JP3288731B2 - カメラのモータ制御装置 - Google Patents

カメラのモータ制御装置

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圓男 篠崎
篤司 高見
規之 大里
一徳 川島
光弘 角田
義之 岩松
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラにおいて、合焦
のための撮影レンズの駆動や、フィルムの巻上げ駆動
や、シャッタのセクタの開閉駆動などに用いられるモー
タの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、種々のモータによる駆動を自動的
に行なうものが多くなっており、例えばカメラにおいて
も、自動焦点式カメラや自動露出式カメラが広く用いら
れている。この場合1つの動作が自動的に行われるため
に、動作の正常終了を判定するためのリミット時間が予
め一定に定められており、例えばフィルムの巻上げ動作
が予め設定されているリミット時間以内に行われなかっ
た時には、異常とみなしてモータの駆動を中断するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に機械的な負荷は
温度に依存し、高温時はモータの負荷が小さくなり、低
温時は負荷が大きくなる。また電池の能力も温度に依存
し、高温時は能力が大となり、低温時は能力が小とな
る。またモータ駆動を行うときには、目的位置へ駆動し
たことを検知するために、パルス出力手段の出力を用
い、この信号が所定時間(リミット時間)内に検知され
ないときは、異常とみなしてモータ駆動を中断する。こ
のように温度に依存するものが多いのに、リミット時間
は温度に係わらず常に一定であるので、最も長くかかる
場合を想定して決められるのが通常であり、温度によっ
てはリミット時間が長過ぎて、それよりも早く動作が終
了していてもリミット時間が終わるまで待たなければな
らないことがある。このために無駄な時間がかかり、必
要以上にモータを駆動するので余分に電流を消費し、か
つモータの発熱の原因ともなっていた。そこで、リミッ
ト時間と温度との間の相関データを記憶するメモリ回路
と温度検出部とを設け、検出した温度データによりメモ
リ回路からその温度に対応するリミット時間を読み出す
構成が考えられる。この場合、例えばメモリ回路に記憶
するリミット時間を温度検出部の出力の範囲に合わせて
しまうと、撮影不能な温度範囲のデータも含まれる可能
性があり、その分無駄なデータを記憶することになる。
【0004】そこで本発明の目的は、メモリ回路を所定
範囲内の温度に対するリミット時間のみを記憶するよう
にして、温度検出手段による測定温度データに対応する
リミット時間がメモリ回路に記憶されていない場合、異
常時処理を実行させることにより、メモリ回路の情報を
異常時の判断に使用可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のモータ制御装置は、被駆動体をモータで駆
動するためのモータ駆動手段と、上記被駆動体周辺の温
度を検出する温度検出手段と、上記被駆動体の動作の正
常終了を判定するために設定されるリミット時間と温度
との間の相関データを記憶するメモリ回路と、上記温度
検出手段による測定温度データにより上記メモリ回路か
らその温度に対応するリミット時間を読み出して上記モ
ータ駆動手段の動作状態を判定する制御手段とを備え、
上記メモリ回路は、所定の範囲内の温度に対する上記リ
ミット時間のみを記憶するものであり、前記制御手段
は、上記温度検出手段による測定温度データに対応する
上記リミット時間が上記メモリ回路に記憶されていない
場合、異常時処理を実行させるものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例として、合焦のために撮影
レンズを進退させるカメラのモータ制御装置を図1に示
している。まず、カメラの全体の制御の概略を図3を参
照して説明すると、全体の手段を制御する制御手段(C
PU)1は、種々の演算及びカメラ制御を行うもので、
このCPUには、その左方に図示しているように、被写
体からの距離の測距データを出力するオートフォーカス
手段2や、被写体の明るさを測定してその光データを出
力する測光手段3、更にカメラ内やその周辺の温度を検
出して温度データを出力する温度検出手段4のそれぞれ
のデータ信号がこのCPUに入力するようになってい
る。更にスイッチブロック5も連結してあり、このスイ
ッチブロックは、測光スイッチ、シャッタレリーズスイ
ッチ、フィルムの巻上げ,巻戻しのスイッチ、CPU1
を起動させるためのスイッチなどカメラの基本動作を行
なうために必要なスイッチの全てを含むもので、このス
イッチブロック5からは、撮影準備が完了しているか否
かのデータもCPU1に入力する。
【0007】またCPU1からの信号は、このCPUの
右側に図示しているように、モータ駆動手段6を制御す
るが、このモータ駆動手段を介して、シャッタを開閉す
るシャッタ手段61、およびフィルム給送用のモータブ
ロック62、また図1に示す撮影レンズを進退させる合
焦手段などを駆動させる。さらにCPU1からの信号
は、表示手段7を制御するが、この表示手段は、フィル
ムの枚数などの各種の撮影情報の表示や、後で説明する
電源電圧が所定値以下である場合の警告や、所定の動作
が正常に行われなかったときの異常発生の警告などを、
液晶や発光素子などで表示するようになっている。また
フィルムの感度(ISO)に応じて露出のシャッタース
ピードなどカメラの制御に必要な種々のデータを記憶す
る読み書き可能なメモリ回路8が相互に入出力するよう
に連結してある。
【0008】さらにCPU1には、電源9から電力が供
給されるようになっており、またこの電源には、電圧検
出手段10が連結してあり、この電圧検出手段からは電
圧データがCPU1に入力するようになっている。
【0009】図1において、測距データに応じて多数の
合焦位置に撮影レンズ11を移動させる手段として、撮
影レンズ11をレンズ枠12に固定支持している。この
レンズ枠12は上下に移動可能に支持してあり、その下
端部に突起部12aが一体的に形成してあり、引張りば
ね13によって突起部12aの先端部がレンズ駆動カム
14に弾接している。レンズ駆動カム14はそのカム面
14aが傾斜面となって突起部12aの先端部が弾接す
ると共に、カム面の反対側の面にはラック14bが形成
されている。ラック14bはピニオン15aとこれと一
体のアイドラ15を介して、DCモータ16の出力軸に
取り付けられた駆動歯車16aに噛合している。アイド
ラ15にはピニオン17aが噛合しており、このピニオ
ンに一体的にスリット車17が設けてある。スリット車
17はその周辺部に径方向のスリットが均等間隔に多数
形成してあり、このスリットを挾んで図示しない投光素
子と受光素子が対向可能になっているフォトインタラプ
タ18が配設してある。スリット車17とフォトインタ
ラプタ18とは、モータ16の動きに同期してパルス信
号を発生するパルス発生手段であり、フォトインタプラ
タ18の出力はCPU1に入力し、CPU1にて動作状
態を判定する。
【0010】モータ16は先に説明したモータ駆動手段
6によって制御される。メモリ回路8には、合焦動作に
際して所定範囲内の温度に対応するリミット時間を設定
するために、合焦動作の正常終了を判定するために設定
されるリミット時間と温度との間の相関データを記憶さ
せてある。相関データの一例として、例えば温度対リミ
ット時間のテーブルや、単位温度変化対リミット時間変
化の温度係数(sec/℃)等が準備される。また相関
データが作られる温度の範囲は、例えば−20℃〜+5
0℃の範囲であって、撮影可能な温度範囲のデータが含
まれていれば良く、その他の撮影不可能な温度範囲のデ
ータ(リミット時間)を記憶しなくて済む。
【0011】図1〜3を参照して、撮影レンズ11の駆
動時のモータの制御に就いて説明する。まずモータの駆
動に先立って、カメラ内部や周辺の温度を温度検出手段
4によって検出し、その測定温度データaをCPU1に
入力する。CPU1は測定温度データaによってメモリ
回路8からその温度に対応するリミット時間bを読み込
む。メモリ回路8にその温度に対応するリミット時間が
記憶されていないとき、即ち測定温度が−20℃よりも
低いか、+50℃よりも高いときには、撮影には不適な
異常な温度条件下にあるため、異常処理となり、CPU
1より作動の中止、表示手段7による警告の表示、ある
いは警報、その他必要に応じシャッタレリーズスイッチ
をロックするなどの異常時処理がなされる。測定温度に
対応するリミット時間bが読み込まれたら、リミット時
間bをタイマにセットし、CPU1においてオートフォ
ーカス手段2からの測距データによってモータ16の回
転量を決定し、駆動信号cによりモータ駆動手段6を制
御する。モータ駆動手段6から駆動信号cに応じた信号
dをモータ16に出力し、モータの駆動が開始すると同
時にリミットタイマがスタートする。
【0012】モータ16が回転すると駆動歯車16aが
共に回転し、アイドラ15,ピニオン15aを介してラ
ック14bが左右に移動する。この移動に伴ってレンズ
枠12の突起部12aがカム面14aに弾接状態で上下
に移動し、撮影レンズ11を合焦位置まで移動させる。
この動作の間に、アイドラ15の回転によりピニオン1
7aを介してスリット車17が回転し、スリット毎にフ
ォトインタラプタ18からパルス信号eがCPU1に入
力される。パルス信号eの入力毎にこのパルス数がカウ
ントされ、CPU1にて先に決定されたモータの回転量
に対応する所定のパルス数がカウントされたかどうかを
判断し、未だならばリミットタイマがタイムアップした
かどうかを判断し、タイムアップしていなければ再びパ
ルス数をカウントする。この動作が繰り返され、リミッ
ト時間内に所定のパルス数がカウントされたら、モータ
16が所定の回転量の回転を終了したのであるから、C
PU1からモータ駆動手段6を介してブレーキ制御のた
めの駆動信号dを出力し、モータ16への通電を停止し
てモータの駆動を正常に終了する。これにより撮影レン
ズ11は所定の合焦位置までの移動が終了する。
【0013】もしフォトインタラプタ18からのパルス
信号eが所定のパルス数に達しない内に、リミットタイ
マがタイムアップしたら、何等かの異常があるとみな
し、異常処理となり、CPU1から異常信号を出力して
表示手段7で警告の表示をし、さらにモータ駆動手段6
への駆動信号cの出力を中止する。
【0014】本発明のカメラのモータ制御装置は、上に
説明したカメラの撮影レンズを駆動するモータ駆動に限
られるものでなく、フィルムのモータ駆動、シャッタの
セクタの開閉のモータ駆動、絞りのモータ駆動など種々
のモータ駆動の場合の制御に広く用いられる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明した本発明のモータ制御装置
は、所定範囲内の温度に対応するリミット時間のみの相
関データをメモリ回路に記憶させるものであるから、必
要のないリミット時間を記憶しないようにでき、記憶量
を少なくでき、温度検出手段による測定温度データに対
応する上記リミット時間が上記メモリ回路に記憶されて
いない場合、異常時処理を実行させるようにするので
メモリ回路の情報を異常時の判断にも使える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をカメラの撮影レンズの駆動モータの制
御に実施した例を示す説明図
【図2】同上の動作を説明するフローチャート
【図3】カメラ全体の制御を説明するブロック図
【符号の説明】
1 制御手段 4 温度検出手段 6 モータ駆動手段 8 メモリ回路 11 被駆動体(撮影レンズ) 16 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大里 規之 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 川島 一徳 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 角田 光弘 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 岩松 義之 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 高野 修 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭59−157623(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動体をモータで駆動するためのモー
    タ駆動手段と、上記被駆動体周辺の温度を検出する温度
    検出手段と、上記被駆動体の動作の正常終了を判定する
    ために設定されるリミット時間と温度との間の相関デー
    タを記憶するメモリ回路と、上記温度検出手段による測
    定温度データにより上記メモリ回路からその温度に対応
    するリミット時間を読み出して上記モータ駆動手段の動
    作状態を判定する制御手段とを備え、 上記メモリ回路は、所定の範囲内の温度に対する上記リ
    ミット時間のみを記憶するものであり、 上記制御手段は、上記温度検出手段による測定温度デー
    タに対応する上記リミット時間が上記メモリ回路に記憶
    されていない場合、異常時処理を実行させるものであ
    ことを特徴とするカメラのモータ制御装置。
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