192 A JP H09319192A JP 23734096 A JP23734096 A JP 23734096A JP 23734096 A JP23734096 A JP 23734096A JP H09319192 A JPH09319192 A JP H09319192A
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cleaning
image forming
corona discharger
time
image
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JP23734096A
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Hideki Kamiyama
英樹 上山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータから画像データを受信し
てその画像データの画像を形成する画像形成装置におい
て、コロナ放電器の清掃を効率良く行い、コロナ放電器
の汚れによる放電むら等の発生を防止して高品質の画像
を形成する。 【解決手段】 コロナ放電器1、101、1001を清
掃するための清掃手段と、ホストコンピュータ3からの
データを受信する受信手段4と、受信手段4によるデー
タの受信中に清掃手段を作動させて清掃を行わせる制御
手段5とを有する。データを受信しても、前回の清掃か
ら所定時間経過するまで、あるいは放電動作が終了する
までは清掃を行わないなどの各種動作モードを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ等の外部情報機器から送信される画像データを受信し
て、受信した画像データの画像を形成する電子写真方式
を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置あるいは
それらの複合機等の画像形成装置に関するものであり、
更に詳しくは、帯電部、除電部、転写部、用紙分離部等
に使用されるコロナ放電器及びコロナ放電器を構成する
被清掃部を自動清掃する清掃手段を有する画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた複写機などの画像
形成装置では、感光体の表面を帯電させるためのコロナ
放電器の放電ワイヤ、グリッド電極、ケーシングがトナ
ー又は紙粉等で汚れることにより放電むらが発生するこ
とがあり、高品質の形成画像を維持する為には、これら
の放電むらを改善して画像不良を防止する必要がある。
そこで、その対策として従来より、コロナ放電器を構成
する放電ワイヤ、グリッド電極、ケーシング等にモルト
プレーン等の清掃部材を接触させ摺動させて自動清掃す
ることが行われている。この種の画像形成装置として
は、本体装置の電源投入時に自動的にコロナ放電器のメ
インチャージャを清掃することにより、手作業による手
間を省き、印字不良を防止する電子写真式の記録装置が
公知である(特開平4−81782号の公報を参照)。
また、ジャム発生時に装置内のジャム位置を検出して、
コロナ放電器の帯電線が異常に汚れるような場合だけジ
ャム処理後に自動清掃動作を行わせることにより、安定
した画像形成を可能にする画像形成装置も公知である
(特開平4−51057号の公報を参照)。さらに、コ
ロナ放電器を構成するワイヤの清掃時、ワイヤの汚れに
応じてワイヤ清掃手段の往復動回数を変更する複数の清
掃モードの何れかの清掃モードを選択することにより、
一層確実にワイヤの汚れを清掃できるようにした画像形
成装置も公知である(特開平4−86766号の公報を
参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した電子写真方式
を用いた複写機等の画像形成装置においては、コロナ放
電器の清掃後長い間待機状態に保たれると、特に、装置
内に浮遊しているトナー、紙粉又はコロナ放電器に装置
外から気流を送っているような機構を有する装置の場合
には、装置外からのほこり等がコロナ放電器の被清掃部
に付着し、その待機状態の間に、次第にコロナ放電器を
構成する被清掃部の汚れが蓄積される。
【0004】このことから、コロナ放電器を清掃するタ
イミングは画像形成動作の直前が最も望ましいといえ
る。しかし、コロナ放電器の清掃を通常の画像形成動作
の直前に行えば、それだけ画像形成動作に必要な所要時
間が長くなってしまったり、あるいは必要以上に清掃が
行われることになり清掃部材の劣化を早めると言う問題
があった。そこで本発明の課題は、コロナ放電器の清掃
のために画像形成動作に必要な所要時間が長くなってし
まうことなく、あるいは必要以上の清掃で清掃手段の劣
化を早めたり、画像形成の動作を妨げたりすることもな
くコロナ放電器の清掃を行うことができ、長い間待機状
態に保たれても、コロナ放電器の被清掃部である放電ワ
イヤ、グリッド電極、ケーシング等が、トナー、紙粉又
はほこり等の蓄積で汚れることによる放電むら等の発生
を防止して高品質の画像を形成することができる画像形
成装置を提供することをにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明に係る画像形成装置は、例え
ばホストコンピュータ等の外部情報機器から送信される
画像データを受信してその画像データの画像を形成する
画像形成装置を前提とし、コロナ放電器と、該コロナ放
電器を清掃するための清掃手段と、前記外部情報機器か
ら送信される画像データを受信する受信手段と、該受信
手段による画像データの受信中に前記清掃手段を作動さ
せて清掃を行わせる清掃制御手段とを有することを特徴
とするものである。また、請求項2記載の本発明に係る
画像形成装置は、請求項1におけるコロナ放電器の被清
掃部が、放電ワイヤ、グリッド電極、ケーシングうちの
いずれかであることを特徴とするものである。また、請
求項3記載の発明に係る画像形成装置は、請求項1また
は2における清掃制御手段が、前記コロナ放電器による
放電動作が終了した後に、前記清掃手段を作動させて前
記コロナ放電器を清掃させることを特徴とするものであ
る。また、請求項4記載の発明に係る画像形成装置は、
請求項1〜3を前提にして、前記コロナ放電器の清掃動
作中に前記外部情報機器からの画像データの受信が終了
した場合、その時点で清掃動作を中断し、データ受信終
了時における清掃部材の停止位置に対して、コロナ放電
器の両端部うち近い方に清掃部材を移動させ、移動終了
後、受信したデータの画像形成動作を開始するようにな
したことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項5記載の発明に係る画像形成
装置は、請求項1〜3を前提にして、前記コロナ放電器
の清掃動作中に前記外部情報機器からの画像データの受
信が終了した場合、その時点で清掃動作を中断し、送ら
れてきたデータの画像領域の両端部のうち、データ受信
終了時における清掃部材の停止位置に対して、コロナ放
電器の両端部うち近い方の画像領域外に清掃部材を移動
させ、移動終了後、受信したデータの画像形成動作を開
始するようになしたことを特徴とするものである。ま
た、請求項6記載の発明に係る画像形成装置は、請求項
1〜5を前提にして、画像形成動作を開始してから所定
時間(T1)が経過した後に放電を開始するコロナ放電
器の清掃動作中に、前記外部情報機器からのデータの受
信が終了した場合、その時点から清掃終了までに必要な
時間(T2)及び、その時点での清掃部材の位置から当
該コロナ放電器の両端部のうちの近い方まで清掃部材を
移動させるのに必要な時間(T3)を求め、T1>T2
の場合には、直ちに画像形成動作を開始し、当該コロナ
放電器の放電開始までに清掃動作を終了させ、T1<T
2かつT1>T3の場合には清掃動作を中断し、清掃部
材をコロナ放電器の両端部のうちの近い方に移動を開始
すると同時に画像形成動作も開始し、T1<T2かつT
1<T3の場合には清掃動作を中断し、清掃部材をコロ
ナ放電器の両端部のうちの近い方に移動を開始し、T3
−T1時間後に画像形成動作を開始するようになしたこ
とを特徴とするものである。また、請求項7記載の発明
に係る画像形成装置は、請求項1〜5を前提にして、画
像形成動作を開始してから所定時間(T1)が経過した
後に放電を開始するコロナ放電器の清掃動作中に、前記
外部情報機器からのデータの受信が終了した場合、その
時点から清掃終了までに必要な時間(T2)及び、その
時点での清掃部材の位置から送られてきたデータの画像
領域の両端部のうちの近い方の画像領域外まで清掃部材
を移動させるのに必要な時間(T3)を求め、T1>T
2の場合には、直ちに画像形成動作を開始し、当該コロ
ナ放電器の放電開始までに清掃動作を終了させ、T1<
T2かつT1>T3の場合には清掃動作を中断し、清掃
部材を送られてきた画像データの両端部のうちの近い方
の画像領域外に移動を開始すると同時に画像形成動作も
開始し、T1<T2かつT1<T3の場合には清掃動作
を中断し、清掃部材を送られてきた画像データの両端部
のうちの近い方の画像領域外に移動を開始し、T3−T
1時間後に画像形成動作を開始するようになしたことを
特徴とするものである。また、請求項8記載の発明に係
る画像形成装置は、請求項1〜7を前提にして、前回の
清掃からの経過時間を計測するための測定手段を備え、
該計測手段により計測された経過時間が所定の時間に達
した後、前記受信手段による画像データの受信中に、前
記清掃手段を作動させて清掃を行わせることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された請求項1記載の画像形
成装置は、コンピュータなどの外部情報端末から送信さ
れる画像データを受信手段により受信中に、清掃制御手
段が清掃手段を作動させてコロナ放電器を清掃するた
め、コロナ放電器の清掃のために画像形成動作に必要な
所要時間が長くなってしまうことがなく、また、長い間
待機状態に保たれても、画像データを受信し画像形成動
作に入る前には必ずコロナ放電器の清掃を行うため、コ
ロナ放電器を構成する被清掃部が、トナー、紙粉又はほ
こり等の蓄積で汚れることによる放電むら等の発生を防
止して高品質の画像を形成することができる。請求項2
記載の画像形成装置は、外部情報機器から送信される画
像データを受信手段により受信中に、清掃制御手段が清
掃手段を作動させて、コロナ放電器の構成要素のうちト
ナー、紙粉又はほこり等が最も蓄積しやすい放電ワイ
ヤ、グリッド電極、ケーシング等を清掃するので、これ
らの要素が汚れることによる放電むら等の発生をより効
果的に防止して高品質の画像を形成することができる。
【0008】請求項3記載の画像形成装置は、コロナ放
電器による放電動作が終了した後に、清掃制御手段が清
掃手段を作動させてコロナ放電器を清掃するため、コロ
ナ放電器の清掃を画像形成の動作を妨げることなく行う
ことができる。請求項4記載の画像形成装置は、コロナ
放電器の清掃動作中に、前記外部情報機器からのデータ
受信(あるいは送信)が終了した場合、その時点で清掃
動作を中断し、データ受信終了時における清掃部材(あ
るいはその支持部材)の停止位置に対して、コロナ放電
器の両端部(あるいは清掃部材の両方の移動限界位置)
のうち近い方に清掃部材を移動させ、移動終了後、受信
したデータの画像形成動作を始めるので、コロナ放電器
の清掃動作中にデータ受信が終了してしまった場合で
も、その次の画像形成動作を素早く開始することができ
る。
【0009】請求項5記載の画像形成装置は、コロナ放
電器の清掃動作中に前記外部情報機器からの画像データ
の受信(あるいは送信)が終了した場合、その時点で清
掃動作を中断し、送られてきたデータの画像領域の両端
部のうち、データ受信終了時における清掃部材(あるい
はその支持部材)の停止位置に対して、コロナ放電器の
両端部うち近い方の画像領域外に清掃部材を移動させ、
移動終了後、受信したデータの画像形成動作を始めるの
で、コロナ放電器の清掃動作中にデータ受信が終了して
しまった場合でも、その次の画像形成動作を素早く開始
することができる。請求項6記載の画像形成装置は、画
像形成動作を開始してから所定時間(T1)が経過した
後に放電を開始するコロナ放電器の清掃動作中に、前記
外部情報機器からのデータの受信が終了した場合、その
時点から清掃終了までに必要な時間(T2)及び、その
時点での清掃部材の位置から当該コロナ放電器の両端部
のうちの近い方まで清掃部材を移動させるのに必要な時
間(T3)を求め、T1>T2の場合には、直ちに画像
形成動作を開始し、当該コロナ放電器の放電開始までに
清掃動作を終了させ、T1<T2かつT1>T3の場合
には清掃動作を中断し、清掃部材をコロナ放電器の両端
部のうちの近い方に移動を開始すると同時に画像形成動
作も開始し、T1<T2かつT1<T3の場合には清掃
動作を中断し、清掃部材をコロナ放電器の両端部のうち
の近い方に移動を開始し、T3−T1時間後に画像形成
動作を開始するので、画像形成動作開始からコロナ放電
器の放電開始までの時間を有効に利用してコロナ放電器
の清掃を行うことができ、さらに効率的に次の画像形成
動作を素早く開始することができる。
【0010】請求項7記載の画像形成装置は、画像形成
動作を開始してから所定時間(T1)が経過した後に放
電を開始するコロナ放電器の清掃動作中に、前記外部情
報機器からのデータの受信が終了した場合、その時点か
ら清掃終了までに必要な時間(T2)及び、その時点で
の清掃部材の位置から送られてきたデータの画像領域の
両端部のうちの近い方の画像領域外まで清掃部材を移動
させるのに必要な時間(T3)を求め、T1>T2の場
合には、直ちに画像形成動作を開始し、当該コロナ放電
器の放電開始までに清掃動作を終了させ、T1<T2か
つT1>T3の場合には清掃動作を中断し、清掃部材を
送られてきた画像データの両端部のうちの近い方の画像
領域外に移動を開始すると同時に画像形成動作も開始
し、T1<T2かつT1<T3の場合には清掃動作を中
断し、清掃部材を送られてきた画像データの両端部のう
ちの近い方の画像領域外に移動を開始し、T3−T1時
間後に画像形成動作を開始するので、画像形成動作開始
からコロナ放電器の放電開始までの時間を有効に利用し
てコロナ放電器の清掃を行うことができ、さらに効率的
に次の画像形成動作を素早く開始することができる。請
求項8記載の画像形成装置は、測定手段で計測される前
回の清掃からの経過時間が所定の時間に達するまでは、
受信手段により画像データを受信しても、コロナ放電器
の清掃を行わないので、コロナ放電器の清掃のために画
像形成動作に必要な所要時間が長くなってしまうことが
なく、またコロナ放電器の清掃を必要以上に頻繁に行わ
ないようにできるため清掃部材の劣化を最小限に抑え効
率よく洗浄を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の画像形成装
置の主要部の構成を示す図である。この画像形成装置は
ホストコンピュータ3から送られてくる画像データを受
信してその画像データの画像を形成する電子写真方式の
プリンタであり、ホストコンピュータ3からのデータを
受信する受信手段4と、受信したデータに応じて各部を
制御する制御手段5とを有している。図1において、1
0は感光体ドラムであり、感光体ドラム10は水平軸線
周りに回転可能に支持され、図示しない駆動手段によっ
て図示の矢印A方向に回転駆動されるようになってい
る。この感光体ドラム10の周囲には作像プロセス順
に、帯電手段としての第1のコロナ放電器1、露光手段
11、現像手段12、転写手段としての第2のコロナ放
電器101、用紙分離手段としての第3のコロナ放電器
1001、及びクリーニングユニット15が配設されて
いる。第1のコロナ放電器1は、感光体ドラム10の軸
方向に沿って平行に張られた2本の放電ワイヤ1aを有
し、両放電ワイヤ1aに所定のバイアス電圧が印加され
ることによって感光体ドラム10の表面を均一に帯電さ
せる。露光手段11は、制御手段5の制御の下で、図示
しないレーザー光源の発光と感光体ドラム10の回転等
とのタイミングを合わせなかせら、第1のコロナ放電器
1によって帯電された感光体ドラム10の表面10aを
露光して静電潜像を形成する。現像手段12は、露光手
段11によって感光体ドラム10の表面10aに形成さ
れた静電潜像を顕像化してトナー像を形成する。
【0012】第2のコロナ放電器101は、感光体ドラ
ム10の軸方向に沿って張られた放電ワイヤ101aに
所定のバイアイス電圧が印加される転写器であって、現
像手段12によって感光体ドラム10の表面10aに形
成されたトナー像を、感光体ドラム10の回転と同期し
て給紙手段13から搬送されてくる転写紙Pに転写す
る。第3のコロナ放電器1001は、感光体ドラム10
の軸方向に沿って張られた放電ワイヤ1001aに所定
のバイアイス電圧が印加される分離器であって、トナー
像が転写された転写紙Pを、感光体ドラム10の表面1
0aから分離する。そして、第3のコロナ放電器100
1によって感光体ドラム10の表面10aから分離され
た転写紙Pは、定着器14によって加圧しながら加熱さ
れて定着して、図示しない排紙手段によって排紙されて
収納されるようになっている。他方、トナー像を転写紙
Pに転写されず感光体ドラム10の表面10aに付着し
て残留した残留トナーは、クリーニングユニット15に
よって掻き落される。
【0013】図2は、図1の画像形成装置の第1のコロ
ナ放電器を下方から見た部分破断図である。図2におい
て1cは第1のコロナ放電器1のケーシングである。ケ
ーシング1cは断面コ字形に形成され下方に開口部1d
を有している。ケーシング1cの両端にはエンドブロッ
ク1e、1fがそれぞれ設けられている。そして、ケー
シング1cの内部には、両エンドブロック1e、1fに
両端部を支持させて上記2本の放電ワイヤ1aが張設さ
れ、開口部1dにはグリッド電極1bが設けられてい
る。さらに、ケーシング1c内には、放電ワイヤ1aを
清掃するための清掃部材2、グリッド電極1bを清掃す
るための清掃部材20(図1参照)、及びケーシング1
cの内面を清掃するための清掃部材200が設けられて
いる。これら清掃部材2、20及び200は、モルトプ
レーン等の材料からなるクリーニンクパッドであり、清
掃部材2は放電ワイヤ1aに、清掃部材20はグリッド
電極1bに、清掃部材200はケーシング1cにそれぞ
れ当接するようにして支持部材2aに固定されている。
支持部材2aは、ケーシング1c内に摺動自在に設けら
れており、移動手段6を作動させることにより放電ワイ
ヤ1aの張設方向に往復移動できるようになっている。
【0014】移動手段6は、支持部材2aに固定部材2
bで固定された無端の駆動ワイヤ6aと、両エンドブロ
ック1e、1fにそれぞれ設けられ駆動ワイヤ6aが巻
き掛けられた一対のプーリ6b、6cと、一方のプーリ
6bの軸に固着されたホイル6dと、ホイル6dに噛み
合うウォーム6eと、そのウォーム6eを回転駆動する
駆動モータ6fとからなる。駆動モータ6fは、前記制
御手段5によって駆動制御される。また、駆動モータ6
fには、前回モータの駆動を停止させてからの経過を計
測するための計測手段7が接続されている。移動手段6
は、駆動モータ6fを正転駆動すると、支持部材2aを
一方(左側)のエンドブロック1eに当接したホームポ
ジションから他方(右側)のエンドブロック1fへ至る
徃動作を行って、支持部材2aを図示の矢印B方向に移
動させる。また、駆動モータ6fを逆転駆動すると、支
持部材2aをホームポジション側へ戻る復動作を行っ
て、支持部材2aを図示の矢印B方向と逆方向に移動さ
せる。そして、上記のように支持部材2aが往復移動す
る際、支持部材2aに設けられた清掃手段2が放電ワイ
ヤ1aに、清掃手段20がグリッド電極1bに、清掃手
段200がケーシング1cにそれぞれ当接しながら摺動
して、放電ワイヤ1a、グリッド電極1b、及びケーシ
ング1cに付着したトナー、紙粉又はほこり等の汚れを
清掃するようになっている。
【0015】また、図1に示すように、前記第2のコロ
ナ放電器101及び前記第3のコロナ放電器1001に
も、清掃手段がそれぞれ設けられている。第2のコロナ
放電器101の清掃手段は、放電ワイヤ101aに当設
して摺動する清掃部材2000と、これを往復移動させ
る移動手段60と、移動手段60を構成する図示しない
駆動モータに接続された計測手段70とからなる。そし
て、清掃手段2000は、前記制御手段5の制御の下
で、前記第1のコロナ放電器1の清掃と同じか又は異な
るタイミングで作動し、放電ワイヤ101aの清掃を行
う。第3のコロナ放電器1001の清掃手段は、放電ワ
イヤ1001aに当設して摺動する清掃部材20000
と、これを往復移動させる移動手段600と、移動手段
600を構成する図示しない駆動モータに接続された計
測手段700とからなる。そして、清掃手段20000
は、前記制御手段5の制御の下で、前記第1及び第2の
コロナ放電器1、101の清掃と同じか又は異なるタイ
ミングで作動し、放電ワイヤ1001aの清掃を行う。
前記制御手段5には、いくつかの動作モードが予め設定
されており、モードの設定に応じて上記第1〜第3のコ
ロナ放電器1、101、1001に設けられた清掃手段
を駆動制御して清掃動作を行わせる。動作モードの選択
は図示しないモード選択スイッチを切り換えることによ
って行えるようになっている。
【0016】次に、この実施の形態の動作について図3
〜図6のフローチャートに従って説明する。なお、ここ
では、第1のコロナ放電器1に設けられた清掃手段によ
る清掃動作を例にとり説明するが、第2、第3のコロナ
放電器101、1001における清掃動作もほぼ同様で
ある。
【0017】図3はこの実施の形態の第1の動作モード
における動作内容を示すフローチャートである。この第
1の動作モードでは、先ず、受信手段4がホストコンピ
ュータ3からの画像データを受信しているかどうかを確
認し、画像データの受信が確認されれば(S1でYE
S)、駆動モータ6fの電源をONし(S2)、移動手
段6を作動させて支持部材2aを往復移動させる。これ
により、清掃部材2が放電ワイヤ1aに、清掃部材20
がグリッド電極1bに、清掃部材200がケーシング1
cの内面にそれぞれ当接しながら摺動し、それぞれの箇
所に付着したトナー、紙粉又はほこり等の汚れをて自動
清掃が行われる(S3)。そして、支持部材2aが所定
回数往復動作してホームポジション側へ戻ったら駆動モ
ータ6fの電源をオフし清掃を終了する(S4)。上記
のように第1の動作モードでは、ホストコンピュータ3
からの画像データの受信中にコロナ放電器1(101、
1001)を清掃するので、コロナ放電器1の清掃のた
めに画像形成動作に必要な所要時間が長くなってしまう
ことがない。また、長い間待機状態に保たれても、画像
データを受信し画像形成動作に入る前には必ずコロナ放
電器1(101、1001)の清掃が行なわれるため、
コロナ放電器1を構成する被清掃部が、トナー、紙粉又
はほこり等の蓄積で汚れることによる放電むら等の発生
を防止して高品質の画像を形成することができる。もち
ろん、画像データ受信中以外にも、電源投入時や、ジャ
ム処理後などにも各コロナ放電器を清掃することは可能
である。また、原稿画像を読み取って複写する通常の複
写モードのときには、画像データの受信が行なわれなく
とも各コロナ放電器を清掃する必要があることはいうま
でもない。
【0018】図4はこの実施の形態の第2の動作モード
における動作内容を示すフローチャートである。この第
2の動作モードでは、先ず、受信手段4がホストコンピ
ュータ3からの画像データを受信しているかどうかをチ
ェックし、画像データの受信が確認されれば(S11で
YES)、更に、計測手段7の計測値により前回清掃を
行ってから所定時間Tが経過したかどうかを確認する
(S12)。そして、所定時間Tが経過したと判断され
れば(S12でYES)、駆動モータ6fの電源をON
する(S13)。すなわち、このモードでは、ホストコ
ンピュータ3からの画像データを受信中であっても、前
回の清掃から所定時間Tを経過していなければ自動清掃
しないが、前回の清掃から所定時間Tを経過していれば
自動清掃を開始する(S14)。そして、支持部材2a
が所定回数往復動作してホームポジション側へ戻ったら
駆動モータ6fの電源をオフし清掃を終了する(S1
5)。上記のように第2の動作モードでは、画像データ
受信中であっても、前回の清掃からの経過時間Tが所定
の時間に達するまでは、コロナ放電器1(101、10
01)の清掃を行わないので、コロナ放電器の清掃のた
めに画像形成動作に必要な所要時間が長くなってしまう
ことがない。また、コロナ放電器1の清掃を必要以上に
頻繁に行わないようにできるため、第1の動作モードの
場合よりも清掃部材の劣化を抑え効率よく洗浄を行うこ
とができる。
【0019】図5はこの実施の形態の第3の動作モード
における動作内容を示すフローチャートである。この第
3の動作モードでは、先ず、受信手段4がホストコンピ
ュータ3からの画像データを受信しているかどうかをチ
ェックし、画像データの受信が確認されれば(S101
でYES)、更に、コロナ放電器1の放電が終了したか
どうかを確認する(S102)。そして、放電終了した
と判断されれば(S102でYES)、駆動モータ6f
の電源をONする(S103)。すなわち、このモード
では、ホストコンピュータ3からの画像データを受信中
であっても、コロナ放電器1の放電動作が終了していな
ければ自動清掃は行わず、放電動作が終了していれば自
動清掃を開始する(S104)。そして、支持部材2a
が所定回数往復動作してホームポジション側へ戻ったら
駆動モータ6fの電源をオフし清掃を終了する(S10
5)。上記のように第3の動作モードでは、画像データ
受信中であっても、コロナ放電器1の放電が終了したと
判断されるまでは、コロナ放電器1(101、100
1)の清掃を行わないので、コロナ放電器の清掃のため
に画像形成動作に必要な所要時間が長くなってしまうこ
とがなく、また、コロナ放電器1の清掃を画像形成の動
作を妨げることなく行うことができる。
【0020】図6はこの実施の形態の第4の動作モード
における動作内容を示すフローチャートである。この第
4の動作モードでは、先ず、受信手段4がホストコンピ
ュータ3からの画像データを受信しているかどうかをチ
ェックし、画像データの受信が確認されれば(S100
1でYES)、更に、計測手段7の計測値により前回清
掃を行ってから所定時間Tが経過したかどうかを確認す
る(S1002)。そして、所定時間Tが経過したと判
断されれば(S1002でYES)、更に、コロナ放電
器1の放電が終了したかどうかを確認する(S100
3)。そして、放電終了したと判断されれば(S100
3でYES)、駆動モータ6fの電源をONする(S1
004)。すなわち、このモードでは、ホストコンピュ
ータ3からの画像データを受信中であっても、前回清掃
を行ってから所定時間Tが経過し、更にコロナ放電器1
の放電動作が終了しなければ自動清掃は行わず、これら
の条件が成立すれば自動清掃を行う(S1005)。そ
して、支持部材2aが所定回数往復動作してホームポジ
ション側へ戻ったら駆動モータ6fの電源をオフし清掃
を終了する(S1006)。上記のように第4の動作モ
ードでは、画像データ受信中であっても、前回の清掃か
らの所定時間Tが経過し、且つコロナ放電器1の放電が
終了したと判断されるまでは、コロナ放電器1(10
1、1001)の清掃を行わないので、コロナ放電器の
清掃のために画像形成動作に必要な所要時間が長くなっ
てしまうことがなく、コロナ放電器の清掃を必要以上に
頻繁に行わなず、しかも画像形成の動作を妨げることな
く行うことができる。なお、コロナ放電器1の清掃動作
中に、ホストコンピュータからのデータ送信が終了した
場合、清掃動作を完了させ、その後で画像形成動作を行
うようにすればよい。
【0021】さらに、以下のような方法も採ることがで
きる。すなわち、コロナ放電器1の清掃動作中に、ホス
トコンピュータからのデータ送信が終了した場合、その
時点で清掃動作を中断し、データ送信終了時における清
掃部材2、20、200を支持して移動する支持部材2
aの停止位置Cに対して、支持部材2aの両方の移動限
界位置A、Bのうち近い方に支持部材2aを移動させ、
移動終了後、受信したデータの画像形成動作を始める。
例えば、図7の例では、データ送信終了時における支持
部材2aの停止位置Cが右側の移動限界位置Bより左側
の移動限界位置Aに近いので、支持部材2aを左側の移
動限界位置Aに移動させてデータの画像形成動作を始め
る。そして、コロナ放電器1の放電終了後に、支持部材
2aを定位置(待機位置に)移動すればよい。このよう
にすることによって、コロナ放電器1(101、100
1)の清掃動作中にデータ送信が終了してしまった場合
でも、その次の画像形成動作を素早く開始することがで
きる。(請求項4に該当) また、コロナ放電器1の清掃動作中に、ホストコンピュ
ータからのデータ送信が終了した場合、その時点で清掃
動作を中断し、送られてきたデータの画像領域の両端部
のうち、データ送信終了時における支持部材2aの停止
位置に対して近い方の画像領域外に支持部材2aを移動
させ、移動終了後、受信したデータの画像形成動作を始
めるという方法も有効である。この場合の動作を図8を
用いて説明する。例えば、この画像形成装置の最大通紙
可能サイズをA3縦とし、B4縦のデータを受信中と仮
定すると、図中に示す感光体ドラム10のハッチングを
施した部分は画像領域外となり、ここの部分のコロナ放
電器1の放電は均一でなくともよい。そこで、両側の画
像領域外の領域うち支持部材2aの停止位置から近い方
に支持部材2aを移動させることにより、支持部材2a
の停止位置によっては、その次の画像形成動作を素早く
開始することができる。ただし、清掃部材2、20、2
00が画像領域の直近にあると、画像領域内の放電に影
響を与えるおそれがあるので、清掃部材2、20、20
0が画像領域との境界よりもある一定の距離以上外側に
位置するように支持部材2aの停止位置を設定する必要
がある。この、一定の距離の値は、コロナ放電器1の構
成(ワイヤハイト等)、放電条件(放電電流値等)によ
って異なる。(請求項5に該当) また、転写器用のコロナ放電器101のように、画像形
成動作開始と同時(あるいは直後)に放電しない(ある
いはする必要のない)コロナ放電器の場合、すなわち、
画像形成動作を開始してから所定時間経過後に放電を開
始するコロナ放電器の場合には、さらに時間を有効に利
用することができる。この場合の作像プロセス(感光体
ドラム周りのみ)を簡単に説明すると、画像形成動作開
始と同時に感光体ドラム10の回転、帯電動作を開始
し、帯電領域が露光位置を過ぎてから、露光が開始され
(潜像形成)、さらに潜像が現像位置に達してから現像
が始まり(現像像形成)、その次に現像像が転写位置に
達してから転写が開始される。すなわちこの段階までは
放電は行われないわけであり、画像形成動作が開始され
てから放電が開始されるまでの時間(T1)の間にコロ
ナ放電器の清掃を行えばよい。この場合のタイミングチ
ャートを図9に示す。(請求項6に該当) また、上述した転写器用のコロナ放電器101のよう
に、画像形成動作を開始してから所定時間経過後(T
1)に放電を開始するコロナ放電器の場合には、コロナ
放電器の清掃動作中に、ホストコンピュータからのデー
タ送信が終了した場合、その時点から清掃終了までに必
要な時間(T2)及び、その時点での清掃部材(第2の
コロナ放電器101では清掃部材2000)の位置から
両移動限界位置(A、B)のうちの近い方(あるいは画
像領域両端部のうちの近い方の画像領域外)まで清掃部
材を移動させるのに必要な時間(T3)を求め、T1>
T2の場合には、すぐに画像形成動作を開始し、そのコ
ロナ放電器の放電開始までに清掃動作を終了させ、T1
<T2かつT1>T3の場合には清掃動作を中断し、清
掃部材を両移動限界位置(A、B)のうちの近い方(あ
るいは画像領域両端部のうちの近い方の画像領域外)に
移動を開始すると同時に画像形成動作も開始し、T1<
T2かつT1<T3の場合には清掃動作を中断し、清掃
部材を両移動限界位置(A、B)のうちの近い方(ある
いは画像領域両端部のうちの近い方の画像領域外)の画
像領域外に移動を開始し、T3−T1時間後に画像形成
動作を開始すれば、画像形成動作開始からそのコロナ帯
電器の放電開始までの時間を有効に利用して、さらに効
率的に次の画像形成動作を素早く開始することができ
る。(請求項7に該当) また、あまり頻繁に清掃を行っても、効果は少なく、逆
に清掃部材の劣化を早めるといった副作用も考えられる
ので、前回の清掃時からの経過時間をカウントする手段
を設け、それが予め決められた値よりも大きい場合にの
み清掃するといった方法も有効である。(請求項8に該
当)
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下のよう
な優れた効果を発揮する。請求項1記載の発明に係る画
像形成装置は、外部情報端末から送信される画像データ
を受信手段により受信中に、清掃制御手段が清掃手段を
作動させてコロナ放電器を清掃するため、コロナ放電器
の清掃のために画像形成動作に必要な所要時間が長くな
ってしまうことがなく、また、長い間待機状態に保たれ
ても、画像データを受信し画像形成動作に入る前には必
ずコロナ放電器の清掃を行うため、コロナ放電器を構成
する被清掃部が、トナー、紙粉又はほこり等の蓄積で汚
れることによる放電むら等の発生を防止して高品質の画
像を形成することができる。請求項2記載の発明に係る
画像形成装置は、外部情報機器から送信される画像デー
タを受信手段により受信中に、清掃制御手段が清掃手段
を作動させて、コロナ放電器の構成要素のうちトナー、
紙粉又はほこり等が最も蓄積しやすい放電ワイヤ、グリ
ッド電極、ケーシング等を清掃するので、これらの要素
が汚れることによる放電むら等の発生をより効果的に防
止して高品質の画像を形成することができる。
【0023】請求項3記載の発明に係る画像形成装置
は、コロナ放電器による放電動作が終了した後に、清掃
制御手段が清掃手段を作動させてコロナ放電器を清掃す
るため、コロナ放電器の清掃を画像形成の動作を妨げる
ことなく行うことができる。請求項4記載の発明に係る
画像形成装置は、コロナ放電器の清掃動作中に、前記外
部情報機器からのデータ受信が終了した場合、その時点
で清掃動作を中断し、データ受信終了時における清掃部
材の停止位置に対して、コロナ放電器の両端部のうち近
い方に清掃部材を移動させ、移動終了後、受信したデー
タの画像形成動作を始めるので、コロナ放電器の清掃動
作中にデータ受信が終了してしまった場合でも、その次
の画像形成動作を素早く開始することができる。
【0024】請求項5記載の発明に係る画像形成装置
は、コロナ放電器の清掃動作中に前記外部情報機器から
の画像データの受信が終了した場合、その時点で清掃動
作を中断し、送られてきたデータの画像領域の両端部の
うち、データ受信終了時における清掃部材の停止位置に
対して、コロナ放電器の両端部うち近い方の画像領域外
に清掃部材を移動させ、移動終了後、受信したデータの
画像形成動作を始めるので、コロナ放電器の清掃動作中
にデータ受信が終了してしまった場合でも、その次の画
像形成動作を素早く開始することができる。
【0025】請求項6記載の発明に係る画像形成装置
は、画像形成動作を開始してから所定時間(T1)が経
過した後に放電を開始するコロナ放電器の清掃動作中
に、前記外部情報機器からのデータの受信が終了した場
合、その時点から清掃終了までに必要な時間(T2)及
び、その時点での清掃部材の位置から当該コロナ放電器
の両端部のうちの近い方まで清掃部材を移動させるのに
必要な時間(T3)を求め、T1>T2の場合には、直
ちに画像形成動作を開始し、当該コロナ放電器の放電開
始までに清掃動作を終了させ、T1<T2かつT1>T
3の場合には清掃動作を中断し、清掃部材をコロナ放電
器の両端部のうちの近い方に移動を開始すると同時に画
像形成動作も開始し、T1<T2かつT1<T3の場合
には清掃動作を中断し、清掃部材をコロナ放電器の両端
部のうちの近い方に移動を開始し、T3−T1時間後に
画像形成動作を開始するので、画像形成動作開始からコ
ロナ放電器の放電開始までの時間を有効に利用してコロ
ナ放電器の清掃を行うことができ、さらに効率的に次の
画像形成動作を素早く開始することができる。
【0026】請求項7記載の発明に係る画像形成装置
は、画像形成動作を開始してから所定時間(T1)が経
過した後に放電を開始するコロナ放電器の清掃動作中
に、前記外部情報機器からのデータの受信が終了した場
合、その時点から清掃終了までに必要な時間(T2)及
び、その時点での清掃部材の位置から送られてきたデー
タの画像領域の両端部のうちの近い方の画像領域外まで
清掃部材を移動させるのに必要な時間(T3)を求め、
T1>T2の場合には、直ちに画像形成動作を開始し、
当該コロナ放電器の放電開始までに清掃動作を終了さ
せ、T1<T2かつT1>T3の場合には清掃動作を中
断し、清掃部材を送られてきた画像データの両端部のう
ちの近い方の画像領域外に移動を開始すると同時に画像
形成動作も開始し、T1<T2かつT1<T3の場合に
は清掃動作を中断し、清掃部材を送られてきた画像デー
タの両端部のうちの近い方の画像領域外に移動を開始
し、T3−T1時間後に画像形成動作を開始するので、
画像形成動作開始からコロナ放電器の放電開始までの時
間を有効に利用してコロナ放電器の清掃を行うことがで
き、さらに効率的に次の画像形成動作を素早く開始する
ことができる。請求項8記載の発明に係る画像形成装置
は、受信手段により画像データを受信しても、前回の清
掃から所定時間経過するまでは、コロナ放電器の清掃を
行わないので、コロナ放電器の清掃のために画像形成動
作に必要な所要時間が長くなってしまうことがなく、ま
たコロナ放電器の清掃を必要以上に頻繁に行わないよう
にできるため清掃部材の劣化を最小限に抑え効率よく洗
浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の主要部の構成を示す図
である。
【図2】図1の画像形成装置の第1のコロナ放電器を下
方から見た部分破断図である。
【図3】本発明の実施の形態の第1の動作モードにおけ
る動作内容を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態の第2の動作モードにおけ
る動作内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態の第3の動作モードにおけ
る動作内容を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の第4の動作モードにおけ
る動作内容を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の別の動作モードにおける
清掃部材の退避動作の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の更に別の動作モードにお
ける清掃部材の退避動作の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の更に別の動作モードの説
明に用いた作像プロセスのタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 コロナ放電器、1a 放電ワイヤ(被清掃部材)、
1b グリッド電極(被清掃部材)、1c ケーシング
(被清掃部材)、1d 開口部、2 清掃部材、2a
支持部材、2b 固定部材、3 ホストコンピュータ
(外部情報機器)、4 受信手段、5 制御手段、6
移動手段、6a 駆動ワイヤ、6f 駆動モータ、7
計測手段、10 感光体ドラム、11 露光手段、12
現像手段、13 給紙手段、14 定着器、15 ク
リーニングユニット、20 清掃部材、60 移動手
段、70 計測手段、101 第2のコロナ放電器、1
01a放電ワイヤ、200 清掃部材、600 移動手
段、700 計測手段、1001 第3のコロナ放電
器、1001a 放電ワイヤ、2000 清掃手段、2
0000 清掃手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部情報機器から送信される画像データ
    を受信してその画像データの画像を形成する画像形成装
    置において、 コロナ放電器と、該コロナ放電器を清掃するための清掃
    手段と、前記外部情報機器から送信される画像データを
    受信する受信手段と、該受信手段による画像データの受
    信中に前記清掃手段を作動させて清掃を行わせる清掃制
    御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記コロナ放電器の被清掃部は、放電ワ
    イヤ、グリッド電極、ケーシングうちのいずれかである
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃制御手段は、前記コロナ放電器
    による放電動作が終了した後に、前記清掃手段を作動さ
    せて前記コロナ放電器を清掃することを特徴とする請求
    項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記コロナ放電器の清掃動作中に前記外
    部情報機器からの画像データの受信が終了した場合、そ
    の時点で清掃動作を中断し、データ受信終了時における
    清掃部材の停止位置に対して、コロナ放電器の両端部う
    ち近い方に清掃部材を移動させ、移動終了後、受信した
    データの画像形成動作を開始することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記コロナ放電器の清掃動作中に前記外
    部情報機器からの画像データの受信が終了した場合、そ
    の時点で清掃動作を中断し、送られてきたデータの画像
    領域の両端部のうち、データ受信終了時における清掃部
    材の停止位置に対して、コロナ放電器の両端部うち近い
    方の画像領域外に清掃部材を移動させ、移動終了後、受
    信したデータの画像形成動作を開始するようになしたこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 画像形成動作を開始してから所定時間
    (T1)が経過した後に放電を開始するコロナ放電器の
    清掃動作中に、前記外部情報機器からのデータの受信が
    終了した場合、その時点から清掃終了までに必要な時間
    (T2)及び、その時点での清掃部材の位置から当該コ
    ロナ放電器の両端部のうちの近い方まで清掃部材を移動
    させるのに必要な時間(T3)を求め、T1>T2の場
    合には、直ちに画像形成動作を開始し、当該コロナ放電
    器の放電開始までに清掃動作を終了させ、T1<T2か
    つT1>T3の場合には清掃動作を中断し、清掃部材を
    コロナ放電器の両端部のうちの近い方に移動を開始する
    と同時に画像形成動作も開始し、T1<T2かつT1<
    T3の場合には清掃動作を中断し、清掃部材をコロナ放
    電器の両端部のうちの近い方に移動を開始し、T3−T
    1時間後に画像形成動作を開始するようになしたことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 画像形成動作を開始してから所定時間
    (T1)が経過した後に放電を開始するコロナ放電器の
    清掃動作中に、前記外部情報機器からのデータの受信が
    終了した場合、その時点から清掃終了までに必要な時間
    (T2)及び、その時点での清掃部材の位置から送られ
    てきたデータの画像領域の両端部のうちの近い方の画像
    領域外まで清掃部材を移動させるのに必要な時間(T
    3)を求め、T1>T2の場合には、直ちに画像形成動
    作を開始し、当該コロナ放電器の放電開始までに清掃動
    作を終了させ、T1<T2かつT1>T3の場合には清
    掃動作を中断し、清掃部材を送られてきた画像データの
    両端部のうちの近い方の画像領域外に移動を開始すると
    同時に画像形成動作も開始し、T1<T2かつT1<T
    3の場合には清掃動作を中断し、清掃部材を送られてき
    た画像データの両端部のうちの近い方の画像領域外に移
    動を開始し、T3−T1時間後に画像形成動作を開始す
    るようになしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記清掃制御手段は、前回の清掃からの
    経過時間を計測するための測定手段を備え、該計測手段
    により計測された経過時間が所定の時間に達した後、前
    記受信手段による画像データの受信中に、前記清掃手段
    を作動させて清掃を行わせることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
JP23734096A 1996-03-27 1996-08-20 画像形成装置 Pending JPH09319192A (ja)

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JP9767296 1996-03-27
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151121A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012008266A (ja) * 2010-06-23 2012-01-12 Fuji Xerox Co Ltd 清掃システム、画像形成装置
JP2013190454A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Sharp Corp 画像形成装置
DE19954443B4 (de) * 1999-02-04 2017-03-23 Fuji Xerox Co., Ltd. Automatisches Reinigungsverfahren für Elektrifizerer und Bilderzeugungsgerät

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