JPH07159840A - 手振れ補正カメラ - Google Patents

手振れ補正カメラ

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JPH07159840A
JPH07159840A JP34016593A JP34016593A JPH07159840A JP H07159840 A JPH07159840 A JP H07159840A JP 34016593 A JP34016593 A JP 34016593A JP 34016593 A JP34016593 A JP 34016593A JP H07159840 A JPH07159840 A JP H07159840A
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JP
Japan
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camera
abnormality
shake correction
camera shake
information
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Application number
JP34016593A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakamura
敏行 中村
Sueyuki Ooishi
末之 大石
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手振れ補正装置に異常が発生したことを確実
に知る。 【構成】 振動により発生する手振れを補正するため
に、光軸方向に略垂直な方向に振れ補正レンズ11を移
動させる手振れ補正装置を有する手振れ補正カメラにお
いて、手振れを検出する振れ検出手段3,4と、振れ補
正レンズ11の移動量を検出する移動量検出手段13,
14と、振れ検出手段3,4及び/又は移動量検出手段
13,14の出力値に基づいて、手振れ補正装置の動作
が異常であることを検出する異常検出手段(CPU1)
と、情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶手段2
と、異常検出手段(CPU1)が手振れ補正装置の動作
の異常を検出したときに、その異常情報を記憶手段2に
書き込む情報書き込み手段(CPU1)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影時に発生する手
振れを補正する手振れ補正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影時の手振れを補正するた
めに、手振れ補正装置を有する手振れ補正カメラが知ら
れている。手振れ補正装置は、カメラ内に設けられた振
れセンサが手振れを検出すると、シャッタが開いている
間、振れセンサの出力に基づいて、その振れを打ち消す
ように撮影レンズ系の一部に設けた補正レンズを光軸方
向に略垂直な方向に移動させて、手振れを補正するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
手振れ補正カメラでは、以下の課題があった。振れセン
サの故障等、何らかの原因により手振れ補正装置に異常
が発生したときには、正確に手振れが補正されずに撮影
されることとなる。しかし、撮影に失敗した写真から
は、その失敗原因が手振れ補正装置が正常に作動しなか
ったことによるものなのか、又は合焦ミス等のその他の
原因によるものなのかを判別することは難しい。また、
手振れ補正装置は、通常の使用状態では作動せず、手振
れが発生したときにのみ作動するものである。これらの
ことから、手振れ補正装置が正常に作動するか否かを知
ることが困難であるという問題がある。
【0004】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、手振れ補正装置に異常が発
生したことを確実に知ることができるようにすることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明による手振れ補正カメラの第1の解決手段
は、振動により発生する手振れを補正するために、光軸
方向に略垂直な方向に振れ補正レンズ(11)を移動さ
せる手振れ補正装置を有する手振れ補正カメラにおい
て、前記手振れ補正装置の動作が異常であることを検出
する異常検出手段(1)と、情報の読み出し及び書き込
みが可能な記憶手段(2)と、前記異常検出手段が前記
手振れ補正装置の動作の異常を検出したときに、その異
常情報を前記記憶手段に書き込む情報書き込み手段
(1)とを備えることを特徴とする。第2の解決手段
は、振動により発生する手振れを補正するために、光軸
方向に略垂直な方向に振れ補正レンズ(11)を移動さ
せる手振れ補正装置を有する手振れ補正カメラにおい
て、手振れを検出する振れ検出手段(3,4)と、前記
振れ補正レンズの移動量を検出する移動量検出手段(1
3,14)と、前記振れ検出手段及び/又は前記移動量
検出手段の出力値に基づいて、前記手振れ補正装置の動
作が異常であることを検出する異常検出手段(1)と、
情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶手段(2)
と、前記異常検出手段が前記手振れ補正装置の動作の異
常を検出したときに、その異常情報を前記記憶手段に書
き込む情報書き込み手段(1)とを備えることを特徴と
する。第3の解決手段は、上記第1又は第2の解決手段
において、前記記憶手段は、記憶した前記異常情報を電
気的に消去可能なメモリーであることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、手振れ補正装置の動作に異
常が発生すると異常検出手段により検出され、その異常
情報は、情報書き込み手段により記憶手段に書き込ま
れ、かつ保持される。従って、カメラの修理時におい
て、その異常情報を読み出すことができ、手振れ補正装
置の動作に異常があったか否かを知ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明による手振
れ補正カメラの一実施例について説明する。図1は、本
発明による手振れ補正カメラの一実施例の構成を示すブ
ロック図である。撮影レンズ系は、4枚のレンズ9,1
0,11,12から構成されている。フォーカシング時
には、4枚のレンズ9,10,11,12がまとめて光
軸方向に駆動される。また、手振れ補正時には、レンズ
11(以下「補正レンズ11」という。)のみが光軸方
向に略垂直な方向(X軸(水平)方向と、Y軸(鉛直)
方向)に駆動される。補正レンズ11は、手振れ補正が
行われる前には光学系の略中央位置に駆動(センタリン
グ)され、手振れ補正が行われないとき(手振れのない
状態)には、そのまま光学系の中央位置に配置される。
【0008】CPU1は、ワンチップマイクロコンピュ
ータであり、カメラの全シーケンスを制御する。CPU
1は、カウンタ機能,時間を計測する計時タイマ機能,
A/D変換機能等を有している。このCPU1には、記
憶手段としてのEEPROM2と、カメラの動作を開始
するメインスイッチ15と、レリーズボタンの半押しで
オンする半押しスイッチ16と、レリーズボタンの全押
しでオンするレリーズスイッチ17とが電気的に接続さ
れている。メインスイッチ15は、オン位置とオフ位置
とを有し、一旦オン位置にセットされると、再度オフ位
置に戻されるまでオン位置の状態を保持する。
【0009】EEPROM2は、情報の書き込み,保
持,及び読み出しが可能であり、書き込まれた情報を電
気的に消去可能な不揮発性メモリーである。このEEP
ROM2には、各ビットごとに機能が定義されている。
本実施例では、アドレス1を手振れ補正装置の異常情報
を記憶する領域とし、さらに、ビット0でメカ部(機構
部)の異常に係る情報を、ビット1で後述する角速度検
出回路3,4の異常に係る情報を記憶するものとする。
これらのアドレス1のビット0及びビット1には、初期
状態でそれぞれ0がセットされており、異常を検出した
ときに1にセットされるものとする。
【0010】CPU1には、角速度検出回路3,4と、
モータ駆動回路5,6と、レンズ位置検出回路13,1
4とが電気的に接続されている。さらに、モータ駆動回
路5,6には、モータ7,8が接続されている。角速度
検出回路3,4は、それぞれカメラの手振れによる発生
するX軸,Y軸方向の角速度を検出する振れセンサであ
り、この角速度の大きさに応じた値を出力する。CPU
1は、この出力値をA/D変換し、X軸,Y軸方向の手
振れの角速度を検出する。
【0011】CPU1は、駆動方向信号を発信して駆動
方向を指示し、さらに駆動デューティ信号を発信して駆
動速度を指示する。モータ駆動回路5,6は、これらの
信号に従い、それぞれモータ7,8をデューティ駆動す
る。モータ7,8の回転は、手振れ補正装置のメカ部に
より直線運動に変換され、補正レンズ11をそれぞれX
軸,Y軸方向に移動させる。
【0012】レンズ位置検出回路13,14は、補正レ
ンズ11のX軸,Y軸方向の移動量に応じたパルス信号
を出力する。CPU1は、このパルス信号のパルス数を
カウントすることにより、補正レンズ11のX軸,Y軸
方向の位置と移動量を読み取る。さらに、一定時間当た
りの移動量から、X軸,Y軸方向の移動速度を算出す
る。
【0013】図2は、本発明による手振れ補正カメラの
動作の一実施例を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートは、CPU1に内蔵されているプログラムに
よって実行される。電源が投入され、メインスイッチ1
5がオンになると、ステップ200で処理が開始され
る。先ず、ステップ201でCPU1の内部が初期化さ
れる。次にステップ202,203のループを回り、半
押しスイッチ16がオンになるとステップ202からス
テップ205に進み、撮影処理が行われる。その後、メ
インスイッチ15がオフになると、ステップ203から
ステップ204に進み、処理が終了する。
【0014】図3は、ステップ205の撮影処理の流れ
を示すフローチャートである。先ずステップ300で撮
影処理が開始されると、ステップ301に進み、角速度
検出回路3,4が起動される。次にステップ302,3
03に進み、それぞれ測距処理,測光処理が行われる。
さらに次のステップ304で、ステップ302の測距結
果に基づいて撮影レンズ系9〜12が所定のフォーカス
位置に駆動される。
【0015】次にステップ305に進み、レリーズスイ
ッチ17がオンかオフかが判別され、オフであるときに
はステップ306に進んで半押しスイッチ16がオンか
オフかが判別される。オンであるときにはステップ30
5に戻り、オフであるときには、次のステップ307に
進んで角速度検出回路3,4の動作が停止され、ステッ
プ308で撮影レンズ系9〜12が初期位置に戻され、
次のステップ309で図2のフローチャートに戻る(撮
影は行われない)。
【0016】ステップ305でレリーズスイッチ17が
オンであると判別されると、ステップ310に進み、補
正レンズ11が中央の基準位置にセットされる(センタ
リング処理)。次のステップ311では、補正レンズ1
1のセンタリング処理においてメカ部の異常が検出され
たか否かが判別される。異常が検出されないときにはス
テップ313に進み、異常が検出されたときにはステッ
プ312の処理を行ってからステップ313に進む。ス
テップ312では、EEPROM2のアドレス1のビッ
ト0に1がセットされる。すなわち、異常が検出された
ことがEEPROM2に書き込まれる。
【0017】ステップ313では、手振れ補正処理が開
始される。手振れ補正処理が開始された後、ステップ3
14で、ステップ303の測光結果に基づき所定の露出
時間でシャッタが開閉される。その後、ステップ315
で手振れ補正処理が停止される。次のステップ316で
は、手振れ補正処理中に手振れ補正装置のメカ部の異常
が検出されたか否かが判別される。異常が検出されない
ときにはステップ318に進み、異常が検出されたとき
にはステップ317の処理を行ってからステップ318
に進む。ステップ317では、ステップ312と同様
に、EEPROM2のアドレス1のビット0に1がセッ
トされる。
【0018】次のステップ318では、手振れ補正処理
中に手振れ補正装置のセンサ部(角速度検出回路3,
4)の異常が検出されたか否かが判別される。異常が検
出されないときにはステップ320に進み、異常が検出
されたときにはステップ319の処理を行ってからステ
ップ320に進む。ステップ319では、EEPROM
2のアドレス1のビット1に1がセットされる。
【0019】次にステップ320に進み、撮影レンズ系
9〜12が光軸上の初期位置に戻され、さらに次のステ
ップ321で補正レンズ11がX軸,Y軸上の初期位置
に戻される(リターン処理)。次のステップ322で
は、ステップ321の処理中にメカ部の異常が検出され
たか否かが判別される。異常が検出されないときにはス
テップ324に進み、異常が検出されたときにはステッ
プ323の処理を行ってからステップ324に進む。ス
テップ323では、ステップ312,317と同様に、
EEPROM2のアドレス1のビット0に1がセットさ
れる。ステップ324では、半押しスイッチ16がオン
かオフかが判別され、オフであるときにはステップ32
5に進んで図2のフローチャートに戻る。
【0020】図4は、補正レンズ11のセンタリング処
理(図3のステップ310)を示すサブフローチャート
である。補正レンズ11は、前回の撮影完了時にステッ
プ321の補正レンズ11のリターン処理で、X軸,Y
軸上の初期位置に戻っているので、これをセンタリング
処理で光学系の中央位置に移動させる。先ずステップ4
01で、モータ駆動回路5,6により、それぞれモータ
7,8が通電される。次のステップ402では、補正レ
ンズ11のX軸,Y軸方向の移動量が、レンズ位置検出
回路13,14の出力信号により読み込まれる。
【0021】次のステップ403では、その移動量が0
か否かが判別される。モータ7,8が通電状態であるに
もかかわらず移動量が0であるということは、メカ部の
補正レンズ11の駆動系に異常が発生して、補正レンズ
11が移動できない状態であると判断される。従って、
ここで移動量が0であるときには、メカ部に異常が発生
したと判断され、上述のステップ311で異常が検出さ
れたと判断されることになる。次にステップ405に進
み、モータ7,8への通電が停止され、センタリング処
理が停止される。そして、ステップ406に進んで図3
のフローチャートに戻る。
【0022】一方、ステップ403で移動量が0でない
ときは、補正レンズ11のセンタリングが正常に行われ
ている状態で、次のステップ404で補正レンズ11が
中央位置まで移動したか否かが判別される。ここで、中
央位置まで移動したか否かの判別は、初期位置からのパ
ルス数をカウントすることにより行われる。中央位置ま
で移動していないときにはステップ402に戻り、補正
レンズ11の移動量が再度読み込まれ、補正レンズ11
が中央位置に移動するまでこのループが繰り返される。
ステップ404で補正レンズ11が中央位置まで移動し
たときにはステップ405に進み、上述のようにモータ
7,8の通電が停止され、次のステップ406で図3の
フローチャートに戻る。
【0023】図5は、ステップ313で開始される手振
れ補正処理を示すサブフローチャートである。この手振
れ補正処理は、ステップ314でのシャッタの開閉処理
が終了するまで継続される。ステップ500で手振れ補
正処理が開始されると、次のステップ501で、1ms
ごとに角速度検出回路3,4の出力値が読み込まれ、A
/D変換されて、現時点のX軸,Y軸方向の手振れ速度
が算出される。
【0024】次にステップ502では、この読み込まれ
た出力値が異常な値であるか否かが判別される。衝撃を
受けて角速度検出回路3,4の破損や断線が発生したと
き等には、この出力値は異常な値を示すようになる。異
常な値であるときには、ステップ505に進み、モータ
7,8への通電が停止され、次のステップ506で手振
れ補正処理が停止されたか否かが判別され、手振れ補正
処理が停止したらステップ517に進んで処理が終了す
る。従って、ステップ502において出力値が異常な値
であると判別されると、角速度検出回路3,4に異常が
発生したと判断され、上述のステップ318で異常が検
出されたと判断されることになる。
【0025】ステップ502で出力値が異常な値でない
ときには、ステップ503に進み、レンズ位置検出回路
13、14の出力値から、現時点の補正レンズ11の駆
動速度が算出される。ここで、出力値は1msごとに読
み込まれる。従って、移動速度は、レンズ位置検出回路
13、14の1msごとのパルス数の関数として算出さ
れる。次にステップ504に進み、メカ部の異常が検出
されたか否かが判別される。このメカ部の異常は、パル
ス数が異常であるか否かにより判断される。モータ7,
8を通電しているにもかかわらずパルス信号が入力しな
いような場合には、メカ部に異常が発生したと判断され
る。メカ部の異常が検出されたときには、ステップ50
5に進み、上述と同様の処理が行われ、ステップ517
でその処理が終了する。ステップ504でパルス数が異
常であると判断されると、上述のステップ316でメカ
部の異常が検出されたと判断されることになる。
【0026】ステップ501〜504までの処理によ
り、現在の手振れの速度と補正レンズ11との速度が、
それぞれX軸,Y軸方向について求められる。以下の処
理で、それぞれの軸方向の速度が比較され、補正レンズ
11の駆動速度が変えられることによって手振れが補正
される。まず、ステップ507では、手振れの速度と補
正レンズ11との速度の方向とが比較される。双方の速
度の方向が同一である場合は、補正レンズ11は手振れ
を打ち消す方向と反対方向に移動していることになるの
で、手振れを打ち消すようにするために、ステップ51
1に進んで補正レンズ11の駆動方向が反転される。次
にステップ512に進み、補正レンズ11の駆動速度が
最大値に設定され、ステップ513に進む。
【0027】ステップ507で双方の速度の方向が反対
である場合は、補正レンズ11は手振れを打ち消す方向
に駆動されていることになるので、補正レンズ11の駆
動方向は現在の駆動方向のままとする。次に、ステップ
508に進み、手振れの速度と補正レンズ11の速度と
の大きさが比較される。手振れの速度の方が大きいとき
には、補正レンズ11の駆動量が少ないので、ステップ
509に進んで補正レンズ11の駆動速度が速められ
る。この駆動速度は、手振れの速度と補正レンズ11の
移動速度との速度差により決定される。この速度差から
モータ7,8の駆動デューティが算出され、速度差に見
合った速度になるように駆動デューティが変更される。
一方、ステップ508で補正レンズ11の移動速度の方
が大きいときは、ステップ510に進んで補正レンズ1
1の駆動速度が遅くされる。この駆動速度は上述と同様
に決定され、駆動デューティが変更される。
【0028】以上のステップ507〜512までの処理
により、現在の手振れ量が補正されるように補正レンズ
11の駆動方向と駆動速度とが、X軸,Y軸の両方向に
対して決定される。次のステップ513では、上述の結
果に従い、X軸,Y軸の両方に対して、駆動方向信号と
駆動デューティ信号とが切り換えられ、モータ7,8の
通電方向、及び通電デューティが切り換えられる。
【0029】次のステップ514では、手振れ補正処理
の時間間隔を測定するための1msタイマがスタートす
る。1msタイマがスタートすると、ステップ515,
516のループを回り、手振れ補正処理が停止のタイミ
ングになるか(ステップ315)、又は1msタイマが
タイムアップするまで継続される。ステップ515で手
振れ補正処理停止のタイミングとなったら、ステップ5
17に進んで処理が終了する。ステップ516で1ms
タイマがタイムアップしたら、ステップ501に戻り、
再度処理が繰り返される。
【0030】図6は、図3のステップ321での補正レ
ンズ11のリターン処理を示すサブフローチャートであ
る。補正レンズ11は、手振れ補正処理停止時には、X
軸,Y軸上の任意の位置に存在する。この補正レンズ1
1を、リターン処理によりX軸,Y軸の両方に対して初
期位置に移動させる。
【0031】先ず、ステップ601では、モータ駆動回
路5,6により、それぞれモータ7,8が通電される。
次にステップ602で、レンズ位置検出回路13,14
からの信号により、補正レンズ11のX軸,Y軸方向の
移動量が読み込まれる。次のステップ603で、その移
動量が0か否かが判別される。モータ7,8が通電状態
であるにもかかわらず移動量が0であるということは、
メカ部の補正レンズ11の駆動系に異常が発生して、補
正レンズ11が移動できない状態である。従って、ここ
で移動量が0であると判断されると、メカ部に異常が発
生したと判断され、上述のステップ322で異常を検出
したと判断されることになる。次にステップ605に進
み、モータ7,8への通電が停止され、リターン処理が
停止される。そして、ステップ606に進んで図3のフ
ローチャートに戻る。
【0032】一方、ステップ603で移動量が0でない
ときは、補正レンズ11のセンタリング処理が正常に行
われている状態で、次のステップ604で補正レンズ1
1が初期位置まで移動したか否かが判別される。ここ
で、初期位置に移動したか否かは、補正レンズ11が初
期位置に到達したときに反転するスイッチ(図示せず)
を用いて検出される。初期位置まで移動していないと判
断されたときにはステップ602に戻り、補正レンズ1
1の移動量が再度読み込まれ、補正レンズ11が初期位
置に移動するまでこのループが繰り返される。ステップ
604で初期位置まで移動したと判断されたときにはス
テップ605に進み、上述のようにモータ7,8の通電
が停止され、次のステップ606で図3のフローチャー
トに戻る。
【0033】以上のようにして、撮影処理において、補
正レンズ11のセンタリング処理,手振れ補正処理,補
正レンズ11のリターン処理の途中で、手振れ補正装置
のメカ部、又はセンサ部に異常が発生したときには、そ
の異常情報がEEPROM2に記憶される。EEPRO
M2に記憶された異常情報は、保持しておくことができ
るので、カメラの修理時に読み出すことができ、これに
よって、使用者がカメラを使用中に手振れ補正装置に異
常が発生したか否かを知ることができる。
【0034】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。実施例では、メカ部の異常と、センサ部の異常との
2つを分類して記憶するようにしたが、双方の異常をま
とめて1ビットで記憶するようにしても良い。また、い
ずれか一方の異常のみを記憶するようにしても良い。あ
るいは、EEPROM2の異常情報を記憶する領域を多
数ビット用意して、X軸,Y軸方向に係るメカ部,セン
サ部の異常のように、細かく分類して記憶するようにし
ても良い。また、メカ部,センサ部以外の異常を検出し
て、それをEEPROM2に記憶するようにしても良
い。
【0035】EEPROM2の異常情報は、異常のとき
には1を、正常のときには0を書き込むようにしても良
い。また、1度異常が発生してもその後正常に復帰した
ときには、書き込まれている異常情報を消去するように
しても良い。このときに、EEPROM2には、手振れ
補正装置の最新の異常情報が記憶される。
【0036】
【発明の効果】本発明による手振れ補正装置によれば、
手振れ補正装置の異常を検出してそれを記憶しておくよ
うにしたので、カメラの修理時において、その異常情報
を読み出すことができ、手振れ補正装置に異常があった
か否かを知ることができる。さらに、その異常の発生箇
所に応じた異常情報を記憶するようにすれば、手振れ補
正装置の異常箇所を確実かつ迅速に知ることができるよ
うになり、修理時間の短縮や修理の信頼性の向上等を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手振れ補正カメラの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の手振れ補正カメラの動作の一実施例を
示すフローチャートである。
【図3】図2のステップ205の撮影処理の流れを示す
フローチャートである。
【図4】補正レンズ11のセンタリング処理(図3のス
テップ310)を示すサブフローチャートである。
【図5】図3のステップ313で開始される手振れ補正
処理を示すサブフローチャートである。
【図6】図3のステップ321での補正レンズ11のリ
ターン処理を示すサブフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 EEPROM 3 角速度検出回路(X軸方向) 4 角速度検出回路(Y軸方向) 5 モータ駆動回路(X軸方向) 6 モータ駆動回路(Y軸方向) 7 モータ(X軸方向) 8 モータ(Y軸方向) 9,10,11,12 撮影レンズ(11 補正レン
ズ) 13 レンズ位置検出回路(X軸方向) 14 レンズ位置検出回路(Y軸方向) 15 メインスイッチ 16 半押しスイッチ 17 レリーズスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動により発生する手振れを補正するた
    めに、光軸方向に略垂直な方向に振れ補正レンズを移動
    させる手振れ補正装置を有する手振れ補正カメラにおい
    て、 前記手振れ補正装置の動作が異常であることを検出する
    異常検出手段と、 情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶手段と、 前記異常検出手段が前記手振れ補正装置の動作の異常を
    検出したときに、その異常情報を前記記憶手段に書き込
    む情報書き込み手段とを備えることを特徴とする手振れ
    補正カメラ。
  2. 【請求項2】 振動により発生する手振れを補正するた
    めに、光軸方向に略垂直な方向に振れ補正レンズを移動
    させる手振れ補正装置を有する手振れ補正カメラにおい
    て、 手振れを検出する振れ検出手段と、 前記振れ補正レンズの移動量を検出する移動量検出手段
    と、 前記振れ検出手段及び/又は前記移動量検出手段の出力
    値に基づいて、前記手振れ補正装置の動作が異常である
    ことを検出する異常検出手段と、 情報の読み出し及び書き込みが可能な記憶手段と、 前記異常検出手段が前記手振れ補正装置の動作の異常を
    検出したときに、その異常情報を前記記憶手段に書き込
    む情報書き込み手段とを備えることを特徴とする手振れ
    補正カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記記憶手段は、記憶した前記異常情報を電気的に消去
    可能なメモリーであることを特徴とする手振れ補正カメ
    ラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002055373A (ja) * 2000-08-10 2002-02-20 Nikon Corp 振れセンサの故障判定装置、並びに、これを備えたカメラシステムおよび交換レンズ

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