JPH09318594A - ガスセンサおよび被測定ガス中の特定成分量の測定方法 - Google Patents

ガスセンサおよび被測定ガス中の特定成分量の測定方法

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JPH09318594A
JPH09318594A JP9045050A JP4505097A JPH09318594A JP H09318594 A JPH09318594 A JP H09318594A JP 9045050 A JP9045050 A JP 9045050A JP 4505097 A JP4505097 A JP 4505097A JP H09318594 A JPH09318594 A JP H09318594A
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gas
measured
pump
measuring
solid electrolyte
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Nobuhide Kato
伸秀 加藤
Noriyuki Ina
紀之 伊奈
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NGK Insulators Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/417Systems using cells, i.e. more than one cell and probes with solid electrolytes
    • G01N27/419Measuring voltages or currents with a combination of oxygen pumping cells and oxygen concentration cells

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 少ない端子数で個々のセンサの感度補正が可
能であり、信頼性が向上し、コストの上昇を招来しない
ガスセンサと、被測定ガス中の特定成分量の測定方法を
提供する。 【解決手段】 主ポンプ手段1にてポンピング処理され
た被測定ガスが導入される側には測定電極45と基準電
極46が設けられ、この電極45,46と固体電解質隔
壁2とによって測定用ポンプ手段20が構成され、かつ
測定用ポンプ手段20の出力端子間には、電源17及び
電流検出手段18を有している。主ポンプ手段1の出力
端子6,7間には電源9及び電流検出手段10を有する
回路を形成しているとともに、出力端子6,7間に、主
ポンプ手段1の感度に対応した抵抗値を持つ固定抵抗8
を並列に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、被測定ガス中の
特定成分量を検出するガスセンサおよび被測定ガス中の
特定成分量の測定方法に係わり、特にセンサ間の出力特
性のばらつきを、正確に且つ簡単に補正することができ
るガスセンサおよび測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来、ジルコニア磁器等の固体電解質
からなる隔壁に一対の電極を設けた電気化学的ポンプセ
ルを用い、この両電極間に通電した場合の拡散限界電流
を測定することにより、被測定ガス中の特定成分、例え
ば酸素ガス量を測定する方法が知られている。この際、
拡散限界電流は、センサ素子の構造、特に電極の微構造
やガス拡散抵抗層の気孔率等のバラツキにより変化する
為、正確な測定を行う為には、それぞれのセンサ素子の
感度に応じた補正をする必要があった。この補正をする
に当たっては、分析計などに使用するセンサと異なり、
自動車部品としてのセンサにおいては、インターフェー
ス側でセンサ特性の個体バラツキを調整することはでき
ない。そこで、自動車搭載用センサには、何らかの個体
バラツキの補正をする手段が必要であった。
【0003】 このような個体バラツキを補正する方法
としては、従来、 1)図8に示すように、拡散限界電流を2つの抵抗3
2,33を用いて分流し、拡散限界電流を所定の値に調
整する方法、 2)センサの特性を測定した後にその特性をランク分け
し、図7に示すように、各ランクに対応した値の固定抵
抗12をコネクタケースに内蔵する方法、などがあっ
た。
【0004】 図8に示す方法は、固体電解質隔壁2
と、その内面及び外面に設けられた一対の電極3,4
と、該電極3上に設けられたガス拡散抵抗層5とからな
る電気化学的ポンプセル60の出力端子6,7間に、電
源9と電流検出手段10を有する回路を形成したもの
で、電気化学的ポンプセル60に流れる拡散限界電流を
抵抗32と33で分流して、電流検出手段10に被測定
ガス中の特定成分の濃度に比例した電流を流す方法であ
る。また、図7の方法では、固体電解質隔壁2の内面及
び外面に設けられた一対の電極3,4と、該電極3上に
設けられたガス拡散抵抗層5とからなる電気化学的ポン
プセル60の出力端子6,7間に、電源9と電流検出手
段10を有する回路を形成してなるセンサに対して、そ
の特性を測定した後にその特性をランク分けする。次い
で、図7に示すように、各ランクに対応した値の固定抵
抗12を内蔵したコネクタケースを電気化学的ポンプセ
ル60に組み合わせ、該固定抵抗12に直列に接続した
別の電流検出手段15にて電流を検出する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
した分流抵抗を設けたセンサ、あるいは各ランクに対応
した値の固定抵抗を取り付けたセンサにおいては、コネ
クタの端子数が多くなり、信頼性の低下とコストの上昇
をまねくという欠点があった。本発明は、これら従来の
補正方法の課題を解決できる補正方法を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ため、本発明によれば、外部空間に接する固体電解質隔
壁と、該固体電解質隔壁の内面及び外面に形成された内
側ポンプ電極及び外側ポンプ電極からなる電気化学的ポ
ンプセルを有し、且つ、前記外部空間から導入された被
測定ガスに含まれる酸素を、前記内側ポンプ電極と前記
外側ポンプ電極間に印加される制御電圧に基づいてポン
ピング処理する主ポンプ手段を備えてなる、被測定ガス
中の特定成分量を検出するガスセンサであって、前記電
気化学的ポンプセルに並列に、前記電気化学的ポンプセ
ルの特性値に対応する所定の電気特性値を有するRLC
要素を接続したことを特徴とするガスセンサが提供され
る。
【0007】 また、本発明によれば、外部空間に接す
る固体電解質隔壁と、該固体電解質隔壁の内面及び外面
に形成された内側ポンプ電極及び外側ポンプ電極からな
る電気化学的ポンプセルを有し、且つ、前記外部空間か
ら導入された被測定ガスに含まれる酸素を、前記内側ポ
ンプ電極と前記外側ポンプ電極間に印加される制御電圧
に基づいてポンピング処理する主ポンプ手段と、一方が
前記主ポンプ手段にてポンピング処理された被測定ガス
が導入される側に設けられた一対の検出電極を有し、前
記主ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガ
スに含まれる目的成分の分解あるいは還元により発生す
る酸素の量に応じた電気信号を発生する電気信号変換手
段と、を備えた被測定ガス中の特定成分量を検出するガ
スセンサであって、前記電気化学的ポンプセルあるいは
前記電気信号変換手段の出力端子に並列に、前記ガスセ
ンサの電気信号特性に対応した所定の電気特性値を有す
るRLC要素を接続したことを特徴とするガスセンサが
提供される。本発明においては、電気信号変換手段は、
主ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガス
に含まれる目的成分の分解あるいは還元により発生する
酸素を、一対の検出電極間に印加される測定用電圧に基
づいてポンピング処理する測定用ポンプ手段と、この測
定用ポンプ手段に生じるポンプ電流を検出する電流検出
手段とを具備したものが好ましく、この場合には、電流
検出手段にて検出されたポンプ電流に基づいて被測定ガ
ス中の特定成分量を測定する。また、この電気信号変換
手段は、主ポンプ手段にてポンピング処理された後の被
測定ガスに含まれる目的成分の分解あるいは還元により
発生する酸素の量と、対照ガス側に設けられた検出電極
側の対照ガスに含まれる酸素の量との差に応じた起電力
を発生する濃度検出手段と、この濃度検出手段に生じる
起電力を検出する電圧検出手段とを具備したものであっ
てもよく、この場合には、電圧検出手段にて検出された
起電力に基づいて被測定ガス中の特定成分量を測定す
る。
【0008】 更に本発明によれば、外部空間に接する
固体電解質隔壁と、該固体電解質隔壁の内面及び外面に
形成された内側ポンプ電極及び外側ポンプ電極からなる
電気化学的ポンプセルを有するセンサの主ポンプ手段を
用いて、前記外部空間から導入された被測定ガスに含ま
れる酸素を、前記内側ポンプ電極と前記外側ポンプ電極
間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処理し
て、被測定ガス中の酸素分圧を所定の値に制御すること
により、被測定ガス中の特定成分量を測定する方法にお
いて、前記電気化学的ポンプセルに並列に、前記電気化
学的ポンプセルの特性値に対応する所定の電気特性値を
有するRLC要素を接続するとともに、その両端をセン
サ出力端子に接続し、常温において、固体電解質のイオ
ン伝導性を排除した状態における前記RLC要素の電気
特性値を測定することにより、前記電気化学的ポンプセ
ルの高温での出力を補正する設定を行い、この設定に基
づいて前記電気化学的ポンプセルの出力を補正すること
を特徴とする被測定ガス中の特定成分量の測定方法が提
供される。
【0009】 さらにまた、本発明によれば、外部空間
に接する固体電解質隔壁と、該固体電解質隔壁の内面及
び外面に形成された内側ポンプ電極及び外側ポンプ電極
からなる電気化学的ポンプセルを有するセンサの主ポン
プ手段を用いて、前記外部空間から導入された被測定ガ
スに含まれる酸素を、前記内側ポンプ電極と前記外側ポ
ンプ電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング
処理することにより、被測定ガス中の酸素分圧を所定の
値に制御し、一方が前記主ポンプ手段にてポンピング処
理された被測定ガスが導入される側に設けられた一対の
検出電極を有する電気信号変換手段を用いて、前記主ポ
ンプ手段にてポンピング処理された後の被測定ガスに含
まれる目的成分を、分解あるいは還元により発生する酸
素の量に応じた電気信号に変換し、前記電気信号変換手
段からの電気信号に基づいて被測定ガス中の特定成分量
を測定する、被測定ガス中の特定成分量の測定方法であ
って、前記電気化学的ポンプセルあるいは前記電気信号
変換手段の出力端子に並列に、前記電気信号の特性に対
応した所定の電気特性値を有するRLC要素を接続する
とともに、その両端をセンサ出力端子に接続し、常温に
おいて、固体電解質のイオン伝導性を排除した状態にお
ける前記RLC要素の電気特性値を測定することによ
り、前記電気信号変換手段の高温での出力を補正する設
定を行い、この設定に基づいて前記電気信号変換手段の
出力を補正することを特徴とする被測定ガス中の特定成
分量の測定方法が提供される。
【0010】 以上のとおり、本発明は、上記した従来
方法2)の改良に関するもので、本発明では、自動車に
搭載されているインターフェースは、各ランクに応じた
補正値を記憶しており、センサを作動させる前に、セン
サ側のラベルを読み取り、所定の補正値を選択して、セ
ンサ出力を補正することになる。なお、本発明において
は、RLC要素が抵抗(R)であることが好ましく、ま
た、RLC要素がコンデンサ(C)、コンデンサ(C)
と抵抗(R)の直列回路、またはコンデンサ(C)とイ
ンダクタ(L)の直列回路であることが好ましい。さら
に、RLC要素として、これらの抵抗、コンデンサ及び
インダクタの組み合わせのほか、特定の周波数において
インピーダンス等が極大値あるいは極小値を有する振動
子、フィルターなどを用いることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】 図1は本発明の基本的構成の一
例を示す回路図であり、ジルコニア磁器等の常温におい
てイオン伝導性を実質的に示さず、高温においてイオン
伝導性を示す固体電解質隔壁2と、その内面及び外面に
設けられた一対の電極3,4と、該電極3上に設けられ
たガス拡散抵抗層5とからなる電気化学的ポンプセル1
の出力端子6,7に、該セルの感度に対応した抵抗値を
持つ固定抵抗8を並列に接続している。
【0012】 上記のようにセンサ回路を構成した場
合、電気化学的ポンプセル1の出力端子6,7に、電源
9から所定の電圧(制御電圧)を印加すると、常温では
前記セル1のインピーダンスは非常に高いので、セル1
には殆ど電流は流れず、主として固定抵抗8のみに電流
が流れる。従って、この電流を電流検出手段10で測定
すれば、固定抵抗8の抵抗値を読み取ることができる。
この抵抗値はそれぞれのセルの感度に対応した値に設定
されているから、その情報をセルに流れる電流検出手段
10に記憶せしめ、セルが高温で作動した場合の電流値
を次式に基づいて補正することができる。
【0013】I0 =Kn (In −V/Rn ) 但し、I0 はセルの感度補正後の拡散限界電流値、Kn
は各セルの感度に対応した補正係数、In は電流検出手
段10に流れる電流値、Rn は固定抵抗8の抵抗値、V
は電源9の電圧である。なお、電流検出手段10の内部
抵抗は無視できる程度に小さいものとする。
【0014】 ここで、図1においては抵抗であるRL
C要素の電気特性値が代表する電気化学的ポンプセルの
特性値(後述する図3〜図5のごとく、電気信号変換手
段を有する場合には、センサの電気信号特性)として
は、セル(センサ出力)の感度、オフセット値が挙げら
れる。セル(センサ出力)の感度としては、 被測定ガス中の特定成分の濃度に対する、ポンプ電流
の増加の割合、 被測定ガス中の特定成分の濃度に対する、起電力の減
少の割合、 被測定ガス中の特定成分の濃度に対する、抵抗の変化
の割合、 などがある。また、セル(センサ出力)のオフセット値
としては、 被測定ガス中の特定成分の濃度が0のときに流れる、
ポンプ電流の値、 被測定ガス中の特定成分の濃度が0のときに発生す
る、起電力の値、 被測定ガス中の特定成分の濃度が0のときの、抵抗
値、 などがある。
【0015】 この結果、図1においては、I0 は各セ
ルの感度のバラツキを補正した値となり、被測定ガスの
組成と極めて良い相関が得られることとなる。なお、固
定抵抗8はセンサ素子上にサーメット抵抗として焼き付
けても良く、センサーのコネクタケース内に収容しても
良い。
【0016】 図2は本発明の他の基本構成の一例を示
す回路図であり、図1の基本構成と同様に、固体電解質
隔壁2と、その内面及び外面に設けられた一対の電極
3,4と、該電極3上に設けられたガス拡散抵抗層5と
からなる電気化学的ポンプセル1の出力端子6,7間に
電源9及び電流検出手段10を有する回路を形成してい
る。また、ジルコニア磁器等の固体電解質隔壁2の内面
及び外面には、さらに一対の電極23,24を設け、該
電極23上に設けられたガス拡散層5にて電気化学的ポ
ンプセル21を構成し、その出力端子26,27に、該
セル21に隣接する電気化学的ポンプセル1の感度に対
応した抵抗値を持つ固定抵抗28をコンデンサ29を介
して並列に接続している。
【0017】 上記のようにセンサ回路を構成した場合
には、セル21の出力端子26,27に、交流電源30
からコンデンサ31を介して所定の電圧を印加すると、
常温ではセル21のインピーダンスは非常に高いので、
セル21には殆ど電流は流れず、主として固定抵抗28
のみに電流が流れる。従って、この電流を第二の電流検
出手段11で測定すれば、固定抵抗28の抵抗値を読み
取ることができる。この抵抗値は電気化学的ポンプセル
1の感度に対応した値に設定されているから、その情報
を第二の電流検出手段11に記憶せしめ、セル21が高
温で作動した場合の電流値を次式に基づいて補正するこ
とができる。
【0018】I0 =Kn ×In 但し、I0 はセルの感度補正後の拡散限界電流値、Kn
は各セルの感度に対応した補正係数、In は電流検出手
段10に流れる電流値である。
【0019】 この方法によれば、電気化学的ポンプセ
ル1の電流検出回路に影響を及ぼすこと無く、且つ、電
気化学的ポンプセル21が起電力を測定する方式のセル
であっても、その起電力に影響を及ぼすことも無く補正
することが可能となる。例えば、図2において、電位差
(電圧)検出手段35では、電極23,24間の酸素濃
度差に応じた起電力が測定されることになり、この起電
力を所定の値に制御するように電気化学的ポンプセル1
に印加される電圧が調整される。
【0020】
【実施例】 以下、本発明の実施例について、図面を参
照しつつ更に詳細に説明する。図3はヒーター部を備え
たNOxセンサの主要部の断面と電気回路を示す。図3
において、NOxセンサ内には、第一の内部空所42及
び第二の内部空所44が、センサ素子先端側に第一の内
部空所42が位置するようにして別個に配設されている
とともに、それら第一の内部空所42及び第二の内部空
所44とは独立した形態において、基準ガス存在空所と
しての基準ガス導入空間47がセンサ素子の長手方向に
延びるように設けられている。また、第一の内部空所4
2を外部の被測定ガス存在空間に連通せしめる第一の拡
散律速部41がセンサ素子先端に設けられているととも
に、第一の内部空所42と第二の内部空所44とは、第
二の拡散律速部43を介して連通している。
【0021】 固体電解質隔壁2の第一の内部空所42
内に露呈する部分には、内側ポンプ電極13が設けら
れ、該内側ポンプ電極13に対応する固体電解質隔壁2
の外面部位には外側ポンプ電極14が設けられており、
それら電極13,14と固体電解質隔壁2とによって主
ポンプ手段(電気化学的ポンプセル)1が構成されてい
る。そして、主ポンプ手段1の出力端子6,7間に電源
9及び電流検出手段10を有する回路を形成していると
ともに、出力端子6,7間に、該主ポンプ手段1の感度
に対応した抵抗値を持つ固定抵抗8を並列に接続してい
る。
【0022】 さらに、固体電解質隔壁2の第二の内部
空所44内に露呈する部分には、測定電極45が設けら
れているとともに、固体電解質隔壁2の基準ガス導入空
間47内に露呈する部分には、基準電極46が設けられ
ており、それら測定電極45と基準電極46と固体電解
質隔壁2とによって測定用ポンプ手段20が構成されて
いる。そして、測定用ポンプ手段20の出力端子間に
は、電源17及び電流検出手段18を有する回路が形成
されている。なお、NOxセンサにはヒーター部40が
設けられており、固体電解質にて囲まれた形態でヒータ
ー16が埋設され、ヒーター用電源48からの給電によ
って発熱せしめられるようになっている。
【0023】 このような構成のNOxセンサにおいて
は、被測定ガスは第一の拡散律速部41を通って第一の
内部空所42に入り、ここでジルコニア磁器よりなる固
体電解質隔壁2の内外面に対向して設けられた一対のポ
ンプ電極13,14に所定の電圧を有する電源9から通
電することにより、酸素ガスの拡散限界電流の値が電流
検出手段10によって求められる。また、この内部空所
42で分解されないNOは第二の拡散律速部43を通っ
て第二の内部空所44に入り、ここで、電源17により
測定電極45及び基準電極46の間に印加される電圧に
よりNOが分解され、それに伴って放出される酸素を電
流検出手段18で求めることにより、NOxも測定され
る。ここで、抵抗8の値を第一の内部空所42における
酸素ガスに対する感度、あるいは、第二の内部空所44
におけるNOxガスに対する感度に対応する値に設定し
ておけば、常温において、抵抗8の値を電流検出手段1
0で測定し、その値に基づいた補正係数により、主ポン
プ手段1に流れるポンプ電流値、あるいは測定用ポンプ
手段3に流れる電流値を補正することができる。特に、
NOx濃度を補正する場合には、主ポンプ手段1はNO
を分解しないので、抵抗8に流れる電流はNOx測定と
は無関係であるため、NOx感度、あるいはオフセット
の補正が精度良く行える。
【0024】 図4は別のNOxセンサの主要部の断面
と電気回路を示す。この実施例では、NOxセンサ内に
は、第一の内部空所42のみ設けて第二の内部空所44
は配設されておらず、第二の内部空所44の代わりに、
ガス拡散抵抗層からなる第二の拡散律速部43を形成
し、しかも測定電極45としてNOxガスを分解する触
媒活性を有するものを用いたものである。そして、固体
電解質隔壁2の第一の内部空所42内に露呈する部分に
は、内側ポンプ電極13が設けられ、一方、固体電解質
隔壁2の基準ガス導入空間47内に露呈する部分には、
基準電極を共用する外側ポンプ電極14が設けられてお
り、それら電極13,14と固体電解質隔壁2とによっ
て主ポンプ手段1が構成されている。そして、主ポンプ
手段1の出力端子間には電源9を有する回路を形成して
いる。また、第一の内部空所42内に露呈する別の部分
には、NOxガスを分解する触媒活性を有する測定電極
45が設けられ、この測定電極45を覆ってガス拡散抵
抗層からなる第二の拡散律速部43が形成されていると
ともに、固体電解質隔壁2の基準ガス導入空間47内に
露呈する部分には、外側ポンプ電極と共用する基準電極
14が設けられており、それら測定電極45と基準電極
14と固体電解質隔壁2とによって測定用ポンプ手段が
構成されている。そして、測定用ポンプ手段の出力端子
間には、電源17及び電流検出手段10を有する回路が
形成されているとともに、該電気化学的センサセルの出
力端子間に固定抵抗8が並列に接続されている。
【0025】 このような構成のNOxセンサでは、被
測定ガスは第一の拡散律速部41を通って第一の内部空
所42に入り、ここでジルコニア磁器よりなる固体電解
質隔壁2の内外面に対向して設けられた一対の電極1
3,14に所定の電圧を有する電源9から通電すること
により、第一の内部空所42内の酸素をほぼゼロの状態
とする。次に、第二の拡散律速部43を通って触媒活性
を持つ測定電極45に到達したNOxガスはここで分解
して酸素を放出する。この酸素を電流検出手段10で求
めることにより、NOxが測定される。ここで、抵抗8
の値をNOxガスに対する感度に対応する値に設定して
おけば、常温において、抵抗8の値を電流検出手段10
で測定し、その値に基づいた補正係数により、NOx感
度を精度良く補正することができる。
【0026】 図5は拡散限界電流型酸素センサの主要
部の断面と電気回路を示す。この実施例においては、固
体電解質隔壁2の内部空所52内に露呈する部分には、
内側ポンプ電極13が設けられ、該内側ポンプ電極13
に対応する固体電解質隔壁2の外面部位には外側ポンプ
電極14が設けられており、それら電極13,14と固
体電解質隔壁2とによって主ポンプ手段1が構成されて
いる。一方、固体電解質隔壁2の内部空所52内の他の
露呈部分には、測定電極53が設けられているととも
に、固体電解質隔壁2の基準ガス導入空間47内に露呈
する部分には、基準電極54が設けられており、それら
測定電極53と基準電極54と固体電解質隔壁2とによ
って酸素濃淡電池が構成されている。そして、主ポンプ
手段1の出力端子間には電源9及び電流検出手段10を
有する回路を形成しているとともに、酸素濃淡電池の出
力端子間には、交流電源70、及び抵抗56とコンデン
サ71の直列回路を接続し、かつ、該酸素濃淡電池の出
力端子間に並列に、抵抗68とコンデンサ69の直列回
路を接続している。
【0027】 このような構成の酸素センサでは、被測
定ガスは拡散律速部51を通って内部空所52に入り、
ここでジルコニア磁器よりなる固体電解質隔壁2の内外
面に対向して設けられた一対の電極13,14に所定の
電圧を有する電源9から通電することにより、内部空所
52内の酸素をほぼゼロの状態とする。内部空所52内
の酸素分圧は電極53,54と固体電解質2からなる酸
素濃淡電池により、基準ガス導入空間47内の酸素分圧
との比により定まる起電力として電位差検出手段55に
より検出され、所定の値に等しくなるように電源9の電
圧が制御される。このとき、電流検出手段10に流れる
電流が被測定ガス中の酸素濃度に対応する。ここで、抵
抗68の値を酸素ガスに対する感度に対応する値に設定
しておけば、常温において、抵抗68の値を交流電源7
0の電圧を抵抗56と抵抗68で分圧した値として電位
差(電圧)検出手段55で測定し、その感度をそれぞれ
のセンサの感度に合わせることができる。但し、コンデ
ンサ69,71のインピーダンスは充分小さいものとす
る。
【0028】 図6は主ポンプセル1によってO2分圧
が調整された被測定ガスの微少なO2分圧の変化を更に
調整するための補助ポンプセルを備え、起電力にてNO
x濃度を測定するセンサ素子の主要部の断面と電気回路
を示す。この実施例を図3の実施例と比較すると、主ポ
ンプ手段1、ヒーター部40の構成は基本的に同一で、
相違する点は補助ポンプ電極80を設けたこと、および
NOx濃度を検出電極82と基準電極46からなる濃度
検出手段90に発生する起電力から検出するところにあ
る。
【0029】 この実施例においては、主ポンプ手段1
の出力端子6,7間に電源9を有する回路を形成してい
るとともに、出力端子6,7間に、該濃度検出手段90
の感度に対応した抵抗値を持つ固定抵抗8を並列に接続
している。
【0030】 固体電解質隔壁2の第二の内部空所44
内に露呈する部分には、検出電極82が設けられている
とともに、固体電解質隔壁2の基準ガス導入空間47内
に露呈する部分には、基準電極46が設けられており、
それら検出電極82と基準電極46と固体電解質隔壁2
とによって濃度検出手段90が構成されている。また、
第二の内部空所44内の別の部分に補助ポンプ電極80
を設け、この補助ポンプ電極80と、基準ガス導入空間
47内に設けられた基準電極46および固体電解質隔壁
2とによって補助ポンプ手段84が構成されている。そ
して、該濃度検出手段90の出力端子間には電位差検出
手段83が設けられ、一方、補助ポンプ手段84の出力
端子間には、電源85を有する回路を形成しているとと
もに、出力端子間に、該濃度検出手段90のオフセット
値に対応した抵抗値を持つ固定抵抗88を並列に接続し
ている。
【0031】 このような構成のNOxセンサにおいて
は、被測定ガスは第一の拡散律速部41を通って第一の
内部空所42に入り、ここで固体電解質隔壁2の内外面
に対向して設けられた一対のポンプ電極13,14に所
定の電圧を電源9から通電することによって起こる酸素
ポンピング作用により、酸素分圧はNOが分解しない所
定の値に制御される。酸素分圧が所定の値に制御された
被測定ガスは、第二の拡散律速部43を通って第二の内
部空所44に入り、電源85により補助ポンプ電極80
及び基準電極46の間に印加される電圧によって、更に
低い酸素分圧に調整される。ここで、同じく第二の内部
空所44に配設されたNO分解能力のある検出電極82
上でNOは分解され、それに伴って発生する酸素を電位
差検出手段83で求めることにより、NOx濃度が測定
される。
【0032】 そこで、抵抗8の値を濃度検出手段90
の感度(NOx濃度に対する起電力の減少の割合)、抵
抗88の値を濃度検出手段90のオフセット値に対応す
る値にそれぞれ設定しておけば、常温において、抵抗8
の値と抵抗88の値を電流検出手段10および81で測
定することにより、そのセンサの最適な補正係数をセン
サ作動前に設定することができるので、NOx濃度をよ
り精度良く測定することができる。なお、上記の説明で
は、電気化学的ポンプセルが2つある素子に、抵抗を2
つ配した例を示したが、抵抗は他のRLC要素であって
もかまわない。また、ポンプセルの数に応じて、RLC
要素の数は自在に変更することができる。
【0033】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、少ない端子数で個々のセンサの感度補正が可能であ
り、しかも、信頼性が向上し、コストの上昇を招来しな
いものであり、産業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成の一例を示すセンサ素子の
主要部の断面と回路図である。
【図2】 本発明の基本構成の他の一例を示すセンサ素
子の主要部の断面と回路図である。
【図3】 本発明の一実施例を示すセンサ素子の主要部
の断面と回路図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示すセンサ素子の主要
部の断面と回路図である。
【図5】 本発明の更に他の実施例を示すセンサ素子の
主要部の断面と回路図である。
【図6】 本発明のさらに別の実施例を示すセンサ素子
の主要部の断面と電気回路を示す。
【図7】 従来のセンサ素子の構成例を示す断面と回路
図である。
【図8】 従来のセンサ素子の他の構成例を示す断面と
回路図である。
【符号の説明】
1…主ポンプ手段(電気化学的ポンプセル)、2…固体
電解質隔壁、3,4…電極、5…ガス拡散抵抗層、6,
7…出力端子、8,88…固定抵抗、9…電源、10,
11…電流検出手段、13,14…電極、16…ヒー
タ、20…測定用ポンプ手段、21…電気化学的ポンプ
セル、23,24…電極、26,27…出力端子、2
8,56,68…固定抵抗、29,69…コンデンサ、
30,70…交流電源、31,71…コンデンサ、3
2,33…抵抗、35…電位差検出手段、40…ヒータ
部、41…第一の拡散律速部、42…第一の内部空所、
43…第二の拡散律速部、44…第二の内部空所、4
5,46…電極、47…基準ガス導入空間、48…ヒー
タ用電源、51…拡散律速部、52…内部空所、53,
54…電極、55…電位差検出手段、80…補助ポンプ
電極、90…濃度検出手段。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部空間に接する固体電解質隔壁と、該
    固体電解質隔壁の内面及び外面に形成された内側ポンプ
    電極及び外側ポンプ電極からなる電気化学的ポンプセル
    を有し、且つ、前記外部空間から導入された被測定ガス
    に含まれる酸素を、前記内側ポンプ電極と前記外側ポン
    プ電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処
    理する主ポンプ手段を備えてなる、被測定ガス中の特定
    成分量を検出するガスセンサであって、 前記電気化学的ポンプセルに並列に、前記電気化学的ポ
    ンプセルの特性値に対応する所定の電気特性値を有する
    RLC要素を接続したことを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 外部空間に接する固体電解質隔壁と、該
    固体電解質隔壁の内面及び外面に形成された内側ポンプ
    電極及び外側ポンプ電極からなる電気化学的ポンプセル
    を有し、且つ、前記外部空間から導入された被測定ガス
    に含まれる酸素を、前記内側ポンプ電極と前記外側ポン
    プ電極間に印加される制御電圧に基づいてポンピング処
    理する主ポンプ手段と、 一方が前記主ポンプ手段にてポンピング処理された被測
    定ガスが導入される側に設けられた一対の検出電極を有
    し、前記主ポンプ手段にてポンピング処理された後の被
    測定ガスに含まれる目的成分の分解あるいは還元により
    発生する酸素の量に応じた電気信号を発生する電気信号
    変換手段と、を備えた被測定ガス中の特定成分量を検出
    するガスセンサであって、 前記電気化学的ポンプセルあるいは前記電気信号変換手
    段の出力端子に並列に、前記ガスセンサの電気信号特性
    に対応した所定の電気特性値を有するRLC要素を接続
    したことを特徴とするガスセンサ。
  3. 【請求項3】 前記電気信号変換手段が、 前記主ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定
    ガスに含まれる目的成分の分解あるいは還元により発生
    する酸素を、前記一対の検出電極間に印加される測定用
    電圧に基づいてポンピング処理する測定用ポンプ手段
    と、 前記測定用ポンプ手段に生じるポンプ電流を検出する電
    流検出手段とを具備し、 前記電流検出手段にて検出されたポンプ電流に基づい
    て、被測定ガス中の特定成分量を測定することを特徴と
    する請求項2記載のガスセンサ。
  4. 【請求項4】 前記電気信号変換手段が、 前記主ポンプ手段にてポンピング処理された後の被測定
    ガスに含まれる目的成分の分解あるいは還元により発生
    する酸素の量と、対照ガス側に設けられた検出電極側の
    対照ガスに含まれる酸素の量との差に応じた起電力を発
    生する濃度検出手段と、 前記濃度検出手段に生じる起電力を検出する電圧検出手
    段とを具備し、 前記電圧検出手段にて検出された起電力に基づいて、被
    測定ガス中の特定成分量を測定することを特徴とする請
    求項2記載のガスセンサ。
  5. 【請求項5】 前記RLC要素が、抵抗である請求項1
    又は2記載のガスセンサ。
  6. 【請求項6】 前記RLC要素が、コンデンサ、コンデ
    ンサと抵抗の直列回路、及びコンデンサとインダクタの
    直列回路よりなる群から選ばれた少なくとも一つである
    請求項1又は2記載のガスセンサ。
  7. 【請求項7】 前記RLC要素が、特定の周波数におい
    て極大あるいは極小値を持つ請求項1又は2記載のガス
    センサ。
  8. 【請求項8】 外部空間に接する固体電解質隔壁と、該
    固体電解質隔壁の内面及び外面に形成された内側ポンプ
    電極及び外側ポンプ電極からなる電気化学的ポンプセル
    を有するセンサの主ポンプ手段を用いて、前記外部空間
    から導入された被測定ガスに含まれる酸素を、前記内側
    ポンプ電極と前記外側ポンプ電極間に印加される制御電
    圧に基づいてポンピング処理して、被測定ガス中の酸素
    分圧を所定の値に制御することにより、被測定ガス中の
    特定成分量を測定する方法において、 前記電気化学的ポンプセルに並列に、前記電気化学的ポ
    ンプセルの特性値に対応する所定の電気特性値を有する
    RLC要素を接続するとともに、その両端をセンサ出力
    端子に接続し、 常温において、固体電解質のイオン伝導性を排除した状
    態における前記RLC要素の電気特性値を測定すること
    により、前記電気化学的ポンプセルの高温での出力を補
    正する設定を行い、 この設定に基づいて前記電気化学的ポンプセルの出力を
    補正することを特徴とする被測定ガス中の特定成分量の
    測定方法。
  9. 【請求項9】 外部空間に接する固体電解質隔壁と、該
    固体電解質隔壁の内面及び外面に形成された内側ポンプ
    電極及び外側ポンプ電極からなる電気化学的ポンプセル
    を有するセンサの主ポンプ手段を用いて、前記外部空間
    から導入された被測定ガスに含まれる酸素を、前記内側
    ポンプ電極と前記外側ポンプ電極間に印加される制御電
    圧に基づいてポンピング処理することにより、被測定ガ
    ス中の酸素分圧を所定の値に制御し、 一方が前記主ポンプ手段にてポンピング処理された被測
    定ガスが導入される側に設けられた一対の検出電極を有
    する電気信号変換手段を用いて、前記主ポンプ手段にて
    ポンピング処理された後の被測定ガスに含まれる目的成
    分を、分解あるいは還元により発生する酸素の量に応じ
    た電気信号に変換し、 前記電気信号変換手段からの電気信号に基づいて被測定
    ガス中の特定成分量を測定する、被測定ガス中の特定成
    分量の測定方法であって、 前記電気化学的ポンプセルあるいは前記電気信号変換手
    段の出力端子に並列に、前記電気信号の特性に対応した
    所定の電気特性値を有するRLC要素を接続するととも
    に、その両端をセンサ出力端子に接続し、 常温において、固体電解質のイオン伝導性を排除した状
    態における前記RLC要素の電気特性値を測定すること
    により、前記電気信号変換手段の高温での出力を補正す
    る設定を行い、 この設定に基づいて前記電気信号変換手段の出力を補正
    することを特徴とする被測定ガス中の特定成分量の測定
    方法。
  10. 【請求項10】 前記RLC要素が、抵抗である請求項
    8又は9記載の測定方法。
  11. 【請求項11】 前記RLC要素が、コンデンサ、コン
    デンサと抵抗の直列回路、及びコンデンサとインダクタ
    の直列回路よりなる群から選ばれた少なくとも一つであ
    る請求項8又は9記載の測定方法。
  12. 【請求項12】 前記RLC要素が、特定の周波数にお
    いて極大あるいは極小値を持つ請求項8又は9記載の測
    定方法。
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