JPH09319000A - 衝撃検出カメラ - Google Patents

衝撃検出カメラ

Info

Publication number
JPH09319000A
JPH09319000A JP8133777A JP13377796A JPH09319000A JP H09319000 A JPH09319000 A JP H09319000A JP 8133777 A JP8133777 A JP 8133777A JP 13377796 A JP13377796 A JP 13377796A JP H09319000 A JPH09319000 A JP H09319000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock
camera
impact
detecting
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8133777A
Other languages
English (en)
Inventor
Michi Toguchi
美知 戸口
Atsushi Maruyama
淳 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8133777A priority Critical patent/JPH09319000A/ja
Priority to US08/746,273 priority patent/US6104878A/en
Publication of JPH09319000A publication Critical patent/JPH09319000A/ja
Priority to US09/264,741 priority patent/US6072955A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃等による故障の恐れがある際に、カメラ
の鏡筒、レンズおよびクラッチ機構の動作に関し、確実
な異常検出と機構の初期化を含む最小限の機構チェック
を行える衝撃検出機能を有する衝撃検出カメラを提供す
ること。 【解決の手段】 カメラの駆動機構の駆動状況を検出す
る駆動状況検出手段2と、正常状態におけるこの駆動状
況検出手段の出力値を記憶する記憶手段3と、衝撃を検
出する衝撃検出手段1と、この衝撃検出手段が衝撃を検
出した場合には、記憶手段に予め記憶されたこの駆動状
況検出手段の出力値と、衝撃を検出した後の駆動状況検
出手段の出力値を比較する比較手段4とを有し、この駆
動状況検出手段は例えば、衝撃を検出した後に再度この
駆動機構を駆動してみて、駆動機構の例えば駆動する速
度を検出して判断を行うような衝撃検出カメラを提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衝撃検出技術に関
し、例えば、カメラの故障認識に適用した衝撃検出機能
をもつ衝撃検出カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばカメラのような小型精密機器の場
合、取扱い中の落下やぶつけたりして壊してしまう事が
あり、それはユーザーが気付かない内に発生している場
合もある。この様な場合でも、仮にユーザーがその事に
気付いても故障がどの様な状況なのかの特定は困難であ
る。故障箇所を特定する事ができれば代替え機器を用意
して使う事もできるが、個々の故障状況を正確に知る事
は難しい。また、撮影後その写真が良く写っていない原
因がカメラ自体の故障によるものか、あるいは誤操作に
よるかを判断するのも困難で不便だった。実際にカメラ
操作をして正常動作しているように思えても、レンズ等
のように外観からはよく確認できない部位が故障してい
る事もあり、これをユーザーが認識できずそのまま撮影
操作を行うと、不良な写真が出来上がってしまうことも
あった。
【0003】そこで従来技術では、例えば特開平6−1
94727号公報のカメラの様に、衝撃が加わった場
合、カメラの機構の被害を予防する動作として、レンズ
バリアの閉鎖、鏡筒沈胴、背蓋ロック、フィルム巻戻し
等が行われる。
【0004】また、リカバリースイッチを有するカメラ
では、このスイッチが操作された際にのみカメラの可動
部を動かすセルフチェック機能を有する。このセルフチ
ェックにより不具合の原因となる部品の破壊が生じたか
否かを知る事ができ、その後の無駄な撮影を続ける事も
無くなる。なお、この例のセルフチェックとしては、シ
ャッター開閉、バリア開閉と鏡筒繰出し、AFを至近距
離に設定しAFリセットおよびフィルム巻上げを行って
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラでは、衝撃検出後の手動でのリカバリースイッチ
操作で、シャッターの開閉〜フィルム巻上げまでに及ぶ
一連のチェック動作において長時間を要する。また、フ
ィルムが装填状態の場合にシャッター開を行うとフィル
ムが露光されてしまう。この時のフィルムが未露光なら
1駒分が無駄になるだけで済むが、もし既に撮影使用さ
れた駒ならば、その駒の写真映像は抹消されてしまうと
いう不具合も起こり得る。これに対応して従来では衝撃
検出後にフィルム巻戻しを行い、その完了後はシャッタ
ー開閉チェックを実行してフィルムへの露光を防止して
いる。しかし、この方式でもフィルムの最終駒近くで衝
撃を検出した場合に、それまでの巻上げ済みのフィルム
の巻戻しに長時間を要する。更に、シャッター駆動で異
常無しと判定後、再び撮影駒までの巻上げにもやはり長
時間を要する。
【0006】上述の様に従来技術では、衝撃検出後のセ
ルフチェックに多くの時間がかかり過ぎてしまうという
使用上の不具合があった。そこで本発明は、上述の事情
に鑑みてなされたものであり、カメラが衝撃等により故
障の恐れがある状態の際には、カメラ内で主要な部位で
ある処の鏡筒、レンズおよびクラッチ機構の動作に限定
して、確実な異常検出と機構の初期化を含む最小限の機
構チェックを機械的のほかに光学的、電気的に行える衝
撃検出機能を有する衝撃検出カメラを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の衝撃検出カメラでは次の様な手段を講じてい
る。 [1] カメラの駆動機構の駆動状況を検出する駆動状
況検出手段と、正常状態におけるこの駆動状況検出手段
の出力値を記憶する記憶手段と、衝撃を検出する衝撃検
出手段と、この衝撃検出手段が衝撃を検出した場合に
は、この記憶手段に予め記憶されたこの駆動状況検出手
段の出力値と、衝撃を検出した後のこの駆動状況検出手
段の出力値を比較する比較手段とを有することを特徴と
する衝撃検出カメラを提供する。
【0008】[2] カメラの駆動機構の駆動状況を検
出する駆動状況検出手段と、正常状態におけるこの駆動
状況検出手段の出力値を記憶する記憶手段と、衝撃を検
出する衝撃検出手段と、この衝撃検出手段が衝撃を検出
した場合には、この記憶手段に予め記憶されたこの駆動
状況検出手段の出力値と、衝撃を検出した後に再度この
駆動機構を駆動して得たこの駆動状況検出手段の出力値
を比較する比較手段と、この比較手段による比較結果に
基づいて、カメラの動作を制御する制御手段とを有する
ことを特徴とする衝撃検出カメラを提供する。 [3] この駆動状況検出手段は、この駆動機構の駆動
速度を検出することを特徴とする[1]または[2]に
記載の衝撃検出カメラを提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、関連する図面を参照しなが
ら本発明の衝撃検出カメラに係わる実施形態を説明す
る。 (第1実施形態例)本発明に係わる第1実施形態例につ
いて図1に基づいてその概要を説明する。
【0010】この衝撃検出カメラは次の様な要素から主
に構成されている。すなわち、図示しないカメラに加え
られる衝撃を機械的、光学的または電気的に検出する衝
撃検出手段1と、この衝撃検出手段1に接続され、当該
カメラの駆動機構の駆動する状況を上記衝撃検出手段1
からの出力に基づき当該要素の駆動状況を検出する駆動
状況検出手段2と、この駆動状況検出手段2に接続さ
れ、当該カメラが正常な状態における対応する駆動状況
検出手段2からの出力値を予め記憶しておく記憶手段3
とを有している。また、図1に示す様に、上述の衝撃検
出手段1と駆動状況検出手段2とこの記憶手段3とに接
続され、この衝撃検出手段1が衝撃を検出した場合に、
その構成要素に対応した記憶手段3に予め記憶されてい
た駆動状況検出手段2の出力信号の値と、当該の衝撃を
検出した後の駆動状況検出手段2が発する出力信号の値
を比較するための比較手段4を更に有して構成されてい
る。
【0011】なお、カメラの故障因子となる衝撃の発生
を検出するために設けられた衝撃検出手段1は、主にカ
メラの図示しない例えば、鏡筒、レンズおよびクラッチ
機構をその検出対象の3つの構成要素とするように検知
可能な位置に設置されている。
【0012】上記の衝撃検出手段1により衝撃が検出さ
れた後に駆動の異常を検出するための判断のためには、
鏡筒、レンズまたはクラッチ機構の少なくとも1つを選
択的に駆動させるための動作制御手段5が設けられ、所
定の基本動作を実行してみたり、各機構のイニシャライ
ズ(即ち初期化)動作を制御するために、前述の比較手
段4からの比較結果に基づき行う所定の判断に従ってカ
メラの各構成要素を動作させる。
【0013】(作用効果1)カメラの鏡筒、レンズおよ
びクラッチ機構への衝撃が衝撃検出手段1により検出さ
れると、その出力は駆動状況検出手段2のみならず比較
手段4にも供給される。衝撃が検知された鏡筒またはレ
ンズの少なくとも1つには、機構初期化動作として例え
ば、鏡筒やレンズの繰り出し又は繰り込み等を行って、
駆動状況検出手段2はこの駆動状況にともなう各部位の
「移動速度」を測定して比較手段4に送出する。また同
様にクラッチ機構には所定の切り替え動作等を行わせ
る。
【0014】一方、記憶手段5には、鏡筒、レンズおよ
びクラッチ機構が正常駆動している場合の「移動速度」
が予め正常時のデータとして記憶されているので、比較
手段4によりこの記憶手段3に記憶されていたいわゆる
「正常速度」と、上記機構初期化動作時に検出された衝
撃発生後の当該各部位の速度とが比較され、この比較結
果が動作制御手段5に送られて所定の制御が行われる。
【0015】すなわち、衝撃が検出された鏡筒、レンズ
またはクラッチ機構の少なくとも1つに異常な駆動状況
が発見された場合には、カメラ各部位が安全サイドにな
るように動作制御され、その異常に起因するカメラとし
ての不具合を最少限にするため、当該駆動状況の適切な
判断と動作制御により、主に衝撃に弱い重要な部位を中
心とするチェックを短時間に完了させ、よって、主要部
品の破壊が原因とされるカメラの誤動作や運用上の不具
合を未然に防止することを可能にする。
【0016】(第2実施形態例)次に、本発明に係わる
衝撃検出カメラの第2実施形態例について、図2〜図1
1に基づき詳しく説明する。
【0017】まず図2には、第2実施形態例に関する構
成がブロック図で表されている。本発明の衝撃検出カメ
ラは次の様な電気的要素によって構成されている。マイ
クロコンピュータ(以下、CPUと称する)11を中核
として、電気的に書換え可能なメモリEEPROM12
と、後述するカメラの各主要部位の機構を駆動するため
のIF−IC13と、衝撃を検知する複数のショックセ
ンサ21,23,25からの信号をそれぞれ増幅するた
めの複数のショックIC14,22,24とが接続され
ている。
【0018】詳しくは、IF−IC13には、鏡筒の駆
動用ズームモータ15とテイキングレンズの駆動用レン
ズモータ16と、それぞれの駆動にともない駆動速度の
信号が出力されるズームフォトインタラプタ(以下、ズ
ームPIと略称する)18とレンズPI19が接続され
ている。
【0019】ショックIC14,22,24は、衝撃を
検出するショックセンサ21,23,25からの信号を
それぞれ増幅してCPU11側に送出している。なお、
通常、ショックセンサは一方向の変位の検出が可能なの
で、三次元的なX,Y,Z方向の動きを検出をする場合
は、ショックICとショックセンサがセットで3組必要
となる。従って、本実施形態では、ショックIC14と
ショックセンサ21の組合せの他に、ショックIC22
とショックセンサ23、ショックIC24とショックセ
ンサ25の計3組が設けられている。
【0020】上記のズームモータ15は前述の鏡筒駆動
の他にフィルム給送駆動も兼用している。つまり、モー
タの駆動力の鏡筒側または給送側への選択的な切換えは
このズームモータ15が後述するクラッチ機構を介して
行っており、クラッチPI20から所定の切換え駆動速
度信号がIF−IC13に出力される(参考、図1
0)。
【0021】また、上記のレンズモータ16は、後述の
様に撮影レンズを所定の移動機構により移動させ、この
動きをレンズPI19が検出して、その動きにともなう
信号が同様にIF−IC13に出力される(参考、図
9)。
【0022】次に、図3を参照し衝撃検出のための機構
としてのショックICについて説明する。このショック
IC14は、外部の安定電源から供給される電力を基に
して駆動され、CPU11とショックセンサ21に接続
している。
【0023】なお、このショックセンサ21は極めて小
さいサイズの2端子部品であり、バイモルフ素子の上下
にセラミック基板を接着した構造を成している。このシ
ョックセンサ21は衝撃が加えられると直接これを検知
し、このショックIC14を経由してCPU11へ衝撃
信号を送出する。
【0024】アンプ用のこのショックIC14は図示の
様に、基準電源回路31と、出力調整アンプ32と、バ
ッファアンプ33と、増幅アンプ34と、衝撃検出回路
35とから構成されている。
【0025】カメラ本体の安定した電源を供給している
基準電源回路31から出力調整AMP32を通りショッ
クセンサ21のための基準電圧を出力している。ショッ
クセンサ21の検知すべき衝撃が無い場合の通常の出力
はこの基準電圧を示している。もし衝撃を検出した場合
には衝撃信号が発せられ、バッファアンプ33を通り増
幅アンプ34で続く衝撃検出回路35の入力レベルまで
増幅され、CPU11に出力される。
【0026】ここで図4のグラフには、上述の衝撃が加
わった前後のショックIC14からCPU11に出力さ
れた波形の変化を例示する。衝撃を受けていない時の信
号は上述の様にショックIC14の一定した基準電圧が
出力されているが、ショックセンサ21が衝撃を検出し
た瞬間には、このショックIC14から出力される信号
は0ボルトの電圧値を示す。つまり、グラフの如き瞬時
の電圧の降下が起こり、そして程なく正常な基準電圧に
回復する。この電圧の変化により衝撃発生のタイミング
を知ることができる。
【0027】図5には、CPU11、IF−IC13お
よび鏡筒の駆動との構成的関係を模式的に示している。
前述の様に、CPU11はIF−IC13と接続され、
このIF−IC13にはズームモータ15とズームPI
18が接続されている。このズームモータ15の回転に
連動して回転するギア41の駆動力は、ギア列42を介
して鏡筒の外枠(以下、回転環と称する)43に伝達さ
れるようになっている。この回転環43が所定方向に回
転することにより撮影レンズを内包する鏡筒が望遠状態
となり、一方、逆方向に回転すると広角状態になる。
【0028】この鏡筒の駆動状況は回転環43の回転に
応じて回動するギア44とギア列45を介して回転する
くし歯円盤46の回転状況を検出することで確認でき
る。このくし歯円盤46の近傍にはくし歯状のスリット
が通過した数を例えば光学的に検知できるズームPI1
8が配設されており、このくし歯円盤46の回転に対応
した波形の信号が出力されるように構成されている。ま
た、このズームPI18からの信号は、前述のIF−I
C13へ送られると、信号が整形されてCPU11へ送
出されるように構成されている。
【0029】ここで、図6には上記ズームPI18が発
する正常時の波形を例示する。上述の様に鏡筒を駆動し
たとき、上記ズームPI18が発する信号はCPU11
で受信される時は図の様な波形を示し、カメラが正常な
状態であることが判る。
【0030】図示された波形の様に、通常のズーミング
動作では上記くし歯円盤46のくし歯によりズームPI
18の信号は所定の一定な周期の周波数で出力されてい
るが、しかし、例えばカメラを落下させてしまい、その
際に鏡筒に対し所定以上の「ストレス(即ち、衝撃に起
因する圧迫等の荷重)」が加わった場合には、前述の回
転環の回転速度が正常時と比較して遅くなり、この回転
に応じて回転するくし歯円盤46の回転速度も遅くなる
ので、周期の一定しない周波数の変化が起こる。
【0031】また、図7には上述の様な異常波形を例示
している。鏡筒駆動が異常を生じた以降からのズームP
I18は、グラフの様なピッチの一定しない波形の信号
を発生する。波形における立ち上がりエッジe1〜立ち
下がりエッジe2の間隔や、立ち下がりエッジe2〜立
ち上がりエッジe3の間隔が、前述の正常波形に比較し
て長く延びていることがわかる。つまり、このズームP
I18の発する信号の周波数が安定しないことにより、
レンズ駆動系を含む鏡筒駆動が正常に行えない何らかの
故障が生じていると判断できる。
【0032】図8に示すフローチャートは、例えば前述
の鏡筒駆動が正常駆動しているときの駆動速度の出力信
号の測定検出を行い、この信号波形の変化発生を認識す
るためのサブルーチンであり、後述するメインルーチン
(図11参照)によりコールされる処理ルーチンであ
る。
【0033】まず最初に、ズームPIの信号パルス数を
カウントするためのPIパルス・カウンタを0クリアし
ておき(S40)、次に、鏡筒を駆動するためのズーム
モータを回転駆動し(S41)、速度検出タイマーをス
タートさせる(S42)。
【0034】次に、モータの駆動開始により出力される
ズームPI18の信号の状態を検出するために、ズーム
PI18の信号が“H”レベル(即ちHigh)であるか否
かを確認する(S43)。もし“L”レベル(即ちLow
)の場合は“H”レベルに変化するまで待機するが、
前述の速度検出用タイマーがカウントオーバーしてしま
った場合は、回転環が所定時間回転していないと判断し
て「異常」と判定する(S44)。ここでの速度検出用
タイマーのカウントオーバー値は、ズームPI18の信
号が止まったすなわち回転環が回転していない時の異常
用タイマーカウントと兼用している。
【0035】上記ステップS43において、ズームPI
18の“H”レベル信号が検出された場合には次のステ
ップS45に進み、上記ステップS42でスタートさせ
ているタイマーのカウント値を読み込み、CPU11の
RAMに退避しておく(S45)。その後、再びタイマ
ーをスタートさせ(S46)、波形の次のエッジまでの
時間を測定する。
【0036】続いてステップS47では、ズームPI1
8の信号が”H”から“L”レベルに変化したか否かを
検出する(S47)。ここで、波形が変化するまでの待
機中に、もし、上記ステップS46でスタートさせたタ
イマーがカウントオーバーしてしまった場合は「異常」
と判断する(S48)。
【0037】一方、上記ステップS47において信号の
“L”レベルが検出された場合には、タイマーカウント
値を読み込み(S49)、CPU11中のRAMに退避
し、再びタイマーをスタートさせる(S50)。なお、
このタイマーの再スタートは次に来るエッジ迄の時間を
測定するためである。
【0038】PI信号のパルス数カウントを1つカウン
トアップした後(S51)、次のステップS52におい
ては、PIパルス数が検出オーバーパルス以上に発生し
たか否かを比較する(S52)。なお、ここで言う「検
出オーバーパルス」とは、モータ駆動中にPIのエッジ
間の時間を測定するPIのパルス総数のことを意味す
る。もし、カウントしているPIパルス数が検出オーバ
ーパルスよりまだ小さい場合は、前述のステップS43
に戻り、駆動と速度検出を続ける。
【0039】ここまでの処理手順を図6に示された正常
波形を参照して更に説明すると、始めの立ち上がりエッ
ジe1は図8のステップS43で検出され、次の立ち下
がりエッジe2はステップS47で検出される。エッジ
e1からエッジe2が検出されるまでの時間は、ステッ
プS46でタイマーをスタートさせてからステップS4
9のタイマー読み込みまでの時間となる。次に立ち下が
りエッジe2から次の立ち上がりエッジe3はステップ
S50でタイマーをスタートさせてからステップS43
で次の“H”レベル検出後のタイマー読込み(S45)
までの時間となる。この様にして、例えば数エッジ分の
エッジ間の時間を測定する。
【0040】PIパルス数のカウントが所定の検出オー
バーパルス以上となったならばステップS53に進み、
ズームモータ駆動を終了させ(S53)、PIで測定し
た速度を前述のEEPROM11中に記憶しておく(S
54)。
【0041】なお、以上の様な一連のルーチン「駆動速
度検出処理」は、鏡筒駆動時に毎回行なってもよいが、
正常駆動の時に一回だけ測定しておき、その際の速度に
対応する信号波形に係わる例えば、エッジ間隔、単位当
たりのエッジ数、周波数、周期等のいずれかを記憶して
おけばよい。
【0042】次に、図9および図10を参照して、撮影
レンズの駆動(例えばピント調節)とクラッチ機構駆動
について概説する。まず図9には、レンズ駆動に係わる
構成とその移動についての概念を示す。
【0043】カメラのレンズ系を構成する1つ撮影レン
ズ48と、このレンズが当接されたラックとピニオンギ
アとの組合せユニットと、このピニオンギアを回転させ
るレンズモーター16とが設けられ、CPU11に接続
するIF−IC13から供給される電力とその制御に従
って駆動される。一方、当該撮影レンズ48の近傍には
このレンズの移動を検知するためのレンズPI19が配
設されており、信号をIF−IC13を経由してCPU
11に送出している。
【0044】この撮影レンズ48は上記レンズモータ1
6を駆動することにより、光軸に沿って平行移動するこ
とで被写体に対してピントを合わせる。このレンズの移
動量はレンズPI19により例えば光学的に検出され
る。この例の場合でも、レンズ駆動中は図6に示したズ
ームPI18が発するパルス波形と同様な信号がレンズ
PI19から出力される。
【0045】また、速度については、ズームPI18の
信号とはスケールが異なるが、波形は同様なので、その
詳細な説明はここでは省略する。また、発生する信号の
エッジ間の時間長については、前述したような図8の
「駆動速度検出」サブルーチンの処理手順を兼用するこ
とにより行える。
【0046】次の図10には、クラッチ機構の駆動に係
わる構成要素が概略的に示されている。上記のズームモ
ータ15はカメラの鏡筒機構51の駆動に加え給送機構
52の駆動も兼用しているため、ズームモータ15から
各機構までのギア列の途中のギア53を切り換えて、各
機構毎にズームモータ15の駆動力を伝える構成になっ
ている。これを「クラッチ機構」50と呼ぶ。ギア53
は遊星ギアであり、鏡筒機構51または給送機構52に
対して選択的に上記ズームモータ15からの駆動力を伝
えている期間にはストッパー54により所定の例えば鏡
筒機構51側のギアに歯合されている。ストッパー54
の固定を外して、ズームモータ15を駆動すると、ギア
53が例えば給送機構52側のギアに歯合するように移
動する。この移動量はクラッチPI20の発する信号出
力により認識される。前述同様に、所定のギアの回転に
伴い回転するくし歯円盤56が設けられ、このくし歯の
スリットによりクラッチPI20の出力信号が所定の一
定な周期の周波数で出力されている。
【0047】なお、この駆動信号においても図6が示す
ズームPI18の正常波形と同様の信号が出力されるの
で、その同様な説明は省略する。また、信号のエッジ間
の時間についても前述同様に図8に示す「駆動速度検
出」サブルーチンの処理手順を兼用することで行える。
【0048】次に、図11に示すメインルーチンのフロ
ーチャートを参照して、衝撃検出後の処理を説明する。
まず最初のステップS61では、カメラのメインスイッ
チの操作状況を検出する(S61)。もし、このメイン
スイッチがオンされると、次のステップS62で当該カ
メラに衝撃が加わったかどうかを確認するための衝撃検
出を行う(S62)。なお、ここで採用される「衝撃検
出方法」についての説明は後述する。
【0049】もし、上記ステップS62において、何等
の衝撃も検出されない場合にはステップS80に分岐し
てカメラを撮影可能状態にした後(S80)、ステップ
S81でショックICの出力信号が“L”と検出された
ら、カメラに衝撃が加わったと判断し(S81)、その
事実をEEPROM12に記憶する(S82)。その
後、カメラを沈胴状態にする(S83)。
【0050】一方、上記ステップS81において何等の
衝撃も検出されない場合には、ユーザーの所望するカメ
ラ操作を判別し(S84)、その操作に基づいてカメラ
の正常動作、すなわちズーム駆動、レンズ駆動、例えば
ピント合わせ、フィルム給送、および撮影露光等が行わ
れる(S85)。
【0051】なお、上記ステップS81は、メインスイ
ッチがオンしている間は衝撃検出待ち状態となる。上記
ステップS62の衝撃検出は、上記EEPROM12に
記憶されている内容を確認することである。ステップS
81で衝撃信号が検出された内容をEEPROM12か
ら読み出し、衝撃発生の事実が確認されたら前述のステ
ップS63に進み、衝撃による故障が発生しているか否
かを確認する。ここでの確認する対象項目としては、衝
撃に最も弱いとされる鏡筒、撮影レンズおよびクラッチ
機構に限定しそれぞれ以下の様な手順でチェックを行
う。
【0052】この第1の項目として、ステップS63〜
S66で鏡筒のチェックを行う。即ち、鏡筒の繰り出し
・繰り込み動作を実行すると共に、この時の鏡筒駆動の
ズームPI18の速度を測定する(S63)。この測定
方法は「駆動速度検出」サブルーチンとして図8を用い
た前述の方法である。概略的には、当該衝撃により図5
の鏡筒43に過大なストレスが加わり、ギア列42また
はギア列45の少なくともいずれかのギアに破損が生じ
ていたら、くし歯円盤46の回転がスムーズでなくな
り、その結果、ズームPI18の信号は図7の様な異常
波形となる。
【0053】EEPROM12に記憶してあるズームP
I18エッジ間の時間を読み出す(S64)。このデー
タは衝撃を受ける以前のカメラが正常動作をしている時
に測定して保持記憶していた時間値である。
【0054】この正常動作時の速度と前述した衝撃検出
後の駆動速度を比較する(S65)。つまり、図7と図
6に示した波形を比較することである。図7のズームP
Iからの信号波形の立ち上がりエッジe1から次の立ち
下がりエッジe2までの時間は、図6の波形と比べて長
くなっている。この様に、衝撃検出後の波形が正常時の
波形と大幅に異なる場合を「異常」と判断して異常終了
する。
【0055】一方、この比較で差異が見られない場合
は、衝撃がこのカメラの「鏡筒」の故障発生に至らなか
ったとして「異常なし」と判断する(S66)。ここま
での処理手順が鏡筒駆動に関するいわゆる「故障確認処
理」である。
【0056】次に、第2の項目としては、ステップS6
7〜S70でレンズのチェックを行う。つまり、次の様
な手順によりレンズを繰り出した際の故障確認処理を行
う。まず、撮影レンズの繰り出し・繰り込み動作を実行
し、同時にレンズ駆動の速度、即ち、衝撃検出後の速度
を測定する(S67)。
【0057】次に、正常時に測定しておいたレンズ駆動
速度をEEPROM12から読み出す(S68)。続い
て、正常動作時の速度と前述した衝撃検出後の駆動速度
を比較し(S69)、衝撃検出後の速度が正常動作時の
速度と比べて、異常に速いか又は遅い場合は、「異常」
とみなして異常終了する。
【0058】一方、この比較で差異が見られない場合
は、衝撃がこのカメラの「レンズ」の故障に至らなかっ
たとして「異常なし」と判断する(S70)。ここまで
の処理手順がレンズを含む駆動に関する故障確認処理で
ある。そして、続くクラッチ機構50の「故障検出処
理」へ進む。
【0059】第3の項目として、ステップS71〜S7
4でクラッチ機構のチェックを行う。同様にこのクラッ
チ機構の故障検出処理では、まず、クラッチ機構を動作
させてみて衝撃後のクラッチ機構の駆動速度を測定する
(S71)。
【0060】正常動作時に予めEEPROM12中に記
憶保持してある正常動作速度を読み出す(S72)。こ
の読み出した速度データと上記の衝撃後の速度データと
を比較する(S73)。もし、衝撃後のデータとの大き
な差異が表われていたら「異常あり」と判断して異常終
了する。
【0061】一方、正常データと同じであった場合に
は、この衝撃がカメラの「クラッチ機構」の故障に至ら
なかったとして「異常なし」と判断し(S74)、前述
のステップ80に進む。ここまでの処理手順がクラッチ
機構に関する故障確認処理である。
【0062】以上の3つの項目に関する一連の故障確認
機能により「異常なし」と判断されたら、このカメラは
引き続き使用可能な状態であるので、ユーザーは安心し
て撮影操作が行なえる。一方、「異常あり」と判断され
た場合には、このカメラをそのまま引き続いて使用する
と、例えば、撮影した写真がピンぼけになったり、カメ
ラ自体が誤作動を発生しかねない。従って、例えばカメ
ラ全体の操作を受付禁止にしたり、上述の様な失敗写真
を撮影してしまわないようにレリーズスイッチを受付禁
止にするなどの方法によって予防してもよい。また、故
障の可能性が在ることをカメラの所定の表示手段や音声
手段によってユーザーに告知するなどの防止処置を行っ
てもよい。
【0063】(作用効果2)カメラの鏡筒、レンズまた
はクラッチ機構への衝撃がショックセンサ21,23,
25によって検出されると、その出力信号はショックI
Cで増幅されCPU11に供給される。もし例えば、鏡
筒やレンズに所定レベル以上の衝撃が検出された場合に
は、CPUは例えば、繰り出しや繰り込み等の所定の機
構初期化動作を行うようにIF−IC13を介してズー
ムモータ15またはレンズモータ16を駆動させ、ズー
ムPI18またはレンズPIによってその駆動にともな
う「移動速度」を測定する。同様にクラッチ機構も所定
動作が行われ、クラッチPIによりその駆動状態が測定
される。
【0064】一方、EEPROM12には、鏡筒、レン
ズおよびクラッチ機構が正常駆動している場合の「移動
速度」が予め正常データとして記憶されているので、C
PUによりこのEEPROM中に記憶されていた正常な
速度値と、上記の機構初期化動作時に検出された衝撃発
生後の各部位の速度とが比較される。この比較結果はC
PUにより判断され、もしこれら鏡筒、レンズまたはク
ラッチ機構の少なくとも1つに異常な駆動状況が発見さ
れた場合には、カメラ各部位が安全サイドになるように
動作制御を行う。
【0065】このように、カメラの主要部の異常に起因
する不具合を最少限にするための駆動状況の適切な判断
と動作制御を、主に衝撃に弱い重要な部位を中心として
短時間のチェックによって行うことで、衝撃が加えられ
主要部品の破壊を原因とするカメラの誤動作や運用上の
不具合が未然に防止できる。
【0066】(その他の変形例)例示した2つの実施形
態においては、衝撃検出手段はショックセンサとショッ
クICに対応する。記憶手段はEEPROMに対応して
もよいし、CPU内のメモリを兼用してもよい。また、
このCPUはカメラ本体の制御を統括的に行う制御手段
でもよく、駆動状況検出手段および比較手段は、例示し
た処理ルーチンによってCPU内でソフトウエア的に実
施されるものでもよい。
【0067】なお、以上に例示したほかにも本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施も可能である。以
上、実施形態に基づいて説明したが、本明細書中には以
下の発明が含まれている。
【0068】[1] カメラの駆動機構の駆動状況を検
出する駆動状況検出手段と、正常状態における前記駆動
状況検出手段の出力値を記憶する記憶手段と、衝撃を検
出する衝撃検出手段と、前記衝撃検出手段が衝撃を検出
した場合には、前記記憶手段に予め記憶された前記駆動
状況検出手段の出力値と、衝撃を検出した後の前記駆動
状況検出手段の出力値を比較する比較手段と、を有する
ことを特徴とする衝撃検出カメラ。
【0069】[2] カメラの駆動機構の駆動状況を検
出する駆動状況検出手段と、正常状態における前記駆動
状況検出手段の出力値を記憶する記憶手段と、衝撃を検
出する衝撃検出手段と、前記衝撃検出手段が衝撃を検出
した場合には、前記記憶手段に予め記憶された前記駆動
状況検出手段の出力値と、衝撃を検出した後に再度前記
駆動機構を駆動して得た前記駆動状況検出手段の出力値
を比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に
基づき、カメラの動作を制御する制御手段と、を有する
ことを特徴とする衝撃検出カメラ。
【0070】[3] 前記駆動状況検出手段は、前記駆
動機構の駆動速度を検出することを特徴とする[1]ま
たは[2]に記載の衝撃検出カメラ。また、次のような
発明も含まれている。
【0071】(1) カメラの駆動機構の駆動速度を検
出する駆動速度検出手段と、正常状態における前記駆動
速度検出手段の出力値を記憶する記憶手段と、衝撃を検
出する衝撃検出手段と、前記衝撃検出手段が衝撃を検出
した場合には、前記記憶手段に予め記憶された前記駆動
速度検出手段の出力値と、衝撃を検出した後の前記駆動
速度検出手段の出力値を比較する比較手段と、を有する
ことを特徴とする衝撃検出カメラ。
【0072】(2) 前記カメラの駆動機構は、「鏡筒
駆動機構」であることを特徴とする(1)に記載の衝撃
検出カメラ。 (3) 前記カメラの駆動機構は、「撮影レンズ駆動機
構」であることを特徴とする(1)に記載の衝撃検出カ
メラ。
【0073】(4) 前記カメラの駆動機構は、「クラ
ッチ機構」であることを特徴とする(1)に記載の衝撃
検出カメラ。 (5) カメラの駆動機構の駆動速度を検出する駆動速
度検出手段と、正常状態における前記駆動速度検出手段
の出力値を記憶する記憶手段と、衝撃を検出する衝撃検
出手段と、前記衝撃検出手段が衝撃を検出した場合に
は、前記記憶手段に予め記憶された前記駆動速度検出手
段の出力値と、衝撃を検出した後に再度前記駆動機構を
駆動して得た前記駆動速度検出手段の出力値を比較する
手段と、前記比較手段による比較結果に基づき、カメラ
の動作を制御する制御手段と、を有することを特徴とす
る衝撃検出カメラ。
【0074】(6) 前記制御手段は、前記比較手段に
よる比較で差異が所定量以上となった場合には、カメラ
の操作を「受付禁止」にすることを特徴とする(5)に
記載の衝撃検出カメラ。
【0075】(7) 前記制御手段は、前記比較手段に
よる比較で差異が所定量以上となった場合には、レリー
ズスイッチを「受付禁止」にすることを特徴とする
(5)に記載の衝撃検出カメラ。
【0076】(8) 前記制御手段は、前記比較手段に
よる比較で差異が所定量以上となった場合には、操作者
に「故障である」ことを告知するように告知手段を制御
することを特徴とする(5)に記載の衝撃検出カメラ。
【0077】(9) 前記告知手段は、所定の表示手段
であることを特徴とする(8)に記載の衝撃検出カメ
ラ。 (10) 前記告知手段は、所定の発音手段であること
を特徴とする(8)に記載の衝撃検出カメラ。
【0078】
【発明の効果】以上に説明した様に本発明の衝撃検出カ
メラによれば、カメラの主要部である「鏡筒」「レン
ズ」または「クラッチ機構」に何らかの衝撃が加えられ
ると、それらの衝撃に応じて、カメラの故障チェックを
機械的、光学的または電気的に、例えば、チェックする
項目として、鏡筒やレンズの繰り出し又は繰り込みや、
クラッチ機構の切り替えを行う等の限定した駆動状況の
観測にしたことにより、従来に比べ静かで確実に、しか
も短時間でカメラの故障を発見でき、誤動作や運用上の
不具合が未然に防止でき得る最小限のチェック機能を有
する衝撃検出カメラを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係わる衝撃検出
機能部の構成を示すブロック構成図。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係わるカメラの
故障検出のための電気的制御用システムの構成を示すブ
ロック構成図。
【図3】図3は、衝撃検出機構の構成とその電気回路を
示す構成図。
【図4】図4は、ショックセンサが衝撃を検知した前後
のショックICに印加された基準電圧の変化を示すグラ
フ。
【図5】図5は、鏡筒とその駆動機構および電気回路要
素との関係を示す概念図。
【図6】図6は、鏡筒を駆動した際のズームPIの正常
な出力信号波形を表すグラフ。
【図7】図7は、鏡筒を駆動した際のズームPIの異常
な出力信号波形を表すグラフ。
【図8】図8は、サブルーチン「駆動速度検出」の処理
手順を示すフローチャート。
【図9】図9は、レンズ駆動に関連する部位との関係を
表す概念図。
【図10】図10は、クラッチ機構駆動に関連する鏡筒
機構や給送機構等との関係を表す概念図。
【図11】図11は、本発明の一実施形態に係わるカメ
ラの故障検出のためのメインルーチンの処理手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1…衝撃検出手段、 2…駆動状況検出手段、 3…記憶手段、 4…比較手段、 5…動作制御手段、 11…CPU、 12…EEPROM、 13…IF−IC、 14,22,24…ショックIC、 15…ズームモータ、 16…レンズモータ、 18…ズームPI、 19…レンズPI、 20…クラッチPI、 21,23,25…ショックセンサ、 31…基準電源回路、 32…出力調整アンプ、 33…バッファアンプ、 34…増幅アンプ、 35…衝撃検出回路、 41,44…ギア、 42,45,55…ギア列、 43…鏡筒、 46…くし歯円盤、 48…撮影レンズ、 50…クラッチ機構、 51…鏡筒機構、 52…給送機構、 53,53’…遊星歯車、 54…ストッパー、 S40〜S54…駆動速度検出(サブルーチン)の処理
ステップ、 S61〜S86…故障検出(メインルーチン)の処理ス
テップ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの駆動機構の駆動状況を検出する
    駆動状況検出手段と、 正常状態における前記駆動状況検出手段の出力値を記憶
    する記憶手段と、 衝撃を検出する衝撃検出手段と、 前記衝撃検出手段が衝撃を検出した場合には、前記記憶
    手段に予め記憶された前記駆動状況検出手段の出力値
    と、衝撃を検出した後の前記駆動状況検出手段の出力値
    を比較する比較手段と、を有することを特徴とする衝撃
    検出カメラ。
  2. 【請求項2】 カメラの駆動機構の駆動状況を検出する
    駆動状況検出手段と、 正常状態における前記駆動状況検出手段の出力値を記憶
    する記憶手段と、 衝撃を検出する衝撃検出手段と、 前記衝撃検出手段が衝撃を検出した場合には、前記記憶
    手段に予め記憶された前記駆動状況検出手段の出力値
    と、衝撃を検出した後に再度前記駆動機構を駆動して得
    た前記駆動状況検出手段の出力値を比較する比較手段
    と、 前記比較手段による比較結果に基づき、カメラの動作を
    制御する制御手段と、を有することを特徴とする衝撃検
    出カメラ。
  3. 【請求項3】 前記駆動状況検出手段は、前記駆動機構
    の駆動速度を検出することを特徴とする、請求項1また
    は請求項2に記載の衝撃検出カメラ。
JP8133777A 1995-11-09 1996-05-28 衝撃検出カメラ Withdrawn JPH09319000A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8133777A JPH09319000A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 衝撃検出カメラ
US08/746,273 US6104878A (en) 1995-11-09 1996-11-07 Failure detection apparatus for storing and displaying the nature of the failure and the time of its occurrence
US09/264,741 US6072955A (en) 1995-11-09 1999-03-09 Abnormality detecting means for detecting whether abnormal condition has occurred or not when failure factor is applied

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8133777A JPH09319000A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 衝撃検出カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09319000A true JPH09319000A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15112746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8133777A Withdrawn JPH09319000A (ja) 1995-11-09 1996-05-28 衝撃検出カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09319000A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253063A (ja) * 2004-02-06 2005-09-15 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP2010045712A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Hoya Corp 駆動装置
JP2010164716A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253063A (ja) * 2004-02-06 2005-09-15 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP4533172B2 (ja) * 2004-02-06 2010-09-01 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2010045712A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Hoya Corp 駆動装置
JP2010164716A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6104878A (en) Failure detection apparatus for storing and displaying the nature of the failure and the time of its occurrence
US5247321A (en) Photographing information recording device for camera
JPH09319000A (ja) 衝撃検出カメラ
US6345152B1 (en) Camera with blur reducing function
JP4826262B2 (ja) 鏡筒の退避方法および撮像装置
JP3365893B2 (ja) 故障発見記憶装置
JPH0961869A (ja) カメラ
US20100086290A1 (en) Image pickup apparatus and method of controlling the same
JP3280117B2 (ja) カメラの制御装置
US5359376A (en) Camera and film winding-up apparatus for camera
EP0466488A2 (en) Photographing information recording device for camera
JP2982960B2 (ja) 自己チェック機能を有するカメラ
EP0768564B1 (en) Apparatus adapted to film cartridge
JP2997803B2 (ja) 自己チェック機能を有するカメラ
JPH1073876A (ja) 自己チェック可能なカメラ
JP3288731B2 (ja) カメラのモータ制御装置
JP3550600B2 (ja) 振れ補正機能を備えた撮像装置
JP2669847B2 (ja) カメラ
JPH075555A (ja) カメラ
JP2004252114A (ja) 部材駆動装置、及びカメラ
JP3060058B2 (ja) カメラのdxコードの決定方法
JPH07295023A (ja) カメラの絞り制御装置
JPH08110553A (ja) カメラ
JPH07159840A (ja) 手振れ補正カメラ
JPH05173236A (ja) フィルム巻上げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030805