JP2997960B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2997960B2
JP2997960B2 JP3200230A JP20023091A JP2997960B2 JP 2997960 B2 JP2997960 B2 JP 2997960B2 JP 3200230 A JP3200230 A JP 3200230A JP 20023091 A JP20023091 A JP 20023091A JP 2997960 B2 JP2997960 B2 JP 2997960B2
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temperature
shutter speed
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俊昭 平井
裕之 小泉
浩幸 斉藤
晃代 早川
賢司 尾崎
浩子 藤田
聖一 今野
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Seiko Precision Inc
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Seiko Precision Inc
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真が手振れにより
不鮮明とならないようにしたカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラには、被写体の輝度とフィ
ルム感度情報などにより必要な露光量を求め、露光量に
応じて、絞りやシャッタスピードを自動的に制御するも
のがある。そして所定値よりも長いシャッタスピードに
設定された場合、手振れ警告を出すものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
カメラにおいては、温度が低い環境の下で撮影しようと
すると、寒さにより常温よりも手振れが起きやすく、そ
のために警告を出さない場合でもぶれた写真となるおそ
れがあった。
【0004】この発明の目的は、撮影時に使用者が寒さ
のための手振れを起こし不鮮明な写真になることを防止
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のカメラにおい
て、環境温度が低温の場合に手振れに伴う不都合を解消
するために下記の構成を採用している。
【0006】その構成は、カメラが置かれている環境温
度を検出する温度検出手段と、所定の温度が記憶されて
いる記憶手段と、被写体の輝度を測定する測光手段と、
適正露光を行うためのシャッタスピードおよび絞りの組
み合わせを選択する選択手段と、上記温度検出手段によ
り検出された温度データが上記所定の温度以下の場合、
シャッタスピードが高速となる組み合わせを上記選択手
段により選択させる制御手段とを備えているものであ
る。
【0007】他の構成は、上記構成に加えて、被写体の
輝度を測定する測光手段と、適正露光を行うためのシャ
ッタスピードおよび絞りの組み合わせを選択する選択手
段と、予め設定された常温限界シャッタスピードよりも
長いシャッタスピードを警告する第1の警告機能と、上
記常温限界シャッタスピードよりも短時間に設定された
低温限界シャッタスピードよりも長いシャッタスピード
を警告する第2の警告機能とを備えた警告手段とを具備
しているものである。制御手段は、上記温度検出手段に
よって検出された温度データが、上記所定の温度以上の
場合に上記第1の警告機能を、上記所定の温度以下の場
合に上記第2の警告機能をそれぞれ作動させるものであ
る。上記警告手段による警告は、文字、図形等の表示手
段を用いても、発光手段や発音手段でもあってもよい。
【0008】
【作用】温度検出手段によって検出された温度データが
所定の温度以下の場合には、通常の撮影時よりもシャッ
タスピードが高速となる組み合わせが選択されて、手振
れの不都合をできるだけ防ぐ。また、上記温度データが
所定温度以下のときには、通常の撮影時よりも手振れの
おそれがあることを警告する。
【0009】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図3を参照し
て説明する。図1において、カメラは制御手段(CP
U)1を備えており、この制御手段は、種々の演算およ
び撮影の制御を行うものである。制御手段1には、図1
左側に示しているように、被写体からの距離の測定デー
タを出力するオートフォーカス手段2や、被写体の輝度
を測定しその輝度データを出力する測光手段3、さらに
温度データを出力する温度検出手段4からそれぞれのデ
ータ信号が入力される構成となっている。
【0010】選択手段11は、測光手段3からの輝度デ
ータに基づいて、適正露光を行なうためのシャッタスピ
ードおよび絞りの組み合わせを選択するものである。シ
ャッタスピードおよび絞りの組み合わせは、図2に示す
スピードの長短により3種類の通常プログラムA、高速
プログラムB及び高速プログラムCを持っている。な
お、図2は、異なるシャッタスピードで同じ露光量を得
るための開口径を示している。選択手段11は、制御手
段1により制御されるが、常温では通常プログラムAを
選択している。
【0011】温度検出手段4は、カメラが置かれている
環境温度を検出するものであり、制御手段1からの信号
により動作状態と非動作状態に制御されるものである。
温度検出手段4の動作状態時には、自動的に所定時間ご
とに制御手段1に対して起動信号を与えて、温度データ
を出力する。
【0012】制御手段1には、スイッチブロック5が連
結されている。スイッチブロック5は、測光スイッチ、
シャッタレリーズスイッチ、フィルムの巻き上げ、巻き
戻しのスイッチ、制御手段1を起動させるためのスイッ
チなどカメラの基本動作を行うために必要なスイッチの
すべてを含むものである。スイッチブロック5からは、
撮影準備が完了しているか否かのデータも制御手段1に
入力される。
【0013】また、制御手段1からの信号は、図1右側
に示してあるモータ駆動手段6を制御する。このモータ
駆動手段は、シャッタを開閉するシャッタ手段61およ
びフィルム給送用のモータブロック62を駆動させるた
めの回路を備えている。そしてシャッタ手段61は、シ
ャッタの開口を制御するためのアクチュエータ及び開閉
機構で構成されている。さらに、制御手段1からの信号
は、警告手段7を制御する。この警告手段は、フィルム
の枚数などの各種撮影情報の表示や、電源電圧が所定以
下である場合に作動するものである。警告手段7は、液
晶や発光素子などを用いて視覚を通じて認識させる表示
手段、また発音手段を用いる。
【0014】また、種々のデータを記憶する読み書き可
能な記憶手段8が、制御手段1と相互に入出力できるよ
うになっている。この記憶手段には、フィルムの感度
(ISO)に応じて露出のシャッタスピードなどカメラ
の制御に必要な種々のデータが記憶されている他に、温
度検出手段4により検出された温度を判定するための所
定の温度である第1及び第2の基準温度T1,T2(た
だし、T1<T2)が記憶されている。さらに、記憶手
段7には上記各プログラムA,B,Cが記憶されてい
る。
【0015】制御手段1には電源9が接続されており、
この電源に接続されている電圧検出手段10からは電圧
データが制御手段に入力される。
【0016】次に、温度が所定値以下になった場合、手
振れを防ぐための作動を、図3のフローチャートを参照
して説明する。カメラを所定の環境の下に置いて使用す
る際に、温度検出手段4が環境温度を検知し(ステップ
1)、測定温度が第1の基準温度T1以下か否かを確認
する(ステップ2)。
【0017】ここで、測定温度が第1の基準温度T1を
越えている場合の作動を説明する。
【0018】測定温度が第2の基準温度T2以下か否か
を確認し(ステップ3)、測定温度が第2の基準温度以
下でない場合には、開口径が小さく合焦範囲の広い通常
プログラムAが選択されて(ステップ4)、この選択に
基づいて露出動作が行われ(ステップ5)、撮影可能と
なる。
【0019】ステップ2において、測定温度が第1の基
準温度T1以下の場合の作動を説明する。この場合に
は、寒さによる手振れのおそれが大きいから、制御手段
1により高速プログラムCが選択され(ステップ6)、
この選択に基づいて露出動作が行われ(ステップ5)、
撮影可能となる。
【0020】またステップ3において、測定温度が第2
の基準温度T2以下である場合にも温度による手振れの
おそれが若干あるから、高速プログラムBが選択され
(ステップ7)、この選択に基づく露出動作が行われ
る。
【0021】このように、測定温度が第1の基準温度T
1以下の場合には、寒さによる手振れが心配されるか
ら、シャッタスピードの最も速く開口径が最も大きくな
るように高速プログラムCによる露出設定がされて、寒
さによる影響を少なくする。同様に、測定温度が第1の
基準温度T1より高い第2の基準温度T2以下の場合に
も、高速プログラムBの選択による露出動作が行われ、
寒さによる影響を少なくする。
【0022】この発明の第2の実施例を説明する。この
例では、警告手段として、予め設定された常温限界シャ
ッタスピードよりも長いシャッタスピードを警告する第
1の警告機能と、上記常温限界シャッタスピードよりも
短時間に設定された低温限界シャッタスピードよりも長
いシャッタスピードを警告する第2の警告機能とを備え
ていること、制御手段が上記温度検出手段により検出さ
れた温度データが、上記所定の温度以上の場合に上記第
1の警告機能を、上記所定の温度以下の場合に上記第2
の警告機能をそれぞれ作動させることを除いて、その構
成は、上例と実質的に同様である。
【0023】ここで、図4を参照して、環境温度が所定
値以下になった場合、手振れを防ぐためのこの例の作動
を説明する。温度検出手段が環境温度を検知し(ステッ
プ1)、測定温度が基準温度Tより低い否かを確認する
(ステップ2)。
【0024】ここで、測定温度が基準温度Tより低くな
い場合の作動を説明する。測定温度がこの基準温度より
高ければ、常温限界シャッタスピードS2を基準シャッ
タスピードとして設定する(ステップ3)。設定後、測
光により露光条件設定し(ステップ4,5)、この設定
に基づくシャッタスピードSが常温限界シャッタスピー
ドS2より長い場合には、第1の警告として、手触れし
易いことを警告して(ステップ6)、使用者に注意させ
る。
【0025】またステップ2において、測定温度が基準
温度Tより低い場合の作動を説明する。この場合には、
寒さによる手振れのおそれがあるから、低温限界シャッ
タスピードS1(ただし、S1<S2)を基準シャッタ
スピードとして設定して(ステップ8)、測光により露
光条件の設定をし(ステップ9,10)、この設定に基
づくシャッタスピードSが低温限界シャッタスピードS
1より長い場合には、第2の警告として手触れが起き易
いことを警告する(ステップ11)。この警告により、
低温の中で、使用者は第1の警告の短いシャッタスピー
ドよりさらに短いシャッタスピードのときでも注意を促
される。このように警告することによって、使用者は三
脚を使用するなどして手振れ防止を講じることができ
る。
【0026】ステップ6およびステップ11において、
それぞれ設定されたシャッタスピードSが基準シャッタ
スピードS1,S2よりも短い場合には、警告は出さな
い。
【0027】
【発明の効果】この発明によれば、低温時に低温に対応
してシャッタスピードを制御するので、低温時に起こり
やすい手振れによる不鮮明な写真になることを防止でき
る。また低温時には、常温よりも短いシャッタスピード
でも手触れの恐れがあることを警告して、低温時に起こ
りやすい手振れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】異なるシャッタスピードで同じ露光量を得るた
めの開口を示すグラフである。
【図3】この発明の第1実施例の作動を示すフローチャ
ートである。
【図4】この発明の他の実施例の作動を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 制御手段 3 測光手段 4 温度検出手段 7 警告手段 8 記憶手段 11 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 晃代 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 尾崎 賢司 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 藤田 浩子 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 今野 聖一 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭52−91424(JP,A) 特開 平2−67528(JP,A) 特開 平2−118526(JP,A) 特開 平2−116835(JP,A) 特開 平3−101721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/00 - 7/28 G03B 17/18 - 17/20 G03B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環境温度を検出する温度検出手段と、 所定の温度が記憶されている記憶手段と、 被写体の輝度を測定する測光手段と、 適正露光を行うためのシャッタスピードおよび絞りの組
    み合わせを選択する選択手段と、 上記温度検出手段により検出された温度データが上記所
    定の温度以下の場合に、シャッタスピードが高速となる
    組み合わせを上記選択手段により選択させる制御手段と
    を備えていることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 環境温度を検出する温度検出手段と、 所定の温度が記憶されている記憶手段と、 被写体の輝度を測定する測光手段と、 適正露光を行うためのシャッタスピードおよび絞りの組
    み合わせを選択する選択手段と、 予め設定された常温限界シャッタスピードよりも長いシ
    ャッタスピードを警告する第1の警告機能と、上記常温
    限界シャッタスピードよりも短時間に設定された低温限
    界シャッタスピードよりも長いシャッタスピードを警告
    する第2の警告機能とを備えた警告手段と、 上記温度検出手段により検出された温度データが、上記
    所定の温度以上の場合に上記第1の警告機能を、上記所
    定の温度以下の場合に上記第2の警告機能をそれぞれ作
    動させる制御手段とを備えていることを特徴とするカメ
    ラ。
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