JP2013190454A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃部材による清掃後に放電部材に付着した付着物による帯電ムラに起因する画質の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】画像形成装置100は、それぞれが鋸歯状電極51を有する帯電器5A〜5D、鋸歯状電極51の表面を清掃パッド532で圧接して清掃する清掃部材52を備え、CPU210によって各機能部を制御する。CPU210は、操作部200によって清掃指示の入力操作を受け付けると、所定回数の間、ホームポジションP又はリターンポジションQの一方から他方へ清掃パッド532を往復移動させる。そして、CPU210は、所定時間の間、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加するよう電源部58を制御する。この際、CPU210は、感光体ドラム12A〜12Dを回転させた状態で、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加する。
【選択図】 図9

Description

この発明は、コロナ放電によって像担持体を帯電させる帯電器を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、コロナ放電を行う帯電器によって像担持体の表面を帯電させるものがある。帯電器は、像担持体の表面に対向配置されており、電子を放電する長尺状の放電部材を備える。放電部材の一部に絶縁体であるトナーや紙粉等の付着物が付着すると、付着物の付着箇所から電子が放電され難くなり、像担持体の表面を均一に帯電させることができず、帯電ムラが生じる。帯電ムラが生じると、露光、現像等の後工程に影響し、結果として印刷濃度が不均一となり、画質が劣化する。
そこで、放電部材に付着した付着物を除去するために、放電部材の表面に清掃部材を当接させた状態で、放電部材の長手方向に沿って放電部材の一端部から他端部まで清掃部材を移動させて、放電部材を清掃するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−008319号公報
しかしながら、清掃部材による清掃では、放電部材に付着した付着物を完全に除去できず、放電部材に付着物が残留することがある。付着物が放電部材に残留すると、帯電ムラが生じる。
この発明の目的は、清掃部材による清掃後に放電部材に付着した付着物による帯電ムラに起因する画質の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することである。
この発明の画像形成装置は、帯電器、清掃部材、及び制御部を備え、電子写真方式の画像形成処理を行う。帯電器は、長尺状の放電部材を有する。清掃部材は、放電部材の表面を清掃する。制御部は、清掃部材による放電部材の清掃を行う第1清掃処理と、清掃部材による放電部材の清掃を行った後に所定時間の間放電部材に所定電圧を印加する第2清掃処理と、を選択的に行う。
制御部は、清掃部材によって放電部材を清掃するだけではなく、必要に応じて清掃部材による放電部材の清掃を行った後に、放電部材に所定電圧を印加して、絶縁破壊を起こしている。絶縁破壊が起きると、放電部材の抵抗が均一になる。
この構成において、清掃部材による清掃の指示を受け付ける操作部をさらに備え、制御部は、所定の清掃間隔で第1清掃処理を行い、清掃の指示を操作部によって受け付けた時に第2清掃処理を行うことが好ましい。清掃の指示を受け付けた時には、清掃部材による放電部材の清掃を行った後に放電部材に所定電圧を印加することで、放電部材の抵抗を均一にして、帯電ムラを抑制する。帯電ムラによる画質の劣化をユーザが視認した場合に、ユーザが操作部を操作して清掃の指示を行うことで、帯電ムラによる画質の劣化を即座に抑制することができる。
また、所定の清掃間隔は、画像形成処理の回数毎に設定されており、段階的に短期間になるように設定されていることが好ましい。画像形成処理の回数の増加に伴って放電部材の表面に蓄積された付着物が増加するため、画像形成処理の回数の増加に伴って段階的に清掃間隔を短期間にしている。帯電ムラが生じる所定量以上の付着物が放電部材の表面に蓄積される前に、清掃部材による放電部材の清掃を行うことで、放電部材の表面から付着物を除去することができ、帯電ムラによる画質の劣化を抑制することができる。
また、制御部は、画像形成処理の回数の増加に伴って、高くなる所定の頻度で第1清掃処理に代えて第2清掃処理を行うことが好ましい。画像形成処理の回数の増加に伴って放電部材の表面に蓄積された付着物が増加するため、画像形成処理の回数の増加に伴って、清掃部材による放電部材の清掃の後に、放電部材に所定電圧を印加する頻度を高くしている。放電部材の表面に残留する付着物が増えても、放電部材に所定電圧を印加して絶縁破壊を起こし、放電部材の抵抗を均一にすることで、帯電ムラによる画質の劣化を抑制することができる。
また、上述の構成は、放電部材が鋸歯状を呈する場合に好適である。鋸歯状の放電部材は、清掃部材による清掃後も付着物が残りやすい。このため、放電部材に所定電圧を印加することで、より効果的に帯電ムラを抑制することができる。
また、帯電器によって表面が帯電される像担持体であって、放電部材の長手方向に直交する移動方向に沿って帯電器に対向して表面が移動する像担持体を備える構成では、第2清掃処理において、像担持体の表面の移動時に制御部が放電部材に所定電圧を印加することが好ましい。像担持体の表面を移動させつつ、放電部材に所定電圧を印加して絶縁破壊を起こして、放電部材の抵抗を均一にすることで、像担持体の表面を均一に帯電させることができ、画質の劣化をより抑制することができる。
この発明の画像形成装置は、清掃部材による清掃後に放電部材に付着した付着物による帯電ムラに起因する画質の劣化を抑制することができる。
この発明の画像形成装置の概略の一部の正面断面図である。 同画像形成装置が備える帯電器の概略構成を示す側面断面図である。 同帯電器の概略構成を示す正面断面図である。 同画像形成装置の一部の機能構成を示すブロック図である。 同画像形成装置が記憶する清掃処理テーブルの一例である。 同画像形成装置のCPUの清掃間隔での清掃処理の制御を示すフローチャートである。 同CPUの第1清掃処理の制御を示すフローチャートである。 同CPUの操作部からの指示信号に基づく清掃処理の制御を示すフローチャートである。 同CPUの第2清掃処理の制御を示すフローチャートである。 第2清掃処理における鋸歯状電極への印加時間と帯電ムラのレベルとの関係を示す表である。 同画像形成装置が記憶する清掃処理テーブルの他の例である。
図1に示すように、この発明の実施形態に係る画像形成装置100は、一例として、図示しない外部装置から入力される画像データに基づいて、用紙に電子写真方式による多色又は単色の画像形成処理を行う。このため、画像形成装置100は、画像形成ユニット1、中間転写ユニット2、二次転写ユニット3、定着部4、及び用紙搬送路Sを備えている。
画像形成ユニット1は、感光体ドラム(この発明の像担持体に相当する。)12A〜12Dの表面を所定の電位に均一に帯電器5A〜5Dによって帯電させ、画像データに基づく画像光を露光ユニット11から照射して感光体ドラム12A〜12Dの表面にトナー像を形成する。
中間転写ユニット2は、中間転写ベルト21、駆動ローラ22、及び従動ローラ23を有する。中間転写ベルト21は、駆動ローラ22及び従動ローラ23に張架され、感光体ドラム12D、12C、12B、12Aをこの順に通過する循環経路にそって移動する。中間転写ベルト21の表面には、この移動に伴って、感光体ドラム12A〜12Dの表面に形成されたトナー像が一次転写される。
二次転写ユニット3は、二次転写ベルト31、及び二次転写ローラ32を有する。二次転写ベルト31は、複数のローラに張架され、所定の循環経路に沿って移動する。二次転写ローラ32は、中間転写ベルト21及び二次転写ベルト31を挟んで駆動ローラ22に対向するように配置されている。二次転写ユニット3は、中間転写ベルト21の表面のトナー像を、中間転写ベルト21と二次転写ベルト31との間の二次転写位置に搬送された用紙へ二次転写する。
定着部4は、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧して、用紙に転写されたトナー像を用紙の表面に堅牢に定着させる。
用紙搬送路Sは、図示しない給紙カセットから二次転写位置及び定着部4を経由して図示しない排紙トレイに至る間に形成されている。
図2に示すように、帯電器5Aは、筐体50、鋸歯状電極(この発明の放電部材に相当する。)51、清掃部材53、ホームポジション検知センサ54、エンコーダ55、モータ56A、及びウォームギア57を備える。なお、帯電器5B〜5Dは、帯電器5Aと同一の構成である。
図3に示すように、筐体50は、直方体形状を呈し、上面に開放面501が形成されている。筐体50は、長手方向が感光体ドラム3Aの軸方向に一致し、開放面501が感光体ドラム3Aの表面に対向するように配置される。筐体50の両側壁には、内側に突出する凸部502が長手方向に沿って形成されている。凸部502は、清掃パッド532の回転を規制する。
図2に示すように、筐体50は、長手方向に沿って長尺状の鋸歯状電極51が張架されている。鋸歯状電極51は、鋸歯状の電極を一列に並べ、鋸歯先端(図3参照。)511でコロナ放電を行う。鋸歯状電極51は、電源部(図4参照。)58に接続されており、3.5〜8kVの所定の直流電圧が印加される。好ましくは4.0〜5.5kVの電圧が印加され、この時の電流値が300〜1000μAである。鋸歯状電極51の放電領域は、感光体ドラム3Aの軸方向において、感光体ドラム3A上に転写されるトナー像の形成面を含む領域に一致する。
以下、感光体ドラム3Aの軸方向における鋸歯状電極51の所定の範囲の両端の位置をそれぞれホームポジションP及びリターンポジションQとする。ホームポジションPは画像形成装置100の正面側に位置し、リターンポジションQは画像形成装置100の背面側に位置する。
清掃部材53は、搬送スクリュー531及び清掃パッド532から構成される。
搬送スクリュー531は、螺旋状の溝部531A(図3参照。)が形成された棒であり、鋸歯状電極51と平行で且つ正逆回転自在に筐体50に支持されている。搬送スクリュー531のリターンポジションQ側の先端には、ウォームギア57を介してモータ56Aが接続されている。
清掃パッド532は、図3に示すように、台座5321及びパッド5322を備え、鋸歯状電極51の鋸歯先端511を清掃する。台座5321は、長尺状の本体部5321Aと、本体部5321Aの両端から突出する平板状の規制部5321Bと、を備える。規制部5321Bの両端は、筐体50の凸部502の開放面側に当接するように設けられている。本体部5321Aの底面側は、搬送スクリュー531の螺旋状に形成された溝部531Aに係合する。
本体部5321Aの開放面側の中央には、凹部5321Cが形成されており、凹部5321Cの少なくとも一部を開放面側から覆うようにパッド5322が取り付けられている。凹部5321Cとパッド5322との間に形成された空間には、当該空間を貫通するように鋸歯状電極51が配置されている。鋸歯状電極51は、鋸歯先端511の表面がパッド5322によって埋没する。
図2に示すように、清掃パッド532は、非清掃時において、ホームポジションPに位置する。清掃パッド532は、搬送スクリュー531の正回転に伴ってホームポジションPからリターンポジションQへ向かう第1方向に移動し、搬送スクリュー531の逆回転に伴ってリターンポジションQからホームポジションPへ向かう第2方向に移動する。
モータ56Aは、正逆回転自在であり、電力供給がされるとウォームギア57を介して搬送スクリュー531に回転を供給する。
ウォームギア57は、ウォーム571及びウォームホイル572から構成される。ウォーム571は、モータ56Aからの回転を減速してウォームホイル572に伝達し、ウォームホイル572は、回転軸の向きを90度変更して回転を搬送スクリュー531に伝達する。ウォームギア57は、モータ56Aの正回転時に搬送スクリュー531に正回転を伝達し、モータ56Aの逆回転時に搬送スクリュー531に逆回転を伝達する。
ホームポジション検知センサ54は、清掃パッド532がホームポジションPに位置することを検知する。
エンコーダ55は、例えば、平行方向の移動を計測するリニアエンコーダであり、ホームポジションPからの清掃パッド532の移動距離を計測する。
図4に示すように、画像形成装置100は、給紙部80、画像読取部90、及び画像形成部110の他に、CPU210、ROM220、RAM230、操作部200、及び記憶部240を備える。CPU210は、ホームポジション検知センサ54、エンコーダ55、モータ56A〜56Dの各ドライバ561A〜561D、及び電源部58に接続されている。なお、図4は、他の機能部について記載を省略している。
操作部200は、操作キーとタッチパネルとを備える。操作キーは、各種操作入力を受け付けてCPU210へ各種操作信号を出力する。タッチパネルは、各種操作入力を受け付けてCPU210へ各種操作信号を出力するとともに、各種情報を表示する。
記憶部240は、鋸歯状電極51の清掃間隔を示す清掃処理テーブル241を記憶している。一例として図5に示すように、清掃処理テーブル241は、画像形成処理回数の累計範囲毎に、鋸歯状電極51の清掃間隔を記憶する。例えば、画像形成処理回数が0〜100000回の場合には、画像形成処理回数が10000回毎に鋸歯状電極51を清掃する。画像形成処理回数の増加に伴って鋸歯状電極51の表面に蓄積された付着物が増加するため、清掃間隔は、画像形成処理回数の増加に伴って段階的に短くなるよう設定されている。
CPU210は、ROM220に記録された制御プログラムを読みだし、RAM230をワーキングエリアとして活用して、当該制御プログラムを実行する。RAM230には、カウンタ231、累計カウンタ232が割り当てられる。カウンタ231、累計カウンタ232は、それぞれ画像形成処理の都度、画像形成処理回数を累計してカウントする。カウンタ231の値は、清掃部材53による鋸歯状電極51の前回の清掃からの画像形成処理回数の累計値を示し、累計カウンタ232の値は、1回目の画像形成処理からの画像形成処理回数の累計値を示す。
CPU210は、ホームポジション検知センサ54、エンコーダ55からの入力信号に基づいて、清掃パッド532がホームポジションP、リターンポジションQに位置すること検知する。
CPU210は、帯電器5A〜5Dの清掃タイミングになると、ドライバ561A〜561Dへ駆動データを出力する。ドライバ561A〜561Dは、駆動データに基づいてモータ56A〜56Dに対して選択的に電力供給を行う。
CPU210は、鋸歯状電極51へ所定の直流電圧を印加するように電源部58を制御する。
CPU210は、画像形成処理の終了、電源起動時等のタイミングで図6に示す清掃処理を行う。以下、カウンタ231の値が10001で累計カウンタ232の値が20001の場合について説明する。図6に示すように、CPU210は、清掃処理テーブル241を参照して、累計カウンタ232の値(20001)が含まれる累計範囲の清掃間隔(10000)を取得する(S11)。CPU210は、カウンタ231の値(10001)が清掃間隔(10000)を超える場合に(S12:Y)、第1清掃処理を行い(S13)、カウンタ231の値をリセットする(S14)。
また、CPU210は、カウンタ231の値が清掃間隔に満たない場合(S12:N)には、そのまま処理を終了する。
図7に示すように、第1清掃処理において、CPU210は、モータ56A〜56Dを正回転して、ホームポジションPから第1方向へ清掃パッド532を移動させる(S21)。CPU210は、エンコーダ55によってリターンポジションQに清掃パッド532が位置することを検知すると、モータ56A〜56Dを逆回転して、リターンポジションQから第2方向へ清掃パッド532を移動させる(S22)。CPU210は、ホームポジション検知センサ54によってホームポジションPに清掃パッド532が位置することを検知すると、所定回数の間、S21、S22の処理を所定回数行い(S23)、モータ56A〜56Dの回転を停止させる。
以上より、画像形成装置100は、清掃部材53による鋸歯状電極51の清掃を所定の清掃間隔で行うことで、定期的に鋸歯状電極51の表面から付着物を除去することができる。特に、画像形成処理回数の増加に伴って鋸歯状電極51の表面に蓄積された付着物が増加する。このため、画像形成処理回数の増加に伴って清掃部材53による清掃間隔を短くすることで、帯電ムラが生じる所定量以上の付着物が鋸歯状電極51の表面に付着する前に、鋸歯状電極51の表面から付着物を除去することができ、帯電ムラによる画質の劣化を抑制することができる。また、第1清掃処理に要する時間が短いため、画像形成装置100の稼動効率の低下を防止することができる。
また、CPU210は、操作部200によって清掃指示の入力操作を受け付けると(S31)、第2清掃処理を行う(S32)。
図8に示すように、第2清掃処理において、CPU210は、第1清掃処理を行う(S41)。CPU210は、所定時間の間、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加するように電源部58を制御する(S42,S43)。この際、CPU210は、感光体ドラム12A〜12Dを回転させつつ、鋸歯状電極51へ所定の直流電圧を電源部58に印加させる。
以上より、画像形成装置100は、清掃部材53による鋸歯状電極51の清掃を行った後に、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加して絶縁破壊を起こし、鋸歯状電極51の抵抗を均一にすることで、帯電ムラを抑制することができ、帯電ムラによる画質の劣化を抑制することができる。特に、ユーザによる清掃指示の操作入力を受け付けた時に、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加する。このため、画質の劣化をユーザが視認した時に、清掃指示の操作入力を行うことで、即座に帯電ムラによる画質の劣化を抑制することができる。また、第2清掃処理は、第1清掃処理と比較して清掃時間を要するが、ユーザによる清掃指示の操作入力によって行われるため、清掃時間を要してもユーザに不快感を与えない。
また、画像形成装置100は、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加する際に、感光体ドラム12A〜12Dを回転させているため、感光体ドラム12A〜12Dの表面も均一に帯電させることができ、画質の劣化を抑制することができる。なお、感光体ドラム12A〜12Dの回転回数がマシンライフに影響を与える場合には、感光体ドラム12A〜12Dの回転速度を低下させて、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加してもよい。マシンライフに与える影響を最小限にして、感光体ドラム12A〜12Dの表面を均一に帯電させることができる。さらに、感光体ドラム12A〜12Dの回転を停止させて、鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加すると、マシンライフに影響を与えることがない。
図10の実験結果は、第2清掃処理における鋸歯状電極51への印加時間(横軸)と帯電ムラのレベル(縦軸)との関係を示す。実験では、清掃部材53による清掃直後に鋸歯状電極51に対して所定の直流電圧を印加している。印加時間は、鋸歯状電極51に対して所定の直流電圧の印加を開始してから終了するまでの時間を示す。帯電ムラのレベルは、レベル1〜レベル6まであり、レベルが高くなるほど、鋸歯状電極51の表面に多くの付着物が付着しており、帯電ムラによる画質の劣化が生じることを示す。
帯電ムラのレベルは、画像を複数の区画に分割して、最も淡い色と最も濃い色との濃淡の差の有無を区画毎に算出し、全区画に対する濃淡の差がある区画の割合に基づいて求められる。例えば、割合が0以上1割未満の時はレベル1となり、割合が1割以上2割未満の時はレベル2となる。割合が2割以上3割未満の時はレベル3となり、割合が3割以上4割未満の時はレベル4となる。割合が4割以上6割未満の時はレベル5となり、割合が6割以上9以下の時はレベル6となる。
具体的には、画像の区画を4区画に分割し、濃淡の差がない場合を0として、区画毎に濃淡の差を0〜9に分類するとともに、各区画の階調を黒い区画、中間の区画、白い区画3つに分類する。濃淡の差が大きいほど帯電ムラのレベルが高くなるように重み付けをするとともに、階調が白い区画ほどユーザの視認性が高くなるため、階調が白い区画、中間の区画、黒い区画の順で帯電ムラのレベルが高くなるように重み付けをしている。
例えば、階調が黒い区画の濃淡の差が0で、中間の区画の濃淡の差が1で、白い区画の濃淡の差が4,0の場合、割合が((0×1/2)+1+((4+0)×2))÷4=2.25割となり、帯電ムラのレベルがレベル3となる。なお、区画の分割数、濃淡の差の分類数、及び階調の分類数は、それぞれ上述に限らない。
また、レベル1は、帯電ムラによる画質の劣化を視認できない状態を示す。レベル2は、画像や写真等の画像データを用いた場合に画質の劣化を視認できず、且つハーフトーンの均一な画像データを用いた場合に画質の劣化を視認できる状態を示す。レベル3は、画像や写真等の画像データの場合に、均一の画像データの部分のみに画質の劣化を視認できる状態を示す。レベル4〜レベル6は、どのような画像データを用いた場合でも画質の劣化を視認できる状態を示す。
第1清掃処理を行った後は、レベル3になり、画像や写真等の画像データに均一の画像データの部分が存在しなければ問題が生じない。また、第2清掃処理を行った後は、所定時間の間(30秒以上)鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加した場合に、レベル2〜レベル3の間になり、均一の画像データの部分が存在する画像や写真等の画像データを用いた場合でもほぼ問題が生じない。また、所定時間の間(45秒以上)鋸歯状電極51に所定の直流電圧を印加した場合には、レベル2になり、均一の画像データの部分が存在する画像や写真等の画像データを用いた場合でも確実に問題が生じない。
以上より、所定の清掃間隔で第1清掃処理を行うことで、均一の画像データの部分が存在しない画像や写真、及び文書等の印刷を画質の劣化を抑制して行うことができる。そして、必要に応じて第2清掃処理を行うことで、均一の画像データの部分が存在する画像や写真等の印刷を画質の劣化を抑制して行うことができる。
なお、記憶部240は、清掃処理テーブル241に代えて、清掃処理テーブル242を記憶してもよい。一例として図11に示すように、清掃処理テーブル242は、画像形成処理回数の累計範囲毎に、鋸歯状電極51の清掃間隔と処理内容とを記憶する。画像形成処理回数の増加に伴って鋸歯状電極51の表面に蓄積された付着物が増加する。このため、清掃間隔は、画像形成処理回数の増加に伴って段階的に短くなるよう設定されており、処理内容は、画像形成処理回数の増加に伴って第1清掃処理に代えて第2清掃処理を行う頻度が高くなるように設定されている。これにより、画像形成装置100は、鋸歯状電極51の表面に残留する付着物が増えても、鋸歯状電極51に所定電圧を印加して絶縁破壊を起こして、鋸歯状電極51の抵抗を均一にすることで、帯電ムラによる画質の劣化を抑制することができる。
なお、上述の実施形態では、画像形成処理回数に基づく清掃間隔で鋸歯状電極51の清掃を行ったが、感光体ドラム12A〜12Dの回転回数に基づく清掃間隔で鋸歯状電極51の清掃を行ってもよい。
また、帯電器5A〜5Dは、それぞれ鋸歯状電極51を備えたが、コロナワイヤ、針状電極や沿面電極等の長尺状の電極を備えればよい。特に、鋸歯状電極51は、清掃部材53による清掃後も表面に付着物が残留しやすいため、第2清掃処理を行うことは好適である。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5A〜5D…帯電器
51…鋸歯状電極
53…清掃部材
100…画像形成装置
210…CPU

Claims (6)

  1. 電子写真方式の画像形成処理を行う画像形成装置であって、
    長尺状の放電部材を有する帯電器と、
    前記放電部材の表面を清掃するための清掃部材と、
    前記清掃部材による前記放電部材の清掃を行う第1清掃処理と、前記清掃部材による前記放電部材の清掃を行った後に所定時間の間、前記放電部材に所定電圧を印加する第2清掃処理と、を選択的に行う制御部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記清掃部材による清掃の指示を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記制御部は、所定の清掃間隔で前記第1清掃処理を行い、前記清掃の指示を前記操作部によって受け付けた時に前記第2清掃処理を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の清掃間隔は、前記画像形成処理の回数毎に設定されており、段階的に短期間になるように設定されている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成処理の回数の増加に伴って、高くなる所定の頻度で前記第1清掃処理に代えて前記第2清掃処理を行う請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記放電部材は、鋸歯状を呈する請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電器によって表面が帯電される像担持体であって、前記放電部材の長手方向に直交する移動方向に沿って前記帯電器に対向して表面が移動する像担持体を備え、
    前記制御部は、前記第2清掃処理において、前記像担持体の表面の移動時に前記放電部材に前記所定電圧を印加する請求項1〜請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
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